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特殊能力を持つ少年エレンの日常(?)生活 序章:4人
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- 1 : 2015/01/04(日) 19:47:31 :
- 俺はエレン。エレン・イェーガーだ。
よくクラスの奴に前髪のことで色々言われるんだが………え?前髪のことって何か?俺、いつも左目を前髪で隠してるんだ。理由は何かって……それを言えたらわざわざ隠さねぇよ。
このことを知ってるのはこの世界で俺だけだと思う。少なくとも俺から誰かに話したことはない。無駄話をしすぎたな。もう学校に行く時間になっちまった。それじゃあな。………このことについて深追いするなよ。
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- 2 : 2015/01/04(日) 20:07:04 :
- 「あ!エレン!」
この男にしては少し高い声……アルミンか。
「ああ…アルミンか。どうした?」
「た、大変なんだよ!ミカサが!」
「またミカサか…。」
アルミンが慌てて来るときは大抵ミカサが!って来るんだ。あの鬼みたいになったミカサを安全に、かつ完全に止められるのは俺だけだから。
「で、ミカサが何したんだよ。」
「それが……学校でも噂の『あの人』に喧嘩を売って……!」
「は!?冗談じゃない!」
「それが本当に____うわっ!?」
そのとき俺とアルミンの間に飛んできたのはミカサだった。
「ミカサ!どうして…」
「エレン。この辺りは危ない。噂の『あいつ』がいる。」
「そういやお前!喧嘩売ったって本当か!?」
「エレンを守る為。この辺りはエレンの通学路だから。それに私は強いので、そんな噂程度の奴なら簡単に倒せる。」
面倒なことになったな……。
そう思った次の瞬間、ミカサの飛んできた方向から殺意の込められた声がした。背筋が凍りそうな程冷たい…。
「いい加減にしろ。てめぇ…本当に殺すぞ?」
「私はあなたに殺されたりなんかしない。」
「ミカサ落ち着けって………アルミン?」
「あ……あぁ……」
「アルミン!しっかりしろ!」
もう、この時から俺の人生は狂っていたんだろうな。
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- 4 : 2015/01/04(日) 22:23:50 :
- 「うわぁあああぁぁあぁあ!!」
突然眼鏡を掛けた女性(と思われる)が叫びながら走ってきた。しかもあの人に向かってだ!
「落ち着いて!リヴァイ!駄目だよ!」
「てめぇは黙ってろハンジ…。」
「ッ!」
駄目だ。ミカサとアルミンを連れて逃げよう。そう思ったときだった。
「………。」
「ハンジ何を_______」
今…何が起こったんだ?あの人が眼鏡を外しただけじゃ……………。
「もういいでしょ。行くよ。」
「あぁ…悪いな。また迷惑掛けたな…。」
「気にしないで。仕方ないんだから。」
よし、これで無事解決して____
「逃がさない。」
ミカサが黙ってないか。
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- 6 : 2015/01/04(日) 22:31:39 :
- 「き、君!駄目だよ!先輩に喧嘩を売ったら!」
先程ハンジと呼ばれた人がミカサを止めようとしてるが駄目なんだよな…。
「私はエレンを守るだけ。その為にそいつを倒す。」
「あぁ!もう!仕方ないな。……ごめんね?」
「え______」
「ごめんね。仕方ないんだよ。」
ミカサが止まった?
「あ、あの…!」
声を掛けようとしたがもうそのときにあの人達はいなかった。ミカサは喧嘩を売ったときの記憶が無いようだったがそれはむしろ喜ぶべきところだよな。
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- 7 : 2015/01/04(日) 22:35:43 :
- 『え?能力が間違った効き方をした?』
『そうだ。変わったのは___』
『やっと見つけた。』
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- 9 : 2015/01/04(日) 22:45:49 :
- 俺はエレン。エレン・イェーガーだ
…ってさっきも言ったよな。現在テスト返却直後で神の領域で落ち込み中。
「エレン。元気を出して。人には得意不得意があるから。」
ミカサもウザく感じるようになってきたな…。あーマジで学校サボりてぇ~。
「私は7点です!」
「何だと!?俺なんか3点だぞ!」
あいつらを見ると俺のテストの点数も高く感じるが……
「95点取ったのか!?」
「アルミンすごーい!」
「そんなことないよ!」
あいつを見るとこれ以上ないくらい酷い点数に見える。でもこういう『日常』が幸せだった。ごく普通の何も変わらない『日常』が……。
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- 11 : 2015/01/05(月) 01:51:08 :
- 「エレン!今日の帰りに新しくできたコンビニに行ってみない?」
アルミンから誘ってくるなんて珍しいな…。
「ああ、いいぞ。今日暇だし。」
このときこの誘いを断っていれば良かったのか?……いや、ここで断っていたとしても待ち受けている結末は変わらなかっただろう。
そして俺達は新しく出来たコンビニに来た………だといいんだが。
「なぁアルミン。新しく出来たコンビニってこっちだったか?」
「エレン。」
「な、何だよ?」
何故かは分からない。今まで感じたことのないような恐怖を感じた。アルミンはいつもと変わらないはずなのに…。
「左目。」
「っ!?べ、別にどうだっていいだろ?」
「知ってるんだよ。僕とあと……2人。」
「…怖くないのか?」
「怖くないよ。」
微笑んだアルミンを見て安心した。だが安心していられるのも僅かな間だけだった。アルミンの後ろから奴等が現れたから____。
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- 14 : 2015/01/05(月) 22:55:11 :
- なぁアルミン。どうしてお前はそんなに冷静なんだよ。どうしてあいつらがすぐ後ろにいるのに笑ってられるんだよ。そんなことより……どうして俺の能力のことを知ってるんだよ。
「どういうことだよ……アルミン…。」
「僕も能力者だから。」
「………は?」
「それだけじゃない。リヴァイさんやハンジさんも能力者なんだよ!」
「いきなり訳わかんねぇよ。頭おかしくなっちまったのか?」
入ってくる情報量が多すぎて頭が混乱した。何が何なのかもわからなくなった。
「僕は能力者を見分けることが出来てリヴァイさんは自分の潜在能力を解放させることが出来る。ハンジさんは生き物の存在を消すことが出来るんだ………エレン?」
俺は夢を見てるのか?とんでもない悪夢だな……。早く覚めてくれよ…早く…早く…!
「そうか…じゃあまず、ハンジさんの家に行こうか。」
どうしてそんな危険な奴の家に行けるんだよ。でも逆らえなかった。何故かは自分でも分からない。ここでアルミンに従ったことを後悔してもしょうがない。
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- 15 : 2015/01/06(火) 18:12:29 :
- もう逃げ道なんてどこにもない。
どこにもないんだ。
これから俺たちがどうなるのかは
俺たちの実力と人類の考えで決まる。
ここからだ。本当の始まりはここからだ。
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- 16 : 2015/01/28(水) 21:09:32 :
- 期待
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- 17 : 2018/01/13(土) 15:08:25 :
- なんか謎に満ち溢れてるね…ってかエレンの左目はどうなってるの????
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- 18 : 2018/06/11(月) 21:59:40 :
- やばい。早く続き見たい
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- 19 : 2018/12/12(水) 20:49:14 :
- 放置すなや左目気になるでしょうが!!!!!!!!!!!_φ(・_・
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- 20 : 2019/06/18(火) 17:54:06 :
- ああああああああああああ
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- 21 : 2019/06/18(火) 17:54:51 :
- はやくつぎをおおおおおおお
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