このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
REAL鬼ゴッコ
- ダンガンロンパ
- 3092
- 43
-
- 1 : 2014/12/28(日) 19:20:29 :
- ダンロンキャラで「リアル鬼ごっこ」をしてみたいと思います!
ネタバレ注意!!
無印、スーダンのメンバー全員出てきます!
亀更新ですがよろしくです!
-
- 2 : 2014/12/28(日) 19:44:31 :
- 江ノ島「はぁ…退屈だわ…」
戦刃「そうだね…」
江ノ島「なんかさぁ…テンション上がる系のゲームとかないの?」
戦刃「う~ん…鬼ごっことか?」
江ノ島「は?そんな絶望的につまらないやつ誰がやるっつーの!やっぱりあんたって残姉だわ…」
戦刃「そこまで言わなくても…」ショボーン
江ノ島「…ん?ちょ待てよ…」
戦刃「ど、どうしたの?」
江ノ島「鬼ごっこって言っても…遊び方を変えたら面白くなるかも…」
江ノ島「そうだ!鬼ごっこをして鬼に捕まったら殺せばいい!」
戦刃「!?」
江ノ島「どう?残姉!面白そうでしょ!!」
戦刃「いや…その…」
江ノ島「よし!決まり決まり~!明日の朝全国に放送して開始よ!」
戦刃「ちょっと待って!」
江ノ島「…何?」
戦刃「お、鬼は!?それに誰が参加するの!」
江ノ島「…そう言えば決めてなかったw」
江ノ島「それなら鬼はこのモノクマちゃん達!参加する人は強制的に希望ヶ峰学園の生徒!はい、決定!」
戦刃「る、ルールとか決めないの!?」
江ノ島「あ~、じゃあこうしよう!」
-
- 3 : 2014/12/28(日) 20:07:11 :
- 1,制限時間は7日間。7日間ずっと逃げ切れたら勝ち。勝ったら願いを何でも叶えてあげる
2,6時~23時までの間、交通機関を全停止。尚、反した場合はオシオキを実行する。
3,23時~6時までは鬼ごっこを一旦停止。交通機関もその時間帯のみ使用してよい。
4,私『江ノ島盾子』に暴力をふるった場合、オシオキを実行する。
江ノ島「どう?楽しそう!」
戦刃「…さすが盾子ちゃんが思い付く考えって恐ろしいよ…」
戦刃「でもなんで希望ヶ峰学園の生徒なの?」
江ノ島「…さすが残姉、冴えない頭脳ね」
江ノ島「あのですね、私様はね、『希望』という言葉が大っ嫌いなんです。吐き気を催します。気持ち悪くなります。なのに希望ヶ峰学園は『希望』を育てる場所です。希望がどんどん蔓延します。そんな学園要りません。だから生徒を排除します。以上です」
江ノ島「わかったかクソ野郎がぁ!」
戦刃「わ…わかっ…た…」
江ノ島「だからぁ、明日全国放送してね!絶対だよぉ!」
戦刃「ね、ねぇ…」
江ノ島「まだ何かあるのかゴラァ!」
戦刃(ヤバイ…キャラが安定してない…)
戦刃「全国に放送する意味ってあるの?希望ヶ峰学園はここにしかないのに…」
江ノ島「…学園の生徒が夜に違う県に行って…そっちにモノクマちゃんも行ってて…何も知らない人達が高校生がヌイグルミに追っかけ回されているのを見ました…あなたが何も知らない人だったらどう思いますか…?」
戦刃「な、なるほど… 了解…」
江ノ島「とゆーことで、おやすみっクマー!」
戦刃「うん…おやすみ、盾子ちゃん…」
-
- 4 : 2014/12/28(日) 20:09:45 :
- これが絶望への一歩
希望ヶ峰学園の生徒達は、絶望姉妹が仕組んだこのゲームのことなど
まだ誰も知らなかった……
次の日に絶望が待っていることも知らずに……
-
- 5 : 2014/12/29(月) 07:23:01 :
- ニョキ…
期待(行間をとった方が良いよ?)
一行ぐらい?
-
- 6 : 2014/12/29(月) 10:15:53 :
- >>5
そうですよねw
その方が読みやすいですもんねw
ありがとうございます!!
-
- 7 : 2014/12/29(月) 10:51:49 :
ーー第1日目ーー
ピンポーン
??「…」
ピンポーン
??「ん…もう少し…」
ピピピピンポーン
日向「あぁ!!なんだよ!」ムクッ
俺の名前は日向創
私立希望ヶ峰学園に通っている高校生だ
そして今俺がここにいるのが学園の寮
希望ヶ峰学園は生徒に寮生活を強いっている
ここは学年問わず生徒全員が住んでいる
ここのベットはフカフカでとても気持ちいい
ずっと寝入っていたいくらいだ
だけど、まだ5時にもかかわらず、俺の至福のひと時を邪魔するのが…
さっきのインターホンって訳
俺はベットからおり、扉の前へ行った
日向「はい、どちら様?」ガチャ
???「おい!日向!!」
日向「うおっ!」
扉を開けた瞬間、怒号が聞こえた
九頭龍「お前、今日自分が何当番だかわかってんのかゴラァ!!」
??「あのぉ…九頭龍冬彦先輩?朝からそんなに大きい声出さなくても…」
俺のクラスメイト、九頭龍の横にしずしずと呼びかけてきたのは、後輩の山田だった
九頭龍「うるせぇよボケが!忘れる方が悪いだろ!」
日向「えっ…と…九頭龍?俺なんかの当番だっけ?」
そう言った瞬間九頭龍の顔がもっと鋭い目になった
山田が「アチャー、やっちまった」と言いたそうな顔をしている
山田「かかか、鍵当番ですぞ!学園の!
日向創先輩が持っているはずでしょう!」
俺は数秒頭にハテナが浮かんだ
でもすぐに思い出した
日向「あーーーっ!!!!」
山田はホッとした顔をしたが、九頭龍はまだ怒ってる
九頭龍「早よせんかい」ボソッ
日向「ま、待てって!!ちょっと待て!」
そういえば今日の日直は九頭龍と山田だった…と着替えてる間にふと思い出した
-
- 8 : 2014/12/29(月) 11:44:46 :
- 日向「わ、悪い悪い!遅くなって…」
九頭龍「…いいから早くいくぞ」
日向「あ、あぁ…」
テクテクと廊下を歩き始める
この寮は3階建てになっていて、1階が大浴場(男女別)2階が男子寮、3階が女子寮になっている
一階に降りたとき、女子の風呂場から誰か出てきた
ソニア「あ!日向さんに九頭龍さんですか!」
セレス「山田クンもいますわね…」
山田「ソニア・ネヴァーマインド様にセレスティア・ルーデンベルク様ぁ!」ハアハア
何故か山田はソニアとセレスには『様』をつけるらしい
日向「こんな朝早くから風呂か?」
ソニア「はい!朝風呂というのは気持ちよいのですよ!」
セレス「私は毎日ソニアさんとお風呂に入っているのです」
九頭龍「そんなこといいだろ日向…早く行こうぜ」
日向「あ、あぁ…じゃあな」
九頭龍「オラ山田!行くぞ!」
山田「は、はひぃ…」
-
- 9 : 2014/12/29(月) 12:04:53 :
- 寮から学園は少し離れている
九頭龍「…あ?誰かもう外にいるぞ?」
日向「本当だ…」
山田「むむっ!あれは…!」
山田「十神白夜殿ではないか!?」
九頭龍「マジかよ!メンドくせぇ奴待たしちまった…!」
日向「走るぞ!!」ダッダッダッ
十神白夜…
先輩だろうが関係なしに自分の意見を曲げない怖いもの知らずの男…
ある意味自己チュー……
奴とは関わらない方が身のためだと言われている…
そんな奴を待たしちまった…!!
日向「と、十神!」ハァハァ
十神「遅いぞ愚民が…どんだけ俺を待たせた…?」
九頭龍「くっそ…」ボソッ
日向「やめろ九頭龍!相手は十神家の後取り息子だぞ!」ボソッ
山田「す、すいませんな…十神白夜殿…今鍵を開けるので…」
十神「早くしろ」
俺はすぐに鍵を開けた
十神「貸せ」ガシッ
日向「あ!ちょっと待て!」
十神は鍵をとると職員室の方向へ歩いていった
九頭龍「チッ…またあいつ図書室へ行くつもりだ…」
日向「まぁいいや…校内を掃除しよう」
九頭龍「おう…」
日直は毎日交代する
各学年1人ずついて、また鍵当番は全校で1人いる
鍵当番と日直は朝5時に学園の鍵を開け、そのあと掃除をする
学園の決まりだ
-
- 10 : 2014/12/29(月) 17:01:25 :
- ログインしました!
-
- 11 : 2014/12/31(水) 10:20:42 :
- 面白いです
期待!!
-
- 12 : 2015/01/02(金) 01:12:10 :
- >>11ありがとうございます!!
-
- 13 : 2015/01/02(金) 01:34:39 :
- 一時間くらい掃除しただろうか
手を休めていると、九頭龍が
九頭龍「休めんなや」
と言ってきた
九頭龍は意外にも潔癖症で、掃除には何かとうるさい
九頭龍組の跡取り息子だが、根は優しい奴だから向いてないと思う
九頭龍に急かされ、掃除を進めてると聞き慣れた声が聞こえた
???「おはようございます、坊っちゃん。朝からせいが出ますね」
九頭龍「おう。おはよう、ペコ」
同級生の辺古山ペコ。九頭龍とは恋仲だ
今年のバレンタインなんて超ラブラブで…
バレンタインといえば俺も今年……
??「おはようございます!先輩方!山田クン!」
バレンタインの思い出に浸ろうとしてた時に、威勢の良い声が聞こえた
この声は石丸だ
石丸「うーん…」
日向「どうした?」
石丸「いえ、ぼくは日直より早く起きるように心がけているのですが…」
山田「フッフッフ…どうやら先客がおりましたぞ」ドヤァ
石丸「ぼくは諦めないぞ!明日からは毎日4時起床だ!!」
辺古山「別にそんな早く起きなくてもいいと思うが…」
九頭龍「それなら毎日日直をやってもらいたいもんだ…」
石丸「はい!頑張ります!!」
日向「やるのかよ!」
そんなこんなでワイワイしていると
『キーンコーンカーンコーン』
とチャイムが鳴った
辺古山「もう6時半か…」
山田「掃除終了ですな!!」
日向「ふ~…終わった……」
九頭龍「ペコ、日向、行こうぜ」
日向「あぁ」
さっきのチャイムは起床時間を知らせるチャイム
7時のチャイムでは食堂へ朝食が配られる
もちろん配るのはあいつだ
-
- 14 : 2015/01/05(月) 01:19:18 :
- 期待
-
- 15 : 2015/01/06(火) 23:41:50 :
- >>14
ありがとうございます!
-
- 16 : 2015/01/07(水) 00:11:10 :
- 食堂には、すでに先客がいた
花村「あ!おはよう!」
いつも皆に食事を配ってくれる花村
豚神「……」ムシャムシャ
すでに朝食を食べている豚神
朝日奈「早くドーナツくださいよ、花村先輩!」
ドーナツをせがんでいる朝日奈
大神「朝日奈よ…少し待つのだ」
座ってるだけで威圧感が凄い大神
この4人がいた
豚神「遅いぞ、もう先に食べてしまった」ムシャムシャ
辺古山「早すぎだろ…」
そして数十分すると…
終里「楽しかったな!おっさん!」
弐大「朝からのバトルは清々しいな!」
不二咲「おはようございますぅ…」
大和田「なんだ兄弟!もう起きてたのか!」
腐川「白夜様いないじゃない…!」
澪田「唯吹ちゃん参上っす!☆」
桑田「舞園ちゃんいねえぇぇぇぇ!!」
十神「…」
苗木「おはようございます」
霧切「…おはよう」
舞園「おはようございますっ!」
罪木「おはようございまっ……ひゃあぁぁぁ!!!」ドテッ
小泉「ちょっと大丈夫…?」
西園寺「うわ!ダサッ!」プークスクス
セレス「遅くなりましたわね…」
ソニア「めんごですわ…」
左右田「ソニアさん!おはようございます!!」
田中「フッ…目覚めの良い朝だ…」
狛枝「おはよう日向クン!!!!!希望の朝だね!!!!」
葉隠「遅くなったべ…」
七海「…おはよー日向クン」
全員が揃った
-
- 17 : 2015/01/07(水) 08:54:53 :
狛枝「日向クン!おはよう!!希望の朝だね!!日向クン!おはよう!!希望の朝だね!!日向クン!おはよう!!希望の朝だね!!ひな(ry」
日向「七海、おはよう」
七海「ん〜…」
日向「眠そうだな」
狛枝「苗木クン!おはよう!!希望の朝だね!!苗木クン!おはよう!!希望の朝だね!!なえ(ry」
霧切「苗木クン、朝食食べましょうか」
舞園「行きましょう」テクテク
苗木「う、うん…」
狛枝「」
苗木「…おはようございます、狛枝先輩」
狛枝「!!!」
狛枝「日向クン!見た?日向クン!ねぇ!苗木クンが挨拶してくれた!!ねぇ!」
日向「良かったね、うん」
狛枝は一番の親友なんだが…
希望厨過ぎて皆からよく無視される
あと、うるさい
まぁ、頼りになる奴なんだがな…
七海「おはよう、狛枝クン」
狛枝「七海さんまで!おはよう!!」
七海は…
実は俺の彼女だ
バレンタインの日に俺が告ったら
OKと返事をしてくれた
そんな七海と狛枝といつも一緒にいる
朝日奈「ドーナツ!!ドーナツ!!」
花村「今日はサーターアンダギーだよ!」
朝日奈「やったぁぁぁ!!」
セレス「ミルクティーが欲しいですわね…」
ソニア「私も欲しくなりました…」
山田「この山田にお任せあれぇ!」ダダダダダ
左右田「ソニアさんに世界一のミルクティーをお作りいたします!!!」ダダダダダ
十神「腐川、コーヒー」
腐川「はいぃぃぃ!!!白夜様ぁぁぁ!!」ダダダダダ
石丸「朝は牛乳に限るな!兄弟!」
大和田「そうか…?」
弐大「朝は水じゃぁぁぁぁぁ!!!」
終里「え?何も飲まねぇだろ?」
不二咲「オレンジュースじゃダメかな…?」
小泉「大丈夫だよ!」
西園寺「あぁーっ!もううるさいぃ!」
朝から賑やかだな…
-
- 18 : 2015/01/08(木) 23:02:31 :
- 7時半
全員が朝食を食べ終え、一段落した…
その時だった
『あぁーーーーーーっっっ!!!!』
外から聞こえた耳鳴りが起きそうな大きな声
食堂が一気に静まりかえる
田中「な…何だ?」
苗木「放送で流れているみたいだ…」
澪田「ドヒヤーッ!ライブハウスで超デッカイ音出した時より大きな音っすね!!」
皆がざわつき始めると……
『えーっ、皆さん聞こえますかぁ?』
石丸「聞こえます!!」
大和田「兄弟…少し静かにしてろ」
『お、聞こえてるみたいだね。ではでは早速…』
『希望ヶ峰学園の皆さん!!』
「!?!?!?」
罪木「え…あの…私達のことですかぁ…?」
西園寺「当たり前じゃんゲロブタっ!!黙ってろ!!」
『今から、希望ヶ峰学園の皆さんには、鬼ゴッコをしてもらいます!』
「…」
日向「…は?」
十神「…俺達は舐められてるのか…?」
『それもただの鬼ゴッコではありません!』
朝日奈「ど、どういうこと?」
『それは……』
『【生死を決める鬼ゴッコ】通称:REAL鬼ゴッコです!』
山田「精子……!?」
セレス「黙れクソ豚ぁぁぁ!!!」
七海「生死を決める鬼ゴッコ…?」
-
- 19 : 2015/01/19(月) 20:10:23 :
- 『そうです!生死を決める鬼ゴッコです!』
腐川「通じた!?」
左右田「どういうことだぁ!?」
『うぷぷ…その顔….絶望してる顔…見えるよ、見えてるよ!』
ソニア「ジャパニーズストーカーですか!?」
花村「え?!ストーカー!?」
狛枝「花村クン…少し黙ってて」
舞園「わ、私たちのことを見ているの!?」
『そーだよ!!テレビをつけてごらんっ!』
葉隠「つつつつつ、つけてみるべ!」
葉隠が食堂にあったテレビをつけた
すると……
白黒のクマのような形のぬいぐるみが画面いっぱいに出た
不二咲「きゃっ!!」
桑田「ななな、なんだこりゃぁ!?」
弐大「ぬいぐるみだとぉ!?」
『ぬいぐるみじゃないよ!モノクマだよ!』
モノクマと名乗るぬいぐるみは腕を上下にぴょこぴょこしながら答えた
九頭龍「お、おい…これは学園の放送か…!?」
霧切「いいえ…間違いなく全国放送よ…さっきの放送もね…」
モノクマ『そうだよ!全国放送なんだよ!全国の皆さんも見れる放送なんだよ!』
モノクマ『そしてね…』
モノクマが何かのボタンを押すと
画面に確かに希望ヶ峰学園の食堂の映像が映り変わった
豚神「これは…!」
大神「ここの映像…?」
小泉「しかもリアルタイムの映像よ!」
試しに小泉が右手を上に挙げると、映像も小泉が右手を上に挙げた
モノクマ『うぷぷぷ…オマエラは監視されてんだよ!』
モノクマ『うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ!!!』
その無邪気かつ、恐怖を覚えさせる声は
希望ヶ峰学園に
外に
全国に
響き渡っていたーーーーーー
-
- 20 : 2015/01/20(火) 18:38:13 :
日向「何だよこれ…どういうことだよ…」
セレス「…モノクマ…さん?何故私達がその『REAL鬼ゴッコ』というものをしなくてはならないのですか?」
モノクマ『あー、やっぱり気になるぅ?だよね〜!まあね、簡潔に答えるとするとね…』
モノクマ『僕はオマエラが嫌いなんだよ!』
朝日奈「…は?」
モノクマ『オマエラみたいな!超高校級の!希望軍団が!嫌いなんだ!』
終里「おいおい…そんだけの理由か?」
モノクマ『そんだけって何さ!全くもう…僕は絶望を愛してるからさぁ!希望が嫌いなのぉぉぉ!!!!』
狛枝「…で?僕達を殺す為に鬼ゴッコをするの?」
モノクマ『そーゆーこと!』
大和田「なんじゃそりゃぁぁぁ!?」
舞園「で、では!私達は絶対死ななくてはならないの!?」
モノクマ『もー!ちゃんと話は最後まで聞きなさいって言われなかった?ちゃんとルールがあるんだから!』
不二咲「ル、ルールって…?」
モノクマ『1つ!制限時間は7日間!7日間ずっと逃げ切れたら勝ち!勝ったら願いを何でも叶えてあげるよっ!』
山田「ね、願いですか…?」
モノクマ『2つ!6時~23時までの間、交通機関を全停止します!でも、反した場合はオシオキを実行しちゃうよ!』
十神「おい、オシオキとは何だ…」
モノクマ『簡単に言えば、処刑だよ!処刑!!色んな方法で痛めつけちゃうの!』
罪木「そ、そんなの、あんまりですぅ!!」
モノクマ『3つ!』
西園寺「うっわ!無視されてる〜!!」
モノクマ『23時~6時までは鬼ごっこを一旦停止します!交通機関もその時間帯のみ使用していいよっ!』
腐川「その時間帯は自由行動なのね…」
モノクマ『最後に!僕『モノクマ』に暴力をふるった場合、オシオキを実行するよ!』
モノクマ『つまり!オマエラはこれから僕達に追いかけ回されるんだけど、オマエラは僕に抵抗はできないんだよね!』
モノクマ『だってそれがルールだから!』
左右田「なんだそりゃぁぁ!?」
七海「そんなこと…信じる訳ないよ!」
モノクマ『フゥン…信じないんだ〜…』
モノクマ『なら信じさせてあげるよ!こちらをご覧下さ〜い!!』
-
- 21 : 2015/01/24(土) 22:20:07 :
- またモノクマがボタンを押した
するとーーー
学園長室の映像が流れた
映像の真ん中には
霧切「…お父さん!?」
霧切の父、希望ヶ峰学園の学園長が写し出された
手足は拘束され、口はガムテープで止められ、目隠しをされていた
セレス「…嫌な予感しかしませんわ」
豚神「おい……お前何を考えている!」
モノクマ『これからオマエラを殺す前にはさ、邪魔者は排除しなきゃいけないよね?』
苗木「や、やめろ……」
モノクマ『見せしめだよ!見せしめ!!さて、張り切っていきましょー!!」
モノクマがリモコンを取り出した
弐大「お前さん…まさか……」
モノクマ『絶望の!始まりだよぉぉぉ!!!!』
日向「やめろぉぉぉぉ!!!!」
モノクマの腕が微かに動いた
-
- 22 : 2015/01/27(火) 00:00:48 :
上から槍が落ちてきた
十本くらいあっただろうか
初めて…初めて見てしまった
人が死ぬ瞬間を
それも残酷な殺し方で……
目を背けてる奴もいれば
見てしまった奴もいる
モノクマ『イヤーーッホウ!!エクストリーーム!!』
葉隠「…あああ?!」
澪田「アブ…アブブ…」
罪木「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
朝日奈「何よ…今の…」
朝日奈「なんなのぉぉぉぉぉぉぉ!?」
モノクマ『という訳で!一週間後、またお会いしましょー!」
モノクマ『開始まで、あと一時間です!では、さよーならー!』
霧切が崩れ落ちた
苗木「霧切さんっっ!!!」
霧切は放心状態だった
-
- 23 : 2015/02/07(土) 06:46:33 :
- 舞園「霧切さん!!」
霧切は何も言わなかった
ただ虚ろな目でモニターを眺めてる
桑田「おい…おいおいおいおい!!」
田中「何だこれは…俺様は幻想でも見ているのか!?」
ソニア「そんなわけ…ありません…」
辺古山「…学園長が…」
大神「ムゥ……」
しばらく沈黙が続く
これは…夢か?
夢であってほしい…
初めて死の瞬間を見てしまった
しかも、学園長の死……
その沈黙を破ったのはやはりアイツだった
十神「俺は先に行かせてもらうぞ」
花村「えっ?」
腐川「白夜様!?どちらへ!!」
十神「決まってるだろう…」
十神「外だよ」
朝日奈「ちょっと!!危険だよ!危ないよ!!」
腐川「うるさいわね!白夜様に歯向かう気!?」
十神「お前も黙ってろ」
すると十神は腕を組み嘲笑した
十神「いつまでここに立ち止まってるつもりだ、お前らも『逃げた』方がいいぞ」
九頭龍「あのモノクマからか?!」
十神「そうしなきゃお前らのことだ、すぐ死ぬぞ」
大和田「おちょくってるのかテメェ!」
十神「ただの忠告だ、俺は外に出る。そして生き延びるぞ、十神の名にかけて!」
するとスタスタと外へ歩き出した
腐川「ま!待ってください!!白夜様!!」
腐川もあわててついて行った
花村「もう何なの!?どうすればいいの!?」
花村が絶叫する
西園寺「死にたくないよー!!助けてよ!!」
西園寺もつられて泣き出した
小泉「日寄子ちゃん!お、落ち着いて!!」
なだめている小泉も泣きそうだ
不二咲「嫌…だ…怖いよ……」
石丸「だ、大丈夫だっ…!不二咲君を死なせは…し、しないぞっ!!」
皆が恐怖に落ちていった
-
- 24 : 2015/02/07(土) 07:01:44 :
- 花村「うわあぁぁぁぁぁぁ!!!」
花村が急に包丁を振り始めた
澪田「ギャアァァァァ!!!輝々ちゃんがァァァァァァ!!!」
皆が逃げ回る
豚神「落ち着け花村!」
七海「花村君!落ち着いて!!」
皆が落ち着かせようとしても花村は聞かない
花村「うるさいうるさいうるさいうるさい!!!!黙れ黙れ黙れ黙れ!!!」
朝日奈「花村先輩っ!!!」
朝日奈が花村を落ち着かせようとして前に出た瞬間ーーー
ザシュッ
朝日奈「…え?」
振り返った花村が誤って朝日奈の腹に包丁を突き刺してしまった
朝日奈「い、痛い…痛…い…よ……」
朝日奈が崩れ落ちた
日向「朝日奈!!」
大神「朝日奈ぁ!!!!!」
俺はとっさに朝日奈の元へ駆け出した
舞園「キャアァァァァァァァァァァ!!!!!」
左右田「ぎにゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
花村「う、嘘だろ…何で…」
罪木「花村さん!!」
花村「ぼ、僕は知らないっ!殺してないっ!!僕には関係ないぃぃぃ!!!」
花村は包丁を持ったまま走り出した
日向「朝日奈!大丈夫か!?」
朝日奈の息が早くなる
大神「朝日奈!死ぬな!我がいる!!朝日奈を守る!だから死ぬな!!」
朝日奈「ご…めん…ね…さくらちゃ………日向先ぱ……私……先に……いってるね…………」
朝日奈の力が抜けた
最初の犠牲者は朝日奈葵だった
-
- 25 : 2015/02/07(土) 14:28:03 :
大神「朝日奈ぁぁぁぁぁ!!」
大神が朝日奈を揺らす
朝日奈はブランブランと揺れているだけで、何も答えなかった
葉隠「…お、オーガ…やめとけって…」
狛枝「…大神さん…もう…」
俺は呆然としていた
何が…起きた…
花村が…?
朝日奈を…?
コロシタ??
西園寺「わ、私もう行く!!!」
西園寺が駆け出した
小泉「日寄子ちゃん!待って!!」
小泉もそのあとをついて行った
桑田「俺も行く…!」
セレス「私達も行きますわ…」
山田「セレスティア・ルーデンベルク様ぁぁぁ!!!」
左右田「何なんだよオイ!!」
田中「ふ…こ、怖くないぞ…ただ安全に生き延びるには…そ、外へ出るとするか…」
ソニア「田中さん!待ってください!」
皆が個々に出て行った
-
- 26 : 2015/02/07(土) 15:48:11 :
- 江ノ島と戦刃は参加しないの?
-
- 27 : 2015/02/07(土) 19:22:11 :
- >>26
はい!
江ノ島も戦刃も主催者なので参加はいたしません。
-
- 28 : 2015/02/08(日) 06:14:27 :
弐大「お主らも出た方がいいぞ!」
終里「死にたくないならな!」
大和田「あぁ!兄弟!不二咲!行くぞ!」
石丸「了解だ!」
不二咲「うぅ…ううぅぅぅ……」
罪木「ふぇぇぇ!待ってくださいぃ!!置いて行かないでくださいぃ!!」
大神「っ……!」
辺古山「坊ちゃん、行きましょう」
九頭龍「チッ…」
豚神「…」
澪田「1人は不安なのでー、クールに去る白夜ちゃんについて行くっす!」
葉隠「…ハッ!おおお、俺も行くべぇぇ!!!」
そして残ったのは、俺と七海と狛枝と、苗木と霧切と舞園だった
狛枝「苗木クン達も早く行った方がいいよっ!」
苗木「わかってますけど、霧切さんが!」
舞園「霧切さん!行きましょう!!」
すると霧切はユラリと立ち上がると、トボトボと歩いて行った
苗木「霧切さん!待って!!」
舞園「苗木クン!!」
それにつられたように苗木と舞園も出て行った
日向「これで全員か」
七海「日向クン…私達も…」
日向「あぁ、そうだな…狛枝」
狛枝「うん、行こうか」
狛枝「君たちといると僕はどんな事でも乗り越えれる気がするんだ!」
七海「私もだよ?私もそう思ってる」
日向「こんな時にもそう思えるなんてな…」
七海「はぐれないようにしよう?はぐれたら嫌だから…」
日向「大丈夫だ。狛枝も七海も一緒だ」
狛枝「ありがとう…日向クン」
日向「…今はここから出る事を優先だ」
七海「行こう…」
そうして駆け出した
-
- 29 : 2015/02/10(火) 23:49:00 :
外へ出ると、人で賑わっていた
テレビ局や新聞記者が群がっていたのだ
「さっきの放送はなんですか!?」
「誰かのイタズラですか!」
「教えてください!!!」
俺が聞き取れたのは、せいぜいこのくらいだった
報道人には目もくれず、間を走り去った
かなりの距離を行くと、七海が電子手帳を取り出した
七海「あの映像が流れてから30分たってるよ!」
狛枝「本当に?そしたらあと30分しかないよね?」
日向「というか、さっきの放送は嘘じゃないのか?!」
狛枝「……どういうこと?」
日向「あのモノクマと名乗る人物…本当に『REAL鬼ゴッコ』をするのかって……」
少し静かになった
すると七海が口を開いた
七海「本気だよ」
日向「……」
七海「あの声は無邪気かつ非情だったよ。ああいう声は、本気で実行しちゃうんだよ」
七海「…ゲームの中ではね」
日向「これは現実だぞ!?ゲームなんかじゃないって!!」
狛枝「モノクマにとっては、ゲームなんだよ」
そう言い放った狛枝の顔はーーーー
まっすぐ見つめていた
何にも怯まず、まっすぐだけを見ていた
-
- 30 : 2015/02/13(金) 06:39:43 :
しばらく沈黙が続いた
すると七海が口を開いた
七海「花村クン……大丈夫かな…」
脳内に、さっきの花村が狂う様子が映された
そして、それを止めようとする朝日奈……
日向「…っ!」
悲しみの感情が溢れ出す
あんなに優しかった花村……
人を殺した
日向「っっ!!!」
思わず口元を覆った
今すぐ叫びたい衝動を抑えながら走っていったーーーー
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- 31 : 2015/02/22(日) 17:45:13 :
- ~~~~~~~~~~~~~~~~~
ソニアは走っていた
彼を見失わないように
彼のマフラーはバタバタとなびいていた
彼ーーーもとい田中眼蛇夢に恋をしていた彼女は
ことある事に彼の後ろについていった
彼を見失わないように、ずっとずっと…
ついていく理由はただ1つ
ただただ彼が好きだからーーー
またその田中も、とある少年のあとを走っていた
左右田和一……
彼は、今自分についてきている少女に恋をしているが
臆病者である
今、この状況下において彼は怖がっている、恐れている
そんな彼を1人にしてはマズイ…と…
田中は息を切らさぬよう、走っていた
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- 32 : 2015/02/22(日) 18:01:20 :
- ~~~~~~~その頃~~~~~~~
罪木「ふゆぅ……皆さんどこですか…!嫌ですよぉ!!1人は怖いです!!」
罪木は1人だけで走り回っていた
~~~~~~~~~~~~~~~~~
十神は他の人とは違い、歩き続けていた
後ろからついて行った腐川は、そんな十神が心配でなかった
確かにその後ろ姿は、勇ましく堂々としており美しかった
だけど…それなのに……
何故か怯えているようにも感じた
腐川「そっ…!そんな訳ないじゃないっ!!!」
腐川は自分が感じた思いを否定するように言い放った
ただそれが十神に聞こえてしまい、十神は後ろを振り返った
その目は鋭く、獲物を捕らえる寸前の狼のようだった
その目には怯えた様子は全くもってなかった
そんな十神に胸がキュンとした腐川は、十神の元へ駆け出した
普段の十神なら「近寄るな愚民め…」などと言い、近づけないようにするのだが……
今の十神は腐川を受け入れ、腐川が「白夜様、行きましょう!」と言うと「あぁ」と返事をし、共に歩き始めたのだった
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- 33 : 2015/03/11(水) 21:02:55 :
- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
桑田「あああああ何だよもう!!!!」
桑田は頭を掻きながら走っていた
桑田「何なんだ本当!意味わかんねぇ!!」
あまりに唐突に起きた出来事を整理したくてもできなかった
そんな中、どこかの住宅街の曲がり角を曲がろうとするとーーー
ドシンッ!!!
桑田「いててててて……」
豚神「全く…気をつけ……ん?」
桑田「あっ…!豚神先輩!」
澪田「なんだー!怜恩ちゃんじゃないっすか!!」
桑田「澪田先輩も!!」
ぶつかったのは、豚神と、一緒について行ってた澪田だった
豚神「大丈夫か、おい」
桑田「あ、はい!大丈夫です」
澪田「まさか怜恩ちゃん、一人っすか!?」
桑田「はい…ずっと俺一人で…」
豚神「……なぁ桑田」
桑田「はい…?」
豚神「…正直に言え、怖いか?」
桑田はドキッとした
豚神「俺は怖い。しかし澪田がいるから少し安心できてる。お前はどうだ?」
意外だった。豚神が怯えている事を桑田は意外に思った
豚神は皆をリードしてくれるから怖い事なんてないと思っていた
しかし、そんな豚神が怯えているのを知ると、桑田も不安になって仕方なかった
桑田「俺も…正直言うとスッゲー怖いです。いつ死ぬんじゃないかって…」
澪田「怜恩ちゃんもっすか…唯吹も怖いっす…」
これまた桑田は驚いた
澪田は桑田にとって、憧れの存在だった
ミュージシャンになりたい桑田にとって、澪田は憧れの存在であり、尊敬していた
そんな彼女も怯えているのだ
豚神「…桑田、俺たちと行動するか?」
桑田「えっ…!?」
澪田「そうっすね!ちょうど会ったんだし、一人は危ないし、二人より三人の方がいいし!一石三鳥っすね!!」
桑田「いいんすか…!お願いします!!」
そして桑田は豚神と澪田と行動することになった
-
- 34 : 2015/03/11(水) 21:23:43 :
- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
辺古山「…坊っちゃん」
九頭龍「なんだ?」
辺古山「そろそろ開始時刻です」
辺古山は電子生徒手帳を見た
09:57………
あのモノクマが言ってた時刻まで、残り3分だ
九頭龍「…そうか」
九頭龍はどこか遠くを見つめた
ここはとあるマンションの屋上
希望ヶ峰学園の資金で建てられたマンションだ
逃げ回るよりも一定の場所に待機した方がいいという、九頭龍の考えだ
辺古山「…これからどうするんですか」
九頭龍「…何も考えちゃいねぇ…」
九頭龍「だけどな」
九頭龍は立った
強い風が九頭龍の服を波打たせる
九頭龍「戦うぞ」
九頭龍は辺古山の方を見た
九頭龍「ジッとしててそのままあっけなく死ぬのは納得いかねぇからな!少しでもあらがってやる!」
九頭龍は辺古山から視線を離すと、また遠くを見つめた
希望ヶ峰学園が遠くに見える
九頭龍「それが…超高校級の極道と剣道家に与えられた使命…っていうもんだろ」
辺古山はニコリと笑うと立ち上がった
辺古山「そうですね…やってやりましょう」
九頭龍「そう来ないとな」
九頭龍も笑ってみせた
九頭龍「後で鍛冶屋に寄らせてくれ、武器を買いたい」
辺古山「私も竹刀、もう一本買っておいた方がいいですね」
九頭龍「あぁ、念には念を、だな」
九頭龍は電子生徒手帳を取り出した
辺古山「…09:59…」
九頭龍「…残り一分だ……」
約束の時間は刻一刻と迫っていた
-
- 35 : 2015/03/11(水) 21:26:57 :
絶望と希望
対立する両者
勝つのは絶望か
それとも希望か
運命の第1日目
10:00
スタート!!!!
少年少女よ、絶望をうち落とせ!!!
-
- 36 : 2015/05/15(金) 23:27:40 :
- これってもう終わりですか?
-
- 37 : 2015/09/21(月) 10:45:45 :
- >>36
おわりません!しばらく放置してしまい申し訳ありませんでした!!
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- 38 : 2015/09/21(月) 10:48:48 :
今さっき、姉から報告があった
全交通機関を停止したと
さすがはフェンリルの一員なだけあって、脅しには慣れているようだ
江ノ島「うぷぷぷ……」
江ノ島は嘲笑した
さぁ希望の皆…この絶望を撃ち落とせるかな?
それともあっけなく死ぬのかな?
どちらにしても、江ノ島は満足だった
-
- 39 : 2015/09/21(月) 11:02:12 :
ピーーーーーーーーッッ!!!
合図が鳴り響く
日向「始まった!」
狛枝「そうか…始まったのか…」
狛枝「さぁ、どこ行こっか?」
七海「どこへなんて、関係ないよ」
日向「そうだな、鬼に見つからなければ…」
そう言った瞬間、狛枝が立ち止まった
日向「どうした?」
狛枝「…ねぇ二人とも」
狛枝「鬼って誰なんだろうね」
日向は唖然とした
そうだ、肝心な鬼がわからなくては何を警戒しなくてはいけないかわからない!
七海「ロボット?人間?それとも別の何か?」
日向「お、おいおいロボットはないだろ…」
狛枝「わからないよ」
嘘だ、ロボットの可能性もあるのか?
それはないはず、ないはずだ…
うぷぷぷぷぷ
日向「ん?七海、何か言ったか?」
七海「え?何も言ってないよ?」
日向「おかしいな、確かに声が」
狛枝「逃げろ!!!」
日向「え」
手を引っ張られる
後ろを見たらモノクマがいた
俺らを見たモノクマはこちらへ向かってくる
日向「嘘だろ?あいつが鬼なのかよ!」
七海「あれはロボット…?」
狛枝「なんでもいいよ!早く!」
俺たちは大きなビルとビルの間を走り抜けていったーー
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- 40 : 2015/09/22(火) 10:39:41 :
大和田は焦っていた
さっきの合図…あれが始まりなのだろう
大和田には守らなければならない者がいた
不二咲と石丸…
大和田「たとえこの命を捨てても…」
石丸「兄弟…?何か言ったか?」
大和田「…あ、いや。なんでもねぇよ」
石丸「そうか…」
こいつらを守る、たとえ俺が死のうとも…
大和田は漢として、二人を守ろうとしていた
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- 41 : 2015/09/22(火) 11:03:10 :
西園寺「おねぇ…」
近くの公園で西園寺と小泉は休憩していた
小泉「だ、大丈夫だよ日寄子ちゃん!」
西園寺「うん…」
大丈夫と言いながらも、小泉は怯えていた
朝日奈が死んだ……
しかも花村が……
小泉「馬鹿っ!!」
西園寺「おねぇ…?どうしたの?」
小泉「花村のやつ……本当に馬鹿だよね」
西園寺「……」
花村は、変態でかなり変なやつだった
だけど…優しかった
なのに何故…
小泉「本当に…殺して…」
西園寺「おねぇ逃げて!!」
ハッと上を見上げる
すぐ近くにモノクマが立っていた
西園寺「立って!」
西園寺に引っ張られる
二人は無我夢中で走った、しかし
「うぷぷぷ~♪」
モノクマが西園寺の足を掴んだ
西園寺「っ!?離せよ!離してよっ!!」
西園寺は足をばたつかせるが、全くふりほどかれない
小泉「日寄子ちゃんっ!!」
小泉が手を差しのべる
しかし手はとどかなかった
西園寺はモノクマに完全に捕まり、身動きができなくなっていた
西園寺のもとへ駆け寄る
小泉「ダメぇぇぇっ!!!」
西園寺「助け………!!」
モノクマの右手が、西園寺の腹部にあたる
その右手はドリルへと変形し、西園寺の腹部をえぐるように回転した
小泉は立ち止まった
辺り一面に血が飛び回り、臓器だったものがベチャベチャと地面に貼り付く
地獄絵図にふさわしい光景だった
胃液が込み上げる
気持ち悪い
力が入らない
小泉は地面に横たわった
ーーー声がする
「うぷぷぷぷ~♪♪」
これ以上ないほどの快楽を味わったような声
耳元で何かが囁く
「小泉真昼、確保」
小泉を爆風が襲った
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- 42 : 2015/09/22(火) 11:04:00 :
あ、この話は無慈悲に人がどんどん死ぬので☆
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- 43 : 2015/09/22(火) 21:48:17 :
- 続き楽しみにしています!
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