この作品は執筆を終了しています。
クリスタ「分からない…どうして私はいじめられてるの?」
-
- 1 : 2014/12/28(日) 01:05:06 :
- 私は信じられない。
友達
家族
好きな人
何度も何度も裏切られ、捨てられて、嫌われた。
友達がほしい…家族がいない…好きな人と両思いになりたい…
一人は寂しい…怖い…生きていけない…
分からない…どうして私はいじめられているの?
-
- 2 : 2014/12/28(日) 01:14:03 :
パアンッ
お母さん「ちゃんと掃除をしなさい!そして邪魔よ!」
なにも叩かなくても…
クリスタ「ごめんなさい…」
お父さん「おい!酒がねえぞ!買ってこい!!」ブンッ
ガッ
クリスタ「きゃあっ!」
頭にお酒の瓶を投げ当てられた。
自分のお酒くらい自分で買えばいいのに…
クリスタ「はい…」
どんな相手の欲望でもいいなりにならないといけない日々…
それは学校でも…
ミカサ「えいっ」
バシャアアアアア…
クリスタ「つ、冷たい!」
ミカサ「そりゃあそうでしょ氷水なんだから」
アニ「冬に氷水とかっこいつどんだけ寒いの好きなの?」アハハハハ
ミカサ「拭いといてね~」
アハハハハハハハハハハハハハッ オッモシローイ
-
- 3 : 2014/12/28(日) 01:21:15 :
- エレン「クリスタ~宿題やって来てくれたか~?」ニヤニヤ
クリスタ「…はい」
エレン「やった!」バシッ
ジャン「じゃあ次から俺のも頼むな~」
クリスタ「…うん…」
クスクス ホラナー アイツナンデモスルカラヨ~
別にやりやくてやってるわけじゃない…
ミカサ「あ」
ミカサ「ちょっと!クリスタ!!全然拭けてない!!さっさと拭いてくれる?上靴が濡れるの!!」
クリスタ「わ、わかった…」
アニ「ぷっ」
アハハッアイツホントナンデモイウコトキクヨネ~ デショ~? ツギソウジカワリニシテモラオッ!! ワタシモ~
-
- 4 : 2014/12/28(日) 01:30:30 :
親は数年前私を捨てて出ていったし…
友達ができてもすぐに裏切られるし…
好きな人にまで異常なほど嫌われた…
どうしてこんな…
ー女子トイレー
クリスタ「はあ…」
トイレの中でも一人…トイレの中だとあたりまえだけど
ギ…
トイレの壁にもたれる
クリスタ「はあ…」
パシャッ…
え…
ミカサ「あははっ撮れた撮れた~」
ピッ
クリスタ「何して…」
アニ「何って…写真撮ったのよ」
ミカサ「ほら」
アニ「あんたのね」
そんな…
アニ「で、皆の携帯に送信したの
クリスタ「な…」
ユミル「いいじゃねえか、ちょっとくらい…それとも逆らうっていうの?」
クリスタ「…あ」
ミカサ「じゃ~ね~」
キィィ…
バタン
-
- 5 : 2014/12/28(日) 01:34:01 :
- 女子1「アハハハハッあんたトイレの中でなにしてんの?トイレの壁にもたれるとかっ」アハハハハハハハハハハハハハ
そんな…あの写真…本気で…
クリスタ「…っ!」
ダダッ
アハハハハハハハハハハハハハ アイツニゲヤガッタ~ ワラエル~
-
- 6 : 2014/12/28(日) 01:46:16 :
- ー廊下ー
クリスタ「うっ…うぅっ…!」バタバタ
先生「コラー廊下は歩きなさい!」
聞こえない聞こえない聞こえない聞きたくない
ドンッ
クリスタ「あっ!」
アルミン「あ…あの?大丈夫ですか?」
クリスタ「ご、ごめんなさい…」
あれ…この人…私と顔似てる?
アルミン「どうしたの?」
クリスタ「いや、何でもない…です…」
アルミン「あれ?なんか君…濡れてるよ…?」
クリスタ「…」
アルミン「もしかして…」
アルミン「いじめ?」
クリスタ「え…」
それを知ってどうするつもり…?
クリスタ「…っ」
クリスタ「ごめんなさい!!」
アルミン「あっ…」
-
- 7 : 2014/12/28(日) 03:00:06 :
- ユミル「こいよっクリスタ~」
クリスタ「待ってよお~」
ユミル「アハハっクリスタはドジだなあ~っ」アハハッ
ー数日後ー
クリスタ「ユミル!」
ユミル「…」
クリスタ「おは…」
フイッ
クリスタ「え…」
クリスタ「ユミル?」
ユミル「触んなよ!汚れる!」
クリスタ「…えっ」
-
- 8 : 2014/12/28(日) 03:05:24 :
- もう誰も私を愛してくれないのなら…私の未来もないなら…死んでもいいかな?どうせ生きていたって…幸せな訳がない。
チキチキ…
腕は傷で埋め尽くされ、肌の色さえないように赤い。
いくら切ったって死ねない
どうして…なんで私は死なないの?いい夢ひとつも見せてくれないくせに…
-
- 15 : 2014/12/28(日) 14:55:50 :
- ー授業ー
先生「この問題を…レンズ解いてみなさい」
クリスタ「…はい」
カリカリ
先生「正確。」
チッアイツセイカイシヤガッタヨ~ ツマンネー
クリスタ「…」
-
- 16 : 2014/12/28(日) 15:00:44 :
- ー体育ー
ミカサ「いっくよ~」
ブンッ
バシッ
クリスタ「きゃっ!?」
ミカサ「アハハハハッデットボール~」アハハハ
アニ「あたしもやる~」
ブンッ
バシッ
クリスタ「!??」
アニ「アハハだっさ~当たってやがんの~」
先生「何をしている」
ミカサ「あ、先生…クリスタが遊ぼうって言ってきたから遊んでたんです~」
先生「何!?レンズ今は授業の時間だぞ!!!」
ミカサ「アニいこ~」
アニ「うんっ」
アーーーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
-
- 17 : 2014/12/28(日) 15:06:15 :
- ー昼ご飯ー
ミカサ「クリスタ、今日掃除お願いね」
クリスタ「うん…」
ミカサ「ヤッター」
アニ「あたしもよろしく」
クリスタ「え…」
ユミル「あたしも~」
クリスタ「三人も…?」
ミカサ「あ?何」
クリスタ「いや…別に」
ミカサ「アハハッありがとうね~なんかお礼しなきゃ~」
アニ「弁当かして」
クリスタ「うん…」
ユミル「おらぁっ」
バササササ…
ユミル「わりぃわりぃ~手が滑って顔に弁当ぶっかけちまった~」
ミカサ「アッハハハハッ」
アニ「きったなぁ~」
ユミル「いこーぜ」
バタバタ
-
- 18 : 2014/12/28(日) 15:12:56 :
- ー昼休みー
ユミル「おらおらぁっ」
クリスタ「や…やめ…」
ガシガシ
ミカサ「アハハッもう何ヵ月も洗ってないモップを顔に擦り付けたらかわいそうだよ~」クスクス
アニ「じゃあ泥水でもかけて洗ってあげよ~」
え…
クリスタ「やめ…」
ミカサ「ふふっ」クスクス
バシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ
クリスタ「う!!?」
アニ「やだ汚い~」
ミカサ「アハハハハハハハハハハ」
-
- 19 : 2014/12/28(日) 15:25:09 :
- ユミルとは…一年前までは仲が良かったのに…ある日裏切られた…
ユミル『こいよっクリスタ~』
なんで…どうして裏切ったの?
ユミル『触んなよ!汚れる!』
それからユミルはミカサ達のグループに入って私をいじめるようになった
-
- 20 : 2014/12/28(日) 15:32:16 :
- アルミン「ん…なんかここら辺…泥水が飛び散ってる…」
クリスタ「きゃああああっ止めてっ…!!」
ミカサ「アハハハハハハハハハハハハハハハハハッ」
アルミン「---!?」
アルミン「何してるんだい?止めなよ」
ザワッ
アイツナニイッテンノ?バカ?
ミカサ「アルミン…何?」
クリスタ「…?」
-
- 22 : 2014/12/28(日) 21:02:16 :
- アルミン「どうして・・・その子をいじめるの?」
アニ「あんたには関係ないっしょ」
だからなんで?
なんで私を助けるの・・・
アルミン「ミカサ・・・君とは幼馴染だけど・・・人をいじめる人とは友達でいたくないんだ」
ミカサ「な・・・」
アルミン「大丈夫?保健室行こうか」
クリスタ「・・・」
クリスタ「うん」
-
- 23 : 2014/12/28(日) 21:16:22 :
- -保健室-
アルミン「うわっ怪我してるね・・・」
クリスタ「さっき・・・蹴られたから・・・」
アルミン「そっか・・・」
クリスタ「なんで・・・?なんで私を助けるの?」
アルミン「僕も・・・いじめられてたことあったから・・・」
クリスタ「あなたも・・・?」
アルミン「うん・・・」
あ・・・
この人・・・あの時廊下で助けてくれたとき・・・
だから・・・?
私に大丈夫と言ってくれたあなたも泣いていたの?
あなたが昔私と同じでいじめられていたから?
-
- 27 : 2014/12/29(月) 18:59:09 :
- クリスタ「・・・あの・・・アルミンをいじめていた人って・・・?」
アルミン「・・・ああ・・・それはね・・・」
アルミン「エレンだよ」
クリスタ「え?」
アルミン「エレンとも幼馴染だったんだけど僕は人をいじめる人とは友達でいたくないから・・・さっきも言ったけど」
クリスタ「エレンが・・・」
アルミン「うん・・・」
クリスタ「そっか・・・」
-
- 28 : 2014/12/29(月) 19:12:56 :
- -屋上-
スッ・・・
赤い傷で埋め尽くされた腕を見る
クリスタ「・・・」
この腕を見た人は吃驚するだろうな・・・
でもすごいな・・・あの人(アルミン)はいじめに耐えきったのだから・・・
羨ましいな・・・
それともその時は庇ってくれる人がいたのかな?
クリスタ「!」ハッ
なんで私こんな事考えているんだろ・・・
教室戻らなきゃ・・・
-
- 31 : 2014/12/29(月) 22:15:50 :
- -教室-
ガラッ
バシャッ
クリスタ「・・・」
クリスタ「何これ・・・生卵?」
ミカサ「あははははっくっさ~い」
アニ「もとからだけどね~」クスクス
ユミル「まだまだあるぜ~」
ミカサ「アハハハハハハハ」
クリスタ「やめっ・・・痛いっ」
-
- 35 : 2014/12/30(火) 22:26:20 :
- -家-
一人・・・
家でも・・・
学校でも・・・
クリスタ「あ・・・」
学校では違ったかな・・・
あの人が庇ってくれた・・・でもいじめは止まんないけどね
元々自分がいじめられていたから私を助けたのだろうか・・・
でも、庇ったりなんかしたら次いじめられるかもしれないのに・・・どうして?
そもそもあの人たちはどうして私をいじめているんだろう?
私はあの人たちになにもしていない
私・・・適当に標的にされたの?
わかんないよ・・・
なにがしたいの?
-
- 36 : 2014/12/30(火) 22:30:19 :
- -就寝-
『お父さん・・・お母さん・・・』
『どうして私を捨てたの?』
『ちゃんという事聞いてたじゃない』
『どうしてなの・・・!?』
『独りは嫌だよ・・・』
『戻ってきてよ・・・』
『独りだとなんにもできないよ・・・!』
ハッ・・・
クリスタ「・・・」
クリスタ「夢か・・・」
-
- 37 : 2014/12/30(火) 22:33:02 :
- -学校-
クリスタ「はあ・・・」
教室に入るのが嫌だ・・・
ガラッ
・・・・・・え?
どうして何にもしてこないの?
いつもなら、黒板消しを投げてきたり水をかけてくるのに・・・
ミカサ「おはようクリスタ」ニコッ
クリスタ「あ・・・おはよう・・・」
どうなってるの?
女子1「あっおはよー!」
机が綺麗・・・
何が・・・
-
- 38 : 2014/12/30(火) 22:35:55 :
- -そのころ隣のクラスでは-
ガラッ
バシッ
アルミン「なにこれ・・・黒板消しか・・・」
男子1「なんだよ、反応薄いなあ・・・」チッ
あぁ、あの子を庇ったからいじめられてるんだ
別にいいけど・・・
男子2「やりがいがねえな~」
アルミン「慣れてるもん」
男子3「あ?慣れてるってか?」
男子1「アハハハッさてはお前、昔もいじめられてたのか?」
アルミン「何とでも言えばいいよ」
-
- 39 : 2014/12/30(火) 22:38:00 :
- -クリスタのクラス-
クリスタ「・・・!」
クリスタ「ミカサ・・・アニ・・・ユミル・・・まさか・・・貴方達・・・」
クリスタ「あの人(アルミン)を・・・」
アニ「お、察しがいいじゃん」
ユミル「そのとーり」
ユミル「でも今日からあんたは解放されるんだぜ?いい気分だろ?」
クリスタ「そんな・・・」
私のせいで・・・
被害者を移してしまった・・・
クリスタ「行かなきゃ・・・」
-
- 41 : 2014/12/30(火) 22:42:04 :
- -アルミンのクラス-
ガラッ
アルミン「!」
クリスタ「あ・・・」
机を見て気づいた
私のせいで次の被害者はこの人になったと
机にはボロボロに破かれた教科書やノートが置かれていて、机には、悪口を書かれていた
クリスタ「やっぱり・・・」
私を庇いさえしなかったら貴方はいじめられなかったのに・・・
アルミン「どうしたの?」
クリスタ「!?」
どうして平気そうなの?
いじめられてるんだよ?
アルミン「気にしないで」
クリスタ「・・・え・・・」
貴方は助けてくれたのに・・・私は見てみぬフリをしろってこと・・・?
ムリだよ・・・
でも・・・
-
- 42 : 2014/12/31(水) 15:55:47 :
- -クリスタのクラス-
ミカサ「確認しないと分からなかったの?」
ミカサ「次の標的はアイツ(アルミン)だって」
クリスタ「なんでよ・・・どうして私達をこんな目に・・・」
ユミル「いいじゃん、あんたはこれからいじめられないんだからさっ」
いいじゃんって・・・
どうしよう・・・私のせいであの人はいじめられちゃう・・・
でも・・・助ける勇気は私にはないよ・・・
助けたら次またいじめられちゃうかもしれない・・・
-
- 43 : 2014/12/31(水) 16:02:13 :
- なんで・・・私達をこんな目に・・・?ホント貴方達はなにがしたいの?
クリスタ「ねえ・・・どうして私達をこうにまでしていじめるの・・・?」
アニ「え?」
ミカサ「ああ、それはね」
ミカサ「面白いから」
クリスタ「・・・は・・・?」
面白い・・・って・・・どういうこと・・・
ユミル「面白いからやってるそれだけ」
遊び半分で私達をいじめていたつもりなの・・・?
アニ「いじめるのは楽しいよあんたもやる?」
クリスタ「いい、遠慮しとく」
アニ「ああそう」
-
- 46 : 2015/01/01(木) 00:23:04 :
- ー廊下ー
クリスタ「…」スタスタ…
アルミン「あっ…」
クリスタ「!!」
アルミン「あれ、ミカサ達は?」
クリスタ「…私へのいじめはもう終わったの」
アルミン「良かった…いじめられなくなって」
…え?
この人…本気なの?
自分はいじめられているのに…
………私の…せいで…
クリスタ「…んでよ…」
アルミン「え?」
クリスタ「何で…どうしてあなたはそんなに強いの!?あなたは…!」
クリスタ「あなたは…」
クリスタ「私のせいでいじめられているのに…」
アルミン「…」
アルミン「君のせいじゃないよ」
クリスタ「えっ?」
アルミン「僕が勝手に庇ったんだ…でも…後悔はしてないって…そう思うんだ」
-
- 48 : 2015/01/01(木) 00:29:03 :
- あけましておめでとうございます。遅れてすみません…
-
- 49 : 2015/01/01(木) 12:36:35 :
- おめでとうございます。期待です!
-
- 50 : 2015/01/01(木) 17:01:54 :
- あけましておめでとう!
期待です
-
- 52 : 2015/01/01(木) 22:38:39 :
- クリスタ「・・・変わってるね・・・」
アルミン「あはは・・・よく言われるよ」
クリスタ「なんで後悔しないの?いじめられてるのに」
アルミン「う~ん・・・やっぱり・・・いじめられてる人いたら助けなきゃ・・・それに・・・いじめられていた人がいじめられなくなったら、良かったねって・・・」
クリスタ「・・・」
私はそんなの考えたことなかったな・・・ずっと独りで寂しい思いしかしなかったから、『良かったね』なんて言葉は言う気にはならなかった
この人・・・本当に変わってるんだな・・・
クリスタ「・・・?」
この人の手・・・打ったのかな?青くなってる・・・
クリスタ「ぇ・・・!」
手だけじゃない・・・足も・・・首も・・・
クラスの人たちにやられたんだな・・・
クリスタ「・・・その傷・・・」
アルミン「え?あ・・・あぁ、これか・・・」
彼はそう言って、服で傷を隠した
クリスタ「クラスの人たちにされたの?」
アルミン「えっ・・・な、なんで分かったの?」
クリスタ「・・・私もそういうことされたから・・・」
アルミン「そう・・・クラスの人たちから・・・」
アルミン「本をぶつけられたり、蹴られたり・・・」
クリスタ「保健室行こうよ」
アルミン「いいよ・・・別に気にしないで?」
クリスタ「駄目!行こうよっ」グイッ
アルミン「あっ」
あれ・・・なんで私・・・こんなに積極的になってるの・・・
-
- 55 : 2015/01/04(日) 14:45:47 :
- -保健室-
ガラッ
エレン「ん?誰だ・・・って・・・アルミン・・・」
ジャン「おう・・・クリスタ・・・そいつはいじめられてるって分かってるか・・・?」
クリスタ「・・・」
エレン「そんな奴庇っちまうと、お前までいじめられるぜ?」
クリスタ「馬鹿じゃないの」
アルミン「!?」
クリスタ「馬鹿なの?意味わかんないこの人は私を庇っただけなの!!なんでこの人がいじめられなきゃいけないの?!」
アルミン「ちょ・・・っ」
クリスタ「わけわかんない!いじめるのなら最初っからいじめてる私をいじめなよ!」
エレン「なっ・・・」
エレン「おま・・・お前馬鹿か?せっかくいじめられなくなったのに、そいつを庇うとか・・・頭おかしいだろ!!」
エレン「いじめられなくなったら、もうその次の標的(アルミン)をいじめればいいんだよ!」
クリスタ「そんなことするわけないでしょ」
アルミン「!」
クリスタ「この人はね!貴方達とは違って、私を助けてくれたの!」
クリスタ「人のことをいじめて・・・あきたら次の標的を決めてまたいじめる貴方達なんかのいう事なんて・・・」
クリスタ「私は聞かないよ!!!」
エレン「!」
クリスタ「どいてよ・・・絆創膏取りたいの」
ジャン「お、おう・・・」
-
- 56 : 2015/01/04(日) 14:50:15 :
- エレン「・・・ちっ・・・」
エレン「いこーぜジャン」
ジャン「おう」
ガララララ
ピシャン
アルミン「・・・」
アルミン「ねえ・・・どうして僕を庇ってくれたの?」
クリスタ「・・・貴方は・・・私を助けてくれたでしょ」
アルミン「でも・・・」
アルミン「あんなこといったら・・・またいじめられちゃうかもしれないのに・・・」
クリスタ「いいよ・・・そんなの・・・」
クリスタ「私は次また標的にされることを覚悟して庇っただけだよ・・・」
アルミン「・・・」
アルミン「ありがとうね・・・」
クリスタ「うん」
クリスタ「いいよ」
-
- 57 : 2015/01/04(日) 21:50:03 :
- -昼ごはん-(アルミンのクラス)
男子1「おーい!!アルミン!!パン買ってきてくれよ!!」
男子3「俺も~!!!」
男子2「俺も俺も、あと、しょっぱいのな!」
アルミン「・・・分かったよ・・・」
アルミン「買ってきたよ」
男子1「ん?おい、俺これ好みじゃねぇ~」
アルミン「ごめん・・・」
女子1「なにあれー」クスクス
女子2「パシリとかっ」アハハハハハ
アルミン「・・・」
-
- 58 : 2015/01/04(日) 21:58:23 :
- -昼ごはん-(クリスタのクラス)
女子1「ねぇっクリスタちゃん!一緒にご飯食べようよっ」
クリスタ「いや・・・ごめん・・・私は一緒に食べる人がいるから・・・」
本当はいないけど・・・でも、前まで私がいじめられているのを見て、笑っていた人となんて食べたくない。一人で食べたほうがいい
女子1「そっか~じゃあねっ」
クリスタ「うん・・・」
-
- 59 : 2015/01/05(月) 17:34:42 :
- それにしても・・・エレン達は私があの態度をとったことを皆に言いふらさないのかな?言いふらしたとすれば・・・私はもうとっくにいじめられているはず・・・
-
- 60 : 2015/01/05(月) 17:36:55 :
- クリスタ「・・・」
もしかしたら・・・仲良くしていると見せかけていきなりいじめてくるとか・・・
アルミンって人・・・辛くないのかな・・・
ちょっと・・・アルミンって人のクラスのぞいてみよう
-
- 61 : 2015/01/05(月) 17:43:47 :
- -アルミンのクラス-
壁|クリスタ
アルミン「・・・」スタスタ
アルミン「!」
あの人(アルミン)の机が・・・
男子1「アハハハハッペンで机を落書きされてるぞ~」
男子2「あっこれ油性じゃねえか~取れねえなぁ」
女子1「うわ~悲惨~」
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
クリスタ「・・・っ」
酷い・・・
あれ?
私はいつからいじめられていたんだっけ・・・?
-
- 62 : 2015/01/05(月) 17:50:08 :
先生「今日は転校生が来るぞ~」
エーッキイテナイーッ キノウイッテヨ!
先生「入って来てもいいぞ」
ガララッ
クリスタ「・・・」
カワイイー アタマヨサソウ!
クリスタ「えっ・・・あ・・・クリスタ・レンズです・・・よろしくお願いします」
先生「席はアッカーマンの隣にしようか」
クリスタ「!」
思い出した・・・私は転校してきて、数日後にいきなりいじめられた・・・
水をかけられたり、机を屋上から落とされたり、椅子に画鋲を置かれたり・・・
いろいろ酷いことをされた
あんなこと・・・あの人(アルミン)がされるなんて・・・
私を庇ってくれた人が・・・
私の代わりにいじめられるなんて・・・
酷すぎる・・・
助けなきゃ
クリスタ「!!」
何よ・・・自分が一番分かっているはずじゃない・・・
私が助けたら次また私がいじめられることなんて
一番私が理解していたはずじゃない・・・!
でも・・・
あの人がいれば・・・
もう何も怖くない
-
- 63 : 2015/01/07(水) 21:18:56 :
- クリスタ「・・・」
クリスタ「も・・・」
クリスタ「もう・・・やめなよそんなこと」
アルミン「____!?」
女子1「え?何?誰?別のクラスだよね?・・・」
アルミン「ちょっ・・・クリスタ・・・」
クリスタ「だって・・・」
クリスタ「そ、その人は、元々私がいじめられていて、そこを助けてくれただけなの・・・私のかわりに標的にされただけなんだよ・・・」
男子1「えっ?そうなのか?隣のクラスのミカサ達から『あいつの親は人殺し。私のお母さんを殺した』って・・・聞いたんだけどな・・・?」
女子1「私も・・・」
オレモ・・・ アタシモダ
女子2「そうだったんだね・・・アルミン今までごめん」
クリスタ「・・・」ホッ・・・
-
- 64 : 2015/01/07(水) 21:28:59 :
- 新学期が始まったので、毎日はかけないかもしれません。
-
- 65 : 2015/01/10(土) 21:06:11 :
- -次の日の学校-
クリスタ「・・・」
あの時庇ったから次の標的は私だろうな・・・また。
ガラッ
女子1「あっおはよー」
クリスタ「・・・え・・・?」
女子2「おっはよお~・・・あれ?元気なくない?」
クリスタ「いや・・・べつに・・・」
ハッ・・・
もしかしたら・・・まだ私の代わりにあの人が・・・
クリスタ「ごめん・・・私ちょっと教室でるねっ」
女子2「えっ?クリスタ?」
-
- 66 : 2015/01/10(土) 21:09:09 :
- -アルミンのクラス-
クリスタ「アルミン・・・」
アルミン「あ、おはよう」
クリスタ「あれ?平気そう・・・」
クリスタ「もういじめ止まったの?」
アルミン「うん」
クリスタ「なんだ・・・よかった」
でもなんでだろ?普通なら庇った私が標的になるはずなのに・・・
アルミン「ありがとうね」
アルミン「助けてくれて」
クリスタ「だから・・・私は貴方がしたことをそのまましただけだよっ」
アルミン「僕・・・そんなにいいことしたかなあ?」
クリスタ「したよっ」
アルミン「見に覚えがないけど・・・ありがとう」
クリスタ「うん」
-
- 67 : 2015/01/12(月) 20:45:24 :
- -屋上-
アルミン「ねえ、クリスタには家族いないの?」
クリスタ「うん・・・私を置いて出て行っちゃった」
アルミン「そっか・・・」
アルミン「それだったら二人で家出しない?家出して二人で暮らすっていう感じで!」
クリスタ「二人?二人っきりで!?///」(なんかこれ家庭に不満を持った家出寸前の兄弟の会話みたい)
クリスタ「そ、それってなんか・・・ふ、夫婦みたいで恥ずかしい・・・」
アルミン「ふぇっ!?夫婦!?」
クリスタ「まあ・・・私は別に家に居ても何もすることがないしな・・・」
アルミン「じゃあ僕一人暮らしだから一緒に住む?」
クリスタ「」(この人本気なのかな)
クリスタ「え・・・でも・・・いろいろ迷惑かけちゃいそう・・・」
アルミン「大丈夫だよっ」
クリスタ「それなら・・・私は別にいいよ」
アルミン「そっかっ」
-
- 68 : 2015/01/12(月) 20:55:12 :
- -アルミンの家(放課後)-
クリスタ「おじゃまします」
クリスタ「綺麗な家・・・」(すごい・・・綺麗な家・・・ゴキブリ一匹も居なさそう)←ゴキブリが出たら必ず白ありを退治する業者を呼んでいた
アルミン「一人暮らしだから、あんまり広くないけど」
クリスタ「十分だよ」
-
- 69 : 2015/01/15(木) 22:54:00 :
- ー数日後ー
クリスタ「でね〜っ」
アルミン「うんうん」
女子1「あれ...?あの子達...もしかしてアルミンとクリスタ...?」
女子2「えっ!!?嘘...」
女子1「アルミンって子...前ミカサ達にいじめられてた子だよね?」
女子2「噂では、クリスタって子が庇っていじめを止めたらしいよ」
女子1「え〜っうっそ〜」
-
- 70 : 2015/01/15(木) 22:59:27 :
- ユミル「ニュースだよ!!ミカサ達!」
ミカサ「何?」
ユミル「あいつのいじめが最近なくなっているだろ?」
ユミル「その理由は...」
ミカサ「へぇ〜」
アニ「やってくれるじゃない」
-
- 81 : 2015/01/19(月) 20:15:20 :
- -渡り廊下-
クリスタ「・・・で・・・」
クリスタ「話って?」
ミカサ「アルミンがいじめられているときに・・・アルミンを庇ったのって、貴方?」
クリスタ「!!」
どうしてそれを・・・?
アニ「どうなのさ?」
クリスタ「そうだとしたら・・・悪いかな?」
ミカサ「・・・!」
ミカサ「だいたい・・・」
ミカサ「だいたい私があの時エレンにフラれたのはお前のせいなのに!!あんたなんて消えてしまえばいい!!!」ガッ
クリスタ「痛っ!?」
クリスタ「やめてよ!!」ドンッ
ミカサ「あっ」ドチャッ
クリスタ「何よ・・・私エレンのこと好きじゃないよ・・・」
ミカサ「・・・」
ミカサ「私はあの時・・・」
-数ヶ月前-
ミカサ「・・・わ、私はエレンのことがその・・・す、好きだから・・・付き合って欲しい」
エレン「・・・」
エレン「ごめん」
ミカサ「・・・」
エレン「俺は・・・クリスタがすきだから」
ミカサ「そんな・・・っ」
エレン「ごめんな」
ミカサ「苦しかった許せなかった。誰よりもエレンのことを思っている私がフラれるなんて信じられなかった」
クリスタ「・・・」
ミカサ「お前のせいで私はエレンにフラれたんだ!」
クリスタ「そんなのしらないよ・・・」
ミカサ「・・・」スクッ
ミカサ「行こう二人とも」
-
- 82 : 2015/01/19(月) 20:18:44 :
- 他の方に迷惑になってはいけないので、荒らし等のコメントは非表示にしました。
-
- 83 : 2015/01/21(水) 20:21:56 :
- ただの逆恨みじゃんw
期待
-
- 91 : 2015/01/25(日) 19:05:30 :
- -廊下-
ミカサ「・・・」
ユミル「あのさーミカサ」
ミカサ「何?」
ユミル「あたし等もうこんなことしたくねえよ」
ミカサ「・・・!」
ミカサ「・・・どういうこと」
アニ「あたし達、ミカサに酷いことじゃないって言われてこれやってるけど、十分酷いよ?」
ミカサ「何よ・・・それ・・・」
ユミル「このままクリスタとアルミンをいじめるっていうのなら」
アニ「この団体から抜け出して、逆にあんたをいじめるよ」
ミカサ「・・・は?」
アニ「じゃあね」
ミカサ「何よ・・・」
ミカサ「私は悪くない」
ミカサ「私は悪くない!」
ミカサ「まってよ・・・また私・・・一人になる・・・」
-
- 92 : 2015/01/25(日) 19:12:30 :
- -数日後-
クリスタ「アルミン廊下まで一緒に行こっか」
アルミン「うん」
???「きゃああっ」
クリスタ「!」
タタッ
アルミン「あれ・・・ミカサ」
ミカサ「やめてっ痛いっ」
女子1「アハハハハッ」
女子2「おらあっ」ブンッ
ゴッ・・・
ミカサ「うっ!?」
女子1「こらこら~辞書は投げちゃだめでしょ~」クスクス
女子3「あ、そろそろ時間だ」
女子2「行こう~」
バタバタ
ミカサ「・・・」
クリスタ「あっ!」
ミカサ「!?」
クリスタ「血・・・頭から血・・・出てるよ」
アルミン「大丈夫?タオル持ってるよ」
ミカサ「いい・・・気にしないで」
クリスタ「そのままだと駄目だよっ」
ミカサ「なんで・・・?私・・・沢山沢山いじめたのに・・・」
クリスタ「そんなの関係ないよ」
アルミン「いじめられていたら普通助けなきゃいけないもん」
ミカサ「・・・」
ミカサ「ありがと・・・」
クリスタ「一緒に保健室行こう」
ミカサ「うん」
-
- 93 : 2015/01/31(土) 21:55:04 :
- ー保健室ー
ミカサ「クリスタ」
クリスタ「何?」
ミカサ「ごめんなさい」
クリスタ「え?」
ミカサ「いじめたり、辛い思いさせて...ごめんなさい」
クリスタ「いいよ〜っそんなの」
ミカサ「ありがとうクリスタ...そして本当にごめんなさい」
-
- 94 : 2015/02/03(火) 21:47:40 :
- アルミン「ごめんね・・・ミカサ」
ミカサ「え?」
アルミン「人をいじめる人と幼馴染で居たくないなんて言っちゃって・・・」
ミカサ「別にいい・・・それが普通だから・・・」
ミカサ「・・・で・・・」
クリスタ「?」
ミカサ「前から思っていたんだけど、二人は両想い?」
クリスタ アルミン「えっ!?///」
ミカサ「だ、だって二人で行動しているところ良く見るし・・・」
クリスタ「そ、そそっそんなとこはない・・・と・・・思う///」
アルミン「で、でも・・・もしどちらかが相手のことを好きだったら・・・僕が一方的に好きなだけだと思うんだけど・・・///」
クリスタ ミカサ「?」エ?
アルミン「い、いやっだからそのっ・・・///」
ミカサ「?アルミンはクリスタが好きなの?」
クリスタ「えっ?///」
アルミン「うぅ・・・///」
-
- 95 : 2015/02/04(水) 22:16:52 :
- アルミン「ああっぼ、僕早く教室に戻って係りの仕事しなきゃいけない!///」
ミカサ「え」
アルミン「じゃあ!///」
ピュ~~~~~
ミカサ「あ、逃げた」
クリスタ「?」
ミカサ「まあ、アルミンは絶対にクリスタのことが好きだと思う」
クリスタ「!??///」
ミカサ「だって、見た?さっきのアルミンの異常な赤面」
クリスタ「えっ?顔赤くなってた?」
ミカサ「うん。バリバリ」
クリスタ「そ、そうなんだ」
ミカサ「クリスタも」
クリスタ「うえっ!?///」
ミカサ「ほら、今も」カカミデジブンノカオヲミセル
クリスタ「ほ、ほんとだ・・・」
ミカサ「じゃあ二人はもう両想いなんだ?」
クリスタ「そ、そんなことはないよっ///」
ミカサ「羨ましいな」
クリスタ「ミカサ・・・」
ミカサ「ごめんね」
クリスタ「え・・・」
ミカサ「失恋したからっていじめたりして・・・私、きっと前みたいな酷い性格だったから嫌われたんだろうなあ・・・エレンにも・・・アニにもユミルにも・・・」
クリスタ「え?あの二人も?」
ミカサ「うん・・・昨日にね」
クリスタ「そうなんだ・・・」
ミカサ「でも、やっと分かったよ『自業自得』って言葉の意味」
クリスタ「え?」
ミカサ「今まで、クリスタをいじめているときに『こうなったのは自業自得なんだから、私たちは悪くないからね』とか、沢山その言葉を使って、いろいろな人を苦しめたけど、まさに私の今の状態が『自業自得』なんだろうな」
クリスタ「そんなことないよ」
ミカサ「・・・え・・・?」
クリスタ「だって・・・好きな人にフラれて・・・ミカサも苦しかっただろうし・・・八つ当たりしちゃうのも仕方ないのかも・・・私も好きな人に振られたら悲しいし」
ミカサ「クリスタ・・・」
クリスタ「ま・・・まあ、今好きな人はいないけど?!///」
ミカサ「で、その好きな人がアルミンだと」
クリスタ「ち、違うってばー!///」
-
- 96 : 2015/02/05(木) 22:09:10 :
- -放課後-
クリスタ「アルミンっ一緒に帰ろう」
アルミン「うん」
クリスタ「明日私のクラスに転校生がくるんだって~」
アルミン「そうなんだ~どんな子だろう?」
クリスタ「気になるね~」
-
- 97 : 2015/02/05(木) 22:24:34 :
- -次の日の教室-
クリスタ(転校生が来るんだよね~どんな子かな?楽しみ~)
先生「おはよう、さっそくだけど転校生がもう来てるから入ってもらうわね」
先生「入ってきて」
ガララッ
???「・・・」
アニ「・・・!?」ビクッ
???「!」ハッ・・・
???「・・・っ」ササッ
クリスタ「?」
先生「じゃあ自己紹介して」
???「・・・ミーナ・カロライナです・・・」
アニ(やっぱり・・・)
先生「転校生に質問はある?」
アニ「・・・」
アニ「はい・・・」スッ
ミーナ「!!」
アニ「・・・前はどの学校でしたか?」
ミーナ「・・・あ・・・」
アニ(ミーナ・・・)
ミーナ「ウォールローゼの・・・東北にある古い・・・学校です」
アニ(間違いない・・・ミーナだ)
アニ(あの時の・・・)
-二年前-
ミーナ「キャアアッ」
アニ「!」
タタ・・・
ミーナ「やめっ・・・痛いっ」
女子「あ~ごめーんでも、どうせ痛くないんだからいいよね?」ゲシゲシ
アニ「・・・」
アニ「大丈夫かい?」
ミーナ「・・・え?」
女子「は?」
ミーナ「あ・・・りがと」
-休み時間-
アニ「ねえ」
ミーナ「!!」ビクッ・・・
アニ「どうして吃驚するの?」
ミーナ「・・・アニ?アニなの?」
アニ「そうだよ」
ミーナ「そっか・・・」
アニ「?」
ミーナ「ミカサと・・・仲良かったよね・・・前の学校で」
アニ「今は・・・どうかな」
ミーナ「私は・・・出来るだけあの子と関わって欲しくなかったな・・・」
アニ「どうして?」
ミーナ「だって・・・あの子私をいじめていた子だし・・・あの子と一緒にいるとアニまで私をいじめるんじゃないかって・・・」
アニ「えっそんなことは無((ミーナ「お願い!」
ミーナ「人をいじめたりしていないよね?私・・・いじめをする子嫌だから・・・いくらミカサでも・・・親や友達にとっては一人の大切な人なんだから・・・」
アニ「・・・あ・・・」
ミーナ「・・・いじめてるんだ?」
アニ「・・・」
アニ「うん・・・」コクン
ミーナ「・・・そんな・・・」
ミーナ「酷いよ・・・アニはそんなことする子じゃないって思ってた」
アニ「あ・・・」
-
- 98 : 2015/02/08(日) 22:09:29 :
- -授業中-
アニ(ミーナ・・・あれから一回も話を聞いてくれなかった・・・携帯にメールをしても既読になっているのに、返事をくれない・・・)
アニ(こうなって当たり前だよね・・・)
アニ(いつでもいい・・・話を聞いて欲しい)
アニ「・・・」
先生「この問題が___」
アニ(今ならミーナにメールを贈ってもバレないか・・・?)
スッ・・・
ブブブブ・・・
ミーナ「!」
アニ(ミーナ気づいた?)
ミーナ「・・・」
-休み時間-
アニ「あの・・・ミーナ、携帯・・・」
ミーナ「授業中にメールなんてしてこないでよ・・・見つかっちゃうじゃん・・・」
アニ「あ・・・ご、ごめ・・・」
ミーナ「・・・」フイッ
アニ「あ・・・」
スタスタスタ・・・
ガラガラ ピシャン
アニ(これが・・・今まで人を苦しめてきた私への報いなのかな・・・次は私?次は私が標的?)
アニ(またあんな辛い思いを・・・?いや、まだ私たちにいじめられていた人達よりはまだマシだけど・・・)
-
- 99 : 2015/02/08(日) 22:21:39 :
- -廊下-
アハハハッ
アニ「!」
クリスタ「それで、そのあとアルミンがねっ」
ミカサ「うん、どうなったの?」
アニ(クリスタ・・・ミカサ・・・)
アニ(なんで?普通前自分をいじめていた奴なんかと仲良くならないよね?)
クリスタ「こんなことがあったんだ~」
ミカサ「すごい!良かったね」
スッ・・・
アニ(・・・そうだよね・・・二人とも私が通っても無視は当然・・・だって多分二人とも私の事嫌いだから・・・)
アニ(私の友達って・・・ユミルだけ?いや、あの子も本当の友達とは言えないかもしれない)
アニ(ミーナ・・・)
それから私は何度もミーナに話しかけた
けど、ミーナは相手をしてくれなかった
ユミル「なあ、なんでそこまでしてミーナと喋ろうとするんだ?どうでもいいだろあんなヤツ」
アニ「でも、私はどうしても話したいことがあるから」
ユミル「へぇ~」
-
- 100 : 2015/02/08(日) 22:34:35 :
- -理科室-
アニ「あっ忘れ物した」
アニ「先生、忘れ物をしたので、取りに行ってもいいですか?」
先生「ん、そうか、じゃあ取りに行きなさい」
アニ「はい」
-教室-
ミーナ「!?」
アニ「ミーナ」
ミーナ「___っ」
アニ「あ、待って!」
アニ「なんで避けるの?」
ミーナ「・・・・・・聞いたよクラスの子から」
ミーナ「今まで、ミカサだけじゃなくて、他の子もいじめていたらしいね」
ミーナ「ミカサのグループに入って」
アニ「!」
アニ「聞いて・・・?」
アニ「あたし、一年からずっと一人で・・・寂しくて、たまに物を隠される事があった」
アニ「誰でもいいから友達になりたかったの」
アニ「そんなときに出会ったのはミカサ」
『一人なの?なら、私たちのグループに来たらいい』
アニ「そう言われて、入るしかなかっただって断ったら・・・」
アニ「断ったら、いじめられるかもしれない、嫌われるかもしれない、拒絶されるのも、何もかもが、怖くて・・・」
アニ「そのグループに入って、少ししたらミカサが失恋して、それはクリスタっていう子のせいって言われた」
アニ「ミカサがそれで・・・クリスタっていう子をいじめるって言い出したの」
アニ「反対・・・出来なかったんだ」
ミーナ「・・・」
アニ「それから、クリスタっていう子へのいじめが始まった」
アニ「最初は見てるだけで、何もしてなかったけど、それもいじめだって事は分かってた・・・」
ミーナ「・・・それを・・・話すために・・・今まで私に話しかけてきたの?」
アニ「誤解されちゃうのが・・・イヤだったから」
アニ(なに私は被害者になりきっているんだろう)
アニ(加害者なのに)
ミーナ「なんで?なんで私が誤解しているだけで・・・あんなに必死に・・・?」
ミーナ「私は・・・あんたの両親を殺したようなものなのに」
-
- 101 : 2015/02/08(日) 22:48:13 :
- -十一年前-
アニ母「放課後に友達と外で遊びたい?そんなの許さないわよ遊ぶことさえ許さないから」
アニ「そんなっ・・・」
ピンポーン
アニ母「あ、誰か来たわ・・・アニ、出て頂戴」
アニ「うん・・・」
ミーナ「おはようっ」
アニ「あ・・・おはよ」
ミーナ「遊ぼうよっ」
アニ「でも・・・お母さんが遊んじゃ駄目だっていうの」
ミーナ「おいでっ」グイッ
アニ「あっ!」
-公園-
アニ「公園って・・・こんなに楽しいんだ」
アニ父「おい・・・アニ」
アニ「お、お父さん・・・」
シャキン・・・
アニ(ほ、包丁・・・!?)
アニ父「絶対にゆるさねえ・・・」
アニ母「や、止めて!」
ザク・・・
アニ「・・・は?」
ミーナ「ひっ・・・!?」
アニ父「・・・お、おい?」
アニ父「俺・・・」
アニ母「ア・・・ニ」
ドサッ
アニの父に心臓を刺されたアニの母は、出血多量で息を引き取った
そのあとに、刑務所に入っていた父も頭が狂って、とうとう首を絞めて自殺してしまった
ミーナ「ごめんね・・・私が・・・」
アニ「いいの・・・あの時すぐに帰らなかった私も悪かったんだ」
ミーナはそれからアニとはあまり話さないようになった
-
- 102 : 2015/02/08(日) 22:51:59 :
- ミーナ「あんな事があったのに、まだ私に相手・・・してくれるの?」
アニ「ミーナが居なかったら、私はいろいろな楽しみを知らなかった・・・きっとね」
アニ「だからどんなことがあってもミーナは嫌えないんだ」
ミーナ「あ、あたし無視してごめんね・・・結局私がしていることもいじめだった」
アニ「私、いままでいじめてきた人たちに謝るよ・・・」
アニ「そうするしかない・・・避けられてもいい」
ミーナ「・・・避けられることになっても、私は・・・そんなこと二度としないよ・・・!」
アニ「・・・」
アニ「ありがとう」
-
- 103 : 2015/02/08(日) 22:59:02 :
- -放課後-
クリスタ「どうしたの?こんなところに呼び出して」
アニ「・・・今まで」
アニ「いろいろいじめてごめん!」
クリスタ「えっ?」
クリスタ「えっ?えっ?えぇ?ど、どうしたの!?いきなり・・・」
アニ「・・・あたし、決めたんだ」
アニ「もう二度といじめはしないって」
アニ「ミーナと沢山話をして、沢山わかったことがあったよ」
アニ「それで、私はいじめをしちゃいけないっていうことも分かった」
アニ「だから、せめて謝っておきたかったんだ」
クリスタ「アニ・・・」
アニ「本当に・・・ごめんね」
クリスタ「いいよっ!」
クリスタ「アニが謝ってくれて、私嬉しいよ!」
アニ「あ、ありがとう・・・」
アニ「あとで、ミカサとアルミンにも謝るよ」
クリスタ「うんっ」
私はただただ嬉しかったアニが改心してくれて
あとはユミル・・・
-
- 104 : 2015/02/09(月) 21:13:58 :
- -渡り廊下-
ミカサ「・・・」スタスタ
アニ(あっミカサいた)
アニ「ミカサ」
ミカサ「ひっ!?」
アニ(あ・・・まぁ、そりゃあそうだよね・・・)
ミカサ「何・・・?何なの?」
アニ「ミカサ」
ミカサ(何?また何かする気・・・?)
ミカサ(逃げたい・・・)
アニ「ごめん」
ミカサ「___」
アニ「私、ミーナと話をして、いじめをしちゃいけないってことが分かったんだ」
ミカサ「!」
アニ「だから・・・ごめん」スッ
ミカサ「・・・っ!」
アニ(そうだよね・・・手を差し伸べてもすぐには握ってくれないか・・・)
ミカサ「何でいきなり?」
アニ「ミーナといろいろ話をしたんだ」
アニ「それで、しちゃいけないことも、していいいことも、いっぱい分かったことがあるんだ」
ミカサ「信じられないよ・・・」
アニ「だよね」
アニ「あたしたちはね、ミカサに怒っていたんじゃないよ」
ミカサ「・・・え?」
アニ「ホントは心の中ではイヤだったんでしょ?人をいじめること」
ミカサ「!」
-
- 105 : 2015/02/09(月) 21:26:03 :
- アニ「あたし達は、ミカサがホントの気持ちを教えてくれなかったのが悔しかったんだ」
アニ「あたし達は、ミカサのこと友達だって思っていたよ・・・でも、ホントの気持ちを教えてくれないからあたし達はミカサに友達と思われていないと思うことが苦しかったんだ」
アニ「だから、ホントの友達になれるように、いじめだって参加した。どんなことでも耐えた」
ミカサ「!!」
アニ「あたしだって、いじめるのはイヤだったよ・・・でも、グループに入れてくれて、孤立から脱出できたのはミカサのおかげだった・・・」
ミカサ「私は・・・誘っただけ・・・」
アニ「いじめないと、エレンがクリスタのことを諦めないと思っていたんでしょ?」
ミカサ「あ・・・わ、私・・・は・・・」
ミカサ「・・・うん・・・そうだったね」
アニ「ごめん・・・ミカサ」
ミカサ「だったら・・・私たちはもう友達?」
アニ「・・・!」
アニ「あたりまえだよっ」
-
- 106 : 2015/02/09(月) 21:32:31 :
- -帰り道-
アニ「あ、クリスタとアルミンだ」
アニ(アルミンに謝んなきゃな)
アニ「クリスター」
クリスタ「あっアニ!」
アニ「二人って帰り道こっちだったんだね」
クリスタ「う、うん」ギクッ
アルミン「うん、そうだよ」ギクッ
アニ「アルミン、ごめんいろいろいじめて」
アルミン「あっそのことか、いいよっあまり気にしてないから」
アニ「そ・・・なら良かったよ・・・」
アニ「んじゃ、あたし帰り道あっちだから」
クリスタ「バイバ~イ」
アニ「うん、ばいばい」
-
- 107 : 2015/02/09(月) 21:39:13 :
- -アルミンとクリスタ-
アルミン「ミカサの勘って凄いよね・・・」
クリスタ「そう?何で?」
アルミン「いや・・・///前聞かれたんだけどさ・・・///」
アルミン「ミカサが『アルミンってクリスタのこと好きなの?』って・・・///」
クリスタ「そうなんだ~それと勘って関係あるの?」
アルミン「い、いやだから・・・僕・・・僕はクリスタのことが好きっていうことだよっ///」
クリスタ「」
クリスタ「はい?」キョトン
クリスタ「え?え?え?え?え?え?え?え?」
アルミン「うぅ~っ///」
クリスタ「ええっ!?///なんで!?///」
アルミン「な、何でって・・・」
クリスタ「わ、私も好きだけどさ・・・」ボソボソ・・・
アルミン「え?」
クリスタ「だっだから~っ私も好きだって~!」
アルミン「えっ!?///」
クリスタ「も、もう~っ///」
アルミン「じ、じゃあ今日は僕が料理張り切ってする!」
クリスタ「あっ駄目~私も手伝いたい~」
アルミン「いいよっ一緒に作ろっか!」
クリスタ「うんっ」
-
- 108 : 2015/02/11(水) 20:31:44 :
- ―アルミンの家-
アルミン「・・・さて、何をつくろうかな?」
クリスタ「オムライスは?」
アルミン「オムライス難しくない?」
クリスタ「そうかなぁ?」
アルミン「まあ、失敗してもいっか!オムライス作ろう!」
クリスタ「うん」
アルミン「よし、材料はこんなカンジかな?」
クリスタ「そうだねっ」
アルミン「ケチャップとご飯を混ぜて炒めて、材料をドバっと」
クリスタ「そんなカンジだよね」
クリスタ(そういやもう少しでバレンタインか・・・何を作ろう・・・)
クリスタ(マカロン?いや、でもあれ難しいんだよね・・・)
クリスタ(ブラウニーとか簡単に作れそうだな・・・)
クリスタ(でも、アルミンってそもそも甘いの平気なのかな・・・?)
クリスタ「ん?」
クリスタ(ドライフルーツが沢山・・・)
クリスタ「ねえ、アルミン」
アルミン「ん?どうしたの?」
クリスタ「あのドライフルーツって?」
アルミン「あぁ、一回クッキーつくったんだけど、うまくできなくて、それで余ったやつだよ」
クリスタ「そうなんだ」
クリスタ(ってことは、甘いのいけるんじゃん!ケーキいけるんだし)
クリスタ「ねえ、アルミンまた今度キッチンの材料借りてもいい?」
アルミン「いいよ~っ」
アルミン「あっ、ケチャップライスはできたみたい」
クリスタ「あっ手伝うの忘れていた・・・」
アルミン「そうだね」
クリスタ「じゃぁ、つぎは私する」
アルミン「えっ?いや、いいよ・・・女の子に任せるなんてやっぱり・・・」
クリスタ「お願い~っ」
アルミン「ま、いっか・・・お願いっ」
クリスタ「うんっ」
クリスタ「私、卵包むの得意なんだ~」
アルミン「そうなんだっ僕はいっつもあそこで形が崩れちゃうけどね」
クリスタ「そうなんだ」
アルミン(そういや、あのドライフルーツでなんか作れるものないかな?)
アルミン(前あれでパウンドケーキ作ろうとしたけど失敗したんだよね・・・)
アルミン(もっかいチャレンジしてみようかな)
クリスタ「どうしたの?卵できたよ?」
アルミン「すごっ早いね~・・・」
クリスタ「得意だからっ」
アルミン(料理上手だなあ・・・羨ましい・・・)
-
- 109 : 2015/02/11(水) 20:44:17 :
- 二人「いただきま~す」
クリスタ「!おいしいっ」
アルミン「ほんとだっ」
クリスタ「そういや、もうすぐバレンタインだからチョコ作らなきゃ・・・」
アルミン「ほんとだね」
クリスタ「ミカサとかにもあげようかな?」
クリスタ「ねえねえ、思ったんだけどね」
アルミン「うん?」
クリスタ「ミカサって・・・エレンにもう一度告白しないのかな」
アルミン「そうだよね~絶対ミカサエレンのこと好きだよ・・・」
クリスタ「うんうんっ」
アルミン「ねぇ、クリスタって料理得意なの?」
クリスタ「う~ん・・・そうなのかな?」
アルミン「オムライス作るの上手かったし・・・」
クリスタ「オムライスは作り慣れたからっ」
アルミン「そうなんだ~」
二人「ごちそうさまでした~っ」
アルミン「すごく美味しかったよ!」
クリスタ「えっ本当?良かったぁっ」
アルミン「また作って欲しいなっ」
クリスタ「うんっいいよっ」
-
- 110 : 2015/02/11(水) 20:49:13 :
- アルミン「クリスタはユミルと仲直りできたの?」
クリスタ「ううん・・・まだ・・・」
アルミン「そっか・・・」
クリスタ(あと一人・・・仲直りできてないのはユミルだけ・・・)
クリスタ(どうして?前はあんなに仲良かったのに・・・)
-
- 111 : 2015/02/11(水) 20:57:48 :
- -次の日の教室-
ザワザワ
クリスタ「?何かな」
ミカサ「あっクリスタ大変っ・・・」
クリスタ「?」
ミカサ「学校サイトっていう私達の学校のサイトがあって自由に不満とかを書き込めることができるサイトでアニへの嫌がらせが始まったのっ!!」
クリスタ「え・・・嫌がらせ・・・?」
アニ「・・・いいよ、気にしてないから」
クリスタ「で、でも」
アニ「いいんだよ・・・」
クリスタ「アニ・・・」
-
- 112 : 2015/02/15(日) 13:07:02 :
- すごく期待です!
-
- 113 : 2015/02/15(日) 20:35:19 :
- 女子1「あれ?あたしのノートが無い・・・」
クリスタ「えっ!?」
ザワッ・・・
女子2「あれっ私のシャーペンも無い・・・」
アニ「・・・」
クリスタ「まあ・・・落としたとか・・・家に忘れたとかじゃない?」
女子1「まぁ、そうだよね探してくるわ」
女子2「私も。だってシャーペンだし・・・」
-
- 114 : 2015/02/15(日) 21:14:19 :
- ユミル「なぁ・・・アニ」
アニ「ん?」
ユミル「一緒に帰らねぇか?」
アニ「いいけど、あたしその前にトイレ行く」
ユミル「おう・・・」
-女子トイレ-
ユミル「なあ、アニ」
アニ「ん?」
ユミル「一人でいるやつってどう思う?」
アニ「うーん・・・まぁ、はっきり言って」
アニ「そいつが性格悪いから嫌われて一人にされているだけ」
ユミル「___!」
アニ「だって...そうでしょ?」
アニ「それに一人のヤツなんてこの世に五万といるんだからどうでもいいんじゃない?」
ユミル「・・・」
ユミル(一人の奴の事をそう思っているのなら...あたしの事もそう思っているんだ...だったら...)
ユミル(あたしを一人にしてアイツ等と仲直りしたこいつなんか・・・)
ユミル(あたしと同じ立場になればいいんだ)ギロッ
ユミル「あ・・・あたし急用思い出した」
アニ「え」
ユミル「じゃあっ」
アニ「あ・・・っ」
-
- 115 : 2015/02/15(日) 21:38:18 :
- -ロッカー-
アニ「忘れ物した・・・」
ガチャッ
アニ「え・・・誰このノート・・・」
ハッ
『あれ?あたしのノートが無い・・・』
アニ「シャーペン・・・」
アニ「ちが・・・あたしは盗んでなんかない・・・」
-
- 116 : 2015/02/15(日) 23:39:48 :
- 期待です!!だめだユミル!それは自分にはいいかもしれんが…人間的に間違っている!!
-
- 117 : 2015/02/16(月) 00:54:29 :
- 116さん人間的とか言ってるけど原作で巨人ですよね
-
- 118 : 2015/02/22(日) 18:35:52 :
- -次の日-
女子1「ええっ!?次はクリスタの携帯!?」
女子3「一体誰が・・・!?」
ミカサ「皆のロッカー見てみよう」
女子1「そうだね!今日私の机に誰かが置いていてくれたからひろってくれたひとがいるかもだし」
女子2「私も机の上に置いてあったよ」
ユミル「___!!」
ユミル(クソ・・・アニ本人がロッカー見て戻したのか・・・?)ギリリッ
ユミル(でも今回アニのロッカーに入ってるんだがな・・・)ニィッ・・・
女子1「えっとまずはアニ・・・」
ガチャッ
クリスタ「___・・・あ・・・それ・・・」
ユミル(アハハッいい表情だ)
女子2「・・・クリスタの・・・がアニのロッカーに入って・・・」
-
- 119 : 2015/02/22(日) 21:57:35 :
- ガラッ
クリスタ「!」
アニ「?」
クリスタ(アニ・・・)
アニ(・・・?何)
アニ(みんなどうし・・・)チラッ
アニ「___!」
アニ「これ・・・あたしの携帯じゃない・・・」
アニ(なんでまた私のロッカーに他人の物が)
女子2「それ、クリスタのなんだけど」
アニ「え・・・」
クリスタ「ごめ・・・それ私の・・・」
アニ「え・・・あ、あぁ・・・」スッ・・・
クリスタ「ありがと・・・」
女子1「人のもの取るなんてサイッテー」
アニ「・・・!」
アニ「ちが・・・あたしは・・・」
女子3「あんたの言う事なんて聞かないから」
アニ「・・・あ・・・」
女子1「だいたい・・・」
ガンッ
アニ「ひっ・・・!」
女子1「だいたい前から気に入らなかったのよね前まで暗かったくせにクリスタをいじめだすようになったら性格は変わるし・・・」
ユミル「・・・」カチカチ
ユミル「・・・」チラッ・・・
女子3「みんなに謝りなさいよ!!」
女子2「土下座~土下座~」アハハハハハハハハハハハハハッ
クリスタ「・・・っ」
ユミル(そろそろかな~・・・)
カチッ
ピロロロロロロッ
クリスタ「?」
ミカサ「あれ・・・私の携帯にも・・・」
女子1「何これ」
女子2「裏学校サイトにまた新しいのが投稿されたよ~『あ~あ~とうとうアニも皆に嫌われちゃったね沢山いじめられてね~☆学校にお前の居場所は無いから~頑張ってね~』・・・だってさぁ・・・」ニヤニヤ
アニ「あ・・・」
-
- 120 : 2015/02/22(日) 22:08:01 :
- -休み時間-
アルミン「え?次はアニがいじめられてる?」
クリスタ「うん・・・人の物を取ったって疑われて・・・」
アルミン「そっか・・・」
クリスタ「私はアニじゃないと思うんだけどなあ・・・」
アルミン「え?」
クリスタ「だって・・・アニはそんなことする人じゃないと思うから・・・」
アルミン「そうだね・・・」
-
- 121 : 2015/02/22(日) 22:09:46 :
- ミーナ「アニ・・・」
アニ「ミーナ・・・」
ミーナ「あたし・・・信じてるよ」
アニ「え?」
ミーナ「あたし・・・アニが人のもの取らないって信じてるから!」
アニ「ミーナ・・・」
アニ「ありがとう」
-
- 122 : 2015/02/27(金) 17:22:16 :
- 期待
-
- 123 : 2015/03/01(日) 22:33:02 :
- -教室-
アニ「・・・あっ・・・」
アニ「机が・・・」
女子1「あんたろくに勉強なんてしないんだから机なんていらないでしょ?」
アニ「・・・は?」
アニ「どこにやったの・・・」
女子2「わかんないけどぉ~あそこじゃないの?」ユビサシ
アニ「・・・!校庭・・・?」
うそ・・・でしょ!?
タタタッ
アニ「あ・・・そんな・・・っ」
女子1「あんたの机でしょ~?拾ってこれば?」
酷い・・・
アニ「なんでこんなこと・・・あたし何にもしてないのに・・・」ポロポロ・・・
女子2「アハハハハハハッやっと泣いたわね!でもあんたの事なんて信じないからねっ」ブンッ
バシッ
クリスタ「や、やめ・・・ ユミル「やめとけば?」
クリスタ「ユミル・・・?」
ユミル「あいつは人のものを取ったんだああなって当然だろ」
クリスタ「・・・え・・・?」
何で止めないの・・・?
ユミルとアニって仲良かったのに・・・
-
- 124 : 2015/03/01(日) 22:37:17 :
- -授業中(テスト)-
女子3「はい、答案用紙」
アニ「な・・・」
そんな・・・答案用紙がグシャグシャ・・・
こんなんじゃテストなんて出来ない___!
アニ「・・・」チラッ
ユミル「フッ」ニヤ・・・
アニ「!!」
ユミル・・・
ユミルも私の事嫌い?あたし何かしたの?
-
- 125 : 2015/03/01(日) 22:52:15 :
- -屋上-
ユミル「何だよこんなとこに呼び出して」
アニ「!」
ユミル・・・!!
アニ「ユミルはあたしのこと嫌い?」
ユミル「___!」
ねえ・・・どうなの?
ユミル「・・・へぇ~」
ユミル「遅いね気付くの」
アニ「・・・え?」
ユミル「うん嫌い」
ユミル「大っ嫌い」ギロッ
アニ「なん・・・で___」
ユミル「あたしを一人にした」
ユミル「あんたは!!!ダイッキライ!!!」
アニ「知らない・・・知らないよ・・・あたしユミルを一人にしたことなんて・・・」ソッ・・・
ユミル「触んな!!」バシッッ
アニ「___!?」
ユミル「アニ、あたしはあんたと仲が良かったよ」
ユミル「クリスタ達と仲良くなる前までは」
アニ「・・・クリスタ達が何で出てくるわけ・・・」
ユミル「あんたはあたしを一人にして、クリスタ達と仲直りした
・・・クリスタ達に謝るっていう一言すら言わずに!!!」
ユミル「あの時・・・謝ることを言ってくれたら・・・あたしだって謝っていた」
ユミル「なのに___!!!!」
アニ「・・・?」
ユミル「あんたはその一言すら言わなかった!それでいきなりクリスタ達と仲直りした!!!」
ユミル「それで私は一人になった」
ユミル「苦しかった・・・寂しかった・・・許せなかった!あたしを一人にしたあんたが!!!」
アニ「待ってよ、あたしそんなつもりは・・・」
ユミル「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
私は初めて知った・・・
自分がこんなにも恨まれていることを
アニ「どうやったら・・・ユミルは許してくれる?どうやったら・・・あたしはあんたに許してもらえるの?」
ユミル「・・・許してもらう?」
ユミル「じゃあ」
ユミル「死んでくれ」
-
- 126 : 2015/03/01(日) 23:03:06 :
- アニ「え・・・」
あぁ・・・そっか・・・あたし達・・・もう戻れないのかな・・・?
仲良かった頃には・・・もう二度と戻れないのかな
アニ「・・・うん・・・」
ユミル「・・・は?」
アニ「ユミルが・・・そう望むなら・・・」
私が人に出来る
最後の事
アニ「・・・」
ガシャガシャ・・・
ユミル「や・・・待っ・・・」
ヒュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・
ユミル「待って・・・!!アニ!!!」
-
- 127 : 2015/03/01(日) 23:10:55 :
- -病院-
アニ「・・・ん・・・?」
此処・・・何処
クリスタ「アニっ!良かった九日間寝たきりだったんだよ!!」
アニ「あたし・・・生きてる!!」
クリスタ「ほらっユミルっユミル!起きて!アニが目覚めたよ!!!」
アニ「___!!」
『死んでくれ』
あ____!
ユミル「アニっよかった!!!」
アニ「?え・・・」
何で・・・死んでって私に言ったのに・・・
ミカサ「次の体育に用意していたマットの山済みがクッションになったらしい・・・ある意味奇跡に近いらしい・・・」
アニ「ゴメンユミル・・・死ねなかった・・・」
ユミル「何だよ・・・それ・・・」
アニ「えっ」
ユミル「一人になった怒りと悲しみをあんたにあたしは八つ当たりしていただけだった・・・なのになんであんたが謝るの?」
アニ「確かにそうだけど・・・あたもいけないことをした」
アニ「まず謝るって一言言わずに勝手に仲直りして・・・ユミルを一人にしてゴメン」
アニ「あたしがあんたに謝んないといけなかったんだ」
ユミル「じゃあ・・・あたし達も仲直りできた・・・?」
アニ「うんっ勿論っ」
ごめんなさい・・・そして・・・友達一からやりなおそう
-
- 128 : 2015/03/04(水) 21:53:35 :
- -数日後の学校-
ミカサ「クリスタおはようっ」
クリスタ「おはよぉ~っ」
アルミン「あ、ミカサおはよう」
ミカサ「アルミンおはよう」
アニ「三人ともおはよう」
クリスタ「アニ!退院おめでとうっ」
アニ「ありがとっ」
ミーナ「アニっ三人ともっおはよ~っ」
アルミン「ミーナおはよう」
ミーナ「腰痛い~」
アニ「あんたはばあちゃんか」ペチッ
ミーナ「あ、いて~っおばあちゃんを叩くなんてひどいぞ!」プンプン
アニ「あぁごめんねおばあちゃん」シラー
ミーナ「もぉ~っ」
ユミル「おはよ・・・朝から騒がしいな・・・」
クリスタ「ユミルおはよう~♪」
ユミル「おはよ」
エレン「・・・?何だこの集団」
ジャン「しらねぇ・・・」
アルミン「あ・・・っ」
エレン「!」
アルミン「・・・っ」フイッ
エレン「あっアルミン・・・」
ジャン「・・・」
ミカサ「?何エレン」
エレン「なんだよ仲直りしたのかよ?」
ミカサ「そうだけど・・・」
エレン「っていうことはいじめは無くなったのか?」
ミカサ「うん」
エレン「へぇ~・・・」
-
- 129 : 2015/03/07(土) 23:17:49 :
- 期待です!(´∀`)⊃旦{気軽に休憩をとりながら
-
- 130 : 2015/03/08(日) 23:01:45 :
- -休み時間-
ミカサ「・・・」
エレン「・・・」
エレン「で?・・・何だよ?こんなとこに呼び出して・・・」
ミカサ「・・・エレン・・・」
エレン「?」
ミカサ「ごめんなさい」
エレン「・・・え?」
ミカサ「私・・・いろいろなひとをいじめてきた・・・だからエレンにも嫌われたんだと思う・・・なのに・・・」
ミカサ「勝手にエレンの好きな人をいじめて得れんを傷つけて・・・無理やりエレンをいじめにまきこんでいじめさせたりして・・・」
ミカサ「ほんとうにごめんなさい」
-
- 131 : 2015/03/09(月) 20:27:22 :
- エレン「・・・」
エレン「うん・・・」
ミカサ「・・・?」
エレン「俺は・・・本当のミカサにもう一度会いたかった」
ミカサ「え?」
エレン「本当のミカサは人をいじめたりしない」
ミカサ「!」
エレン「中学一年まで俺はずっとミカサが好きだったけど人をいじめるようになったから俺はミカサと少し距離を置いた」
エレン「だから・・・」
エレン「本当のミカサに戻ってくれて俺は嬉しいよ・・・」
ミカサ「・・・うん」
-
- 132 : 2015/03/09(月) 20:33:00 :
- ミカサ「あの・・・っ」
ミカサ「もう一度言う・・・」
ミカサ「今でも私はエレンのことが好き」
エレン「!!」
ミカサ「・・・」
ミカサ「やっと・・・本当の事言えた」
エレン「ぁ・・・っ」
ミカサ「じゃあ・・・」
エレン「ミカサ!」
ミカサ「!」
エレン「・・・その・・・」
エレン「俺なんかでいいなら」
ミカサ「え・・・」
エレン「付き合ってくださいっ」
ミカサ「・・・!!」
ミカサ「何で・・・」
エレン「・・・」
ミカサ「私・・・色々悪い事したのに?」
エレン「でも・・・ミカサはちゃんとそれを人に謝った」
ミカサ「!」
エレン「俺は・・・ミカサが戻ってくれたら告白しようと思っていた・・・」
エレン「今日靴箱で皆と仲がよかった」
エレン「ていうことは自分からちゃんと謝ったんだろ?」
ミカサ「あ・・・っ!」
エレン「俺は今のミカサがやっぱり好きだ」
ミカサ「あ・・・ありがとうっ///」ポロポロ
エレン「泣くなよ・・・」
ミカサ「うんっ」
ポンポン・・・
-
- 133 : 2015/03/09(月) 21:02:48 :
- -その後-
アルミン「・・・」
エレン「なぁ・・・アルミン」
アルミン「何?」
エレン「その・・・ごめんっ」
ジャン「俺も・・・悪かった・・・」
アルミン「・・・」
エレン「ずっといじめて・・・悪口言って本当にごめんなさい!!」
ジャン「ごめん!」
アルミン「・・・」
アルミン「僕さ・・・エレンに言われたことできたよね」
エレン「・・・え?」
-三年前-
アルミン「どうしてこんなこと・・・」
エレン「それはお前が弱虫だからじゃね?」
アルミン「・・・僕は弱虫じゃない」
エレン「はぁ?なんだそれんじゃ、証明してみろよ」
アルミン「・・・分かった・・・将来・・・僕みたいにいじめられているひとが居たら・・・僕が助ける!いじめで自殺する人だっているんだ!僕はそれを止めてみせる!!!」
アルミン「・・・僕・・・クリスタを助けることが出来たよね・・・」
アルミン「僕ね・・・見たんだ」
アルミン「クリスタが手を伸ばしたら少しだけ服から出ていた」
アルミン「リストカットの跡」
エレン「!!?」
ジャン「リスト・・・カット・・・!?嘘だろっ!??」
アルミン「嘘じゃないよ・・・でもクリスタはそれを必死に隠そうとしていたのか・・・服のすそにゴムをつけて見えないようにしていた」
アルミン「僕と仲がよくなっていくうちに・・・辛そうにしていた顔も戻ってきた・・・ある日・・・料理をしているときがあって、腕が見えたけど、傷が無かったんだ」
アルミン「・・・僕・・・クリスタの命助けれたかな・・・」
エレン「・・・うん・・・ちゃんと守れた」
アルミン「・・・・・・良かった」ポロ・・・
エレン「本当にごめん!」
ジャン「俺もっごめん!!」
アルミン「・・・うん・・・いいよもう・・・」
エレン「アルミンっずっと幼馴染でいような!!」
ジャン「ずっと友達で居ようぜ!」
アルミン「うん・・・」
アルミン「ずっと幼馴染だし・・・ずっと友達」
-
- 134 : 2015/03/09(月) 21:11:59 :
- エレン「・・・そういや・・・俺らもう卒業だな・・・」
※みんな高3の設定です
アルミン「卒業練習始まったよね」
ジャン「おう・・・卒業練習は腰が痛くなるから厄介なんだな」
エレン アルミン「おじぃちゃん」
ジャン「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ」
-
- 135 : 2015/03/16(月) 21:32:46 :
- -卒業練習-
ミカサ「今まで支えてくれた」
クリスタ「家族の居てくれたおかけで私はここまで成長することが出来た・・・」
先生「・・・レンズさん・・・家族が居ないからその言葉はいいにくいかもね・・・」
クリスタ「・・・はい」
先生「それを言う人変えようか・・・」
クリスタ「はい・・・」
アルミン「僕が言いますよ」
先生「じゃあアルレルト君頼むね」
アルミン「はい」
アルミン(・・・そっか・・・クリスタは家族に・・・)
クリスタ(どうして・・・私を捨てたの)
アニ「・・・」
-
- 136 : 2015/03/16(月) 21:36:02 :
- -休み時間-
アニ「クリスタの気持ち・・・なんとなくわかるよ・・・」
クリスタ「え?」
アニ「私も親いないからね」
クリスタ「えっ!?どうして?」
アニ「父親に母親は殺された前から心臓をグサッ・・・とね・・・」
アニ「その後父親は母親を殺したショックで刑務所の中で自殺した」
クリスタ(・・・この人は私よりもはるかに辛い思いをしているんだな・・・)
クリスタ「・・・そっか・・・」
アニ「確かに・・・あの言葉は言いづらいよね・・・わかるよ」
クリスタ「そうだね・・・」
-
- 137 : 2015/03/26(木) 16:06:03 :
- -卒業式当日-
在校生「卒業おめでとうございます」
クリスタ「ありがとう・・・」
在校生「あっ、卒業バッジつけますねっ」アセアセ
クリスタ「あせないで大丈夫だよ」
在校生「すみません・・・」
-
- 138 : 2015/03/26(木) 16:19:38 :
- -廊下-
ザワザワ・・・ アルバムニサインカイテー ネエアシタアソボウヨー
クリスタ「・・・サイン・・・か・・・」
スタスタ
クリスタ「!」
アルミン「・・・」
クリスタ(アルミン・・・!)
クリスタ「あ、あのっ」
アルミン「?」
クリスタ「アルミン・・・サイン・・・書いて?」
アルミン「うんいいよ」ニコッ
キュッ・・・キュッ
アルミン「はいっ」
クリスタ「ありがとうっ・・・」
アルミン「じゃあ僕も書いて」
クリスタ「うんっわかった」
キュッキュッ・・・
クリスタ「はいっ」スッ
アルミン「ありがとうっ」
クリスタ「それじゃあバイバイ・・・」
アルミン「あっクリスタ明日・・・遊ばない?」
クリスタ「!」
クリスタ「い、いいよっ?///」
アルミン「やったっ」
アルミン「それじゃあっ」
クリスタ「うんっ」
-
- 139 : 2015/03/29(日) 01:11:24 :
- 期待です
-
- 140 : 2015/04/03(金) 21:40:39 :
- -体育館-
先生「卒業生入場」
クリスタ「・・・」
聞いてない・・・
男女二人で体育館に入らなきゃいけないなんて・・・
しかも・・・女子が足りないからってアルミン・・・
恥ずかしいよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・///
アルミン「?」
-
- 141 : 2015/04/03(金) 21:43:44 :
- アルミンと・・・///
こけないようにしなきゃ・・・卒業練習のとき滑ってこけたし・・・
アルミン「頑張ろうね」ボソ・・・
クリスタ「ふぇっ・・・?う、うんっ///」
あ~どきどきする・・・
-
- 142 : 2015/04/03(金) 21:47:58 :
クリスタ「・・・」
あぁぁぁぁっ緊張した・・・まだドキドキしてるよぉ・・・////
あ~駄目駄目・・・切り替えなきゃ・・・///
先生「卒業生起立」
先生「卒業証書授与」
ザッ・・・
先生「三年一組アルミン・アルレルト」
アルミン「はい!」
校長「卒業・・・おめでとう」
はわわわわわわ///アルミン!///かっこいいっ///
クリスタ「///」
ミカサ(・・・お~い・・・クリスタ~)
-
- 143 : 2015/04/03(金) 21:53:05 :
- -卒業式終了-
クリスタ「こんなドキドキする卒業式なんてない・・・」
ミカサ「満足でしょあれで」
クリスタ「はい」ポワポワ
ミカサ「よしよし」
ミカサ「ん・・・」
ミカサ「クリスタ」
クリスタ「?」
ミカサ「卒業証書の7ページ目見て」
ペラペラ
クリスタ「・・・?・・・って・・・」
クリスタ「ああっ」
ミカサ「アルミン」
クリスタ「わわわわ///」
ミカサ「拡大アルミン」
クリスタ「かわい~♪」
ミカサ「・・・の隣にエレン///」
クリスタ「よかったねっ」
ミカサ「エレン♪」
-
- 144 : 2015/04/03(金) 22:03:21 :
- -卒業式終了 教室-
ミーナ「アニは将来の夢何?」
アニ「えっと・・・」
ユミル「お嫁さんだろ?」
アニ「うっさい」
アニ「あたしはべつに無いね」
ミーナ「え~」
アニ「でも・・・やるなら」
ユミル「お嫁さん」
バシン
ユミル「ひぇ~・・・」ヒリヒリ
アニ「あたしは花屋かな・・・」
ミーナ「意外だね!!!」
アニ「・・・じゃああんたも言ってみなよ」フーン
ミーナ「あたしはペットショップの店員だよっ」
アニ(・・・ミーナらしいな・・・)
ミーナ「ユミルは?」
ユミル「あたしは・・・無いかな」
ミカサ「何?何の話をしているの?」
クリスタ「私たちも混ぜてっ」
ミーナ「いいよっ」
ミーナ「二人は将来の夢何?」
ミカサ「私は美容師」
クリスタ「私はケーキ屋だよっ」
ミーナ「おぉ~っ」
-
- 145 : 2015/04/03(金) 22:07:40 :
- -校庭-
クリスタ「みんな写真撮ってるね」
アルミン「・・・あ、あの・・・」
クリスタ「?」
アルミン「一緒に写真撮らない?」
クリスタ「ふぇっ・・・///」
ミーナ「おぉ~」ヒュー
エレン「ミカサっ一緒に撮ろうぜっ」
ミカサ「・・・うん///」
クリスタ「いいよっ」
ミーナ「私がカメラ持つよ」
クリスタ「分かった!」
ミーナ「はいっ1+1は?」
アルミン クリスタ「2!」
パシャッ
-
- 146 : 2015/04/11(土) 22:25:50 :
___________・・・
-翌日-
クリスタ「アルミン何して遊ぶ?」
アルミン「う~ん・・・」
アルミン「あっ」
クリスタ「?」
アルミン「ゲームセンターでも行く?」
クリスタ「そこ行ったことない!」
アルミン「じゃあ一緒に行こうか!」
クリスタ「うんっ!」
アルミン「お金持って行かなきゃ」
クリスタ「じゃあ私も持っていこうっ」
-ゲームセンター-
クリスタ「わっ・・・すごいゲームが沢山ある!!」
アルミン「あっこれ面白そう!」
クリスタ「何これ・・・『二人で撃ちまくってストレス発散!』・・・?」
アルミン「一緒にやる?」
クリスタ「でもやり方わかんないなあ・・・」
アルミン「普通にこれをもってズバババババーーーっと・・・ね」
クリスタ「ふむふむ」
-
- 147 : 2015/04/12(日) 21:14:29 :
ゲームの音声「ゲーム終了」
クリスタ「うぅ・・・ボロ負けしたよぉ・・・」
アルミン「えへへっやった勝った~っ♪」
クリスタ「ん・・・」
アルミン「ん?」
クリスタ「ねぇアルミンプリクラって何?」
アルミン「写真を撮って落書きしたりできるんだよ」
クリスタ「そうなんだ!やってみたい!」
アルミン「いいよ!」
-プリクラ-
プリクラの音声「二人用コースかカップルコースか普通コースのどれか選んでね☆」
アルミン クリスタ「・・・」
クリスタ「どっちがいい?」
アルミン「男女だからね・・・」
クリスタ「二人用だとどっちも女顔になっちゃうんだよね?」
アルミン「うん・・・」
クリスタ「普通だと本当に普通になっちゃう・・・」
アルミン クリスタ「・・・」
アルミン「カップルコース?」
クリスタ「・・・うん・・・///」
トン・・・
プリクラの音声「カップルコースにしたよっ」
プリクラの音声「二人でピースしちゃおう!」
クリスタ(撮るだけなのに緊張するよ・・・///)
パシャッ
プリクラの音声「抱きついてみよう!」※あくまで主がきめているポーズなので、実際は無いはずです
クリスタ アルミン「」
アルミン「・・・///」
クリスタ「・・・///」
アルミン「・・・っ///」ギュゥッ
クリスタ「!!!!????///」
パシャッ
アルミン「////」
クリスタ「/////」プシュ~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・
_____________・・・
-プリクラ終了 落書きタイム-
クリスタ(このプリクラ酷い・・・けど・・・)
アルミン「次は落書きタイムだよ///」
クリスタ(アルミンに抱きつかれた・・・///)
プリクラの音声「自由に落書きしちゃおう!」
クリスタ(落書きか・・・)
アルミン「・・・///」カキカキ
クリスタ「ア・・・アルミン?///」
アルミン「何?///」
クリスタ「このプリクラ誰にも見せない?」
アルミン「え?うん」
クリスタ「そっか・・・」
アルミン「?」
クリスタ(なら・・・)
-
- 148 : 2015/04/12(日) 21:20:42 :
- -七時-
アルミン「そろそろ帰ろうか」
クリスタ「うん・・・///」
クリスタ(あのプリクラに『将来結婚したい』って書いちゃった////)※アルミンはまだ気付いてません
-家-
アルミン「プリクラ見ようか!」
クリスタ「うん///」
カサ・・・
アルミン「!」
クリスタ「////」
アルミン「うん・・・///」
クリスタ「え?」
アルミン「そうだね///」
クリスタ「え?」
アルミン「僕も・・・」
アルミン「僕も将来・・・クリスタと結婚したい・・・////」
クリスタ「_____!///」
クリスタ「・・・うんっ///」
クリスタ「将来結婚しようねっ///」
アルミン「うん・・・///」
-
- 149 : 2015/04/12(日) 21:28:54 :
- -そして数年後-
私たちは一月十五日に結婚した
-結婚式-
ミカサ「クリスターっ」
ミーナ「クリスタ可愛い~っ」
エレン「アルミンかっこいいぞ~っ」
アニ「二人ともお幸せにね!!」
クリスタ「ブーケトスいくよ~っ」
せーのっ・・・
パシッ
ユミル「・・・」
ジャン「一番結婚しなさそうなヤツが取ったぞ」
ユミル「あ゛?」
ジャン「」
クリスタ「ユミルっ」
ユミル「?」
クリスタ「お幸せにね~っ」
ユミル「う・・・うるせぇよっ///」チェッ
今まで生きていて良かった___・・・
アルミン
私は
貴方に出会えて
本当に良かった
これからは
ずっと一緒にいようね・・・
-
- 150 : 2015/04/12(日) 21:29:28 :
- 終わりです今まで見ていただいた方々ありがとうございました
-
- 151 : 2015/04/15(水) 23:43:33 :
- おもしろかったYO!
-
- 152 : 2015/05/01(金) 17:03:47 :
- 感動しました!!!!
-
- 153 : 2015/07/28(火) 15:41:28 :
- お疲れ様でした!^^
-
- 156 : 2017/07/10(月) 02:43:31 :
- かみぃーー
-
- 157 : 2017/07/10(月) 09:05:40 :
- 何これ・・・本当泣けるお話なんだけど・・・。
みんなが幸せになってよかった!
-
- 159 : 2017/09/11(月) 22:52:30 :
- >>158
多分
これは反対言葉ですね
すごい良かったです!
乙でした!
-
- 160 : 2018/01/04(木) 20:23:44 :
- アルミンアルレルトを誘拐しろエルドオルオダンクペトラ分かったか。クリスタレンズはわしが殺す。
-
- 161 : 2018/05/27(日) 22:57:21 :
- クリスタレンズを確保したぞ。歩兵軍曹(クリスタレンズ早く動け。)歩兵連絡隊員(クリスタレンズを見つけた。)陸軍幹部(了解した連れてこい)零戦パイロット(トラトラトラ我らアルミンアルレルトを奇襲あり成功あと5分で完了してくれたし。)山本五十六(よくやったぞ佐藤光歩兵軍曹)東条英機(山本五十六ご苦労であった。)マッカーサー(KURISUTARENNZUWOtaihoseyo)電報終わりでした。
- 著者情報
- 「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場