リヴァイ「俺の……誕生日？」

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リヴァイ「俺の……誕生日？」

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1 : ライラン : 2014/12/25(木) 20:12:23

とっさに兵長の誕生日！？と思い、(ベルトルトの方に気が向いてた)

急いで立てましたw
2 : ライラン : 2014/12/25(木) 20:15:16

「すまない…」

風が吹くある冬の日…

リヴァイは下を向きながら花を添える…

それを見ているハンジは呟いた…

「いつまで謝ってるの？今日はあなたの誕生日でしょ？」

「俺の？」

「うん！みんなが待ってるよ？」

「俺の……誕生日？」
3 : ライラン : 2014/12/25(木) 20:50:03

ガチャ

「「「「おめでとう！！リヴァイ！！」」」」

「「「「おめでとうございます！！リヴァイ兵長！！！」」」」

「………」

「ほらね？みんな、楽しみなんだよ？あなたの、『笑う顔』を見るのを…」

「俺の？笑顔？」

なんで俺が幸せになるんだ？

人を見捨ててきた俺が

幸せになる資格なんてないのに……

ペトラ「グンタ！！」

エレン「グンタ……さん？」

グンタ「」

エルド「くそ！！」

オルオ「誰だ！？」

ペトラ「最低でも刺し違えてやる！！！」

エルド(兵長……)

オルオ(早く……)

ペトラ(戻ってきて！！)

その頃

エルヴィン「リヴァイ……刃とガスを補充していけ…」

リヴァイ「なぜだ？十分足りるはずだが…」

エルヴィン「これは命令だ…」

リヴァイ「了解…」

オルオ「体勢を立て直せ！！」

ペトラ(へい……ちょう……)

グチャ

オルオ「……」

オルオ「なぜだ？刃が…通らねぇ…」

ベチャ

エレン「俺が初めっから……戦っておけば！！！」

リヴァイ「……」バシュ

グンタ「」

エルド「」

オルオ「」

ペトラ「」

リヴァイ「……」

ペトラ「」

俺が幸せになる理由なんて……
4 : ライラン : 2014/12/25(木) 20:59:42

「おめでとうございます！！」

駆け寄ってくるエレンに、リヴァイは言う

「あぁ…」

「これからも頑張ってください！！」

そういうと、エレンはニコッと笑いみんなの元へ戻っていく

「リヴァイも、ここへ来てから--年経ったか…」

近づいてきたエルヴィンにリヴァイが問いかける

「俺のために？」

「何がだ？」

「俺のために…クリスマスパーティーじゃねぇのか？」

「あぁ…今日はクリスマスだったか…」

俺は逆に自分の誕生日を忘れていた……

そう思うリヴァイに次々と声をかけていく団員

「おめでとうございます！」

「これからもよろしくお願いします！」

「すまん…少し外に出ていいか？」

エルヴィンに聴く

「いいけど…早く戻れよ？主役がいない誕生日パーティーなんか楽しくないからな！」

ガチャ

やっと落ち着いたと思うと

外では恋人たちが歩いている

「あー！あれ綺麗だね！」

「あぁ…綺麗だな…お前の方が綺麗だけどな？」

「あれ買って！！！」

「いいぞ？特別だぞ？」

「本当？嬉しい！」

「チッ……」

リヴァイは口癖？の舌打ちをし、ベンチに座る
5 : ライラン : 2014/12/25(木) 21:05:05

空を眺めるリヴァイに話しかける者がいた…

「おめでとうございます……リヴァイ兵長……」

「あぁ…確かミカサ・アッカーマンだったか？」

「はい…覚えてもらえて光栄です…」

「そんな顔には見えないがな？」

「……ミカサも声をかけて来いとエレンに言われたので来ました…」

少し暗い顔をしているミカサにちょっとした笑顔を浮かべるリヴァイ

「なんでみんなの前で笑わないんですか？」

「は？」

「せっかくのパーティーなのに、笑わないんですか？楽しくないんですか？」

「………」

「楽しい…か……そんな感情、とっくの昔に捨ててしまったな…」

「そうですか……」

「お前もじゃねぇのか？」

「私には『仲間』がいるので、今、とても楽しいです…」
6 : ライラン : 2014/12/25(木) 21:14:09

「《仲間》か……」

「えぇ…生きる希望とも言える存在です…」

「仲間……」

「いつまで後ろを向いているつもりですか？」

「………」

「前を向かないんですか？」

「………」

「皆さんが待っているんですかよ？」

「こんな俺が前を向いていいと思うか？こんな俺が楽しんでいいと思うか？」

「…」

「俺の『仲間』はすぐいなくなる…」

「俺の選択が間違っていたせいですぐ殺される…」

「簡単に言えば俺が殺したようなもんだ…」

「俺は何人…何十人…もっと殺してきたかもしれない…」

「そんな俺が前を向く資格があるのか？」

「……」

「黙り込むなよ……」

「少なくはあるんじゃないですか？」

「は？」

「勝手に決めつけないでくださいよ…」

「あなたのおかげで死んだ人は何人もいます…」

「……」

「でも、あなたのおかげで救われた人は、その何倍もいる…」

「……」
7 : にゃあん : 2014/12/25(木) 21:22:19

期待してます!

すごく奥が深いですね！
8 : ライラン : 2014/12/25(木) 21:37:26

「前を向きましょうよ…兵長？」

ミカサが微笑んだ

「！！？？」

『前を向いてください！兵長！」

なんてばかなんだろうな……ペトラと似てるって思ってしまった……

「そうだな……」

ガタッ

「どこへ行くんですか？」

「ついて来い…」

カラーん

いらっしゃいませ〜

ありがとうございます〜

「ほらよ…」

ミカサに包装紙で巻いたプレゼントを渡す

「私……ですか？」

「お前以外に誰がいる？」

「……ありがとうございます……」

「これは、2人目だな…」

「私は…私は貰うのは2人目です……」

ガチャ

「お帰りなさい！」

「どこに行ってたんですか？」

「ミカサぁ！！！おかえり！遅かったですね！」

「ごめんね……」

「続きをしましょう！！」

〈やっと私たちのこと忘れてくれるのかな？〉

〈わすれて欲しいけど、忘れて欲しくないな…〉

〈どっちなんだよw〉

〈ふっ…意味側からねぇなっっ？！？〉

〈バカみたい…ここでも噛むの？〉

〈久しぶりの夫婦喧嘩だ…〉

〈はっはっはっ！うるさくなりそうだ！！〉

〈〈夫婦じゃない！！〉〉
9 : ライラン : 2014/12/25(木) 21:38:16

END

すいません！予想の遥か斜め上を行きましたw

本当に想像と違いましたwすいませんw
10 : にゃあん : 2014/12/26(金) 08:06:29

良かったです！！
ほんわかしました！
11 : ライラン : 2014/12/27(土) 11:08:12

蛙霊魂さん！

ありがとうございます！急いで書いたので自身はなかったんですが…w

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著者情報

ライラン

@rairan0725

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