この作品は執筆を終了しています。
短編集「対人制圧部隊の気まぐれな日々」
-
- 1 : 2014/12/13(土) 18:31:36 :
- 注意事項
※ケニーって誰?と思った方にはネタバレがあります。注意してください。
※リヴァイの出番は少ないです。彼の活躍は期待しないでください。
※名前のないモブばかりです。ご了承ください。
※この作品のケニーの経歴は進撃の巨人とは一切関係ありません。
-
- 2 : 2014/12/13(土) 18:33:08 :
- 序章 -ケニーの秘密-
登場人物
・ケニー
・女性隊員A(「アッカーマン隊長、ようやく死んだんですか」の人)
・デュラン(名前はあるがモブ)
・ジェル・サネス
-
- 3 : 2014/12/13(土) 18:43:51 :
- 第一話「今まで言えなかった事」
デュラン「アッカーマン隊長、最近調査兵団が何やら不穏な動きをしているそうです。」
ケニー「そいつは願ったり叶ったりだ。対人制圧部隊の本領がようやく発揮される。」
女性隊員A「まだ私たちの出番があるとは限りませんよ。」
ケニー「いや、必ず俺たちの出番が来る。調査兵団にはドチビのリヴァイがいるんだ。」
デュラン「人類最強...ですか。」
ケニー「ああ。俺たちも結束を固めておかないとな。」
デュラン「はい。」
ケニー「そうなるとやっぱり、隠し事はできねぇよな。」
女性隊員A「と言いますと?」
ケニー「実は、俺にはお前たちにも言えないでいた秘密があるんだ。」
デュラン「そんな秘密が?」
ケニー「ああ。だが、結束を固めるためには隠したままではダメだ。だから話す。俺の出自についてだ。」
-
- 4 : 2014/12/13(土) 19:38:45 :
- 期待れす!続きかもーン
-
- 5 : 2014/12/13(土) 21:44:08 :
- >>4
ありがとうございます。
-
- 6 : 2014/12/13(土) 21:54:34 :
- 女性隊員A「なるほど、アッカーマン隊長はやはり東洋人だったんですね。」
ケニー「は?」
女性隊員A「アッカーマン隊長とミカサ・アッカーマンとの関係はずいぶん読者の間で考察がなされました。その結果、アッカーマン姓はミカサの父のものであり、アッカーマン隊長は父親の親戚と言う結論が多数を占めた...」
ケニー「ふーん。」
女性隊員A「しかし、それはアッカーマン隊長が東洋人ではないという前提に基づいた考察。アッカーマン隊長が東洋人であった今、アッカーマン姓は東洋人の者であり、調査兵団のリヴァイも東洋人であるということに...」
ケニー「え、誰も俺が東洋人だとは言ってないぞ。」
デュラン「なるほど、東洋人は身売り業者の格好の餌食。生きるために、そのことを秘密にしておらしたんですね。」
ケニー「ちょ、勝手に話進めんな。」
デュラン「そのような秘密を話していただいて、私は感激です。」
ケニー「いや、違うから。東洋人じゃないから。東洋人そんな苗字してないから。」
女性隊員A「そんなことを知っているとは、やはり東洋人何ですね。」
ケニー「だから違...」
デュラン「このことはもちろん、部外者には秘密に...」
ケニー「だから違うって言ってんだろうが!!!」
-
- 7 : 2014/12/13(土) 23:48:37 :
- 女性隊員A「なら何だって言うんですか?」
ケニー「それを言おうとしていたのに、お前が勝手に話を進めるから...」ブツブツ
女性隊員A「ブツブツ言ってないで、早く教えてくださいよ。」
ケニー「もちろんそのつもりだ。俺の出身は...」
デュラン「...」
女性隊員A「...」
ケニー「ケニアだ。」
デュラン「ケニア!?」
女性隊員A「ケニアだって!?」
女性隊員A・デュラン「どこ!?」
第一話・完
-
- 8 : 2014/12/14(日) 14:43:17 :
- 第二話「ケニア」
デュラン「アッカーマン隊長、ケニアとは一体どこですか?」
女性隊員A「ケニーだから"ー"を"ア"に変えてケニアなんて、安直な発想にも程がありますよ。」
ケニー「失礼な。ケニアは実在する国だ。場所はアフリカ東部。」
デュラン「アフリカってどこですか?」
ケニー「え、知らないの?壁から出て南に一万キロぐらいの所にあるよ。」
女性隊員A「アッカーマン隊長、お言葉ですが、今この壁の中に壁の外が出身地の人間はいません。」
デュラン「女性隊員A、それは早とちりかもしれない。アッカーマン隊長はケニア出身の人間の血を引いているだけなんだ。」
ケニア「いや、俺はケニアで生まれた。正真正銘のケニア人だ。」
女性隊員A「アッカーマン隊長、お言葉ですが...」
女性隊員A「設定が破綻しています!」
第二話・完
-
- 9 : 2014/12/14(日) 17:08:20 :
- 第三話「誰か信じて」
ケニー「あ~あ。結局誰も俺がケニア出身だって信じてくれなかったな~。」
ケニー「辛いな~。」
ケニー「誰か信じてくれないかな~。」
コンコン
ケニー「入っていいぞ~。」
ガチャ
サネス「ケニー・アッカーマンだな。」
ケニー「あんた、確か中央憲兵のジェル・サネスか。」
サネス「お前がケニア人であるという話は聞かせてもらった。」
ケニー「お前、信じてくれるのか!?」
サネス「もちろんだ。」
ケニー「ありがとう!今度ケニア料理おごってやるよ!」
サネス「残念だが、それは叶わない。なぜなら、私はお前を...」
サネス「逮捕しに来たのだからな!」
ケニー「何ぃ!?」
-
- 10 : 2014/12/14(日) 23:17:44 :
- ケニー「どういうことだ!俺に逮捕されようなことをした覚えはないぞ!」
サネス「覚えがないとは心外だな。お前が逮捕される理由。それは、外の世界のことについて話したからだ!」
ケニー「なぬ!?」
サネス「王政が外の世界について話すことをご法度にしているのは知っているな?貴様は知り過ぎなのだ。外の世界のことを。」
ケニー「いや、俺はケニアのことしか知らないぞ!」
サネス「御託は審議所で聞こう!」
ガシッ
ズルズル
ケニー「俺は何もしていない!俺は無実だ!俺はただ...」
ケニー「ケニアについて語っただけだ!!!」
-
- 11 : 2014/12/14(日) 23:20:39 :
- ケニー不憫www
-
- 12 : 2014/12/15(月) 20:41:25 :
- >>11
星ありがとうございます。
-
- 13 : 2014/12/15(月) 20:52:07 :
- ケニー『前略、お母様へ。私はケニアのこと、つまり、壁の外のことを語ってしまった罪で、これから軍法会議にかけられます。ケニアのことは何も知らないと言えば、許して頂けるかもしれませんが、私はケニア人として、真実を貫き通していく所存であります。草々。』
-審議所-
ザックレー「それでは被告人、ケニー・アッカーマンが犯した罪についての軍法会議を始める。登場人物の欄に私が載っていないことは気付いておるかね?実は私はサプライズゲスト」
サネス「総統、話を進めてください。」
ザックレー「うむ。では、被告人の罪状を述べよ。」
サネス「ハッ。被告人、ケニー・アッカーマンは、対人制圧部隊の部下たちに壁の外の話をしておりました。これは壁の外の世界へ必要以上に興味を持つことを禁じている王政への反逆行為であります。」
ザックレー「その話とは?」
サネス「この壁より遥か南にある、ケニアという国の話です。」
ザックレー「は?ケニア?」
-
- 14 : 2014/12/15(月) 20:55:21 :
- 対人制圧部隊の話、はじめてみた!
期待ですねw
-
- 15 : 2014/12/15(月) 23:10:13 :
- >>14
期待&星ありがとうございます。
対人制圧部隊の話がないのはきっとモブばかりだからですよ(笑)
-
- 16 : 2014/12/15(月) 23:19:27 :
- ザックレー「止めだ止め。こんなふざけた理由で軍法会議を開くもんじゃないぞ。ジェル・サネス。」
サネス「何故です!?」
ザックレー「何故って...ケニアなんて国、あるわけないじゃん。きっとあいつの言ってる戯言だね。」
サネス「しかし、壁の外の話をしたのは事実であります。」
ザックレー「それは分かるけどね~。王政が禁じてんのは外の世界に興味を持たれるような話だ。ケニアなんて変な名前の国が壁の外にあると聞いて、壁外に出たがる奴がいると思う?」
ケニー「変な名前だと!?そもそも、ケニアは実在する!」
ザックレー「あ、君。後で腕のいい精神科医を紹介するよ。てなわけで解散。ったく、忙しいのに呼び出しやがって...」
ケニー『前略、お母様へ。軍法会議の結果、私は無罪となりました。しかし、その理由はケニアなんて国は実在しないからという悲しいものでした。どうして私たちの母国の存在を、誰も認めてくれないのでしょうか。私は、無罪になりはしたものの、胸が痛んでおります。草々。』
序章 -ケニーの秘密-・完
-
- 17 : 2014/12/16(火) 20:16:58 :
- 第一章-ケニアについて知ろう-
登場人物
・ケニー
・女性隊員A
・女性隊員B(ジャンを撃とうとしてアルミンに撃たれた優しい人。)
・デュラン
-
- 18 : 2014/12/16(火) 21:02:08 :
- 第一話「Kenyan do not have the language barrier.」
ケニー「女性隊員A、105番の資料を持ってきてくれ。」
女性隊員A「お言葉ですが、アッカーマン隊長、設定が破綻しております!」
ケニー「ええ何が!?」
-
- 19 : 2014/12/17(水) 00:10:01 :
- 女性隊員A「アッカーマン隊長はケニア人なんですよね?なら、我々の言語は喋れないはず...」
デュラン「確かに、ケニア人ならケニア語を喋るはずなのに、我々の公用語である英語を話している。これはアッカーマン隊長のケニア人設定と大きく矛盾している!?」
ケニー「何だ、そういうことか。あのね、一つ言っておくけど、ケニアの公用語は英語だよ。」
女性隊員A・デュラン「ええ!?」
女性隊員A「ケニアという名前のイメージからケニア人は"hぢfvbkjdhkんjn"とか変な言葉を言いそうだったのに...」
ケニア「それ偏見!!!てか、お前本当はケニアのこと知ってるだろ。今の偏見はケニアを知っている者の偏見だぞ。」
女性隊員A「さぁ、なんのことだか?」
ケニー「まあいい。デュラン、お前にも言っておくことがある。」
デュラン「何でしょうか!?」
ケニー「ケニア人は英語以外にもう一つ公用語を持っている。これはケニアの母国語と言って良いのだが、それはケニア語ではなくスワヒリ語だ!」
デュラン「し、失礼しました!(誰が知るかよそんなこと...)」
ケニー「ここで改めて言っておくが、ケニアは世界の公用語と言っていい英語が使える。」
ケニー「ケニア人に言語の壁はないのだ!」
-
- 20 : 2014/12/17(水) 00:23:45 :
- 女性隊員A「なるほど、アッカーマン隊長は本当は英語を話し慣れていないのに、無理して英語で話しているのですね。」
ケニー「俺の話を聞いてなかったのか?ケニア人は英語も公用語としている。話し慣れていないはずなどないだろう。」
女性隊員A「無理なさらないでください。英語を公用語としているなら、題名にあるようなミスはしないはずです。」
ケニー「へ?」
女性隊員A「Kenyan do not have the language barrier.これは和訳するとさっきアッカーマン隊長が言った通り、"ケニア人に言語の壁はありません"となります。」
ケニー「うむ。」
女性隊員A「しかし、これではケニア人が言語の壁を持っていないというニュアンスでとられてしまいます。この場合は、誰との言語の壁がないのか明示する必要があるかと...」
女性隊員A「ですから、題名もThere is no language barrier between Kenyans with you.が正しいかと。」
ケニー「...」
女性隊員A「これは和訳するとケニア人とあなたたちとの間には言語の壁はありませんとなります。こちらの方が自然なのでは?」
デュラン「それ、思ったんだけど英語ができるかどうかじゃなくて、そもそもの作文力じゃ...あ...」
女性隊員A「プッ...」
ケニー「うっせーな!散弾ぶっ放すぞ!!!」
デュラン「す、すいませーん!!!」
第一話・完
-
- 21 : 2014/12/17(水) 20:24:37 :
- 第二話「ケニアのお食事」
ケニー「はぁ...(結局みんな、ケニアのことをいまいち信用してくれねぇなぁ。)」
女性隊員B「アッカーマン隊長、ケニアの話、私も聞きました。」
ケニー「おお、そうか。でも、どうせ信じてくれないんだろう?」
女性隊員B「はい。確かに、信じられませんでした。でも、それは、大一番の仕事を迎えようとしている私たちの緊張をほぐすための冗談なんですよね!」
ケニー「え、ちょっま」
女性隊員B「私、アッカーマン隊長のことを改めて尊敬しました!」
ケニー「え、そう?なんだか照れるねぇ。」
女性隊員B「そこで私、図書館でケニア料理について調べて、今朝それを作ってきました!」
ケニー「図書館にケニアの本あるの!?俺がケニアのことを話したら逮捕しようとしたくせに!?」
女性隊員B「あったものはあったんです!でも私、当たり前のことなんですが、本場のケニア料理を食べたことがないので上手くできたか分からないんです。だから、味見してくださいませんか?」
ケニー「ああ。いいとも。(理由は何であれ、母国のことに興味を持ってくれるのは嬉しいからな。)」
女性隊員B「こちらになります!」
-
- 22 : 2014/12/18(木) 21:01:03 :
- 女性隊員B「カブトムシの幼虫の踊り食いです!」
ケニー「...」
女性隊員B「さあ、召し上がれ。」
ケニー「これがケニア料理?」
女性隊員B「違いましたか?」
ケニー「アフリカのご飯=虫って言うのは...」
ケニー「偏見だから!!!」
第二話・完
-
- 23 : 2014/12/18(木) 23:19:28 :
- 第三話「ケニアのお食事②」
女性隊員A「聞いたかデュラン。」
デュラン「ああ。聞いたぞ。」
女性隊員B「もしかして、あの事ですか?」
女性隊員A「ええ。どうやら、アッカーマン隊長が...」
女性隊員A「調理室にこもっているらしい!」
女性隊員B「でも、なんでまた...」
デュラン「同僚の話だと、アッカーマン隊長は"本当のケニア料理を見せてやる!"と叫びながら調理室に入ったらしい。」
女性隊員B「それが本当なら、原因は私かも。」
デュラン「どういうこと?」
女性隊員B「実は一昨日、アッカーマン隊長に私が作ったケニア料理の試作品を召し上がっていただいたの。でも、その料理はケニア料理じゃなかったらしくて...」
デュラン「その料理って?」
女性隊員B「カブトムシの幼虫の踊り食い。」
デュラン「それは料理と言えるのだろうか...」
-
- 24 : 2014/12/19(金) 20:27:29 :
- ケニー「おお、お前ら。居たのか。」
デュラン「アッカーマン隊長!」
ケニー「ちょうどいい。ケニア料理を作ったから、食べていけ。特に、女性隊員B。お前は絶対来い。」
女性隊員B「分かりました。」
女性隊員A「私は仕事が忙しいので、またの機会に...」
デュラン「お、俺も...」
ケニー「仕事?そんなの与えてもないのにあるわけないだろ。お前らもついてこい。」
デュラン「はい...」
女性隊員A「チッ!!!」
ケニー「舌打ちするならこっそりやって!」
-
- 25 : 2014/12/19(金) 23:16:55 :
- 女性隊員A「結局、調理室まで来てしまったな。」
デュラン「アッカーマン隊長の料理か、嫌な予感しかしない。」
女性隊員B「私としてはケニア料理が嫌な予感しかしないです。」
ケニー「みんな、待たせてすまなかったな。」
ゴトッ
ケニー「これが本当のケニア料理だ。さあ、召し上がれ。」
三人「......」
ケニー「どうした?食べないのか?」
女性隊員B「アッカーマン隊長。これは一体、なんと言う料理名ですか?」
ケニー「シロアリの炒め物。」
三人「(結局虫かよ!!!)」
第一章・完
-
- 26 : 2014/12/20(土) 13:02:27 :
- wwww面白いww
-
- 27 : 2014/12/20(土) 18:53:22 :
- >>26
そう言っていただけて嬉しいです。
-
- 28 : 2014/12/20(土) 18:58:38 :
- 第二章 -親友、その名はケニヤ-
登場人物
・ケニー
・女性隊員A
・女性隊員B
・デュラン
・ケニヤ(オリキャラと呼びたくないから進撃の巨人に出てきた名無しモブキャラの誰かだと思うことにしよう。)
-
- 29 : 2014/12/20(土) 19:05:29 :
- 第一話「唯一の幼なじみ」
ケニー「ゴホンッ。みんな聞いてくれ。」
デュラン「何でしょうか?」
ケニー「今日は唯一のケニア人の幼なじみ、ケニヤを連れてきた。みんなに紹介しよう。」
女性隊員A「アッカーマン隊長、ケニア人だからケニヤなんてネーミングセンスがなさすぎますよ。もっとまともな嘘をついてください。」
ケニー「いや、本当に居るから。ケニヤ、入っていいぞ!」
ケニヤ「オーケー!」
ガチャッ
ケニヤ「ハジメマシテ!ケニア出身デ、ケニーの親友ノ、ケニヤでス!ヨロシク!」
女性隊員B「(片言!)」
デュラン「(黒い!)」
女性隊員A「(何かガチっぽい!)」
第一話・完
-
- 30 : 2014/12/20(土) 23:23:29 :
- 第二話「カルチャーショック?」
ケニヤ「ソレニシテモ、憲兵ノ建物ニ入るノハ始めテダヨ。」
ケニー「見てみたいものがあったら、何でも言ってくれ。」
女性隊員A「あの、ケニヤ殿。あなたは、本当にアッカーマン隊長の幼なじみなのですか?」
ケニヤ「モチロンネ。ケニーは最高ノ親友。」
ケニー「照れるじゃないか。ケニヤ。」
デュラン「(てことは、やっぱりアッカーマン隊長はケニア人なのか?いや、まだこの人がケニア人という保証はない。異国感半端ないけど!)」
ケニヤ「ソウソウ。ズット前カラ見てミタカッタモノがアルンダ。確か...対人戦専用立体機動装置。」
ケニー「すまない。あれはケニヤにも見せられないんだ。」
ケニヤ「エエ~。いいじゃないの~。」
ケニー「ダメよ~ダメダメ~。」
三人「(え!?)」
-
- 31 : 2014/12/21(日) 18:58:20 :
- デュラン「アッカーマン隊長、今のは...ギャグですか?」
ケニー「そうだ。」
女性隊員A「失礼ですが、最高につまらなかったです。」
ケニー「え...そ、そうか...」シュンッ
デュラン「(あ~あ。落ち込んじゃったよ。)」
ケニヤ「ショウガナイ。コレがカルチャーショックと言ウモノナノダロウ。」
ケニー「そうだな。ケニアではこれが流行りのギャグだったんだが...」
女性隊員B「あの、一ついいでしょうか。」
ケニー「どうぞ。」
女性隊員B「実は私、今のネタを本で見たことがあって知っているんです。」
ケニヤ「マジカ!」
女性隊員B「それで、その本には...今のギャグは、東洋の日本という国で流行したものだと書いていたんですが...」
ケニー「何ィ!?」
-
- 32 : 2014/12/21(日) 22:49:09 :
- 女性隊員A「やはり、アッカーマン隊長は東洋人でしたか。」
ケニー「違う!濡れ衣だ!」
デュラン「となると、ケニヤも東洋人?」
ケニヤ「コンナニ黒イ東洋人イナイネ。」
女性隊員B「そうですね...じゃあ、ケニアで流行っている歌を聞かせてください。」
ケニー「いいだろう。誤解を解くためだ。」
ケニー「いくぞケニヤ。」
ケニヤ「おう。」
ケニー「Keny go♪」
ケニヤ「Keny go♪」
ケニー・ケニヤ「Can't hold it back any more♪」
女性隊員B「こ...この曲は聞いたことがありません!恐らくケニアの曲です!」
デュラン「(いや...)」
女性隊員A・デュラン「(ア〇雪微妙に変えただけだろ!!!)」
第二話・完
-
- 33 : 2014/12/22(月) 20:14:54 :
- 第三話「解散?」
女性隊員A「アッカーマン隊長、やっぱりあなたは東洋人ですね!もう言い逃れはできませんよ!」
ケニー「何故そうなる!?」
女性隊員A「あなたたちの言う流行りのモノがケニアのモノだとは思えないからです!」
ケニー「はぁ!?なら証拠は!?証拠はあるのか!?」
女性隊員B「図書館で読んだって言いませんでしたっけ?」
ケニー「忘れてた!だがそれは嘘の証拠だ!」
ケニヤ「モウ、止メニシヨウ。」
ケニー「諦めるなケニヤ!真実はきっと認められる!」
ケニヤ「イヤ、モウコレデ終ワルベキダ。ドウヤラ、ケニア人風漫才ハモウウケナイラシイ。」
女性隊員A「漫才!?」
ケニー「ええ!!!???」
-
- 34 : 2014/12/22(月) 23:21:55 :
- ケニー「ちょっと待て!漫才とはどういうことだ!」
ケニヤ「モウ、ケニア人ブルノハ止めヨウぜケニー。」
デュラン「と言うことは、ケニヤは本当のケニア人ではないんだな。」
ケニヤ「当タリ前ネ。ケニアなンテフザケタ国、実在スル方ガオカシイ。」
女性隊員B「やはり、アッカーマン隊長がケニア人だというのは冗談だったんですね。」
ケニー「違う!俺は...」
ケニヤ「いい加減ニシナ。モウ認メルンダ。ケニアなンテ国ハナイト。ソウソウ、お前トのコンビも解散ダ。マアマア楽シカッタゼ。マタナ。」
ガチャッ バタン
デュラン「友情にひび、入っちゃいましたか?」
ケニー「あいつはケニアを侮辱した。もう友達でも何でもない。そして、最後に言っておく、あいつはどうかは知らんが、俺は生粋のケニア人だ。これは事実だ!」
女性隊員A「信憑性が皆無です...」
ケニー「うるせぇ!事実って言ったら事実だ!そして...」
ケニー「ケニアは本当にある!!!」
第二章・完
-
- 35 : 2014/12/23(火) 18:33:29 :
- 最終章 -永遠のケニア-
登場人物
・ケニー
・女性隊員A
-
- 36 : 2014/12/23(火) 18:38:25 :
- 第一話にして最終回「目覚め」
ケニー「俺がケニア人だって、どうして誰も信じてくれないんだ!」
ケニー「親友だと思っていたケニヤにも裏切られるなんて!」
ケニー「どうしてだ!どうして...」
ケニー「そうか...」
ケニー「もしかしたら、間違っていたのは俺だったのか?」
ケニー「自分がケニア人であるという幻想に憑りつかれていたのか?」
ケニー「俺は、本当は...何者なんだ...」
-
- 37 : 2014/12/23(火) 22:04:07 :
ケニー「という悪夢を見た。」
女性隊員A「夢オチですか。」
最終章・完
-
- 38 : 2014/12/23(火) 22:06:09 :
- リヴァイ「おい、登場人物欄には俺がいるのに、何で俺が出ないまま終わるんだ?」
ケニー「それは、この作品がまだ終わらないからだ。」
リヴァイ「ケニー!?」
ケニー「ここからは番外編が始まるぞ!リヴァイが遂に登場だ!」
ケニー「ちょっとだけ。」
-
- 39 : 2014/12/24(水) 19:14:38 :
- 番外編 -原作のケニーがケニア人だったら-
登場人物
・ケニー
・エレン
・クリスタ
・リーブス
・リヴァイ
他
-
- 40 : 2014/12/24(水) 19:27:51 :
- 第56話「役者」の場合
-あらすじ-
ケニー「よし、エレンとクリスタを引き取りに行くか。ついでにリーブス商会が裏切ったらしいから、殺しとこうぜ。」
ケニー「ところでリーブス。リヴァイ・アッカーマンは知っているか?」
リーブス「リヴァイ・アッカーマン?フルネームは初耳だが、そりゃ調査兵団のあのリヴァイ兵長のことかい?そいつなら知らねぇ奴の方が珍しい。何より俺らの命を狙っているような人物だ。」
ケニー「リヴァイにはいろいろ教えてやったもんだ。」
リーブス「え?」
ケニー「ところで、ケニアの首都は知ってるか?」
リーブス「ケニア?何ですかそれ?」
ザシュッ
ケニー「ナイロビだ。」
-
- 41 : 2014/12/25(木) 18:53:54 :
- ケニー「リーブス...己の無知に殺されちまったな。」
女性隊員A「アッカーマン隊長、いつもそれを聞いてから殺しているんですか?」
ケニー「ああ。」
女性隊員A「もし、正解を言った場合は?」
ケニー「逃がしている。」
女性隊員A「今までそれを答えられた人数は?」
ケニー「...」
ケニー「聞くな...」
第56話の場合・完
-
- 42 : 2014/12/25(木) 22:33:18 :
- 第57話「切り裂きケニー」、第58話「銃声」の場合
-あらすじ-
ケニー「エレンとクリスタをレイスのところに届けたいが、どうやらリヴァイ達が尾行しているらしい。ここは早めに殺しとこうぜ。」
ニファ「もう少しで見失うところでしたね。でも兵長がこの街に通ると踏んで先回りしたおかげで...」
リヴァイ「それが何か妙だ...今までの第一憲兵の手際とは違うようだ。リーブス商会をグルだと睨んだあたりといい...どうも思考が俺と被る。」
リヴァイ「俺...と言うよりヤツか...」
ニファ「ヤツとは?」
リヴァイ「"切り裂きケニー"を知ってるか?」
ニファ「え?都の殺人鬼ですか?彼を捕らえようとした憲兵が100人以上も喉を裂かれたという...でもそれは何十年前かに流行った都市伝説ですよね。」
リヴァイ「そいつはいる。全て本当だ。ガキの頃、ヤツと暮らした時期がある。」
ニファ「ええ!?どうしたんですか急に...では、ヤツがケニア出身だという噂は?」
リヴァイ「本当だ。」
ニファ「...兵長、つまらない冗談は止めてください。本当に...」ギロッ
リヴァイ「(やはりこうなるか...)」
-
- 43 : 2014/12/26(金) 20:54:01 :
- リヴァイ「(思えば俺の思考はヤツの影響が強い...ケニアを実在すると思っていることもそうだが、他にも目標を集団で尾けた時は...両斜め後方と...見晴らしのいい高台---」
ダン
リヴァイ「ニファ---」
ドンドン
ニファ「...」ドシャ
ケニー「よおリヴァイ。」カチッ
ケニー「大きくなったな。」パシュッ
キュィィィン
ケニー「ケニアは今でも信じているか!!?」
リヴァイ「もちろんだ!!!」
-
- 44 : 2014/12/26(金) 23:18:37 :
- リヴァイ「だが死ねケニー!」
キンッ ヒュッ
ケニー「ぬん!」
ギンッ
ケニー「Bakyun!」
ドン!
リヴァイ「チッ...」
ダッ
ケニー「やっぱり逃げたか。」
キュィィィン
リヴァイ「(くそ、原作を読んだことがない奴には全く理解できない戦闘シーンになってるじゃねぇか。それにしても、さっきのケニア人アピールのバキュンがイラつく...)」
リヴァイ「(いや、そうじゃない。このままじゃまた棺の二人も部下も失う...よりによって...なぜヤツが憲兵に)」
男性隊員A「来たぞ!」
ドドドドドドドドン
リヴァイ「(待ち伏せ...あの野郎...)」ギュイイイン
リヴァイ「(あれは酒場!)」ギュイイイン
ドンッ!
リヴァイ「うまく入れたな。」
マスター「そんなセリフありましったけ?」
リヴァイ「黙れ。」
-
- 45 : 2014/12/27(土) 20:26:42 :
- ケニー「どうもこの店から...薄汚ぇネズミのにおいがするな。どチビのネズミのよぉ。」
ダンッ ダンッ
ケニー「みーつけたー!!ケニア人憲兵様が悪党を殺しに来たぜ!バン!!バン!!」
マスター「ひっ」
ケニー「何だ!?いねぇのか?」
リヴァイ「ここだケニー。久しぶりだな。」
ケニー「おう、懐かしいな。懐かしいついでに質問だ。」
ケニー「ケニアの首都は!?」
リヴァイ「ナイロビ!」
ケニー「公用語は!?」
リヴァイ「スワヒリ語!英語!」
ケニー「国歌は!?」
リヴァイ「おお、万物の神よ!」
ケニー「フッ...やっぱりお前は最高だ...」
ケニー「撤収!!!リヴァイを殺すのは止めだ!」
リヴァイ「何ィ!」
本当に完
-
- 46 : 2014/12/27(土) 20:31:28 :
- エンディングテーマ・ケニア国歌
おお、万物の神よ
Kiswahili(スワヒリ語)
1
Ee Mungu nguvu yetu
Ilete baraka kwetu
Haki iwe ngao na mlinzi
Natukae na undugu
Amani na uhuru
Raha tupate na ustawi.
2
Amkeni ndugu zetu
Tufanye sote bidii
Nasi tujitoe kwa nguvu
Nchi yetu ya Kenya
Tunayoipenda
Tuwe tayari kuilinda
3
Natujenge taifa letu
Ee, ndio wajibu wetu
Kenya istahili heshima
Tuungane mikono
Pamoja kazini
Kila siku tuwe na shukrani
-
- 47 : 2014/12/27(土) 20:34:45 :
- 最後までグダグダでしたが、読んでくださった皆さん、星をくださった方々、ありがとうございました。
-
- 48 : 2014/12/30(火) 00:52:58 :
- 勉強になったわw
- 著者情報
- 「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場