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エレン「ポケモン兵団、入団式!」

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  1. 1 : : 2014/12/13(土) 03:05:52
    どうも、モッチキチです。

    SSを始めて間もないのですが、二つ目のシリーズを作ってしまいました!

    http://www.ssnote.net/groups/738/archives/2
    ↑コメント用グループです。


    注意事項
    ・設定は本編にて少しづつ
    ・つまり、設定崩壊
    ・カップリングもいろいろと
    ・グロシーンが少々(?)
    ・遅い更新ペース
    ・これからも注意が追加されるかも


    分かりにくいところや、謎が解けたとき(推理とは言えない)は注釈が入ると思います。

    というわけで、本編に入ります!
  2. 2 : : 2014/12/13(土) 03:24:16
    ─855年、とある兵団が壁外調査にて巨人に対する“兵器”となりうる生物を発見した…

    その生物は高い知能を持ち、人間を遥かに超えた身体能力を持っていた…

    しかし、その生物は巨人に捕食対象として認識され、絶滅の危機に瀕していた…

    とある兵団の団長はその生物に可能性を見出し、保護することにした…

    そして、彼はそれらの生物をまとめてこう名づけた…

    『ポケットモンスター…ちぢめて、ポケモン…!』
  3. 3 : : 2014/12/13(土) 03:25:42
    それから15年の月日が経ち、ついに巨人は姿を消した…

    しかし、それまでに沢山の犠牲を出した団長は兵法会議に召喚され、その後死刑が確定した…

    彼は死を宣告されても、特に何も思わなかった…

    『僕が死んでも、悲しむ家族も居なければ、仲間も居ない。僕の使命もやり遂げたし、もう、これで…』

    そんな事を考えていた彼の耳に、けたたましい爆音が鳴り響いた…

    団長の兵団に所属していたポケモン達が総攻撃を始めたのである…

    『…そうだ。僕にはポケモンが居る…こんなところで死ぬ訳にはいかない!』

    国の兵達はポケモン達に圧倒され、瞬く間に団長の独房への侵攻を許した…

    『行こう、次のセカイヘ…!』

    そうして、団長はポケモン達と共に旅立ったのだった…
  4. 4 : : 2014/12/13(土) 21:02:36

    「…それで?」

    「話をくじかないでよ、エレン…」

    エレン「いやだってさ、その団長って人がどうなったか気になるじゃんか。」

    「うーん、その後のことは詳しく書いてないみたい…」

    エレン「なんだよ、アルミン使えねぇな。」

    アルミン「あァァァんまりだアァアァ…」

    エレン「ま、今のは冗談だけど。俺達はその団長と、ポケモンってやつを知るためにココに来たんだもんな。」

    アルミン「…うん、そうだね…!そろそろ行こう!」

    エレン「ああ…ココが俺の...俺達の新しい舞台...」

    ポケモン兵団だッ!!!
  5. 5 : : 2014/12/14(日) 13:09:17
    エレン「...それにしても、もう少し名前がどうにかならなかったのか?」

    アルミン「それはどうしようもないよ。あの本の“団長”のネーミングセンスの問題だからね。」ハハハ...

    エレン「それもそうだな!」ヘヘッ

    ─その時、不意に後ろから声がした

    ???「...少しいい?」

    エレン「ん?なんだぁ?」クルッ

    ─ちょうど同年代らしい黒髪の少女がこちらを見つめていた

    ???「...ここ、通れない。」

    エレン「へ?...ああ、すまんすまん!俺達が正門を塞いでたのか。」サッ

    ???「...どうも。」ザッザッザッ...

    ─少女はそのまま歩き去ってしまった

    エレン「ふん、ヘンなやつだな。悪いやつじゃなさそうだけど。」

    アルミン「...さて、僕らも行こうか。そろそろ入団式だよ。」

    エレン「お、そうだったな!急ごうぜ!」タッタッ

    アルミン「あ!待ってよぉ!」タタッ
  6. 6 : : 2014/12/14(日) 13:09:33
    ~TROPs本部1F、正面エントランス~

    エレン「うわぁ、すっげぇ!こんなでかい建物初めてだ!」キラキラ~ッ

    アルミン「ここは“団長”が巨人を根絶させた日を記念して、4年近くかけて建てられたそうだよ。既に300年は経ってるけど、こうして今も人が使えるのは本当にすごい事なんだって。」

    エレン「へぇ...それにしてはまだ新しいよな。まだ数年ぐらいしか使ってないみたいだ...」

    アルミン「本当だよね。何か良い素材でも使ってるのかな...?」

    ???「それは少し違うかなぁ。」カツカツ

    ???「この建物はまだポケモンがいた時代のものでね。施された加工や素材の扱いが、今のそれとは比べ物にならないんだよ。」

    エレン「...へ?誰?」

    ???「おや?これは失礼!TROPs技術部長のハンジさんだよ。よろしく!」スッ

    エレン「あ、エレンです!」ギュッ

    ハンジ「そちらは?」

    アルミン「アルミンです。よろしくおねがいします。」

    ハンジ「うん、よろしく!さて、君たち見ない顔だけど、まさか新兵?」

    エレン「はい!これから入団式です!」

    ハンジ「そうかそうか!まあ、楽しんでね!入団式は向こうの多目的ホールだよ。そろそろだから急いでね!」

    アルミン「え...うわ!あと3分だ!急ごうエレン、ってあれ?」キョロキョロ

    アルミン「あ゙ッ!もうあんなとこにいる!!」

    \ おーい!遅ぇぞアルミン! /

    アルミン「ま、待って~!あ、ありがとうございました!」ペコッ

    ダダダダッ!!
    エレン、ヒドイヨー
    ヘヘッ、イソグゾ!

    ハンジ「ん?ああ…そうだね。今年は面白い子が多くて楽しみだ!!」
  7. 7 : : 2014/12/14(日) 20:51:59
    ~TROPs本部1F、多目的ホール~

    ザワザワ……

    エレン「…お!どうにか間に合ったみたいだ!」

    アルミン「ゼェ…ちょ、エレ…ゼェ…」

    エレン「んー…お!あそこが空いてるみたいだな!いくぞ!」タッタッ

    アルミン「ちょ、おま…はぁ……」トコトコ
  8. 8 : : 2014/12/14(日) 20:52:27
    ~最前列、右側~

    アルミン「…あ、9時になったよ。ケータイの電源落とさなきゃ。」ナガオシッ

    エレン「直前までいじってるやつがあるか…」


    カツッカツッカツッ…

    ザ 「あれ?女の人だ…」     ザ
    ワ「おかしいな、エルヴィン   ワ
    ザ  団長は?」「ふつくしい…」 ザ
    ワ「白衣来てるぞ?どゆこと?」 ワ

    アルミン「あれ?あの人って…」

    エレン「確か、技術部長って言ってたよな。」


    ハンジ「……スゥー…」

    ハンジ「はいみんな、注目~!」

    シ~~ン…

    ハンジ「…うん、イイ感じ!これからちょっとした連絡をするよ!今、エントランスホールにみんなの部屋割りを貼っといたよ!」

    「「……へ?」」

    ハンジ「みんな、それぞれの部屋に行ってね!10時にまた始まるからそれまで自己紹介だったりなんなりしといてね~。んじゃ!」カツッカツッ…

    ポカーン……

    ハンジ「あ、もう動いていいよ!また後でね!それじゃ!」
  9. 9 : : 2014/12/16(火) 01:52:36
    ザワザワザワザワ…

    エレン「まさかの展開だったな!んじゃ行こうぜ。」ヘヘッ

    アルミン「え?ああ、うん…」

    ~TROPs本部1F、正面エントランス~

    ザワザワ…

    アルミン「ほ、ホントに貼ってあるよ…」

    エレン「俺は……310だ!アルミンも一緒っぽいな、行こうぜ!」

    アルミン(男子寮310号室…なかなか大きい建物みたいだな…)
  10. 10 : : 2014/12/16(火) 01:52:58
    ~男子寮、エレン達の部屋~


    エレン「ここが俺達の部屋ってわけだな。」ドサッ

    アルミン「ベッドが4つか…あと二人来るってことだね。ていうかエレン。そこ僕のベッドみたい。」

    エレン「へ?…おお、ホントだ。ベッドまで誰のか決められてんのか。」

    アルミン「…エレン、何を踏んでるの?」

    エレン「…あ、なんか服の上に座ってたみたいだ。ゴメンゴメン。」ヒョイ

    アルミン「これは…制服かな?入団式にはこれを着て行けばいいみたいだ。」

    エレン「その為に一回部屋に行かせたのか。結構アタマ良いな。」
  11. 11 : : 2014/12/16(火) 01:53:17
    ~数分後~

    エレン「おし!ピッタリだ!結構動きやすいし!」イッチニ、サッンシ、

    アルミン「僕も気に入ったよ。シガンシナでは見ないデザインだね。」

    エレン「ところで…そっちの二人分の服さ…」

    アルミン「やっぱり気になる?随分大きいよね。」

    エレン「ああ。さっき探ったら190って書いてあったぞ。」

    アルミン「190!?それはすごいね…」

    エレン「どんなやつらだろうな!いいやつだといいけど。」ヘヘッ

    313,312,311…ココダナ

    エレン「お?噂をすればってやつだな。」

    ガチャッ
  12. 12 : : 2014/12/16(火) 01:53:39
    ???「…お?先客がいたか。」

    エレン「俺はエレンだ。よろしく!」

    アルミン「えーと…僕はアルミン。よろしく。」

    ライナー「俺はライナー、んでこっちがベルトルトだ。よろしくな!」

    ベルトルト「ベルトルトだ、よろしく。」

    エレン「おう!ライナーとベルトルトルトだな!(なるほど、こりゃでかいわ)」
  13. 13 : : 2014/12/16(火) 01:54:01
    ~また数分後~

    ライナー「おお!こいつはいいな!なんていうか、最高に丁度いいホ○ダって感じだ!」

    エレン「(例えは意味不明だけど)俺もそう思ってたんだ!案外気が合うかもな!」ヘヘッ

    ライナー「おうよ!」

    ピンポンパンポーン……

    エレン「なんだいまの?」

    『館内放送、館内放送~。』

    ベルトルト「ああ、ハンジさんか。」
  14. 14 : : 2014/12/18(木) 22:16:16
    『さて、新兵諸君!入団おめでとう!まだ入団式までは時間があるけど、少し連絡することがあるんだ!』

    『大体の人は制服を着たね。実はそのほかにもこちらからの支給品があるんだ。まずは自分のベッドの下を覗いてくれ!』

    エレン(…?あれ、今何か引っかかったな…)

    アルミン「…あ、何かあるな。」ゴソゴソ

    『さすがはアルミン!もう見つけてしまったね!』

    アルミン「ファっ!?」ビクッ

    エレン「…!貴様見ているな(笑)…!」
  15. 15 : : 2014/12/18(木) 22:17:01
    『…細かいことは気にしない!まあ、そのことについては後で伝えるよ。みんなも早くブツを回収して!』

    ライナー「…ん?これは、メリケンサック…か?」パカッ

    アルミン「え?僕のはペンダントだったよ。」

    エレン「俺のは…なんだこれ?」

    ベルトルト「…僕のは、ピアスかな?」

    『さて、みんなが反応に困るのも無理はないね。これはそれぞれにあったものを支給してみたんだ。ほら、はめてみて!かぶってみて!つけてみて!』
  16. 16 : : 2014/12/18(木) 22:17:22
    ライナー「どれどれ…?なんじゃこりゃあ…なんかしっくりくるな…」カチャ

    アルミン「どういうわけか、気にならない…こんなの初めてつけたのに…」

    エレン(つけ方がわからねぇ…かぶるのか?だいたいこれはなんだ?)

    ベルトルト「僕、ピアス穴開けてないのについちゃったよ…」カチッ

    『少し特殊なのもあるけど、そこは御愛嬌ってことで☆』

    エレン「なんてやつだ…」ハァ
  17. 17 : : 2014/12/18(木) 22:17:36
    エレン「…あ、アルミン。ちょっと手伝ってくれ…」

    アルミン「え、別にいいけど…どうしたの?」

    エレン「いや、俺のコレなんだけどさ…」

    アルミン「wwwwwwwww」

    エレン「なんで笑うんだよ。てか、笑い方すげぇな。」

    ライナー「おい、エレンどうしt…wwww」

    エレン「なぜうつった。」

    ベルトルト「ライナーdwwwwww」

    エレン「…ああ、もういいや。」

    『ちなみにエレン。それは頭にかぶる、であってるよ。』

    エレン「なっ、心を読まれてた…だと…?」
  18. 18 : : 2014/12/18(木) 22:18:00
    現在公開可能な情報01

    それぞれに渡されたもの


    ・アルミン
    ペンダント
     銀色の鎖、銀色の基盤に暗い紅色の宝石(?)がはめられている
     宝石の中には白い星のようなものが輝いている
     本人コメ:不思議と力が湧いてくる気がする。

    ・ライナー
     鉄色のメリケンサック(右手用)
     なかなか頑丈
     本人コメ:マジ凶器。

    ・ベルトルト
     白いピアス(両耳)
     非常にシンプル
     本人コメ:に、似合わないよ…ね。
  19. 19 : : 2014/12/18(木) 22:18:18
    ~TROPs本部1F、多目的ホール~


    ザワザワ…ヒソヒソ

    エレン「……ちくしょう…///」

    アルミン「え、エレンwに、似合ってるwよwww」

    エレン「こ、こんなはずじゃ…///」

    ─エレンの頭には動物の耳…そう、俗に言うネコ耳がつけられていたw

    エレン「ナレーション笑うなぁ!」ビシィッ

    アルミン「ほ、本部からの支給品だからwつけてなきゃダメだよww」

    エレン(周りも俺の方を見て何やらヒソヒソ話してるし…最悪だ…)
  20. 20 : : 2014/12/18(木) 22:18:44
    『はい、皆さん注目~』

    エレン「お、またアナウンスだ。」

    『これより104期入団式を行います。起立!礼!着席!』

    バッ…バッ…ガチャチャ…

    『ありゃりゃ…惜しかったなぁ、礼まではよかったのに…パイプ椅子にしたのが悪かったかな?』

    『…さて、団長にいろいろと話していただきましょう。』

    トットットッ…

    エレン(ポケモン兵団の団長…確か、エルヴィン…だっけか?)

    エルヴィン「ポケモン兵団、通称TROPsの団長、エルヴィン・スミスだ。」


    エレン「…アルミン、とぅ、とぅる…ってなんだ?」ボソッ

    アルミン「TROPs(トゥロープス)、 The Recon Corps
    Of
    Pocket Monstars
    の略だよ。そのぐらいは勉強しておいてよ。」ボソッ

    エレン「説明乙。」ボソッ

    アルミン(うぜぇぇえ)
  21. 21 : : 2014/12/18(木) 22:19:00
    エルヴィン「ここでは簡単に先ほどの支給品について説明しようと思っている。こればっかりは全員に話しておかないといけないからな。」

    エルヴィン「まずその支給品の名前だ。そいつはポケモンリボルバー。通称、ポケリボだ。名前の由来は省く。」

    エルヴィン「…というか、このまま作者に丸投げしてもいいんだが、それは癪なので簡単に話していく。ある程度は補足してくれるだろ。」

    新兵達(おお、メタいメタい。)
  22. 22 : : 2014/12/20(土) 08:17:15
    エルヴィン「次に、ポケリボの用途だ。こんなアクセサリー何の意味があるんだって思った人もいるだろう。」

    エレン(!!)ギクッ

    アルミン(……w)

    エルヴィン「こいつはなかなか便利でな。この兵団の要と言っていいだろう。」

    エルヴィン「どう使うかというと…見た方が早いな。実際にやってみせよう。」

    エルヴィン「ちなみに、私のポケリボはこのカツラだ。」ポフッ

    ( ゚∀゚)・∵ブハッ!!wwwwww

    エルヴィン「…冗談だ。」
  23. 23 : : 2014/12/20(土) 08:17:30
    エルヴィン「私のポケリボはこの左胸のブローチだ。これから変身してみせよう。」

    新兵達「…はい?」

    エルヴィン「そうだな…そこのネコ耳君!」

    エレン「!?は、はいぃ!」ガタッ

    エルヴィン「隣のパイプ椅子を私に向かって投げてくれ。思いっ切りだ。」

    エレン「…へ?」

    エルヴィン「全力で構わない。しっかりと投げてくれ。」

    エレン「…じゃあいきますよ…それ!!」ブゥン!

    エルヴィン「それでいい…」スッ

    ─エルヴィンは静かに微笑むと、おもむろに左胸のブローチに手をかざした…その瞬間!

    ペキッ、バキバキバキッッ!!
  24. 24 : : 2014/12/20(土) 08:17:52
    エレン「うおっ!?パイプ椅子が!?」

    アルミン「粉々に!?」

    パキパキパキ…

    エルヴィン?「…ふむ、上出来だ。」

    「あれ?エルヴィン団長…?」
    「いま何が起きた!?」
    「すげぇ音したぞ?」「ネコミミカワイイ」

    エルヴィン−ドータクン
    「…これははがね、エスパータイプのドータクンだ。君たちのポケリボはまだ未熟だが、鍛練をつめばこのようになれる。今日はとりあえず、その機会を設けてみた。」パチッ

    バタンッ!バタンバタンッ!!
  25. 25 : : 2014/12/20(土) 08:18:16
    ─エルヴィンが指を鳴らすと、ドアというドアから長机や様々な色の小さな何かが入ってきた…

    エルヴィン−ドータクン
    「あの四角いやつはポケチップと言って、それぞれにこの地方に生きていた300を超えるポケモン達のデータが内蔵されている。」

    エルヴィン−ドータクン
    「このあと、自分の手をポケチップにかざしていってくれ。私から見て右の手前が最も古いもの。左の手前に向かうにつれて新しくなっている。私からはこれで終わりだ。104期入団式を閉式する。早い者勝ちということはない。ポケチップはデータを送っても無くならないからな。さあ、好きなように回ってくれ!」

    オオォォォオオオ!!!
  26. 26 : : 2014/12/20(土) 08:18:40
    ワイワイガヤガヤ…

    アルミン「…さて、どうしようか。」

    エレン「ひとまず古い方から見ていこうぜ!残り物には福があるっていうし。」

    アルミン「その理論はどうかと思うけど、向こうの方が空いてるし、そうしようか。」

    エレン「なんかしっくりこない言い方だな…」ピクッ

    アルミン「!?」ビクッΣ(゚д゚lll)

    エレン「…何驚いてんだよ…」

    アルミン「…い、いま耳が…」
  27. 27 : : 2014/12/20(土) 08:19:27
    エレン「耳ぃ?」フリフリ

    アルミン「…エレン、君はなんていうか…すごいね…」

    エレン「…?そんなことどうでもいいから、ポケチップとかいうのを見に行こうぜ!」

    アルミン「う、うん。(おかしいな…確かにいま耳が…気の所為?)」

    \お、いたいた!エレ~ン/

    エレン「ん?えーと…ハンジ技術部長!」ピシッ

    ハンジ「ああ、そんなにいいよ。ハンジさんって呼んでね。」
  28. 28 : : 2014/12/23(火) 00:27:43
    エレン「分かりました。ところでなんの用ですか?」

    ハンジ「それはだね…アルミン、君も見たでしょ?」

    アルミン「!(耳のことかな?)はい、見ました…」

    エレン「な、なにが…?」

    ハンジ「エレン、君のポケリボは特殊でね…今回入ってきた子の中では君だけなんだ。」

    エレン「このヘンなヤツが…ですか?」ピコッ

    アルミン「す、すごいよエレン!主人公補正って偉大だね!」

    エレン「お、おう。(なんだろう、褒められてる気がしない。)」
  29. 29 : : 2014/12/23(火) 00:27:58
    エレン「ハンジさん、リロードって?」

    ハンジ「んーと、話はポケリボの名前の由来に遡るんだけどね、私が初めて作ったポケリボが銃の形だったんだ。」

    ハンジ「んで、それ使ってるやつのポケチップの挿入の仕方が弾の装填みたいだったから、リロードって呼ばれるようになったんだ。」

    エレン「へぇ…ところで、そのリロードってどうやるんですか?こんなヘンな被り物に…」

    ハンジ「片手で持って、こう自分のポケリボに触るんだ。もしそれが自分にあう物なら、ポケリボとチップが輝くんだ。」スッ

    アルミン(…あ、あの耳のやつポケリボなんだ。)

    ハンジ「…うん、私には反応しないみたい。さ、次は君の番だよ、エレン!」

    エレン「…それなら、やってみます…」
  30. 30 : : 2014/12/23(火) 00:28:15
    ハンジ「てなわけで、君にはまずこれを授けよう。」スッ

    エレン「これは…白いチップですか?」

    ハンジ「普通のポケチップは名前が書いてあるんだけど、これは古すぎて名前すら書いてないんだ!」

    エレン「え、それって大丈夫なんですか?」

    ハンジ「大丈夫だよ!使えなけりゃリロードされないから!」ナハハハ!

    アルミン(なんて雑なんだ…)
  31. 31 : : 2014/12/23(火) 00:28:35
    ─エレンはチップを受け取ると、慣れない手つきでネコミミに手をかざしてみた…すると、

    エレン「うわ!まぶっ!」ピカッ!

    アルミン「…あ。」

    ハンジ「おお!思ったとおりだよ!それは君専用だったみたいだ!」アハハハッ!!!

    アルミン(なんで楽しそうなんだこの人…?)

    エレン「…あれ?終わり…?」

    ハンジ「ふふっ、初リロードはどうだった?」

    エレン「結構あっさりしてるんですね…もっと引き延ばしがあるのかと。」

    ハンジ「さっき話した人が、ものすっご~くせっかちな人でね、仕方なくこんな設定にしたんだ。」
  32. 32 : : 2014/12/24(水) 23:41:48
    アルミン「設定した…ってことは、ハンジさんってポケリボの発明者なんですか!?」

    ハンジ「え…あ、ああ!もちろんだよ!さっき話した銃型のポケリボが世界で初めてのポケリボなのさ!」

    アルミン「ハンジさんって、見た目よりすごい人ですね!」キラキラ~

    ハンジ「もちろんさ!ハッハッハッ…ん?なんかひどいこと言われた?」

    エレン(この人…何か隠してるな。)ピクピクッ←耳です。
  33. 33 : : 2014/12/24(水) 23:42:36
    アルミン「そうだ、エレン!変身してみてよ!」

    エレン「変身?俺がか?」

    アルミン「ほら!ポケモンにさ!ポケリボでさ!」

    エレン「…わかった、やってみよう。」

    エレン(エルヴィン団長はポケリボに手をかざしてた…それだけでいいのか?)スッ

    ─エレンはネコミミに手をかざしてみた…

    エレン「…何も起きねぇな。」

    アルミン「使えねぇな…」ボソッ

    エレン「聞こえてるぞ?」ニコッ

    アルミン「なっ!?(今まで聞こえなかった僕の陰口が聞こえているだと!?あ、ありえない!!)」

    ハンジ(…へぇ、さすがだね…)
  34. 34 : : 2014/12/24(水) 23:43:15
    ハンジ「エレン、変身するときはそのポケモンを思い浮かべなくちゃいけないんだよ?」

    エレン「え?でもポケモンはもう居ないのにどうやって会うんですか?」

    ハンジ「何もポケモンに会わなくてもいいのさ。その為のこのポケモン図鑑だからね。」スッ

    エレン「ぽ、ポケモン図鑑…?」

    ─彼女は何やら赤い薄めの板を取り出した

    ハンジ「そ、ホントはもっと分厚い本だったんだけどそれじゃあ紙がもったいないし、なにより持ち歩くのに不便だったからね。団員みんなに配れるように電子書籍に変換してみたんだ。」

    アルミン(ホントすごいなこの人…)
  35. 35 : : 2014/12/24(水) 23:43:37
    ハンジ「これをポケリボにかざすと、ポケリボの中のポケモンの情報が画面に映るんだ。」

    エレン「つまりポケモン図鑑があれば変身できるってことですか?」

    ハンジ「うん、結果的にはそうなるね。どんなポケモンなのかわかれば変身できるわけだから。」

    アルミン「…でも、ハンジさん…」

    ハンジ「ん?どうしたんだい?」

    アルミン「それ、みんな持ってないのにどうやってみんなは変身するんですか?」

    ハンジ「……あ。」

    エレン(…あ〜あ。)
  36. 36 : : 2014/12/24(水) 23:45:00
    現在公開可能な情報02


    TROPs所属兵士のポケリボ

    ・エルヴィン
    ブローチ
     凝った形をした金色の基盤に深紅の宝石がはまっている
     時折、黒く輝く
     本人コメ:カツラなんてしてないもん…

    ・ハンジ
    ヘッドセット(右耳用)
     水色と白のシンプルなヘッドセット
     無線等の連絡もできる
     本人コメ:ライトとかついてたら完璧だったのになぁ。

    ・エレン
    付けネコミミ 特殊型
     なかなか上質な毛並みのネコミミである
     自分の意思で動かせるため、エレンとほぼ同化しているといえる(らしい)
    本人コメ:こ れ は ひ ど い
  37. 37 : : 2014/12/27(土) 00:42:18
    ハンジ「…あ、もしもしエルヴィン?まだドータクンでしょ?…うん…そ、皆に配るから手伝って。んじゃ。」

    エレン「?ハンジさん、急にどうしたんだろ…」ヒトリゴト…?

    アルミン「あの耳につけてるヘッドセットじゃないかな。マイクもついてるし。」

    ハンジ「それは少しちがうかな。これも使う時は使うけど、何しろこれポケリボだからね。」

    ─ハンジが右耳のヘッドセットを指さしながら言う…

    エレン「え、そーなんですか?」キョトン

    アルミン(さっき、リロードの説明の時に触ってたじゃないか…)
  38. 38 : : 2014/12/27(土) 00:42:39
    ハンジ「…まあ、さっきのヒトリゴトの説明は後にして、とりあえずポケモン図鑑配っちゃいますか!」スッ

    アルミン「あ、エレン。離れよう。少し危ないかも。」

    エレン「お、おう。そうだな。」ササッ

    ピカッ、キュィィィイイン!!!

    ハンジ−???
    「おッし、準備オッケー!調子いいね!!」グッ

    「お、なんだ?」「すげえええ!」
    「ふつくしい…」

    エレン「おお!ハンジさんまで変身したぞ!」

    アルミン「…あれ?変身する時に何も巻き込んでない…エルヴィン団長とは違うのかな…?」
  39. 39 : : 2014/12/27(土) 00:43:10
    ハンジ−サーナイト
    「ああ、ポケリボによって得意な分野みたいなのがあってね、それによっては素材がいらなかったりするんだ。ちなみにこれはサーナイトだよ。」

    エレン(サーナイト…エルヴィン団長みたいなゴツい感じじゃなくてもっと女っぽいな…変身したポケモンの違いなのか?)

    ハンジ−サーナイト
    「ふぅ……さて、エルヴィンしっかり頼むよ!」バッ

    ─少しすると開かれたままだった扉から、今度は大量のポケモン図鑑が飛んできた…

    エレン「すっげぇ~!」キラキラ

    アルミン(…変身して持ってこなくても、普通に取りに行けばいいんじゃ…)

    『アルミン!それじゃ、つまらないじゃないか。でしょ?』

    アルミン「…ですよねー」
  40. 40 : : 2014/12/27(土) 00:44:00
    ─一度上空へ飛んでいった大量のポケモン図鑑は、ひとりひとりの目の前に一斉に舞い降りていった…

    『さて、皆さん!これはポケモン図鑑!君たちの変身に必要なものだよ!使い方は(ry』

    「超重要じゃないか!?」
    「なぜ先に配らなかったんだ…」
    「これで…俺も変身できるぞ!」

    エレン「お、俺達のとこにも降ってきたな。」パシッ

    アルミン「…僕が言わなかったら忘れてましたよね…?」

    ハンジ「そういうのは気にしたら負けさ☆」

    アルミン「使いどころが少し違うと思うんだけどなぁ…」はぁ

    ┌─────────────┐
    │エレン と アルミン は │
    │ポケモン 図鑑 を    │
    │手に入れた!     ▼ │
    └─────────────┘

    『ちなみに、それなりの階級になるまで許可がないと変身しちゃダメだよ☆』

    工エエェェェ(´д`)ェェェエエ工
  41. 41 : : 2014/12/28(日) 02:02:39
    アルミン「じゃあエレン!僕達もそろそろポケチップのリロードを済ませないとね。」

    エレン「おう、そうだな。さっきのを調べるのはまた今度だ。他にもあるだろうし。」

    ────
    ───
    ──

    アルミン「わ、光ったぞ!これは…ユニランって言うポケモンだったみたいだ。」

    エレン「やったな!アルミン!」

    ────
    ───
    ──

    アルミン「また光った!これは…ゾロアって名前だって。」

    エレン「へぇ、絶好調だな!」
  42. 42 : : 2014/12/28(日) 02:02:58
    ────
    ───
    ──

    アルミン「これも光ったぞ!名前はゴーストだ!」

    エレン「ふーん...結構あるもんだな。」

    ────
    ───
    ──

    アルミン「あ、光った!これはポッチャマだって。どんなポケモンなんだろう。」

    エレン「おう...気になるな...」

    ────
    ───
    ──

    ~2時間後、男子寮310号室~

    アルミン「あんなにあったのに、僕は4種類しかリロードできなかったな…ま、十分なのかな?エレンはどうだった?」

    エレン「俺は…1種類だ…」ヘナーッ

    アルミン「(うわぁ、すごく耳が垂れてる…)じゃあ、全部で2種類?」

    エレン「いや、ハンジさんにもらった白いやつだけだ…」

    アルミン「ふーん…えっ!?」
  43. 43 : : 2014/12/28(日) 02:03:16
    アルミン「えっと…エレン、それは特殊なポケリボって言ってたからさ…その…リロードできるポケチップも限られてるんだよ、きっと。」

    エレン「…そうか?」

    アルミン「もちろんだよ!もしかしたらそれが飛び抜けて強いのかもしれないし!」

    エレン「そうか…そうだな…!ああ、きっとそうだ!」ピンッ!

    アルミン「そうだよ!気にすることないよ!」

    アルミン「ちょろいな…」ボソッ

    エレン「…どうせ俺はちょろい人間だよ…はぁ…」ズーン

    アルミン「なっ(また聞こえてる…どういうことだろう…)」
  44. 44 : : 2014/12/28(日) 02:03:37
    アルミン「じゃ、じゃあさ!ポケモン図鑑でどんなポケモンが入ったか確認してみようよ!」

    エレン「…ああ、そうだな。」スッ

    ……ピピッ

    エレン「これまたありがちな効果音だな。」

    『そう言う事言わない!』

    エレン「うおッ!びっくりしたぁ…」

    アルミン「?急にどうしたの?」

    エレン「…あれ?気のせい…?まあいいや、アルミンのはどんなのが入ってたんだ?」
  45. 45 : : 2014/12/28(日) 02:04:17
    アルミン「あ、見てみよっか。……まずこれがユニランだね。」

    エレン「へぇ、やっぱり見たことないな。当然なんだろうけど。」

    アルミン「これはなんなんだろう…これに変身するのは少し気が引けるな。」

    エレン「ははっ、そうかもな。…なあ、このエスパータイプってなんだろうな。」

    アルミン「さあ…ハンジさんが言ってた分野ってやつじゃないかな。」

    エレン「ああ、そんな感じか。じゃ、次の見ようぜ。」
  46. 46 : : 2014/12/28(日) 02:04:51
    アルミン「これがゾロアだね。なんだか意地悪そうだ。」

    エレン「あくタイプだってさ。お前にぴったりだな!」

    アルミン「うん…え?」

    エレン「え?」

    アルミン「……次はゴーストだ。これは名前の通りお化けっぽいね。」

    エレン「ゴースト、どくタイプ…ポケモンによってはタイプが2つのやつもいるんだな。」

    アルミン「そうみたいだね。でも、ここで疑問が湧いたよ…」

    エレン「ん、どうした?」ピコッ

    アルミン「…何を取り込んで変身すればいいんだろう…」

    エレン「…ああ…毒?」

    アルミン(死ぬって…)
  47. 47 : : 2014/12/28(日) 02:05:59
    アルミン「そして、これがポッチャマか。これは…ペンギンみたいだ。」

    エレン「みずタイプ…まあ、見たまんまって感じだな。アルミンがこんなのに変身するとなると、少しおかしいな。」ヘヘッ

    アルミン「うん、そうだね。」クスッ

    アルミン「それじゃ、次はエレンの番d

    ガチャッ

    ライナー「ふぅ、全部試してきたぜ。」

    エレン「おう、そっちはどうだった?」

    ライナー「俺とベルトルトは指で数えられる程度しか集まらなかったな。これから中身を確認するところだ。」
  48. 48 : : 2014/12/30(火) 00:36:24
    アルミン「それならお互いに見s

    エレン「ならお互いに見せ合おうぜ!仲間のポケモンを把握しておいた方がいいだろ?」

    ライナー「お!それいいな。やろうぜ!」

    エレン「んじゃ、俺はライナーのポケリボからとるから、アルミンはベルトルトからとってくれ。」

    アルミン「うん…わかったよ。」

    ライナー「なら俺はエレンのでベルトルトはアルミンだな。」スッ

    エレン「おし!さっそく交換だ!」

    ピピッ!ピピッ!
    ────
    ───
    ──

    ジィ━━━━ッ……

    エレン「ヘラクロスにゴーリキー…なんかライナーのはかくとうタイプってのが多いな。どれもゴッツゴツだ。」

    アルミン「ベルトルトはノーマルが多いみたい。ムクバードとか…あとこのカクレオンとか。」

    エレン(みんなやっぱり違うんだな…ん?そういえばアルミンは特にタイプがかぶってなかったな。)
  49. 49 : : 2014/12/30(火) 00:37:12
    ライナー「おい、エレン。お前サボってたのか?一匹しかいないじゃないか。」

    エレン「いや、全部やったけどそれしか入らなかったんだ。」

    ライナー「なんだそりゃ、個人差って怖ぇな…」

    エレン「それで、俺のはどんなのなんだ?」

    ライナー「自分のポケリボにかざせばいいだろ。ちょっと見てみろよ。」

    エレン「…ああ、そっか。」スッ…ピピッ

    ライナー(俺達も今のうちに自分の見よっと)ピピッ
  50. 50 : : 2014/12/30(火) 00:38:09
    エレン「……?イヌ…か?」

    アルミン「エレン、どんなのだった?」

    エレン「…どう思う?一匹しか入らなかった割にはだいぶしょっぱくないか?」

    アルミン「え?見せて…こ、これは!」

    エレン「お、お?どうした?」

    アルミン「なんかかわいいね。」

    エレン(アルミンってこういうキャラだっけ?)
  51. 51 : : 2014/12/30(火) 00:40:22
    エレン「イーブイ…ノーマルタイプで…しんかポケモンか…良く分からないな。」

    アルミン「まあ、仕方ないよ。それが君だったんだから。」

    エレン「どういう意味だ。コノヤロー。」ピピッ

    ライベル「なっ!?」ビクッΣ(゚д゚lll)

    アルミン「…ああ、二人は初めてだったね。エレンの耳、どういうわけか動くんだよ。」

    ライナー「お前…そいつはもともとついてたのか…」

    エレン「ちっがぁーーう!!てか付けるところ見てたろ!!」ガオ~

    ライナー「おう?トラのまねか?」

    エレン「そんな色じゃねぇよ!黒だよ!!」
  52. 52 : : 2014/12/30(火) 00:41:32
    『館内放送~。新兵諸君、そろそろ夕食だよ~。正確には18:30から食堂での食事が開放されるから、用意しておいてね。』

    ライナー「…だってさ。食堂ってどこだっけか?」

    アルミン「確か本部の1階にあったと思うよ。夜は午後9:30まで食事ができるはず。」

    エレン「なら、一番乗りしなくちゃな。食べ物はできたてが一番だ!」グッ

    アルミン「(それは心配いらないと思うんだけど…)そうだね、他の新兵たちにも挨拶くらいしておかなくちゃ。」

    ライナー「よし、それなら今すぐに行こう。とにかく腹が減った。」グゥ~

    ベルトルト(食堂っていうんだから、きっと上司の人達も食べに来るんだろうな…)
  53. 53 : : 2015/01/04(日) 00:54:32
    ~TROPs本部1F、食堂~


    エレン「ハンジさんが言ってた20分前に来てみたけど…」

    アルミン「食堂はいつでも開放されてるみたいだね。」

    ライナー「そして、俺達と同じ考えのやつらが2組…」

    ???「お前らもできたてを食べに来たのか?」

    エレン「ああ、そうだ!俺達には使命があるからな…!」

    アルミン「何を言ってるんだこいつらは…」
  54. 54 : : 2015/01/04(日) 00:55:14
    コニー「俺はコニー!新兵だ!そんでこっちは同部屋のジャン、マルコ、トーマスだ。」

    ジャン「どうしてお前がしきってるんだ…」

    コニー「あん?別にいいじゃねぇかそんなの!」ハッハッハッ

    マルコ「マルコだ。よろしく。」

    トーマス「トーマスだ。この人一番先に死にそうとは言わせない。」

    アルミン「あ、うん。よろしく…ハハハ…(個性的な人が多いな…)」

    ─エレン達自己紹介(省略)
  55. 55 : : 2015/01/04(日) 00:56:03
    コニー「そうか、これからよろしく!」スッ

    エレン「おう!」ギュ

    アルミン「まだ少し時間がある…けど、アノ人たちに声をかける気にならないな…」

    ─食堂の隅の席では、明らかに暗い雰囲気が漂っていた。そこに座っているのは女兵士達のようだが…

    ライナー「…さっきから何一つ話してないよな?」

    ジャン「あの辺だけ妙に暗くて顔も見えねぇし…気味が悪いってよりは、恐怖に近いな。」

    エレン「……あれ?あいつは…」
  56. 56 : : 2015/01/04(日) 00:56:58
    アルミン「え、エレン。あの闇の中に何か見えるの?」

    エレン「ああ、女が4人座ってるな。んで、そのうちの1人なんだけど…どこで見たかな?」

    コニー「なんだ?知り合いなのか?」

    エレン「…ちょっと話しかけてくる。」トットットッ…

    アルミン「ちょ、エレン!僕も行くよ!」タッタッ

    トーマス「女...?なんで見えるんだ?」

    コニー(…あ、誰も俺のカッコいいガントレットにふれてくれなかった…(;_;))
  57. 57 : : 2015/01/04(日) 07:59:53
    現在公開可能な情報03

    TROPs所属兵士のポケリボ


    ・コニー
    ガントレット(左手用)
     深紅ベースで金色の模様が入っている
     とても中二病くさいが、まあかっこいい
     本人コメ:カッコいいは正義だ!

    ・ジャン
    ネックレス
     銀色の鎖に馬蹄のアクセサリ(ほぼ原寸大)がかけられている
     重い(確信)
     本人コメ:ば、馬蹄には幸福を呼び寄せる力があるっていうからな!決してイジメなんかじゃないはz(ry

    ・マルコ
    ピアス
     黒、それだけ

    ・トーマス
    指輪
     そう、指輪だよ
  58. 58 : : 2015/01/06(火) 00:27:06
    エレン「おい、お前ら何をそんなに悲観的になってるんだ?」

    女4人「………」シーン…

    アルミン(うわぁ、気まずい…)

    エレン「ふんっ.…お?やっぱ見た顔だと思ったらお前か。マフラーなんかしてたか?」

    ???「…これ、支給品。」

    エレン「へぇ、その割には様になってるな。なかなかいいんじゃないか?」ヘヘッ

    俯きミカサ「....ありがとう...」ボソッ

    アルミン「見た顔…?あっ!」
  59. 59 : : 2015/01/06(火) 00:27:46
    ─どんよりとした空気の中に座っていたうちの1人…彼女は、今朝あったばかりの黒髪の少女だった。

    アルミン「今朝は僕達が邪魔しちゃってて悪かったね。」

    ???「…別に。」

    エレン「俺はエレン!こっちはアルミンだ!お前、名前は?」

    ミカサ「…ミカサ。」

    エレン「そうか!よろしくな!」

    ミカサ「......」ジーッ...

    アルミン「…ところで、君達はどうしてオーラ(負)をまとってるの?」
  60. 60 : : 2015/01/06(火) 00:28:15
    ??「そこの馬鹿が部屋で勝手に変身して、上司に大目玉喰らったんだよ。」ハァ...

    ???「ホント...調子にのってすみませんでした...」シクシク

    ????「そ、そんなに泣かないで!ほ、ほら、間違いから学ぶことだってあるじゃない!」

    ???「そ、そうか...?いや、でも私のせいで皆に迷惑を...」シクシク

    アルミン(大目玉...って、なにされたんだろう...?)

    エレン「初日でルール破るなんて、面白いやつだな!」ハハハ!!
  61. 61 : : 2015/01/06(火) 00:29:27
    ??「冗談じゃないよ、全く....もういいから、馬鹿みたいに泣くのはやめな。いっそう気が重く滅入るよ...」ホオヅエ~

    ????「そうだよ!ユミルが泣いてるところなんて誰も見たくないんだよ!」

    ユミル「クリスタぁ...お前は本当にいいやつだな...」ギュ~ッ

    クリスタ「ちょっ、や、やめてよ!恥ずかしい///」

    クリスタァ!!ウオーーーー!!!ギリギリギリ...
    HA☆NA☆SE☆

    ミカサ「......」ジーッ...

    エレン(...いつまで俺の事見てんだろ。)
  62. 62 : : 2015/02/13(金) 14:34:28
    ガラガラガラ~ッ

    エレン「お、シャッターが開いたぞ。ようやく夕飯が食べられそうだ!」

    アルミン「なら早く食事を取りに行こう!(切実にこの場から離れたい)」

    ミカサ「.........」...クスッ

    ??「...?何を笑ってる?」

    ミカサ「希望が、見えた。」フフッ

    ??「....そっか。(何のことかさっぱりだが...)」


    ライナー「おいエレン!急がないと俺が全部食っちまうぞ!」ダダダッ

    エレン「なにィ!そうはさせへんでェ!」ダダダッッ

    コニー「なにをォ!一番乗りはこの俺だぁぁ!」ダダダッッッ

    ジャン「なんなんだあいつらは。」ハェ~ナ...

    アルミン「まぁ、そんなもんなんじゃないかな?」ハハッ

    ジャン「お前も苦労してるんだな...」ポンッ

    アルミン「........ハハハッ...」
  63. 63 : : 2015/02/15(日) 04:40:09
    エレン「おぉぉ......」キラーン☆

    ライナー「エレンのやつ、どうしたんだ?」モグモグ

    ベルトルト「なんだか食事に圧倒されてるみたいだね。食べてもいないのに。」

    コニー「確かに美味いけど、普通に美味いよな?」ムシャムシャ

    ジャン「そうだな。普通に美味いな。あんな風にはならないぞ。」モグモグ

    エレン「...パクッ!」

    ジャン「おお、食ったぞ。」
  64. 65 : : 2015/02/16(月) 01:16:35
    エレン「──────ッ!」プルプル

    ライナー「なんか、震えてるな。」

    エレン「うんっまい!!!」フリフリ~

    コニマルジャンマス「!!?」Σ(゚д゚lll)

    アルミン「...ああ、エレンの耳は(ry」

    ジャン「とことんおかしなやつだな...」

    エレン「!!?!?!」ガツガツガツ

    ライナー「こら、ネコミミが犬食いするな。」ハハハ

    アルミン(そっか…エレン、君は…)
  65. 66 : : 2015/02/19(木) 00:17:48
    エレン「ごちそうさまでしたぁ!!」パンッ

    アルミン一同「はやっ!!?」Σ(゚ロ゚)

    エレン「ん、まだシャッター開いて10分経ってないのか…」

    コニー「まだ人がほとんど来てないしな。まったく、できたてが一番美味いのによぉ!」モグモグ

    ライナー「なぁ、コニー。そんなことは多分ないと思うぞ。」

    コニー「そうなのか?」

    「いや、出来立ては美味しいぞ!」

    ジャン「んぁ?館内放送か?」

    ハンジ「ちがう、本人だぁ!!」ドンッ

    エレン以外「うおぉっ!!?」ビクッ
  66. 67 : : 2015/02/19(木) 00:19:31
    エレン「ハンジさん!どうしたんですか?」

    ハンジ「いやぁ、少し暑くなっちゃって、厨房から抜け出して来たんだ☆」

    アルミン「ダメじゃないですか!…え?厨房?」

    ハンジ「そう、我らがポケモン兵団では朝、昼、晩、全て兵士による自給自足(当番制)なのだよ!」エッヘン

    エレン以外「へぇ……へ?」

    エレン「やっぱり!あそこのシャッターが開く前から中からハンジさんの声がするなぁと思ってたんですよ!」フリッフリッ

    ハンジ「…っおう!?」

    アルミン「(おう…?)ハンジさん、じつはエレンの(ry」
  67. 68 : : 2015/02/19(木) 00:19:58
    ハンジ「マジかw興味深いなww」

    ライナー(何を笑っているんだ?)

    ハンジ「ほんと、今期の新兵は成長が早くていいね!すぐにでも実戦投入できそうだ!」

    コニー「つまり…どういうことだってばよ?」

    ハンジ「おっと、詳しいことは明日の訓練で話すから先走っちゃダメだよ!」

    コニー「お、おう…承知しました。」

    ジャン(敬語…だと…?)
  68. 69 : : 2015/02/21(土) 23:32:54
    ハンジ「よろしい!それじゃ、そろそろ戻るね。副技術部長にばれちゃったみたいだから。」

    ベルトルト(本当に抜けだしてたのか…)

    ?????「ハンジ技術部部長!生き急ぎ過ぎです!!」

    ハンジ「ほら、噂をすれば…わかったよ、いま戻る!」

    別に生き急いでるワケじゃないんだけどなぁw
    それはともかく、働いてください!当番なんですから!
    へいへい、わかてますよぅ
    絶対ふざけてますね!?

    エレン以外(あんな上司はイヤだな。)※既に手遅れ
  69. 70 : : 2015/02/21(土) 23:35:47
    エレン「みんなはまだ食うのか?」

    アルミン「君が食べるの早すぎたんだよ。」モグモグ

    エレン「そうか?ま、それはともかく俺は部屋に戻ろっかな。」

    ライナー「そりゃまたどうしてだ?ここで俺たちを待ってりゃいいだろ。」モグモグ

    エレン「まぁ…そうだけど、少し建物の中とか探検してみたいな、とか思ってな。」

    アルミン「そう?僕達は食べ終わったら部屋に戻るから、いつでも部屋に戻っててね。」

    エレン「おう。んじゃ、また後でな。」ガタッ

    トットットッ……

    コニー「…僕等がエレンの声を聞いたのは、これが最後だった。」ボソッ

    エレン「縁起でもないこと言うなよ!!」ビシィィッ
  70. 71 : : 2015/02/24(火) 00:52:14
    ~TROPs本部1F、エントランスホール~

    トコトコトコ…

    エレン「…てなわけで1人行動になったわけだが…少し変だよな、ココ。」

    エレン「まだハンジさんとエルヴィン団長以外に誰とも上司と会ってないんだよな。」

    エレン「それに、新兵の入団大歓迎ってチラシもあったけど、まさか何もなしで一発合格するなんて思ってもいなかった…」

    エレン「んー、なんか変だよな。なんていうか、俺の勘でしかないけど。」

    …ピタッ

    エレン「…お前はどう思う?」クルッ

    ???「…!!」ピクッ
  71. 72 : : 2015/02/27(金) 00:30:03
    エレン「えぇっと、ミカサだっけ?」

    ミカサ「…そう。」

    エレン「なんで俺なんかつけてんだ?もっとおもしろいやついるだろ。」

    ミカサ「…べつに。」

    エレン「ふーん…まぁ、どうでもいいか。それでさ、お前はどう思う?」

    ミカサ「…現在、この兵団に所属する兵士は187名。そのうち、私達新兵は56名。」

    エレン「…?何が言いたいんだ?」

    ミカサ「約三分の一が新兵で構成された兵団。これは深刻な人材不足だと考えられる。」

    エレン「まぁ…そうかもな。」
  72. 73 : : 2015/03/05(木) 23:46:31
    ミカサ「過剰な人材補給、任務に出て2週間を過ぎた兵士達…ほかにもあるけど、そういうわけでここはおかしいと思っている。」

    エレン「確かに普通じゃなさそうだな…ところで、人数なんてどう数えたんだ?」

    ミカサ「どう、って…それはもちろん、この目で。」

    エレン「数えられるもんなのか…目で…?」フリフリッ

    ミカサ「そりゃあ……ん…?」
  73. 74 : : 2015/03/13(金) 03:45:41
    エレン「…ん、これ(ネコミミ)か?これでも一応ポケリボなんだ。けして俺の趣味ではない。それと、動くのは気にしないでくれ。」ピクピク

    ミカサ「へぇ、なかなか早い…」

    エレン「…?なんの話だ?」

    ミカサ「…...コッチの話、気にしないで。」シラッ

    エレン「?(目を逸らしたな...)...そういや、先輩方が任務に出てるってのは誰に聞いたんだ?」

    ミカサ「......技術部の部長サン。」

    エレン「あぁ、なるほどな。確かになんでも言いそうだ。」

    ミカサ「...それじゃ、私はこれで。」スタスタ

    エレン「おう、またな。」


    エレン(......?なんか独り言してるな...)

    ミカサ「うっかりしていた...上手くごまかせただろうか...」ボソッ

    エレン「なんのことだ?」
  74. 78 : : 2015/09/28(月) 20:22:52
    ~男子寮、エレン達の部屋~


    エレン「うーん、トレーニングルームも他の寮の部屋も、会うのは新兵だけで何処にも先輩方らしい人は居なかったな。みんな食堂に行っちゃったのか?」

    エレン「…なんか歩き回ったら疲れたな。まだ19時過ぎだけど、明日に備えて寝ちゃおっと。」ゴロン

    エレン「……zzz…」

  75. 79 : : 2015/09/30(水) 00:43:37
    エレン「……何だ、ここ…」

    ~???~

    エレン「…どっかの遺跡…みたいだな。折れた柱に割れた石畳…手入れはされてなさそうだ。」

    エレン「…さっきから誰かがこっち見てるな……誰だ!出てこい!」

    白髪の男「………」ザッ

    エレン(どこから出てきた…?)「…お、おい!ここはどこだ!こんな所で何してんだ!」

    白髪の男「………」

    エレン「…俺を連れてきたのはお前か?」

    白髪の男「……アカキ…マジュウ……」

    エレン「……?お前、何言って…」

    白髪の男「アカキトモヲシタガエ…ヤマヲ…ソラヲコガス……」

    エレン「…だから何を言って……」

    白髪の男「マヲケイシ…オノレヲケイセ…オノズトミチハヒラカレル……」

    エレン「……お前…いったい…」

    ?????「グオオオォォオオオォ!!!」

    エレン「!!?なっ、何だ!?」

    白髪の男「ケントウヲイノル…」フッ

    エレン「あっ!ま、待て!!」

    ?????「グオオオォォオオオォ!!!」

    エレン「こ、こいつ、まさかポケモンか!?」

    ?????「グオオオォォオオオォ!!!!」ゴォオオオ!!

    エレン「熱っつ!くそっ!やるしかないみたいだな!おらぁ!!」
  76. 80 : : 2015/09/30(水) 20:05:45
    エレン「はっ!!」

    ~男子寮、エレン達の部屋~

    エレン「……何だよ、夢か…ひでぇ夢だった…ん?」

    アルミン「すー…すー…」

    エレン「みんなも寝ちまったのか…今何時だ……痛っ!」

    エレン(ヤケド…?左手がヤケドしてるのか?……嘘だろ…)

    バタンッ!!

    エレン「うわっ!!ま、窓が勝手に開いた!」

    ミカサ「窓が勝手に開くなんて有り得ない。」ヒョコッ

    エレン「うおァ!!?」ドスンッ!!
  77. 81 : : 2015/10/01(木) 23:53:18
    ミカサ「何故ベッドから落ちたの?新しい安眠法?」

    エレン「んな訳あるか!お前に驚いたんだよ!」

    ミカサ「しっ、あまりうるさくすると…」

    ライナー「う、んん……クリスタ…結婚…ムニャムニャ……」

    ミカサ「…このデカブツはユミルに駆除の依頼をしておくとして、少し着いてきて欲しい。」

    エレン「は?どうしてそんなこと…っていうか何で男子寮に居るんだよ。」

    ミカサ「この部屋の窓に入ったから。」

    エレン「いや、そうじゃなくて…」

    ミカサ「いいから着いてきて。」グイッ

    エレン「わっ、ちょっ、待てって!」
  78. 82 : : 2015/10/05(月) 20:27:42
    ~男子寮、屋上~

    エレン「…なんで屋上?」

    ミカサ「貴方にアレを見せたかった…ので、連れてきた。」スッ

    エレン「あれって?……な、何だありゃ…」

    ──ミカサが指さした方向…真夜中の夜空が鮮やかな赤い光で照らされていた…

    ミカサ「日中、この方向には2000m級の山が見えるはず。」

    エレン「それならただの山火事じゃないか?どうして俺に見せる必要があるんだよ。」

    ミカサ「山火事にしては不自然すぎる。まず煙がのぼっていない。それにもう一時間程になるけれど、範囲がほぼ広がってない。延焼していない証拠。故に山火事ではない。」

    エレン「…た、確かに。でもそんなことが分かったところで俺に関係は…」

    ミカサ「恐らく、あれはポケモンの仕業。」

    エレン「ポケモン?それはありえないな。あいつらがこんなに目立つ事する訳ないし。」

    ミカサ「あいつら?…もしかしてポケモンに会った事があるの?」

    エレン「ギクッ…あ、ある訳ないだろ。えっと…さ、さっき夢に出てきたから、ついあいつらって言っただけだ…」ピコッ、ピコッ

    ミカサ「…ふーん。」(…嘘をつくのが下手。耳が動いている。)
  79. 83 : : 2015/10/06(火) 22:33:17
    現在公開可能な情報04

    ・ポケモン
    某人気アニメの世界では、ほとんどの場合ポケモンと人間が共に助け合い、守り合い、時には共に闘う事で互いの信頼を築き上げていくのが世の常となっている。
    しかし、この世界では調査兵団最後の団長の失踪以来、元々絶滅の危機に直面していてなかなか会えなかったポケモンが更に遭遇しにくくなってしまった。一方、ポケモンによる人間への被害は近年増加しており、時には死者が出る程の甚大な被害を及ぼす事さえある。
    そんなポケモンと人類の調和を促す為に設立されたのが「ポケモン兵団」である。
  80. 84 : : 2015/10/06(火) 22:34:31
    エレン「…じゃあ、仮にあれがポケモンの仕業だとして、あの光は一体どういう意味があるんだ。」

    ミカサ「…助けを呼んでいる…そんな気がする。」

    エレン「助け?誰に?」

    ミカサ「……少なくとも、人間ではない。多分ポケモンに。」

    エレン「…そうか。じゃあそうなのかもな。」

    ミカサ「明日、私たちはあの光の発信源に行くことになる。」

    エレン「へぇ……は?私たち?」

    ミカサ「もちろんあなたも。これは極秘事項。他言無用。おk?」

    エレン「お、おう…」(なんだろう。すごく違和感。)
  81. 85 : : 2015/10/11(日) 00:37:08
    ミカサ「それでは、私は自分の部屋に戻る。」タタッ

    エレン「そうか、じゃあおやすみ…って、どっちに行ってんだよ。階段は向こうだぞ?」

    トンッ

    エレン「…お、おい、手すりの上に立ったら危n

    ミカサ「また明日。」バッ

    エレン「………おまっ!ここは5階だぞ!」

    ──少女の突然の自殺行為に少年は一瞬言葉を失ったが、次の瞬間、彼女の立っていた手すりに身を乗り出し、状況を把握しようとした。自殺だったと言っても、誰も信じてはくれないだろう。まさかあの女にハメられたのか?そんな考えが脳裏をよぎったが、少年の疑心は、瞬く間に杞憂に終わった。

    エレン「………ま、マジかよ…」

    ───少女は生きていた…壁を走り抜け、軽やかに地に降り立ち、何事もなかったかのように少年を振り向いて、微笑んだのだった。その微笑はまるで、着いて来れるものなら来てみろとでも言うように、ただ静かで、挑戦的だった。

    エレン「…なんか忍者みたいなやつだな……5階建ての屋上って6階なのかな…」

    ──目の前で起きた出来事に呆然としていた少年は、混乱を解くためにどうだっていい事を呟き、そのままぺったりと座り込んでしまった。少女は、いつの間にか姿を消していた…
  82. 86 : : 2015/10/11(日) 00:38:48

    06:50~ポケモン兵団、食堂~

    ワイワイガヤガヤ…


    ライナー「はぁ?忍者ぁ?」モグモグ

    エレン「嘘じゃないぞ!ミカサ…つまり、昨日会ったマフラーの女が窓から入ってきたと思ったら、屋上から壁をこう、ダダダッ!って走って…」

    ライナー「それは夢だろ。あんな華奢な身体でそんな事出来るわけない。」

    アルミン「…エレン、僕もそう思う。ポケモンならともかく、人間の女の子にそんなことが出来るとは思えないよ。」

    ベルトルト「…僕は

    エレン「お前ら!俺が嘘をついてるって言うのか!」

    アルミン「あまりにも非現実的すぎるよ。多分、寝ぼけてたんじゃないかな。」

    エレン「違うって!俺は昨日…あ!」ピコッ

    ライナー「…な、なんだよ、耳そばだてて…」
  83. 87 : : 2015/10/11(日) 23:50:59
    エレン「こっちに来るぞ…」

    アルミン「来るって…まさかミカサのこと?」

    ライナー「そんな人を自分の天敵みたいな言い方しなくてもいいだろ。なあ、ベルt」ガシッ

    エレン「え…」

    ライナー「\(^o^)/」

    グリンッ!!
  84. 88 : : 2015/10/11(日) 23:57:01

    ユミル「まったく…今度クリスタに近づいたら、もう180度首を回すからな!」

    クリスタ「ちょっとユミル!この人(名前は知らない)私に変なことなんてしてないよ!」

    ユミル「いや、似たようなもんだ。」

    クリスタ「え?な、なんの事…?」

    エレン「お、おいライナー!返事をしろ!」

    アルミン「ダメだ!息をしてない!ひ、ひとまず首を元の位置に戻そう!このままだとライナーがヒャッハ-でファ-ラウェイしちゃう!」

    エレン「意味は分からねぇけど、その案には賛成だ!ベルトット、手伝え!」

    ベルトット「わ、分かった…って名前ェ!」ビシィッ
  85. 89 : : 2015/10/13(火) 20:18:58
    ライナー「い、今のはさすがに死ぬかと思ったぜ…」orz

    ベルトルト「ライナー…本当に大丈夫かい?」

    ユミル「女神の天罰だ!思い知ったか、この金髪ゴリラ!」

    ライナー「俺、何かしたっけ…でも女神が直々に天罰を下してくださるなら俺は何度でも死にかけt」ガシッ

    ギュルルルッ!

    ベルトルト「ライナーーーァアッ!!!」

    クリスタ「ユミル、早く食事取りに行こ!」プンプン

    ユミル「…流石クリスタだ!私には出来ない事を平然とやってのけるッ!そこに痺れるあ(ry」

    エレン(ライナーの野郎、こりゃあもう確信犯だな…)
  86. 90 : : 2015/10/13(火) 20:20:54

    ミカサ「…ねえ、エレン。」

    エレン「わっ…な、なんだよ…あれ?今エレンって…」

    ミカサ「皆が貴方をそう呼んでいる。ので、私もそう呼ぶ事にする。おk?」

    エレン「お、おう…」

    ミカサ「もうすぐ7時になる。技術部長サンの館内放送が入る時間。」

    エレン「そうなのか?」

    ミカサ「きっとそう。とにかく、こころして聞いておいて。」

    エレン「…分かった。」

    ミカサ「…昨日は驚かせてごめんなさい。少し知っておきたかっただけなの。」

    エレン「知っておきたかった?何を?」

    ミカサ「…ほら、放送が。」

    エレン「え?そんなのまだ…」

    『おっはよー!午前7時をお知らせするよ!』

    エレン「………」
  87. 91 : : 2015/10/14(水) 20:01:53
    『入団して初めての夜はどうだったかな?興奮して眠れなかった?さて、昨晩伝えた通り、今朝は君達の訓練初日だ。8時に第一グラウンドに集合するように!それじゃ、午前7時をお知らせしました〜!』

    アルミン「エレンは寝てたから知らないかもしれないけど、昨日就寝時刻に放送が入ったんだ。」

    エレン「そうだったのか。知らなかった…」

    エレン「おい、ミカサ…普通の館内放送だったぞ。」ボソッ

    ミカサ「しっ、聞いてて。」

    『アッカーマン、レオンハート、イェーガー、ユミルは、午前7時半に団長室に集合するように!』

    エレン(…予知能力でもあるのか?)

    ミカサ「予知能力なんて持ってない。全て女の勘。」

    エレン「…………」
  88. 92 : : 2015/10/18(日) 00:10:54

    現在公開可能な情報05

    TROPs所属兵士のポケリボ

    ・ミカサ
    マフラー
    どこから見ても普通の赤いマフラー
    たまに風もないのにはためく
    本人コメ:とても暖かい。ので、暑い。

    ・アニ
    真っ白な髪留め
    彼女の金髪に綺麗に映える
    本人コメ:こんなの私には似合わないよ。

    ・クリスタ
    細身の金色の腕輪(右腕)
    どう見てもピ〇ト君です。本当にありがとうございました。
    本人コメ:こんなに高そうなもの、貰っちゃって良かったのかなぁ…

    ・ユミル
    黒い指なし手袋
    指が出てたら手袋の意味が無いとな言ったらダメ
    本人コメ:何かこれ付けた方がスースーするんだよな。
  89. 93 : : 2015/10/18(日) 00:12:00
    8:00~ポケモン兵団1F、団長室~

    ハンジ「やあ、おはよう!みんな元気そうだね。何か言いたそうな顔してるのが1人いるけど。」

    ユミル「…ミカサやアニはともかく…なぜクリスタではなく、こんなネコ耳男が呼び出されたんですか?」

    エレン「い、言うな!気にしてるんだよ!」

    アニ「私は可愛らしくていいと思うけど。」

    エレン「か、かわっ…///」

    エルヴィン「君の質問に答えよう。というより、何故このメンバーなのかを説明しよう。ハンジ、頼んだ。」

    ハンジ「あいあいさー!」
  90. 94 : : 2015/10/18(日) 18:20:36

    ハンジ「まずミカサ、それからアニだ。こちらの調べでは君達2人は元々の身体能力がずば抜けて優れている。即戦力として集合してもらったよ。」

    ハンジ「次にエレン、君は彼女達とは違って平凡な能力を持った、ごく普通の少年だ。」

    エレン「」

    ハンジ「ただし、君はポケリボとの融合が既に第二段階を過ぎている。だから集合してもらったんだ。」

    エレン「は?ゆ、融合…?」

    ハンジ「そう、エルヴィンのかつらみたいにね。」

    4人「ブハッw(・∀・).:*・゜゚」

    エルヴィン「…………」
  91. 95 : : 2015/10/18(日) 18:21:44

    ハンジ「ま、冗談はさておき。私のこのヘッドセットっぽいポケリボ。私も今第三段階なんだけど、これのお陰で人と通信が出来るんだ。どこからでもね。」

    エレン「もしかして、この前のひとりごともそれで団長と?」

    ハンジ「そうさ、察しが良くて助かるよ!」

    ミカサ「…館内放送…いや、テレパシーもそれで…」

    ハンジ「そう!館内放送って言ってるけど、実は全部、頭の中に直接語りかけてるんだ!」

    ユミル「……マジかよ…」

    ハンジ「君達もいずれはこうなれるさ。エレン、君は最近変わったことない?」

    エレン「変わったこと…あっ!最近、いつもよりアルミンの陰口が気になる様になりました。」

    ハンジ「おお!それはいい兆候だよ!」

    エレン「…陰口を叩かれるのがですか?」
  92. 96 : : 2015/10/18(日) 18:22:40

    ハンジ「どうしてそうなるかな…そうじゃなくて、君の聴覚が良くなったんだよ。」

    エレン「俺の…聴覚?」

    ハンジ「そう、確か君のポケリボにはイーブイがリロードされたね?あのポケモンは鼻や耳がよく利くそうなんだ。もしかすると他にも能力が解放されるかもよ?」

    エレン「ポ、ポケリボにそんな効果が…でも、それって昨日の集会で話すべきだったんじゃ…」

    ハンジ「………エルヴィン、私は少し席を空けるね。」

    エルヴィン「…分かった。」

    ガチャッ、バタンッ!モシモシ~、キ-スサン?チョットハナシガ…

    4人(……あんな上司はイヤだな。)
    ※既に手遅れ
  93. 97 : : 2015/10/18(日) 18:24:03

    エルヴィン「…さて、最後にユミル、君についてだ。」

    ユミル「は、はい!」(こ、この流れだと私にも特別な能力があるって事だ!ネコ耳野郎は才能に自覚はなかったみたいだし、きっと私にも…!)

    エルヴィン「君は…好奇心が旺盛なようだ。何事にもまず挑戦する…それは素晴らしい事だ。」

    ユミル「はい!……ん?」

    エルヴィン「私は兵士一人ひとりの個性は尊重するつもりだ…ただ、あまり出過ぎた行動は危険を伴う。今回はその事をしっかりと身体に刻み込んでもらおうと思う。」

    ユミル「………ドーモスミマセンデシタ。」

    エレン「…団長、結局俺達が集められたのは…」

    エルヴィン「……?ハンジから聞いてないのか?」

    ──4人は顔を見合わせ、頷く。

    エルヴィン「まったく、行動力はあるが頭が良すぎて一人で完結してしまうのが玉に瑕だな…」

    ミカサ(どういうこと…?)
  94. 98 : : 2015/10/18(日) 18:24:38

    エルヴィン「これから君達にはハンジと共に現場へ向かってもらう。」

    アニ「現場?一体何の…」

    エルヴィン「もちろん、ポケモン兵団の出動先だ。」

    エレン「!!」

    エルヴィン「任務のランクはS。危険なポケモンが出現する事で可能性もある。現在、5つの部隊が探索している。」

    ミカサ「…その現場とはどこでしょうか。」

    エルヴィン「名前は…ハードマウンテンだ…ッ!」ドンッ!

    ユミル(…ほとばしるジャンプ臭。)
  95. 99 : : 2015/10/18(日) 18:25:08

    エレン「ハード…マウンテン…?」

    ガチャ!

    ハンジ「詳しくは移動しながら説明するよ。とにかく急ごう!早くしないと遅れちゃうよ!」

    エルヴィン「そうか…新兵の君達には少々辛い経験になるかもしれない。いざと言う時にはハンジが君達を守る。一番重要なのはチームワークだ。何があっても、くれぐれも一人にはならないようにしてくれ。」

    エルヴィン「…では、君達の無事を祈る!敬礼ッ!!」

    「「ハッ!!」」

    エルヴィン「…ハンジ、後は任せた。」

    ハンジ「任された!じゃあ皆、コッチだよ。絶対にはぐれないでね〜」

    4人(…緊張感ないなぁ。)
  96. 100 : : 2015/10/18(日) 18:29:31
    以上で第1章終了となります。
    無事に(嘘)ひと区切りつけることが出来ました!
    次章はハードマウンテン編です!ハードマウンテンと言えばあのポケモン!となった人は相当の通ですね。(たぶん。)
    ちなみに舞台はシンオウ地方ではありません。地方を決めてしまうと出しにくくなるポケモンが出てきてしまうので、いろんな地方ごっちゃになります。
    これ以降も原作他、不思議のダンジョンなどからいろいろなオブジェクトが登場します。要は独自設定ですね、はい。
    ただし、あたりまえですがタイプと相性は第六世代に統一するつもりです。

    それでは、次回作をお楽しみに、これからもよろしくお願いいたします!
    質問、感想、どしどし送って下さい!
    希望のポケモンをリクエストしていただければ採用するかもしれません!
    (ストーリーが崩れない程度に…)
  97. 101 : : 2015/10/18(日) 22:02:59
    お疲れ様です~!!
  98. 102 : : 2015/10/18(日) 23:33:21
    >>101
    ありがとうございー(__)
    近いうちに次章始めますのでそちらもよろしくお願いします!
  99. 103 : : 2015/10/28(水) 18:52:14
    面白かったです!! エレンの「か、かわっ…///」が超可愛かったです!!!!!
    次回も期待です!!
  100. 104 : : 2015/10/28(水) 21:03:43
    >>103
    ありがとうございます(__)
    エレンの可愛さがわかるとはなかなかのきょじんマスター(?)ですね!
    これからもよろしくお願いします!
  101. 105 : : 2016/03/02(水) 18:00:08
    ヒードラン( ・´ー・`)どや
  102. 106 : : 2016/03/05(土) 01:20:50
    >>105
    ギクッ

    ひ、ヒードランですね、前向きに検討させていただきますです、ハイ

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進撃のポケモン兵団~Attack on TROPs~ シリーズ

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