ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

この作品は執筆を終了しています。

エレン「歌で世界が変わるのか?」アニ「あれは特別なんだ」

    • Good
    • 5

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2014/12/12(金) 19:57:14
    おはこんばんにちは!サンバードです!


    この作品は


    エレン「歌で世界が変わるのか?」アルミン「サシャ?どうしたの?」
    http://www.ssnote.net/archives/28280


    の続きとなっています。


    もし見ていなければ、そちらを見てからこの作品を見ることをお勧めします!


    では引き続きおつきあいください!
  2. 2 : : 2014/12/13(土) 00:20:15
    ―――――  廊下


    アルミン「よし!じゃあみんな作戦通りに頼むよ?」


    一同「任せとけ!!」


    マルコ「じゃあいこうか?」


    ベルトルト「そうだね」


    スタスタスタ……


    教官A「異常はっと………ん?お前たちもう消灯の時間だぞ!」


    アルミン「すみません…ちょっと気になることがありまして…」


    教官A「気になること?」


    ベルトルト「実は―――――」


    ~~~~~~~~~~~~
    アルミン「まず僕たちが見張り役の教官を引き付けるんだ」


    アルミン「なるべく教官が食糧庫から遠のいたあたりで鉢合わせる」


    ベルトルト「他の窓を使わないの?」


    アルミン「そこからの方が一番安全なんだ。あとの窓は十字路やT字路の近くだから…」


    アルミン「と言ってもあまり時間稼ぎはできない…せいぜい5~10分ぐらいが限界だ」


    アルミン「だからその間に何とか窓をあけてほしい」


    サシャ「任されましたよ!」フフン!


    アルミン「監視役はそれぞれT字路の二方向にライナーとジャン、十字路付近にミカサとアニに任せるよ」


    ミカサ「わかった…」


    アニ「了解したよ」


    ライナー「こっちもだ」


    ジャン「オーケーだぜ!」
  3. 3 : : 2014/12/13(土) 01:03:41
    ~~~~~~~~~
    ミカサ(今のところ…異常なし…)


    アニ(こっちも大丈夫そうだね…)


    ライナー(こちら側は異常なし)


    ジャン(今のところ人影はねえが気を付けねえとな…)


    ~~~~~~~~~
    ユミル「なあ、私は伝達役なんだが具体的にはどうしたらいいんだ?」


    アルミン「二人にはそれぞれ十字路側、T字路側についてもらいたいんだ。もし監視側が異常を察して何らかのサインをした場合、壁を叩いて知らせるんだ」


    コニー「壁を叩くのか?」


    アルミン「うん、クリスタの位置からだと二人の姿は見えないからね。壁を叩いて起こる振動を利用して早く異変を知らせるんだ」


    マルコ「振動か……たしかに伝わるのは早いけど確実に伝わるとは限らないんじゃないかい?」


    アルミン「大丈夫、ある程度の非常事態は想定済みだから何かあっても監視役と伝達役だけで乗り越えられるはずだよ」


    ベルトルト「ははは、そうだね」


    アルミン「だからクリスタにはサシャが作業をしている間は壁に手をついてもらう状態になっちゃうけど…」


    クリスタ「大丈夫だよ!私に任せて!」ムネソラシ


    アルミン「でも最終的にはサシャの作業速度次第だよ?そこは全部サシャに任せたからね!」


    サシャ「任せてください!このサシャ・ブラウス、この命に代えてもやりきります!」ケイレイ


    《これがのちのフラグになるとはこの時誰も知る由がなかった…》


    一同「おいバカ主やめろ!」


    サシャ「フラグなんてへし折ってやりますよ!なんたって私はフラグクラッシャーですから!」ドヤァ


    アルミン(それをフラグというのでは…?)


    ジャン(こいつバカだ…)


    コニー「ふらぐくらっしゃーって言葉がわからないのは俺がバカだからなのか!?」


    ベルトルト「そうだね」


    コニー「」チーン


    アルミン「ま、まあ……とりあえずがんばってよ…」


    サシャ「了解ですよ!」


    ~~~~~~~~~
    クリスタ「(今のところ叩く音は感じない…)サシャ、どう?」


    サシャ「ビンゴ!鍵は開いていますよ!あとはこれを開きさえすれば…………ん?」


    クリスタ「どうしたの?」


    サシャ「変ですね………窓が開きません…」ググググ


    クリスタ「ええー!!」
  4. 4 : : 2014/12/13(土) 13:11:41
    期待です!!!
  5. 5 : : 2014/12/13(土) 14:33:11
    >>4
    ありがとうございます!


    マルコ「――――ということがあって……」


    教官A「なるほど、それはたしかに――――」


    『ええー!!』


    教官A「ん?いまあっちで声がしたような?」


    アルミン「(ま、マズイ!)い、いや聞こえなかったと思いますが…」


    教官A「とりあえず確かめる必要がある。声は……あっちからか?」スタスタ…


    マルコ「ど、どうする?」アセアセ


    ベルトルト「このままだと向こうが…!」


    アルミン「僕たちではどうしようもないよ…あとはあの6人に任せよう…」


    ライナー(教官がこっちに向かってきた!)サッサッ


    ユミル(ちっ、来ちまったか…仕方ねえ…私が代わりに囮に…)


    ギイィィ…


    教官B「なんだ?今の声は…Aは何をやってんだか…」スタスタ…


    アニ(ちっ!こっちからもか!)サッサッ


    コニー(ん?アニは何やってんだ?)


    アニ(あのバカ…理解していない……!)ユビサシ


    コニー(あっち?あっちがどうかしたのか?)


    アニ「」アシモトユビサシ


    コニー(こっちにくる?げっ!こっちからもか!)


    コンコンコン… コンコンコン…


    クリスタ「(!!?りょ、両方から!?)さ、サシャ!?まだなの!?」


    サシャ「むむむむむ!………だ、ダメです!動きません!」ググググ


    教官A・B  スタスタ…


    ユミル(あのバカも囮を……!ちっ、あのバカがそこまで頭が回るとも思えねえ!)


    アニ(仕方ないね…荒療治になるけど)ポンポン


    ミカサ「どうしたの…?こちらは…異常ない」


    アニ「あんたになくてもこっちはあるんだよ。おそらくあっちもね」


    ミカサ「非常事態……?」


    アニ「ああ、あんたはあっちに回って。こっちはあたしがやるから…」


    ミカサ「了解した……」ササッ


    アニ「さてこっちもやるか…」スッ…
  6. 6 : : 2014/12/13(土) 15:50:36
    教官A「全くなんなんだか…」ポリポリ


    ストッ…


    ミカサ「サイレントモード……展開…」スウ…


    教官A「こういう時ぐらいはゆっくり休ませてほし―――」


    トン… バタッ…


    教官A「」チーン


    ミカサ「ミッションコンプリート……」キリッ


    《説明しよう!サイレントモードはいわゆる気配遮断のようなもので、その名の通り音を一切出さずに行動し、相手の隙を突く恐ろしい技なのだ!この技を会得するには類まれなる才能と絶え間ない努力によって見出すことができ、凡人にはその片鱗すらうかがうことも出来ないのだ!》


    ミカサ「うp主、解説ご苦労……じゃあさようなら」ドスッ!


    《お、俺にはマジパンっすか…》チーン


    ミカサ「あっちはどうだろう…」


    教官B「明日もはえーから早く寝ねえとな…」スタスタ…


    アニ「来たね…」


    教官B「ええっと、たしかここらへんだったはず…」ノゾキ


    アニ「一撃抜き手……第2!」ドスンッ!


    教官B「」チーン  ピクピク…


    アニ「ちゃんと手加減はできたね…」


    《説明しよう!一撃抜き手とは格闘技において危険とされている技の一つで、技にいくつかの段階があり、場合によっては相手を絶命させることも出来る一撃必殺の抜き手である!この技を会得するには類まれなる才能と絶え間ない努力によって―――――》


    アニ「うるさい…」ドスッ


    《アニさんの蹴り……むしろ…俺にはご褒美です…》チーン


    アニ「あとで体に教え込まないといけないね……」
  7. 7 : : 2014/12/13(土) 18:39:31
    正体はエレンだろ!そこは!でも誰か気になって仕方がない......だが正体エレンだろ!期待だぁ
  8. 8 : : 2014/12/14(日) 00:12:45
    >>7
    ぜひ今後の展開にご注目ください!


    ユミル(これで何とか乗り切った……のか?)


    コニー(とりあえず一安心だな)


    サシャ「しかしなかなか開きませんね…!」ググググ


    クリスタ「開け方は間違ってないの?」


    サシャ「ええ、合っているはずなんですが…」


    クリスタ「ちょっと見せて?」ズイズイ


    クリスタ「………あれ?ここ何か挟まってない?」


    サシャ「え?あっ!本当ですね!これがつっかえ棒の役割になっていたようですね」


    クリスタ「これを取って………っと」コエダ


    ガチャ! ギイイ……


    サシャ「あ、空きましたよ!」ワーイワーイ!


    クリスタ「やったね!さっそく伝えないと…」コココン!


    ユミル「おっ、どうやらうまくいったみたいだな」サッサッ


    ライナー「やっと終わったか…」


    ジャン「半ばあきらめかけてたぜ…」


    コニー「こっちは……合図しなくてもよさそうだな」


    アルミン「どうやら終わったみたいだね」


    マルコ「一時はどうなることかと…」


    ベルトルト「結果的にうまくいってよかったね」


    クリスタ「それじゃ、サシャ、一緒に行こう!その声を聴きに!」ワクワク


    サシャ「はい!行きましょう!」


    ―――――― 訓練所  森


    アルミン「やっと追いついた…」


    マルコ「合宿所からだと結構長いから仕方ないね」


    ベルトルト「みんなはどこ行ったのかな?」


    アルミン「あっ!あそこにいるよ!でも様子がおかしいね?」


    マルコ「とりあえず僕たちも行ってみよう!」ダダダダ…
  9. 9 : : 2014/12/14(日) 01:15:16
    アルミン「みんな!どうしたの?」


    ライナー「お前たちも追いついたか」


    ジャン「……っつっても、何もねえけどな…」


    マルコ「え?どういうこと?」


    ユミル「……………ねえんだよ…」


    ベルトルト「え?」


    ユミル「歌が聞こえてこねえんだよ」


    アルミン「聞こえてこない?」


    クリスタ「私とサシャが駆けつけてから10分ほどたったけど、まだ聞こえてこないの…」


    サシャ「場所はここで合っているはずです……ここからの光景もよく覚えていますから…」


    アニ「もう少し待ってみるかい?」


    コニー「でも遅すぎるとやばいんじゃないか?」


    ミカサ「教官を気絶させたといっても、誰かが起きてくる可能性は否めない……」


    アルミン「………………」


    マルコ「どうする?アルミン…」


    アルミン「―――――10分だ……あと10分だけ待とう……それでも何も変化なければ寮に戻る…それでいいかい?」


    一同「」コクッ


    ―――――――― 10分後


    ジャン「結局10分たっても変化なし…か」


    ベルトルト「サシャ、本当にこの場所で合っているのかい?」


    サシャ「ほ、本当です!信じてください!」


    ユミル「おい、芋女…もしかして夢だったんじゃねえのか?」


    サシャ「ゆ・め?」


    ユミル「お前は現実と夢の区別も付けられてねえんじゃねえか…ってことだよ」


    ライナー「俺もサシャのことは信じてやりたいが、正直俺もそう思う」


    マルコ「サシャは嘘をついていない…でも声は聞こえない……この矛盾が生じるのは『夢だったから』って考えたらつじつまが合うからね」


    サシャ「でも夢にしてはあまりにもリアルだったんですが…」


    アルミン「ここでの生活が長ければ、それだけ情景も鮮明に脳に記憶されるんだ。とりあえず今回はあきらめるしか…」


    クリスタ「でも本当に夢だったかなんて!もしかしたら今日はたまたま聞こえないだけかもしれないし…」


    サシャ「そうだったんですか……全部私の思い違いだったんですね…」


    クリスタ「サシャ……」


    サシャ「声を聴くことができなくて残念ですが、夢で聞くことはできますから!またその夢を見ればいい、ただそれだけです!」


    マルコ「前向きだね……サシャは」ハハハ…


    サシャ「明るさは私の取り柄ですから!」フンスフンス!


    ユミル「全く…私たちは何でこんなことに付き合わされたんだか……罰として明日の朝食はもらうからな」


    サシャ「ええー!!?それはあんまりですよユミル~!」


    アルミン「じゃあみんな戻ろうか!」


    一同「おう!」


    サシャ「……………」フリムキ


    サシャ(本当に……ただの夢だったんでしょうか…)
  10. 10 : : 2014/12/14(日) 01:47:01
    ―――――― 訓練所  寮内


    アルミン「じゃあ部屋に戻ろうか」


    ミカサ「私はここで別れる……」


    アルミン「何かあるのかい?」


    ミカサ「………そう…私にとって譲ることのできない時間……」


    アルミン「そっか…じゃあおやすみ」


    ミカサ「おやすみ…」スタスタ


    ジャン「ミカサ……譲ることができない時間ってどこに行くんだ?」


    アルミン「おおよそ察しはついてるけど……」


    ベルトルト「そうなのかい?」


    アルミン「この時間帯なら……おそらくあそこで…」


    ライナー「そういうことか…」


    マルコ「あっ(察し)」


    アニ「悪いね……私もここらで失礼するよ」


    クリスタ「アニも?」


    アニ「ちょっと野暮用があったのを思い出して……大したことじゃないんだけどね…」


    コニー「じゃあ明日でもいいんじゃねえか?」


    アニ「この時間で出歩くことはなかなかないからね……有効活用させてもらうさ。じゃあね…」テクテク


    クリスタ「行っちゃった…」


    ユミル「何なんだよあいつらは……そろいもそろって気持ち悪い」


    ジャン「結局何なんだよ!教えてくれよ!」


    アルミン「まだわからないのかい?ジャン……」


    マルコ「さすがの僕でも気が付くよ……」


    ジャン「べ、別にいいじゃねえか!わからねえもんはわからねえんだよ!」


    ライナー「この時間に起きている訓練兵がいたとしたらそいつは誰だと思う?」


    ベルトルト「………っ!そういうことか…」


    コニー「この時間に起きているやつなんてたくさんいるような気がするけどな?」


    アルミン「でも必ずしも起きているとは限らないだろう?でもその人物は絶対に起きているんだ……なぜなら――――」


    アルライマルベル「「「「寝る暇も惜しむ努力家だから」」」」


    クリスタ「あ……」


    ユミル「あの二人が動いた時点でもう予測がついてたけどな」


    ジャン「あんの死にいs―――!!」


    アルミン「だ、ダメだよ大声出しちゃ!ただでさえ消灯時間なんだから!」


    ジャン「す、すまねえ…」


    コニー「心ん中で叫べばいいじゃねか」


    ジャン「そうするか…」


    ジャン(あんの死に急ぎ女たらし訓練バカがああああああ!!!!)
  11. 11 : : 2014/12/14(日) 08:11:28
    エレン!!エレンだろーーーー?俺は女エレン(可愛い)にイケメンエレンにチートエレンに僕っ子エレンと明るい鈍感なところが好きなんだーーーーーーー!
  12. 12 : : 2014/12/14(日) 10:30:39
    ――――――― 訓練所  特訓場


    バシッ!……………バシッ!


    エレン「ふっ!」バシッ!


    サンドバッグ「いい蹴りしてんじゃねえか」ギシギシ…


    エレン「ダメだ…こんなんじゃまたアニのやつにバカにされちまう………ミカサと肩を並べることさえ出来ねえ…」


    エレン「俺は成長しているのか?………本当に前に進んでいるのか……」


    エレン「………………」


    エレン「いや、余計なことを考えるのはよそう……いまはただ…………はっ!」バシッ!


    サンドバッグ「おお?気持ちの入ったいい蹴りだ!」ギシギシ…


    エレン「目の前にある道をただ進んでいくだけだ!」


    ミカサ(私のエレンが悩んでる……困ったら私を頼ってほしいのに……一人で解決しようとしてる……)


    ミカサ(あの雌狐の名前が出てくるのはいささか気に入らないけど、私のために頑張ってくれてる……私も楽しみにしてる……いつかエレンが私の前を歩いていくその日まで……)


    アニ「………………」


    エレン「ふう…汗かいてきたな……上脱ぐか」バサッ


    エレンズボディー「これを見てくれ…こいつを見てどう思う?」ムキムキーン


    ミカサ「すごく…たくましい…です……//////」


    アニ「…………//////」


    エレン「シャワー……まだ空いてっかな?」


    エレン「時間的にもあと30分が限界か……ならまずは10分間休みなしのローキックだ!」


    サンドバッグ「歪みねえな…」ギシギシ…

  13. 13 : : 2014/12/14(日) 10:51:12
    声の正体決まってますか?
  14. 14 : : 2014/12/14(日) 18:41:31
    >>11
    俺も好きだーーーー!!

    >>13
    モチのロンです!!


    ―――――――次の朝  訓練所  食堂


    エレン「今日のパンもかたいな…」


    ミカサ「エレン、そんなこと言ってはダメ…むしろ食べられることに感謝しなければならない」


    エレン「頭ではわかってはいるんだが……どうしてもな」


    ミカサ「サシャを見て……」


    サシャ「コニー!パァン下さーーーーい!」ダダダダ…


    コニー「こっちくんなーーーー!」ダダダダ…


    サシャ「ユミルにとられちゃったんでご飯がないんですよーーー!!一口だけでいいですからーーーー!!」


    コニー「一口もあれば俺の御飯が残らんわーーーー!!」


    ニガシマセンヨ、コニーーーーーー!! ニゲキッテミセルワーーーーー!!

    ドタドタドタドタ……


    エレン「平和だな……」


    ミカサ「………………」


    エレン「まっ、何事も感謝の気持ちが大事だってことか…」


    ミカサ「そう……食べられることに感謝……ついでに生贄になってくれているコニーにも感謝」


    アルミン「コニー……頑張れ…」


    マルコ「そういえば今日は早かったね、エレン。自主練はしていたんだろう?」


    エレン「おいおい、なんで俺が毎回寝坊するって設定になってるんだ?」


    ジャン「それが普通だからだろ?それもここ最近の話じゃねえ……入団からずっとだからな」


    ライナー「訓練も大事だが、体を壊しては元も子もないぞ?」


    エレン「俺は………努力しないと伸びないタイプだからな。ミカサみてえに才能に恵まれて生まれてきたわけじゃねえし」


    アルミン「それを言うんだったらエレンだって努力の天才だろう?」


    エレン「努力しないと伸びないんだからせざるを得ないだろ?周りのやつらに劣らねえためにやってることなんだから」


    エレン「それから、巨人を駆逐するためにな……!」グッ!


    ライベルアニ「………………」


    エレン「そういや、昨日はどうだったんだ?歌声ってやつは聞けたのか?」


    ライナー「行ったことに行ったんだがな…」


    ユミル「聞こえてこなかったんだよ。まあ、もともとそんなものなかったんだろうけどな」


    クリスタ「もうユミル!そこまで言うことないでしょ!?確かに聞けなかったのは残念だったけど…」


    エレン「………そっか、でもまだまだ卒団まで時間はあるんだ。聞けるチャンスなんていくらでもあるんだから、そんなに落ち込むなよ?」ナデナデ


    クリスタ「う、うん…………//////」


    男子一同(あいつ!天使の頭を撫でて…!うらやましいいいい!!)


    ユミル「おい…てめえ誰の許可を得て私のクリスタに触れてんだ……?」


    エレン「ん?別に人に触れるのにいちいち許可を取る必要なんかないだろ?それにクリスタは妹みたいで可愛いしな」ナデナデ


    クリスタ「えへへへ…(エレンの手ってこんなに大きいんだ//////)」


    ユミル(やっぱこいつ気に入らねえ……)ギリギリ


    エレン「それよりも早く食っちまおうぜ?」


    アルミン「そ、そうだね……あまり時間もないし…」


    それから何日か経ったが『夜の歌声』を見つけることも聞くことも出来なかった。


    そして皆の記憶から少しずつ薄れていき、忘れそうになっていたとき……


    ――――――― 訓練所  食堂


    アルミン「みんなおはよう」


    ミカサ「アルミン…おはよう……エレンはまた?」


    アルミン「うん…久々にぐっすり眠ってるよ」
  15. 15 : : 2014/12/14(日) 19:12:10
    期待だよ☆!☆!☆!
  16. 16 : : 2014/12/14(日) 19:28:38
    正体エレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンだろ
  17. 17 : : 2014/12/14(日) 22:18:33
    >>15
    ありがとうございます☆!☆!☆!

    >>16
    おおおおおちいいいつうううけええええ!!!


    ジャン「またあの野郎は寝坊か?」


    マルコ「まあまあ…エレンだって自主練忙しいんだし…」


    ライナー「だが寝坊すると……」チラッ


    サシャ「あれ?まだエレン来てないんですか?むふふふ…エレンのパァンいただきでーーーす!」ズダダダ……パクッ!


    ライナー「ああなるのはわかっているはずなんだが…」


    ミカサ「サシャ、エレンのパンを!………削ぐ!」ジャキン!


    アルミン「ミカサ落ち着いて!ブレードしまって!」


    ユミル「あのやろうも災難だなwww」ケタケタケタ


    クリスタ「もう!ユミル!」プンプン!


    サシャ「そしてコニーのパンも私の口の中にシューーーート!」


    ベルトルト「コニーの分も食べられたね……」


    ジャン「そりゃあ、いつものことだ」


    アルミン「僕たちも早く食べないとね?」


    ライナー「こっちに目標が来ない限り大丈夫だろ」


    サシャ「あれ?ライナー食べないんですか?それなら私に下さーーーい!」ダダダダ…!


    ライナー「逃いいげるんだよおおおお!!」ダダダダ…!


    マッテクダサーーーイ! ダガコトワルーーーー!

    ワタシノリユウノアルトツキゲキガライナーヲオソイマスヨーーーー! ウワアアアアアアア!


    ベルトルト「サリー……」ボソッ


    アルミン「ベルトルト何か言った?」


    ベルトルト「ううん、何でもないよ」ニコッ


    ライナー「」チーン


    ジャン「なんであいつはいつもああなるんだろうな?」


    マルコ「たぶんそうなる『宿命』なんじゃないかな…」トオイメ


    ジャン「そうか…」トオイメ
  18. 18 : : 2014/12/15(月) 00:46:32

    >>16ネタバレになるかもしれないからやめろぉおおお!www


    続き超期待!
  19. 19 : : 2014/12/15(月) 00:47:53
    >>16あ~そっか


    期待
  20. 20 : : 2014/12/15(月) 01:15:35
    >>18・19
    ありがとうございます!ギャグがわかりにくくてすみません…。面白いことは好きなのですが、面白いことを考えるのは少し苦手なもので……許してヒヤシンス♪


    ガチャ…


    アニ「」スタスタ…


    ライナー「お?今日は遅かったな?夜更かしは肌に悪いぞ?」ニヤニヤ


    ベルトルト(また君は余計なことを…)


    アニ「ああ……わかってるさ」スタスタ……ストッ


    ライナー「ん?」


    一同「え?」


    ジャン「おい、どういうことだアルミン?ここは『うるさい…』って言って宙を舞うフラグだったはずだろ?」ヒソヒソ


    アルミン「僕にも何が何だか……」


    ベルトルト(ライナーが無傷だなんて……そんなことは今までありえなかった!)


    マルコ「何か理由があるのかもしれないね」


    ユミル「おいおい…まただれか聞いてくるのか…?」


    クリスタ「でもユミルだって気になるでしょ?」


    ユミル「まあ…気にならないっていやあ嘘になるな」


    アルミン「じゃあまたこの間みたいにジャンケンで―――――」


    サシャ「アニ、おはようございます!私にパァンを恵んで下さーーーい!」


    一同(サシャがいったーーーー!!)


    アニ「悪いね……あたしも寝起きとはいえ腹は減っているからね」


    サシャ「そうですか……」シュン…


    一同(やっぱリいつものアニ―――――)


    アニ「………ほら」スッ


    アニ「少しならあげてもいいよ…」フッ


    サシャ「ええっ!?」


    一同「アイエエエエエ!!アニ!?アニナンデ!?」


    アニ「なんだいその反応は…?」


    サシャ「い、いえ……まさかくれるとは思ってなかったので…」


    アニ「そう思うならなんで私からせがむんだい…?」


    サシャ「そこに1%でも可能性があるのなら、それに賭けてみたいからです!」


    アニ「あんた…本当にぶれないね……ほら、あたしの気が変わらないうちに食べな」


    サシャ「ありがとうございます!でもなんで本当にくれるんですか?」ムシャムシャ…


    アニ「まあ、二つほど理由があるんだけどね…」


    サシャ「二つ……ですか?」


    アニ「一つはあんたの言った『夜の歌声』を信じられなかったこと……もうひとつは単にあたしの機嫌がいいから」


    サシャ「え?ということは……」


    アニ「ああ……あたしも昨日聞いたんだよ…」


    アニ「―――――――『夜の歌声』を……ね」
  21. 21 : : 2014/12/15(月) 14:45:58
    ―――――――― 座学


    教官「では先日行ったテストの結果を発表します――――」


    アルミン(結局アニから聞き出すことはできなかったな…)


    ~~~~~~~~~
    サシャ「ほ、ホントですか!?」


    アニ「ああ、本当さ」


    ダダダダ……!


    アルミン「ほ、本当なの!?アニ!」


    クリスタ「『夜の歌声』を聞いたって!?」


    ライナー「間違いないのか、アニ!?」


    アニ「な、なんだいあんた達まで……本当だって…」


    ジャン「じゃあ『夜の歌声』の正体がわかったってことなのか!?教えてくれよ!」


    ベルトルト「でも森に行くには窓を開けていかなくちゃいけない……」


    マルコ「どうやって森に行ったんだい!?」


    アニ「………さあ…どうやって行ったんだろうね…」フフッ


    ミカサ「もったいぶってないで教えて…」


    クリスタ「私も知りたいよー!」><


    ライナー(エンジェルクリスタ……ごちそうさまです!)


    ユミル「一体どうやって突き止めたんだよ!」


    マルコ「まさかライナーを蹴っ飛ばさなかったのも…」


    アルミン「その歌のおかげなの?」


    アニ「あんな歌を聞かされたあとじゃ誰だってそうなるさ…」


    アニ「あれは……『特別』なんだ」


    ベルトルト「でも…教えてはくれないのかい?」


    アニ「…………たとえばさ…世界で一番綺麗っていわれている花を自分だけが見つけたらさ……それを人に教えるのかい?」


    アルミン「え?」


    アニ「私はそれほどお人好しじゃないよ。手に入れた宝石をそうそう譲ることができるほど人間出来てないんでね」


    アニ「聞きたければ自分で探すことだね」
  22. 22 : : 2014/12/16(火) 02:24:55
    ~~~~~~~~~
    アルミン(考えなくてはならない疑問点は二つだ…。一つは『どうやってアニは森へ行ったのか?』、そして『アニがどうやって見つけたのか?』)


    教官「第一位は……アルミン・アルレルト君!100点満点だ、これで4回連続のトップだな。これからも気を緩めずに頑張るように!」


    アルミン「はっ!」ケイレイ


    教官「第二位は……マルコ・ボット君!二位だが95点の高得点だった。今後も精進するように!」


    マルコ「はっ!(やっぱりアルミンはすごいな~)」


    アルミン(ひとつ気になることがあるとすれば、あの後……)


    ~~~~~~~~~
    ガチャ!


    エレン「また寝坊だあああああ!俺の飯はああああ!」


    ライナー「エレン…もうわかっているはずだろ?」


    ジャン「寝坊するってことはつまり――――」


    マルコ「サシャに『食べてくれ』って言ってるようなものだよ?」


    サシャ「エレン!ごちそうさまです!」


    エレン「ガクッ……まあ…しょうがねえか」


    アルミン「あ、あとで僕の少しあげるから…」


    エレン「いや……俺の自業自得なのにアルミンに迷惑かけらんねえよ。朝飯食わなくても乗りきってみせるさ、それに最近体重が増えてきたからちょうどいいしな」


    アルミン「え?そうだったの?」


    エレン「ああ、少しショックだったけどな」


    ミカサ(たぶんそれは脂肪ではなくて…………筋肉//////)


    アニ「…………//////」


    ライナー「ん?アニ、顔が赤いぞ?夜風に当たりすぎて風邪ひいたんじゃないのか?」


    アニ「ほ、ほっときな!!//////」


    ライナー(『夜の歌声』に感謝……俺は特に理由のない暴力から卒業できた……)ウルウル


    ベルトルト(せめて束の間の安息に浸るんだよ…ライナー…)


    ジャン「そういやアニが『夜の歌声』を聞いたんだってよ」


    エレン「マジか!よかったな、アニ!」ニコッ


    アニ「あ、あんたに何言われたって…う、嬉しくなんかないよ//////」プイッ


    アルミン(………ん?)


    マルコ(ナチュラルにそういうことを言えるエレンが羨ましい)


    ベルトルト(他の男子がいったら間違いなく死亡フラグだからね)


    マルコ(こいつ!直接脳内に!)


    ジャン「でもなぜかそのことについて教えてくれねえんだよ……お前の方からも頼めよ」


    エレン「は?なんで俺が頼まないといけないんだよ」


    男子一同(むしろお前ぐらいしか説得できるやつがいねえんだよ!!)


    エレン「それにアニが話したくないって言ってんなら無理して聞くこともないと思うぞ?」


    クリスタ「たしかにエレンの言うことにも一理あるね」


    エレン「それよりも早く移動しようぜ。もうすぐキース教官来ちまうぞ?」


    アルミン「そうだね、教室に行こうか」チラッ


    アニ「///////」ポ~ッ


    アルミン(やっぱり違和感が……)


    サシャ「う~ん……」


    ユミル「どうした?芋女」


    サシャ「な~んかだれか忘れている気がして……」


    コニー「Zzz……Zzz……また一番だぜ…やっぱ俺天才……Zzz…」
  23. 23 : : 2014/12/16(火) 18:57:50
    ~~~~~~~~~
    アルミン(アニのエレンに対する態度が少し違っていたような気がした……)


    教官「第三位は…………ミカサ・アッカーマン君!マルコ君とほとんど変わらず94点でした。この調子で頑張りなさい」


    ミカサ「はっ!(まだまだ努力をしなくて…は…!)」


    アルミン(逆に考えてみよう……『夜の歌声』の正体は何か…じゃなくて…アニが『夜の歌声』をかばう……その理由を考えるんだ!)


    アルミン(もし、アニがその誰かをかばっているとしたら………)チラッ


    教官「第四位………エレン・イエーガー君!91点!前回よりもよくなっているぞ!この調子で頑張りなさい」


    エレン「はっ!」


    ミカサ「エレン……どんどん私に迫ってくる…」


    エレン「座学だけだがな……当分お前には追い付けそうにねえよ」


    ミカサ「そんなことない……良くなっているってことは、エレンの努力が実っているということ……」


    エレン「俺は努力することしかできねえ人間だからな、いずれアルミンにも追いつかなきゃいけねえな!なぁ、アルミン!」


    アルミン「え?あっ、うん……僕も負けていられないね…」


    ミカサ「アルミンはエレンに負けない努力家で、頭もいい………アルミンに追い付くのは至難の技……」


    エレン「わかってるよ!だが、だからこそじゃねえか!俺の親友なんだからこそ負けたくねえって……勝ちてえって思えるんだよ!」


    ミカサ「ふふふ……そうやって本人の前で言えるのがエレンの良いところ…」


    エレン「いつか追い付くぞ、アルミン!だからそれまでは俺の目標であり続けてくれよな!」


    アルミン「う、うん……頑張るよ//////」


    アルミン(胸が痛いよ……エレン。でもアニがかばいそうな人は僕が思い当たるなかで君くらいしか……)
  24. 24 : : 2014/12/16(火) 19:00:09
    23は私です。

    名無しになっちゃった…。
  25. 25 : : 2014/12/17(水) 00:06:23
    期待!
  26. 26 : : 2014/12/17(水) 15:03:01
    ―――――――― 対人格闘


    ライナー「行くぞエレン!おら!」ブン!


    エレン「よっと…」パシッ


    ライナー「うおっ!?」ガクン


    エレン「おりゃああああ!」セオイナゲ


    ドスン!


    ライナー「ぐっ!痛つつ……まさか突きを受け流されてそのまま背負い投げにもっていかれるとは……」


    エレン「ライナーは、がたいがいい分、そのまま受け止めようとするとその衝撃でガードが崩されかねないからな。それを逆に利用させてもらったってわけだ。まあ、結果的にうまくいったからよかったけどな、ほら」テサシノベ


    ライナー「ああ、すまんな」スクッ


    ライナー「しかしお前もよく考えるようになったな。前までは勢いだけで相手をねじ伏せるようなスタイルだったが…」


    エレン「ははっ、座学4位をなめんなよ?勝つためには相手の一挙手一投足をしっかり見ないといけねえからな」


    ライナー「ずいぶんと変わったものだな」


    エレン「まっ、今の言葉は受け売りなんだけどな」


    ライナー「そうなのか?誰のだ?」


    エレン「俺の『対人格闘』の目標にしているやつさ!」


    ライナー「そうか…」チラッ


    アニ「…………/////」


    ミーナ「どうしたのアニ?顔赤いよ?」


    アニ「なんでもないよ、それよりこっちに集中しな」スッ…


    ミーナ「あ、アニさん……?手加減……してくれる…よね?」


    アニ「……………努力はするさ」


    ミーナ(死亡フラグじゃないですかヤダー!)


    ミカサ(エレン……私もエレンと組みたい…エレンの目標になりたい…)ギュウウウウウ


    サシャ「ぎ、ギブです……ミカサ…腕を解いてくれないと…」ジタバタ


    アルミン「み、ミカサ!絞まってる、絞まってる!」アタフタ


    ミカサ「あ…」


    サシャ「おうふ……」チーン


    クリスタ「サシャ大丈夫!?」


    ジャン「とりあえず救護室に運んでやれよ…」
  27. 27 : : 2014/12/17(水) 16:24:58
    ―――――――― 立体起動


    ジャン「もらったーー!」ヒュン!


    ザクッ!


    ジャン「え?」キョトン


    コニー「油断大敵だぜジャン!」


    ジャン「おい!俺が先に見つけたんだぞ!?」


    コニー「巨人の討伐に後も先もねえよー!」


    ジャン「くそ…コニー待ちやがれーー!」シュウウウウ!


    ライナー「何をやっとるんだか、あいつらは…」アキレ


    クリスタ「やああああ!」ザクッ


    ザクッ!


    クリスタ「よしっ!次っ!」シュウウウ…


    ライナー(天使……結婚したい…)


    《お前には無理だよ、ライナー》


    ライナー「うp主!?」


    《お前にあの天使は渡さない!お前に捕られるくらいだったら……―――――》


    《俺がその前に奪い取ってやるわーーー!》


    ライナー「ふっ、その程度で俺を挑発できると思ったら大間違いだぞうp主……なぜなら――――――」


    ライナー「俺とクリスタが結ばれることはすでに決められていることなんだからな!!」


    《ガビーン!!ば、バカな……俺が…ライナーに敗北する……だと!?俺の天使が……そんなの……そんなの認められるかああ!!》


    ライナー「来いよ、うp主………どちらが天使にふさわしい男なのかをな……」


    《いいだろう……だが、この勝負……俺が勝つがな》


    ライナー「それはこちらのセリフだ。行くぞ!」


    《こい!ライナー!》


    ドカ!バキ!


    ライうp「」チーン


    ユミル「何てめえらで盛り上がってんだよ。天使は私の物……決まってんだろうが!」


    ベルトルト(うp主…ライナー…もうフォロー不可能な領域だよ…)


    ミカサ「ふっ!はっ!」ザクッ!ザクッ!


    ミカサ「………………」チラッ


    エレン「はあっ!」スパッ


    エレン「クソッ!まだ浅い!今度はもっと深く…!」シュウウウ…
  28. 28 : : 2014/12/17(水) 23:37:33
    おもしろいです!

    期待\(^ω^)/
  29. 29 : : 2014/12/18(木) 01:14:20
    >>25 >>28
    ありがとうございます!


    ―――――――― 馬術


    アルミン「はぁ!」パカラッパカラッ


    アルミン「少し反応が遅れるな……もっと手綱を短く持って…」ブツブツ


    マルコ「いけっ!」ピシッ!


    マルコ「………もう少し鞭の位置を…」ボソボソ


    ジャン「あいつらの分析力には敵わねえな」


    コニー「はあ?馬術はある意味お前が一番だろ?」


    ジャン「はぁ?どういうことだよ?」


    コニー「お前なら馬と話せるんじゃないか?なんたって馬面なんだからさwwww」


    ジャン「てめえコニー!それは宣戦布告と見なすぞ!?」


    ライナー「いや、ないこともないのかもしれんぞ?」


    ベルトルト「たしかにジャンなら会話できるかもね」クスクス


    《むしろ会話が出来て当たり前のような気がするけどな》


    ジャン「おいおいなんだようp主まで!?お、お前はそんなこと思わねえよな?マルコ…」


    マルコ「さ、さすがにジャンでも馬と会話することはできないんじゃなかな……」


    ジャン「その通りだよな!?全く俺をなんだと思って―――」


    マルコ「…………たぶん…」ボソッ…


    ジャン「おい!今なんか余計なひと言を付け加えなかったか!?」


    《みんなお前に期待しているんだジャン…》


    ジャン「そんなはた迷惑な期待を寄せるなあああ!!」


    クリスタ「」ジィーー


    エレン「よしフレイヤ!いくぞ!」ヒュッ


    フレイヤ「ヒヒーーン!」


    エレン「ターン!アップ!シャープ!」


    クルッ!パカッパカッ!


    エレン「よし!ダウン!いいぞフレイヤ、よくなってきたな!」


    クリスタ「エレンすごい!数日前とは見違えるほどうまくなってる!」


    エレン「おお、クリスタ。ありがとうな、でもまだまだフレイヤの力はこんなもんじゃないぜ?もっともっとフレイヤと心を通わせるようにならねえとな」


    クリスタ「フレイヤちゃんも顔には出さないけど、心の中ではエレンのことを認めていると思うよ!」


    エレン「そっか……にしてもクリスタはいいよな」


    クリスタ「えっ?」キョトン


    エレン「だって馬と……動物と話すことができるんだもんな。俺にはそういうのってわからねえからさ、お前が羨ましいよ」


    クリスタ「そ、そんなことないよ……ただ私はこの子たちのお世話をしたり、こっちから話しかけるだけだし」


    エレン「それほど好きだってことだろ?それはだれにでもできることじゃねえよ。もっと自信持てって!」ナデナデ


    クリスタ「う、うん………あ、ありがとう…/////」テレッ


    ユミル「あんの野郎おおおおお!今日という今日は許さねえええ!私のクリスタに触れるなあああああ!!」


    クリスタ「ゆ、ユミル!!落ち着いてってば!」


    エレン「もっと高みへ………な!フレイヤ!」


    フレイヤ「」プイッ


    エレン「そっけねえなあ……ま!それを含めて可愛いけどな♪」ナデナデ
  30. 30 : : 2014/12/18(木) 13:32:22
    ――――――― 次の朝 訓練所 食堂


    マルコ「みんなおはよう!」


    アルミン「マルコおはよう」


    ジャン「ぐぎぎぎぎ……!」ググググ…!


    コニー「くうううう……!」ググググ…!


    サシャ「二人とも頑張ってください!」


    マルコ「あの二人は何してるの?」


    アルミン「今日の昼食を賭けて腕相撲だってさ。ジャンが昨日のことまだ根にもってるみたいで…」


    マルコ「ははは……二人ともすごい形相だね」


    ライナー「だから見てるこっちは飽きなくていいんだかな」


    ミカサ「二人とも非力……私なら一秒以内に決着をつけられる…!」


    アルミン「ある意味腕相撲は腕力勝負というより瞬発力勝負だからね」


    ベルトルト「ミカサの反射神経はスゴいもんね」


    ミカサ「見本を見せてあげる……ライナー…相手をして…」スッ


    ライナー「お、俺は今腕が痛くてだな……どうせだったらうp主に相手してもらえよ、な?」


    《…………えっ?いや、ちょっと待て!なんで俺なんだよ!?》


    ミカサ「腕が痛いなら仕方ない……うp主、覚悟を決めて…」


    《チクショーーー!!だが、俺もそんな簡単に負けてたまるかああああ!!》


    アルミン「じぁあいくよ…?レディ……ゴ――」


    ズドン‼


    《》ピクピク


    ミカサ「他愛もない……」


    アルミン(ミカサ……恐ろしい子!)


    ライナー「そういやまだてn……クリスタがまだ来てないようなんだが…」


    アルミン「本当だ。めがm……クリスタの姿がないね?」


    ベルトルト「ユミルは知らないのかい?」


    ユミル「まだお寝んね中だよバカども……まっ、私は天使の寝顔を見れたらそれで満足だったがな」


    ライナー(天使の寝顔………だと…!?)ハナヂダラダラ


    アルミン(いったいどんな寝顔をしているんだ!?気になる!!)ハナヂダラダラ


    ベルトルト(アルミン……君もか……)ハナヂダラダラ


    ユミル「お前らもしかしてやましいこと考えてんじゃねえだろうな…?」


    ライナー「一体何の話だ?」ダラダラ


    アルミン「身に覚えがないなあ」ダラダラ


    ベルトルト「僕も」ダラダラ


    ユミル(ダメだこいつら、もう手遅れだ)
  31. 31 : : 2014/12/18(木) 13:51:35
    ガチャ…


    クリスタ「みんなおはよう…」


    ユミル「おお!私の天使!やっと眠りから目覚めたか!」ダキッ


    クリスタ「うん、久しぶりにぐっすり寝たかも…」(ノ_<。)ゴシゴシ


    ユミル「おお?」


    アルミン「あれ?いつものクリスタなら「や、やめてよユミル」って言うと思ったんだけど…」


    ユミル「もしかして……ついに私に心を預けてくれるようになったのか!クリスタ!」


    クリスタ「今日の私はなんだか気分がいいの!どんなことでも許しちゃいそう!」


    ユミル「な……!?」


    ライナー「な……!?」


    アルミン「な……!?」


    ベルトルト「な……!?」


    四人「「「「なんだってえええええ!!!?」」」」


    ライナー「おい!アルミン、今衝撃の一言が俺の全身を駆け巡ったんだが……俺の聞き間違い…じゃないよな…?」


    アルミン「ぼ、僕も信じられないよ……あの女神が…何でも許しちゃいそう…だなんて!?」


    ベルトルト「これはついに……!!」


    三人(ふははははは!!我が世の春が来たーーー!!)


    ユミル「チェストアーーー!!」リユウノアルケリ!


    三人「「「へぶしっ!!?」」」


    ユミル「私のクリスタを汚すんじゃねえ!今の言葉は私に対して言ったんだよ!」


    クリスタ「べ、別にユミルに言った訳じゃ…」


    ミカサ「クリスタ、どうしたの…?随分機嫌がいいみたい……何かあった?」


    クリスタ「うん、ちょっとね!」トコトコ


    アルミン(ん?クリスタが向かっている場所って…)
  32. 32 : : 2014/12/18(木) 16:45:31
    アニ「」モグモグ…


    トコトコ…


    クリスタ「アニ…」


    アニ「ん?あんたから話しかけてくるなんて珍しいねえ?何か用?」


    クリスタ「うん……ちょっと相談……かな?」


    アニ「あたしに相談事かい?そういう相手だったら、あたしじゃなくていつもあんたと一緒にいる女好きに話せばいいじゃないか?」


    ユミル「誰が女好きだ?コラ」


    クリスタ「ううん、アニにしか相談できないことなの」


    アニ「あたしにしか?」


    クリスタ「うん…いいかな?」


    アニ「………まっ、別に構わないよ。それで?相談ってのは?」


    クリスタ「うん……昨日のことなんだけど…」


    クリスタ「わ、私も聞いたんだ。『夜の歌声』を……」


    アルライベルユミ「えっ?」


    サシャ「ええっ!?」


    ジャン「は?」ググ…


    コニー「お?隙やり!」ドッ!


    ジャン「し、しまった!」


    コニー「俺の勝ちだな、ジャン。約束通り今日の昼飯はもらったぜ!」


    ジャン「ま、待て!今のは俺が驚いたから、力が抜けて……」


    コニー「言い訳なんて見苦しいぜ?ジャン?」
    フフン


    ジャン「クッソうぜぇぇぇぇ!!チクショーーー!!」


    アニ「ふ~ん、それで?どうだったんだい?」


    クリスタ「…………まるで、夢の中にいるようだった。本当に夢だったら覚めないでほしいって思った。アニが話したくなかった気持ちもわかるよ…」


    クリスタ「…………でも、私はみんなにも聞いてほしい!あの歌を聴かないなんてもったいないよ!」


    アニ「………………」


    クリスタ「ねえ、アニ……私わかっちゃったんだ、自分の気持ちに…」


    一同「!!!!?」


    アニ「………それは本当にあんたの意志かい?」


    クリスタ「うん……」


    アニ「それでもなお聞かせてやりたいと?」


    クリスタ「アニ……あれは……あの歌は『希望の光』そのものだよ。それを聞くだけでどんなに絶望的な状況でも光を照らしてくれる…」
  33. 33 : : 2014/12/18(木) 17:23:31
    クリスタ「希望は………分け合いたいな♪」ニコッ


    アニ「………好きにしな。でもあたしも連いていく。構わないね?」


    クリスタ「もちろん!」


    クルッ


    クリスタ「………ってことになったから、今日の夜にまた食堂に集合ね?」


    ユミル「まてまてまてまて!私の頭の整理が追いつかいんだが!?」


    ライナー「ゴフッ…」バタッ…


    アルミン「ら、ライナー!?」


    ベルトルト「さすがに耐えられなかったか!?」


    アルミン「まだだ……まだわからないよ!もしかしたらライナーのことかもしれないじゃないか!!」


    ライナー「!!!」ピクッ


    ライナー「そうだ……その通りだ……まだ…まだ諦めるわけにはいかねえ!」ザオラル


    ベルトルト「復活した!?」


    ユミル「く、クリスタ?自分の気持ちに気づいたってのは、つまり……その…」


    クリスタ「うん……私の好きな人…/////」


    ユミル「そ、そうだよな。あははははは……(私以外のやつだったらそいつを殺す……!!)」


    クリスタ「じゃあ今日の夜に食堂に集合だからね?忘れないでよ?じぁあ解散!」


    ―――――― 夜 訓練所 食堂


    アニ「メンツは全員いるかい?」


    クリスタ「うん!揃ったよ!」


    アニ「じゃあ行くかい……」スタスタ


    クリスタ「そうだね♪」スタスタ


    アルミン「ね、ねえ二人とも……」


    アニクリ「………?」


    ライナー「俺たちは」


    ジャン「これから」


    マルコ「どこに向かうんだい?」


    アニ「言ってなかったね…」


    クリスタ「今向かっているのは―――――」


    アニクリ「―――――『訓練室』だよ」


    ――――――次回! 『夜の歌声』の正体が明らかに!
  34. 34 : : 2014/12/18(木) 17:33:33
    ありがとうございました!


    途中で申し訳ありませんが、またここで区切らせていただきます。


    次回は今日の夜か明日には出せると思うので………。


    次回で第一部が完結です!


    ………………たぶん…。
  35. 35 : : 2014/12/18(木) 22:49:53
    期待(=^ェ^=)
  36. 36 : : 2014/12/19(金) 14:35:39
    ハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーィィィィィ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
  37. 37 : : 2014/12/19(金) 15:23:22
    うおぉぉぉぉーーーー!!続きがきになるーー頑張って!そして期待!!!!!!!
  38. 38 : : 2014/12/20(土) 14:52:05
    続きが気になる
  39. 39 : : 2014/12/20(土) 23:33:10
    多分これであってるはず
    http://www.ssnote.net/archives/28895

    はじめてだから間違ってたらすいません
  40. 40 : : 2020/10/28(水) 13:36:34
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
13262039

サンバード

@13262039

「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
「進撃の巨人」SSの交流広場
進撃の巨人 交流広場