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俺をいじめて何が楽しい?

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  1. 1 : : 2014/12/06(土) 21:36:45
    ログイン状態でやりにくくなったので、
    ログアウト状態でやらせていただきます。
    尽八が好き!w

    いつも通り、いろいろとおかしな点がありますが、どうかご了承下さい。
    弱ペダだからね~
    さて、今回はいじめ(?)なのか、…?
    そんなかんじなのがテーマです。
    どうか最後まで宜しくお願いします。
  2. 2 : : 2014/12/06(土) 21:38:53






    いつからだろうか…







    俺が、学校を不快だと思うようになったのは…







    そうだ…







    全部…







    あの…







    一言から…







    始まったんだ…





  3. 3 : : 2014/12/06(土) 21:43:38






    中学の頃




    尽八「女子のことならなんでもオレに聞け!」




    いつも通りふざけていた。




    「東堂ウゼーww」「東堂マジウゼーww」などの声が飛び交っている。




    いつものことだった。




    いつものことだから…




    「わーっはっはっは!」と、笑って誤魔化していた。




    別にそんなこと言われても嫌にならなかった。




    それでいいと思えた。




    だって…




    そういう"キャラ"で、通しているから。




  4. 4 : : 2014/12/06(土) 21:50:20






    でも、ある人が




    「人を踏みにじって、東堂うっざ」




    そう言った。




    「なにを言っておるのだ!嫉妬はよせよ!」と、言いたかった。




    言おうとした。




    だが、彼の一言で…




    「確かにな」「確かに、モテるからって」と、口々と愚痴が広がっていく。




    俺は中学入って早々に、何故かファンクラブができていた。




    ただの嫉妬だ、見苦しい。俺はそう思った。




    結局それは、「あの、ちょっと…」と言う俺宛の女子のかけ声で終わった。




  5. 5 : : 2014/12/06(土) 22:08:19






    翌日、俺はごく普通に登校した。




    悪口を言われた。




    勿論、そんなこと百も承知だ。




    「死ね」?「消えろ」?「不細工」?





    なんて言われても傷つかなかった。




    理由なんて簡単だ。




    「死ね」、親は死んでほしくないと思ってんだよ。




    「消えろ」、どこにだよ。




    「不細工」、なわけないだろう。




    次の日も、そのまた次の日も、ずっと、懲りずに学校に通い続けた。




    悪口を言われる一方、




    ファンクラブの人数は俺を裏切るかのように増えていく。




    俺は、趣味に没頭することにした。







    ※本編とは全く違うお話です。

  6. 6 : : 2014/12/06(土) 22:16:47






    なんだろう、俺はつまらなくなった。




    学校が…




    だから、だんだんと、日に日に…




    学校に行かなくなった。




    だが、勉強はしなくてはならない。




    東堂庵の息子としてしっかりしなくてはならない。




    ファンクラブの女子のためにかっこよく自分をみがかなければならない。




    そんな細かなプレッシャーに押し潰されるような人間ではなかった。




    はずだった。




    だが、俺はそれをストレスと捉え、悪い方向へと逃げていった。




    例えば…




    煙草とか…




  7. 7 : : 2014/12/07(日) 09:03:19






    俺は1週間ぶりに学校に行った。




    机に鉛筆で「死ね」「消えろ」「ウザい」「不細工」「汚ぇ」と、書いてあった。




    下らないな。




    俺はそう思って、ただ、消しゴムで消した。




    その日の帰り道…




    「よかったなぁ、今日も野球の試合勝てて!」




    「打ち上げいこうぜ!」




    そうか、部活か…




    ある中学校のやつらだった。




    俺はその人たちを通り抜け、人目につかない建物のかげに入った。




    そこで、煙草に火をつけ、「すぅ」と息を吸い、




    「ふぅぅ~」と煙の混じった息を吐いた。




  8. 8 : : 2014/12/07(日) 09:13:25






    「おい」




    と、声をかけられた。




    俺はそいつの方に頭を向け、目を丸くした。




    「おいおいおいおい、なにやってんだヨ」




    あぁ。さっきの野球軍団の中にいたやつか。




    「やめろヨなッ」




    彼はそう言うと俺の吸っていた煙草を取り上げた。




    俺はこう言った…




    尽八「どこの誰べぃだか知らんが、君につべこべ言われる筋合いはないな。」




    すると、彼はこう言う。




    「なにいってんだヨ、同じ中学生だろォ?」




    面倒なやつに絡まれた、そう思った。




    俺は、煙草の箱から新しい煙草を取り出した。




    そして火をつけ、その煙草を吸いながら、怒り混じりにこう言った。




    尽八「社会人だと言ったら、どうするのだ?」




    「ンなわけねェだろォ」




    即答だった。




    早く切り抜けた方がいい、俺はそう思った。





  9. 9 : : 2014/12/07(日) 09:46:51






    尽八「まぁ、そうだな。悪かったよ、もう煙草はやめる…だから…」




    「だからこれ以上オレに付きまとわないでくれよ?」と、言った。




    「ホントか?」




    彼は訊いた。




    尽八「本当だ」




    俺は答えた。やめるはずもないのにな。




    「じゃーな」




    尽八「待て」




    俺は声をかけるつもりはなかった。




    でも、なぜか声をかけていた。




    「あンだヨ」




    そうだ、訊きたいことがあった。




    尽八「名を何と言うのだ?」




    いつもの、普段のキャラに戻りながら訊いた。




    「荒北」




    彼は苗字だけ言って、去っていった。




    カッコつけたがりやなのか?w




  10. 10 : : 2014/12/07(日) 10:08:07






    次の日、俺は違う場所を選んで煙草を吸った。




    次の日も次の日も、ずっと。




    そんなうちに、また…




    荒北「おいおいおい」




    出会った。




    尽八「久しぶりだな」




    荒北「久しぶりだなじゃねェヨ!」




    そうか、約束したもんな。




    破ったもんな。




    荒北「約束は破るもンなのかヨォ?」




    そんな顔で言うなよ。




    尽八「忘れてただけだ」




    俺は半目で煙草を草むらの中に投げ捨てた。




    荒北「ポイ捨てはいけないんじゃナァイ?」




    尽八「お前のなかではな。オレのなかでは草むらに投げるくらい…いいんだ」




    喧嘩腰で俺は言った。




    荒北「あっそォ」




    こいつ、警察とかには言わないんだ。未成年が吸ってたって




    俺はそう思った。





  11. 11 : : 2014/12/07(日) 10:23:26






    荒北「…」ワシャワシャ




    彼はワシャワシャと俺の頭を撫でた。




    俺は物凄く嫌そうな、意味がわからないと言う目で彼を見た。




    そしてカチューシャを外し、髪型を直し、カチューシャをつけ直した。




    髪を直したあと、俺はこう言った。




    尽八「何故撫でる」




    すると彼はこう言った。




    荒北「いいこチャンにナァれってな」




    彼は笑った。馬鹿にされた気分になった。




    でも、嬉しかった。優しくしてくれるやつがいたから。




    荒北「あー、靖友だ。」




    尽八「?」




    荒北「名前だヨ、今日から友達だ」




    よ…




    余計なお世話だ、馬鹿野郎。




    俺はいつの間にか泣いていたらしい。




    荒北「はッ!?ンで泣くンだヨ!」




    友達か…




    友達との約束、…あぁ。破れなくなったな。




    尽八「ありがとう…"靖友"」




    荒北「意味わかんねェ、あー、どーいたしましてェー」




    中学初めて




    友達が出来た。
  12. 12 : : 2014/12/07(日) 11:01:44






    それから荒北とはよく会うようになった。




    ある夏の日…




    荒北「あっちー、家くるかー?」




    荒北がそう言った。




    俺は返事をせずに…




    尽八「…」キラキラ✨




    目を輝かせていた。




    荒北は…




    荒北「あー、はいはいいらっしゃい」




    察したらしく、連れてってくれた。




    尽八「ム、まだエアコンは入っとらんのか」




    俺の家はもうかかっているぞー。




    荒北「ッせーな」




    そうだ、俺は




    尽八「わははっ」




    いつもの明るい"キャラ"に戻っている気がしていた。





  13. 13 : : 2014/12/07(日) 15:33:47






    中2中3と歳が上がっていくにつれ、




    靖友とは会わなくなっていた。




    歳が上がっていっても、俺への"いやがらせ"は終わらなかった。




    中3のある日の下校中のことだった…




    俺はいつも通り通学路を通って、帰っていた。




    すると丁度通り道の近くの草むらで




    「ギャハハハハ」という笑い声が聞こえてきた。




    少し立ち止まって聞き入ってみると…




    「ミャァーッ!」と言う猫の鳴き声…いや、威嚇している声が聞こえた。




    「シャァーッ!」と猫が威嚇する声のあと「ドカッ」と言うおとが聞こえ…




    そのあと、「ギャハハハハ」と言う下品な笑い声が聞こえてきた。




    なんとなく、予想はついた。




    どうせ…どうせ俺は"いやがらせ"をされているんだ。




    ならばいっそ、と、そう言う思いで声の聞こえる方へ歩み寄っていった。





  14. 14 : : 2014/12/07(日) 20:58:49






    尽八「なにをしておるのだ…!」




    ハァハァと息を切らしながら俺は言った。




    「うっわ。キモ」「あー、やめだやめ!」「いいとこだったのに」「死ねや」




    などと言っている。




    彼らは煙草を吸い、音楽を聴きながら、猫を"いじめ"ていた。




    俺はそれが許せなかった。




    尽八「なにをしておるのだ!猫ちゃ…んっ、んんっ。猫をいじめるなんて!」




    猫ちゃんって言うとこだったー。




    おかげで最後の方キャラが保てなかった。




    「まぁお前、どうでもいいけどチクんなよ?」




    尽八「は、はぁ?なにを言っておる!チクるチクらないの問題ではなかろう!」




    「うるせぇんだよ、死ね。糞が」




    そう言って蹴られた。




    理不尽だろ、おい!




  15. 15 : : 2014/12/08(月) 19:54:43





    尽八「それに、煙草などいけんよ!」




    「お前につべこべ言われる筋合いはねぇんだよ死ね」









    なんだ、同じじゃないか。




    俺と、そっくりじゃないか。じゃあそうだなあ…話は早い。




    尽八「まだ死ねんからな。わかった、じゃあな。」




    一度痛い目にあわせる方がいい。




    馬鹿は死ななきゃ治んないのと、一緒だ。




    「あーあ、あ、そーだ。とーどーくーん。先生にはいわないでねぇー?」




    俺は聞かぬふりをして走った。









    あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ーーーーーー




    怖かった。




  16. 16 : : 2014/12/09(火) 17:05:55





    そう、




    いい忘れてたな。




    中2の時、カチューシャをぶっ壊されてから




    カチューシャ愛が冷めて




    やめた




    うむ




    それだけだwwww




  17. 17 : : 2014/12/09(火) 20:16:19
    ※ほんとのほんとに本編とは全く違うお話です!
  18. 18 : : 2014/12/12(金) 21:42:37






    そうだった。




    俺も同じだった。煙草をすって、罪のないやつに八つ当たりして…




    でも俺は違った。




    靖友と出会って




    煙草もやめた。




    なにより…




    俺は一人でも行動できる。




    集団でしかなにもできない人とは違う。




    そうだな。




    そう思っていたんだがなぁ~…




    あれから、




    あの出来事から、また考えがかわった。





  19. 19 : : 2014/12/12(金) 21:50:47






    その時は…




    尽八「おはよう」




    と言って、教室に入る。




    「あー!」と、教室にいた女子が言った。




    教室には女子が二人しかいなかった。




    「ほらほら、言ってきなよぉ(n‘∀‘)η」「もぅ!茶化さんで!」




    後に喋った子はかわったなまりだと思った。




    「チャンスだってー、あれだったらアタシ帰るよ?(^∀^)」

    「そんな顔せんでよ!そんなこと言われても私いかんけぇねっ////」




    どこのツンデレだよ。




    と、思いながら俺は聞こえないふりをして席についた。




    え?




    何故聞こえないふりをするのかって??




    こーした方がいいって知ってるからだよ。




  20. 20 : : 2014/12/13(土) 07:44:08





    「おりゃ!いけ、いけ~」

    「じゃけぇ、・・・も~…わかったよ~…行ってくる////」




    広島弁…か。




    いってらっしゃーい。




    と、心でおもいながら俺は本を読んだ。




    「あ、あの。東堂君?」




    あ、広島弁の女の子が来た。




    尽八「?」




    俺はわからないふりをした。





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