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僕が生まれてきた意味[ベルトルト誕生日企画]

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  1. 1 : : 2014/11/22(土) 23:39:17


    ベルトルト誕生日企画!




    ネタバレ(山奥)注意。
    原作から大分外れた話運びします。








    それでも構わない方…。







    ベルトルト「よろしくお願いします」ニコッ

    ライナー「コメントも」

    エレン「大歓迎です!」



  2. 2 : : 2014/11/26(水) 23:57:55



























  3. 3 : : 2014/11/26(水) 23:58:55






    生まれて来なければ良かった
    人間なんていない。









    ―――――――――なんて










  4. 4 : : 2014/11/27(木) 00:02:12







    ベルトルト「嘘っぱちだ」


    ライナー「どうした、ベルトルト」


    ベルトルト「ん…」


    ライナー「急にそんなこと言い出して…」

        「何かあったのか?」


    ベルトルト「いや…なんとなくだよ…」


    ライナー「なんとなくでそんなこと…?」


    ベルトルト「あぁ」


    ライナー「…別にお前は生まれてきて」

        「良かった人間だと思うぞ」


    ベルトルト「……」


    ライナー「おい、ベルトルト」


    ベルトルト「……」


    ライナー「おい、お前、ほんとに」


    ベルトルト「ライナー」


    ライナー「…なんだ?」


    ベルトルト「前提が、間違ってるよ」

         「僕たちは―――――」







  5. 8 : : 2014/11/28(金) 09:55:52


























  6. 9 : : 2014/11/28(金) 10:01:21







    エレン「はぁ!?何だって?」

       「もういっぺん言ってみろよ」


    ライナー「エレン、落ち着け」


    エレン「落ち着けるかよ!?」

       「お前、自分が何言ってんのか」

       「わかってんのか?」


    ライナー「あぁ。俺が鎧の巨人で」


    ベルトルト「…僕が超大型巨人、って」


    ライナー「言ったな」


    エレン「お前ら…!殺してやる!」


    ライナー「…俺たちを殺すのはお前次第」

        「殺したかったら殺してくれ」


    エレン「…は?」


    ベルトルト「ライナー…」


    エレン「…っ」ジャキッ


    ライナー「……」


    エレン「…そんな、信じてたのによ」

       「殺せるわけ…ねぇだろ?」

       「だって…お前たちは…」


    ベルトルト「…エレン」


    ライナー「…1度だけで良い」


    ベルトルト「僕達の話を、おちついて…」


    ライナー「聞いてくれないか、エレン」



  7. 10 : : 2014/11/28(金) 23:02:25




    エレン「…ふざけんなよ」

       「誰がお前らの話なんて…」 

       「…くそっ」ポタポタ


    ライナー「エレン…」


    ベルトルト「…っ」


    エレン「お前らを…殺せば…俺達は…!」
     

    ライナー「……」


    エレン「くそっ…このやろ…動け…」


    ベルトルト「エレン…」


    エレン「ふざけんな…」


    ライナー「エレン…頼む…」

        「俺達の話を…聞いてくれ」


    エレン「…なんでだ、よ…」


    ライナー「それはな…」


  8. 11 : : 2014/11/29(土) 10:07:50





    ミカサ「エレン」


    ライナー「!」


    ベルトルト「あっ…」


    エレン「ミカサ…」


    ミカサ「エレン…?」

       「…ライナー?ベルトルト?」

       「何を…しているの」


    ライナー「…っ」


    ベルトルト(まずい…これじゃあ…)


    エレン「……」


    ミカサ「エレン」


    エレン「何って…別に話してるだけだろ」


    ライナー「エレン…」


    ベルトルト「…っ」


    ミカサ「…何の話」


    エレン「んなことどうでも良いだろ?」


    ミカサ「よくない」


    エレン「はぁ!?」


    ミカサ「エレンが怯えている…」

       「エレンを傷つける人は許さない」

       「ので、聞いている」


    エレン「…俺は子供じゃねぇんだ」

       「お前は俺の母さんか?」


    ミカサ「…」


    エレン「それはそうと…何の用だ?」


    ミカサ「用…?」


    エレン「そうだ」

    「用があるから来たんだろ」


    ミカサ「別に…エレンがいたから…」


    エレン「…なんだよ」

       「じゃあいいだろ?」


    ミカサ「……」


    エレン「ミカサ」


    ミカサ「…わかった」





  9. 12 : : 2014/11/29(土) 10:10:51





    エレン「……」


    ベルトルト「…エレン」


    ライナー「お前…」


    エレン「なんだよ」


    ベルトルト「どうして…」


    エレン「なんだよ?」 
     

    ライナー「どうして黙っててくれたんだ」


    エレン「……」


    ベルトルト「エレン…」


    エレン「今ミカサに言ったところで」

       「どうしようもねぇよ」 
     
       「それに…」 


    ライナー「あぁ」 


    エレン「…場所変えっぞ」


    ベルトルト「えっ…」


    エレン「聞いてやる、お前らの、話」
     

    ライナー「エレン…」


    ベルトルト「…ありがとう」





  10. 13 : : 2014/11/30(日) 23:00:19























  11. 14 : : 2014/11/30(日) 23:04:33







    ベルトルト「ねぇ、ライナー」


    ライナー「どうした?」


    ベルトルト「僕は…生まれてきて…」

         「…良かったのかな」


    ライナー「ベルトルト…」


    ベルトルト「僕1人のせいで…何人も…」


    ライナー「ベルトルト」


    ベルトルト「僕は…僕は…」

          ・・
    ライナー「俺たち、は」


    ベルトルト「!」


    ライナー「俺たちは、何人も殺した」


    ベルトルト「ライナー…?」


    ライナー「俺たちが生まれて来たから」

        「何人も、何人も死んだ」


    ベルトルト「……」


    ライナー「死んで詫びても足りねぇ」


    ベルトルト「…っ」


    ライナー「でも俺たちは生きねぇと」


    ベルトルト「ライナー…」


    ライナー「帰るんだろ」

        「俺たちの、故郷に」








  12. 15 : : 2014/12/02(火) 23:02:53























  13. 16 : : 2014/12/02(火) 23:08:00







    エレン「…で」

       「話って、なんだ?」


    ライナー「あぁ…」 チラッ


    ベルトルト  コクッ


    ライナー「…落ち着いて、聞いてくれよ」


    エレン「わかってる」


    ライナー「…エレン」

        「俺は…確かにシガンシナの」

        「連絡門を破壊した」


    エレン「…そうだな」


    ライナー「俺のせいで何人も死んだ」
     
     
    エレン「……そうだな」


    ライナー「いや…何十人、何百人も、か」


    エレン「……そう…だな…」ギリッ


    ライナー「…っ」


    エレン「…っ、続けろよ!」


    ライナー「……」

           ・・
    ベルトルト「僕たちは人類の敵だ」


    エレン「!」


    ベルトルト「そんなことわかってる」

         「最初からずっと」


    ライナー「ベルトルト…」


    ベルトルト「それを承知で」

         「エレンに頼みがある」






  14. 17 : : 2014/12/02(火) 23:11:03




    エレン「…頼み、だと?」


    ベルトルト「あぁ」


    エレン「俺に…?」


    ライナー「…そうだ」


    エレン「てめぇらよ」

       「母さん殺しといてよ」

       「よくしゃあしゃあとそんなこと」

       「言えるよな」


    ベルトルト「それは…!」


    エレン「うるせぇ!」

       「ふざけんな!」


    ライナー「エレン!」


    エレン「…っ」


    ライナー「頼むよ…落ち着いて…くれ…」


    エレン「……」


    ベルトルト「エレン」


    エレン「…続けろよ、さっさと…」


  15. 18 : : 2014/12/02(火) 23:17:01




    ベルトルト「…っ」


    ライナー「あぁ…それで…」


    エレン「やっぱり待て」


    ライナー「っ!」


    エレン「…ライナー、ベルトルト」


    ベルトルト「…なんだい?」


    エレン「俺は巨人共を一生許せねぇ」

       「今までも、これからも」

       「特にお前らのことが許せねぇ」


    ライナー「…わかってる」


    ベルトルト「そう思われて、当然だ…」


    エレン「だけどよ」

       「その憎くてしょうがねぇ巨人」

       「俺もそうなんだよな」


    ベルトルト「…うん」


    エレン「無意識のうちにこの先誰かを」

       「傷つけちまうかも知れねぇ」


    ライナー「……」


    エレン「その時は、俺を殺してくれるか」


    ベルトルト「えっ…」


    ライナー「エレン、お前…」


    エレン「お前らは俺と一緒だろ?」

       「だから、躊躇なくできるだろ?」


    ライナー「……」


    ベルトルト「ライナー…」


    ライナー「…わかった、そうしよう」





  16. 19 : : 2014/12/08(月) 00:13:47





















  17. 20 : : 2014/12/08(月) 00:20:18







    ライナー「…本気か、ベルトルト」


    ベルトルト「あぁ…」

         「もちろんだよ、ライナー」


    ライナー「わかってるか?エレンだぞ?」

        「…俺たちの命の保証は?」


    ベルトルト「……」


    ライナー「すぐ殺されちまうことは?」


    ベルトルト「……」


    ライナー「おい…ベ」

     
    ベルトルト「わかってるよ!!」


    ライナー「…っ」 


    ベルトルト「わかってる…」

         「それでも…僕たちは…」

         「僕達に今できる最善策は」

         「それじゃないのか?」


    ライナー「………」


    ベルトルト「ライナー」


    ライナー「…あぁ」

        「しかし…そこまでするか…」


    ベルトルト「……」


    ライナー「どう考えたって…」


    ベルトルト「ライナー」


    ライナー「あぁ……」


    ベルトルト「…帰るんだろ」


    ライナー「……っ」


    ベルトルト「僕も…なりたいんだ」

         「"生まれてきてよかった"」

         「"生きててよかった"」

         「そんな自分に」


    ライナー「……」


    ベルトルト「帰ろう、ライナー」


    ライナー「…あぁ」

        「でもな」

        「そうなりたいのは」

        「俺もだぞ、ベルトルト」






  18. 21 : : 2014/12/08(月) 00:20:31

















  19. 22 : : 2014/12/08(月) 00:27:29








    エレン「…それで、お前らの、頼みは」


    ライナー「あぁ…」


    ベルトルト「…エレン、単刀直入に言う」

         「僕たちの故郷まで」

         「一緒に来てくれ」


    エレン「…は?」


    ライナー「…頼む」


    エレン「何言ってんだ、お前ら…」

       「お前らの故郷なんて…」

       「ウォールマリア南東の」


    ベルトルト「違うんだ、エレン」


    エレン「…違う?」


    ライナー「あぁ…俺たちの…故郷は…」

        「壁外なんだ」


    エレン「…は?」


    ライナー「…頼む、エレン」


    ベルトルト「この、通りだ…」


    エレン「おい、ちょっと、待てよ」

       「んなこと急に言われてもよ…」


    ベルトルト「……」


    エレン「それになんだよ、壁外だと?」

       「それ…それは…」

       「…俺は帰ってこれるのか?」


    ライナー「……」


    エレン「おい、ライナー、ベルトルト」

       「俺は、戻ってこれるんだろ?」


    ベルトルト「恐らく僕たちの村に行けば」

         「全てが、わかると思うんだ」


    ライナー「王都…」

        「お前んちの地下室…」

        「そして俺たちの…故郷…」


    ベルトルト「そこに全てが、ある」


    ライナー「大事な…もんが、な…」


    エレン「…は?おい…お前ら…」

       「俺は…戻ってこれるかを」


    ベルトルト「人類を救いたくは、ない?」


    エレン「…え?」






  20. 23 : : 2014/12/08(月) 02:03:40




















  21. 24 : : 2014/12/08(月) 02:09:06






    サシャ「ベールートールートッ」


    ベルトルト「サシャ?どうしたの?」


    サシャ「あっ…いえ…何かに誘われ…」

       「あっっっっ!」

       「そっ、それはまさか…!」


    ベルトルト「ん?あぁ、パ」


    サシャ「パァン!!!!」

       「…それ、どうするんですか?」


    ベルトルト「いや…夕食の時余って…」

         「…食べる?」


    サシャ「食べます食べます食べます!」


    ベルトルト「はい、どうぞ」


    サシャ「神ぃぃいーー!」

       「ふぁりふぁふぉふぉふぁまふ!」


    ベルトルト「…ありがとう、って?」


    サシャ コクコク


    ベルトルト「…ふふっ」


    サシャ「はぁぁ…美味しかったです…」


    ベルトルト「…大丈夫?」


    サシャ「ベルトルトのおかげです」


    ベルトルト「えっ」


    サシャ「ベルトルトのおかげです!」


    ベルトルト(…よくわからないけど)

         「そっか、よかった」


    サシャ「ありがとうございます」

       「…ベルトルトがいてくれて」

       「良かったですよっ」


    ベルトルト「……っ」








  22. 25 : : 2014/12/08(月) 02:09:32






















  23. 26 : : 2014/12/08(月) 02:14:47







    エレン「…どういう…ことだ…?」


    ライナー「…詳しいことは今は言えねぇ」

        「…お前が一緒に来てくれれば」

        「…人類を…救える」


    エレン「…本気か…?」


    ライナー「あぁ」

        「こんな冗談言えるか?」


    エレン「…っ」

       「ライナーならまだしも…」

       「ベルトルトだからなぁ…」


    ライナー「…おいおい、それは」

        「聞き捨てならんぞエレン」


    エレン「あ?なんか言ったか?」


    ライナー「わざとだな、お前…」


    エレン「うるせ…って…」

       「普通にしてるなよ、お前…」


    ライナー「…すまん」


    ベルトルト「……」


    ライナー「…で、どうだ、エレン」


    エレン「……」


    ライナー「返事はいつでも良い」

        「だが…」


    エレン「…お前らのことは言わねぇよ」


    ベルトルト「…エレン」


    エレン「…ただ、お前ら…お前らは…」

       「人類の敵だ…ろ?」


    ライナー「…あぁ」


    エレン「なんでだよ…」


    ベルトルト「……」


  24. 27 : : 2014/12/08(月) 02:18:05



    ライナー「…なんで、だろうな」


    エレン「おい」


    ライナー「…俺にも、わかんねぇよ」


    エレン「……」


    ライナー「ただそうしたくなったんだよ」


    エレン「…ベルトルトは」


    ベルトルト「えっ」


    エレン「お前の意見を言ってみろよ」


    ベルトルト「…僕も正直…わからない…」


    エレン「……」


    ベルトルト「ただ…」


    ライナー「…っ」


    ベルトルト「僕は…僕たちは…きっと…」

         「間違いを犯してしまった…」

         「それを…償わないと…」


    エレン「…」


    ライナー「…ベルトルト」


    エレン「わかった」


    ベルトルト「エレン!」




    エレン「…考えさせて、くれ」










  25. 28 : : 2014/12/08(月) 02:18:22


























  26. 29 : : 2014/12/08(月) 02:21:50










    ライナー「……」


    ベルトルト「…僕たち村のみんなから…」


    ライナー「……」


    ベルトルト「ごめんね、ライナー」


    ライナー「…ん?」


    ベルトルト「ライナーまで…巻き込んで」


    ライナー「…何言ってるんだベルトルト」

        「俺たち…2人で決めたことだろ」


    ベルトルト「……っ」


    ライナー「俺たちと…エレンで…」

        「この世界を救おうぜ」


    ベルトルト「…うん」

         「…こんな世界にしたのはぼ」


    ライナー「おい」


    ベルトルト「……」


    ライナー「ここまで来たらもう良いだろ」


    ベルトルト「……」


    ライナー「…やるしか、ねぇだろ」


    ベルトルト「…あぁ」







  27. 30 : : 2014/12/10(水) 01:37:26






















  28. 31 : : 2014/12/10(水) 01:41:44







    ミカサ「おはよう、エレン」


    エレン「おう」


    アルミン「エレン大丈夫?」

        「顔色良くないよ」


    エレン「…あぁ、大丈夫だ」

       「…サシャ、これやるよ」


    サシャ「パァン!!!!」

       「くれるんですか?」


    エレン「おう」


    サシャ「神ぃぃぃぃー!」

       「エレンも神様です!」


    ミカサ「も?」


    サシャ「はい!」

       「前ベルトルトもくれたんです!」


    ミカサ「……」


    コニー「俺によこせサシャ!!!」


    サシャ「嫌です!!!」


    エレン「……」


    クリスタ「エレン、大丈夫?」


    ユミル「真っ青だぞ?」


    エレン「あぁ…」


    ジャン「おい死に急ぎ野郎」

       「…あだ名通りになるなよお前」


    エレン「…あぁ」

       「俺は、大丈夫、だ」


    アルミン「…そう?」

        「あっ、ライナー、ベルトルト」


  29. 32 : : 2014/12/10(水) 01:44:17



    アルミン「おはよう、2人とも」


    ライナー「おう」


    ベルトルト「おはよう」


    エレン「…っ」


    ミカサ「……」


    ライナー「…どうした?皆集まって」


    クリスタ「エレンの顔色が悪くて…」


    ユミル「優しいクリスタは心配してんの」


    クリスタ「ユミル!」


    ベルトルト「…大丈夫かい、エレン」


    エレン「…おう」





    サシャ「パァン!!!!」


    コニー「こらサシャ!返せ!」


    ジャン「お前らはいつだってうるせぇな」




    ミカサ「……」




  30. 33 : : 2014/12/10(水) 01:44:30



























  31. 34 : : 2014/12/10(水) 01:49:15







    ミカサ「エレン」


    エレン「おう、ミカサ」


    ミカサ「何が、あった?」


    エレン「…は?」


    ミカサ「昨日の、あの2人が、原因」

       「違う?」


    エレン「…ちげぇよ」


    ミカサ「…耳が」


    エレン「赤くねぇよ!」


    ミカサ「…まだ何も言ってない」


    エレン「っ!」


    ミカサ「エレン」

       「言ってほしい、何があったか」


    エレン「…お前には」


    ミカサ「関係なくない」


    エレン「だから」


    ミカサ「家族」


    エレン「…っ」


    ミカサ「家族、唯一の」

       「もう、家族を失いたくはない」


    エレン「……」


    ミカサ「エレン」


    エレン「…頼む、頼むよ、ミカサ……」

       「今回は……ほっといてくれ…」


    ミカサ「…どうしても?」


    エレン「あぁ」


    ミカサ「……」


    エレン「…頼む」


    ミカサ「………わかった」


    エレン「……ミカサ」


    ミカサ「ん?」


    エレン「ありがとな」


    ミカサ「?…うん」




  32. 36 : : 2014/12/11(木) 01:48:03




























  33. 37 : : 2014/12/11(木) 01:53:43









    ライナー「決まったようだな」


    エレン「……あぁ」


    ベルトルト「…エレン」


    エレン「なんだよ?」


    ベルトルト「その…今更だけど…」


    エレン「謝罪はいらねぇぞ」


    ベルトルト「えっ…」


    エレン「お前が謝ったところで」

       「母さんは帰ってこねぇし」

       「現状は変わらねぇだろ?」


    ベルトルト「…っ」


    エレン「それによ」

       「憎しみからは何も生まれねぇ」


    ベルトルト「……」


    エレン「だからもう良いんだよ」


    ベルトルト「……」


    エレン「だろ、ベルトルト」


    ベルトルト「……わかった」


    ライナー「……」


    エレン「……それによ」

       「今はとにかく、皆を救いたい」

       「お前たちと一緒にな」


    ベルトルト「エレン!」


    ライナー「と、いうことは」


    エレン「あぁ」







    エレン「行くぞ、お前たちの、故郷へ」












  34. 38 : : 2014/12/11(木) 01:53:52























  35. 39 : : 2014/12/11(木) 01:54:05










    「…………ふぅん」








  36. 40 : : 2014/12/11(木) 01:54:16























  37. 41 : : 2014/12/11(木) 01:57:45








    ベルトルト「ねぇ、ライナー」

         「覚えてる?」


    ライナー「何だ?」


    ベルトルト「よくさ、マルセルと3人で」

         「遊んだよね…」


    ライナー「……」


    ベルトルト「楽しかったなぁ…」


    ライナー「ベルトルト?」


    ベルトルト「…やっと、帰れるんだね」


    ライナー「…言っとくけど」


    ベルトルト「わかってるよ」

         「歓迎されないのくらい」


    ライナー「……」


    ベルトルト「それでも帰れるんだ」


    ライナー「ベルトルト、お前…」


    ベルトルト「お父さんたちのお墓参り」

         「許してもらえるかな…」


    ライナー「…あぁ、そうだろう」

        「きっと…きっとだ…」











  38. 42 : : 2014/12/14(日) 00:08:37




























  39. 43 : : 2014/12/14(日) 00:16:25







    エレン「……」


    ライナー「…準備できたか?」


    エレン「あぁ」


    ライナー「…悪かったな」


    エレン「いや…それよりベルトルトは?」


    ライナー「大丈夫だ…待っててくれ」


    エレン「…そうか」


    ライナー「……」


    エレン「…なぁ」


    ライナー「おう」


    エレン「今まで、苦しくなかったのか」


    ライナー「……」


    エレン「本当はあんなことしたのによ」

       「正義面して俺たちと…」


    ライナー「すまん」 


    エレン「責めてるわけじゃねぇ」

       「…どうだったんだ」


    ライナー「……」


    エレン「…悪いこと聞」


    ライナー「辛かった」


    エレン「……」


    ライナー「俺たちは戦士だ」

        「人類の敵だ」

        「ずっとそう言い聞かせてきた」


    エレン「……」


    ライナー「けど、気づいちまったんだ」

        「兵士としてお前らといるのが」

        「1番楽で、楽しいってことに」


    エレン「…そうか」


    ライナー「俺は…その頃から…」


    エレン「……?」


    ライナー「兵士…戦士…どちらの責任も」

        「同時には果たせない…」

        「…ベルトルトには迷惑かけた」


    エレン「そう…か……」

       「……っ!」


    ライナー「…あぁ」


    エレン「ライナー…悪い……」

       「ちょっと、便所」


    ライナー「おう」








  40. 44 : : 2014/12/14(日) 00:16:45























  41. 45 : : 2014/12/14(日) 00:20:22








    エレン「っつーのは口実で」

       「…なんだ、お前」


    「あぁ…気づいたか」


    エレン「普通気づくだろ、ユミル」


    ユミル「…そうか」


    エレン「…どうしたんだ、お前」


    ユミル「…エレン、これを」


    エレン「…なんだこれ?」


    ユミル「行くんだろ?」

       「奴らの故郷へ…」
     

    エレン「…なんでそれを」


    ユミル「大丈夫さ、誰にも言わないから」


    エレン「……」


    ユミル「迷うなよ、エレン」


    エレン「えっ…」


    ユミル「決めたことには、自信を持ちな」


    エレン「…あぁ」

       「…これは?」


    ユミル「エレンに、託す」 


    エレン「……」


    ユミル「頼むよ」


    エレン「…わかった」










  42. 46 : : 2014/12/14(日) 00:20:38
























  43. 47 : : 2014/12/14(日) 00:22:42






    ベルトルト「…そういうことだから」


    「………」


    ベルトルト「もうすぐだよ」
      
         
    「………」


    ベルトルト「もうすぐね、帰れるから」


    「………」


    ベルトルト「だからそれまで…」


    「………」


    ベルトルト「待っててね、アニ」


    アニ「………」












  44. 50 : : 2014/12/15(月) 00:26:12




























  45. 51 : : 2014/12/15(月) 00:28:07





    ライナー「…行くか」


    エレン「…あぁ」


    ベルトルト「…よし」


    ライナー「…戻れる保障はねぇぞ」


    エレン「わかってる」


    ベルトルト「……」


    ライナー「ベルトルト」


    ベルトルト「……っ」


    ライナー「…アニは」


    ベルトルト「行こう」


    ライナー「ベルトルト…」


    ベルトルト「行こう…2人とも」


    エレン「……」


    ライナー「…あぁ」








  46. 52 : : 2014/12/15(月) 00:39:42











    エレン「…すげぇな」


    ベルトルト「ライナーは強いから」


    エレン「…つか、よく貸してもらえたな」

       「立体機動装置なんて」


    ベルトルト「……っ」


    エレン「ベルトルト?」


    ベルトルト「……いや」

         「ガス切れたら終わりだけど」


    エレン「…おう」

       「なぁ…ベルトルト」


    ベルトルト「なんだい?」


    エレン「…ライナーが疲れたら代わるぜ」


    ベルトルト「…ありがとう」

         「多分、大丈夫だけど」


    エレン「…どこまで行くんだ?」


    ベルトルト「とりあえず今日中に…」

         「ウォールマリアに着きたい」


    エレン「そうか」


    ベルトルト「調査兵団もそこまでは」ボソッ


    エレン「何か言ったか?」


    ベルトルト「いいや」

         「…ライナーは強いから」


    エレン「それさっきも言ったぞ」


    ベルトルト「そうだっけ…」


    エレン「…なぁ」


    ベルトルト「ん…」


    エレン「お前は…どうだったんだ?」


    ベルトルト「お前は…って?」


    エレン「…ライナーには色々聞いたよ」


    ベルトルト「……」


    エレン「ベルトルト…」


    ベルトルト「僕たちは…戦士だったから」


    エレン「……」


    ベルトルト「辛くなかったわけがないよ」

         「それでも…うん…」

         「ライナーとアニがいた」

         「いつだって2人がいたから」


    エレン「……」


    ベルトルト「僕は1人じゃなかったんだ」


    エレン「…ユミルは?」


    ベルトルト「えっ?」


    エレン「ユミルは…お前らの…?」


    ベルトルト「いいや…」

         「むしろ僕たちの幼なじみは」

         「彼女に、喰われた」


    エレン「……っ、悪い」


    ベルトルト「いや…」


    エレン「……」

       「あれ?ライナー…止まったぞ」


    ベルトルト「……」


    エレン「おい、ライナー?ベルトルト?」


    ベルトルト「降りよう」






  47. 53 : : 2014/12/15(月) 00:40:06





















  48. 54 : : 2014/12/15(月) 00:44:37





    ベルトルト「ん…?」


    「しーっ、だよ!」


    ベルトルト「…クリスタ?」


    クリスタ「わっ!ベルトルト」


    ベルトルト「どうしたの?」


    クリスタ「えっ、えと…」


    ワンっ!


    クリスタ「あっ…」


    ベルトルト「犬…?」


    クリスタ「あっ、えっと、あの…」


    ベルトルト「…これ」


    クリスタ「えっ…」


    ベルトルト「食欲なくてさ…」

         「クリスタお腹空いちゃうよ」


    クリスタ「…ありがとう」


    ベルトルト「うん」


    ワンワンっ!


    クリスタ「…ねぇ、ベルトルト」


    ベルトルト「ん?」


    クリスタ「この子…生まれてきて…」

        「幸せ…なのかな…?」


    ベルトルト「……」


    クリスタ「こんな…」


    ベルトルト「クリスタに出会えたからね」


    クリスタ「えっ……?」


    ベルトルト「幸せに決まってるよ」


    クリスタ「ベルトルト…」


    ベルトルト「大丈夫だよ、クリスタ」


    クリスタ「うん…ありがとう」


    ベルトルト「……っ」






  49. 55 : : 2014/12/15(月) 00:45:03






















  50. 56 : : 2014/12/15(月) 00:47:19








    シュウシュウ




    ベルトルト「お疲れ様、ライナー」


    ライナー「おう」


    エレン「どうしたんだ」


    ライナー「…見えねぇか、あれが」


    エレン「あれは…ウォールマリア…?」


    ベルトルト「あぁ」


    エレン「…早いな」


    ライナー「今日はここで一泊だ」

        「大分日も暮れてきたしな」


    ベルトルト「ここは巨人がいないし」


    エレン「…おう」









  51. 57 : : 2014/12/16(火) 01:24:07























  52. 58 : : 2014/12/16(火) 01:26:28





    「わかったか、ベルトルト」 
     
     
    ベルトルト「えっ…と…多分…かな?」


    「多分じゃない!!」


    ベルトルト「…っ」 ビクッ


    「中途半端に出現しても困るだけなんだ」 

     
    ベルトルト「…ごめんなさい」


    「戦士としての責任を果たせ」


    ベルトルト「…うん」


    「お前にかかっているんだからな!」


    ベルトルト「……はい」






  53. 59 : : 2014/12/16(火) 01:28:07






    「ライナーは、良い子だな」


    ライナー「うん」シュウシュウ


    「ちゃんとできるようになったね」


    ライナー「うん」 

     
    「頼むぞ」

    「フーバーさんちの子はどうも……」


    ライナー「……」
     

    「ライナーにかかっているんだぞ」


    ライナー「…うん」






  54. 60 : : 2014/12/16(火) 01:28:17



















  55. 61 : : 2014/12/16(火) 01:35:20





    ライナー「ベルトルト!」


    ベルトルト「ん…あ…ライナー…」


    エレン「汗すげぇぞ、ほら」 
     
     
    ベルトルト「あぁ…」


    ライナー「ついでに寝相もな」


    エレン「加えて寝癖もな」 
     

    ベルトルト「……」


    ライナー「…大丈夫か」


    ベルトルト「…夢…見てた…昔の…」


    ライナー「…奇遇だな……俺もだ」


    エレン「昔の夢…」


    ベルトルト「僕、落ちこぼれだったんだ」


    エレン「ベルトルトが!?」


    ベルトルト「うん」


    ライナー「…俺は本当はこの役割を」

        「引き受ける予定じゃなかった」

        「本当は…兄貴だった…」


    エレン「え!?」


    ライナー「兄貴は兵士になって家を出た」

        「そして…帰ってこなかった」


    ベルトルト「……」


    ライナー「…フーバー家の一人息子が」

        「役割に着くのは目に見えてた」


    ベルトルト「…ライナー」


    ライナー「ベルトルトと仲が良い俺は…」

        「兵士として逝っちまった兄の」

        「苦し紛れの代役として…」


    エレン「…そんな過去があったのかよ」


    ライナー「…さぁ、そろそろ行くぞ」

        「今日中には村に着く」


    エレン「……おう」


    ベルトルト「あぁ…やっと…帰れる…」














  56. 62 : : 2014/12/16(火) 01:35:46























  57. 63 : : 2014/12/16(火) 01:38:29






    コニー「ベルトルトぉぉぉお!」


    ベルトルト「ん?」


    コニー「あれ!あれ取ってくれよ!」


    ベルトルト「え?良いけど…」ヒョイッ


    コニー「!」


    ベルトルト「はい」


    コニー「…さん…きゅぅ……くそぉ……」


    ベルトルト「え?」


    コニー「お前ほんとずるい。分けろ」


    ベルトルト「えっ…無理だよ…」


    コニー「何食ったらそんななれるんだ!」

       「くっそぉぉぉぉお!!」ダダッ


    ベルトルト「…行っちゃった」クスッ


         ズキン


    ベルトルト「………っ」







  58. 64 : : 2014/12/17(水) 00:21:26


























  59. 65 : : 2014/12/17(水) 00:31:06









    ライナー「…なんだよ…これ…」


    ベルトルト「あ…あぁ……」


    エレン「……」


    ライナー「俺たちが壁内にいる間…」

        「何があったっていうんだ…?」


    ベルトルト「そんなの…って…あぁ…」


    エレン「おい!しっかりしろ!」


    ライナー「……っ、悪い…」


    ベルトルト「…なんで…こんなに…」

         「僕たちの村は崩壊して…」


    ライナー「……」


    ベルトルト「どうして…」


    ライナー「誰かが…暴走して…ねぇか」


    ベルトルト「あぁ、それは、ない…多分」


    エレン「…暴走?」


    ライナー「…だとすると?」


    ベルトルト「巨人が来るわけはないから」

         「人為的に…」


    エレン「おい…」


    ライナー「でも…誰が…」


    ベルトルト「村人がそんなこと…ない」


    エレン「おい!」


    ライナー「……っ、まさか…」


    ベルトルト「…そんなことは」


    エレン「おい!ライナー!ベルトルト!」


    ベルトルト「あっ…」


    ライナー「エレン……悪い…」


    エレン「…何でだ?」

       「巨人が……全くいねぇ」

       「それに…暴走ってなんだよ」


    ベルトルト「…それは、後で」


    エレン「……っ」


    ライナー「とにかく安全な建物へ行こう」

        「なけりゃ…アレ探すしかねぇ」


    エレン「アレ?」


    ベルトルト「あぁ…」






  60. 66 : : 2014/12/19(金) 02:34:47





















  61. 67 : : 2014/12/19(金) 02:38:22




    ライナー「……」


    エレン「すげぇ立派なテントだな!」


    ベルトルト「…実験で使うやつなんだ」


    エレン「実験…?」


    ライナー「…エレン」


    エレン「おう」


    ライナー「早速説明する、と言いたいが」


    エレン「は!?」


    ライナー「…この状況だと」


    ベルトルト「…ちょっと不都合だ」


    エレン「……」


    ライナー「見てもらいたい物があるんだ」


    ベルトルト「それが見つからないと…」


    エレン「……」

     
    ライナー「エレン…」


    エレン「わかったよ…ただ…」


    ベルトルト「ただ?」


    エレン「先に教えてくれよ」

       「ここがどういう村なのか」

       「なぜ巨人がいないのか」


    ライナー「…あぁ」

  62. 68 : : 2014/12/19(金) 02:47:44



    ベルトルト「巨人が近づいてこないのは」

         「とても単純な理由なんだ」


    エレン「単純な、理由?」


    ライナー「あぁ」


    ベルトルト「それはね…僕たちが…」


    ライナー「巨人を血祭りにあげてたから」


    エレン「…血祭り」


    ベルトルト「もちろん比喩だけどね」


    ライナー「実際にはそんなに血は出ねぇ」


    エレン「……」


    ベルトルト「ライナー」


    ライナー「あ…悪い…」


    ベルトルト「…僕たちの村は」

         「巨人化実験を行っている…」


    エレン「…嘘だろ」


    ライナー「…どんなによくねぇことか」

        「十分にわかった上でな」


    エレン「んなっ…」


    ベルトルト「巨人化実験はまず…」

         「巨人の生態を知ることから」

         「始まるわけだ」


    エレン「おい…まさか…」


    ライナー「あぁ」

        「数え切れねぇくらいの巨人を」

        「生け捕りにしてるな」


    エレン「お前ら…」


    ベルトルト「まぁ正確に言うと…」

         「すべて過去の話だけどね」


    ライナー「この村にいる…いた奴らは」

        「いわゆる巨人殺しのプロだ」


    エレン「……」


    ベルトルト「調査兵団が…弱く見える」


    エレン「そんな…だったら…」


    ライナー「ついでに巨人に苦痛を与える」

        「そんなもんも発明しちまった」


    エレン「なんでそんなもんを隠し持って」


    ベルトルト「言っただろ?」

         「発明したんじゃない」

              ・・・・
         「発明してしまったんだ」


    ライナー「公に堂々と出せる代物じゃ…」


    エレン「……っ」



     
  63. 69 : : 2014/12/19(金) 02:52:43



    ベルトルト「ここがどういう村か…」

         「だいたいわかってきてるとは」

         「思うんだけど…」


    ライナー「最初は巨人に対抗するために」

        「実験を始めた普通の村だった」


    ベルトルト「けれどいつしか」

         「実験の過程で得た物を」

         「違う方向に使い始めた」


    ライナー「…俺たちを壁外に追いやった」

        「壁内でぬくぬくと暮らしてる」

        「愚かな人間共に制裁を…」


    エレン「…っ!」


    ベルトルト「そして僕らは巨人化に成功」


    ライナー「俺たちが壁を壊したわけだ」


    ベルトルト「…わかった?」


    エレン「…わかったけどよ」


    ライナー「助かる」


    エレン「おい」


    ライナー「何だ?」


    エレン「…それでなぜ人類を救える?」


    ベルトルト「後で説明するから」







      
  64. 70 : : 2014/12/19(金) 02:52:53
























  65. 71 : : 2014/12/19(金) 02:56:02







    ライナー「…なぁ、ベルトルト」


    ベルトルト「ん?」


    ライナー「もし、エレンが違ったら?」


    ベルトルト「…その時はその時だ」


    ライナー「おい…無責任な…」


    ベルトルト「じゃあ他にどうするんだよ」


    ライナー「…ベルトルト?」


    ベルトルト「他にどういう方法がある?」

         「やらなくちゃいけないんだ」

         「誰かが…償うためにも…」


    ライナー「…あぁ、そうだな」

        「エレンがそうじゃなかったら」

        「その時は一緒に…」

        「潔く」


    ベルトルト「あぁ…!」





  66. 72 : : 2014/12/19(金) 02:56:13























  67. 73 : : 2014/12/19(金) 02:57:57





    ベルトルト「エレン!エレン!!」


    エレン「…んあ?」


    ライナー「エレン、起きろ!」


    エレン「んだよ、うるせぇなぁ」


    ベルトルト「今すぐ来てくれ!」

         「見つかったんだ!」


    ライナー「これで説明できるぞ」


    エレン「なんだと!」


    ライナー「あぁ!だから、こっちに!」


    エレン「おう」









  68. 74 : : 2014/12/21(日) 01:24:33

















  69. 75 : : 2014/12/21(日) 01:25:01











    ベルトルト「やっと…見つけた…」


    ライナー「無事…だったのか…」











  70. 76 : : 2014/12/21(日) 01:25:08






















  71. 77 : : 2014/12/21(日) 01:27:44









    エレン「…これは」


    ライナー「あぁ」


    エレン「…石碑?」


    ベルトルト「うん」


    エレン「…」


    ベルトルト「触っちゃだめ!」


    エレン「おっ…悪い…」


    ライナー「…すまん」


    ベルトルト「…ごめんね」


    エレン「いや…で…これ…」

       「…教えて、くれよ」

       「人類を、救う方法を」


    ライナー「……」


    ベルトルト「……」


    エレン「お前ら…」


    ライナー「エレン……お前は……」

        「知ってるか」


    ベルトルト「座標を」













  72. 78 : : 2014/12/21(日) 01:27:55

























  73. 79 : : 2014/12/21(日) 01:35:53








    ベルトルト「…はぁ」


    アルミン「ベルトルト?」


    ベルトルト「あ…アルミン…」


    アルミン「大丈夫?」

        「最近元気ないけど」


    ベルトルト「…うん」


    アルミン「…そっか」


    ベルトルト「…うん」


    アルミン「……」


    ベルトルト「ねぇ、アルミン」


    アルミン「ん?」


    ベルトルト「…僕たちはどうして」

         「生まれてきたんだろう」


    アルミン「……」


    ベルトルト「毎日誰かが死んでいく…」

         「死と隣り合わせで生きて…」

         (…僕が殺してるなんて)

         (言えや、しない)


    アルミン「…うん」


    ベルトルト「苦しい思いばかりして…」

         「…いっそ生まれてなんて」


    アルミン「ベルトルト」


    ベルトルト「……」


    アルミン「それは、違うと思う」


    ベルトルト「…え?」


    アルミン「確かに苦しい毎日だ」

        「だけどね、ベルトルト」

        「生まれてきた理由なんて」

        「そんなこと気にするなら」

        「この一時を全力で生きようよ」


    ベルトルト「アルミン…」


    アルミン「僕は君に出会えてよかったし」

        「何があろうと変わらない」


    ベルトルト「……」

         (何が……あろうと………)


    アルミン「ごめんね」

        「マルコならもう少し具体的に」

        「答えてくれたかもしれない」


    ベルトルト「ううん」

         「ありがとう」







    ベルトルト(マルコも…僕が…殺した)








  74. 80 : : 2014/12/21(日) 01:36:06
























  75. 81 : : 2014/12/21(日) 01:39:14










    エレン「…座標?」


    ベルトルト「やっぱり知らないよね」


    エレン「悪い…」


    ベルトルト「ううん」


    ライナー「いや、知らなくて当然だ」

        「壁内にいたんだしな」


    エレン「お前らは…」


    ベルトルト「壁外生まれ壁外育ち、かな」


    エレン「…笑えねぇぞ」


    ライナー「冗談じゃねぇからな」

        「しょうがない」


    エレン「……」

       「…それは、なんだ?」


    ライナー「……」


    ベルトルト「……」


    エレン「おい、ライナー、ベルトルト」


  76. 82 : : 2014/12/21(日) 01:44:14




    ライナー「…座標っつーのはな」

        「この世のすべてを支配する力だ」


    エレン「支配…だと?」


    ライナー「あぁ」


    エレン「どうしてそんなもんが…」


    ライナー「さぁな」


    ベルトルト「でも、座標の力こそが」

         「巨人発生の根本的なところに」

         「繋がっていると…」

         「………考えて…………いた」


    エレン「…いた、か」


    ベルトルト「もう、無理、かな」


    エレン「……」


    ライナー「あんなに必死に研究したが」

        「呆気ないもんだな」


    ベルトルト「あぁ」


    エレン「……」

       「…で、その座標を使うと…」


    ライナー「あぁ、人類を、救える」


    エレン「!」


    ベルトルト「…恐らく、ね」


    エレン「恐らくだと!?」


    ベルトルト「そりゃ、ね…」


    ライナー「他に試した奴なんていねぇから」


    エレン「あ…そうか…」


    ベルトルト「でも…この世界を支配できる力」

         「だから…きっと」


    エレン「…あぁ」




  77. 83 : : 2014/12/21(日) 01:50:15




    ベルトルト「…わかって、もらえた?」


    エレン「なんとなく」


    ベルトルト「なんとなく…」


    エレン「…しょうがねぇだろ?」

       「俺だって冷静でいられねぇ」

     
    ベルトルト「……」


    ライナー「おい…ベルトルト…」


    ベルトルト「……っ」


    ライナー「……」


    エレン「お前ら…」


    ベルトルト「僕は…」


    ライナー「おい、ベルトルト」


    ベルトルト「なんでこんなことになったんだ」
     
         「どこで道を間違えた!?」
     
         「ずっと…頑張ってきたのに…」


    ライナー「…ベルトルト、今は」


    ベルトルト「今は?」

         「じゃあいつならいいんだよ!」


    ライナー「おい、お前」

      
    ベルトルト「いつか3人で村に帰りたかった」

         「お父さんに会いたかった」
     
         「…3人でまた遊びたかった」


    ライナー「……」


    エレン「ベルトルト…」


    ベルトルト「僕だって、人間だ」
     

    ライナー「…あぁ、そうだ」

        「俺たちは、人間だ」
     
        「そうだろ、エレン」


    エレン「あぁ」




  78. 84 : : 2014/12/21(日) 01:54:01




    ベルトルト「…ごめん」 


    ライナー「…いや」


    エレン「……」 
     
       「…その座標ってやつが」
     
       「この…石碑なのか」


    ライナー「…違う」
     

    エレン「はぁ!?」

       「じゃあ何のためにここまで」 


    ライナー「座標は、ある特定の人間が持つ」


    エレン「特定!?」 

       「じゃあ…ははっ…なんだよ…」
     
       「そいつ探せってか…はは…」


    ライナー「いや、違う、エレン」


    エレン「……?」


    ベルトルト「…わかって、くれよ」

         「君をここに連れてきた理由」





  79. 85 : : 2014/12/21(日) 23:43:56




    エレン「…え?」


    ベルトルト「わからないのかい、エレン」

         「どうして君を…」

         「…無理やり連れてきたか」


    エレン「……」


    ライナー「エレン…」


    エレン「…まさか」

       「まさかそんなこと…ねぇよな」


    ベルトルト「……」


    エレン「…俺が?」


    ライナー「……」


    エレン「俺が…この世を支配できる…?」


    ベルトルト「……」 


    ライナー「…あぁ」


    エレン「そんな…嘘だろ…」


    ベルトルト「…こんな時に冗談はないよ」


    ライナー「お前の力が必要なんだ」


    エレン「んなっ…」


    ベルトルト「……」








  80. 86 : : 2014/12/24(水) 22:52:16





















  81. 87 : : 2014/12/24(水) 22:58:56








    ベルトルト「…」


    ジャン「…ベルトルト?」


    ベルトルト「ん…?あ…ジャン…」


    ジャン「何してんだこんなとこで?」

       「…寒くね?」


    ベルトルト「ん…月が…綺麗だったから」


    ジャン「…ほんとだ」


    ベルトルト「……」


    ジャン「なぁ…ベルトルト」


    ベルトルト「なんだい」


    ジャン「この月…見てると思うか…」

       「…マルコも」


    ベルトルト「…!」


    ジャン「…なーんてな、ははっ」


    ベルトルト「…っ、ジャン…」


    ジャン「時々、思うんだ」

       「なんで俺たちは生まれてきたか」

       「いや…生まれてきちまったって」


    ベルトルト「ジャン…」


    ジャン「生まれて…こなきゃよ…」 

       「こんな苦しまずにすんだのにな」


    ベルトルト「……」


    ジャン「…悪」


    ベルトルト「でも…生まれてこなきゃ…」

         「マルコとの思い出だって」

         「何もない、だろ」 
     

    ジャン「……」


    ベルトルト「見てるさ、マルコは」

         「月も…僕達のことも」


    ジャン「ベルトルト…」 
     
     
    ベルトルト「だからさ…ジャン」
     

    ジャン「あぁ…なよなよしてられねぇな」

       「…ありがとな、ベルトルト」


    ベルトルト「あぁ」







    ベルトルト「…また…こうなる…」







  82. 88 : : 2014/12/24(水) 22:59:07






















  83. 89 : : 2014/12/24(水) 23:03:23






    エレン「ただ…この石碑に念ずるのか」


    ライナー「あぁ…多分…」


    エレン「多分って…」
      
     
    ライナー「しょうがねぇだろ」

        「誰もやったことねぇんだから」


    ベルトルト「その石碑が必要かどうかも」

         「正直謎だな」


    エレン「適当な…」


    ライナー「しょうがねぇ、しょうがねぇ」


    エレン「…ったく」

       「…よし、じゃあ」 


    ベルトルト「待って、エレン」


    エレン「あ?」


    ベルトルト「…エレンの、願いは」
     

    エレン「は?決まってんだろ」 
     
       「この世から巨人を絶滅させ…」


  84. 90 : : 2014/12/24(水) 23:06:13



    エレン「…あ」


    ベルトルト「…そういうこと」


    エレン「…俺、も?」


    ライナー「…俺たち…も、だ」


    エレン「…ユミルもか」


    ベルトルト「…アニも、ね」


    エレン「…っ」


    ライナー「…みんな仲良く消滅だ」


    エレン「……」


    ベルトルト「…だから、エレン」

         「ここまで来て言うのも…」

         「おかしいかもしれないけど」


    ライナー「…よく、考えろ」


    エレン「……」


    ライナー「エレン…」


    ベルトルト「…君だけ、なんだ」

         「これが、できるのは」


    エレン「…わかった」









  85. 91 : : 2014/12/25(木) 08:53:54






















  86. 92 : : 2014/12/25(木) 08:57:39








    ミカサ「……」


    アルミン「…ミカサ」


    ミカサ「……」


    アルミン「ミカサ…!」


    ミカサ「……」


    アルミン「…ミカサってば!」


    ミカサ「……」


    アルミン「……」


    ジャン「…ったく…どうかしてるよな…」

       「死に急ぎ野郎の奴…」


    クリスタ「ライナーとベルトルトも…」

        「どこ行っちゃったんだろう…」


    コニー「…行き先がわからねぇのは」

       「俺がバカだからじゃねぇよな?」


    ユミル「今回ばかりはそうだな、バカ」


    ミカサ「……」


    サシャ「嫌な…予感が…します」


    アルミン「サシャ…」


    ジャン「おい…変なこと言うなよ…」


    サシャ「すみません…」


    ユミル「……」



  87. 93 : : 2014/12/25(木) 09:03:01




    ミカサ「…ユミル」


    ユミル「どうした?」


    ミカサ「…エレンは、どこ」


    ユミル「は?」

       「…何で私?」 


    クリスタ「あっ…」


    ユミル「クリスタ?」


    クリスタ「だってユミル…あんなこと…」

        「頼んできたじゃない」


    アルミン「確かに…」


    ジャン「お前あいつらがいなくなるって」

       「知ってたのか?」


    コニー「…あんなこと?」


    ユミル「……」


    コニー「なぁなぁ、あんなことって…」


    ミカサ「黙って」


    コニー「」


    アルミン「何か知ってるのかい、ユミル」


    クリスタ「ユミル…」


    ユミル「……」


    サシャ「……ユミル」


    ジャン「知ってんなら何か言えよ!」


    ミカサ「話して」


    ユミル「……」


    ミカサ「ユミル、話」


    ユミル「言えない」


    ミカサ「……」


    アルミン「…言えない…か」


    クリスタ「知ってる…の?」


    ユミル「…言えない…私には…」


    クリスタ「ちょっと、ユミル!」


    コニー「おいっ、待てよ!!」





  88. 94 : : 2014/12/25(木) 09:03:24




























  89. 95 : : 2014/12/25(木) 09:07:47






    ベルトルト「ふぁ…」


    ユミル「ベルトルさん」 


    ベルトルト「んっ…あ…ユミル…」


    ユミル「……」


    ベルトルト「どうしたんだい?」


    ユミル「…ベルトルさんはさ」

       「生まれてきてよかった?」


    ベルトルト「えっ…」


    ユミル「……」


    ベルトルト「……」


    ユミル「あんたも私も…何人も殺してる」

       「なのに何も知らない顔して」
     
       「こうやってぬくぬくと生きてる」


    ベルトルト「……」


    ユミル「……」


    ベルトルト「……僕はね、ユミル」


    ユミル「……」 
     
     
    ベルトルト「ユミルは生まれてきて…」
     
         「良かったって思うよ」


    ユミル「え…」


    ベルトルト「だってユミルはさ…」

         「クリスタにとって必要な」

         「…人間、だろ」


    ユミル「ベルトルさん…」


    ベルトルト「だから、大丈夫」


    ユミル「……」


    ベルトルト「ね?」


    ユミル「…ありがとう、ベルトルさん」











  90. 96 : : 2014/12/26(金) 23:49:47






















  91. 97 : : 2014/12/26(金) 23:50:01







    ベルトルト「……僕は」












  92. 98 : : 2014/12/26(金) 23:50:07




















  93. 99 : : 2014/12/26(金) 23:56:44








    エレン「…俺は…俺の命は…」


    ライナー「……」


    エレン「俺の命だけじゃねぇけど」


    ベルトルト「……」


    エレン「…そう、思う」


    ライナー「…おう」
     
         ・・
    エレン「俺たちの命…あいつらの命…」

       「俺は…あいつらを…救いたい」


    ベルトルト「うん…エレン…」


    エレン「…悪いな」

       「お前らまで…巻き込んじまって」


    ライナー「いいんだ…むしろ」


    ベルトルト「…むしろ、ありがとう」


    エレン「…おうよ」


    ライナー「お前は…強いな」


    エレン「…そうか?」


    ライナー「あぁ」


    エレン「お前らのほうが強いだろ」


    ライナー「そういう意味じゃなくてだよ」


    エレン「じゃあどういう意味だ?」


    ライナー「なんつーかな…」


    ベルトルト「…強いよ、エレンは」


    エレン「だから…」


    ベルトルト「僕たちは…存在を知りつつ」

         「何も動いてこなかったから」


    エレン「…だって座標が」


    ベルトルト「違うんだ」


    エレン「…違う?」


    ライナー「ずっと昔の話だ…」

        「とある男がこの村にはいた」

        「…座標を手にした、男が」


    ベルトルト「けど僕たちは…」

         「己の命を…優先したんだ…」


    エレン「…そうか」


    ライナー「だからだよ」


    ベルトルト「命捧げられるエレンは強い」


    エレン「…そんなことねぇよ」



  94. 100 : : 2014/12/27(土) 00:00:19





    ライナー「…まぁ良い」

        「そら、始めるぞ、エレン」


    エレン「あ…待ってくれ」


    ライナー「どうした」

        「今更尻込みしたか?」


    エレン「いや…あ…これだ」

       「これ、ベルトルトに」


    ベルトルト「僕?」


    ライナー「なんだ?」


    エレン「ユミルからだぜ」


    ベルトルト「ユミル…?」


    ベルトルト パサッ


    ベルトルト「!」


    ライナー「…っ!ベルトルト…」


    ベルトルト「あ…あぁ…僕は…」

         「…みんな」 


    エレン「……」


    ライナー「ベルトルト…」


    ベルトルト「っ……」グスッ







    ベルトルト「僕は……」








  95. 101 : : 2014/12/27(土) 10:16:57
























  96. 102 : : 2014/12/27(土) 10:17:28





    エレン「みんな…ありがとう」











  97. 103 : : 2014/12/27(土) 10:17:49



















  98. 104 : : 2014/12/27(土) 10:23:00





    ミカサ「……」


    リヴァイ「どうした、ミカサ」


    ミカサ「…いえ」


    ハンジ「わぁお!!!何これ!?」


    モブリット「分隊長!」


    ハンジ「ずいぶん古い石碑だねえ」


    モブリット「近すぎます、分隊長!」


    ミカサ「兵士長…これは…」


    リヴァイ「…なんだこいつは」


    ハンジ「ん?…これは、確か」


    ミカサ「スターチスの…花…」


    モブリット「…花言葉は」


    バサッ


    ハンジ「わっ、凄い風!」


    リヴァイ「一旦テントに戻るぞ!」


    ミカサ「ハッ」






  99. 105 : : 2014/12/27(土) 22:40:14



















  100. 106 : : 2014/12/27(土) 22:45:47






    ジャン「ふぁぁ…」


    アルミン「ジャン、大丈夫?」


    ジャン「ん…ちと疲れた」


    サシャ「パァン!」


    コニー「おいこらサシャ!」


    ジャン「相変わらずあの二人は…」


    アルミン「相変わらず?」 


    ジャン「え?」


    アルミン「相変わらず…って」


    ジャン「俺こないだ言わなかったか?」


    アルミン「いや…?」


    ジャン「…じゃあいつ言ったんだっけ」


    アルミン「…僕も不思議だな」


    ジャン「あ?」


    アルミン「巨人は…どこへ?」


    クリスタ「それは私も思ってた」


    ジャン「おぉ…」


    クリスタ「…どこ行ったのかな?」


    アルミン「消滅したとしか…」


    ジャン「でもよー」

       「おかげで壁外が楽ちんだ」


    アルミン「それは確かに」


    クリスタ「うん!」


    ジャン「ありがたやー、だな」


    バサッ


    ジャン「おっと…」


    コニー「風だ、すげぇ風だぁ!」


    サシャ「コニー!空を飛びましょう!」


    コニー「うぉぉぉぁお!」


    ジャン「…うるせぇなぁ」








  101. 107 : : 2014/12/27(土) 22:46:01





















  102. 108 : : 2014/12/27(土) 22:46:16





    バサッ  




    ヒラヒラ……








  103. 109 : : 2014/12/27(土) 22:46:24


















  104. 110 : : 2014/12/27(土) 22:51:51





    『ベルトルさん』
    『HAPPY BIRTHDAY!!!!』





    ベルトルト誕生日おめでとう
    これからもエレンと共によろしく
    エレンを傷つけたら許さない
    ミカサ




    べーるーとーるーとっ!
    はっぴーばーすでぃ、ですっ!
    ベルトルトに出会えて良かったです
    なので、パンください♪
    サシャ





    ベルトルト!おめでとう!!
    座学を教えてくれ……
    後、身長をわけたまえ!!
    コニー





    おめでとう、ベルトルト
    この前は助かった
    これからも精一杯生きてこうぜ
    諦めんなよ
    ジャン






    おめでとう☆
    素敵な1年になりますように♪
    ベルトルトおめでとう!
    クリスタ





    ベルトルト
    この前聞かれたことが気になります
    だから僕は君に伝えるよ
    生まれてきてくれてありがとう
    アルミン





    ベルトルさんおめでとう
    ベルトルさんが生まれてきたこの日に
    奇跡に心から感謝するよ
    ユミル










    ベルトルトめでたい!!!
    ライナーandエレン









  105. 111 : : 2014/12/27(土) 22:52:03




















  106. 112 : : 2014/12/27(土) 22:53:32






    生まれてこなければ良かった
    人間なんていない。



    ――――――なんて。



    嘘っぱちだ。






    そう思っていたけれど。







    僕はこう思える気がする。









    「生まれてきて、良かった」











  107. 113 : : 2014/12/27(土) 22:54:08







    【スターチス】

    花言葉

    途絶えぬ記憶














    〜HAPPY BIRTHDAY Bertolt〜













    fin.





  108. 114 : : 2014/12/29(月) 21:41:48
    ベルトルトぉ(´□`。)
    お誕生日、おめでとぉぉ!

    乙です!
  109. 115 : : 2014/12/30(火) 00:02:49
    >>114
    ありがとう!



    ベルトルトさん誕生日おめでとー!
  110. 116 : : 2015/01/03(土) 14:22:42
    つーるの作品好きだわ
  111. 117 : : 2019/08/29(木) 00:33:14
    流石つーるさん!
    感動的やわァ
    でも、結局、エレン、ライナー、ベルトルト、ユミル、アニの皆は消えてしまったんですね。
    そこは少し悲しいです。
    どうか来世で幸せになれるといいな
    凄くお疲れ様でした!!感動作をありがとう!!

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