このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
日向・罪木「「俺・私は知っている」」
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- 1 : 2014/11/18(火) 20:31:36 :
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どうもDeです!!
ところで皆さんは、今月が何の月か知っていますか?
…そう!!
今月は、日罪強化月間ですね!!
【1(いい罪木) 1(ィ) 月】
というわけで、日罪ssを投下させていただきます!!
自分はあんまりキチガイssを投下した事がない(大嘘)なので
得意なジャンルのシリアス(大嘘)でいきたいと思います!!
では、次から始めます!!
最後まで見てくださったらありがたいです!!(本音)
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- 2 : 2014/11/18(火) 20:39:09 :
- 期待しないわけがないです。
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- 3 : 2014/11/18(火) 20:59:14 :
- 頑張れ!
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- 4 : 2014/11/18(火) 21:19:29 :
- 日罪!日罪!日罪!
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- 5 : 2014/11/18(火) 21:20:03 :
- 期待ッス!
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- 7 : 2014/11/18(火) 21:27:45 :
私の名前は、罪木蜜柑。
嫌いなものは梅干しです。
『超高校級の保険委員』という事で、希望ヶ峰学園に通わせてもらっています。
性格は暗い方で、普通の人よりも嫌われやすい性格かと思います。
そんな私は、希望ヶ峰学園内の保健室にいることが多いです。
【いることが多い】……というより、【ここ以外に居場所が無い】と言った方が正しいかもしれません。
だって私は、
虐められているのだから……
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- 8 : 2014/11/18(火) 21:28:25 :
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俺の名前は日向創。
希望ヶ峰学園の予備学科の生徒だ。
『予備学科』___。それがコンプレックスで自殺も考えていたりする。
が、とりあえず今は止めておこうと思っている。
今は死ねない理由がある。
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- 9 : 2014/11/18(火) 21:29:08 :
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虐めが始まったのは、希望ヶ峰学園に入学してから3ヶ月たった日の事でした。
ある生徒が、私の上履きを隠したのです。
その生徒にとっては、ほんの悪戯のつもりだったのかもしれません。
でも一回『それ』が始まると、虐めが始まり、エスカレートするのに、それほど時間はかかりませんでした。
今では、この学園の全員が私を虐めるようになっています。
…ある一人を除いて。
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- 10 : 2014/11/18(火) 21:29:44 :
俺は、保健室へ足を運んでいる。
決して怪我をしたわけではない。
早退をする為でもない。
ただ、保健室にいる『罪木蜜柑』に会いたいからだ。
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- 11 : 2014/11/18(火) 21:31:26 :
その人とは『日向創』さんの事です。
彼は私を虐めようとはしなませんでした。
それどころか、最近、彼は私に会いに保健室にやってきます。
『なぜ彼は私を虐めないのか?』
『なぜ彼は私に会いに来るのか?』
理由はどうでもよかった。
人に優しくしてもらえるーーー。
愛を知らない私には、たったそれだけの事が、人を好きになってしまう十分な理由になります。
…そろそろ彼が保健室にやってくる時間です。
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- 12 : 2014/11/18(火) 21:32:45 :
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俺が死ねない理由…
それは『罪木蜜柑』だ。
日向「俺は知っている」
彼女が虐められている事を。
もし俺が死んでしまったら、誰も彼女を守ろうとはしないだろう。
だから、今は絶対に死ねない。
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- 13 : 2014/11/18(火) 21:35:59 :
罪木「私は知っている」
彼が、私を虐めから守ろうと頑張っている事を。
そのせいで虐めの標的が、彼に移ろうとしている事も。
彼を守るには、私が犠牲になるしかないのです。
【どちらかが、犠牲にならなければならない】
残酷な運命が、私の心に突きつけられます。
罪木「…どうやら私の初恋は、実りそうもないみたいです」
私は何かに呟きました。
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- 14 : 2014/11/19(水) 22:08:58 :
保健室に向かう途中、罪木を虐めているグループの連中に出会った。
その中の一人が、俺に話しかけてくる。
左右田「よう!! えーっと…誰だっけ?」
もちろんこいつ等は俺の名前も、顔も知っている。
桑田「左右田先輩!! いくら予備学科の雑魚だからって、忘れるのはヒデェっすよww」
左右田「じゃあお前、コイツが誰だか覚えてんの?」
桑田「覚えてるわけねーじゃないですかw」
左右田「ヒデェww」
日向「・・・で、なんだよ」
話が一向に進みそうもないので、俺から切り出す事にした。
左右田「ああ、お前さ…『罪木蜜柑』の事好きなんだろ?」
左右田「あいつが虐められてるの見るたび邪魔してるし…」
日向「…だったらどうした?」
左右田「悪いけど、諦めてくんねぇ?」
日向「は、なんでだよ」
「虐めにくいんだよ、お前がいたら」
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- 15 : 2014/11/20(木) 17:01:09 :
- お前はそんなだからソニアさんに嫌われるんだよ左右田!
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- 16 : 2014/11/20(木) 18:28:45 :
- >>15
本来の左右田はいいやつなんです!!!
ちょっとストーカー癖があるだけなんです!!!
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- 17 : 2014/11/20(木) 18:29:02 :
日向「・・・」
左右田「この間も邪魔しやがって…」
左右田「こっちはな、ストレス溜まってんの。おとなしく発散させろって。」
コクコクと、後ろの連中が頷く。
ストレス…発散…虐め…か。
深層吐き気がする。自分の為に人を傷つけていいわけがない。
日向「クズが…」
俺は吐き捨てる用に言った。
桑田「ああん!? お前、今、何つった!!!?」
桑田「こっちはな…お前みたいなお気楽予備学科と違って、日本の将来を担う『超高校級』の人間なんだぞ!!!」
桑田「ストレスも予備学科と違ってマッハでたまんだよ!!!」
日向「…お前らみたいな奴が、日本の将来?」
日向「笑わせんなよ」
日向「そんな事になってみろ。この国の終わりだよ」
俺は本心を言った。
…だってそうだろう?他人の痛みに気づけない奴なんかが、人の上に立っていいはずがない。
左右田「…うぜえーんだよっ!!!」
桑田「死ね!!!」
日向「グフッ…!!!」
桑田という奴が、俺の腹に蹴りを入れる。
骨の軋む音が、身体に響き渡る。
俺はたまらず地面に倒れる。
桑田「ハッハッハッハ!!! ゴチャゴチャ煩い奴は、最初からこうすりゃいいんだよ!!!」
日向「クソ野郎…!!!」
脚に力を込め、立ち上がろうとする俺に、左右田という男が話しかけてきた。
左右田「ん? もしかして、やり返そうとしてんの?」
日向「当たり前だろ…!!!」
左右田「まあやってもいいけど、そしたら希望ヶ峰学園から出て行ってもらうからな?」
日向「は?」
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- 18 : 2014/11/20(木) 19:02:49 :
- 日向君、ボクと契約して、希望になってよ
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- 19 : 2014/11/20(木) 22:16:01 :
- >>18
なんか契約の代償が重そうです!!
腎臓全部!! みたいな
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- 20 : 2014/11/20(木) 22:16:09 :
突然の言葉に、頭の中が真っ白になる。
左右田「『予備学科が、本校生徒に暴行!!!』なんて事があってみろ」
左右田「学校側は、必ずお前を退学にさせるさ」
日向「で、でも…!!!」
桑田「でもも何もねーんだよ!!!」
桑田「お前は必要とされてないけど、俺たちは必要とされている」
桑田「たったそれだけの違いだよ!!!」
日向「・・・」
必要とされてない----・・・
その言葉が、俺の心に深く深く、突き刺さる。
そして、改めて理解する。俺は何も持っていないことを。
左右田「お前、パパとママに頼み込んで予備学科に入れたんだろ?」
左右田「だったら、せっかくの予備学科ライフを楽しまないとなぁ〜?」
桑田「ククク…」
日向「・・・」
左右田「これは説教のお礼だよ!!!」
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- 21 : 2014/11/20(木) 23:03:47 :
左右田のパンチが俺の顔面にブチ当たる。
鈍い音がした。意識は飛ばなかったみたいだが、変わりに地獄のような苦しみが俺を襲う
日向「グッ…アアア…グフッ!!!」
思わず声が漏れ出る。
桑田「おいおい、情けないな!!!」
左右田「頑張ってみろよ!!!」
日向「グフッ…」
倒れている俺に、左右田は追い打ちをかける。
背中を踏みつけ、体重を乗せる…
日向「グアッ…グフッ…」
左右田「オラオラどうした?」
左右田「『止めて下さい。左右田様。私が間違っていました。』って言ったら止めてやってもいいぞ?」
日向「・・・い」
左右田「ん? 何だって?」
左右田「もっと大きな声で言ってくれないとわかんないよ?」
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- 22 : 2014/11/21(金) 17:28:17 :
日向「い…」
日向「『言うわけねーだろ、クソ野郎…』って言ったんだよ…!!!」
俺の精一杯の強がりだ。
左右田「ケッ…!!!」
左右田「桑田ァー・・・お前もやってやれ」
桑田「了解!!!」
日向「・・・グッ」
桑田は脚を、俺の手の上に乗せた。
グリグリ…と脚をねじり、痛みを与えてくる。
日向「・・・」
俺は無言で激痛に耐える。
桑田「ソレソレソレッ!!」
日向「あ"あ"あ"あ"あ"あ"…!!!」
桑田はこれでもかと、俺の手を踏みつける。
剥げるんじゃないかってくらいの痛みだ。
日向「グスッ…グスッ…」
たまらず涙が、目から零れ落ちる。
自分が情けない。
日向「や…止めろ"…」
左右田「止めて下さい…だろ?」
左右田達は止めるどころか、さらに体重を乗せてきた。
手が麻痺してくる。
背中を上から押さえつけられ、呼吸もまともに出来ない。
頭の中には、もはや冷静のれの字も残ってはいない。
左右田「フフッ…」
桑田「ククク…」
こいつら、人が苦しんでいるのを見て笑っていやがる…
身体中から怒りが湧き出てくる。
もう…どうでもよくなってきた。
そうだ…こいつらをブン殴ったら全てが丸く収まるんじゃないか?
俺はスッキリするし、こいつらも痛い目をみることになる。
もしかしたら反省もするかもしれない。
それに、ブン殴ったら俺は予備学科から退学だ。
そうすれば二度と予備学科の事で頭を悩ませなくていい。
予備学科から退学した後は、どっかの男子校に行ってワイワイやるのもいいな…
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- 23 : 2014/11/21(金) 17:29:49 :
…考えれば考えるほど、これがベストな選択肢のような気がしてきた。
良し、殴ろう。
これで希望ヶ峰学園からもおさらば…
おさらば…?
罪木とも…
お別れ…
お…別れ…?
そうだ。
ここを出たらもう罪木に会えない。
なぜか、そんな気がする。
それだけは…死ぬより嫌だ。
罪木…
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- 24 : 2014/11/21(金) 18:12:22 :
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「…さん!!」
「さん!!」
…ん?誰だ…?
目がぼやけて、顔がみえない。
「…日向さん!!」
日向「!!!」
日向「罪木…!?」
罪木「日向さん!!」
日向「俺は?…っ痛!?」
身体中がかなり痛む。
手は黒ずんでいる。内出血でもしたのだろうか?
そして制服は埃だらけでボロボロだ。
いかにも、よくある虐められっ子の服装だった。
…なるほど、だんだん状況が読めてきた。
俺は左右田達に散々痛めつけられ、気絶してしまったのだろう。
そしてあいつらは、飽きてどこかに行ってしまった…
悔しさが込み上げてくる。
俺に力がないばっかりに…
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- 25 : 2014/11/21(金) 18:18:11 :
罪木「だ、大丈夫ですか!!?」
日向「ああ、大丈夫だ…」
罪木「・・・」
罪木「どうして…どうして、そんなにボロボロなんですか?」
日向「…ちょっと、喧嘩で負けちゃってな」
日向「ハハハ…」
罪木「・・・」
罪木(……私は知っている)
彼が満身創痍になっている、本当の理由を。
喧嘩なんかじゃない。
一方的な暴力だ。
罪木「日向さん…」
日向「そんなに心配しなくてもいいぞ?」
日向「俺は…大丈夫だからさ」
嘘。
全然、大丈夫なんかじゃない。
彼は私に心配をかけたくないだけだ。
心も身体も傷付いている。
それは、たくさん虐められてきた私が一番よくわかっている。
だからこそ、私は許せない。
私ために好きな人が傷つく事を。
罪木「…なんで、私を庇うような事をしたんですか!!!」
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- 26 : 2014/11/21(金) 18:47:19 :
日向「か、庇う!? 何の事だ!?」
全部お見通しかよ…
日向「だからさっきも言っただろ?喧嘩だって…」
嘘を嘘で塗り固める。
罪木「違います!! 喧嘩なら顔にも傷があるはずです!!」
罪木「でも…日向さんは、外からは見えにくいお腹や背中、手などがやられてるんです!!」
罪木「どう考えても、虐めなんですよ!!」
さすがは『超高校級の保険委員』だな…
ここまで言われたら認めざるを得ない。
日向「・・・ああ、そうだよ」
日向「でも、罪木には関係ない」
日向「これは俺の問題なんだ」
日向(……俺は知っている)
彼女が誰よりも優しい事を。
自分の為に俺が傷ついたと知れば、自己嫌悪で鬱になるんじゃないかってくらい。
日向(だから…本当の事は絶対に言えない)
-
- 27 : 2014/11/21(金) 21:11:25 :
罪木「関係なくないです!!」
罪木「好きな人が気づつけられて、平気なわけないじゃないですか!!!」
日向「・・・」
日向「…お」
日向「俺だってそうだよ!!!」
日向「俺だってお前が傷つくのは見たくないんだ!!!」
日向「だって…」
日向「俺はお前の事が好きだから!!!!!!」
-
- 28 : 2014/11/21(金) 21:14:47 :
罪木「えっ…い、今!?」
日向「あ」
罪木「すすすす…好きって…!!?」
日向「あーーー・・・」
罪木「ほ、本当ですか!?」
日向「・・・本当だよ」
日向(しまった…つい流れで…)
日向(というか)
日向「気づいてなかったのかよ!!?」
罪木「は、はい…」
日向「マジかよ!!?」
日向(鈍感だな…というか天然か)
罪木「…もしかして、これって夢なんですかね?」
日向「えっ!!?」
罪木「こんな嬉しい事があるなんて…」
そう言うと、罪木は自分のほっぺたを引っ張った。
顔が柔らかいのか、むにゅーという擬音がつきそうなほど伸びた。
罪木「イテテテ…」
罪木「ん? 痛い!?」
罪木「えっ!? 夢じゃない!!!?」
日向「ハハハ…さっきからそうだって言ってるだろ?」
罪木「!!」
罪木「ふぇぇ…」
日向「な、なんで泣くんだよ!!?」
罪木「グスッ…だって、本当に嬉しいんです」
罪木「好きな人に好きって言ってもらえて…」
日向「罪木…」
罪木「グスッ…ふぇぇ…」
日向「・・・まあ、何はともあれ、両思い?だったんだし」
日向「めでたしめでたし!!」
日向「ってやつだよな!!」
罪木「…はい!!」
日向「・・・」
罪木「・・・」
罪木「あの〜ちょっと聞いてもいいですか?」
日向「ん? なんだ? 」
罪木「日向さんは私の、どこが好きなんですか?」
日向「ええっ!!?」
罪木「いや…そういうの一応、聞いておくのが私の夢…っていうか」
日向「あー・・・」
日向「…か」
日向「・・・か…可愛いところとか?」
多分、今の俺の顔は、人に見せるのが恥ずかしいくらい赤かったと思う。
罪木「かっか…可愛いですか?」
罪木「私が…?」
…もういいや!!
どうにでもなれ!!
日向「そうだよ!! 可愛いよ!!!」
日向「髪の毛からつま先まで、全部可愛いよ!!!」
罪木「つま先まで!?」
日向「ああ、つま先まで、全部愛してるぞ!!!」
罪木「はぅ…う、嬉しいです!!」
日向「じゃあ、次は俺のターンだな!!」
日向「罪木は、俺のどこが好きなんだ!?」
罪木「ええ…あぅ…や、優しいところです!!!」
罪木「そ、そんな日向さんが大好きです!!」
日向「・・・お」
日向「俺も好きだーーーー!!!!」
罪木「私もです!!」
・・・などといった、リア充みたいなやりとりを3,4時間した後、俺は罪木を家まで見送り、
俺も家に帰った。
日向「ふぅ…ただいまー」
俺の心の中では、期待と不安が渦巻いていた。
明日からも、また虐めが始まると思うとやるせない気持ちになる。
日向「ハァ・・・」
ため息が溢れでる。
その次の瞬間
携帯の着信音が鳴る。
日向「誰だ…?」
携帯には、【希望ヶ峰学園】と表示されていた。
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- 29 : 2014/11/21(金) 21:28:42 :
翌日
左右田「日向の野郎、遅えな」
桑田「予備学科、辞めたんじゃないですか?」
左右田「カカカ…それもあり得るな!!」
桑田「ケケケ…」
左右田「・・・ん? どうやら辞めてなかったらしいぞ?」
日向「・・・」
校門から日向が入ってくるのを、教室から見つけた。
左右田「…ちょっと戯れてこよーぜ!!」
桑田「賛成っす!!」
校庭
日向「・・・」
桑田「日向先輩ーーー!!」
日向「…なんだよ」
左右田「金貸して!!?」
左右田「返さないけどさ‼」
日向「嫌だ…って言ったら?」
左右田「リンチだよ?」
日向「なるほど、じゃあ正当防衛だな!!」
そう叫ぶと、日向は俺の顔面を…殴った!!?
え・・・なんで!!?
い、痛い…鼻が割れる…!!!
左右田「いってええええ!!!!」
俺は顔を抑え、うずくまる。
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- 30 : 2014/11/21(金) 21:33:53 :
日向「なんだ、情けないな」
桑田「しょ、正気かよ…!!?」
日向「なにがだ?」
桑田「お…お前は、希望ヶ峰学園を退学になるんだぞ!!?」
日向「…フッ、昨日までだったらな」
左右田「は…どういう事だよ!!?」
日向「昨日、希望ヶ峰学園から俺に連絡があったんだ」
日向「【超高校級の相談窓口】として、俺を本校者に移すってな!!」
まさか、趣味で続けていた相談窓口が、俺の才能になるなんて思わなかった。
日向「だから、これからお前らと同じ本校者の生徒だ!! よろしくな!」
俺は笑顔を左右田達に向け、教室を目指し歩き出す。
日向(仕返し・・・なんて、すべきじゃないよな)
教室には、『あいつ』がいたーーーーーー・・・
日向「罪木!!」
罪木「日向さん…!!?」
俺は罪木をおもいっきり抱きしめる。
はたから見たら、ただのバカップルだろうか。
でも、まあ、・・・それもまた一興だろう。
青春ってやつだ。
END
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- 31 : 2014/11/21(金) 21:35:41 :
終わりです!!
シリアスって難しいですね!!
まあ、罪木は可愛いという事がいいたかったのです!!
見て下さった方、コメントして下さった方、どうもありがとうございました!!
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- 32 : 2014/11/21(金) 22:24:22 :
- 二人が幸せで良かった。
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- 33 : 2014/11/21(金) 22:31:25 :
- >>32
バッドエンドは原作だけで、十分です!!
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- 34 : 2014/11/22(土) 00:48:43 :
- おおお!こういう話だったんですね!
お疲れ様でした!!
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- 35 : 2014/11/22(土) 09:14:00 :
- 泣くぞ!
僕はもう泣くぞ!?
いいのかい!!?
お疲れ様でした!
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