QTPR~悪霊の館、異形の狩人~
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- 1 : 2014/11/10(月) 07:01:15 :
- 本作品は、Q(クトゥルフ)T(ティーアールピージー)P(プレイ)R(リポート)、つまりクトゥルフTRPGのプレイリポートを小説風に綴るものです。
この作品が多くの読者様に楽しんで頂けること、また、クトゥルフTRPGがより広まることを願っております。
では、スタートです
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- 2 : 2014/11/10(月) 07:17:02 :
- チュンチュン…
小鳥のさえずりが聞こえる、麗らかな朝。
ボストンで小さな診療所を開いている医師ムーレスド・ブレルク(以下ムーブ)は、旧くからの友人である私立探偵ベクター・ルガント(以下ベル)の事務所に来ていた。
ムーブは再開の挨拶もそれなりに、単刀直入にベルの目的を問う。
それに対しベルは、頭を掻きながら笑い、こう言った。
---手伝って欲しい依頼があるんだよ、と…
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- 3 : 2014/11/10(月) 07:20:46 :
- ムーブとベルの付き合いは実に長く、2人が学生の頃からずっと続いてきた。
波長が合うとでも言うのか、喧嘩こそあれど2人が仲違いすることは無かった。
時に助け、時に助けられ、時に遊び、時に学び、時に祝い、時に祝われ…
彼らは20台後半となった今でも、昔と変わらぬ仲であった。
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- 4 : 2014/11/10(月) 07:28:34 :
- ガチャッ…
おもむろに事務所のドアが開いた。
「やあ、どうも始めまして。君が彼の言っていたムーレスドかい?」
ムーブ「貴方が依頼人かな?」
ムーブは笑顔で答えた。
ベル「ああ、彼が今回の依頼人 ジョン・バーウェイさんだ」
ムーブ「なるほど。よろしくお願いします、ジョンさん」
ジョン「こちらこそ、ムーレスド。では早速依頼の方を話したいのだが…」
ムーブ「ええ、お願いします」
ジョン「実は、私が借家として貸し出している屋敷にポルターガイストが起こっている、という報告がきましてね。どうも嘘ではないらしい。」
ジョン「貴方達には、それを調べて頂きたい」
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- 5 : 2014/11/10(月) 07:29:29 :
QTPR~悪霊の館、異形の狩人~
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- 6 : 2014/11/10(月) 07:31:52 :
- キャラの説明です
ベクター・ルガント
男 私立探偵 24歳
数年前にそこそこの大学を好成績で出て夢見ていた探偵事務所をボストンに構える。
持ち前の閃きと行動力と話術で生活に困らない程度の収入はある。
バスケ等スポーツを嗜む。
尚、免許はとっているが車を使うときはレンタル。
持ち物
ルーペ、煙草、ライター、護身用の拳銃(22口径オートマチック)、財布、自動車免許、携帯電話、メモ帳とペン
(ステータス
STR…10 CON…10 POW…11
DEX…10 APP…11 SIZ…15
INT…15 EDU…12
各種ポイント
SAN値…55 アイデア値…75
幸運…55 知識…60
ダメージボーナス…25
耐久力…25
正気度ポイント…55
マジックポイント…11
技能
言いくるめ…70%
鍵開け…1%
写真術...20%
心理学…30%
図書館...50%
値切り…30%
法律…5%
目星…70%
説得…60%
個人的興味
鍵開け (1%)60%
忍び足(10%)49%
拳銃 (20%)50%
隠れる(10%)30%)
()内はTRPG内でのスペックです。見る必要はありません。
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- 7 : 2014/11/10(月) 07:33:25 :
- ムーレスド・ブレルク
男 医者 27歳
ボストンに勤めている医者。
腕はそこそこ良く、人柄も悪くはないためなかなかの人気。
日本の"カピバラさん"というぬいぐるみが好き。
持ち物
医療バッグ、自動車、医師免許、自動車免許、携帯電話、メモ帳とペン、財布
(ステータス
STR…9 CON…9 POW…11
DEX…11 APP…7 SIZ…16
INT…16 EDU…16
各種ポイント
SAN値…55 アイデア…80
幸運…55 知識…80
ダメージボーナス…25
耐久力…25
正気度ポイント…55
マジックポイント…11
技能
応急処置(30)…70
医学(5)…55
信用(15)…50
心理学(5)…25
精神分析(1)…50
生物学(1)…33
ラテン語(1)…35
薬学(1)…40
こぶし(50)…70
個人的興味
目星(25)…55
回避(20)…50
運転《自動車》(20)…65
投擲(25)…70)
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- 8 : 2014/11/10(月) 07:34:46 :
- なお、時代は2012年
舞台はマサチューセッツ州 ボストンです
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- 9 : 2014/11/10(月) 12:51:39 :
- ベル「ポルターガイスト…なるほど分からん」
ムーブ「興味深いな…」
思い思いの反応を取る2人。
ジョン「その屋敷に住んでいたマカリオ夫妻はその報告をした直後に精神を病んでしまいましてね。」
ジョン「そんな不気味な屋敷を放っておくわけにはいかない。そこで、貴方達にはその屋敷の調査を依頼したいのです。」
ベル「まあ依頼なら断る理由はありません。受けますよ。」
ムーブ「なるほど…ちょうど診察の予定もなくて暇だ。いいでしょう」
2人は、この依頼を受けることに決めた。
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- 10 : 2014/11/10(月) 12:54:35 :
- ベル「ところで、ポルターガイストって言いますけど具体的にはどんな現象が起きてるんですかね?」
ジョン「ポルターガイストの連絡時、マカリオ夫妻は酷く混乱していてね。内容までは聞けなかったんだ。」
ジョン「彼らは今、町外れの精神病院(サナトリウム)に入っている。良ければ訪ねてみてはどうかな?」
ベル「サナトリウム…ね」
一瞬思案するベル
ベル「分かった、尋ねてみるよ」
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- 11 : 2014/11/10(月) 12:56:23 :
- ムーブ「ああ。そうだ、電話番号を交換してもらえるかな?」
ムーブ「一応もしもの時のために…ね。」
ジョン「ふむ、確かにそれもそうだね。」
2人は、ジョンと連絡先を交換しあった。
ベル「じゃあ、取り敢えずサナトリウムに向かおうか?」
ジョン「おっと、待ってくれ」
ムーブ「?」
ジョン「いくつか、言っておく事がある」
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