エレン「これでいい」 超短編
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- 1 : 2014/11/08(土) 09:55:07 :
- シリアス系書きたい。
それだけのために立てたスレです。
短いです、キャラ崩壊少なめに頑張ります。
1レスではありません。
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- 2 : 2014/11/08(土) 10:02:52 :
- エレンside
エレン(母さんが食われて一週間になった)
エレン(俺とミカサは立ち直りつつある)
エレン(近いうち、巨人掃討作戦の計画も開拓地で発表された)
エレン(また、大切な人を失うのだろうか…)
ミカサside
ミカサ(おばさんが死んだのは悲しい。エレンの笑顔がみれないのも悲しい。)
ミカサ(悲しい心だけが私を支配する)
ミカサ(肉体を完璧に操れる私でも)
ミカサ(心までは操れないようだ)
ミカサ(どうせならば)
ミカサ(心までも操れれば良かったのに)
ミカサ(この気持ちから立ち直らなければ、私は一生この気持ちを背負うことになる)
ミカサ(早く、立ち直らなければ)
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- 3 : 2014/11/08(土) 10:06:36 :
- アルミンside
アルミン(ミカサもエレンも、僕の前では悲しい顔を見せない)
アルミン(大切な人を失ったのに、だ)
アルミン(僕は弱い人間だ)
アルミン(だから慰める事も出来ず、ただ二人を見てるだけ)
アルミン(でも、だからこそ、強い人間になる)
アルミン(守ってもらうんじゃない、守れる人間になる)
アルミン(まず、その一歩を踏み出す)
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- 4 : 2014/11/08(土) 10:11:51 :
- アルミン「エレン、ミカサ!もらって来たよ!」
エレン「おお、ありがと」
ミカサ「助かる」
アルミン「掃討作戦、明後日だって」
エレン「随分早いな」
アルミン「2割の人口を失っても食料不足なんだ。仕方ないって言ったら仕方ないね」
エレン「でも」
エレン「お前のじいちゃん大丈夫なのか?」
アルミン「…仕方なかったんだよ」
エレン「…そうか」
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- 5 : 2014/11/08(土) 10:14:33 :
- アルミン(わかってたけど、やっぱり辛い)
アルミン(こんな奴だからだろう、失う前に諦めるのは)
アルミン(こんな時こそ助け合うべきだと思うけどな)
アルミン(考えるだけで口には出さない)
アルミン(やっぱり僕は卑怯者だ)
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- 6 : 2014/11/08(土) 10:20:19 :
- アルミン爺「忘れ物を取りに行ってくるよ」
アルミン「そんな…そんなぁ!」ポロポロ
エレン「…」
ミカサ「酷い…」
モブ「出港だ!ジジイ!早く乗れ!」
アルミン爺「すまんの、もう年なもんで」
エレン「畜生…まただ…」
エレン「また…」
何も出来なかった…
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- 7 : 2014/11/08(土) 10:25:36 :
- 1年後
キース「貴様は何者だ!」
エレン「シガンシナ区出身、エレンイェーガーです…」
キース「声が小さい!もう一度だ!」
エレン「シガンシナ区出身、エレンイェーガーです!」
キース「何しに此処へ来た!」
エレン「調査兵団に入って!いなくなった父親を探すためです!」
キース「そうか!しかし貴様のようなヒョロヒョロの父親など巨人に食われて死んでいるだろうな!」
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- 8 : 2014/11/08(土) 10:29:39 :
- エレン(まあ)
エレン(この選択も)
エレン(これでいい)
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- 9 : 2014/11/08(土) 10:44:07 :
- エレン「オラァ!」ブン
ライナー「うぉっ!?」バタッ
エレン「おい、大丈夫か?」
ライナー「いてて…やっぱりお前、強いな…」
エレン「悪い。手加減ってのが苦手なもんでな」
ライナー「全くだ。少しは覚えろ」
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- 10 : 2014/11/08(土) 10:57:20 :
- ライナー「おい。あそこに居るのはアニじゃねえか?」
エレン「ん?ああ…あの小さいやつ」
ライナー「そうだ。サボってる奴にはお仕置きが必要だな」
ライナー「教官の頭突きは嫌か?」
アニ「…何のつもり?」
ライナー「それ以上背を縮めたくないのなら」
ライナー「真面目に訓練することだな」
アニ「…」ゴゴゴゴ
エレン「ちょ、何言ってんだよ!」
ライナー「逝け!エレン」
エレン「俺かよ!」
エレン「アニ!やり方は知ってるな!行くぞ!」
アニ「ふっ!」ビュン
エレン「うおっ!?」グルン
アニ「次は…アンタの番だね…」
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- 11 : 2014/11/08(土) 10:59:58 :
- ライナー「いや…俺はエレン「やれよライナー」
ライナー「わかったよ…やってや」グルン
ライナー「あ」
アニ「お終い。もう行っていいかい?」
ライナー「あ…ああ」
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- 12 : 2014/11/08(土) 16:29:22 :
期待&支援!!!!
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- 13 : 2014/11/11(火) 17:42:45 :
- エレン(とりあえず、皆との交流を深めた)
エレン(作戦実行)
エレン「マジ、104期つまんねーな」
エレン「自主訓練の方が効果ある気がするぜ」
エレン「それにミカサやアルミンやらライナーやら、気に入らない奴が多すぎ」
エレン「ほんっと、反吐が出るぜ」
エレン(初手はこんな感じでいいか)
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- 14 : 2014/11/11(火) 17:52:21 :
- 食堂
エレン「オイオイ、何の騒ぎだよ?」
アルミン「僕もよく知らないけど、104期生の掲示板にメンバー全員の悪口が書かれた貼り紙が掲示板に貼ってあるらしい」
ミカサ「私は筋肉ダルマと書かれていた。犯人を見つけたら削ぐ」
クリスタ「私は…自殺志願者…」ポロポロ
ユミル「よしよし、私が犯人を捕まえてやるからな」
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- 15 : 2014/11/11(火) 17:58:20 :
- エレン(わーお…此処まで反響があるとは思ってなかったね。ま、自分で自分の悪口書くのはアレだけど)
エレン(頑張った甲斐があったってもんよ)
エレン(どうやって皆に俺を意識させるか、だ)
エレン(そうだ、少し思いついた)
エレン「おいアルミン」トントン
アルミン「ん?何?」
エレン「仮説を立てよう」
エレン「犯人が」
エレン「俺だとしたら?」
アルミン「ん、それはないと思うな」
アルミン「そもそも、これは104期生以外の犯行だと思うよ」
アルミン「だって、エレンの名前もあるしね」
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- 16 : 2014/11/11(火) 17:59:43 :
- エレルさん、コメありがとうございます^_^
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- 17 : 2014/11/11(火) 18:08:08 :
- エレン(あちゃー、失敗失敗)
エレン(少し、面白いコトでもしない限りは…)
エレン「よしアルミン、見てろ」ガタッ
アルミン「エレン!何する気だよ!」
エレン「ちゅうもーーーーーく!」
ザワザワ ザワザワ
エレン「犯人が知りたい奴!」
エレン「教えてやるぜ」
エレン「犯人は」
エレン「俺だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ザワザワ アイツナニイッテンダ
エレン「いやぁ、スッキリしたぜ」ニヤニヤ
エレン「正直な事を伝えるってのはよぉ!」
エレン「お前らみたいなクズを周りにして生活してると、バカになっちまうぜ!」
エレン「いいか!もう俺様に話しかけるな!」
ジャン「さっきから」
ジャン「黙って聞いてりゃ!」
ジャン「言いたいことだけ言いやがってぇぇぇぇぇ!」
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- 18 : 2014/11/11(火) 18:18:16 :
- エレン(これだけはアニに感謝しないとな)
ジャン「うおおお!」ブンッ
エレン「甘い甘い」ケラケラ
エレン「ほんと、甘いよ」ボソッ
ドシャーン
アルミン「ジャン!」
エレン「どうする?まだやるか?」ニヤニヤ
ジャン「野郎ォ…」
アニ「動くな!」
ジャン「オイオイ、お前までエレンの味方かよ…」
アニ「私は私の味方しかしない…だけど」
アニ「今日だけはアンタの味方だ」
アニ「骨、折れてる。動いたら肺に突き刺さるかもね」
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- 19 : 2014/11/11(火) 18:22:51 :
- ミカサ「エレン」
ミカサ「これ以上、やめて」
ミカサ「あなたを、昼寝につかせてしまうかもしれない」
エレン「は?」
エレン「お前今」
エレン「なんて言った!?」シュッ
ミカサ(左ジャブ…右肩!)
エレン「とみせかけてーの」ピタッ
エレン「ストレート」ニヤッ
ゴキッ
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- 20 : 2014/11/11(火) 18:31:23 :
- 鈍い音。
それは俺が世界で一番嫌いな音。
そのはずなのに、それはとてもいい音に聞こえた。
はは、やっぱり俺、おかしいや。
だから、落ちる所まで、落ちてやる。
始めて出すかな。
この選択が正しいのかは分からないけど、まあこの選択もこれでいいだろう。
いくぜ、エレン。
俺の初陣。
もう一つのオレ、出動。
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- 21 : 2014/11/11(火) 18:37:46 :
- エレン「へへ」ニコニコ
エレン「これがオレですか。」ニコニコ
エレン「前よりはずっといい。」ニコニコ
エレン「ずっとずっといい」ニコニコ
扱いやすそうだ
エレン「っ、は!」ドン
ミカサ「やめて…ごめんなさい…ごめんなさい!」
エレン「もう遅い。」ニコニコ
アニ。次にサシャ、ベルトルト。上位勢を中心に、エレンに駆られていく。
ドゴッ
また鈍い音。
最後は僕だった。
意識が薄れていく。
フラフラ、ユラユラ。
視界が消える。
エレン「・・・めん・・な」
バタッ
全ての情報が遮断された。
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- 22 : 2014/11/11(火) 18:43:38 :
- どれぐらい眠っていただろうか。
もう、外は暗い。
僕以外の皆は既に起きていた。
泣き叫ぶ人、恐怖に怯える人、怒りを壁にぶつける人。
エレンにやられた腕には、包帯が巻かれていた。
医者が巻いたのだろうか、とても綺麗に巻かれている。
ハッと我に返って、周りを見回す。
教官、憲兵団、成績上位が数名。
エレンが暴走した、なんて言っても憲兵は信じてくれなさそうだ。
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- 23 : 2014/11/11(火) 18:48:22 :
- エレン騒動から2年が経った。
もう、落ち着いてきた。
エレンは、まだ皆に嫌われてる。
もうすぐ、卒団だ。
僕は、エレンが調査兵団に入って死ぬのを期待しているよ。
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- 24 : 2014/11/11(火) 18:55:56 :
- ミカサ「寒い…」
エレンからもらったマフラーは捨てた。
もう、エレンへの感情は何処かへ捨て去った。
でも、あんな人に成績で劣って居るなんて信じ難かった。
私は、調査兵団にはいる。
そして、あの頃のエレンの夢を受け継ぐ。
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- 25 : 2014/11/11(火) 19:06:49 :
- オレを出すのにあんなに身体を痛くするとは思ってなかった。
本当、怠い。
2年経った今でも痛くなることがある。
そういえば、書き続けている日記がもう3年になる。
毎日書くのがこんなに疲れるとは思わなかった。
はあ、毎日オレに任せようかな。
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- 26 : 2014/11/11(火) 19:16:34 :
- キース「成績上位十名を発表する。呼ばれた者は前に出ろ!」
キース「主席!エレン・イェーガー!」
エレン「…」
キース「次席!ミカサ・アッカーマン!」
ミカサ「ハッ」
キース「三番!ライナー・ブラウン!」
ライナー「ハッ!」
キース「四番!ベルトレト・フーバー!」
ベルトルト「ハッ」
キース「五番!アニ・レオンハート!」
アニ「ハッ」
キース「六番!ジャン・キルシュタイン!」
ジャン「ハッ!」
キース「七番!マルコ・ボット!」
マルコ「ハッ!」
キース「八番!コニー・スプリンガー!」
コニー「ハッ!」
キース「九番!サシャ・ブラウス!」
サシャ「ハッ!」
キース「十番!クリスタ・レンズ!」
クリスタ「ハッ!」
キース「以上が成績上位十名だ!この者達は憲兵団行きの権利を与える!」
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- 27 : 2014/11/11(火) 19:19:13 :
- ジャン「やっと…やっと憲兵団に行ける!やったぜマルコ!俺は勝った!」
マルコ「うん!ジャンは立派にやったよ!これで僕達は憲兵団だ!」
ミカサ(これで…夢を叶えられる…)
アルミン(卒団だ…僕はミカサについて行くだけだ!」
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- 28 : 2019/08/22(木) 22:54:46 :
- クソスレ乙っす
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