この作品は執筆を終了しています。
死への恐怖
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- 1 : 2014/11/04(火) 23:59:13 :
- シリアス…にしたいです…。
途中で削除する可能性大です…。
駄作になる……絶対……。
しかも更新遅くなるかも…。
みたいな感じで書いていきます…
それでもよければ見ていってくださると嬉しいです…
注意!!
※ミカサ、クリスタが途中で亡くなります…
※ユミルがかなり嫌なやつです…
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- 2 : 2014/11/05(水) 18:43:25 :
- 首席候補、ミカサ・アッカーマンが死んだ。
立体機動の練習中に起きた事故だった。詳細は明かされていない。しかし、首席確実と言われていたミカサが死んだことは、全訓練兵に衝撃を与えた――――。
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- 3 : 2014/11/05(水) 18:57:21 :
- エレン「もう、1週間か…。」
アルミン「まだ、1週間だよ…。」
ミカサの命日から、1週間がたとうとしていた。この日は休日で、朝食堂にいるものは少ない――と思いきや、今日は殆ど全員が食堂にいる。
エレン「……このままでいいわけないのにな。」
ミカサの命日から訓練兵全体の士気が下がっている。今日が休日にも関わらず多くの人が残っているのもその事が原因だろう。
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- 4 : 2014/11/05(水) 23:45:44 :
- エレン「あのさぁ、アルミン。俺はこのままじゃいけないと思うんだ。」
アルミン「どういうこと?」
エレン「確かに、ミカサが居なくなったことは辛い、けど、だからこそ訓練に励まなきゃならないと俺は思う。俺がこのままじゃミカサもきっと悲しいよな…。それに、絶対に海を見に行くと約束したじゃん。」
俺がそう告げると、アルミンはうつむいた。
アルミン「そんなこと、分かってるさ。でも、体がついてこないんだ…。」
その呟きは、エレンには届かなかった―――。
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- 5 : 2014/11/06(木) 15:20:13 :
- エレン「おいジャン!!お前なら最後の巨人は削げただろうが!!」
エレンの怒声が演習場に響きわたる。今日の午後の訓練は班に別れた立体機動演習だった。エレンはジャン、クリスタ、ミーナと一緒だった。
ジャン「はあ?あの体勢からうなじを削ぐなんて無理だろ。」
ジャンは呆れ顔だ。その表情にもっとイライラする。
エレン「普段のお前ならいけただろうが!!お前、立体機動得意なんだろ!!」
ジャン「得意っつっても…。あの体勢からいったら怪我するかもしれねぇだろ。」
エレン「あれがもし演習じゃなかったら!!巨人一体仕留め損ねてんだぞ!!」
ジャン「うるせぇな…。演習なんだからいいだろべつに…。」
エレン「……ああ、そうかよ。お前はどうせ内地に行くんだもんな。関係なかったな。」
そういうとエレンは舌打ちして去っていった。
クリスタ「エレン、どうしたんだろう…。」
ミーナ「なんか最近ずっとイライラしてるよね…。」
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- 6 : 2014/11/07(金) 20:34:48 :
- アニ「ん、どうかしたのかい?」
ミーナ「あ、アニ!!」
クリスタ「最近エレンが怒りっぽいなーって…。そういえばアニも対人格闘のときなんか言われてたよね?大丈夫?」
アニ「ああ、あれか…。大したことじゃないよ。こっちはいつも通りやってんのにあいつが勝手に手を抜いてるとか言ってきただけさ。イラついたから思いっきり投げ飛ばしてやったら黙ったけどね。」
ミーナ「そっかー…。」
アニ(ほんとはあのときは若干力が入らなかったんだけどね…。まあ、キレられたことにはムカついたから思いっきり投げたんだけど。)
アニ「それじゃ、私は行くよ。」スタスタ
クリスタ「あ、うん!じゃあね!」
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- 7 : 2014/11/08(土) 00:51:06 :
- エレン(くそ…俺はミカサの分も頑張らなきゃならないのに…)スタスタ
アルミン「あ、エレン!!」
エレン「お、アルミンか。」
アルミン「大丈夫?疲れた顔をしてるみたいだけど…。最近頑張りすぎじゃない?」
エレン「……俺は、ミカサの為に海に行かなきゃならないんだ。休んでなんていられるか。」スタスタ
アルミン「エレン……。」
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- 8 : 2014/11/08(土) 00:55:18 :
- エレン「アニ!!お前手を抜くなって言ってるだろ!!」
エレン「クリスタ!!乗馬のコツを教えてくれ!!」
段々エレンは変わっていった。そして、周りのみんなも――――――
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- 9 : 2014/11/08(土) 01:03:57 :
- エレン(さて、次は格闘訓練でもやるか…)スタスタ
壁|ヒソヒソ
訓練兵A「エレンってムカつくよな。」
訓練兵B「特にあのミカサが死んでから。」
訓練兵c「今までも駆逐駆逐うるさかったのに、ミカサが死んでからよりいっそううるさくなったよな。」
訓練兵A「あのミカサでさえ死ぬときは死ぬんだ。俺達だっていつ死ぬかわからないしな。」
訓練兵C「それで怖くなるのが普通なんだよ。あの死に急ぎ野郎が特別なだけで。」
訓練兵B「だよなー。誰だって死にたくはないもんなー。」
――死にたくない。
その思いが訓練兵全体に拡がっていくなか、やる気にみちあふれるエレンは異色の存在だった―――。
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- 10 : 2014/11/08(土) 11:34:03 :
- 期待
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- 11 : 2014/11/09(日) 01:34:56 :
- 期待
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- 12 : 2014/11/09(日) 01:35:02 :
- 続きは?
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- 14 : 2014/11/09(日) 10:51:06 :
- エレン「おいジャン!!お前もうちょっと速く動けるだろ!!」
今日もまた前と同じ班で立体機動演習が行われていた。
ジャン「うるせぇ!!こっちも頑張ってんだ!!」
ミーナ「ちょっと二人とも!!」
クリスタ「エレン、ジャンだって頑張ってるんだから!!」
エレン「……!!」チッパシュ
ミーナ「ちょ、ちょっとエレン!?」
エレン「もう俺一人でここからはやる!!」
ジャン「おい死に急ぎ野郎!!今回は班ごとに点数がつけられるんだ!!単独行動は慎め!!」
エレン「お前みたいなやる気のねぇ奴等とやってられるかよ!!じゃあな!!」パシュ
ジャン「ちっ……。おい、クリスタ、ミーナ。エレンはほっとこう。」
クリスタ「えっ!?」
ミーナ「ジャン!?」
ジャン「あんな自分勝手なやつはもうこりごりだ!!」パシュ
ミーナ「ちょっと!!」パシュ
クリスタ「あ、待って!!」パシュ
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- 15 : 2014/11/09(日) 11:03:15 :
- 期待
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- 16 : 2014/11/09(日) 11:07:50 :
- >>15
ありがとうございます!!
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- 17 : 2014/11/10(月) 21:27:17 :
- ~集合場所~
ジャン「ふぅ。」スタッ
ミーナ「ジャン!!早いよ!!」スタッ
クリスタ「やっと終わった…。」スタッ
ミーナ「大丈夫、クリスタ?」
クリスタ「大丈夫だよ…。ところでエレンはもういる?」
ジャン「いねぇみてぃだ。」
クリスタ「えっ…。何かあったのかなぁ…。」
ジャン「ふん。あんなやつ森で怪我してればいいんだ。」
キース「おい!!第16班!!」
クリミージャン「はっ!」シンゾウヲササゲル
キース「話がある!!こちらへこい!!」クルッスタスタ
クリミージャン「はっ!」
クリスタ「……エレンのことかな…。」
ジャン「ちっ…。」スタスタ
ミーナ「……。」スタスタ
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- 18 : 2014/11/10(月) 21:38:19 :
- 期待です!!
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- 19 : 2014/11/10(月) 22:29:11 :
- 期待
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- 20 : 2014/11/11(火) 00:33:00 :
- 期待
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- 22 : 2014/11/11(火) 21:25:31 :
- キース「イェーガーはお前たちの班だな?」
ジャン「はっ!そのとおりです!!」
キース「イェーガー!!こちらへこい!!」
エレン 「はっ!」スタスタ
キース「今回の演習でははんごとの行動だったはずだ…。なぜお前らとイェーガーが別々にここにたどり着いた?」
クリスタ「えっと…それは、森で……。」オロオロ
エレン「……俺がその班から意図的に離れたからです。」
ミーナ「ちょっとエレン!?」
キース「ほほう…。それはどういうことだ…?」
エレン「……主にそこのキルシュタイン訓練兵がそうなんですが、この班と共に行動するより、そして単独で行動した方が訓練になると考えたからです。」ボソボソ
キース「つまり、責任は全て貴様にあるということだな?」
エレン「…………。」
キース「どうなんだ!!」
エレン「……はい、そうです。」
キース「よし、イェーガー。貴様は死ぬ寸前まで走れ。そして晩飯も抜きだ。」
エレン「はっ。」シンゾウヲササゲル
キース「他のものは連帯責任として晩飯を半分とする。」
クリミージャン「はっ。」シンゾウヲササゲル
キース「それではいっていいぞ。」スタスタ
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- 23 : 2014/11/11(火) 21:29:15 :
- 期待です!
頑張ってください!
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- 24 : 2014/11/11(火) 23:32:32 :
- >>23
ありがとうございます!!
頑張ります!!
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- 25 : 2014/11/12(水) 21:10:34 :
- ジャン「おい死に急ぎ野郎…。てめぇのせいで俺達まで罰をくらったじゃねぇか…。」ギロッ
エレン「……。」スタスタ
ジャン「おい!!」
ミーナ「ちょっとジャン!!」
クリスタ「喧嘩はやめよ?止められなかった私たちも悪いんだし…。」
ジャン「くっそ…。」
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- 26 : 2014/11/12(水) 21:20:38 :
- ~サシャが走っていたところ~
エレン「ハァハァ…」トットットッ
ライナー「おい、エレン。もうすぐ夕飯の時間だぞ?」
エレン「今日は俺は夕飯抜きだ。」トットットッ
ライナー「そ、そうか。なんかすまん。」
エレン「別にいいよ。じゃあな。」トットットッ
ライナー「お、おう。」
ベルトルト「あれ、ライナー。食堂に行かないの?」
ライナー「あ、ベルトルトか。エレンに声をかけたんだがな…。今日は夕飯抜きらしくて。」
ベルトルト「それか。あっちでジャンがエレンのせいで夕飯が半分だって騒いでいたよ。なんか今日の演習で単独行動したんだってさ。」
ライナー「珍しいな。最近はみんなに合わせてきていたんだが…。」
ベルトルト「なにか事情があったんでしょ。そっとしておいたほうがいいでしょ。」
ライナー「そうか……。」
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- 27 : 2014/11/12(水) 21:21:09 :
- 期待
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- 28 : 2014/11/13(木) 00:52:07 :
- >>27
ありがとうございます!!
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- 29 : 2014/11/13(木) 18:24:23 :
- ~食堂~
ユミル「おお!いとしのクリスタ!!」ギュッ
クリスタ「きゃぁ、ユミル!!みんなの前で大きな声でそんなこと言わないで!!」
ユミル「そんなこと言うなよ~、今日の演習大変だったんだぜ?あの坊主が途中ではぐれてさ~。集合場所に着くのが予定より二時間ぐらい遅れてし。ハゲ教官には説教されるし…。クリスタには会えないし…。
とにかく最低だったぜ。クリスタ成分を補給しなきゃしんじまう…。」ギュッ
クリスタ「もう!ユミルったら!!コニーのこと坊主なんて読んじゃダメでしょ!!」
マルコ(あ、ハゲ教官はいいんだ…。)
クリスタ「とりあえず食事をとってこよう?」
ユミル「あー、私がとってくるからクリスタは待っとけよ。」
クリスタ「あ、今日の私の食事は半分の量だから…。自分で取ってくるよ。」スタスタ
ユミル「おう、そうか。……って!?なんで半分なんだ!?」
クリスタ「あー……。今日は調子が悪いから、教官に頼んで…。」シドロモドロ
ユミル「嘘つくなよ、クリスタ。いつもなら体調が悪いとき、残りはいつもサシャにあげてるだろ、お前。わざわざ半分の量のもらう必要はない。」
クリスタ「も、もう!細かいことはいいじゃない!!」ダッシュ
ユミル「クリスタ!!くっそ…。」
ジャン「あーあ…。半分じゃ足りねぇよ…。」ハァ
ユミル「……おい、ジャン。お前の夕飯って半分なのか?」
ジャン「ん、ああ。そうだぜ。」
ユミル「お前は今日の演習でクリスタと同じだったな…。クリスタの夕飯が半分なのと関係あるのか?」ギロリ
ジャン「そうだ。死に急ぎ野郎のおかげでな。」
ユミル「何があった。」
ジャン「アイツが単独行動したんだ。そのお陰で連帯責任として夕飯が半分になっちまった…。まあ、あいつは夕飯抜きと死ぬまで走れって言われてたけどな。」
ユミル「あのやろぉ…。私のクリスタの食事を減らすだなんて…。ただじゃおかねぇ……。」
クリスタ「ちょっとユミル!!止めてよ!!」
ユミル「おお、クリスタ!!」
クリスタ「エレンになにかしたらもう絶交だからね!!」
ユミル「大丈夫だ、クリスタ。ちょっとわからせるだけだから。」
クリスタ「もう、ユミルなんて知らない!!」スタスタ
ユミル「待ってくれ!!」
ジャン「……騒がしいやつだな。」
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- 30 : 2014/11/13(木) 18:26:38 :
- 期待
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- 31 : 2014/11/13(木) 18:30:46 :
- >>30
ありがとうございます!!
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- 32 : 2014/11/13(木) 18:39:46 :
- クリスタ「あ、サシャ!!」
サシャ「クリスタ!!あれ、今日はいつもよりご飯の量が少ないような…。」
ユミル「死に急ぎ野郎のせいだってよ。あとで…。」
クリスタ「ユミル!!」
サシャ「だ、ダメですよユミル!!エレンになにかしたらミカサに殺されハッ……なんでもありません。」
ユミル「……そういえばそうだったな。」
クリスタ「ミカサ…。」
サシャ「な、なんかすいません!!変な空気にしちゃって…。」
ユミル「……ったく、ほんとだよ。お詫びにお前のパンの半分をクリスタに分けてやれ。」
サシャ「ええ!?私に食料を渡せとな!!ユミルが渡せばいいじゃないですか!!」
ユミル「私もあげるが、全部というわけにはいかないだろ!!」
サシャ「……まあ、いいですよ。クリスタにはいつもお世話になってますし…。」シブシブ
クリスタ「いいよ、サシャ。これは罰なんだからしっかり受けなきゃ。」
サシャ「で、ですよね!!」ジュルリ
ユミル「おい、サシャ。」
サシャ「ダメですよクリスタ!!クリスタの体は細いんですからしっかり食べなきゃ!!」アセアセ
ユミル「そうだぞー。」
クリスタ「……!!ありがとう、サシャ。今度なにかあげるね!!」
サシャ「ありがとうございます!!ところでそろそろ食事を始めませんか?さっきから私のお腹の虫が……。」ギュー
クリスタ「うん、そうしよう♪」
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- 33 : 2014/11/13(木) 19:50:25 :
- 期待
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- 34 : 2014/11/13(木) 19:52:44 :
- >>33
ありがとうございます!!
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- 35 : 2014/11/14(金) 20:30:30 :
- ~女子寮~
クリスタ コソコソ
ミーナ「あれ、クリスタ?もうすぐ消灯だよ?」
クリスタギクッ「あー、ちょっとトイレに…。」アセアセ
ミーナ「そっか。早く戻ってこないと点呼に間に合わないよー。」
クリスタ「うん、ごめん!!」ガチャスタスタ
ユミル ジー
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- 36 : 2014/11/14(金) 20:31:45 :
- 期待
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- 37 : 2014/11/14(金) 20:44:52 :
- ~エレンが走っているところ~
クリスタ(こんなことを二回もすることになるなんて…。前はサシャだったなぁ…。ユミルにはあのときはじめてあったんだっけ…。)スタスタ
エレン ハアハアトットットッ
クリスタ(エレン、まだ走ってる…。)「エレン!!」
エレン「クリスタか…。なんのようだ?」トットットッ
クリスタ「もうすぐ消灯だよ?部屋に戻ったら?」
えレン「……そんなことかよ。俺はまだ死ぬまで走ってねぇ。用事はそれだけか?俺はもういく。」
クリスタ「え、ちょっと待って!!あの、はい、これ……。」ゴソゴソ
エレン「……なんでパンなんか。お前らだって半分の量だったんだろう?俺のせいなんだから俺なんかに渡さずに自分で食えよ。」
クリスタ「私はユミルとかに分けてもらったから…。」
エレン「はっ。女神様はみんなから分けてもらえるのかよ。いい身分だな。俺なんかに渡す前にミーナやジャンには渡したのか?」
クリスタ「えっ…いや……。」
エレン「俺なんかよりあいつらに渡せよこの偽善者。」
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- 38 : 2014/11/14(金) 20:45:09 :
- >>36
ありがとうございます!!
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- 39 : 2014/11/14(金) 20:48:57 :
- うわぁ…エレン、かわいそう(泣
期待ぃぃぃぃい!です!
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- 40 : 2014/11/14(金) 20:55:58 :
- 続きが楽しみ
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- 41 : 2014/11/14(金) 21:03:15 :
- ユミル「おいおい。エレンよぉ。」
エレン「はん、保護者のお出ましか。」
クリスタ「ユミル!!」
ユミル「黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって…。」
エレン「うるせぇな。話しかけてきたのはクリスタのほうだろ?」
ユミル「そうだとしてもだ。せっかくのクリスタの行為にたいして偽善者はねぇんじゃねぇのか?」
エレン「だってそうだろ。ミーナやジャンの方が俺のとばっちりくらってるのにそいつらじゃなくて原因の俺に渡しに来たんだぜ?
どうせエレンは食べれなくてかわいそう…とかおもってんだろ?俺がいつそんな文句を言ったんだよ。俺が原因なんだからそれぐらい当然だ。勝手に親切を押し付けてくるな。」
ユミル「くっ……。」
エレン「おい、クリスタ。小さな親切余計なお世話、だ。」
ユミル「……そろそろいい加減にしねぇとお前のからだが吹っ飛ぶぜ…?」
クリスタ「ちょっとユミル止めてよ!!確かに私が悪いんだし…。」
ユミル「でもクリスタ!!」
クリスタ「確かに私が悪いんだし…。でも、エレン。私がエレンにパンを持ってきたのは、最近のエレンが少し辛そうだからだよ。ミカサがいなくなってから…エレンはすごく辛そうだよ。ミカサがいなくなって辛いのはわかるよ…。でも」
エレン「お前にわかるのか?」
クリスタ「え?」
エレン「お前にお俺の気持ちがわかるのかよ!!」
クリスタビクッ
エレン「お前みたいなやつに俺の気持ちがわかってたまるか。周りに女神だの天使だの言われてほんとにその気になっちまったのかよ。調子に乗るなよ。」
クリスタ ボウゼン
ユミル「お前も調子に乗るなよ!!」パーン
エレン ヒリヒリ「……暴力でしか解決できないのか。シガンシナにいたいじめっ子そっくりだ。軽蔑する。」スタスタ
ユミル「……っ!おい、クリスタ。戻ろう。あんなやつの言うこと気にするな。」
クリスタ「私は…私は…。」フラフラ
ユミル「クリスタ!!」スタスタ
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- 43 : 2014/11/14(金) 21:06:53 :
- 期待
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- 44 : 2014/11/14(金) 21:07:00 :
- 続きが楽しみ
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- 46 : 2014/11/14(金) 22:14:23 :
- 続きが楽しみ
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- 47 : 2014/11/14(金) 23:41:10 :
- 期待
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- 48 : 2014/11/15(土) 09:37:38 :
- 期待
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- 50 : 2014/11/15(土) 18:53:17 :
- 期待
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- 51 : 2014/11/15(土) 19:46:42 :
- 1時間後
~エレンが走っているところ~
エレン(やべぇ…頭がぼんやりしてきやがった…もう何時間はしってんだろな…)ハアハア
キース「む?あれはイェーガーか?まだ走っているのか。消灯時間はとっくにすぎたというのに……。フラフラしているな……。そろそろ止めさせるか。」
エレン(ほんとに…死ぬかもなこれ…………
いや、死ぬわけにはいかねぇ。ミカサがいなくなった今海を見に行く夢を果たせないままじゃミカサに合わせる顔がない。これぐらいでねをあげてちゃ巨人を滅ぼせない…!!)ハアハア
キース「……急にペースが上がったな。しかしこれ以上走ると明日に響く。止めさせなければ。」スタスタ
エレン ハアハア
キース「イェーガー訓練兵!!」
エレン「はっ。」ハアハア
キース「走るのを止めろ!!」
エレン「は、はい。」スタスタ
キース「ずっと走っていたのか?」
エレン「はい。」
キース「そろそろ疲れただろう。もうへやに…」
エレン「いえ、ままだやれます。」
キース「へ?」
エレン「これぐらいでねをあげてちゃ巨人を滅ぼせません。俺はあいつらを駆逐して海を見に行くんです。」
キース「そうか。それはいい夢だな。しかし」
エレン「夢じゃありません。実現させます。俺のてで…!!」
キース「……貴様の熱意は伝わった。が、これ以上走ると明日の訓練に支障がでる。今日はもう休め。」
エレン「……では、あと少し走ってから休むことにします。」
キース「うむ。」スタスタ
キース(イェーガー…。アッカーマンが死んでから今まで以上に自分にも周りにも厳しくなっている…。このままだと身体的にも精神的にもおかしくなっていきそうだ…。)
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- 52 : 2014/11/15(土) 20:06:56 :
- >>50
ありがとうございます!!
-
- 53 : 2014/11/15(土) 21:08:23 :
- 期待
-
- 54 : 2014/11/15(土) 21:08:31 :
- 続きが楽しみ
-
- 55 : 2014/11/15(土) 22:39:46 :
- 期待
-
- 56 : 2014/11/16(日) 09:41:11 :
- 期待
-
- 58 : 2014/11/16(日) 18:59:01 :
- 10分後~男子寮前~
エレン「……鍵しまってんじゃねーか…。」ガチャガチャ
エレン「外で寝る…と風邪引くだろうし…。ウーン…明日の午前の授業は固定砲台についての講義だったな…。仕方ねぇアルミンにノートを写させてもらうことにしてそこで寝るか…。とりあえず朝まで走ってよ…。」ブツブツスタスタ
-
- 59 : 2014/11/16(日) 19:26:10 :
- 翌朝
~水汲み場~
アルミン「ふぁぁ…。久しぶりに早起きしちゃったなぁ…。」
エレン「フーフフーン♪」ゴシゴシ
アルミン「あ、エレンおhってええ!?なんではだか!?」
エレン「あ、アルミン!!やべぇ、もうみんなおきはじめる時間なのか!!」
アルミン「ちょっとエレン!!どういうこと!?」
エレン「あ、いやぁ、昨日俺走らされてただろ?消灯時間過ぎてから戻ったら男子寮鍵が閉まっててよぉ…。入れないからずっと外で走ってたんだ。で、5分ぐらい前にそういや昨日風呂入ってねぇなって気がついてここでからだ洗ってたんだ。」
アルミン「そ、そうだったんだ。」
エレン「そうだアルミン。多分今日の午前中の講義、俺寝ちまうと思うんだ。ノート写させてくれ。」
アルミン「う、うん。それぐらいなら。……そろそろ服を着てくれないかな?」アハハ
エレン「お、おお。ごめんな。」
アルミン「はぁ…。僕だったからいいけど、女子に見られてたら変態だからね?」
エレン「そうだな…。気を付けなきゃ。」
アルミン「あ、ちょっと待って。その服って昨日と同じだよね?」
エレン「ああ、そうだが?」
アルミン「せっかく体を洗ったのに服があせまみれじゃダメだよ。僕が服持ってくるからエレンは待ってて。」
エレン「この間に女子が来たら…。」
アルミン「どこかに隠れてて!!すぐ戻ってくるから!!」ダッシュ
エレン「わ、分かった!!」
5分後
アルミン「はい、エレン。」
エレン「ありがとなアルミン。」
アルミン「別にこれぐらい…。ところで僕は少し資料室へいってから食堂に行くつもりだけど…。エレンは?」
エレン「いや、朝のトレーニングをするよ。」
アルミン「徹夜明けなのに?大丈夫?」
エレン「これぐらいやらなきゃ巨人を滅ぼせないからな。じゃあまたあとで。」スタスタ
アルミン「う、うん。」(エレン……ほんとに大丈夫なのかな…。)
-
- 60 : 2014/11/16(日) 20:36:10 :
- 期待
-
- 61 : 2014/11/16(日) 21:29:53 :
- 期待
-
- 62 : 2014/11/16(日) 21:30:01 :
- 続きが楽しみ
-
- 64 : 2014/11/17(月) 18:36:33 :
- 続きが楽しみ
-
- 65 : 2014/11/17(月) 18:50:38 :
- ~中庭~
エレン「フッフッ!!」ドカッドカッ
アニ「……。」ジー
エレン「やあっ!!」バキッ
アニ「……。」
エレン「5㎝の板を48回で、か……。」(最近は30回ぐらいで割れるようになっていたんだけどな…やっぱ徹夜明けは無理か…。)ハァ
アニ「……腰。」ボソッ
エレン「え?あ、アニ!!いつからいたんだ?」
アニ「腰の捻りが甘い。私なら1回でいける。」
エレン「え?」
アニ「貸して。」スタスタ
エレン「お、おう。」ヒョイ
アニ「……フッ!!」ドカバリ
エレン「…マジかよ…。」
アニ「あんたは力任せにやり過ぎてる。綺麗にできればそんなに力をいれなくても割ることは出来る。」スタスタ
エレン「ちょっと待ってくれ!!いまのやつ教えてくれ!!」ガシッ
アニ「……。」グルンッ
エレン「うわっ!」ドサッ
アニ「……女性への接し方を直せば度教えてあげないこともない。」スタスタ
エレン「……。」
-
- 66 : 2014/11/17(月) 18:52:11 :
- 期待
-
- 68 : 2014/11/17(月) 22:38:19 :
- 続きが楽しみ
-
- 69 : 2014/11/17(月) 22:39:30 :
- ~食堂~
エレン(少し遅くなったな……。)ガチャ
ア,エレンダ…ヒソヒソヒソヒソ
エレン(……なんかおかしいな。)スタスタ
アルミン「あ、エレン!!ちょっと!!」
エレン「なんだよアルミン。」
アルミン「いいから!ちょっと来て!!」
エレン「はぁ…。」スタスタ
ヒソヒソヒソヒソヒソヒソ
エレン(何なんだよ全く……。)ガチャリ
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- 70 : 2014/11/17(月) 22:40:46 :
- >>68
ありがとうございます!!
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- 71 : 2014/11/18(火) 07:38:15 :
- ~食堂の外~
エレン「で?なんのようだ?」
アルミン「あのさ、エレン。エレンにパンを持っていったクリスタのこと偽善者呼ばわりしたってほんと?それに、泣かせたって…。」
エレン「ちっ…。ユミルか…。」
アルミン「!!じゃあ、本当なんだね?」
エレン「そうだが?まあ、泣かせてはないけどな。」
アルミン「その事が今、訓練生全体に伝わっている。事実じゃないなら打ち消して回ろうと思ったけど…事実ならクリスタに謝るべきだ。」
エレン「なんで俺がそんなこと言わなきゃならねーんだ。俺は正しい。だからユミルは直接言い返さないで一部の事実を切り取って広めているんだ。あやまる必要は、ない。」
アルミン「……!!エレン、この際だから言わせてもらう。この事がこんなに広まったのって、クリスタを泣かせたからだけじゃない。ミカサが死んでから、エレンは自分にも他人にも厳しくなっている。だから……今、君はあまりよくは思われていない。
あのさ、ミカサって主席候補だったよね?」
エレン「……そうだったな。」
アルミン「普通はね、エレン。自分より強いものが死んだとき、人は怖くなるんだ。あの人でも死ぬんだ。自分だっていつ死ぬか分からないって。現に…僕だってそうだ。エレンは強い。身体的にじゃなくて、精神的に。だから、頑張れる。でも、僕も含めて他のみんなはそうじゃない。
例えばジャンだ。最近、少しだけ立体起動のテクニックが落ちている。それは君が感じたことだろ?」
エレン「そうだな。」
アルミン「今までなら多少無理してとっていた所も、今じゃとりに行かないで、安全なところだけ取りに行ってるからね…。でもね、それに教官はあまり気がついてない。なぜなら、他の人も同じような感じだからね。」
エレン「……で、何が言いたいんだ?」
アルミン「うん、つまり皆がこんな感じなのに、今でもなんでも一生懸命……いや、今までよりやる気にみちあふれてるエレンは……異質な存在なんだ。それだけで皆からよく思われてないのに、今回皆から好かれているクリスタを泣かせた。しかも、話だけ聞けばエレンが悪いもの。みんなはそれみたことかといってエレンから…離れていく。それに、前はミカサが居たから手出しをしにくかったのに、そのミカサもいない……。」
エレン「……余計なお世話だ。」
アルミン「…エレン。僕は正しいことがいつでも正義だとは思わない。そして、間違ったことがいつでも悪だとも思わない。」
エレン「…意味わかんねぇ。」スタスタ
(俺は…ずっとミカサに守られてたってわけだ…。)
アルミン「エレン……。」
-
- 72 : 2014/11/18(火) 09:21:07 :
- 期待
-
- 73 : 2014/11/18(火) 16:54:50 :
- 期待
-
- 74 : 2014/11/18(火) 16:56:02 :
- 続きが楽しみ
-
- 75 : 2014/11/18(火) 18:15:04 :
- 頑張れ
-
- 76 : 2014/11/18(火) 19:30:44 :
- 期待
-
- 78 : 2014/11/18(火) 22:32:11 :
- 続きが楽しみ
-
- 79 : 2014/11/18(火) 22:38:33 :
- ~講義室~
眼鏡の教官「この場合、固定砲では――。」
ヒソヒソクスクス
エレン(くっそ……。どうせ俺が笑われてんだろうな…。ああ、腹が減った。結局朝御飯も食べそびれたし…。それに眠い…。でもアルミンにノート写させてもらうわけにはいかねえ…。がんばんねぇと…。)ウツラウツラ
眼鏡の教官「えー、ではイェーガー。この場合はどのように対処するのが一番望ましいと私は言ったかな?」
エレン(マジかよ……。聞いてなかった。ついてねえな…。)
「えーっとぉ…。この場合は……。」
眼鏡の教官「さっき説明したばかりだぞー。この場合は――――」
クスクス
エレン(はぁ…。やっちまったな…。)
アルミン(エレン……。)
-
- 80 : 2014/11/18(火) 22:43:13 :
- 続きが楽しみ
-
- 81 : 2014/11/19(水) 12:07:11 :
- 期待
-
- 82 : 2014/11/19(水) 12:07:20 :
- 続きが楽しみ
-
- 84 : 2014/11/20(木) 16:55:07 :
- 眼鏡の教官「これでは今日の講義を終了する。各自で解散しなさい。」
エレン「はぁ…。」
アルミン「エレン。」
エレン「なんだよ、アルミン。」
アルミン「ノート、要る?」
エレン「……。」
アルミン「……余計ないじを張ってないで、少しは周りに頼ってもいいんじゃないかな?そうすれば、周りも変わってくれ―――。」
バン!
エレン「遠慮しとく。」スタスタ
(余計ないじ?そんなんじゃない、俺は一人で戦える強さを求めてるだけだ――。)
アルミン「くっ…。」
(また、失敗してしまった…。僕はどうすればエレンの力になれるのだろう…。)
ユミル「保護者も大変だな。子供があんなんで。」ニヤニヤ
アルミン「……君に、エレンのなにが分かるんだ。」スタスタ
ユミル「……っちっ。つまんねーの。ほら、クリスタ行こーぜ。」
クリスタ「うん、ユミル…。」
ユミル「あんなくずのことなんて気にすんなよー。どうせ八つ当たりなんだからさぁ。」
クリスタ(私はなんなんだろう…。自分を偽り、周りに偽る…。偽善者、偽の善い人…。そうかもね…。)
-
- 85 : 2014/11/20(木) 17:17:46 :
- 続きが楽しみ
-
- 86 : 2014/11/21(金) 23:08:47 :
- >>85
ありがとうございます!!
-
- 87 : 2014/11/21(金) 23:39:35 :
- ~食堂~
エレン「はぁ…。」スタスタ
(一日ぶりの食事だな…。やっと食べれる…。さすがにそろそろきついな…。)
ライナー「おい、エレン。」
エレン「ん、ああ。ライナーか。」
ライナー「一緒に食わねえか?」
エレン「おう。」スタスタガタン
ライナー「いただきます、と……。ところで、大丈夫か?いろいろ。」
エレン「……なにがだ?」
ライナー「いろいろはいろいろだ。俺は遠回しな表現とかが苦手だから、単刀直入に言わせてもらう。ミカサが居なくなって困ってるなら力になりたい。だから、お前の話が聞きたい。」
エレン「……頼れる兄貴がいて俺は幸福者だな。」
ライナー「嬉しいな。」
エレン「でも、申し訳ないが俺は自分で努力するって決めた。母さんが死んだのも、ミカサが死んだのも、すべての原因は巨人の存在だ…。だから、二人を奪った巨人どもは俺がこの手で葬り去る…。」キッ
ライナー「……そうか。でも、訓練で頑張りすぎて、怪我をしたりなんかしたら本末転倒だぞ。」
エレン「……わかってる…。」
ベルトルト「やあ、ライナー。あ、エレンも。珍しいね。僕も入れてくれよ。」
ライナー「おう。」
エレン「あ、俺食い終わったから……。」カチャスタスタ
ベルトルト「あ、なんかごめん。」
エレン「いや、べつに。」スタスタ
ベルトルト「……僕、来ないほうがよかったかも…。」
ライナー「そんなことはないだろ。」ハハハハ
ベルトルト「そうだといいんだけど…。」ハァ
ライナー(エレン…。お前はいいやつだ。まっすぐで…。でもな、一人では戦えないだろう。それに、早く気がつけば…。)
エレン(強さ…強さを手に入れる…。)
-
- 88 : 2014/11/22(土) 22:50:09 :
- 期待
-
- 89 : 2014/11/22(土) 22:50:58 :
- ~中庭~
エレン(腰の捻りに気をつけて…)フッフッ!!
エレン フッ!!バキッ!!「よし!」
アニ「……。」スタスタ
エレン「お、アニ!!見てくれ!!35回で割れたぜ!!」
アニ「よかったじゃないか。」スタスタ
エレン「冷たいなぁ…。」ハァ
アニ「で、どうするんだい?」
エレン「なにがだ?」
アニ「なにって…あんた気がついてないのかい?」
エレン「なんの話だよ。」
アニ「あんたさぁ…。いや、いいや。世の中には知らない方がいいこともある。」
エレン「なんなんだよ。はっきりしろよ。」イライラ
アニ「……じゃあ言ってやろうじゃないか。あんた、昨日クリスタ泣かせただろ。」
エレン「だから泣かせてねぇってば。」
アニ「いいんだよそんなことは。クリスタは可愛くて性格もいいから男女ともに好かれている。」
エレン「……その先の言葉を言ってやろう。そんなクリスタを泣かせた俺は男女ともに嫌われていっている、だろ?」
アニ「なんだ、わかってるじゃないか。」
エレン「アルミンにも言われたよ、その話。」
アニ「じゃあ、直すんだね。」
エレン「そんな必要はねぇ…。」
アニ「……その必要性に気がつくのを待ってるよ。」スタスタ
エレン「意味わかんねぇ…。」ハァ
-
- 90 : 2014/11/22(土) 22:51:58 :
- 期待
-
- 92 : 2014/11/23(日) 09:54:10 :
- ~対人格闘~
エレン「アニ、組まないか?」
アニ「……遠慮しとく。」スタスタ
エレン「なんなんだ?お、サシャ。組まないか?」
サシャ「…すみませんがエレンとは組めません。」
エレン「は?」
サシャ「あ、コニー!!組みましょう!!」
コニー「おおサシャ!!行こうぜ!!」
エレン「ちっ…。」
ユミル ニヤニヤ
-
- 93 : 2014/11/24(月) 13:55:13 :
- キース「おいイェーガー!!早く始めろ!!」
エレン「くっそ…。」
ユミル「ふっまだ決まってないのか。」クスクス
エレン ギロリ
ユミル「あー怖い怖い。クリスタ、早くやろうぜ~。」
クリスタ「うん…。」
エレン(ユミルが裏でてをまわしたんだろうな…。女は誰も組んでくれないだろうし…。男もクリスタを好きなやつばかりだから組んでくれそうにないな…。)
マルコ「エレン。僕と組まないか?」
エレン「マルコ?ジャンはどうしたんだ?」
マルコ「足を挫いたみたいでね…。いま保健室に。」
エレン「そういうことか。じゃあやろうぜ。」
マルコ「うん。」
-
- 94 : 2014/11/24(月) 14:02:36 :
- マルコ「それっ!」
エレン「ふんっ!」バシッ
マルコ「うわっ!…やっぱりエレンは強いね。これならトップを狙えるよ。」
エレン「……ミカサはもっとできていたけどな。」
マルコ「そうだね…。エレンにとってミカサはきっと憧れなんだね。」
エレン「そうだな…。」
マルコ「頑張って。エレンならきっとミカサをおい抜けられる。その先まで行けるよ。」
エレン「……ありがとな、マルコ。」
キース「集合!!」
マルコ「それじゃあ、ね。」
エレン「おう。」
キース「次は立体起動演習だ!!今回で今のグループはおしまいだ!!よって今回の成績は大きく総合成績に響く!!全員心してかかれ!!30分後に演習場前に集合だ!!」
訓練兵一同「ハッ!」バッ
-
- 95 : 2014/11/24(月) 14:06:01 :
- ~演習場前~
ジャン「おいエレン。さっきの話聞いてただろ。今日はちゃんとやれよ。」
エレン「お前らが真面目にやったらな。」
ジャン「なんだと?」
ミーナ「二人とも!!最後ぐらい仲良くしてよ!!」
エレン「……。」スタスタ
ジャン「ちっ…。あんなやつとやってられるか。」フン
クリスタ「……。」
ミーナ「もう、皆…。」オロオロ
-
- 96 : 2014/11/25(火) 19:16:48 :
- ~演習場~
ジャン「……。」パシッ
エレン「……。」ザシュッ
クリスタ「……。」パシッ
ミーナ「ほ、ほら皆!!」オロオロ
エレン「はぁ…。」パシッザシュッ
(ほらな、皆やる気のねぇ奴等ばっかだ。さっきから項削いでんの俺だけじゃねぇか…。そろそろ離脱しようかな…。)パシッ
ミーナ「エレン、危ない!!」
エレン「は?……うわっ!」グラッ
(木が腐ってたのか!!くっ…落ちる。ああ、おれはこのままなにもせずに死んでいくのか。きっとミカサもこんな感じだろうな…。会ったら何て言えばいいんだろ…。)ヒュー
ジャン「っ!間に合わねぇ!!」
ミーナ「エレン!!」
-
- 97 : 2014/12/03(水) 23:34:36 :
- ドサッ
エレン「……は?」
クリスタ「くっ…。」
エレン「……なんで…お前…。」
クリスタ「エレン…無事……だったんだ…。」ハアハア
エレン「……っ!お前、すげぇ血が出てる!!これ以上しゃべるな!!今運――っ脚が動かねぇ!!」
クリスタ「いいよ、エレン。多分…もう……私は助からない…。」
エレン「そんなこと言うな!!くっ…。これ以上仲間を失うわけにはいかねぇ!」グググ
クリスタ「…フフッ………嬉しい、な。」
エレン「なにがだよ!」フラフラ
クリスタ「わたしのこと、仲間って…。」
エレン「当たり前だろ!!」
クリスタ「ねぇ、エレン…。私って偽善者なの……かな……?」
エレン「っ…。そんなことねぇよ!!すげぇいいやつだよ!!俺の代わりに死ぬのが惜しいぐらいな!」
ジャン「おいお前ら!!」スタッ
ミーナ「クリスタ!!」スタッ
クリスタ「ジャン…ミーナ…お願いがあるの…。」
ミーナ「クリスタ!!どうしたの!?」
クリスタ「ユミルに……私は勝手に…やっただけだから…。エレンを責めないでって…。」
ミーナ「わかった、分かったから!!クリスタ、死なないで!!」
クリスタ「ごめん……ミーナ。その約束は、守れな……。」ガクッ
ジャン「おい、今すぐこいつを運ぶぞ!!」
-
- 98 : 2014/12/03(水) 23:45:48 :
- クリスタは死亡した。
ミーナはユミルに対して一生懸命クリスタの言葉を伝えていたが、ユミルには届かなかった。エレンはクリスタを殺した人間として訓練生のなかで浮いた存在になった。
ライナーやマルコ、ミーナなども最初こそはエレンに関わっていってたが、だんだんエレンから距離をおくようになっていて、卒業を控えた今ではエレンに話すのは僕、アルミン一人になっていた。しかも、僕もエレンに話すのはおはよう、だけである。
僕は弱かった。だから唯一の親友であるエレンの見方でいれなかった。除け者にされるのが、辛かった。シガンシナでは、ずっと独りぼっちでも平気だったのに……。仲間に囲まれるうちに、独りが怖くなってしまったのだ。
エレンは最初こそクリスタが死んだことに塞ぎ混んでいたが、今ではまた訓練に没頭している。その事に対しておおくの訓練生は反感を持っているが、僕は知っている。あれは、自分の力不足のせいでで死んでしまったクリスタへのエレンなりの供養なのだ。
-
- 99 : 2014/12/03(水) 23:54:04 :
- サシャ「私はやはり憲兵団ですかねー。」
コニー「俺もだな!」
上位10人がさっき発表され、みんなは所属兵団の希望の話で盛り上がっている。
マルコ「僕も憲兵団だ!ようやく王の元にいけるときが来たんだ!!アルミンはどうする?やっぱり駐屯兵団?」
アルミン「僕は―――。」
調査兵団。そう答えたかった。でも、そう答えたら変なかおをされるだろう。ミカサが死んでからみんなが死にたくないと心のなかで思い始めていた頃に、クリスタの死。104期内には死を恐れる風潮が充満していた。調査兵団に入団なんて論外だなどという人達も多くいる。
-
- 100 : 2014/12/03(水) 23:59:17 :
- アルミン「ちょっと夜風に当たってくる。」
僕はそういって宴会場を抜け出した。向かった先は勿論エレンのもとだ。中庭に向かうと、一心不乱に稽古に打ち込むエレンがいた。
アルミン「頑張るね。」
そう声をかけだが、エレンはこっちを少し見ただけで返事をしない。当たり前のことだ。だって、僕はエレンを裏切ったから。でも、やっぱり心が締め付けられる。
アルミン「ジュース、置いておくね。」
エレンのタオルが置いてあるところに、ジュースの瓶を1本置いておく。机の上から拝借してきたものだ。
-
- 101 : 2014/12/03(水) 23:59:23 :
- 期待
-
- 102 : 2014/12/03(水) 23:59:46 :
- 期待
-
- 104 : 2014/12/04(木) 05:11:48 :
- エレン「どこにいくつもりだ?」
宴会場に戻ろうとすると、後ろからエレンに訪ねられた。思わず、
アルミン「え?」
と聞き返す。エレンはその僕の態度に苛立ちを覚えたのか、大きい声でもう一度訪ねた。
エレン「所属兵団、決めたんだろ?どこにいくつもりだ?」
アルミン「決まってるじゃないか、そんなの―――。」
そこまでいいかけて、躊躇した。僕は、同期にも調査兵団に行きたいと話せない奴だ。そんな僕がエレンの前で調査兵団に行きたなんていいっていいのだろうか――。
-
- 105 : 2014/12/04(木) 05:34:43 :
- エレン「……中途半端な気持ちで調査兵団に入ろうとしてるなら、辞めておけ。死ぬぞ。」
僕がなにも言わないのをどう解釈したのかは分からないが、エレンはそう告げてまた訓練に没頭し始めた。
僕は黙ってその場を離れる。言い方こそキツいが、エレンは僕のためを思っていってくれていうことは分かっている。それに、その言葉になかには―――ミカサやクリスタ以外に、もう仲間を失いたくないというエレンの心の叫びも含まれているのだろう。
アルミン「何を、しているのだろう。」
僕は調査兵団に入団して、外の世界にいく。そのために訓練兵団に入ったんだ。それなのに―――。調査兵団に入るということを堂々と言えない。そんな状況にまでなってしまった。シガンシナにいた頃より、身体的には僕は強くなっただろう。でも……精神的にはどうだろう。シガンシナにいた頃、僕は周りに合わせるような人間だっただろうか?
否、逆だった。独りでも、ずっと僕は自分の意思を突き通していた。それで独りぼっちでも平気だった。
なにの―――一度仲間が出来ると仲間が居ない頃にはもう、戻れないようだ。
アルミン「なにやってんだよ、ほんと…。」
僕は泣きながら笑った。仲間がいる状態を当たり前だと錯覚し、一番の親友を裏切り、夢も言えない状況だ。僕はこの三年間でいったい何をしてきたのだろう。
――――――
――――
―――
―
朝が来た。食堂に向かうと、いつもよりガヤガヤとしている。もうそのメンバー揃って食事をするのが終わりを迎えることを実感したからだろう。いつも以上に話に花が咲いているようだ。そんななかでも静かな一角は存在する。エレンのところだ。エレンがいる周りには人がほとんどいなかった。
エレンのもとへいくんだ。
そう思う自分と、
一人にはなりたくない。
そう思う自分がいる。後者の自分に嫌悪感を覚えるが、仕方がないことなのかもしれない。止まっているとライナーに、声をかけられた。
ライナー「おはよう、アルミン。どうだ、一緒に食うか?」
アルミン「え、あ……うん。」
結局断れずにそのまま一緒に食べることになった。他愛もない話をしたりしているといつのまにかエレンはいなくなっていた。多分固定砲の整備だろう。
――あとで、またあとで…。
そうやってすぐに後回しにする。
-
- 106 : 2014/12/04(木) 05:39:33 :
- アルミン「はぁ…。」
ため息が漏れる。朝御飯が終わったあと、僕は資料室にいた。調査兵団の資料を見てみると、壁外調査のたびにものすごい数の兵が死んでいる。あるじきからその数は減少してはいるものの、少なくはない。
アルミン「無理、なのかな…?」
そう呟いた瞬間―――
ドォンと、重たい音がした。そのおとは、深く、大きく、まるで全てのものが壊されたように、僕は感じた―――。
-
- 107 : 2014/12/04(木) 05:41:51 :
- これで終わりです!
なんかコロコロ書き方が変わってしまってすみませんでした…。読みづらかったですよね…。
期待や楽しみ、等のコメントをくれた皆さま、本当にありがとうございました!!
-
- 108 : 2014/12/05(金) 17:33:33 :
- アルミん どうなったんですか??⁈
-
- 109 : 2014/12/05(金) 18:37:15 :
- >>108
それはご想像にお任せします……。
勇気を出して調査兵団にいったかもしれないし、そのまま流されてしまったのかもしれないし…。
読んでくれた方のなかのアルミンのイメージで決めてください!!
すみませんm(__)m
-
- 110 : 2014/12/05(金) 20:34:49 :
- 結局エレン何位だったんですか?
-
- 111 : 2014/12/05(金) 22:31:03 :
- >>110
ダントツの一位ですねー。
なんか色々グダグダですみません……m(__)m
-
- 112 : 2014/12/07(日) 19:34:54 :
- 死ぬのが怖くなったんなら訓練兵やめればいいのになぁ
-
- 113 : 2014/12/07(日) 20:41:09 :
- >>112
たしかにそうですね…。
これは私の持論なんですが、死ぬのが怖くてもやっぱり兵士になった方が得だったんではないでしょうか…。
死ぬのが怖くても、ある程度安全になるように手を抜いてやっていれば死ぬこともそんなになかったでしょうし…。適当な成績で卒業して、駐屯兵団でぶらぶらしていた方が中途半端なじきにやめて開拓地に行くよりはやっぱりましだったんだと思います。
-
- 114 : 2015/04/19(日) 14:30:49 :
- 確かに死ぬのが怖いのは当然だけどユミルはクリスタのためだけに集団でエレンを避けたんですよね…。
相手にするなといいながら気に入らない人の悪口を影でコソコソ言ったり、一人では言い返せないから集団で攻める…人間は追い詰められると卑怯な手段をいくらでも使う…それでも頑張り続けたエレンは強いと思うけどやっぱり弱くもあるんですよね…最後の家族まで死んでしまって周りが見えなくなって…それほど大きな存在だったんですね…
私なりの考えですが人生経験の少ない小6の私の考えは甘いと思うけどこんな心情でした。
それぞれのキャラの気持ちがすごく分かりやすくてそれでいて奥がふかかったです!とても読みやすかったです!
長い文章すみません!
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