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この作品は執筆を終了しています。

アルミン「透明人間の僕が喫茶店で出会った、綺麗なあの娘…」※恋愛系&エロ・グロ無し

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  1. 1 : : 2014/11/01(土) 12:01:34
    こんにちは、缶コーヒーです。僕はSS初投稿なので、わからない所だらけなのですが、頑張って書いていきたいと思います!

    ※注意
    ・駄作、駄文です。
    ・更新が、とても遅いです(学校がテスト期間なので)

    それでは、ゆっくり更新していきます!
  2. 2 : : 2014/11/01(土) 12:21:15
    ~シガンシナ市~


    ______僕は無言で、このシガンシナという都会を歩く

    会社員「…………」ドスッ


    ________男の人とぶつかった…少し痛いな……

    会社員「……?」


    ______男の人は、怪訝そうな顔をして、僕を見た。……というより、僕のいる空間を見た。
    そして、何事もなかったかのようにその場を去っていった。

    まぁ、誰でも僕にぶつかったらそうなるだろう……

    僕は……








    透明人間なのだから…
  3. 3 : : 2014/11/01(土) 12:49:54
    僕は透明人間のアルミン。何年も、何十年も、この日本という国の中を歩いている。
    しかし今日は、「何か」が起こりそうだという予感が、僕の胸の中で渦巻いていた…


    ~シガンシナ市・神羅山~

    アルミン「……ふぅ……」

    _______この山を拠点として、もう三ヶ月も経つ。

    そして、この山で見つけた友達、それは………

    エレン「おぉ、アルミン!お帰り!」


    「エレン」という名前の、僕と同じ透明人間だ。

    アルミン「ただいま、エレン。」

    エレン「都会はどうだった?すごい数の人がいたか?」

    アルミン「うん」

    エレン「俺も後で行こうかな」

    アルミン「うん、行ってきなよ。すごい所だからさ」

    エレン「おうっ!」ダダダ……




    アルミン「…………人間に、なってみたいな……」

    最近考えるのは、そんなことである。
    僕も人間みたいに沢山友達を作りたいし、人間みたいに自分の家も建ててみたいし…………それに…………


    …………僕も、『恋』がしたい………

    人間は、愛し合った者同士で一緒に遊び、悲しみや喜びをわかちあい、そして恋に落ちていくらしい………

    アルミン「………」

    _______僕も、一応人間になれる。透明人間特有の術を使えばね……………でもそれも、一時的な術。一生人間でいるには、別の方法をしなければならない。


    ハッキリとはわからないが、僕はこんなことを聞いたことがある。
    『透明人間は、“大切なもの„を失うと、人間になれる………』

    「大切なもの」というのはわからないが、とにかくそれを使えば、一生人間でいられるらしい……
  4. 4 : : 2014/11/01(土) 13:06:59
    ~数分後~

    ダダダダ…………

    エレン「おーーい、アールミーーン!!」

    アルミン「あ、エレン!おかえりー」

    エレン「アルミン、俺、すごい所見つけたんだ!」

    アルミン「すごい所……?」

    エレン「あぁ、とにかくついてきてくれ!!」ダッ

    アルミン「エ、エレン!?待ってよ~!」


    ~シガンシナ市・本通り~

    エレン「ここだ…」

    アルミン「ここは……?」

    _______そのお店には、『喫茶店』という看板が掲げられていた。
    『キッサテン』……何処かで聞いたことがあるような……

    アルミン「あ、そうだ、思い出した!ここは前読んだ本に載っていた、『喫茶店』という、『コーヒー』などの飲み物を飲んだりできる所だ!」

    エレン「へぇ……『キッサテン』か…」

    アルミン「エレン、『キッサテン』じゃないよ、『喫茶店』だよ」

    エレン「まぁ、どっちも同じだろ!」

    エレン「……で、どうする?入ってみる?」

    アルミン「……え」

    エレン「アルミン、入ってみろよ~」

    アルミン「えぇ!?じじじじ冗談じゃない、第一僕は透明人間なんだよ!?」

    エレン「術使えばいいんじゃねぇの?」

    アルミン「で、でも……」

    エレン「大丈夫だって!ホラ、行ってこいよ!………そうだ、俺は透明人間のまま、アルミンは人間になって入れば俺がアルミンを見ていられるぜ?」

    アルミン「…!それ、良いかも…!」

    エレン「そうと決まればレッツゴー!」

    アルミン「う、うん…」

    アルミン「…………えいっ!」ボワン!!

    _______喫茶店の硝子に映ったのは、金髪で小さい、女の子みたいに弱々しい、僕の『仮』の姿だった。

    アルミン「よ、よし、い、行こう…」

  5. 5 : : 2014/11/01(土) 13:16:01
    ~喫茶店~

    ガチャ、カララーーン………イラッシャイマセ!

    アルミン「………」ドキドキドキドキ

    エレン「そんなに緊張するなよ、アルミン」

    アルミン「う、うん…」

    _______僕は一人掛けの席を選びかけて、立ち止まった。

    エレン「……俺を忘れてないよな?アルミン」

    _______あ、忘れてた。僕はあわてて二人掛けの席に向かった。
  6. 6 : : 2014/11/01(土) 13:16:41
    今から出かけるので更新できません!すみません…!
  7. 7 : : 2014/11/01(土) 13:19:14
    面白い。期待だ。
  8. 8 : : 2014/11/01(土) 15:57:22
    >>7 期待コメントありがとうございます!!!頑張って完結させるので、どうか最後まで見守って下さい!
  9. 9 : : 2014/11/01(土) 16:03:42
    期待です!!
  10. 10 : : 2014/11/01(土) 16:07:23
    !..期待です、!あとアルミンが透明人間なのが
    えぇ!?ってなりました。((
  11. 11 : : 2014/11/01(土) 16:24:15
    今から塾なので更新できません!すみません…!
  12. 12 : : 2014/11/01(土) 22:44:16
    塾から帰ってきたので、更新していきます!!
  13. 13 : : 2014/11/01(土) 23:16:47
    _______僕は椅子に座ると、さっきまでコーヒーの豆を挽いていた、穏やかな顔立ちのおじさんが近寄ってきた。


    _______その時だった。近寄ってきたおじさんの後ろにある席に、一人の女の子が座っていた。髪の毛は肩にかかる位の長さ。そして、綺麗な目。

    その女の子は、キラキラと輝いていた




    僕はその瞬間、名前も知らないその娘に……



    恋をした………



    アルミン「………」

    その娘は一人、本を読みながら手元の飲み物を飲んでいる。ちらりと、その飲み物の色が見えた。
    その娘の目の色と同じ、深い、綺麗な黒色。


    おじさん「……お客様、注文は?」

    おじさんの声で、僕は現実に引き戻された。

    アルミン「え、えぇと……」

    すると、あの娘の声が聞こえた。

    「…やっぱりここのコーヒーは美味しいな……」

    天使のような、綺麗で澄んだ声。
    この声なら、いつまでも聞いていられる………

    アルミン「……あ、そうだ、注文……それじゃあ、『コーヒー』をお願いします」

    おじさん「かしこまりました」

    カツ、カツ、カツ……

    アルミン「……ふぅ……」

    注文が終わって一息つくと、僕はもう一度あの娘を見た。
    何度見ても綺麗な顔。僕は次第に恥ずかしくなり、あの娘から目をそらした。……頬が紅く紅潮していくのが分かる。どんどん僕の心臓の鼓動が早くなる。


    コトン…


    そこへ、『コーヒー』がおかれた。

    おじさん「コーヒーでございます。ごゆっくりどうぞ…」

    アルミン「あ、ありがとうございます…」

    僕の目の前に置かれたその黒い液体から、良い匂いがたちのぼってきた。

    ズズッ……

    僕は一口、コーヒーをすすった。

    そして次の瞬間……



    アルミン「………!!!…に……に………苦っっっ!!」ブシャアアアア

    コーヒーを吹いてしまった………

    おじさん「お、お客様、大丈夫ですか!?」

    アルミン「あ、その、す、すみません!!」

    おじさん「苦いのなら、砂糖とミルクを入れた方が良いのではないですか?」

    アルミン「お、お願いします……」

    おじさん「かしこまりました」ニコッ

    トクトクトク……サァァーーッ……

    おじさん「……これでどうですか?」

    アルミン「すみません、ありがとうございます…」

    ズズッ……

    アルミン「……!お、おいしい…」

    おじさん「それはよかった…では、ごゆっくりどうぞ…」

    カツ、カツ、カツ…

    アルミン「…へぇーっ……コーヒーか…美味しいな…」

    エレン「……アルミン。俺のこと忘れてるよな?」

    アルミン「あ!ご、ごめんね!?エレン!」

    エレン「なぁ、俺にも飲ませてくれよ…」

    アルミン「うん。はい、どうぞ」

    ズズッ…

    エレン「…ああ~!美味しい!」

    アルミン「エレンもそう思う?」

    エレン「ああ!!また来ような!」

    アルミン「うん!」

    僕が答えた時。ふと、あの娘が目に入った。
    あの娘はどこか切なそうな表情をしていた。本はもう閉じられていて、あの娘は肘をついて窓の外を眺めていた。
  14. 14 : : 2014/11/01(土) 23:44:26
    僕あの娘の表情を見る。やはり、どこか切なそうな表情。こんな表情でも綺麗な娘だな…と思いつつ、僕は心に決めた。

    __この娘の心の曇りは、僕が晴らす!


    そう思ったのと同時に、エレンが声をかけてきた。

    エレン「そろそろ行くか」

    アルミン「うん、そうだね」

    僕は席を立った。そして振り返り、もう一度あの娘の顔を見る。

    エレン「さあ、行こうぜ」

    アルミン「あ、うん…」

    僕はレジで会計を済ませると、店の外に出た。

    ガチャ…カララーン……アリガトウゴザイマシター


    アルミン「……はぁーーーっ、緊張した……」

    エレン「ははっ、アルミン緊張しすぎだよ」

    アルミン「うん…」ボワン!

    僕は返事をしながら術を解いた。

    エレン「んじゃ、帰ろうか。」

    アルミン「そうだね……………あ、でも少しよりたい所があるんだ。」

    エレン「ん?何処だ?」

    アルミン「スーパーだよ。食材が切れかかってたからね」

    エレン「そうか。よし、んじゃ行くか!」


    ~シガンシナ市・大型スーパー~

    ワイワイ…ガヤガヤ………キョウハトクバイデース!

    アルミン「いつもの如く、混んでるね…」

    エレン「まあしょうがないだろ。ここらじゃ、ここしかスーパーがないからな」

    アルミン「あ、でもさ、確かこの隣に近々大型ショッピングモールができるらしいよ。」

    エレン「おお、マジか!できたら今度、二人で行くか!」

    アルミン「もっちろん!」


    ~大型スーパー内・食材コーナー~

    アルミン「今日はオムライスを作るからね。…そうだな……じゃあ玉ねぎと卵、あと鳥の腿肉買ってきて」

    エレン「あいよー」

    アルミン「あ、後、卵は今家に全く無いから、6個位買ってきて」

    エレン「おっけー!」

    アルミン「さて、僕は野菜でも買いに行くかな…」


    ~大型スーパー・野菜コーナー~

    アルミン「えーと、長ネギと人参と大根……あ、そうだ。牛蒡(ごぼう)も買っておこう…」

    アルミン「うぅ…相変わらず混んでるな…これじゃあまともに歩けないや…」

    ドスッ……

    アルミン「いてて……ぶつかっちゃった……すみません、大丈夫ですか?」スッ


    僕が手を差し出した先には……

    _____あの娘がいた。喫茶店で出会った、あの娘だ。

    「いたたた………あ、すみません!」

    アルミン「……っ////だ、大丈夫だよ」

    ギュッ

    僕の手が、あの娘に握られた。暖かくて、柔らかい手だった。

    アルミン「////////」ドキドキドキドキ

    手が繋がった瞬間、僕は手からどんどん赤くなっていった。

    「すみません、ありがとうございました!」

    アルミン「い、いえ、そんな…////」

    「それじゃあ、さよなら!」ニコッ

    アルミン「っ!!////////」ドッキン!!

    天使のように美しい笑顔。あぁ、僕は幸せ者だ………

    僕が再び前を向くと、あの娘はすでにいなくなっていた。しかし僕の右手には、あの娘の温もりが、しっかりと残っていた……
  15. 15 : : 2014/11/01(土) 23:49:22
    初投稿なのにめっちゃうまい!期待ですwd(^_^o)
  16. 16 : : 2014/11/02(日) 00:08:07
    ~大型スーパー・出入り口~

    エレン「アルミーン、買ってきたぞー」

    アルミン「うん、じゃあ帰ろうか」

    エレン「おう!アルミンのオムライス、楽しみだな~♪」

    アルミン「ふふふっ♪」


    ~シガンシナ市・神羅山~

    アルミン「よし、じゃあ作るかな!」

    エレン「俺は屋根をもうちょい厚くして、雨漏り対策しとくわ。出来たら読んでくれよな」

    アルミン「うん。じゃあよろしく」


    今更だが、僕とエレンは山奥の大きな家に住んでいる。何故か透明人間の作った家は普通の人間には見えないらしく、僕達はまだだれにもその存在を知られていない。

    アルミン「よーし、作るかな…」

    僕は家を出る前に炊いておいたご飯を見る。うん、いい感じだ。

    アルミン「……」サクサクトントン……

    まずは、玉ねぎを微塵切り。切り終えたらフライパンに軽く油をひいて、火を着ける。

    火が着いたら、微塵切りした玉ねぎをフライパンで炒める。

    ジュゥウウウ……

    そこにさっき買ってきた鳥の腿肉を入れ、さらに炒める。

    ジュゥウウウ!!

    お肉の脂によって、さらにジュゥウウウという音が大きくなる。

    少し炒めたら、チキンライスの素を投入。

    アルミン「……よし…順調順調♪」

    次はフライパンに炊いておいたご飯を入れ、混ぜる。

    色がだんだん、オレンジにそまっていく。

    アルミン「……ふぅ、まずはオムライス用のチキンライス完成っと……」

    次はオムライスに乗せる卵を作る。フライパンの油を水洗いで落とすと、もう一度新しい油をひく。そして着火。

    アルミン「~~♪」

    卵をボールの中に入れて、かき混ぜる。混ざったら、フライパンへ投入。

    ジュゥウウウ!!!

    卵の黄色が、だんだん広がっていく。いい色だな……

    菜箸で、広がった卵のところどころに穴を開けて、余った卵をそこへ流し込む。
    下の方がだいたい固まってきた。

    僕はフライ返しを用意した。シャキーン!!

    卵の下へ、ゆっくり、ゆっくりとフライ返しを入れていく。そして半分程までフライ返しが入ると、卵を半分に折った。成功!!

    半月状になった卵を、チキンライスの上に乗せる。

    オムライスの完成だ。


    アルミン「おーいエレーン、出来たよー!」

    エレン「そうか、んじゃ食べるか!」
  17. 17 : : 2014/11/02(日) 00:21:23
    ~リビング~

    エレン「ではでは……」

    アルミン「せーのっ」

    エレ・アル「いただきます!」

    エレン「おお!!う、旨い!!」パクッ

    アルミン「ふふっ。喜んでもらえて嬉しいよ」パクパク

    エレン「今度は俺も作ってみようかな…」

    アルミン「…」ビクッ

    エレン「ん?どうした?」

    アルミン「い、いや、何でもないよ」

    エレン「そうか?」

    アルミン「うん…」

    実は前、エレンも料理をしたことがあるのだが……

    エレン『ああーーっ、アルミン!大変だ!煮てたたはずの大根が消えちゃった!』

    アルミン『強火で煮すぎだよ!なにコレ!汁がトロトロなんですけど!?』

    エレン『アールミーン!!テレビでやってたフライパンから火を出すやつやったら、お肉が消えちゃった!!』

    アルミン『肉をそんなに全力で焼くやつがあるかーーっ!!しかもコレ今夜のメインディッシュだよ!?』

    エレン『アールミーン!!大変だ、玉ねぎの皮剥いてたら無くなっちゃった!!』

    アルミン『子供かぁああああーーっ!!!』




    アルミン「(思い出したら寒気がしてきた…)」

    エレン「あ、そういえばさ。」

    エレン「スーパーの中で話した時、大型のショッピングモールができるって言ってたよな?」

    アルミン「え?うん」

    エレン「それがさ、明日できるらしいんだよ」

    アルミン「えぇっ!?本当!?」キラキラ

    エレン「おぅ!じゃあ明日行くか!」

    アルミン「うん!」

  18. 18 : : 2014/11/02(日) 00:31:50
    エレン「………でさ。もうひとつ話があるんだが……」

    アルミン「え?」

    エレン「喫茶店にいた女の子のこと見て、紅くなってたよな」

    アルミン「」

    アルミン「エ、エレン!!君は……!!」

    エレン「わわっ、や、やめてくれよ」

    エレン「アルミン、ひょっとして、あの娘の事が好きなのか?」

    アルミン「!!!/////////」

    アルミン「…………………ぅん…」

    エレン「おおおっ!!!アルミン、それはあれだよあれ!『恋』だよ!」

    アルミン「へ?こ、恋?」

    エレン「そりゃそうさ!あの娘が『好き』ってだけでそりゃあもう立派な『恋』だと思うぞ?」

    アルミン「こ、恋……!!!」

    夢にまで見た、『恋』 まさか実現するとは…!!

    エレン「アルミン、お前は大人だな~」

    アルミン「あ、ありがとう…////」

    エレン「と、いう事で明日も喫茶店行くか!」

    アルミン「な、なんで!?」

    エレン「だって、あの娘がまたいるかもしれないんだぞ?」

    アルミン「でも…」

    エレン「アルミン。ここでバシッと決めないと、他の男に取られちゃうかもしれないんだぞ?」

    アルミン「…!」

    エレン「しかも、何もしなければ何も始まらない!ここから前進していこーぜ!!」

    アルミン「エレン…!!…うん!」

    エレン「よし、それでこそ男だぜ!」


    ______こうして僕とエレンは、明日も喫茶店に行くことになったのだった…
  19. 19 : : 2014/11/02(日) 00:34:32
    >>15 期待コメント、本当にありがとうございます!!
    &今日はもう寝ます!明日は部活&勉強があるので更新はあまりできないと思いますが…………
    では、ありがとうございました!!!
  20. 20 : : 2014/11/02(日) 09:53:34
    面白いわ、次期待してるよ
  21. 21 : : 2014/11/02(日) 09:54:41
    やっぱ、何度見てもおもろい
  22. 22 : : 2014/11/02(日) 09:56:40
    部活ガンバ
  23. 23 : : 2014/11/02(日) 12:57:04
    トリットさん、期待コメントありがとうございます!!
    &部活が終わったので更新していきます!

  24. 24 : : 2014/11/02(日) 13:09:08
    ~翌日~

    ピーピー……チチチ……

    アルミン「ふぁああ……朝か…」

    アルミン「( あ、今日はまた喫茶店に行くんだった。なんだか、嬉しい気持ちと同時に緊張してきた… )」

    エレン「アルミン、おはよっ!」

    アルミン「あ、エレン。おはよう。」

    エレン「うっし、じゃあ行くか!」


    ~喫茶店前~

    アルミン「き、今日もあの娘いるかな…」

    エレン「大丈夫だって!心配すんな!」

    アルミン「う、うん……」ボワン!

    僕は返事をするのと同時に人間の姿に変化した。

    アルミン「……」

    昨日と同じように、金髪の弱々しい僕の『仮』の姿が、硝子に映る。

    僕は手を動かしてみた。

    硝子の中の僕は、現実の僕と全く同じ動作を繰り返す。

    アルミン「………よし。」

    ガチャ……カラララーン……イラッシャイマセ……

    アルミン「………」キョロキョロ

    僕は素早く、辺りを見た。あの娘らしき人影は、ない。

    アルミン「………(今日は来てないのかな…)」

    何も買わずに帰るのはお店の人に失礼なので、僕は砂糖・ミルク入りのコーヒーを注文した。

    コーヒーを、一口すする。

    やはり、美味しい。


    アルミン「………ふぅ…」

    だいぶ気持ちが落ち着いてきた。
    僕は会計を済ませて、エレンと一緒に店の外へ出た。
  25. 25 : : 2014/11/02(日) 13:26:01
    ~喫茶店前~

    アルミン「……今日はいなかったね。」

    エレン「あぁ……………あ、待てよ」

    アルミン「何?」

    エレン「もしかしたら、今日完成した大型ショッピングモールにいるかもしれないぜ」

    アルミン「きっとそこだ!」

    エレン「そうと決まればレッツ…」

    アルミン「ゴーーッ!!」
  26. 26 : : 2014/11/02(日) 13:46:21
    ~大型ショッピングモール~

    ワイワイ…ガヤガヤ……キョウハカイテンセールデス!!

    アルミン「すごく混んでるね…」

    エレン「気をつけて進まないとはぐれ……」

    エレン「アルミンいなくなった……」

    エレン「まじか!?今のどの瞬間でどうやっていなくなれるの!?」

    エレン「アーールミーーーン!!」


    ~大型ショッピングモール・本屋~

    アルミン「~♪(こんなに大きい本屋ができるとはね…)」ペラッ…ペラッ…

    アルミン「(ん~……でもここらへんの本は全部前に読んだかな…)」

    アルミン「(もっとないかな……)」トコトコ

    アルミン「…この本は……」

     『名前も知らない人に恋を
          してしまったあなたへ』

    アルミン「………何これ」

    アルミン「(今の僕の状況と酷似してるな……)」

    アルミン「(しかもこの本すごく人気みたいだ……)」

    アルミン「(……買おう……かな…)」


    ~本屋・レジ~

    ピロリーン……オカイアゲアリガトウゴザイマシタ!

    アルミン「家に帰ったら読んで、恋についての勉強だ!」


    ~大型ショッピングモール・ゲーム  センター~

    エレン「(へぇー、ゲームセンターもあるのか…)」

    ドコドコドン………フルコンボダドン!!

    エレン「お?あれはもしや『太鼓の鉄人』では?」

    エレン「よーし、フルコン叩き出してやるぜ!!」ピューン!!


    ~大型ショッピングモール・食品               売り場~

    アルミン「(今日は何を作ろうかな…)」

    アルミン「う~ん…悩むな…」


    「あの、すみません。少し良いですか?」


    僕は不意に声をかけれ、驚く。


    まさか……


    この天使のような美しい声は……

    僕は振り向いた。
  27. 27 : : 2014/11/02(日) 13:47:40
    期待しかない!!すっごいね!
  28. 28 : : 2014/11/02(日) 13:49:06
    ゆずぽんぬさん、期待コメントありがとうございます!頑張ります!!
  29. 29 : : 2014/11/02(日) 14:06:40
    僕は振り返る。

    あの娘だった。

    「あの、昨日はありがとうございました!」

    あ、そうだ。思い出した。昨日は隣のスーパーで僕が差し出した手を……

    アルミン「いやいや、お礼を言われるほどの事じゃないよ」

    なんと礼儀の良い娘なのだろう。
    お礼をわざわざ言いに来るとは…

    「それで、聞きたいことがあるんですけど……」

    何だろう。

    「牛蒡ってどこにあるか分かりますか?ここ、広くて広くて……私、迷っちゃったんです」


    牛蒡…?牛蒡なら確か、さっき通り過ぎた所にあったはず。

    ナイス、牛蒡。

    アルミン「牛蒡なら確かこっちにあったはずだよ」

    「本当ですか!?」

    アルミン「こっちだよ、着いてきて」

    「はーい!」

    天使のような笑顔。そして美しい声。僕は彼女に魅了されてばかりだ……

  30. 30 : : 2014/11/02(日) 14:11:26
    ~大型ショッピングモール・ゲーム             センター~

    エレン「っしゃあ!フルコン達成!」

    エレン「…ん?あれは…」

    \ゴボウッテドコニ……/
    \…コッチダヨ、ツイテキテ/


    エレン「おお!やるなぁ、アルミンのやつ」

    エレン「……頑張れっ!」

  31. 31 : : 2014/11/02(日) 14:28:16
    今から出かけるので更新できません…
  32. 32 : : 2014/11/02(日) 17:44:50
    帰ってきたので更新します!!
  33. 33 : : 2014/11/02(日) 18:10:54
    ~大型ショッピングモール・野菜売り場~


    アルミン「牛蒡はここだよ」

    「あ、本当だ!ありがとうございました!」

    アルミン「いえいえ。それじゃあ…」

    「はい。それでは!」

    アルミン「あ、あの………」

    「?」

    名前を、せめて名前を聞きたい…!

    アルミン「よろしければ、名前を教えていただけませんか?あ、僕はアルミンです」

    「私は美雪。よろしく!」

    アルミン「それじゃあさよなら…」

    美雪「うん!」


    名前、聞けた…!



    今からまた出かけるので更新できません!
  34. 34 : : 2014/11/02(日) 19:08:55
    帰ってきました!
    &見てる人いますか……?見てる人いたら、できればで良いのでコメントを下さい!お願いします!
  35. 35 : : 2014/11/02(日) 21:53:36
    見てまぁぁぁぁす、!!!
  36. 36 : : 2014/11/02(日) 21:53:52
    期待です、面白いですっ、!!
  37. 37 : : 2014/11/02(日) 22:03:15
    ~大型ショッピングモール前~

    エレン「アルミン、よくやったな!!」バシッバシッ

    アルミン「痛い、痛いって…」

    アルミン「でも、名前が聞けてよかったよ…///」

    エレン「アルミンはやっぱすげーな!」

    エレン「じゃあ、明日も喫茶店な!」

    アルミン「う、うん………」



    ~美雪・自宅~


    美雪「……」カリカリカリ…

    美雪「…うーん…」

    美雪「なんだろ、この気持ち…」

    美雪「モヤモヤするな……」

    美雪「明日も、喫茶店行くかな…」



    ~神羅山・アルミン&エレン自宅~


    アルミン「……ハイ、エレン。ご飯だよ」

    エレン「サンキュー」

    アルミン・エレン「いただきます!」

    エレン「今日も楽しかったな」

    アルミン「うん、そうだね」


    ~数分後~

    エレン「ふぅーっ、美味しかった!」

    アルミン「……じゃあ僕は先に寝るよ。」

    エレン「ん?早いな」

    アルミン「ま、まあね」

    エレン「お休み」

    アルミン「お休みー」


    ガチャ……


    アルミン「………よし。」ペラッ

    『名前も知らない娘に恋を
          してしまったあなたへ』

    アルミン「(まあ、名前は聞いたけど、参考にはなると思うからね…)」ペラッ


    アルミン「ふむふむ…」


    『相手との距離を縮めるには、まず第一にコミュニケーションを取ることが大切です。』

    ペラッ

    『例えば相手の趣味を聞き、それを自分もやってみたりして、相手との共感を得る。』

    ペラッ

    『そうやって、だんだん距離を縮めていくのです。』


    アルミン「趣味、か………そういえば…」


    確か美雪さんは、本を読んでたはず。
    何の本かはわからなかったけど……

    とりあえず、本だ。僕も本は好きだから、都合が良い。


    『距離が縮まってきても、油断してはいけません。あくまで、ゆっくりと距離を縮めていくのです。』

    ペラッ

    『ですが一番大切なのは、好きになった人のことを、大切にすることです。人との出会いは一期一会。好きな人を、大切にしましょう。』

    パタン…

    アルミン「……好きな人を大切に、か…」
  38. 38 : : 2014/11/02(日) 22:04:28
    おお!ちぇむさん、コメントありがとうございます!頑張ります!
  39. 39 : : 2014/11/02(日) 22:19:09
    アルミン「今、何時だろ…」

    時計:9:30

    アルミン「……もうちょっと読もうかな…」

    ペラッ

    『もし好きな人との距離がだいぶ縮まったなら、次はどこかにその人をよび出して、話をしましょう。』

    ペラッ

    『少しハードルが高いかもしれませんが、これも大切なコミュニケーションのひとつです。』

    ペラッ

    『しかしこの時、暗い話になってはいけません。好きな人の気持ちを、しっかりと受け止めてあげるのです。』

    パタン…


    アルミン「なるほどね……」

    アルミン「『コミュニケーション』か…」

    アルミン「…よし、明日頑張るぞ!」グッ

    時計:10:00

    アルミン「いけない、そろそろ寝ないと…」

    アルミン「……zzZZ…」
  40. 40 : : 2014/11/08(土) 15:34:24
    おお、新しいのでてる
  41. 41 : : 2014/11/08(土) 15:36:36
    次のも期待
  42. 42 : : 2014/11/25(火) 19:54:40
    缶コーヒーさんガンバ
  43. 43 : : 2014/12/04(木) 19:07:39
    オリキャラ(^∀^)オリキャラ(^∀^)オリキャラ(^∀^)オリキャラ(^∀^)オリキャラ(^∀^)オリキャラ(^∀^)オリキャラ(^∀^)オリキャラ(^∀^)オリキャラ(^∀^)オリキャラ(^∀^)
  44. 44 : : 2014/12/04(木) 19:08:18
    >>43の追加
    期待なのです!!!
  45. 45 : : 2014/12/06(土) 21:46:44
    期待
    期待
    期待
    期待
    期待
    期待
    期待
    期待
    期待
    期待
    期待
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    期待
    期待
    期待
    期待
    期待
    期待
    期待
  46. 46 : : 2015/01/03(土) 22:55:44
    皆さん、遅れてしまい、本当に申し訳ありませんでした!学校の行事が沢山あったので…   これからまた更新を開始しますので、宜しくお願いします!!
  47. 47 : : 2015/01/03(土) 23:15:39
    ________ そして翌朝。


    …………ピーピーー……チチチチ………


    アルミン「……ふぁ~ぁ……」

    アルミン「………ん、もう朝か…」

    アルミン「…………!!あ、そうだ、今日は……!///」

    アルミン「……よし!」グッ

    エレン「お、アルミンおはよ」

    アルミン「おはよう、エレン」

    エレン「………頑張れよ?」

    アルミン「う、うん!」

    アルミン「(やっぱり僕は勇気無いな……まだ自分に自信をもてないよ……)」



  48. 48 : : 2015/01/03(土) 23:29:48
    _______そして数時間後・喫茶店



    僕の心臓は、他の人に聞かれてしまうんじゃないかって位、ドクンドクンと音をたてている。

    カラララーン……イラッシャイマセ!……

    僕はやはりまたコーヒーを頼むと、後ろ
    の窓際の席を見る。





    やはり、いた。





    その人は本を片手に持ち、どこか憂鬱そうな顔で外を眺めていた。





    僕の初恋………






    美雪さんだ……





    アルミン「………」ゴクリ


    僕は勇気を出し、席から立ち上がる。


    緊張で口の中が渇き、喉の奥が張り付く。



    それでも僕は自分の席に戻ろうとせず、真っ直ぐに、しかしゆっくりと、窓際の席へ向かう。





    _______そして____









    ついに窓際の席に辿り着いた。




    美雪さんが、こっちを見た。




    美雪「あなたは…!」






    アルミン「覚えていますか?僕です、アルミンです」

    アルミン「あの、な、悩みがあるのな、なら、僕に、い、言ってくれてか、構いませんよ?」


    美雪「………実は、私ね…」
  49. 49 : : 2015/01/03(土) 23:39:20
    美雪「…漫画家なの」

    アルミン「え?すごいじゃないですか!」

    美雪「……でもこの前、『透明人間が恋をした』っていう漫画を編集長さんに出したの。そしたらね…」

    アルミン「(なんだかデジャヴを感じる)」

    美雪「透明人間なんていないだろ!っ
    て言われてね…本当に私に漫画家なんて向いているのかな…?」

    アルミン「!!(そんなことないよ!美雪さん!透明人間ならここに!!)」






    ここにいるよ!!









    ………そう言いたい











    なのに僕は言えない











    透明人間だとバレてしまうのが怖いのか!?











    嫌だ!伝えたい!!美雪さんには、透明人間がいるんだよって!











    でも!!!でも!!!












    僕は……!!僕は……………!!!!









  50. 50 : : 2015/01/03(土) 23:41:26
    ここで安価!

    アルミンは自分が透明人間だと伝える?
    伝えない?>>51、頼んだ!!
  51. 51 : : 2015/01/04(日) 00:36:11
    伝える

    期待です
  52. 52 : : 2015/01/04(日) 20:06:04
    期待
  53. 53 : : 2015/01/05(月) 11:59:29
    期待です!
  54. 54 : : 2015/01/05(月) 21:44:15
    超期待
  55. 55 : : 2015/01/06(火) 17:18:19
    やばいほどに期待
  56. 56 : : 2015/01/07(水) 15:13:18
    遅れてすみません!これから更新します!
             
         新しく立てたSSです。
             ↓

    http://www.ssnote.net/archives/29798
  57. 57 : : 2015/01/07(水) 15:45:48


    …伝えるんだ!!




    アルミン「…美雪さん…僕、実は………」


    美雪「…?」






    僕は術を解いた……


    これまでの胸の中のモヤモヤした気持ちと共に、僕の“仮”の姿が消えていく。


    美雪「!?」



    そして僕は、透明人間に戻った。




    美雪「え?いきなり消えた…!?」

    アルミン「僕は………透明人間なんだよ」


    美雪さんの耳には、僕の声だけが届いているだろう。


    美雪「まさか………」

    アルミン「…やっぱり信じてくれないよね、透明人間なんて…」

    美雪「……ううん、私は信じるよ!それで、あなたを描かせて!」

    アルミン「み、美雪さん……!」






    僕の目から、一筋の温かいものが流れた。







    僕と美雪さんの間に置かれたコーヒーからは、湯気がもくもくと立ち上っている








    コーヒー……………ちょっぴり苦くて、綺麗な黒色。








    それは僕の初恋…










    美雪さんとの出会いの味であり、色であった……
  58. 58 : : 2015/01/07(水) 15:59:50
    ~翌週~

    アルミン「……」ズズ…


    僕はコーヒーを片手にある雑誌を熟読している



    ………あの日から7日経った。美雪さんは僕を主人公とした漫画を書き、一躍人気作家となった。



    ………僕は透明人間。美雪さんは人間。叶わぬ恋だとは知っていた。でも僕は最後まで美雪さんを想い続け、真実を伝えた。




    そして僕自ら、恋を諦めた……







    僕は大切な、恋という存在を失った。





    しかし




    “大切なものを失うと人間になれる”
    あの言い伝えは真実だったようだ







    僕は今、美雪さんの勤めている編集社の前にいる









    鏡に映る、僕の弱々しい顔と体。

    しかしこれは、僕の“仮”の姿ではない。










    人間になった僕の、真実の姿。











    美雪さん、今からあなたに会いにいくよ











    僕はドアをそっと押し開ける。

    カラララーン…




    ふと、喫茶店のドアの音を思いだす。










    その時、コーヒーの香りが僕の鼻をくすぐったような気がした。











    それは僕の、初恋の香りだった………
  59. 59 : : 2015/01/07(水) 16:02:10
    アルミン「透明人間の僕が喫茶店で出会った、綺麗なあの娘…」



            完。
  60. 60 : : 2015/01/07(水) 16:05:36
    ようやく終わりました!
    僕の初投稿作品はどうでしたでしょうか?
    皆様がアルミンやエレン、美雪の気持ちと同じような切ない感情を持っていただけたなら光栄です。
    最後まで付き合っていただき、本当にありがとうございました!
    よろしければ感想をお願いします!
  61. 61 : : 2015/01/11(日) 00:42:08
  62. 62 : : 2015/01/12(月) 19:59:28
    これって妖怪ウオッチの恋とコーヒーとポエム?をイメージしてるんですか?
  63. 63 : : 2015/01/13(火) 20:29:32
    おもろっかった
  64. 64 : : 2015/01/31(土) 12:45:48
    期待しかないです❗
    次作も頑張ってくださいね❗

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