このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
エレン「能力者」
-
- 1 : 2014/10/27(月) 11:34:52 :
-
俺の名前は、『エレン・イエーガー』
巨人を全て駆逐して自由になるために、訓練兵として、訓練に励んでいる
という、今のこの時代では、さほど珍しくない設定だが
この俺には昔から、ある、非現実的で、信じられないような『能力』があった
その能力とはーーーーーーーーー
『触れたものを爆破する』というものだ
-
- 2 : 2014/10/27(月) 12:34:19 :
能力者ファイル①
『エレン・イエーガー』
能力:
【爆発の権利】
説明:
触れたものを爆破する能力
爆発の規模は、そこまで高くないが、人に致命傷を与える程の威力はある
パラメーター:
破壊力 C 発動瞬発力 B 持久力 B
能力の射程距離 D 成長生 C
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
破壊力
その能力の強さ
発動瞬発力
その能力が発動されるまでの早さ
持久力
その能力を使える限度
能力の射程距離
その能力によって影響が与えられる規模
成長生
能力の成長生
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
-
- 3 : 2014/10/27(月) 12:44:03 :
俺がこの能力に気づいたのは、6歳の時だった
俺はその時、この能力があれば、巨人を駆逐出来ると考えていた
でも現実は、そう甘くは無かった
???「・・・レン! エレン!」
エレン「あ・・・ゴメン・・・ちょっと考え事をしててな」
アルミン「全く…気をつけてよね!?」
こいつは『アルミン・アルレルト』
俺の一番の親友だ…物凄く頭がキレる
頼もしい奴だ
エレン「分かったよ…気をつけるって」
そう、今は訓練中だ…
気を抜いたりしていたら、大怪我に繋がる
エレン「良し! じゃあ、対人格闘技の練習でもするか!」
アルミン「そうだね! 今日は負けないよ!」
-
- 4 : 2014/10/27(月) 13:00:40 :
さっきの話に戻るが、そう・・・現実は甘くは無かったんだ
3年前に壁が巨人によって壊されたとき、俺のおふくろは巨人に襲われた
俺は、おふくろを助けようと『能力』を使かったが、巨人には、それは時間稼ぎにしかならなかった
おふくろは、俺の目の前で巨人に喰われてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー死んだ。
エレン「・・・フグッ!」
腹に激痛が走る
アルミン「だっ、大丈夫!?」
エレン「済まん・・・ボーっとしていた」
どうやら、アルミンの拳が腹に入ったらしい
俺は、その場にうずくまる
エレン「イテテテテ・・・」
アルミン「全く…気を抜いてるからだよ!!」
アルミン「そんなんじゃ・・・【リッパー男】に殺されるかもね!」
と言ってアルミンは、笑う
【リッパー男】というのは、最近、訓練兵の中で流行っている都市伝説である
バラバラ死体のそばに、共通のリッパーがあることから、その殺人鬼を【リッパー男】と呼んでいる
被害者はもう15人になるそうで、憲兵団もまだ、【リッパー男】の手掛かりを掴んですら無いらしい
物騒な話だ
-
- 5 : 2014/10/27(月) 13:13:31 :
-
アルミン「とりあえず、今日はもう寄宿舎に戻ろっか」
どうやら、アルミンと話ていたら訓練が終わったらしい
エレン「そうだな」
俺は立ち上がる
ー寄宿舎ー
???「貴様らァ! 夕食の前に、少し聞けえッ!」
このスキンヘッドの、いかにも怖そうな人が『キース教官』だ
キース「今からお前らには、訓練として
【リッパー男】を探してもらう!」
ザワザワ…と全体がどよめく
???「でも、教官! それは憲兵団の仕事では?」
今、発言したのが、『ジャン・キルシュタイン』だ
立体起動装置の使い方は、訓練兵の中でもトップクラスだ
こいつは【憲兵団】に入りたいようだが、俺はこういう才能のあるに奴こそ、【調査兵団】に入って欲しい
キース「いい質問だ! 答えは訓練のためだ!」
「鬼教官め…」あちこちから、そんな声が聞こえてくる
『どうせ逆らっても無駄だ』、そう思った俺は、おとなしく決定に従う事にした
-
- 6 : 2014/10/27(月) 13:23:06 :
- 面白いです!期待!!
-
- 7 : 2014/10/27(月) 14:07:19 :
>>6
ありがとうございます!
お部屋の片付け、頑張って下さい!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キース「では、班を分ける!」
キース「呼ばれたものから、『B街』に出発するように!」
ーD班ー
エレン「これで、全員か」
ミーナ「そうみたいだね!」
トーマス「ああ、そうだな!」
こいつ等は、『ミーナ』と『トーマス』
多分、付き合っているのだろう
さっきからお互いに、チラチラ視線を合わしては、顔を紅くしている
俗にいう『リア充』ってやつだ
ジャン「なんで俺がこんな事を…」ハァ…
アルミン「まあこういうのも、たまにはいいじゃん!」
班は、全て5人で構成された
D班は、俺、ミーナ、トーマス、ジャン、アルミンの5人だ
トーマス「良し、準備が終わった所で、さっさと行くとするか!」
アルミン「そうだね…もう、暗くなってきたし」
アルミンの言うとうり、外はもう夕日が沈もうとしていた
早く出発しないと、外はもう真っ暗になってしまうだろう
その前には、目的のB街までについていたい
エレン「そうだな!出発しよう!」
俺たちは、急いで馬車に乗り込み『B街』を目指した
-
- 8 : 2014/10/27(月) 14:30:13 :
ーB街ー
B街についた俺たちは、とりあえずランプを片手に歩き回る事にした
ミーナ「本当に【リッパー男】、出ると思う?」
ジャン「出るわけねーよ」
ミーナ「で、でも、出るかもしれないじゃん!」
トーマス「全く、ミーナは臆病だな!
ハッハッハッ!」
トーマスが大声で笑う
ミーナ「もう! 茶化さないでよっ!」
トーマス「大丈夫だよ、俺がミーナを守るからさ」
ミーナ「・・・///」
ジャン「チッ…リア充が…」
ジャンが毒づいたその後、ポトッポトッと急に雨が降ってきた
傘など最初から持ってきていないし、着替えもない
トーマス「まずいな…大雨になる前に、さっさと建物の中に入った方が良さそうだ」
アルミン「じゃあ、あの使われてなさそうな建物がいいんじゃない?」
アルミンの言う、『使われてなさそうな建物』を見つけるのには、少し時間がかかった
何故なら、ここら辺の建物全てが、古びた感じの建物で
人の気配が無かったからだ
俺の予想では、ここら辺の建物は、全て使われなくなったのだと思う
理由は【リッパー男】が、この辺に出現するという情報が出回り、誰も近寄らなくなったからだろう
エレン「そうするか」
アルミンが選んだ建物は、この中でも、最も古びた感じの建物だった
-
- 9 : 2014/10/27(月) 14:40:35 :
ギイィィ…と軋むドアを開け、俺たちは中に入った
中は思ったよりも暗く、ランプが無いと、1M先も見え無かった
ジャン「とりあえず、雨が止むまで待つか」
アルミン「そうだね」
トーマス「じゃあ、俺は2階を見て回る事にするよ」
ミーナ「気をつけてね?」
トーマス「大丈夫さ」
そういってトーマスは階段を上っていく
外から見た感じだと、この建物は3階のように見えた
アルミン「じゃあ、僕はトイレにでも、行ってこよう」
ジャン「俺は食べ物でもないか、探してくるぜ」
ミーナ「人の家の物を勝手にとっちゃいけないわよ?」
ジャン「大丈夫だって、どうせ誰もいやしねぇんだから」
ミーナ「ったく…!」
ミーナと話し終えると、ジャンはアルミンが向かった方向と逆の方向に、足を進めた
-
- 10 : 2014/10/27(月) 14:51:22 :
エレン「ハァ…なんでこんな事に…」
思わず、ため息が出てしまう
ミーナ「まあまあ」
エレン「ハァ…」
ミーナが俺に話しかけた、その次の瞬間
「ギャアアアアアアアアアア! 」
という悲鳴が建物じゅうに響き渡る
ミーナ「この悲鳴! トーマスのだわ!」
エレン「まさか…【リッパー男】が、ここにいるのか!?」
-
- 11 : 2014/10/27(月) 15:43:13 :
ミーナ「助けにいかなきゃ!」
そう言って、ミーナは駆け出した
エレン「馬鹿ッ! まずは助けを呼ばないと・・・!」
俺の声は、焦っているミーナには、もう届かなかった
エレン「クソッ・・・ジャンやアルミンにも、早く知らせないと!」
俺は急いで、入ってきたドアに駆け寄りドアを開けようとするが
エレン「!?・・・・・・開かない!」
ドアは、何故か開かなかった
エレン「あの野郎…中からジワリジワリと、潰していく気か・・・」
これがホラー映画なら、ここまでは普段どおりだ
主人公と、その仲間たちが建物の中に閉じ込められ、少しづつ犠牲者がでていく・・・っていう
でも、俺はホラー映画の主人公たちには、無い物を持っていた
それは、知恵でも勇気でも恋人でもない
【能力】だ
エレン「オラァ!」
俺はドアを殴りつける
エレン(爆発の権利…!)
ドアが大きな音を立てて、勢いよく爆発する
街灯の光が射し込む
エレン「これで、外に出られるぜ…」
-
- 12 : 2014/10/27(月) 15:52:36 :
俺は建物から出ることにした
一歩踏み出して、俺はあることに気づいた
エレン「!」
???「アレッ…!? なんで出てこれたの!?」
外には謎の男?が立っていた
???「しっかり閉じ込めたはずなんだけど・・・」
エレン「なんだお前?」
???「ああ、自己紹介がまだだったね」
ハンジ「私は『ハンジ・ゾエ』」
ハンジ「君たちを殺しに来た」
そういうと、ハンジという奴は、爽やかな笑顔をみせた
ハンジ「全く…【リッパーくん】ちゃんと仕事してよね…」
ハンジ「私が殺さないといけなくなる」
ハンジ「じゃん♫」
すると、ハンジは凄い速さで、俺に突っ込んできた
-
- 13 : 2014/10/27(月) 15:56:52 :
能力者ファイル⑧
『ハンジ・ゾエ』
能力:
【ゴールド・E】
説明:
触れたものに生命を与える能力
無機物にしか使用出来ない
パラメーター:
破壊力 B 発動瞬発力 A 持久力 D
能力の射程距離 D 成長生 E
-
- 14 : 2014/10/27(月) 16:06:48 :
エレン「捕まるかよッ!」
俺はすぐさま避け、反撃の体制をとる
エレン「来るならこい!」
ハンジ「いやいや、狙いはコッチ♫」
ハンジは近くにあるレンガ塀を殴りつけた!
エレン「!?」
すると、なんという事だろう!レンガ塀がアルマジロに変わり、エレンに飛びついてきた!
エレン「うわああああああああ!」
エレン「クソッ! 爆発の権利!」
俺はアルマジロに拳を入れ、爆発させた
エレン「ハァ…ハァ…ゴメン…」
正当防衛とはいえ、俺は命を奪ってしまったのだ
クソッ…!
ハンジ「気にすることないって♫」
ハンジ「君が食事をするたびに、何個もの命を奪ってるんだからさ♫」
エレン「うるせぇ…!」
-
- 15 : 2014/10/27(月) 16:17:43 :
ハンジ「まあ、落ちついてよ」
エレン「クソッ…この野郎…!」
ハンジ「君って本当に面白いね♫」
ハンジ「能力者だし♫」
エレン「・・・お前もな」
俺は自分以外の能力者を初めて見た
でも、親近感はない
あるのは殺意だけだ
エレン「喰らえッ!」
俺のパンチをハンジは、紙一重でかわしていく
ハンジ「甘い…甘い…♫」
ハンジ(ゴールド・E!)
地面から、木が生えて俺の体を縛りつけるッ!
エレン「なっ・・・!?」
ハンジ「僕の【ゴールド・E】は、体の一部が触れてたら発動するからね」
ハンジ「地面に埋まっている木の種に、足から生命を送り込んで一気に成長させたんだよ」
ハンジ「まあこれで、君の手は封じられて、君の能力も封じられたという訳だね♫」
ハンジ「後は、ゆっくり君を嬲り殺すだけ・・・」
-
- 16 : 2014/10/27(月) 16:53:53 :
エレン「・・・奇遇だな」
ハンジ「ん?」
ハンジ「何が?」
エレン「いやさ、俺もお前と同じで、『体の一部が触れてれば』能力が発動出来るって所だよッ!」
ハンジ「まっ、まさか!」
エレン「オラァッ!」
エレンは、体に巻きついている木を能力により、爆発させた
パラパラ…と消し炭になった木が、地面に当たっては、音を立てる
エレン「ふー、やっと自由になった」
エレン「さてと・・・」
ハンジ「!!」
エレンはハンジの方を見て、腕を大きく振りかざすッ!
エレン「オラァッッッッッ!!」
そして、殴った!!
ハンジ「フグッ…!!」
エレン「てめえは、許さねぇ!」
ハンジ「に、逃げろっ♫」
ハンジは、猛スピードで逃げ出した
エレン「逃がすかッ!・・・と言いたい所だけど、早くしないと、ミーナ達が危ない!」
エレン「いつかまた会った時にあいつは、ぶっ飛ばしてやる・・・」
そう言って、エレンは建物の中に入っていった
-
- 17 : 2014/10/27(月) 17:08:21 :
- ジャンはキルシュタインたぜ!
-
- 18 : 2014/10/27(月) 17:12:00 :
>>17
ありがたい・・・、編集してきます
-
- 19 : 2014/10/27(月) 18:03:44 :
建物に入った俺は、とりあえず2階に向かう事にした
エレン「待ってろよ! ミーナ…トーマス…!」
一気に階段を駆け上がる
エレン「暗いな…」
まずは、一つ一つの部屋を確かめようと思った俺は、右側の部屋から調べる事にした
???「エレン・・・!?」
エレン「わっ!・・・って、アルミンじゃないか!」
アルミン「無事だったんだね!」
エレン「ああ、・・・ミーナと、トーマスを知らないか!?」
アルミン「知らないよ」
エレン「そうか、じゃあそこの部屋を調べるかな」
アルミン「待って! そこはもう僕が調べたからさ!」
エレン「そうか、じゃあ他の所を調べるとするか・・・!?」
アルミンが調べたと言った部屋のドアの隙間から、誰かの手が出ていた
エレン「あああああ!!?」
エレン「何だよ!? あれ!?」
アルミン「・・・」
エレン「おい! アルミン! 答えろよ!」
アルミン「気になるなら、見てみたら?」
-
- 20 : 2014/10/27(月) 18:08:34 :
-
エレン「・・・見る必要はないッ!」
エレン「お前が、トーマスを殺りやがったんだな!?」
アルミン「惜しいッ!」
アルミン「ミーナもだッ!」
エレン「貴様ああああああッ!!」
-
- 21 : 2014/10/27(月) 20:24:05 :
能力者ファイル②
『アルミン・アルレルト』
『通称:リッパー男』
能力:
【リッパー・トゥー・ザ・ジッパー】
説明:
触れた部分をジッパーにする能力
ジッパーにされた部分は、取り外し可能である
パラメーター:
破壊力 A 発動瞬発力 A 持久力 E
能力の射程距離 E 成長生 E
-
- 22 : 2014/10/27(月) 20:31:59 :
エレン「お前が…あの【リッパー男】か!」
アルミン「そうッ!僕が【リッパー男】だッ!」
アルミン「そして、君と同じ能力者でも、ある」
エレン「!」
なんで、俺が能力者だということがばれている!? あのハンジって奴か!?
いや、今それは、対した問題じゃない!
一番の問題は、相手の能力だ
どういう能力だ? もしも、罠などの能力だったら、迂闊に近づいたら殺られてしまう!
エレン「いや、そんな事よりッ…」
エレン「許せないのは!!」
エレン「お前がミーナとトーマスを殺りやがった事だッ!」
アルミン「うるさいな・・・黙らせてやるよ!」
-
- 23 : 2014/10/27(月) 20:41:10 :
-
アルミン「リッパー・トゥー・ザ・ジッパー!!」
エレン「!!」
エレン「ノロいぜッ!」サッ
アルミン「避けられたか!?」
アルミンは勢い余って、壁に拳を打ち付ける
アルミン「クソッ・・・こいつ、成長しているッ!」
エレン「喰らいなクズがッ!」
エレン「こいつはミーナの分だァッ!」
エレンは拳を、アルミンの顔面目掛けて振り回す
アルミン「!」ボゴォォォ
アルミンの顔面が、エレンの拳によって歪められる
エレン「次は、トーマスの分だッ!」
アルミン「いや、お前に次はこない!!」
-
- 24 : 2014/10/27(月) 20:47:26 :
エレン「!?」
エレンの手がアルミンによって掴まれる
アルミン「わざと喰らってやったのさ!」
アルミン「お前の腕を掴むためにな!」
アルミン「発動する・・・『リッパー・トゥー・ザ・ジッパー』!!」
エレン「!?」
エレンの腕にジッパーができる
そして、腕が分裂するッ
エレン「俺の腕をッ!」
エレン「この野郎ッ!」
-
- 25 : 2014/10/27(月) 20:52:48 :
アルミン「腕をくっつけるには、『ジッパー』を閉めなくてはならない」
アルミン「でも、そんな隙は、与えないッ!」
エレン「く、来るッ!」
エレンは間一髪で、アルミンの拳をかわすッ! が、片足を掴まれてしまう!
エレン「し、しまったッ!」
アルミン「フン…『リッパー・トゥー・ザ・ジッパー』!!」
エレン「と、思うだろ!?」
アルミン「な…何ィ!?」
-
- 26 : 2014/10/27(月) 20:57:31 :
エレン「爆発の権利!」
エレン「俺の能力は、体さえ物体に触れていたら、発動出来る!」
アルミン「しまったッ!」
エレン「お前は、今、俺の足に触れている!」
アルミン「あああああああ!」
エレン「地獄で詫びな! お前が殺してきた奴らにッ!」
アルミンの体から、一瞬、光が見えたかと思うと、一気に爆発した
-
- 27 : 2014/10/27(月) 21:03:37 :
『一件落着』そう思ったエレンの背後にある人影がくる
ジャン「!」
エレン「ジャン・・・!」
ジャン「ミーナも…トーマスも…殺されたんだな」
エレン「ああ…」
ジャン「帰ろう…あいつらの分まで、俺は戦う」
エレン「戦うって、誰とだよ」
ジャン「お前が、一人で戦っている時…ビビって、手を貸せなかった俺とだよ」
エレン「・・・」
俺は、あえてジャンには何も言わなかった、それが男としての礼儀であると思ったからだ
-
- 28 : 2014/10/27(月) 21:24:00 :
ジャン「というか、さっきから変な感覚がするんだが」
エレン「?」
エレン「何だそれ」
ジャン「なんか、自分の体から、生命のエネルギーが溢れでるっていう感覚」
エレン「ハハハ…中2だな」
ジャン「うるせぇよっ」
後で気づいた事だが、その『自分の体から生命のエネルギーが溢れる感覚』っていうのは、俺が6歳の頃に能力に目覚めた時の感覚に、似ていたと思う
-
- 29 : 2014/10/28(火) 08:51:51 :
ー第一部完ー
-
- 30 : 2014/10/28(火) 08:57:36 :
あれから、5年がたった
今では、俺は立派な『調査兵』だ
でも、そこにはエレンの姿は無い
ジャン「エレン…どこに行ったんだよ…」
ライナー「おい、ジャン・・・出発するぞ!」
ジャン「! ・・・ ああ…今行く!」
今日は、第60回目の壁外調査だ
壁が開けられて行く
さてと、覚悟決めるか
-
- 31 : 2014/10/28(火) 08:59:27 :
能力者ファイル⑦
『ジャン・キルシュタイン』
能力:
【G】
説明:
物体を重くする能力
パラメーター:
破壊力 B 発動瞬発力 B 持久力 C
能力の射程距離 E 成長生 A
-
- 32 : 2014/10/28(火) 09:03:39 :
ライナー「巨人は…まだ来てない…よな?」
ジャン「ああ…大丈夫だろ」
クリスタ「・・・」
出発してから、1時間が経とうとしていた
未だに巨人は見えない
-
- 33 : 2014/10/28(火) 11:52:16 :
ジャン「な…
俺が口を開いたその時、俺たちから少し離れた所に、黒い煙幕が上がった
ライナー「奇好手か!?」
黒い煙幕は、こちらに近づいてくる
ライナー「クソッ・・・逃げ
一瞬だった
一瞬のうちにライナーの体は
巨人によって吹き飛ばされた
ジャン「ライナーああああああッ!」
巨人は、こちらをみようともせずに、突っ走る
ライナーは、運悪く、巨人の進行方向の直線上にいたのだ
-
- 34 : 2014/10/28(火) 13:33:55 :
ジャン「ちょっと待てぇ!」
巨人に、言葉は、通じない
でも、何か一言言ってやらないと俺の気が収まらない
ジャン「こっちを向け!」
巨人は、相変わらず前を向いている
俺も馬で並走しようとするが、この巨人の方が速い
差がひらく
ジャン「クソッ…ライナーを返せ!」
いくら悪態をついても、巨人は足を止めようとはしなかった
-
- 35 : 2014/10/28(火) 13:46:54 :
ジャン「・・・使うか」
ジャン「G」
巨人が、地面に膝を付ける
巨人「あ"あ"?」
ジャン「悪く思うなよ…!」
巨人の足が重くなったのは、俺の能力だ
どうやら、アルミンやエレンも、同じような能力を持っていたらしい
ジャン「死ねッ!」
巨人は、急に重くなった足の方に意識がいっている
俺はその隙をついて、立体起動装置で巨人に詰め寄る
3m…2m…1m…50cm…距離が、だんだんと縮まっていく
ジャン「オラッ!」
俺はブレードを振り回す
-
- 36 : 2014/10/28(火) 19:44:01 :
「やめろ! ジャン!」
ジャン「!?」
懐かしい声が聞こえる
ジャン「エレン!?」
俺は、巨人にあと少しでブレードが当たってしまうという距離で、ブレードをおろす
エレン「ふ〜、間一髪だな」
エレン「紹介するよ」
エレン「こいつは、巨人の『アニ』だ」
ジャン「!?」
俺は、自分でも顔が引きつっているのがわかった
どいうことだ!? 意味がわからない!
巨人と何故エレンが、行動している!?
エレン「『なんで俺が巨人と行動している!?』って顔だな」
ジャン「筒抜けだな・・・」
やはりこいつには敵わない
エレン「耳をかせよ…この5年間で、何を知ったか教えてやるよ」
-
- 37 : 2014/10/28(火) 20:49:53 :
- Gってグラビトン(グラビティ?)の略称ですか?
期待デス!
-
- 38 : 2014/10/28(火) 21:07:42 :
- 期待です♪
ゆっくり頑張って♪♪
-
- 40 : 2014/10/28(火) 22:55:27 :
- エレアニ期待
SS期待
ジョジョ期待
-
- 41 : 2014/10/28(火) 23:09:10 :
-
>>40
とりあえず、頑張らせていただきます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エレン「ハンジは…調査兵団の幹部だ」
ジャン「えっ!?」
エレン「信じれないのも無理はない」
エレン「でも…本当なんだ」
ジャン「マジかよ…!!」
エレン「そして、調査兵団は…」
エレン「人類を滅ぼそうとしている」
ジャン「はぁ!?」
ジャン「信じられっかよ!?」
エレン「この事を計画しているのは、『リウ"ァイ』『エルウ"ィン』『ハンジ』
の3人だ」
-
- 42 : 2014/10/29(水) 07:10:08 :
- 己リヴァイッ!?
己エルヴィン!?
己ハイジッ!?
-
- 43 : 2014/10/29(水) 07:13:52 :
>>42
マジでごめんなさい∑(゚Д゚)
-
- 44 : 2014/10/29(水) 16:58:22 :
『リヴァイ』『エルヴィン』…この二人の名前を聞いた時、俺の頭は思考停止した
ジャン(どういう事だ…!?)
ジャン(その二人は調査兵団の英雄的存在だぞ!?)
ジャン(そんな二人が、人類を滅ぼそうとしている…!?)
ジャン「・・・」チラッ
俺はエレンの目を見つめる
エレン「・・・」
嘘をついているようには見えない
ジャン「・・・俺にどうしろっていうんだよ」
エレン「力を…貸して欲しい」
-
- 45 : 2014/10/29(水) 17:08:13 :
エレン「あいつらは、俺の家に向かっている」
エレン「それを止めないと…!!」
ジャン「・・・」
エレンは多分、嘘はついていない。全部本当だろう。だからと言って、力を貸せば、俺は調査兵団に刃向かった裏切り者だ。
命は…ない
ジャン「・・・」
ふと、あの日を思い出す。勇敢に敵に立ち向かうエレンを見て、震えているだけの俺…
情けないとわかっていながら、足が踏み出せない…
ジャン「・・・わかった、力を貸すぜ」
エレン「!!…ああ、頼むぜ!!」
もう、あんな情けない思いをするのは、ごめんだ
俺は、自分が正しいと思った事を貫き通すだけだ!!
いつまでも、権力なんかにビビってられない。俺は『調査兵団』なのだから…!!
-
- 46 : 2014/10/29(水) 17:14:38 :
エレン「じゃあ、作成の説明ををするぞ」
ジャン「待ってくれよ…その巨人はなんだよ」
俺は、巨人がいた方向を指さす
が、巨人はいなかった
ジャン「あれ…?」
アニ「どうも…」
ジャン「え・・・?」
俺は、自分の目と頭が信じれなかった
ジャン「巨人が人になってる!? 」
エレン「能力じゃないぞ…そういう体質らしい」
ジャン「そ、そうなのか」
アニ「・・・」コクリ
深く考える事は止めた
-
- 47 : 2014/10/29(水) 17:20:17 :
エレン「じゃあ、説明をするぞ」
ジャン「・・・わかったよ」
もう、後には戻れない。今、俺にできることを精一杯やるだけだ
エレン「その前に、聞いて欲しい事がある…」
ジャン「なんだよ…?」
まだあるのか!?…俺は、少し不安になってきた
エレン「『エルヴィン』『リヴァイ』」
エレン「この二人は…能力者だ」
ー第二部完ー
-
- 48 : 2014/10/29(水) 17:22:30 :
とりあえず、ここで終わります
ご視聴ありがとうございました!!
続きは、近日、構想を練れたらやります!!
さよーならー∑(゚Д゚)
-
- 49 : 2014/10/29(水) 18:19:28 :
- 乙です!
出来たら第二話のスレのリンク貼ってくれますか?
-
- 50 : 2014/10/29(水) 18:32:50 :
>>49
もちのロンドンです!
-
- 51 : 2014/10/30(木) 16:33:02 :
- 今更だけどお疲れ様でした。
-
- 52 : 2014/10/30(木) 16:35:00 :
>>51
ありがとうございます!!
近日またあげます!!
-
- 53 : 2016/05/15(日) 19:37:54 :
- 近日っていつの事だよ!!
- このスレッドは書き込みが制限されています。
- スレッド作成者が書き込みを許可していないため、書き込むことができません。
- 著者情報
- 「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場