この作品は執筆を終了しています。
アルミン「僕を………弱いと思うかい?」【11,3企画】
-
- 1 : 2014/10/21(火) 21:01:08 :
-
どうも、レモンです(*`・ω・)ゞ
今回はとあさんのグループでの企画に参加しました→http://www.ssnote.net/groups/782
アルミンの誕生日を祝うと共に、
このSSを書こうと思ってます!
また、コメントは終わったときに、見やすさ優先のため消させていただきます。しかしながら、コメントは大歓迎です。
では、よろしくお願いします
-
- 7 : 2014/10/22(水) 21:29:30 :
- 僕はアルミン・アルレルト
シンガシナ中学に通ってる中学一年生だ
その僕の中学生活は、
モブ1「アルミンってさ、キモいよね~」クスクス
モブ2「だよね!汚ならしいよ」アハハ
最悪だ……
-
- 8 : 2014/10/23(木) 19:48:09 :
-
中学生になってから、僕はいじめられるようになった
虐められる理由は……なんだろう?
僕がメソメソしてるからかな?
中学のいじめの理由なんてそんなもんだろう
とにかく、僕は毎日屈辱を受けている
ライナー「おい、アルミン!俺の宿題やってくれよ~」ニヤニヤ
ベルトルト「あっ、僕教科書忘れちゃったから貸してね………落書きして返してあげるから」ニヤニヤ
……いつもの二人がやって来た
この二人はいつも僕に身体的・精神的なダメージを与えてくる
アルミン「……うん、分かった」
でも、僕は彼らに逆らえない
彼らが強いから
-
- 9 : 2014/10/23(木) 19:51:37 :
-
強い人に弱い人は逆らえない
小学生のとき、それを学んだ
『僕は弱い』
-
- 10 : 2014/10/23(木) 19:54:54 :
- 僕はいじめられて、何もできない臆病者だから
ライナー「アルミン!!宿題はまだか!?」
アルミン「うん、今終わったよ」
そうして、いつも通り
元気なふりをして、宿題を渡した
-
- 11 : 2014/10/23(木) 20:35:21 :
-
ガラララ
先生「お前ら座ってるか~?ホームルームを始めるぞ」
先生がやって来てガヤガヤしていた教室が一気に静かになった
先生「まあ、今日のホームルームはいつもとは違う……。今日は、みんなの新しいクラスメイトを紹介する」
………転校生。いつもよりやけにうるさかったのはこのせいだったのか
仲良くなれるかな?
そうあり得もしないことを考えていると
悪人面だけど顔は整っている男の子が一人、
無表情だけど美女な女の子が一人、
教室に入ってきた
先生「じゃあ、自己紹介を」
エレン「はい、え~とシンガシナ中学から転校してきたエレン・イエーガーです!
よろしくお願いします」
ミカサ「…同じくミカサ・アッカーマン」
-
- 12 : 2014/10/23(木) 20:40:01 :
- この美男美女の登場にクラスは一層うるさくなった
エレンッテヒト,カッコイイ ミカサハビジン… ザワザワ
エレン「おい、ミカサ!自己紹介それだけかよ?もっと話せよ!」
ミカサ「……エレンの恋人です」ボソッ
エレン「なっ///クラスの前でなに言ってんだよ!?お前」
そして、一瞬にしてクラスの希望が消えた
-
- 14 : 2014/10/23(木) 23:20:32 :
- 先生「お前ら、うるさいぞ!
エレンとミカサ、一番奥の席に座ってくれ」
エレミカ「はい」
先生「これで、ホームルームを終わる」
モブ3「起立、ありがとうございました」
その後の休み時間は、エレンたちへの質問大会が始まった
好きな食べ物は?部活はどうするか?
好きなタイプってどんな人か?
いろんなことをクラスのみんなは聞いていた
僕はクラスに馴染めなかったため近づくことは出来なかったが、こっそり聞き耳を立てていた
その質問大会により、エレン達に人が集まったため、今日はこれ以上虐められなかった
そして、次の朝
-
- 22 : 2014/10/25(土) 20:52:14 :
- ???「よっ!お前ってアルミンだろ?」
ふと、後ろから声がした
知らないけど、どこかで聞いた声
振り返ってみると……
アルミン「君は………エレン君?」
-
- 23 : 2014/10/25(土) 20:58:07 :
- エレン「名前覚えててくれたのか!嬉しいな」
ミカサ「エレン……。いきなりのタメ口、名前呼び捨てはダメ」
二人がいきなり出てきて驚いた
僕に話しかけてくれるのは、いじめっ子ぐらいだもん
アルミン「あ、いいよ。別に
それより、僕に何か用?」
エレン「いや、用なんてないぞ」
………え?用がないのに僕を呼んだの?
エレン「強いて言えば……アルミンと話したかったから?かな」
-
- 24 : 2014/10/25(土) 21:07:13 :
- 僕と………話したかった?
アルミン「なんで?」
エレン「いや、ライナーとかから、『アルミンには近づかない方がいい』って言われてさ」
ミカサ「それで……気になった…ので」
アルミン「近づかない方がいいって言われたのに僕と話に来たの?」
エレミカ「おう!(うん)」
……とりあえず、エレンとミカサが変な人って言うのは分かった
だけど、まあ、素直に嬉しいな
でも………
アルミン「ライナー達の言う通り、僕には近づかない方がいいよ」
だって僕は………
ライナー「おい、アルミン~。こっち来いよ
ストレス発散したいからな~」
弱者だから
-
- 25 : 2014/10/26(日) 09:19:16 :
アルミン「……うん」
エレン「おい、ライナー!ストレス発散ってなにすんだよ?」
ライナー「ん?殴ったり蹴ったりするだけだ」
エレン「なっ……、それ完全ないじめじゃねぇか!?」
ライナー「面白いからいいんだよ、お前もやるか?」ニヤニヤ
エレン「てめぇ」
エレン……、僕のためにライナーに反抗してる
嬉しいけど
アルミン「エレン、僕は大丈夫だから」ニコッ
エレンがライナーと戦わないように
精一杯の笑顔をする
ライナー「だとよ、ほらいったいった」
エレン「……もう我慢できねぇ
ライナー、裏路地が近くにあるのは知ってるか?」
ライナー「あん?ああ、知ってるぞ」
エレン「そこで勝負だ」
……え?勝負ってライナーと戦うの?
アルミン「エレン、無理だよ!!ライナーは空手黒帯だよ!」
エレン「関係ねぇ!ほら、行くぞ」
-
- 26 : 2014/10/26(日) 09:38:53 :
エレンって人強いのかな?
ライナーを倒してくれるのかな?
淡い期待を持って、ぼくらは裏路地に行った
エレン「ここなら誰も来ねぇだろう。行くぞ」バサッ
エレンはブレザーを脱ぎながら、構えた
-
- 27 : 2014/10/26(日) 11:12:26 :
- ミカサ「私はダメって言うんでしょ」
エレン「ああ、絶対ダメだ」
ミカサ「はぁ、分かった」
エレン「うおおおお」
エレンはそう言ってライナーに向かっていった
右拳を思いっきり前にだし、ライナーに攻撃した
しかし、かわされてしまい、逆に右ストレートを食らった
その瞬間、エレンは大の字に倒れこんでしまった
アルミン(え?えええ)
彼の実力はアルミンでもわかるぐらい『弱かった』
-
- 28 : 2014/10/26(日) 11:17:33 :
- その後もエレンは諦めず立ち向かっていったが、返り討ちにされていた
ライナー「どうしたんだよ、エレン?
あんなに威勢が良かったのによ」
エレン「ぐっ……ぐはっ」
アルミン「エレン、もういいって!
もうやめようよ!!」
エレン「うるせぇ」
エレンはボロボロだったが、止めようとはしなかった
アルミン(なんで、どうして?そんなに立ち向かっていくの?)
ミカサ「アルミン、エレンがどうしてこんなに戦うか不思議?」
アルミン「えっ!あ、うん」
ミカサ「それはね、
エレンが『強いから』」
アルミン「彼が………強い…………?」
-
- 30 : 2014/10/26(日) 11:52:43 :
エレン「ぐはっ…がはっ……」
ライナー「これで終わりだ」
ミカサ「はあ、全く。いつもこうなる」
ミカサはそう呟き、ライナーの方に向かった
ライナー「ん?どうした?お前も戦うか?」
ミカサ「……」
無言でライナーと密着するくらい近づき
ミカサ「ふんっ」バキッ
ライナーの腹に思いっきりパンチをした
ライナー「ぐはっ」
ミカサ「片付いた」
-
- 31 : 2014/10/26(日) 12:00:07 :
- アルミン「…」
呆気に取られた僕は、黙るしかなかった
ミカサ「こいつは、せいぜい初段レベル
空手5段をなめないでほしい」
空手5段か……。そりゃ強いよね、うん
ミカサ「さてと、どうしようか?」
アルミン「あっ、ちょっと聞きたいことが…」
咄嗟に声が出た
ミカサ「え?何?」
アルミン「えっ、あ、あの」
聞くつもりがなかったことなので、慌ててしまったが、もう聞くしかないだろう
アルミン「彼は強いの?」
ミカサ「ええ、とっても」
-
- 32 : 2014/10/26(日) 12:06:57 :
- アルミン「でも、ライナーにやられてたよね?」
ミカサ「…………アルミンの強いはなに?」
アルミン「えっ?ライナーは強いよね?」
ミカサ「うん、彼は強いと思う。けど、
本当の強さじゃない」
ミカサ「本当の強さはね
『勇気』なの」
-
- 33 : 2014/10/26(日) 12:32:52 :
ミカサ「勇気は『何かを守るための強い決心』から出来ているのだと思う」
ミカサ「エレンはあなたを守るために躊躇なく飛び出していった
そんな彼をあなたは弱いと思う?」
そうか、本当の強さ………
『勇気』か
アルミン「強いよ………彼は」
僕を守るために一生懸命戦ってくれた彼が弱いわけないじゃないか
ミカサ「分かってくれたみたいだね」
-
- 34 : 2014/10/26(日) 12:43:05 :
- エレン「なんだよミカサ、浮気かよ?」ムクッ
ミカサ「あっ、起きた」
エレン「まあ、打たれ強いからな~
で、何話してたんだよ?」
ミカサ「彼氏の自慢!」
エレン「はあ?なんだよそれ」
アルミン「あははっ」
エレン「アルミン!なんで笑うんだ?」
アルミン「何でもないよ!ただ、エレンは強いなって」
エレン「???」
ミカサ「とりあえず、学校に行こう」
アルミン「うん!」
-
- 35 : 2014/10/26(日) 14:25:47 :
力が強ければ、強い
力が弱ければ、弱い
そういうことだとずっと思ってた
でも、そんな単純なものじゃないって分かった
『何かを守るため』
そのために自分を犠牲にしたり、
立ち向かったり、
悩んで苦しんで心で決めたりして
やっと生まれるのが『勇気』という本当の強さなんだ
-
- 36 : 2014/10/26(日) 14:33:24 :
僕も強くなれるかな?
いや、なろう
いつか、きっと強くなろう
「や、やめてください」ガクブル
ベルトルト「いいだろ?別に……。こっち来いって言ってんだ」グイッ
いつか…………じゃ遅いみたいだね
女の子を無理矢理連れてこうとする
ベルトルトを見たら、そう思った
-
- 37 : 2014/10/26(日) 14:39:55 :
- アルミン「やめろ!!」
ベルトルト「お、アルミン!君も手伝ってよ」
アルミン「誰がやるもんか!」
ベルトルト「……君が僕に口出しするの?」
アルミン「ああ!」
威勢を張ってるけど、かなり怖いや
でも、
「………ううっ」ガクブル
あそこで震えてる女の子はどうしても守りたいんだ。
………これが勇気の原点かな?
ベルトルト「アルミン、やるかい?」
ベルトルトが構えてきた
彼はライナー以上に強いという噂だ
でも、ここでは引けない
エレン「俺も手伝うぜ」
ミカサ「ここはアルミン一人にして」
エレン「何でだよ!?」
ミカサ「いいから!それとアルミン……」
ミカサ「頑張ってね」ボソッ
-
- 38 : 2014/10/26(日) 14:41:34 :
ミカサ……、気を使ってくれたんだね
ありがとう
ベルトルト「おい、アルミンやるぞ!」
アルミン「ああ!」
そして、僕らは戦った
まあ、結果は誰が見てもわかるぐらいの
惨敗だった
-
- 39 : 2014/10/26(日) 14:52:39 :
- 僕はボロボロになり、床に倒れていた
ははは、まるでさっきのエレンだ
「……ありがとうございます」ウッ…グスッ
震えていた女の子が声をかけてきた
アルミン「いいよ、僕が勝手にやったんだし
それより、君を守れて良かった」ニコッ
クリスタ「…ううっ」
アルミン「あ、そういえば君、名前は?」
クリスタ「クリスタ……クリスタ・レンズ…」グスッ
アルミン「クリスタ、言い名前だね?僕はアルミン・アルレルトだよ
クリスタ「………うん」ポロポロ
アルミン「クリスタ、泣かないで」
クリスタ「……でも、そんなボロボロになって」グスッ
アルミン「はは、確かに体の節々が痛いけどさ、クリスタを守れたからいいよ」
クリスタ「……」
アルミン「1つだけさ、聞いていい?」
クリスタ「…何?」
アルミン「あいつに惨敗して、ボロボロになった僕を………
弱いと思うかい?」
クリスタ「………私はそんなあなたを
強いと思います」
-
- 40 : 2014/10/26(日) 14:54:55 :
- アルミン「僕は……強いのかい?」
クリスタ「だって、私を守ってくれた」ニコッ
アルミン「………ありがとう」
僕は、いじめられてずっと弱かった
立ち向かえず、ただただ従うだけ
でも、今日やっと僕は変われた
いじめられてたとき以上に痛いけど、幸せなんだ
彼女を守れて、強いと言われたことが
エレン、ミカサ、僕に『本当の強さ』を教えてくれてありがとう
僕は……強くなれたよ
-
- 42 : 2014/10/26(日) 15:25:54 :
アルミン「僕を………弱いと思うかい?」
おわり
-
- 43 : 2014/10/26(日) 15:27:56 :
予想以上のグダグダでした
本当にすいませんm(。≧Д≦。)m
これで、私の【11,3企画】は終わりとさせていただきます。
読んでいただいた皆さま、ありがとうございました!
- このスレッドは書き込みが制限されています。
- スレッド作成者が書き込みを許可していないため、書き込むことができません。
- 著者情報
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場