なんとなく過ごす日々

この作品は執筆を終了しています。

なんとなく過ごす日々

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

表示を元に戻す

1 : 駆逐し隊☆エレミカ大好き : 2014/10/19(日) 16:21:34

あてんしょん！

注意事項です

・ジャン目線

・主の勝手な妄想？

・文才無し

以上です！

それでも良いという素晴らしい読者さんはどうぞ！
2 : 駆逐し隊☆エレミカ大好き : 2014/10/19(日) 17:11:08

何故俺はこの世に存在するのだろう

何のために生きているのだろう

俺には夢が無い

「将来何がしたい？」

と

聞いてくる大人や友人

そんな時は決まって

「楽してお金を稼ぎたい」

と

嘘をつく

本当は金なんかに興味はなく

生きる意志も無い

だけど

死ぬのは怖い

矛盾してるだろう？

死にたいのに死ねないんだ

死んだら何処へいくのだろう

この意識はどうなるのだろう

今考えても無駄な事を考えて

鬱な気分になって

「うるせぇんだよ！」

すぐ人に当たり散らす

最低だろ？

こうやって俺はなんとなく過ごしていく
3 : 駆逐し隊☆エレミカ大好き : 2014/10/19(日) 17:13:55

大人になって

子供ができて

幸せな家庭を築いて

大切な家族に囲まれて死んでいく

そうなるんだと思っていた

けど

実際そんな人生を送れる奴なんて限られている

そういう面では親を尊敬している
4 : 駆逐し隊☆エレミカ大好き : 2014/10/19(日) 17:18:36

俺の近くには

大切な人がいて

やりたい事が決まっている

そんな奴がいる

「ミカサ〜見てくれよこれー」

「ん？何これ！」ｸｽｸｽ

そんな姿を横でいつも眺めている奴

あいつはどう思っているのだろうか

家族も同然のあいつらが離れていっているのに

どうして

どうしてあんなに平然としているんだ？

平然としてられるんだ？

ある日俺は奴に問いかけた
5 : ろは : 2014/10/19(日) 17:20:06

期待！
6 : 駆逐し隊☆エレミカ大好き : 2014/10/19(日) 17:29:18

「なあアルミン」

「どうしたの？ジャン」

俺は奴に問いかけた

すると

想像もしていなかった返事が返ってきた

「あーあの二人？」

「僕だって初めは悩んだよ」

「一人取り残されている様な気がしてね」

やっぱり

やっぱりそうだ

「でもね」

「彼らの人生は彼らが決める」

「彼らが決めた人生を邪魔しちゃいけないんだ」

「そう考えて、一度あの二人から距離を置いた事がある」

ふーん

そういえばそんな事もあったっけな…

「じゃあ彼らは僕にこう言った」

『俺の夢は三人で外の世界を冒険することだ』

『そのために巨人を駆逐すると誓った』

『それなのにお前は俺から離れていく』

『駄目だとは言わない』

『でも…俺にとってはアルミン、お前はかけがえのない家族なんだ』

『例え俺がミカサと…結婚して子供ができたとしても！』

『お前がいないと俺は本当に幸せになれない』

「ってね」

！？

何でだよ

言っちゃ悪いが

あの二人にとってこいつ…アルミンは邪魔な筈だろ？

それにエレンが巨人を駆逐するのは親が喰われたからだと聞いた

…どうなってるんだ

「何で…何であの二人はお前を必要とするんだ？」

「さあ？それは僕にもわからないな」

「まあ僕にはあの二人が必要なんだ」

必要…？

どうして？
7 : 駆逐し隊☆エレミカ大好き : 2014/10/19(日) 17:42:14

その日

俺はあいつに聞いた

「何故お前にとってアルミンは必要なんだ」

と。

一瞬驚いた顔をしたが

返事はすぐに返ってきた

「あの日俺の母親が巨人に喰われたのは知ってるよな？」

「ああ」

それと何が関係してるんだ？

「俺の家族は父親、母親、ミカサがいた」

「父親は失踪し母親はさっき言った通りだ」

「俺に残された家族はミカサだけ」

「一人嘆いていた俺にアルミンはこう言ったんだ」

『僕の家族も、もうこの世にはいない』

『そして今、新しい家族ができた』

『それが』

『君とミカサだよ』ﾆｺｯ

「！？」

「思わずその時に涙が溢れ出した」

「失うばかりだった俺に家族をくれたんだ」

「アルミンは。」

「そこから三人はずっと一緒だ」

「もう家族は失いたくないし、これからも俺をアルミンは支えてくれるし支えていく」

「だから俺にはアルミンが必要なんだ」

！！

…家族。

当たり前の様だと思ってたな…

そうか…こいつらは

それぞれが自分の生きる意味であり、生きた証なんだ

「ありがとよエレン」

「なんだ、お前から礼を言われるなんてなんだか気持ち悪いな」

「うるせえよ…人が素直に感謝してるんだ受け取れ」

「もちろん」

「じゃあな」

俺は別れを告げ

一人、部屋で考えて考えた
8 : 駆逐し隊☆エレミカ大好き : 2014/10/19(日) 17:46:50

俺にも…生きる意味が欲しい

生きた証が欲しい

支えてくれる家族の様な存在が欲しい！

「なあエレン、アルミン、ミカサ」

「俺もさ…お前らの家族には…なれないかな」

「え…？」

「やっぱり無理だよな」

「悪い、変なこと言って」

俺はその場から走り去った

当然だ

あいつらはガキの頃から一緒で

支えてやれる力がある

出会って数年の俺が

支えてやれる力のない俺が

あいつらの仲になんか入れる訳ないんだ

「ジャン！」
9 : 駆逐し隊☆エレミカ大好き : 2014/10/19(日) 17:56:02

「は…？」

そこにはいるはずのない三人が笑顔で立っていた

「…どうした？さっさと訓練に行けよ？」

「ジャン」

「僕たち実はさ」

「君が家族になりたい」

「って言った時にすごく嬉しくてさ」

「上手く返事ができなかったんだ」

はっ…

「慰めならいらねえよ、わかってた事だ」

「むしろ図々しい限りだ」

「そんなことないぜ！」

「俺は少なくともお前を…ジャンを信頼してたんだけどな」

そういって違う方を見る

「もう…エレンったら…まったく回りくどい言い方する」

「は…？」

「私たち」

「三人は」

「「ジャンの家族入りを歓迎します！」」

「同情なんてするなよ…虚しくなる」

「同情？なんだそれ」

「言っただろ？」

「失うのは御免だけど、その反対なら大歓迎だよ」

「！？！？」

「ぅ…ううっ…うああああ」

俺はその時、嬉しすぎて泣いてしまった

これまでにないくらいに
10 : 駆逐し隊☆エレミカ大好き : 2014/10/19(日) 18:05:29

「ありがとう…ありがとう」

「どういたしまして！」

「そしてこちらこそありがとう！」

その後

俺と三人の仲は急激に良くなり

今ではお互いの気持ちが重なり合うくらいに

特に俺とエレンは

「ジャン、エレン…行儀悪いよー」

「「いいんだよ、男はこんなもんだ」」

「「真似するなよ…」」

「「まーた真似する！」」

「「…はぁ」」

「「このやろ！そろそろ気持ち悪りぃぞ！」

「ハハハッ」

俺は今…幸せだ

大切な家族に囲まれて

なんとなく過ごしていた日々が勿体無いと思うくらいに

本当に…ありがとう！

エレン

ミカサ

アルミン

「ずっと一緒だぞ！お前らぁ！」
11 : 駆逐し隊☆エレミカ大好き : 2014/10/19(日) 18:07:29

これにて執筆終了になります

>>自由こそ正義さん

期待ありがとうございました！

すぐに返せなくてすみません
12 : クロノス＠プロフィールみてください！ : 2014/10/19(日) 21:10:11

ごめ…なんか泣けてきたのは、おかしいのかな…

進撃の巨人で、こんな平和なの、久しぶりです…

終わったのか…な？期待です！
13 : 駆逐し隊☆エレミカ大好き : 2014/10/20(月) 07:28:00

>>クロノスさん

こんな駄文で泣いてくださるなんて…

ありがとうございます！

原作に平和な描写は少ないですから、せめてここでは幸せになってほしいという主の願いです

これにて執筆は終了です！

名前

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報

駆逐し隊☆エレミカ大好き

@shingeki-20

「進撃の巨人」カテゴリの人気記事

「進撃の巨人」カテゴリの最新記事

「進撃の巨人」SSの交流広場: 進撃の巨人交流広場

SSのためのWiki SSPedia (- -;*)