この作品は執筆を終了しています。
私の好きな人~短編~
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- 1 : 2014/10/17(金) 23:43:52 :
- この話は、ユミベル?になるのかな?
とりあえず 、ユミルがベルトルトが好きな感じです!
苦手な人は見ないでください!!
頑張って書くので、コメントよろしくお願いします♪
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- 2 : 2014/10/17(金) 23:47:16 :
- ―――ベルトルト
それが私が好きな人。
一言で言うと、影が薄い。いつもライナーとかいうゴリラの後ろにいる。
そんなやつだ。
なんでそんなやつを好きになっちまったんだろう。よく分からない。
でも、しいていうのならあの目のなかにある強い意志に誘われたのかも知れない―――。
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- 3 : 2014/10/18(土) 15:14:59 :
- 気がついたら目で追っている。
本当にふとした瞬間に。
そんな感じだった。
そんな物語見たいな恋の始まりが私に訪れるとは思ってもなかった。
まあ、そもそも恋なんてものをこの私がするとは思っていなかったんだがな。
男子訓練生に私の印象を聞いたら、ほとんどの野郎が怖いだの女神を守る猛獣だのと答えるだろう。
そんな私が恋をした、それも相手があの影の薄いベルトルさんだと知られたらいい笑い者だ。
―――この事は、絶対に隠しとおす。たとえ、私の女神相手でも。
そうひっそり私は誓った。
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- 4 : 2014/10/18(土) 18:20:56 :
- でも、やっぱりふとした時に見てしまうのは直せない。
「ユミル!!聞いてる!?」
おっと、私の可愛い女神様が呼んでる。
「どうした?私の女神様。」
いつもの調子でからかう。
「もう……。やめてっていっているのに…。それより、どうしたの?さっきからボーッとしているようだけど…。体調悪いなら、医務室に行こ?」
心配そうな顔で私の顔をのぞきこんでくる。
「女神様はお優しいね。」
私がそういうと、クリスタはますます怒る。
「そんなんじゃないって!全くユミルったら…。」
「大丈夫だよ、私は。今日の訓練をどうサボろうか考えてただけさ。」
「ダメだよ、さぼっちゃ!」
ハイハイと軽くクリスタをいなしながら、また私はベルトルさんを見る。ライナーとなか良さそうに喋っている。
「あんなゴリラが羨ましいなんてな…。」
少し呟く。
「え、なにか言った?」
「いや、お前はいつまでもちびだなと思ってさ。」
「もう、ユミル!!次へんなこと言ったら、絶交だよ!!」
「そ、それだけは!!許してくれクリスタ!!」
私は慌てて謝る。
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- 5 : 2014/10/18(土) 20:06:17 :
- 期待
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- 6 : 2014/10/18(土) 20:19:57 :
- >>5
うわぁ、ありがとうございます!!
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- 7 : 2014/10/18(土) 20:21:20 :
- そう、私はこの第二の人生をクリスタのためにいきると決めたんだ。
だから、ベルトルさんになんか構っていられない――。
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- 8 : 2014/10/18(土) 20:34:36 :
- 「あ、ユミル、これおとしたよ。」
夕飯を食べ終わり、食器を片付けようとしたとき、ベルトルさんが声をかけてきた。
ベルトルさんの手には私の髪ゴムが握られていた。
「おう、さんきゅ。」
お礼を言うと、ベルトルさんが真っ赤になった。
「あの……ユミル。手……。」
「あ…。」
つい、いつもクリスタにやる調子で頭の上に手を置いてしまっていた。
「ご、ごめん!つい!」
急いで手を除ける。
「あ、うん、そ、それじゃ!」
そういうと、ベルトルさんは一目散に食器を片付け、ライナーのところへ行ってしまった。
ベルトルさんの真っ赤な顔が思い出される。
―――くそ、可愛かったじゃねーかよ…。
「ユミル、どうしたの?」
クリスタが、声をかけてきた。もう食器は片付けたようだ。
「あ、ごめんな。今すぐ片付ける。」
「顔、赤いよ?やっぱり医務室に言った方がいいよ。」
「大丈夫だって!ほら、私は変わらないだろ?」
クリスタの髪の毛をかき回す。
「ユミル!!やめてよぉ!」
「女神はなにされてても可愛いな…。もう今すぐ結婚しちまおーぜ。」
私はいつものように軽口をたたく。
でも、やっぱり頭の片隅にベルトルさんがいる。
私はこの第二の人生をクリスタのためにいきると決めた。でも――
―――これぐらい浮気なら、女神も許してくれるだろうか―
そんなことを考えながら、私は今日も生きていく。
【完】
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