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いい人※短編
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- 1 : 2014/10/11(土) 11:48:34 :
- 昔、ウォールマリアがまだ壊れていなかった頃
僕はよく図書館へ行っていた
そしてそこには『塾』と呼ばれる勉強をするところから帰ってきた人達がたくさんいる
ふと、こんな会話が耳に入る
「あの先生、ワケわかんない、あの子が可哀想」
聞き覚えのある名前だった
隣の家の、よく僕に字の読み方などを教えてくれる人だ
あの人は基本正論しか言わないため、少々言い方がキツく感じる
この事を、この人達は言っているのだろう
僕はなんだか居心地が悪くなり、家に帰った
──────
家に着くと、さっき悪口を言われていたお隣さんが、おじいちゃんと喋っていた
「先程、私が教えている子供がいるだけ邪魔なんて言って…」
「それは心苦しいですな…」
さっき、聞いた話だ
どうやら、ある子が大人しい、ぼうっとしてる子の影口を言っているのを聞いたらしい
僕は疑問に思った
そして、聞いた
お隣さんは、驚いた顔をして教えてくれた
────────────
「誰かの役に立っても他の誰かにとっては悪い人になってるかもしれないし……」
数年後、お隣さんは僕の中で『良い人』になっていた
end
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- 2 : 2014/10/11(土) 11:55:32 :
- 乙
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- 3 : 2014/10/11(土) 12:17:29 :
- >>2
ありがとうございます
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