このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
アニ「お父さん、巨人なんかやりたくない」アニ父「だめだ」
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- 1 : 2014/10/05(日) 15:09:35 :
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アニ「巨人だって?」
アニ父「そうだ。」
アニ「嫌だよ、そんなの」
アニ父「やれ」
アニ「・・・なんで?」
アニ父「お前なら出来るからだ。」
アニ「どうして私が出来ると思うの?」
アニ父「俺の娘だからな。できないはずはない」
アニ「・・・・わかったよ」
アニ父「よし。早速明日からトレーニングだ。手加減はなしだ」
アニ(この時はまだ・・・あんなにつらいとは思ってなかったんだ。人類の敵になるという事が)
-
- 2 : 2014/10/05(日) 15:14:41 :
それから、毎日格闘技の練習をした。
巨人になるには、体力が必要だから
毎日練習した。
最初は言われたままにやっていた。
でも、毎日人を倒すための訓練をしてると、
自分が何をしているのか、分からなくなった。
どうして、こんなにバカバカしいことを
やっているのか
私はまだ分からなかった。
そして、体力もついてきたころ、
巨人化を初めてやってみることになった。
ほかにも、ライナーとベルトルトとマルセル
っていう幼馴染もやる。
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- 3 : 2014/10/05(日) 15:17:25 :
父が、注射器を持ってきた。
アニ父「やるぞ」
アニ「・・・。」
雷だろうか。何か強い光を感じた。
気付くと、14,5メートル位だろうか。
巨人化した
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- 4 : 2014/10/05(日) 15:19:57 :
実際に巨人化するまで分からなかった。
こんなにも自分が醜くなるなんて。
どこの悪役だろう、と思う。
そうだ、人類が正義で、私が悪役。
悪役。
なんなら、どこかの安全な場所で
王子様の助けを待つお姫様が良かった。
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- 5 : 2014/10/05(日) 15:21:14 :
- エレンもアニ側ですか?
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- 6 : 2014/10/05(日) 15:23:29 :
- 巨人化をといたあと、
ものすごい疲労感で眠りに着いた。
これは夢だろう。
私は走っていた。
私は巨人だった。
アニ父「俺の娘だからな。」
アニ父「できないはずはない。」
無責任でバカな父親の言葉が聞こえる。
そっちへ走ってみよう。
大きな森だ。これでも巨人だから、
そんなに大きくなく感じた。
そこをずっと走る。
走る。
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- 7 : 2014/10/05(日) 15:25:07 :
- 嫌な夢だ。と思いながら目が覚めた。
嫌な夢なのに、どこか爽快感を感じた。
初めて自由になった気がした。
このままどこかへ逃げてしまおうか。
いや、私にそんな勇気はない。
私は弱いから。
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- 8 : 2014/10/05(日) 15:27:23 :
今日は、巨人化したまま、格闘技をしてみる。
ライナーの鎧の巨人を
蹴ってみる。
鎧の巨人が転んだ。
すかさず寝技をかけてみる。
勝てる・・・
私は強いんだ。と分かった。
何でもできる。
私は何でもできる。
人類の悪役だって出来る。
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- 9 : 2014/10/05(日) 15:28:10 :
なんだかんだ言って、
父のいっていたことは
正解なのか?
私はなんでもできるの?
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- 10 : 2014/10/05(日) 15:31:40 :
- そんなことを考えて。
数か月。いや、1年はたった。
巨人化の能力が完璧にコントロールできるようになると、
任務が始まった。
この村から、東へずーっとずーっと
進んでいくと、
三重の壁に守られて、
沢山の人が住んでいるらしい。
その人達は、私たちを安全な壁の中から
追い出したと父が言った。
その時に壁の中に置いてきてしまった
「座標」
それを取り返す。
そのためには壁の中の人達には死んでもらう。
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- 11 : 2014/10/05(日) 15:32:59 :
父の話を信じるとすると、
向こうが悪い。
そんなやつらを殺すことなんて
簡単
私は強いから。
仲間もいる。
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- 12 : 2014/10/05(日) 15:35:57 :
- 出発の日。
アニ父「アニ。こっちへこい」
アニ「・・・なに」
ガバッ
アニ「!!」
お父さんが私に抱き付いた。
初めてのことだった
アニ父「アニ。俺が悪かった。」
アニ父「人類全員に恨まれてもいい。」
アニ父「私だけはアニの味方だ。」
アニ父「だから約束してくれ」
アニ「・・・」
アニ父「帰ってくると」
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- 13 : 2014/10/05(日) 15:38:06 :
ライナー「アニ。いくぞ」
アニ「あぁ。」
ベルトルト「荷物は持った?」
アニ「あぁ。」
マルセル「それ、その指輪、よかったじゃねぇか」
アニ「・・・うん」
あの後、出発の直前にお父さんにもらった指輪。
アニ「よかった・・・かな」
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- 14 : 2014/10/05(日) 15:40:49 :
>>>5
すみません、気づきませんでした!!
エレンは、原作通りだと思います。
最初はアニ側だったけど、
敵になっちゃうと思います!
質問ありがとうございます!
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- 15 : 2014/10/05(日) 15:42:03 :
大丈夫、人類の敵になっても
お父さんは味方。
怖くなんかない。
そう、思っていたのに。
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- 16 : 2014/10/05(日) 15:45:53 :
- ライナーとベルトルトが一つ目の壁を壊した。
任務は順調。
逃げ惑う人々。
こんなに私たち以外に人がいたなんてね。
さて、一つ目の壁を壊したら、二つ目の壁の中に、
壁の中の人達に紛れて逃げないと。
巨人化をといた私たちは、
残された安全な壁の中へ避難を始めた。
私たちだって、巨人に食われてしまう危険性がある。
ウォールローゼに避難しないと。
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- 17 : 2014/10/05(日) 15:51:11 :
- 巨人に見つからないように走る。
すると、木の影にいた小柄な巨人が飛び出してきた。
アニ「!!」
ベルトルト「ライナー!」
ライナーが巨人につかまりそうになった。
どんっ
ライナー「っマルセル!」
マルセル「うっうわあああああ」
アニ「ぁ・・・」
ベルトルト「っ・・・・」
マルセル「ライナーみんなをたのん・・・」
マルセル。仲間が一人死んだ。
マルセルを食った小柄な巨人は、蒸気があがっていた。
巨人化能力者を食った巨人は
人間に戻れるから、人間になろうとしているのだろうか
ライナー「アニ!ベルトルト!急げ、止まっている時間はない!」
ベルトルト「うん!アニも早く!」
アニ「・・・うん」
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- 18 : 2014/10/05(日) 15:54:37 :
ウォールローゼに着いた。この後は、
ウォールマリアに住んでいた私たちは、
巨人の襲撃により、ウォールローゼまで逃げてきた
避難民になる。
なりきる。
そして、開拓地で暮らし、
訓練兵団に志願する。
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- 19 : 2014/10/05(日) 16:00:32 :
- 開拓地での暮らしは、毎日格闘技をやっていた時より
楽だった。
憲兵団に罵倒をあびせられようが、
知ったこっちゃない。
こっちはその気になればなんでもできるんだから。
気にしなくていい。
ライナーがパンを三つ持ってきた。
ライナー「今日は、これが一日分だそうだ。」
アニ「少ないね。」
ベルトルト「食糧不足だからね・・・」
アニ「・・・・私たちが」
ライナー「いうな!そんなこといったら・・」
ベルトルト「そうだよ!正気を保てなくなる。」
アニ「・・・悪かったよ」
ライナー「いや、いい」
ベルトルト「あ、あと一週間すれば訓令兵団に入る!そうすれば安定した食料がもらえるよ」
アニ「そうだね。もう少しの辛抱だよ」
ライナー「そうだな。」
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- 20 : 2014/10/05(日) 16:02:25 :
明日から訓練兵としての生活が始まる。
私は強いけど、精神力はないから
あまりほかの人とは関わりたくない。
仲良くなったりしたら、後が大変だからね。
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- 21 : 2014/10/05(日) 16:06:11 :
訓練兵になってしばらくたった。
目立たないように、関わらないようにしてたのに
ライナーがエレンとかいうやつを連れて
話しかけてきた。
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- 22 : 2014/10/05(日) 16:06:33 :
- 今日はここまでです!
見てくれてる人いるのかな?ありがとー!
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- 23 : 2014/10/05(日) 18:12:54 :
- いますよ!
-
- 24 : 2014/10/05(日) 20:06:08 :
- 見てまーす!
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- 25 : 2014/10/05(日) 22:58:26 :
- 続けてくれ
-
- 26 : 2014/10/13(月) 20:11:42 :
- 続き描きます!おそくなりました!
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- 27 : 2014/10/13(月) 20:14:05 :
私はあからさまに迷惑そうな顔をしたが、
ライナーは気付かない。
今は”兵士”なんだろうね。ムカつく。
あんなに人と仲良くして・・・
ベルトルトも私も耐えてるっていうのに。
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- 28 : 2014/10/13(月) 20:34:00 :
- ごめんまた今度描きます( ;∀;)
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- 29 : 2014/10/14(火) 07:01:38 :
ライナー「・・・それ以上身長を縮めたくなかったら・・・」
何を言ってるんだか。私は”兵士”のライナーが嫌いだ。
先のことを何も考えていない。
でもすごくむかついたから、ちょっと痛めつけてやろうか・・・
エレン(いつも怖い顔してるとは思ってたけど・・・本当に怒った顔は比じゃねぇな)
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- 30 : 2014/10/14(火) 07:05:10 :
アニ「・・・。」スッ
かまえる。
エレンが突っ込んできた。
隙だらけじゃない。
一発蹴りでもいれとこうか。めんどくさい。
バンッ!!!
エレン「っ!!ってぇ!!」
こんなもんかね。壁の中の人は。
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- 31 : 2014/10/14(火) 07:07:01 :
アニ「これでいいかい?」
ライナー「刃物を奪い取るまでが対人格闘技だ」
アニ「・・・。」
本当に・・・なんなんだこいつは。
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- 32 : 2014/10/14(火) 07:11:33 :
めんどくさいけど、やっておくか。
イライラする。
エレンに近づく。
エレン「ちょ、ちょっと待てよアニ!これにはやり方があるんだって・・・!!」
動きが手に取るように分かる。
お父さんと練習してから初めて他の人と組むけど、
すごい。
まず、左手を左手で掴む。
右手は顔に・・・・
蹴る。
バコッ
エレンとかいうやつを一回転させた。
へぇ。ちょっと気持ちいい・・・・・・かも。
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- 33 : 2014/10/14(火) 07:14:54 :
まぁ、ライナーにも一応感謝しておこうかね。
アニ「今度はあんたが私を襲う番だよ」
ライナー「兵士には引けないときがある。・・・・今がそうだ!」
ほんと、よく飽きないね。バカな”兵士”ごっこなんて。
バコッ
あれ?こいつこんなに弱かったっけ?
そうか・・・”兵士”だから、なのかな。
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- 34 : 2014/10/14(火) 07:16:17 :
またあとで書きます(*´з`)
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- 35 : 2014/10/17(金) 11:20:00 :
- 期待‼︎
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- 36 : 2014/11/09(日) 01:35:38 :
- ほんとすみません
テスト期間中だったもので・・・!!
また続き書きますんで!
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- 37 : 2014/11/09(日) 01:38:36 :
エレン「すごい技術だな・・・誰からか教わったんだろ?」
アニ「・・・・・お父さんに」
なんだ?私に蹴られたのに・・・
なんで褒めたりするんだろう・・・・・・
私は敵なのに
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- 38 : 2014/11/09(日) 01:54:44 :
- エレン「親父さんがこの技術の・・」
アニ「どうでもいい」
エレン「?」
アニ「こんなことやったって、意味なんかないよ」
憲兵にいきたいんなら
こんな点数にならないことやってもね
エレン「この訓練のことか?」
アニ「・・・対人格闘術なんか、点数にならない」
アニ「普通はああやって流すもんさ」
アニ「憲兵団に入って内地に行く権利を貰えるのは、
成績上位10人だけだからね。」
アニ「まじめにやってるのは、あんたらのような馬鹿正直な奴らか、」
アニ「・・・単なるバカか」
エレン「!・・・まずい!教官だ!」
教官が近くにきたか・・・
ちゃんと訓練してる形でも作っとかないと・・・
ズワッ
エレン「!!」
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- 39 : 2014/11/09(日) 02:02:34 :
アニ「なぜかこの世界では、巨人に対抗する力を高めた者ほど巨人から離れられる。」
エレン「・・・」
アニ「どうしてこんな茶番になると思う?」
グググググ・・・
エレン「さぁ・・・」
エレン「なんでだろうな!」
グイッ
そうきたら・・・
バシッ!!
エレン「ぐぁ」
アニ「それが・・・人の本質だからでは?」
グググググ・・・・・
エレン「う・・・・」
ス・・・・
もういいか・・
久々に沢山しゃべったね
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- 40 : 2014/11/09(日) 02:04:13 :
アニ「・・・とにかく私は、このくだらない世界で兵士ごっこに興じられるほど」
アニ「バカになれない」
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- 41 : 2014/11/09(日) 02:11:38 :
私たちは本当の仲間でも、友達でもない
天敵であり、巨人なのだから
こんなとこで普通に訓練したり
仲間として普通に夢を語り合ったり
お互いを信頼し合ったり
そんなことしてしまったら
自分首を絞めることになる
ライナーがうらやましい反面
憎かったり、
くだらない
と思うよ
-
- 42 : 2014/11/09(日) 02:12:29 :
- 訂正 ×自分首を絞める
○自分の首を絞める
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- 43 : 2014/11/09(日) 02:14:15 :
スタスタ・・・
ライナー「お前は戦士にとことん向かんようだな」
エレン「・・・・・」
-
- 44 : 2014/11/09(日) 02:20:13 :
その日の夜
エレン「ジャン・・・内地に行かなくても、お前の脳内は快適だと思うぞ」
ジャン「・・・」
・・・。
ジャン「てめぇ・・・」
エレン「おかしいと思わねぇのか、巨人から遠ざかるために巨人殺しの技術を磨くっていう仕組みをよぉ・・・」
・・・なんだ
私が言っていたことそのままじゃないか
ジャン「今更何言ってんだ。俺の為にも、この愚作は維持されるべきだ・」
エレン「くっ」
エレン「このクズ野郎が!」
ガタッ
ジャン「うるせぇ!これが現実だ!」
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- 45 : 2014/11/09(日) 02:22:45 :
また喧嘩・・・バカバカしい
ジャンが言っている事は当たってると思うけど、
・・・最低だね
ま・・あれも普通の人間なんだろうけどね
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- 46 : 2014/11/09(日) 02:23:46 :
ミカサ「やめなさい」
スッ
エレン「・・・」
-
- 47 : 2014/11/09(日) 02:28:29 :
ジャン「ふざけんなよてめぇ!」
エレン「はぁ?服が破けちゃうだろ!」
ジャン「服なんてどうでもいいだろうがうらやましい!!!」
バカか・・・
エレン「はぁ?何言ってんだ・・・!」
エレン(技術を行使してこの場を収める・・・!)
スッ
・・・あれは
ジャン「!?」
クルッ
やっぱり・・・!
ドターン・・・
私の技じゃない・・・
単なるバカ・・・ではないのかもしれないね
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- 48 : 2014/11/09(日) 02:29:43 :
- 続きは一眠りした後に・・・(^◇^)
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- 49 : 2014/11/09(日) 12:43:35 :
- ジャン「ってぇ!今・・・何しやがった!」
エレン「お前がちんたらやってる間に痛い目にあって学んだ格闘術だ」
エレン「楽して感情任せに生きるのが現実だって?」
エレン「お前それでも」
エレン「兵士かよ」
ジャン「・・・」
-
- 50 : 2014/11/09(日) 12:46:25 :
ギィイ・・・・
キース「今しがた大きな音が聞こえたんだが・・・」
キース「誰か、説明してもらおうか」
兵士か・・・
私は兵士失格
いや、もともと戦士だから
違うか
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- 51 : 2014/11/09(日) 12:50:11 :
成績上位10名中4位か・・・
それにしてもミカサはすごいと思うよ
普通の人間にして、首席なんてね
ライナーとベルトルトは2位、3位で・・・
5位はエレンか
結構やるもんだね
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- 52 : 2014/11/09(日) 12:51:54 :
このまま作戦通りなら
明日ウォールローゼを突破する
丁度調査兵団も出かけているから
丁度いい
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- 53 : 2014/11/09(日) 12:54:36 :
ベルトルトが壁を壊した。
あとは、巨人が集まってきたらもう一つをライナーが破る
それまでは適当にしていよう
マルコの率いるライナーとベルトルトのいる班でね
マルコがいるから、会話には注意しておこう
うっかり聞かれたりしたら、
大変だからね
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- 54 : 2014/11/09(日) 12:59:41 :
撤退の鐘がなった・・・
けど、補給所に巨人が集中していて皆壁を登れないでいる
壁を登れた班もいるみたいだね・・・
エレンとかは登れたのかね
そろそろいいかな
アニ「ライナー、どうする?」
ライナー「まだだ、やるなら集まってからだ」
マルコ「だめだ・・・」
ライナー「!!」
ベルトルト「!!」
まずい・・・聞かれた?
いや、でもそんなにまずい内容でもなかったから平気かな・・・
ベルトルト「・・・。」
-
- 55 : 2014/11/09(日) 13:02:08 :
ミカサ「アニ!状況はなんとなく理解している。その上で私情を挟んで申し訳ないのだけれど、エレンのいる班を見なかった?」
そうか、ミカサは後衛に努めてたから知らないんだ
アニ「私は見てないけど、壁を登れた班も・・・」
ライナー「そういえば、あっちに同じ班のアルミンがいたぞ」
あいつは、そんなに簡単に死ぬ奴じゃないと思うけど
-
- 56 : 2014/11/09(日) 13:07:45 :
ミカサ「アルミン!~」
アルミン「・・・」
ミカサ「~」
アルミンを置いて壁を登ったのかな・・・
いや、そういうやつじゃなかったと思うけど・・・
アルミン「トーマスワグナー!
ミリウス・ゼルムスキー!
ミーナ・カロライナ!
そして、エレン・イェーガー!
彼らは諸君の使命を全うし、
壮絶な戦死を遂げましたぁ!!!」
え・・・?
本当に?
死んだんだ・・・・
何言ってるんだい
私のせいじゃないか
-
- 57 : 2014/11/09(日) 13:08:14 :
- 続きます
-
- 58 : 2015/03/21(土) 14:13:15 :
あのバカが死ぬとは思わなかったよ・・・
駆逐駆逐っていってたくせにね
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- 59 : 2015/03/21(土) 14:14:39 :
私は戦士。そう、戦士。
そうだ、戦士なんだからさ、
あのバカが一人死んだってなんとも思わないさ。
・・・。
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- 60 : 2015/03/21(土) 14:17:52 :
ミカサ「~私は強い。すごく強い。あなたたちより強い。
ので、あそこにいる巨人たちを蹴散らせる事が出来る。
例えば、一人でも。」
ミカサ「あなた達は腕がたたないばかりか、臆病で腰抜けだ。
そこで指をくわえて見ていればいい。くわえて見てろ。」
・・・!
あのバカが死んだってのに
まだ戦えるんだね
本当に強いと思うよ。
-
- 61 : 2015/03/21(土) 14:18:57 :
ジャン「~本当に腰抜けになっちまうぞ!」
ライナー「そいつは心外だな・・・」
ベルトルト「!?」
はぁ・・・
まったく。
しょうがないね。ライナーは。
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- 62 : 2015/03/21(土) 14:23:21 :
補給所
アルミンが作戦を考えた。
こいつは弱いくせに本当に頭が良いんだね。
感心するよ。
ザシュッ
とりあえず私は作戦通り
ベルトルト「サシャとコニーだ!」
ジャン「急げ援護ぉ!!」
ベルトルトも少しは情が移ってるみたいだね。
戦士だったら。
助けなかったかもね
ザシュッ
コニー「すまねぇな」
アニ「どうも。」
でも、気分は悪くないね。
-
- 63 : 2015/03/21(土) 14:26:27 :
私も心のどこかじゃ
兵士でありたいと思ってるのかね
でも私はそこまでする勇気もないさ
ライナー「おいおい・・・危なかったなアニ。怪我が
なくて良かったぜ本当に。」
!
それは巨人として怪我の修復とかを心配しているのか、
兵士として、仲間としてしんぱいしているのか。
-
- 64 : 2015/03/21(土) 14:26:38 :
イラつくね。
-
- 65 : 2015/03/21(土) 14:27:51 :
っ・・・・
驚きで息が止まるかと思ったよ
まさかあのバカが
私と同じ巨人だったなんて。
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- 66 : 2015/03/21(土) 14:28:38 :
きっとライナー達は
あのバカをとらえようと思うだろうね
座標かもしれないから
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- 67 : 2015/03/21(土) 14:32:01 :
本当にそうなった。
壁外調査で私がとらえる羽目になったよ
人なんて殺したくないさ
でもしょうがないんだよ
って言い聞かせないとやってけないね
この感覚は一生忘れないだろうね
人をつぶす感覚。
人を蹴り飛ばす感覚。
人を噛み千切る感覚。
感情を押し殺せ。
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- 68 : 2015/03/21(土) 14:34:06 :
もう何十人殺したかね
もうそうなってくると
私も少し狂ってきた
わざわざ残虐な殺し方をしてしまったりした
半分無意識でね
エレンをみつけたあの森で。
あと少しでエレンに届く手
あと少しで人を殺さなくてよくなる
あと少しで故郷に
あと少しでお父さんに
あと少し・・・
-
- 69 : 2015/03/21(土) 14:35:06 :
・・・!
とっさにうなじを両手でかばう。
間に合ったよかった
まさか私の方が捕えられるなんてね
びっくりしたよ。
怖い
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- 70 : 2015/03/21(土) 14:37:00 :
あと少しだったのに・・・
あと少し
あと少し・・
・・・そうだ
ぎぃやああああああああああああああああああああ
無数の巨人が私に群がる
・・・よかった。
無事に抜け出せたみたいだね
・・・まだエレンを捕えられるかもしれない・・・
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- 71 : 2015/03/21(土) 14:38:09 :
ザシュッ
先頭にいたやつのうなじを削いだ。
人間のうなじを削いだ。
なにも感じない
何も感じない・・・
私は戦士
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- 72 : 2015/03/21(土) 14:40:18 :
巨人化。
こいつら・・
エレンの護衛してるだけあって
結構強いんだね。
両目が。。。
腕が・・・
片目だけでも修復しよう
見えた・・・
ガブッ
ペトラ「エルドっ!」
もう何も分からなくなってきた。
とにかくエレンを捕えることに集中する
殺せ。殺せ。殺せ。
-
- 73 : 2015/03/21(土) 14:42:58 :
オルオ「ペトラ早くしろぉ!」
ぐちゃっ
オルオ「おい・・・死ね!」
ガキィン・・・
うなじにアンカーをさしたから
気付いてうなじを硬化した
オルオ「なぜだ・・・刃が通らねぇ・・・」
思いっきり蹴りをいれる。
エレンは・・・
-
- 74 : 2015/03/21(土) 14:45:23 :
むこうからきたか。
やっぱりこうして見ても驚く
本当に巨人化出来るんだね
こいつさえ捕まえれば
あいつらに肩の筋肉を削がれているから
あんまり戦えない
エレンに馬乗りになられながら
修復に集中する。
オアエアアアアアアア
オアエアッ!
オアエアアアアアアアアアアア!!
お前が。
お前が悪いって言ってるんだね
ごめんね
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- 75 : 2015/03/21(土) 14:46:13 :
あんたさえ捕まえれば
もう人を殺さずにすむから。
許して。
-
- 76 : 2015/03/21(土) 14:47:17 :
片目と腕が治った
エレンから抜け出す。
まだ食いついてくる・・・
結構手ごわい・・・・
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- 77 : 2015/03/21(土) 14:48:38 :
それは私が格闘術をつかわないからじゃないの?
いや、つかえないんだ。
心のどこかで
エレンに私がアニだってことが
知られたくないって
思ってる。
-
- 78 : 2015/03/21(土) 15:05:49 :
しばらく取っ組み合って
私もあんたも疲れてきた
このままだと
らちがあかない・・・
-
- 79 : 2015/03/21(土) 16:40:13 :
決めた
しょうがない
格闘術を使うしかないんだ
両腕をかまえると
エレンの動きが一瞬止まった。
気付かないで
一発で頭を吹き飛ばす蹴りをいれた・・・
もう、戻れない
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- 80 : 2015/03/21(土) 16:43:37 :
もうあとはあんたを連れていくだけだね
エレンを口に含み逃げようとしたとき
ミカサが追いかけてきた。
やはり首席だけあってつよいんだね
足を削がれて転ぶ
私がアニだとエレンにばれた可能性が
ある以上はなんとしてもこいつを
渡すわけにはいかない
私も必死だった。
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- 81 : 2015/03/21(土) 16:45:03 :
!
後ろに一人いるね・・・
走りながら突然振り返り
手を振りかざす
しかし
その手は一瞬で切り刻まれ、
両目もつぶされてしまった
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- 82 : 2015/03/21(土) 16:45:40 :
何・・・!?
硬化が間に合わない
怖い
早すぎる
エレンがとられてしまったら・・・
怖い
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- 83 : 2015/03/21(土) 16:46:52 :
口も引き裂かれ
エレンはあっけなく撮り返されてしまった
もうだめだね
何もかも失敗
私は負けた。敗者だ
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- 84 : 2015/03/21(土) 16:48:58 :
憲兵団の生活にもどる。
まだあの感覚が離れない。
気持ち悪い
色んな人の叫び声が耳から離れない。
今頃エレンは女型の巨人の正体を報告してるのかね
怖い
でも
ばれてないっていう可能性もあるでしょ?
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- 85 : 2015/03/21(土) 16:52:49 :
アルミン。
アルミン「ごめん、言えない。」
そういうことか。
ひっくり返す材料ってのは
私自身ってことなんだろ?
アニ「悪いけど、話にならないね。
黙っといてやるから、勝手にがんばんな。」
アルミン「~アニは僕にとって、悪い人になるね。」
・・・。
アルミン。
私のことを優しいと言ってくれた唯一の人間。
弱いくせに根性がある人間。
すこし感心していた人間。
だから、殺せなかった。
だから、悪い人になりたくなかった。
それがたとえ、自分を追い詰めるリスクがあったとしても。
人間らしくバカみたいに信じてみたかった。
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- 86 : 2015/03/21(土) 16:56:09 :
アニ「そうさ、怖いんだ。あんたみたいな勇敢な死に急ぎ野郎
には、きっとか弱い乙女の気持ちなんて、わからないだろうさ!」
こんなあからさまに私を地下へ誘導して
捕えようとしてるってのに
まだ私はこいつらに希望を抱いてる
暗くて狭いところが怖いなんていって
そうか、じゃあしょうがないから
地上をいこうか
なんてなったらいいと思ってる。
そんなわらをもつかむような気持ちで
まだこいつらと仲間でいたいと思ってる
アニ「私は戦士になりそこねた。」
-
- 87 : 2015/03/21(土) 16:58:58 :
エレン「・・・。」
アルミン「・・・。」
ミカサ「・・・。」
まだお前は女型の巨人だろって
言われてないから。
知らないふりをしていたんだ
でも・・・
ミカサ「もう一度ずたずたに削いでやる。」
言わないで。
ミカサ「女型の巨人。」
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- 88 : 2015/03/21(土) 17:00:39 :
私は笑った。
ここまで笑ったのは随分昔以来だったと思う
アルミン
私があんたの良い人で良かったね・・・
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- 89 : 2015/03/21(土) 17:03:15 :
壁を登る
あと少し
あと少し・・・!
父「すべてを敵にまわしてもいい。」
父「帰ってきてくれ」
この言葉にはきっと
任務を放棄してでも帰ってこいと
そういう意味があったんだろうね
あと少し。
もう任務なんてどうだっていい
せめてお父さんとの約束をはたそう
会いたい
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- 90 : 2015/03/21(土) 17:04:38 :
落ちる。
ミカサ「アニ。」
ミカサ「落ちて。」
空が遠のいていく。
お父さん・・・
ごめんね
帰れない
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- 91 : 2015/03/21(土) 17:05:51 :
もうとらえられることを覚悟した
けど、エレンが私を捕えるのを躊躇した。
それなら
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- 92 : 2015/03/21(土) 17:06:47 :
アニは水晶で覆われて眠りについた
いつの日か目覚めるまで。
おわり
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- 93 : 2016/09/18(日) 09:10:18 :
- そうだったんですか⁉︎いろいろ知ってるんですね!
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- 94 : 2017/01/09(月) 15:42:06 :
- 作り話だろww
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