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亜門「真戸さん…一つ質問が」 真戸「何かね亜門君?」
- 東京喰種トーキョーグール
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- 1 : 2014/10/03(金) 21:56:30 :
- >>1はこの二人が好きです
カネキとかトーカとかそんなキャラは知りません
ややメタい+キャラ崩壊
ネタバレは無し
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- 2 : 2014/10/03(金) 21:59:19 :
亜門「普段…喰種と戦う時にクインケを使いますよね?」
真戸「もちろんだよ亜門君…喰種との戦いにクインケは必須だからねぇ」
亜門「その時にクインケを入れるケースがありますよね?」
真戸「…ふむ」
亜門「それって…」
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- 3 : 2014/10/03(金) 22:00:18 :
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亜門「戦闘の後毎回何処にありましたっけ?」
亜門「何か…記憶にないというか…」
真戸「何を今更…ちゃんと毎回…」
真戸「…!!」
真戸(確かに…覚えて無い!!)
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- 4 : 2014/10/03(金) 22:04:16 :
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亜門「そう…そうなんです」
亜門「喰種と戦闘した後のクインケを入れるケース…通称クインケースが行方不明なんです!!」
真戸「何故クインケースと略したのかは分からんが亜門君…確かに不思議だよ」
真戸「ちゃんと戦闘時はクインケースから取り出し…今もこうやって持っているのに…戦闘直後の行方を知らない…」
亜門「事件の匂いがします!」
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- 7 : 2014/10/03(金) 22:11:16 :
真戸「しかし事件と言ったって亜門君…」
亜門「いえ…他の喰種捜査官の方へも既に聞き取り済みです!」
亜門「やはり記憶はありませんでした」
真戸「聞き取りしていたのならそれを早めに言って欲しかったよ亜門君」
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- 8 : 2014/10/03(金) 22:19:20 :
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亜門「では行きましょう!」
真戸「何処へ向かうのかね…?」
亜門「決まってるじゃないですか! 喰種を駆逐しにですよ!」
真戸「…クインケースの為に?」
亜門「はいっ!」
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- 9 : 2014/10/03(金) 22:28:14 :
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喰種「う…ぐふっ…」
亜門「ありがとうございます真戸さん…助かりました」
真戸「別に礼を言う事の程でもないさ…気にしないで良い」
亜門「真戸さん…!」
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いつもの定食屋
亜門「…」ズルズルッ
「おー…言い食いっぷりだねぇ」
亜門「ありがとう…ござい…ますっ!」ゴクゴク
亜門「…」プハッ
「兄ちゃんの食いっぷり見てると気持ちよくなってくるよ」
「よし決めた、今日は特別サービスだ…俺からの奢りって事にしてやるよ」
亜門「ですが…」
「いいからいいから」
亜門「そう…ですか、すいません」
「謝る事ぁねぇよ兄ちゃん」
亜門「…はい!」
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翌日…
亜門「うわああああああああああああああ気付いたら翌日になってたあああああああああああっっ!!!!!」
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- 10 : 2014/10/03(金) 22:33:19 :
亜門「何という事だ…思ったより事態は深刻ですよ真戸さん!」
真戸「…記憶がないのに目の前にクインケースがあるというのも確かに気持ち悪い」
真戸「コレは何かありそうだ」
亜門「ですが…喰種を倒した後意識する暇もなく平然と翌日になってしまう以上対処法が…」
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- 11 : 2014/10/04(土) 14:57:09 :
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???「やはり気付いてしまったようだな」ギュンッ!!
亜門「!!」
ドゴォン!!
真戸「…怪我はないかね亜門君」
亜門「助かりました…ですがコイツは…?」
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- 12 : 2014/10/04(土) 20:18:58 :
真戸「クインケース…だね」
クインケース「…」
亜門「どういう事なんでしょうか…」
クインケース「…」
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- 13 : 2014/10/04(土) 20:24:42 :
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真戸「しょうがない…こちらに対し敵意があるなら我々もそれなりの行動を…」
真戸「…!」
クインケース「残念だが…お探しのクインケはここだ」カパッ
クインケ「」
クインケース「貴様らにはここで死んでもらう」ガチャン
亜門「くっ…劣勢ですよ真戸さん!」
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- 14 : 2014/10/04(土) 20:29:15 :
真戸「ふむ…見たところ喰種並みの身体…と言えるか分からんが身体能力があるようだね」
クインケース「…」
亜門「貴様の目的は何だ! クインケース!!」
クインケース「…最初に仕掛けてきたのは貴様らだ」
亜門「…? 何の事だ?」
クインケース「…」
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- 15 : 2014/10/04(土) 20:33:27 :
真戸「待つんだクインケース」
クインケース「…」
真戸「その言い方…何か事情があるんだろう?」
クインケース「…」
真戸「せめて…事情だけでも聞かせてもらえないか?」
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- 18 : 2014/10/04(土) 21:36:45 :
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クインケース「何…別段深い意味はねぇさ」
クインケース「お前らが入れてるこのクインケ…」
クインケース「そいつにはどうやら少しだけ本人の意識っつーのか…が入っててよ」
クインケース「それが長い年月を経て俺に乗り移ったって感じかね?」
亜門「そんな事が…?」
真戸「いや…目の前で動いているクインケースが言っているんだ」
真戸「むしろ信憑性は高いと言えるだろう」
クインケース「俺は人を喰う事は出来ない…当然だがな」
クインケース「だから他人の記憶を喰う事で生きてきた」
真戸「元々は生物では無い筈なのに…生命維持の為喰う事が必要なのか?」
クインケース「そんな詳しい事は知らねぇよ…喰いたいから食う、それだけだ」
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- 19 : 2014/10/04(土) 21:41:43 :
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真戸「しかも人の記憶…」
亜門「つまり…我々が喰種との戦闘後の記憶がないのは…」
クインケース「…まぁ俺のせいだろうな」
真戸「ふむ…確かに長い年月をかけて意識が芽生えるのなら当然ほとんどのクインケースが自我を持っていてもおかしくはないな」
クインケース「お前らが忘れても気にせず…かつ俺の存在も隠せるタイミング…それがあの瞬間だった」
クインケース「おかげで…今日まで存在を悟られる事も無かったって訳だ」
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- 20 : 2014/10/04(土) 22:26:42 :
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クインケース「だがこの秘密を知られた以上生かしてはおけねぇ…」
クインケース「お前らの存在ごと記憶から消せば…完全犯罪だ」
亜門「くっ…何故だ!」
亜門「俺達が一体何をしたというんだ!! クインケース!!」
クインケース「…」ヒュンッ!
真戸「避けるんだ亜門君っ!!」
亜門「あ…」
ドゴォン!
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- 21 : 2014/10/04(土) 23:24:17 :
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グググ…
亜門「…!!」
クインケース2「もう…やめましょう?」
クインケース「ぐっ貴様……!」
真戸「同じ…クインケース?」
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- 22 : 2014/10/04(土) 23:27:18 :
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クインケース2「彼らはあの人間と同じでは無い筈です」
亜門「あの人間…?」
クインケース「けっ…」
真戸「…どういう事だ?」
クインケース2「過去我々の正体を突き止めた人間がいたのですが…」
クインケース2「…」
クインケース「…いきなり仲間達を殺しやがったんだ」
クインケース「貴様らは喰種の生まれ変わりだ…この世から消え失せろ…ってな」
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- 23 : 2014/10/05(日) 00:05:00 :
亜門「だが君達は…」
クインケース「人なんか喰わねぇ…数分の記憶を喰ってただけだってのによ…!」
クインケース「俺達だって好きで喰種になった訳じゃねぇんだ!」
クインケース「…」
真戸「…」
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- 24 : 2014/10/09(木) 21:45:40 :
クインケース「…柄にもねぇ話をしちまったな」
亜門(クインケースに柄とか柄じゃないとかあるのだろうか…)
真戸「…別に我々は君達に危害を加えるつもりもない…何ならこの記憶を消してもらっても構わない」
クインケース「…!」
クインケース2「…いいのですか?」
真戸「クインケースが喰種だと分かった所で別にクインケにもならないしね」
亜門(真戸さん…)
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- 25 : 2014/10/12(日) 21:51:14 :
クインケース「そうか…ありがとよ」
クインケース2「…」
亜門「元はと言えば僕のせいですね…こんな些細な事に興味さえ持たなければ…」
クインケース「んな事ぁねぇよ」
クインケース「俺達にとってあんたみたいな人間は凄く新鮮だ」
亜門「…そうか」
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- 26 : 2014/10/13(月) 14:09:10 :
クインケース「俺達にとっちゃ少し残念だが…記憶は喰わせてもらうぜ」
亜門「…ああ」
クインケース「じゃあ…な」
クインケース2「…さようなら」
真戸「…」
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- 27 : 2014/10/13(月) 14:16:46 :
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- 28 : 2014/10/13(月) 14:21:06 :
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真戸「準備は出来たかね亜門君?」
亜門「はい!」
真戸「では行くかね…新しいクインケースでも…」
亜門「クインケース?」
真戸「ふ…まさかクインケを言い間違えるとは」
亜門「でも何か聞いた事あるんですよね…その言い方」
真戸「気のせいだろう…ただの言い間違いだよ」
亜門「…」
亜門「そうですね」
真戸「じゃあ…行こうか」
亜門「はい!」
クインケース「」
end
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- 29 : 2014/10/13(月) 14:28:24 :
- クインケースとか登場人物にしてもいい事ないので設定してませんが大丈夫ですよね
原作よりやや馬鹿な亜門君…いてもいいですよね
読んで下さった方々本当にありがとうございました
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