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ベルトルト「心情」
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- 1 : 2014/09/29(月) 22:38:38 :
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短編。
本を読み返しててちょっと書きたくなりました。
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- 2 : 2014/09/29(月) 22:40:40 :
- 期待です!!!!
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- 3 : 2014/09/29(月) 22:43:01 :
ベルトルト「エレンッ!! やめろ!! 暴れるな!!」
ジャン「そりゃ…無理ってもんだベルトルト。そいつをあやしつけるなんて不可能だろ!?」
ジャン「うるさくてしょうがねえやつだよな! よーく分かるぜ!俺もそいつ嫌いだからな!!」
ジャン「一緒にシメテやろうぜ…まぁ出てこいよ」
ミカサ「ベルトルト…返して!」
コニー「なぁ嘘だろ!?ベルトルト。ライナー。今までずっと俺達の事騙してたのか!?」
コニー「そんなの…ひでぇよ!!」
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- 4 : 2014/09/29(月) 22:48:04 :
ジャン「おいおいおいおい…お前らこのまま逃げ通す気か?」
ジャン「そりゃねーよお前ら…3年間一つ屋根の下で苦楽を共にした仲じゃねぇか…」
ジャン「ベルトルト…お前の寝相の悪さは芸術的だったな!いつからかお前が毎朝生み出す作品を楽しみにしてその日の天気を占ったりした…」
ジャン「けどよ…お前…あんなことした加害者が…被害者達の前でよくぐっすり眠れたもんだな」
コニー「全部嘘だったのかよ……!?」
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- 5 : 2014/09/29(月) 22:52:00 :
コニー「どうすりゃ…皆で生き残れるのか話し合ったのも……!」
コニー「おっさんになるまで生きて…いつか皆で酒飲もうって話したのも…全部…嘘だったのか?」
コニー「なあ!?お前ら…」
コニー「お前らは…今までなに考えてたんだ!?」
ミカサ「そんなもの分からなくていい」
ミカサ「こいつの首をはねる事だけに集中して」
ミカサ「一瞬でも躊躇すれば…もうエレンは取り返せない。もう失敗はしない」
ミカサ「こいつらは…人類の害。それで十分」
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- 6 : 2014/09/29(月) 22:53:44 :
ベルトルト「……っ!!」
ベルトルト「だっ……!」
ベルトルト「誰がっ!!!!!」
ベルトルト「人なんか殺したいと…!!! 思うんだっ!!!」
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- 7 : 2014/09/29(月) 22:54:58 :
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- 8 : 2014/09/29(月) 22:57:22 :
コニー『んー…んーー!』ピョンピョン
ベルトルト『コニー…?どうしたの?』
コニー『あっ!ベルトルト!ちょーど良かった!あそこの物を取ってくれよ!俺の背じゃ届かねえんだ…』
ベルトルト『御安い御用だよ…はい』スッ
コニー『おう!サンキュー!ベルトルト!!!』ニコッ
ベルトルト『いえいえ』ニコッ
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- 9 : 2014/09/29(月) 22:59:48 :
嘘じゃない。
君達と過ごした日々は楽しかった。
胸の奥にあった罪悪感も…
お礼を言われたり…名前を呼んでもらったりすると…ほんの少しだけ和らいでいく気がしたんだ。
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- 10 : 2014/09/29(月) 23:04:03 :
ジャン『今日の立体機動は…お前とか…ベルトルト』
ベルトルト『うん。よろしく』
ジャン『ベルトルトって…立体機動だけじゃなく…全体的に成績いいよな』
ベルトルト『それほどでもないよ』
ジャン『はっ…謙遜しなくたっていいぜ…!ってことで立体機動のコツとか教えてくれないか?』
ベルトルト『えっ…立体機動ならジャンの方が…』
ジャン『確かにガスの消費とかそういった面ではベルトルトに勝ってるかもしれねぇ…俺が教えてほしいのは…斬撃の技術だ』
ベルトルト『斬撃…うーん…上手く教えれるか分からないけど…』
ジャン『上手くなくたっていいぜ…コツされ掴めればいいからな!』
ベルトルト『ははは…それでもいいなら教えるよ』
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- 11 : 2014/09/29(月) 23:05:20 :
今までになかった。
人から頼られるなんて。
そして、知らなかった。
頼られることの嬉しさを。
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- 12 : 2014/09/29(月) 23:10:35 :
エレン『ふっ…ふっ…』ザッザッ
ベルトルト『やぁ…エレン』ザッザッ
エレン『ん?ベルトルトか』
ベルトルト『今日も自主練?』
エレン『おう…早く強くなりたいからな』
ベルトルト『そっか…僕も混ざっていいかな?』
エレン『全然構わんぞ』
ベルトルト『ありがと』
ベルトルト『エレンは…巨人が憎いから強くなろうとしてるんだよね?』
エレン『ああ…あいつらを壱ぴき残らず駆逐して…外の世界を探検する。これが俺の夢だ!』
ベルトルト『強いね…エレンは…』
エレン『ん?ベルトルトの方が強いだろ…成績上だし』
ベルトルト『そういった意味じゃないんだけどな』ハハッ
エレン『?』
ベルトルト『よし…あそこの木まで競走だ』ダッ!
エレン『なっ!?ちょ!待てよ!』ダッ!
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- 13 : 2014/09/29(月) 23:11:27 :
羨ましかった。
君のその強さが。
僕にはなくて…君にあるもの。
内に秘めた強い……強い意志。
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- 14 : 2014/09/29(月) 23:11:56 :
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- 15 : 2014/09/29(月) 23:14:35 :
ベルトルト「誰が好きでこんなこと!」
ベルトルト「こんなことをしたいと思うんだよ!!」
ベルトルト「人から恨まれて…殺されても当然のことをした…。取り返しのつかないことを…」
ベルトルト「でも…僕らは罪を受け入れきれなかった…」
ベルトルト「兵士を演じている間だけは…少しだけ…楽だった…」
ベルトルト「嘘じゃないんだ!コニー!」
ベルトルト「ジャン!!」
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- 16 : 2014/09/29(月) 23:16:24 :
ベルトルト「確かに皆騙した…けどすべてが嘘じゃない!!」
ベルトルト「本当に仲間だと思ってたよ!」
ベルトルト「僕らに…謝る資格なんてあるわけない…けど…誰か…」
ベルトルト「頼む…誰か…お願いだ……誰か僕らを見つけてくれ…」
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- 17 : 2014/09/29(月) 23:20:31 :
罪を背負った僕。
皆を恐怖に陥れた僕。
恐怖に陥れられた君達。
普通だったら…受け入れてもらえないよね。
理由を…招待を言ってなかったからだけど…君達は僕を受け入れてくれた。
優しく接してくれた。
皆を騙していた訳じゃない。
けど…そうするしかなかった。
皆に混じって…楽しいことをしたり、辛いこと、苦しいことを乗り越えたり…と。
そうしてないと…僕が………僕の心が壊れてしまいそうだったから。
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- 18 : 2014/09/29(月) 23:23:48 :
今までに体験したことのない…他の人から頼られること。
こんな些細で当たり前の事が…僕にとってはどれだけ嬉しい事だったか。
僕の渇いた心に……潤いを与えてくれてるみたいだった。
楽しかった。
嬉しかった。
辛かった。
苦しかった。
けど…そんな毎日が…僕にとって…どれだけ気持ちのいいものだったことか。
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- 19 : 2014/09/29(月) 23:28:40 :
でも…ごめん…。
今までのは嘘じゃない。
嘘じゃないけど…
僕は君達を裏切らなければならない。
僕には…僕達には…夢がある。
エレン…君程ではないけど…僕にも譲れないものがある。
それは…故郷に帰ること。
今…それがもう目の前に見えてる。
掴めそうなんだ。
だから…ごめん。
僕は退かない…負けない。
勝って…故郷に帰るんだ!!!!!
――完――
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- 20 : 2014/09/29(月) 23:29:37 :
内容が薄くてごめんなさい。
ただ…読んでたらベルトルトの心情はこうかな…?と書きたくなりました。
呼んでもらえたら幸いです。
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- 21 : 2014/09/29(月) 23:57:52 :
- ベルトルトも本当は皆と同じで優しい人間であって、同期の皆を騙していて、壁を破壊した巨人という立場であるけれど、思うのはやっぱり人間らしさがあり、仲間への思いや情けがあるのだと思いましたね(泣)
原作でライベルアニと和解して共闘する展開が来ると本当に嬉しいです(泣)
アニ☆☆さんの作品大好きです!
次も期待しています!!!
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- 22 : 2014/09/30(火) 19:30:49 :
- >>EreAniさん
いつもありがとうございます♪!!
やっぱベルトルトやライナー、アニの自分の気持ちを押し殺して、使命を果たそうとする姿にはちょっとくるものがあります…。
ほんと利害が一致して共闘する日が来ることを願ってます(..)
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- 23 : 2014/10/02(木) 12:57:38 :
- 共闘...ないよなぁ。
親の仇だぞ。
相手側にどんな理由があろうと許せないだろ。
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