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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

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クリスタ「愛の追求」

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  1. 1 : : 2014/09/21(日) 20:29:38


    ※更新亀

    ※キャラ崩壊する予定
  2. 3 : : 2014/09/21(日) 20:39:54





    都市伝説というものを

    あなたは信じるだろうか?




    常識では考えられないことや

    人間性を感じられない人間

    国の裏の顔や

    知られていない真実


    言い出したら限りがない


    信じない方も多数いることだろう

    そんな方に尋ねたい

    どうしてそんな噂が流れたのか?

    火のないところに煙はたたない

    確かに

    誰かのたちの悪い悪戯と言われたらそれまでなのだか

    しかし

    もしかしたら悪戯といったことで済まされるなら


    それが良いのかもしれないーーーー

























    都市伝説

    No.1「追求者」



  3. 4 : : 2014/09/21(日) 20:55:07

    エレン「おばちゃん、唐揚げ定食2つ」

    サシャ「まいどっ!!」


    クリスタ「……はぁ」

    エレン「どうした?」

    クリスタ「どうしたって先輩、未だになんの手掛かりも見つからないじゃないですか!」

    クリスタ「例の…」


    連続殺人犯


    エレン「仕方ないだろ、犯人が手掛かりを残さない。目撃者もいないんだから」

    クリスタ「でも!早く見つけないとまた次の被害者が!!」

    エレン「確かにそうだが、焦ると見えるものも見えてこなくなるぞ。お前はまだ新米なんだから肩の力を少し抜け」

    クリスタ「………はい」


    サシャ「唐揚げ定食2つおまちっ!!」


    エレン「ほら、これ食ってまた現場行くぞ」

    クリスタ「……」
  4. 6 : : 2014/09/21(日) 21:12:36


    河川敷の橋の下

    いつもは人の少ないこの場所に

    青服の人間が大勢いる。

    黄色いテープに青いビニールシート。

    ここはいわゆる


    殺人現場だった


    エレン「これで四件目……」

    クリスタ「それにしてもおかしいですよね」

    エレン「なにが?」

    クリスタ「遺体ですよ、どの遺体にも…」


    体の一部分が無かった


    エレン「最初は右腕、次は乳房」

    クリスタ「この間は右足で、今回は頭……ですか…」

    エレン「おかげで身元が判明できてない」

    クリスタ「死因は毎回ナイフでの出血多量」

    エレン「手筋も無駄がないな、感心するぜ」

    クリスタ「感心しないでください!」



  5. 7 : : 2014/09/21(日) 21:40:10



    エレン「ただ、殺された四人には共通点がある」

    クリスタ「女性……ですよね」

    エレン「それも小柄の肌の白い美人ばかり、な」

    クリスタ「私……不安です。きっと犯人も私のこと狙って…」

    エレン「ないない」

    クリスタ「どーゆうことですかっ!!」

    エレン「そのまんまだよ」

    クリスタ「バカ!!」

    エレン「ちょ、お前先輩にバカって…」


  6. 8 : : 2014/09/21(日) 21:49:29



    「エレン刑事!!!」

    エレン「おぉ、どうしたマルコ」

    マルコ「殺害された被害者の身元が判明しました!」

    エレン「そうか、だがそれは後からにしろ」

    マルコ「へ?」

    エレン「今はこいつに説教中だ」

    クリスタ「べーっだ!」

    エレン「てめっ!いい加減に……」

    マルコ「刑事!!仕事中に夫婦喧嘩しないでください!」

    「「夫婦じゃない!!」」

    マルコ「息ぴったりじゃないですか」

    「「うるさい!!」」

    マルコ「……はぁ」


  7. 9 : : 2014/09/21(日) 22:14:17


    マルコ「殺害されたのは近所に住むハンナさん」

    エレン「へー」

    クリスタ「ふーん」

    マルコ「やはり殺害された他の三人と同じく、ここシガンシナ4丁目の住人でした」

    エレン「それは知らなかったなー」

    クリスタ「エレンきーらーいー」

    エレン「ハンナって人は美人だったんだろうな、誰かと違って」

    クリスタ「はぁ!?」

    マルコ「だから夫婦喧嘩は…」

    「「違うって言ってるだろ(でしょ)!!!」」

    マルコ「……はぁ」
  8. 10 : : 2014/09/21(日) 22:45:05


    キース「こっっんのぉぉぉぉ……バッカ者たちがあぁぁぁぁぁぁ!!!!」


    エレン「痛っ!!」

    クリスタ「きゃっ!!」

    マルコ「なんで僕までっ!?」


    キース「捜査中になにをしている!!」

    「「だってこいつ(先輩)が!!」」

    キース「」ピキ

    マルコ「」

  9. 12 : : 2014/09/21(日) 23:16:38


    エレン「痛ぇぇ、二回も殴りやがって」

    クリスタ「もう!先輩のせいですよ!」

    エレン「お互い様だろ?」

    クリスタ「いーや!先輩のせいです!」

    エレン「もういいよ、それで」

    クリスタ「認めましたね?なら夕飯奢ってください」

    エレン「何故そうなる」

    クリスタ「私いま金欠なんです」

    エレン「ったく、しゃーねーな」

    クリスタ「わーい!!先輩大好き♡」

    エレン「調子のいい奴め」

    クリスタ「どこいきます?」

    エレン「いつものとこでいーだろ?」

    クリスタ「えっ!でもあそこ一応シガンシナ4丁目ですし…夜だと怖いっていうか…」

    エレン「俺がいるだろ」

    クリスタ「そんな///先輩ったら///」

    エレン「??」

  10. 13 : : 2014/09/21(日) 23:23:58


    エレン「おばちゃん、カツとじ定食2つ」


    サシャ「はいよっ!!」


    エレン「それにしても……」

    クリスタ「…?どうしました?」

    エレン「今回の犯人は普通じゃねぇな」

    クリスタ「殺人犯に普通な人はいません」

    エレン「まぁ、そうかもしれないが」

    エレン「女ばかりを狙い、かといって性欲を満たすことが目的ではない」

    エレン「場所は決まってここ、シガンシナ4丁目」

    エレン「そして遺体の一部分を持っていく……」

    クリスタ「意味わからなすぎますね」

    エレン「そうだ…それに人間性が感じられない」

    エレン「目的はなんだ?何故必要以上にこの条件にこだわる?」

    クリスタ「こだわると言えば…」

    エレン「…?」

    クリスタ「最近噂があるんです」

    エレン「噂?」

    クリスタ「はい、都市伝説なんですけど」








    「追求者っていう人たちのことです」


  11. 14 : : 2014/09/21(日) 23:34:12


    エレン「なんだ?それ」

    クリスタ「はい、1つのことに過剰なこだわりを持っていて」

    クリスタ「そのためだったら手段を選ばないどころか、善悪の判断も出来なくなるそうです」

    エレン「その1つのことにこだわり過ぎるから追求者…か」

    クリスタ「精神が異常なんですよね、きっと」

    エレン「怖いな…」

    クリスタ「それで私思ったんです、今回の犯人は追求者なんじゃないかって」

    エレン「なんでだよ」

    クリスタ「だって殺害方法がすごいこだわりじゃないですか!!」

    エレン「まぁ、確かにな。だけど本当にいるのか?そんな奴が」

    クリスタ「いますよきっと!!」


    サシャ「はいよっ!!おまち!!」


    クリスタ「おいしぃ!!私ここの料理はまっちゃいますよ!」

    クリスタ「あぁ…太ってしまう……」





    エレン「追求者…か」
  12. 15 : : 2014/09/21(日) 23:39:39


    クリスタ「先輩!今日はご馳走様でした!!」

    エレン「おう」

    クリスタ「その…今度は…///」

    エレン「ん?」

    クリスタ「私が先輩に食べさせますからね……私の手料理///」

    エレン「そうか、楽しみにしとくよ」

    クリスタ「はい!///ではまた明日」

    エレン「大丈夫か?家まで送らなくて」

    クリスタ「そういって私を襲うつもりですか?」

    エレン「なっ!」

    クリスタ「ふふっ、冗談です。大丈夫ですよ、すぐそこですから」

    エレン「そうか…」

    クリスタ「おやすみなさい」

    エレン「あぁ、おやすみ」







    エレン「……なんか可愛かったな」


  13. 17 : : 2014/09/22(月) 06:51:25



    夜の街に鳴り響くコール



    エレン「もしもし」

    マルコ「エレンさん!大変です!!」

    エレン「おう、マルコ。今日も一日お疲れ様」

    マルコ「あーもう!!!なんでいつもあんたはそうなんだ!大変だって言ってるだろ!!」

    エレン「お、おぉ。どうした?」

    マルコ「殺された四人にはもう一つ共通点があったんです!!」

    エレン「共通点?」

    マルコ「はい!目撃者もいました!」

    エレン「なんだよ、共通点って」

    マルコ「四人は殺される前にあるところに寄っていたんです!!」

    エレン「あるところってどこだよ」

    マルコ「それはーーー































    マルコ「先輩とクリスタがいつも行く食堂ですよ」
  14. 18 : : 2014/09/22(月) 19:25:11


    エレン「なっ……」


    彼の耳から携帯が離れる


    マルコ「エレンさん!?いまどこですか!!エレンさん!聞いてますか!!」


    エレン「……クリスタ」

    マルコ「エレンさん!?返事してください!エレ」


    ツーツーツー、と虚しくコールが響く

    彼は踵を返し食堂へと向かう


    エレン「おばちゃん!!!」


    勢いよくドアを開けたが

    そこにはすでに誰もいなかった


    エレン「……くそっ!!!」




  15. 19 : : 2014/09/22(月) 20:56:56




    クリスタ「うぅ~。やっぱり怖いな…」


    クリスタ「素直に先輩に来てもらえばよかった…」








    サシャ「お嬢さん」

    クリスタ「きゃあっ!!」

    クリスタ「……って食堂のおばちゃんさじゃないですか!驚かさないで下さい!」

    サシャ「ごめんね」

    クリスタ「もう!……ふふっ、」

    サシャ「……」

    クリスタ「おばちゃんはどうしたんですか?こんなとこで」

    サシャ「ちょっと用事があってね」

    クリスタ「なんですか?用事って……」

    サシャ「それは…」



    クリスタ「!?」



    クリスタ「おばちゃん……なに、それ……」

    サシャ「あぁ、これかい?お気に入りの包丁だよ」

    サシャ「気持ちのいいくらい切れるのさ」

    サシャ「鳥肉も牛肉も豚肉も」




    サシャ「人の肉も」


    クリスタ「ヒィッ………」


    サシャ「お嬢さんは私の料理気にいってくれたみたいだね、嬉しいよ」


    クリスタ「まさか…そんな…」


    サシャ「実は私、食にはこだわりがあってね」


    クリスタ「嘘よ……」


    サシャ「色々な肉を今まで食べてきたんだ。色々な部位を色々な調理方法で」


    クリスタ「いや……やめて……」


    サシャ「色々な肉を食べ過ぎた。そんなとき、ふと気づいたのさ」


    サシャ「人の肉はまだ食べてないって」


    クリスタ「来ないで……おねがい…見逃して…」


    サシャ「だから今度は人の色々な部位を食べることにしたのさ」


    クリスタ「誰にも言わない……言いませんから……許して、ください…」


    サシャ「男はまずそうだから、肉の柔らかそうな色白の女を食べることにしたよ」


    クリスタ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」


    サシャ「そしたら意外に美味しくてねぇ」


    クリスタ「いやっ!来ないで!!やめて!!!触らないでっ!!」


    サシャ「人の肉の唐揚げ……美味しかっただろう?」


    クリスタ「!?」


    クリスタ「うっ、おえっ、おぉぅええええぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!!!」


    サシャ「大丈夫。痛いのは一瞬だから」


    クリスタ「うぅ……いや……」


    サシャ「美味しく、食べてあげる」


    クリスタ「っ!…………先、輩…」


  16. 20 : : 2014/09/22(月) 21:03:10




    包丁を振り上げる。



    少女は目を瞑る。



    瞬間。



    ポタッ、ポタッ、と。



    暗い夜道を照らす街灯の下で。



    赤い液体が滴る。



    包丁は。



    その刀身を血で濡らしていた。




  17. 21 : : 2014/09/22(月) 21:03:28








































  18. 22 : : 2014/09/22(月) 21:07:56


    しかし。



    包丁は振り下ろされて。



    いなかった。








    サシャ「………え?」



    エレン「なにしてんだてめぇ」




    クリスタ「先輩!!!」





    彼は振り上げられた包丁を素手で掴んでいた。





    サシャ「なんで…あなたがここに……」



    エレン「なにしてんだって、聞いてる」



    サシャ「な…な、な、な………」



    エレン「俺の後輩になにしてんだって」






    エレン「言っっってんだよおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」






    サシャ「ぐあばっっ!!」




  19. 23 : : 2014/09/22(月) 21:14:14


    クリスタ「先輩!!!」



    エレン「もう、大丈夫だ」



    クリスタ「わだじ……ごわがっだぁぁ」



    エレン「よしよし」



    クリスタ「うわああぁぁぁぁぁぁん」



    エレン「よしよし」



    クリスタ「先輩のっ!!ぜんばいの手があぁぁぁぁ!!!」



    エレン「よしよし」



    クリスタ「先輩がやざじぃぃぃぃぃよぉぉぉお!!」



    エレン「その言い方は失礼じゃないか?」



    クリスタ「わだし、先輩が好きでずぅぅぅぅぅ!!!」



    エレン「ここで告白かよ、忙しいな。おい」



    クリスタ「すぎなんですぅぅぅ!!!」



    エレン「はいはい、俺も好きだよ。結婚してくれ」



    クリスタ「うわあぁぁぁぁぁぁ!!!」



    エレン「よしよし」


  20. 24 : : 2014/09/22(月) 21:29:41


    クリスタ「/////////////」



    エレン「耳まで真っ赤だな」



    クリスタ「うるさい////」



    エレン「かわいいぞ?」



    クリスタ「//////」



    クリスタ「その…///」



    エレン「ん?」



    クリスタ「ほんとに…結婚してくれるんですか?」



    エレン「当たり前だ」



    クリスタ「…嬉しいです////」



    クリスタ「私っ!ずっと前から好きでした!」



    クリスタ「ずっと先輩のこと見てました!」



    クリスタ「一つになりたいって思ってました!!」



    クリスタ「だから先輩が結婚してくれるって言ってくれたとき、とても嬉しかったです!!」























    クリスタ「今から結婚しましょう!先輩!!!愛してます世界で一番先輩のこと愛してます愛があればなんでもできますよねあっ、でも先輩が他の女と話すの見たくないな。そうだいまから一つになりましょう♪そうすれば先輩はずっと私の物///うふふふふ、永遠の愛なんて美しい響きでしょうアレ?どこに行くンですか?私のこト嫌いになッたんですか?いかないでください私のエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレン……キャハッ…つーかまーえた♪♪大丈夫ですよ今かラ味わう痛ミは私タチの愛の証なんですからっ♪うわぁあ、おばちゃんの包丁本当によく切れますネサクって私のエレンの体が…アァ!!ナンテキレイナノエレン!!キレイナアカイロ!!コウフンシチャウ!!ンッ……おいしぃぃぃい………ハァハァハァハァハァハァエレンエレンエレン私今感じてるよ?今エレンと一つになってるよ……ふふふ、泣かないでエレン」






    「ノコサズタベルカラ」








  21. 25 : : 2014/09/22(月) 21:32:14









    NO.1「追求者」



    完食






  22. 26 : : 2014/09/22(月) 21:36:34
    いい雰囲気だと思ったら、いきなりヤンデレ
  23. 27 : : 2014/09/27(土) 11:43:30
    タイトルなるほどね
  24. 28 : : 2014/09/28(日) 23:04:46
    最後で全部持ってかれました。執筆お疲れ様でした。
  25. 29 : : 2014/10/14(火) 17:34:28
    ≫同感です
  26. 30 : : 2014/10/14(火) 17:34:57
    ≫27同感です
  27. 31 : : 2015/01/04(日) 00:06:18
    ハッピーエンドかと思いきやバットエンドか…
    怖かったです!お疲れ様です

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