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ペトラ「星に願いをー」
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- 1 : 2013/11/09(土) 20:33:46 :
- 星に願いをー
この国が平和になりますようにー
わたしの周りの全ての人が幸せになりますようにー
そして、
私と貴方が幸せになれますようにー
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- 2 : 2013/11/09(土) 20:34:02 :
ペトラ「星?」
ハンジ「うん、流れ星だよ」
エルド「楽しみですねー」
ハンジ分隊長曰く...
今日の夜は星が奇麗らしい
それで...リヴァイ班+分隊長で見に行く事になりました//
楽しみ...
うん、楽しみ
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- 3 : 2013/11/09(土) 20:34:17 :
ハンジ「ペトラは何かお願いしないのぉー?」
ペトラ「えっ...特にないです」
ハンジ「星と言えば、お願いでしょー」
エレン「俺は...また、家族で暮らしたいです」
エルド「・・・俺は...特にないな」
ハンジ「そういえば、リヴァイにもちゃんと伝えといてねー」
グンタ「でも兵長に言ったら、怒られませんかねー?」
エレン「確かにっ...くだらないとか言われそうですよね...」
ハンジ「大丈夫、リヴァイだって一応人間だしっ...」
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- 4 : 2013/11/09(土) 20:34:41 :
リヴァイ「何が『一応』だ?」
オルオ「ヒッ!兵長・・・」
ペトラ「いつからそこに...?」
リヴァイ「そんなにはどーでもいい」
リヴァイ「おい、ハンジ、今何と言った?」
ハンジ「ぇーっとですねぇ...そのぉ...あのぉ...」
リヴァイ「いつか...削ぐからな」
ハンジ「以後、気をつけますっ!!」
エレン「兵長...今日の夜、なにか予定はありますか?」
リヴァイ「特にないが...」
エルド「なら、一緒に星を見ませんか?」
グンタ「今日は...星がものすごくよく見えるらしいんですが...?」
オルオ「どうです、兵長ー?」
リヴァイ「別にいいがが?」
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- 5 : 2013/11/09(土) 20:34:59 :
ペトラ「やったぁー、じゃぁ...今日はみんなで星を見ましょう//」
エレン「ご飯とかも...どうです?」
エルド「それはいいなぁ」
ハンジ「うん、じゃ、お酒も用意しておくよ」
ペトラ「もぅ...分隊長、いつも飲み過ぎるんですからー」
ハンジ「次からは気をつけるよぉー」
オルオ「それ、毎回言ってますよねーww」
グンタ「そういう、お前らもだが?」
ペトラ「うぅ...」
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- 6 : 2013/11/09(土) 20:35:15 :
エルド「まぁ...とにかく今日だな」
エレン「何時に集合します?」
ハンジ「ご飯も食べるからー」
ハンジ「6時に集合するのでok?」
ペトラ「はいっ!」
ハンジ「じゃぁ...6時に」
みんなでご飯かぁー
楽しみだなぁ
兵長も来るし...
楽しみ...
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- 7 : 2013/11/09(土) 20:35:30 :
ハンジ「じゃ、一旦解散っ!」
オルオ「じゃ、戻ります」
エレン「オルオさん、行っちゃうんですかー?じゃ、俺も...」
エルド「俺も行くぞ」
グンタ「それなら、俺も戻るぞ」
リヴァイ「俺は...部屋で資料を片付ける」
ハンジ「ペトラはー?」
ペトラ「あ、私は...コップ片付けますんで」
エルド「悪いな」
ペトラ「いいって、大丈夫」
エレン「それじゃ、お先にー」
ガチャー
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- 8 : 2013/11/09(土) 20:35:47 :
ペトラ「さっさと、片付けちゃお」
6時かぁ
あと...3時間もあるじゃん
星かぁ...
お父さんとかにも見せてあげたいなぁ
「ペトラは何かお願いしないの?」
お願いかぁー
うーん...
叶えたい事?
特にないけど...
しいて言うならば...
うん...
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- 9 : 2013/11/09(土) 20:36:06 :
ガチャー
リヴァイ「おい、ペトラ」
ペトラ「兵長...!どうかなさいました?」
リヴァイ「・・・いや、寒いから毛布でも持ってくるといい」
ペトラ「ぇ...あ、ありがとうございます」
リヴァイ「以上だ」
ペトラ「ハッ!」敬礼っ
ガチャー
兵長...
わざわざ、言いにきてくれたんだ//
優しいな...
神様...
願いコトは無いっていいましたけど...
やっぱり、
私のお願い聞いてくれますかー?
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- 10 : 2013/11/09(土) 20:36:19 :
ハンジ「プッハァーっぁぁ」
オルオ「分隊長...もっともっと飲みますよぉーー!!」
エルド「俺も負けませんよっ//」
グンタ「俺もですっ!」
エレン「ぼっ...僕も...まだまだ...飲めま....zzz」
ハンジ「あれぇー、エレンはダウンかぁ」
ペトラ「あははっ...//」
6時に集合して、もう1時間が経過ー
みんな、飲み過ぎ...!
きっと...この調子じゃ、星が出る頃にはみんな寝てるだろうに...
この酔っぱらい達とは別に...兵長は冷静だな
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- 11 : 2013/11/09(土) 20:36:35 :
ペトラ「兵長...お酒はどうです?」
リヴァイ「・・・少しだけ貰う」
兵長の横でグラスにお酒を注ぐ
その音が...心地よい
ふと、空を見上げる
空は静かに夜を告げていた
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- 12 : 2013/11/09(土) 20:36:49 :
リヴァイ「おい...あいつらは...」
ペトラ「ぇ...?」
兵長が指をさす
リヴァイ「今日は...星を見る為に集まったんだろ?」
ペトラ「その予定ですが...」
兵長が指をさした方を見る
そこには...みんなが重なりあって寝ていた...
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- 13 : 2013/11/09(土) 20:37:05 :
ペトラ「みんな...疲れたんですね」
リヴァイ「ぁぁ」
ペトラ「どうします?運びますか?」
リヴァイ「いや、いい。この気温なら風邪も引かないだろう」
ペトラ「・・・ですね//」
みんなの顔を見ていると...
笑いが込み上げてきた
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- 14 : 2013/11/09(土) 20:37:18 :
ペトラ「うふふ...//」
リヴァイ「どうした?」
ペトラ「いや...みんな幸せそうだなって」
リヴァイ「・・・あぁ」
ペトラ「こういう時間がずーっと続けば良いのにって思うんです」
リヴァイ「そうか」
ペトラ「はい...」
そう、こういう時間が幸せだ
こんな幸せな時間を永遠にしたい
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- 15 : 2013/11/09(土) 20:37:45 :
リヴァイ「・・・あいつら起こすか?」
ペトラ「いえ...もう少し、静かな時間でいたいです...//」
リヴァイ「そうか...」
ペトラ「暗く...なってきましたね」
リヴァイ「あぁ...星が見えるぞ」
ペトラ「えっ...!」
空には一面に星が広がっていた
とても美しかったけど...
貴方がどんなコトを思っているかが気になって...
あまり、覚えていないんです
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- 16 : 2013/11/09(土) 20:38:03 :
ペトラ「兵長は、なんで調査兵団に入ろうって思ったんですか?」
リヴァイ「・・・?」
ペトラ「あ、スイマセン...急に思い出話とか...」
リヴァイ「いや、別にいい。何故、調査兵団を選んだか...」
ペトラ「はい」
リヴァイ「エルヴィンに呼ばれたからだ...それだけだ」
ペトラ「・・・」
リヴァイ「特にやる事もなく、ふらついている俺に声をかけたのはエルヴィンだ」
リヴァイ「アイツがいなければ...今の俺はねぇ」
ペトラ「そうですか」
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- 17 : 2013/11/09(土) 20:38:23 :
リヴァイ「そういうお前は?」
ペトラ「私ですか...私は...」
ペトラ「本当にくだらない理由なんですけどね...」
ペトラ「星が見たかったんです」
リヴァイ「星?」
ペトラ「はい、星です//」
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- 18 : 2013/11/09(土) 20:38:38 :
リヴァイ「どういうことだ?」
ペトラ「私、前から星とか宇宙とかそういうのに興味あったんです」
ペトラ「でも、家の近くでは...星なんて見えなくてー」
ペトラ「それで、ふと思ったんです」
ペトラ「壁の外には、もっと奇麗な星が見えるところがあるんじゃないかなって...//」
リヴァイ「・・・」
ペトラ「だから、壁の外に出たくなったんですよ」
ペトラ「親にはもちろん、憲兵を進められました」
ペトラ「だけど...やっぱり、自分で外の世界に繋がる一歩を踏み出したかったんです」
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- 19 : 2013/11/09(土) 20:38:58 :
リヴァイ「そうか・・・」
ペトラ「はい...でも、訓練をつむうちに他にも調査兵団に入りたい理由とかが出てきて...」
ペトラ「それで、調査兵団に入りました...//」
ペトラ「本当にくだらないですよね...」
リヴァイ「いや、そんなことはないー」
リヴァイ「そういう目標があるのには...良いと思うが?」
ペトラ「ありがとうございます」
ペトラ「だから...といっては何ですが、今日も誘っていただいて嬉しかったんです」
ペトラ「壁内で星がこんなに見れるなんて滅多に無いですから」
リヴァイ「そうかー」
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- 20 : 2013/11/09(土) 20:39:30 :
なんか...
幸せだった
こんなにも兵長と話せて...
こんなにも兵長の近くにいれて...
幸せだった
ペトラ「あ...あと、他にも調査兵団に入りたい理由ができたって言いましたよね?」
ペトラ「それは...」
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- 21 : 2013/11/09(土) 20:39:47 :
言って良いの...?
これが必ずしも、良い結末に向かう保証はないのに...
だけど...
話すのをやめられない...
止まらないんだ
この思いはー
ペトラ「貴方です、兵長ー」
ペトラ「貴方に会う為に調査兵団に入りました」
ペトラ「もちろん、尊敬という意味もありますが...」
ペトラ「他にも...色々な感情があります」
ペトラ「その...色々な感情は...」
ペトラ「ご想像にお任せします//」
リヴァイ「・・・」
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- 22 : 2013/11/09(土) 20:40:04 :
幸いなコトに...
周りが暗かったので、顔が赤いのは確認されなかっただろう
今も...その時の気持ちと変わりはない
貴方のコトが好きだ
初めて見たときから...
初めて話したときから...
初めて会ったときから...
大好きだー
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- 23 : 2013/11/09(土) 20:40:24 :
ペトラ「あっ!!?」
リヴァイ「何だ?」
ペトラ「流れ星っ!」
ペトラ「ほらほら、凄いですよっー!!」
ペトラ「あ、みんな起こさなくちゃー」
ペトラ「みんな、起きてー!」
エレン「ふぁ....ペトラさん、僕まだ眠いっ...わぁっ!」
オルオ「すっげぇ...」
ハンジ「おぉぉぉぉぉぉぉおおおおおお!」
グンタ「すごいな...」
エルド「やべぇ...」
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- 24 : 2013/11/09(土) 20:40:42 :
空にはたくさんの流れ星があった
その星は見るもの全てを圧巻させるものだった
星に願いをー
この国が平和になりますようにー
わたしの周りの全ての人が幸せになりますようにー
ハンジ「あ、お願いごとするの忘れてたー!」
エレン「俺もです...」
ハンジ「あれ、ペトラご機嫌じゃん、どうしたの?」
ペトラ「うふふ...内緒です♪」
そして、
私と貴方が幸せになれますようにー
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- 25 : 2013/11/09(土) 20:41:04 :
結局...私の願いは叶いませんでした
だから...って言っては変ですけど...
最後の一つお願いがあります
兵長に...上を向いてほしいんです
これからも、ずっと上を、前を見て生きてほしいんです
下からは...明るい未来はやってきません
上を見てー
時々、空を見てー
たまには、星を見てください
星が見えたときには...
たまにでいいんで、私たちのコト...
思い出してくださいね
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- 26 : 2013/11/09(土) 20:41:32 :
空には...
希望がたくさん詰まってます
だから、空を...見てください
今日の夜も...
星が
奇麗ですよ
星に願いをー
私の来世が貴方と幸せになれますようにー
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- 27 : 2013/11/09(土) 20:42:20 :
- 終わりです...//
なんか...終わり方がビミョーかもしれません...泣
また、リクエストありましらお願いします
rinnka
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- 28 : 2013/11/09(土) 20:52:19 :
- 乙!
おもしろかった!
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- 29 : 2013/11/09(土) 20:58:26 :
- おぉぉお…
悲しいですね(´;ω;`)
リヴァイ班には生きてほしかった…
オルオとペトラのコンビで恋愛?ってゆーのも見てみたいですね!
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- 30 : 2013/11/09(土) 20:59:47 :
- 大きな星がついたり消えたりしている・・・彗星かな?いや彗星はもっとパァーっと光るもんな・・・
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- 31 : 2013/11/09(土) 21:37:13 :
- 星ですか?
自分のところは何も見えませんなぁ
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- 32 : 2013/11/09(土) 21:52:06 :
- うわー…いい話だ…
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- 33 : 2013/11/09(土) 21:57:45 :
- いやー
よかったです!
感動!
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- 34 : 2013/11/09(土) 23:09:27 :
- 泣きました。
とっても良かったです!
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- 35 : 2013/11/09(土) 23:10:45 :
- よかったです。
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- 36 : 2013/11/10(日) 17:55:46 :
- よかった!
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