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温厚で、誰にでも優しい彼が実はウサギ男子だった件について。[アルクリ]

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  1. 1 : : 2014/09/06(土) 23:32:41


    お前誰だよと思った方も、あぁこいつかと思った方も、こんばんはでっす!



    スレタイを見て衝撃を受けた方も少なくは無いと思います。
    自分のネーミングセンスの無さにつくづく呆れます。


    ただこのスレタイは大分前……確か私が憲兵団と名乗っていた時に考えたものです。



    相変わらず小さいcp大好きな私です。今回はアルクリです!
    可愛いです!鼻血溢れます!


    書けなくて挫折するかもっす☆←
  2. 4 : : 2014/09/07(日) 00:34:52
    先程私の作品を読まずとして評価した方が居ました。
    私の作品をお読みになってから評価してくださるのは喜ばしい事なのですが、誠に遺憾です。侮辱的に捉えました。
    以後、コメントは非表示とさせて頂きますので、ご了承願います。

    顔も性格も解らないネットワークでの相手だと皆様にも自覚して頂けるようお願い致します。消せと言われても私は消すつもりはございません。これは私の作品です。消すのは私の判断ですし、消せなどと言う作品を貶す発言はお止め下さい。作る側としては非常に哀しいです。

    もうお解りの方もいらっしゃると思いますが、非常識な「消せ」などの書き込みをした方がいらっしゃったので御確認として捉えて頂けたら幸いです。尚、コメントの返信は随時致しますので、ご安心下さい。


    私はコメントを下さる方々を一切知りません。当たり前の事ですが、今一度。私だけじゃありません。作品を作って居る皆様もそのような発言は傷付くと私は思います。

    長々と失礼致しました。
  3. 5 : : 2014/09/07(日) 00:50:20




    暖かい風が頬を撫でる。優しい桜の香りが漂う歩き慣れた並木道。



    もう春か…等としみじみ感じながら歩く道にも違和感がする。



    僕一人しか居ない。



    桜の花弁が鼻にヒラリ落ちてくる。



    この出口の見えない桜並木を、人っ子一人居ない道にただ一人…。



    季節外れの汗が一滴。額を伝った瞬間。



    僕は無性に寂しさに躰を蝕まれた。と言うのは言い過ぎだろうか。



    しかし、この寂しがり屋の僕は大袈裟な事ではない。



    若干泣きそうになる。僕はその場で立ち止まった。



    すると後ろから聞き慣れた、あどけない声が聞こえた。




  4. 6 : : 2014/09/07(日) 01:00:02




    確かに…今確かに!



    声がした方を向く。



    遠くからでも解るブロンドの髪を揺らしながら、小柄な少女は此方に向かって走って来る。



    その光景が僕をどれだけ安堵させただろうか。あぁ、良かった!人だ!





    「アルミーン!おはよう!」





    大きく肩を上下に揺らす少女こと、クリスタ・レンズ。僕の彼女だ。 



    息が切れて少し紅く染まった頬。透き通るような白い肌だからか余計に目立つ。



    まるで一輪だけ凛と咲き誇るエーデルワイスのような小さな君。



    ライトブルーの初夏の空のような瞳に僕が映っている事が堪らなく嬉しかった。



    僕はおはようとにっこり微笑みながら返事をして、彼女の肩を抱いて大丈夫?と呟いた。



    誰にも知られてはいけない秘密。



    僕は、寂しがり屋だと言う事。





  5. 7 : : 2014/09/07(日) 02:20:09
    ちなみに言うと私豆腐メンタルなんですよね(笑)
    さっきのコメントで微塵に砕け散りました(爆)


    あ、コメントは全然して下さって良いですよ!寧ろして欲しいですから!
    勿論読むだけでも十分過ぎる位嬉しいですからね♪
  6. 8 : : 2014/09/07(日) 02:28:27




    秀才で、優しくて、温厚で、そこそこ運動が出来て、中性的な顔立ちで。



    それが周りから見る僕。



    それが周りから見る僕の評価。



    でも本当の僕は、



    寂しがり屋で、惑わされやすい位単純で、独占欲が強い。



    今まで積み上げてきた僕のイメージを壊さぬよう毎日、僕は自分を偽る。



    誰にでも優しく接して、何されても怒らなくて、テストでは満点。ずっと保って来た。ずっと。



    それが僕だから、それが今までの僕だったから、今更変える何て出来ない。



    僕は痛々しい位に自分を押し殺して、いつもを過ごす。




  7. 9 : : 2014/09/07(日) 19:23:07




    「アルミン、ありがとう。もう大丈夫だから。」





    効果音がつきそうな位の笑顔でクリスタは僕に向かって言った。



    そっか、と返事をして、肩から手を離した。



    小柄で、華奢な躰。だから、簡単に連れて行かれそうで、不安になる。



    君を見ていると、なんと言うか、独占欲と言うものに躰を支配される。



    余裕無いな、僕。



    彼女の歩幅に合わせて歩く。



    君が笑い掛けてくれる度、何とも言えない罪悪感が僕を襲ってくるんだ。



    まるで君を騙してるようで。



    自分を隠して、仮面を被って、僕は…。



    僕は一体何がしたいんだろう?





    「アルミン、どうしたの?」





    長い並木道も、終盤に差し掛かったところでクリスタが訊いてきた。



    僕はその言葉に現実に連れ戻されて、ハッとする。



    何でも無いよと、顔の前で手を振りながら困ったように笑う。




  8. 10 : : 2014/09/10(水) 22:33:44




    長かった並木道を抜ければ、直ぐそこに僕達の学校が見えた。



    白を基調としたデザインで、校門にある赤煉瓦の大きな柱が目を引く、何とも洒落た学校だ。



    門を潜ると、真っ先に艶やかな黒髪の持ち主が僕の目の前にやって来た。





    「アルミン、エレンを知らない?」





    朝の第一声がエレンと言うのは、そう。幼馴染みのミカサだ。



    漆黒の黒髪に、それに負けず劣らずの瞳をしている。世間的には美人なのだろうが、少しばかり残念な性格だ。





    「おはよう、ミカサ。エレンなら見てないなぁ。」





    僕は苦笑しながらそう答えた。



    ミカサは去年、同じく幼馴染みのエレンと晴れて、恋人同士になったのだ。



    元々はミカサの片想いだったのだが、まさか幼馴染み二人が付き合う何て思いもしなかった。


     
    しかし、恋人同士になったからといって、彼等の接し方は至って…いや、全く変わらない。



    ミカサは彼女と言うより、母親的立ち位置に存在する。エレンはそれに反抗する思春期男子と言ったところか。



    どこぞの親子だ。僕は少々呆れている。





    「そう…。解った。ごめんなさい、クリスタ。彼氏との時間を邪魔して。」





    ミカサは僕達に背を向けて、校舎へ歩いて言った。



    すると、今まで黙って居たクリスタが、ミカサの言葉を聞いた途端頬を赤らめて、早く行こうと催促した。



    僕もそれにつられて、顔を少し染めながらぎこちなく答えた。





  9. 11 : : 2014/09/11(木) 02:10:28
    若干エレミカ入りましたが…きっと殆ど出番無いです。予告無しにすいません。

    エレミカではなく、エレン、ミカサとして出てくる場面はあると思いますが…。基本アルクリ?と言うよりアルミン語りで行きますので、宜しくお願い致します
  10. 12 : : 2018/01/13(土) 15:32:54
    応援するよ!続きカーモンヌ!
  11. 13 : : 2018/01/13(土) 15:48:32
    へー、憲兵さんアルクリも書いてたのかあ
    こっちもだけどまたいつかエレクリも書いてほしいな(^^)
  12. 14 : : 2018/03/25(日) 19:44:05
    期待‼‼‼‼‼‼‼
  13. 15 : : 2018/11/28(水) 13:28:41
    期待!(^-^)

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