このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:17:26 こんばんは、猫大福です。 見た人もいるかも知れませんが、これは『狼男と団長さん』の番外編みたいなものですので、そちらを見た方がわかりやすいと思われます。が、設定は一応書いておくので、多少わかりにくいかもしれませんが、ご了承下さい。 カノキド。 設定 カノ→狼男 身長:175㎝←伸びた 目を欺く。(急激な成長をすると、欺けなくなる) キド→メカクシ団の団長さん 身長:168㎝ 目を隠す この設定でいきます。 2 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:20:57 http://www.ssnote.net/archives/22600←多分これです。『狼男と団長さん』 3 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:29:14 アジト キドsideキド「おい、チビ」カノ「…」珍しい。カノが返事をしないなんて。キド「カノ?」カノ「ん?どうかした?」やっぱり聞こえているらしい。キド「なんで返事しないんだ」カノ「え?いや、ね?キドが僕のことチビだって言ってたのには気付いてたけど、僕。チビじゃないよ?」は?どうみても、俺より小さいチビ…じゃなかった…いままで俺は立っていて、カノはソファーに座っていた。カノが立つと、俺より5㎝ほど高い。キド「」カノ「ほらね?言ったでしょ?」 4 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:30:09 キド「す、少し高いからって、いいきに」 5 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:40:11 キド「す、少し俺より高いからって、いい気になるな!」俺はすかさず反撃をする。言われっぱなしだと、格好悪いからな。カノ「でも、まだまだ伸びると思うよ~?調べてみたらさ、狼の成長は大人になってかららしいよ」※架空です。キド「!…だからってなぁ!」俺はカノを下から睨み付ける。すると、カノはにんまりと笑い、言った。カノ「キド、上目遣い?かーわいー♪」俺はパンチ、からのキック…そして、アッパー。カノに3連続hit!カノ「ははっ冗談、冗談だよ」カノはケラケラと笑う。多分欺いている。 6 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:47:42 もろに俺の攻撃を喰らっていながらも、何というゴキブリ並の生命力の高さ。そこは尊敬するぞ。カノ「というよりさー僕より小さいんだから、キドがおチビさんでしょ」キド「う、煩い!」チビだと!?うぐ…何ともいえないこの屈辱…カノ用殺虫剤は無いのか。※二人は付き合っています。カノ「なんでー?可愛いよ?」キド「可愛くなどない!」断じて俺は否定する。確かに、マリーは小さくて可愛いし、たまに見かける捨て猫も小さくて可愛い。だが、それとこれは別。俺は『可愛い』の対象に、入らない。 7 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:53:11 と、考えていると。カノ「僕にとっては可愛いんだよ」キド「は?」コイツ今、なんて言った?カノ「僕さ、キドのこと抜かすっていう目標たててたんだけど、目標達成したんだよ」い、いきなりだな…いやな予感がする…カノ「だから、ご褒美のちゅー下さ…キド「うぉらぁ!」バキイッ!!予感的中。※このあと優しい団長さんは、ほっぺにキスをしてあげました。 8 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:54:51 短編をたくさん書くことにしたので、明日また書くことにします。見てくれた方はありがとうございました!※まだありますけどね 9 : 黒ずくめのわんこtFKcvvOATw : 2014/09/04(木) 23:05:20 笑える!続き期待(^∀^) 10 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/05(金) 23:08:16 ???争奪戦キド「おい、渡せよ」カノ「やだよ、これは僕のだもん」二人は、何を言い争っているのかというと。それは、プリンだった。 11 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/05(金) 23:17:31 キド「珍しいな、お前が俺に譲らんとは」彼女は、皿とスプーンを両手に持ち、彼を睨みつけている。カノ「いやいや、キド…僕のプリン四個中四個食べるなんてひどいよ、せめて1つ食べさせてよ」カノはプッチンプリンタイプではないので、スプーンだけを持っていた。キド「そもそも、プリンをプッチンしない奴なんて真のプリン好きじゃない!」カノ「そんなことはないよ、食べるまで全体に空気がいかないように食べる方が新鮮だし、これこそ真のプリン好きだよ!」二人は言い争う。キド「そもそもな、賞味期限は今日までなんだよ!お前、今日まで置いてあったこと忘れてたろ!」カノ「違うよ!今日いっきに食べるつもりだったのに、キドがもう3つも食べてたんじゃないか!しかも、買ってきた三分後くらいに!」キド「違うぞ!買ってきた三分後くらいじゃなくて、五分後くらいだったぞ!」カノ「ほとんど変わってないよ!」 12 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/05(金) 23:20:11 セト「あれ、珍しいっすね、カノとキドが喧嘩なんて」マリー「うん」セトとマリーが部屋に入ってきた。セト「でも俺達はゼリー派っすよね?」マリー「うん!」 13 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/05(金) 23:26:22 キド「というより、お前プリンよりケーキ食べろ、痩せすぎて気持ち悪い、骸骨かよ」カノ「ひっどーい、でもキドも言えないからね?キドだって痩せてるんだから、プリンよりパフェでしょ!カロリー高いよー」カノは口を尖らせた。キド「…パフェ…」カノ「…じゃあ、行く?」キド「は?どこにだ」カノ「スウィーツ食べに☆」キドはポカンと口を開けた。少したった後に、二人はクスッと笑い、部屋をあとにした。 14 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/05(金) 23:29:45 おまけシンタロー「俺はアイス派だ」コノハ「…ねぎま…」モモ「お汁コーラ派です!」セト「ゼリー派っす!」マリー「わ、私も!」響也「僕は…プリン派…」※プリンは響也が美味しく頂きました。 15 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/05(金) 23:30:48 続きは明日にします。また、短編になると思うので、よろしくお願いします。 16 : 黒ずくめのわんこtFKcvvOATw : 2014/09/08(月) 22:32:53 ねぎま…ww 17 : ミカサlove♪ : 2014/09/09(火) 18:55:45 期待です! 18 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/14(日) 10:50:21 久しぶりの投下。遅くなってしまい、すみませんでしたm(_ _)m 19 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/14(日) 10:50:43 またも、プリンネタ 20 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/14(日) 10:53:37 カノ「プリン食べる人ー♪」キド「…」カノ「あれ?キド食べないの?じゃあ、僕が頂いちゃおうかなぁ」と、言うと、キドは手を挙げる。カノ「じゃあ、食べよっか」といって、僕はキドにプリンを渡した。 21 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/14(日) 10:56:59 キドsideキド「…」食べるに決まってるだろ。セト「あ、プリンすか?」セトと、マリーが部屋に入ってくる。カノ「二人も食べる?」マリー「うん!」マリーは喜んで頷いた。カノは冷蔵庫へ向かい、二つのプリンを出した。それを二人に手渡すと、自分のを食べ始めた。 22 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/14(日) 11:04:09 スプーンを洗っているとスプーンが三つしか無いことに気付いた。よく考えると、プリンも三つしか冷蔵庫に入っていなかったはず。俺は、いつの間にかアイツの部屋の前にいた。キド「…カノ、入るぞ」カノ「どーぞ」部屋にはいると、カノはベッドに寝っ転がって雑誌を読んでいた。キド「お前、プリン食べてないだろ」カノ「…なんで?」キド「欺いていたんだろ?」沈黙。カノ「キドには、なんでもお見通しだね」やはりか。キド「…取りあえず、スーパーにいくぞ」俺は、カノの手を引っ張り出し、アジトをあとにした。 23 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/14(日) 11:08:12 アジトとか、部屋をあとにしすぎなんだよ。この話は…(‥;)駄作ですみません。今から部活なので、暇があったら、また投下します。ミカサloveさん、コメントありがとうございます!私もミカサ大好きです!実は、エレミカ派のアッカーマンでssnoteに投稿していたりします(笑)長文失礼しました。 24 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:20:02 キドは可愛い物に目がない。例えば、星が散りばめられたような小物入れや、猫の形をした置物、大きなくまのぬいぐるみにだって目がないのである。そして、僕はキドに何か可愛い物を買ってあげようと悩んでいるのである。だが、しかし。僕にはお金がない。葉をお金に変えることだって出来るけど、そんな狐みたいなことはしたくないし、出来ればキドに渡すのだから、そういう騙すようなこともしたくない。僕はメルヘンチックな雑貨店がチラリと目に入ったことなんて、置いてといて、商店街を抜けた。 25 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:27:46 商店街などで買い物をしている人や、普段から出歩かない人は知らないような獣道を、僕は知っている。小さい頃によく通った道だ。狼になった方が通りやすいのだが、狼はこの世界では絶滅危惧種であるので、見つかればすぐに捕獲されてしまうだろう。十分後…カノ「はぁ…やっぱり狼の方が楽だなぁ…」と、僕は汗が滲み出てきた額を掻き分ける。それなら欺いてしまおうか。僕は、周りから見れば人間。本当の姿は狼。と偽った。何故、これまで気付かなかったのだろう。僕はたちまち狼の姿になり、森を駆けた。 26 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:34:28 もう、辺りは薄暗い。秋の夕暮れ時なんて、そんなもんだろうな…と黄昏ながら、携帯をポケットから出し、メールを打つ。メールの内容は今日は遅くなるから、ご飯はいらない。送信すると、すぐに返信がきて[そうか。]と、書いてあった。 27 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:42:20 広いところに出ると、そこは秋の香りがする、一面コスモスが咲く花畑だった。カノ「やっぱり変わってないなぁ…」僕は誰もいないことを確認すると、狼の姿になった。そして、周りにいる動物達を呼び集め、兎や、リス、鹿、狐、狸、などに声を掛け、また今度来たときは、僕ともう1人の子と遊んで欲しい。と伝えた。森の動物達は狼には逆らえないのだ。僕は人間の姿に戻った。カノ「僕さ、君達を従わせようとしてるわけじゃないんだ。ただ、遊んでくれるだけでいいんだよ。だから、その時はよろしくね」と、残し森を降りた。 28 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:50:50 翌日キド「おい、カノ。昨日は一体どこに行ってたんだ」カノ「…知りたい?じゃあ、付いてきてくれる?」僕はキドの手を取り、森へと急いだ。昨日は昼で、しかも狼の姿なのに着いたのは夕暮れ時。今日は朝だけど、キドがいるから、着いても昨日と同じ時間帯になるだろうな。キド「どこに行く気だ」カノ「キドが好きな、可愛い物がたくさんあるところだよ」キド「なっ!」カアァ…カノ「おーい!出てきていいよ!!」と、声を張り上げると、ザザッと森からたくさんの動物が現れる。キド「!かっ可愛い…」カノ「これから獣道に入るけど…大丈夫?」キドは頷いた。 29 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:55:11 山を登る間、リスと戯れたり、兎を抱っこしたりと、キドは満足気に歩いていた。だが、流石に歩きなれない道で、しかも普段着であったので、疲れは倍。カノ「大丈夫…?」キド「ちょっと…疲れた」ハァ…と、言う声に反応した動物達は、何かを探しに駆けていった。キド「あ…」カノ「大丈夫だよ、返ってくるから」キド「?」 30 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:57:57 キドが休んでいると、動物達がキドの周りに集まってきた。キド「な、なんだ!?」動物達の小さな手には、木の実があった。カノ「キドにだって、受け取ってあげなよ」キド「あ、ありがとう…」キドは本当に嬉しそうな顔をした。 31 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 11:08:57 カノ「キド、着いたよ」キドの目には、コスモスが咲き乱れ、秋の香りがしているであろう。キド「随分と…大掛かりな物を仕組んだな」カノ「本当はさ、小物とかにしようと思ったんだけど、お金がないし、それならって考えたものなんだけどね」キド「…ありがとな」キドは感謝の言葉を口にした。カノ「どういたしまして」僕は欺かずに笑った。カノ「来年も、その次の年も…ずっと、行けるかな…」キド「行けるさ、来年も、その次の年も…ずっと」カノ「…キド、来年も、その次の年も…ずっと、一緒にいてください。」僕は、キドにコスモスの花の指輪を差し出す。キドは目に涙を溜めていた。キド「…もちろんだ、こちらこそよろしくお願いします…」end 32 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 11:13:12 これで、番外編は終わりです。カノが目を欺くのは→狼だからみたいな咄が書きたかっただけなので、かなり自己満足小説になっております。見てくれた方、ありがとうございました!! 33 : 心愛c.yBkItb5Q : 2014/09/22(月) 20:48:17 お疲れ様でしたカノキドもいいですね( ̄▽ ̄) 34 : 雪菜 : 2014/11/02(日) 02:27:08 カノキド大好きです!カワイイので初めてのコメントです……… 35 : 名無しさん : 2016/02/26(金) 23:45:38 凄く面白いと思いました。カノキド大好きです。 ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。
このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:17:26 こんばんは、猫大福です。 見た人もいるかも知れませんが、これは『狼男と団長さん』の番外編みたいなものですので、そちらを見た方がわかりやすいと思われます。が、設定は一応書いておくので、多少わかりにくいかもしれませんが、ご了承下さい。 カノキド。 設定 カノ→狼男 身長:175㎝←伸びた 目を欺く。(急激な成長をすると、欺けなくなる) キド→メカクシ団の団長さん 身長:168㎝ 目を隠す この設定でいきます。 2 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:20:57 http://www.ssnote.net/archives/22600←多分これです。『狼男と団長さん』 3 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:29:14 アジト キドsideキド「おい、チビ」カノ「…」珍しい。カノが返事をしないなんて。キド「カノ?」カノ「ん?どうかした?」やっぱり聞こえているらしい。キド「なんで返事しないんだ」カノ「え?いや、ね?キドが僕のことチビだって言ってたのには気付いてたけど、僕。チビじゃないよ?」は?どうみても、俺より小さいチビ…じゃなかった…いままで俺は立っていて、カノはソファーに座っていた。カノが立つと、俺より5㎝ほど高い。キド「」カノ「ほらね?言ったでしょ?」 4 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:30:09 キド「す、少し高いからって、いいきに」 5 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:40:11 キド「す、少し俺より高いからって、いい気になるな!」俺はすかさず反撃をする。言われっぱなしだと、格好悪いからな。カノ「でも、まだまだ伸びると思うよ~?調べてみたらさ、狼の成長は大人になってかららしいよ」※架空です。キド「!…だからってなぁ!」俺はカノを下から睨み付ける。すると、カノはにんまりと笑い、言った。カノ「キド、上目遣い?かーわいー♪」俺はパンチ、からのキック…そして、アッパー。カノに3連続hit!カノ「ははっ冗談、冗談だよ」カノはケラケラと笑う。多分欺いている。 6 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:47:42 もろに俺の攻撃を喰らっていながらも、何というゴキブリ並の生命力の高さ。そこは尊敬するぞ。カノ「というよりさー僕より小さいんだから、キドがおチビさんでしょ」キド「う、煩い!」チビだと!?うぐ…何ともいえないこの屈辱…カノ用殺虫剤は無いのか。※二人は付き合っています。カノ「なんでー?可愛いよ?」キド「可愛くなどない!」断じて俺は否定する。確かに、マリーは小さくて可愛いし、たまに見かける捨て猫も小さくて可愛い。だが、それとこれは別。俺は『可愛い』の対象に、入らない。 7 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:53:11 と、考えていると。カノ「僕にとっては可愛いんだよ」キド「は?」コイツ今、なんて言った?カノ「僕さ、キドのこと抜かすっていう目標たててたんだけど、目標達成したんだよ」い、いきなりだな…いやな予感がする…カノ「だから、ご褒美のちゅー下さ…キド「うぉらぁ!」バキイッ!!予感的中。※このあと優しい団長さんは、ほっぺにキスをしてあげました。 8 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/04(木) 22:54:51 短編をたくさん書くことにしたので、明日また書くことにします。見てくれた方はありがとうございました!※まだありますけどね 9 : 黒ずくめのわんこtFKcvvOATw : 2014/09/04(木) 23:05:20 笑える!続き期待(^∀^) 10 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/05(金) 23:08:16 ???争奪戦キド「おい、渡せよ」カノ「やだよ、これは僕のだもん」二人は、何を言い争っているのかというと。それは、プリンだった。 11 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/05(金) 23:17:31 キド「珍しいな、お前が俺に譲らんとは」彼女は、皿とスプーンを両手に持ち、彼を睨みつけている。カノ「いやいや、キド…僕のプリン四個中四個食べるなんてひどいよ、せめて1つ食べさせてよ」カノはプッチンプリンタイプではないので、スプーンだけを持っていた。キド「そもそも、プリンをプッチンしない奴なんて真のプリン好きじゃない!」カノ「そんなことはないよ、食べるまで全体に空気がいかないように食べる方が新鮮だし、これこそ真のプリン好きだよ!」二人は言い争う。キド「そもそもな、賞味期限は今日までなんだよ!お前、今日まで置いてあったこと忘れてたろ!」カノ「違うよ!今日いっきに食べるつもりだったのに、キドがもう3つも食べてたんじゃないか!しかも、買ってきた三分後くらいに!」キド「違うぞ!買ってきた三分後くらいじゃなくて、五分後くらいだったぞ!」カノ「ほとんど変わってないよ!」 12 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/05(金) 23:20:11 セト「あれ、珍しいっすね、カノとキドが喧嘩なんて」マリー「うん」セトとマリーが部屋に入ってきた。セト「でも俺達はゼリー派っすよね?」マリー「うん!」 13 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/05(金) 23:26:22 キド「というより、お前プリンよりケーキ食べろ、痩せすぎて気持ち悪い、骸骨かよ」カノ「ひっどーい、でもキドも言えないからね?キドだって痩せてるんだから、プリンよりパフェでしょ!カロリー高いよー」カノは口を尖らせた。キド「…パフェ…」カノ「…じゃあ、行く?」キド「は?どこにだ」カノ「スウィーツ食べに☆」キドはポカンと口を開けた。少したった後に、二人はクスッと笑い、部屋をあとにした。 14 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/05(金) 23:29:45 おまけシンタロー「俺はアイス派だ」コノハ「…ねぎま…」モモ「お汁コーラ派です!」セト「ゼリー派っす!」マリー「わ、私も!」響也「僕は…プリン派…」※プリンは響也が美味しく頂きました。 15 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/05(金) 23:30:48 続きは明日にします。また、短編になると思うので、よろしくお願いします。 16 : 黒ずくめのわんこtFKcvvOATw : 2014/09/08(月) 22:32:53 ねぎま…ww 17 : ミカサlove♪ : 2014/09/09(火) 18:55:45 期待です! 18 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/14(日) 10:50:21 久しぶりの投下。遅くなってしまい、すみませんでしたm(_ _)m 19 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/14(日) 10:50:43 またも、プリンネタ 20 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/14(日) 10:53:37 カノ「プリン食べる人ー♪」キド「…」カノ「あれ?キド食べないの?じゃあ、僕が頂いちゃおうかなぁ」と、言うと、キドは手を挙げる。カノ「じゃあ、食べよっか」といって、僕はキドにプリンを渡した。 21 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/14(日) 10:56:59 キドsideキド「…」食べるに決まってるだろ。セト「あ、プリンすか?」セトと、マリーが部屋に入ってくる。カノ「二人も食べる?」マリー「うん!」マリーは喜んで頷いた。カノは冷蔵庫へ向かい、二つのプリンを出した。それを二人に手渡すと、自分のを食べ始めた。 22 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/14(日) 11:04:09 スプーンを洗っているとスプーンが三つしか無いことに気付いた。よく考えると、プリンも三つしか冷蔵庫に入っていなかったはず。俺は、いつの間にかアイツの部屋の前にいた。キド「…カノ、入るぞ」カノ「どーぞ」部屋にはいると、カノはベッドに寝っ転がって雑誌を読んでいた。キド「お前、プリン食べてないだろ」カノ「…なんで?」キド「欺いていたんだろ?」沈黙。カノ「キドには、なんでもお見通しだね」やはりか。キド「…取りあえず、スーパーにいくぞ」俺は、カノの手を引っ張り出し、アジトをあとにした。 23 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/14(日) 11:08:12 アジトとか、部屋をあとにしすぎなんだよ。この話は…(‥;)駄作ですみません。今から部活なので、暇があったら、また投下します。ミカサloveさん、コメントありがとうございます!私もミカサ大好きです!実は、エレミカ派のアッカーマンでssnoteに投稿していたりします(笑)長文失礼しました。 24 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:20:02 キドは可愛い物に目がない。例えば、星が散りばめられたような小物入れや、猫の形をした置物、大きなくまのぬいぐるみにだって目がないのである。そして、僕はキドに何か可愛い物を買ってあげようと悩んでいるのである。だが、しかし。僕にはお金がない。葉をお金に変えることだって出来るけど、そんな狐みたいなことはしたくないし、出来ればキドに渡すのだから、そういう騙すようなこともしたくない。僕はメルヘンチックな雑貨店がチラリと目に入ったことなんて、置いてといて、商店街を抜けた。 25 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:27:46 商店街などで買い物をしている人や、普段から出歩かない人は知らないような獣道を、僕は知っている。小さい頃によく通った道だ。狼になった方が通りやすいのだが、狼はこの世界では絶滅危惧種であるので、見つかればすぐに捕獲されてしまうだろう。十分後…カノ「はぁ…やっぱり狼の方が楽だなぁ…」と、僕は汗が滲み出てきた額を掻き分ける。それなら欺いてしまおうか。僕は、周りから見れば人間。本当の姿は狼。と偽った。何故、これまで気付かなかったのだろう。僕はたちまち狼の姿になり、森を駆けた。 26 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:34:28 もう、辺りは薄暗い。秋の夕暮れ時なんて、そんなもんだろうな…と黄昏ながら、携帯をポケットから出し、メールを打つ。メールの内容は今日は遅くなるから、ご飯はいらない。送信すると、すぐに返信がきて[そうか。]と、書いてあった。 27 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:42:20 広いところに出ると、そこは秋の香りがする、一面コスモスが咲く花畑だった。カノ「やっぱり変わってないなぁ…」僕は誰もいないことを確認すると、狼の姿になった。そして、周りにいる動物達を呼び集め、兎や、リス、鹿、狐、狸、などに声を掛け、また今度来たときは、僕ともう1人の子と遊んで欲しい。と伝えた。森の動物達は狼には逆らえないのだ。僕は人間の姿に戻った。カノ「僕さ、君達を従わせようとしてるわけじゃないんだ。ただ、遊んでくれるだけでいいんだよ。だから、その時はよろしくね」と、残し森を降りた。 28 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:50:50 翌日キド「おい、カノ。昨日は一体どこに行ってたんだ」カノ「…知りたい?じゃあ、付いてきてくれる?」僕はキドの手を取り、森へと急いだ。昨日は昼で、しかも狼の姿なのに着いたのは夕暮れ時。今日は朝だけど、キドがいるから、着いても昨日と同じ時間帯になるだろうな。キド「どこに行く気だ」カノ「キドが好きな、可愛い物がたくさんあるところだよ」キド「なっ!」カアァ…カノ「おーい!出てきていいよ!!」と、声を張り上げると、ザザッと森からたくさんの動物が現れる。キド「!かっ可愛い…」カノ「これから獣道に入るけど…大丈夫?」キドは頷いた。 29 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:55:11 山を登る間、リスと戯れたり、兎を抱っこしたりと、キドは満足気に歩いていた。だが、流石に歩きなれない道で、しかも普段着であったので、疲れは倍。カノ「大丈夫…?」キド「ちょっと…疲れた」ハァ…と、言う声に反応した動物達は、何かを探しに駆けていった。キド「あ…」カノ「大丈夫だよ、返ってくるから」キド「?」 30 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 10:57:57 キドが休んでいると、動物達がキドの周りに集まってきた。キド「な、なんだ!?」動物達の小さな手には、木の実があった。カノ「キドにだって、受け取ってあげなよ」キド「あ、ありがとう…」キドは本当に嬉しそうな顔をした。 31 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 11:08:57 カノ「キド、着いたよ」キドの目には、コスモスが咲き乱れ、秋の香りがしているであろう。キド「随分と…大掛かりな物を仕組んだな」カノ「本当はさ、小物とかにしようと思ったんだけど、お金がないし、それならって考えたものなんだけどね」キド「…ありがとな」キドは感謝の言葉を口にした。カノ「どういたしまして」僕は欺かずに笑った。カノ「来年も、その次の年も…ずっと、行けるかな…」キド「行けるさ、来年も、その次の年も…ずっと」カノ「…キド、来年も、その次の年も…ずっと、一緒にいてください。」僕は、キドにコスモスの花の指輪を差し出す。キドは目に涙を溜めていた。キド「…もちろんだ、こちらこそよろしくお願いします…」end 32 : 猫大福hBSxznIbv. : 2014/09/16(火) 11:13:12 これで、番外編は終わりです。カノが目を欺くのは→狼だからみたいな咄が書きたかっただけなので、かなり自己満足小説になっております。見てくれた方、ありがとうございました!! 33 : 心愛c.yBkItb5Q : 2014/09/22(月) 20:48:17 お疲れ様でしたカノキドもいいですね( ̄▽ ̄) 34 : 雪菜 : 2014/11/02(日) 02:27:08 カノキド大好きです!カワイイので初めてのコメントです……… 35 : 名無しさん : 2016/02/26(金) 23:45:38 凄く面白いと思いました。カノキド大好きです。 ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。