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  1. 1 : : 2014/09/04(木) 22:17:26
    こんばんは、猫大福です。

    見た人もいるかも知れませんが、これは『狼男と団長さん』の番外編みたいなものですので、そちらを見た方がわかりやすいと思われます。が、設定は一応書いておくので、多少わかりにくいかもしれませんが、ご了承下さい。

    カノキド。


    設定

    カノ→狼男

    身長:175㎝←伸びた

    目を欺く。(急激な成長をすると、欺けなくなる)


    キド→メカクシ団の団長さん

    身長:168㎝

    目を隠す


    この設定でいきます。
  2. 2 : : 2014/09/04(木) 22:20:57
    http://www.ssnote.net/archives/22600←多分これです。『狼男と団長さん』
  3. 3 : : 2014/09/04(木) 22:29:14
    アジト キドside

    キド「おい、チビ」

    カノ「…」

    珍しい。

    カノが返事をしないなんて。

    キド「カノ?」

    カノ「ん?どうかした?」

    やっぱり聞こえているらしい。

    キド「なんで返事しないんだ」

    カノ「え?いや、ね?キドが僕のことチビだって言ってたのには気付いてたけど、僕。チビじゃないよ?」

    は?

    どうみても、俺より小さいチビ…


    じゃなかった…



    いままで俺は立っていて、カノはソファーに座っていた。

    カノが立つと、俺より5㎝ほど高い。

    キド「」

    カノ「ほらね?言ったでしょ?」
  4. 4 : : 2014/09/04(木) 22:30:09
    キド「す、少し高いからって、いいきに」
  5. 5 : : 2014/09/04(木) 22:40:11
    キド「す、少し俺より高いからって、いい気になるな!」

    俺はすかさず反撃をする。

    言われっぱなしだと、格好悪いからな。

    カノ「でも、まだまだ伸びると思うよ~?調べてみたらさ、狼の成長は大人になってかららしいよ」※架空です。

    キド「!…だからってなぁ!」

    俺はカノを下から睨み付ける。

    すると、カノはにんまりと笑い、言った。

    カノ「キド、上目遣い?かーわいー♪」

    俺はパンチ、からのキック…そして、アッパー。

    カノに3連続hit!

    カノ「ははっ冗談、冗談だよ」

    カノはケラケラと笑う。

    多分欺いている。

  6. 6 : : 2014/09/04(木) 22:47:42
    もろに俺の攻撃を喰らっていながらも、何というゴキブリ並の生命力の高さ。

    そこは尊敬するぞ。

    カノ「というよりさー僕より小さいんだから、キドがおチビさんでしょ」

    キド「う、煩い!」

    チビだと!?

    うぐ…何ともいえないこの屈辱…カノ用殺虫剤は無いのか。

    ※二人は付き合っています。

    カノ「なんでー?可愛いよ?」

    キド「可愛くなどない!」

    断じて俺は否定する。

    確かに、マリーは小さくて可愛いし、たまに見かける捨て猫も小さくて可愛い。

    だが、それとこれは別。

    俺は『可愛い』の対象に、入らない。
  7. 7 : : 2014/09/04(木) 22:53:11
    と、考えていると。

    カノ「僕にとっては可愛いんだよ」

    キド「は?」

    コイツ今、なんて言った?

    カノ「僕さ、キドのこと抜かすっていう目標たててたんだけど、目標達成したんだよ」

    い、いきなりだな…

    いやな予感がする…

    カノ「だから、ご褒美のちゅー下さ…キド「うぉらぁ!」バキイッ!!

    予感的中。


    ※このあと優しい団長さんは、ほっぺにキスをしてあげました。
  8. 8 : : 2014/09/04(木) 22:54:51
    短編をたくさん書くことにしたので、明日また書くことにします。

    見てくれた方はありがとうございました!
    ※まだありますけどね
  9. 9 : : 2014/09/04(木) 23:05:20
    笑える!続き期待(^∀^)
  10. 10 : : 2014/09/05(金) 23:08:16
    ???争奪戦

    キド「おい、渡せよ」

    カノ「やだよ、これは僕のだもん」

    二人は、何を言い争っているのかというと。

    それは、



















    プリンだった。
  11. 11 : : 2014/09/05(金) 23:17:31
    キド「珍しいな、お前が俺に譲らんとは」

    彼女は、皿とスプーンを両手に持ち、彼を睨みつけている。

    カノ「いやいや、キド…僕のプリン四個中四個食べるなんてひどいよ、せめて1つ食べさせてよ」

    カノはプッチンプリンタイプではないので、スプーンだけを持っていた。

    キド「そもそも、プリンをプッチンしない奴なんて真のプリン好きじゃない!」

    カノ「そんなことはないよ、食べるまで全体に空気がいかないように食べる方が新鮮だし、これこそ真のプリン好きだよ!」

    二人は言い争う。

    キド「そもそもな、賞味期限は今日までなんだよ!お前、今日まで置いてあったこと忘れてたろ!」

    カノ「違うよ!今日いっきに食べるつもりだったのに、キドがもう3つも食べてたんじゃないか!しかも、買ってきた三分後くらいに!」

    キド「違うぞ!買ってきた三分後くらいじゃなくて、五分後くらいだったぞ!」

    カノ「ほとんど変わってないよ!」

  12. 12 : : 2014/09/05(金) 23:20:11
    セト「あれ、珍しいっすね、カノとキドが喧嘩なんて」

    マリー「うん」

    セトとマリーが部屋に入ってきた。

    セト「でも俺達はゼリー派っすよね?」

    マリー「うん!」

  13. 13 : : 2014/09/05(金) 23:26:22
    キド「というより、お前プリンよりケーキ食べろ、痩せすぎて気持ち悪い、骸骨かよ」

    カノ「ひっどーい、でもキドも言えないからね?キドだって痩せてるんだから、プリンよりパフェでしょ!カロリー高いよー」

    カノは口を尖らせた。

    キド「…パフェ…」

    カノ「…じゃあ、行く?」

    キド「は?どこにだ」

    カノ「スウィーツ食べに☆」

    キドはポカンと口を開けた。

    少したった後に、二人はクスッと笑い、部屋をあとにした。

  14. 14 : : 2014/09/05(金) 23:29:45
    おまけ

    シンタロー「俺はアイス派だ」

    コノハ「…ねぎま…」

    モモ「お汁コーラ派です!」

    セト「ゼリー派っす!」

    マリー「わ、私も!」

    響也「僕は…プリン派…」


    ※プリンは響也が美味しく頂きました。
  15. 15 : : 2014/09/05(金) 23:30:48
    続きは明日にします。

    また、短編になると思うので、よろしくお願いします。
  16. 16 : : 2014/09/08(月) 22:32:53
    ねぎま…ww
  17. 17 : : 2014/09/09(火) 18:55:45
    期待です!
  18. 18 : : 2014/09/14(日) 10:50:21
    久しぶりの投下。
    遅くなってしまい、すみませんでしたm(_ _)m
  19. 19 : : 2014/09/14(日) 10:50:43
    またも、プリンネタ
  20. 20 : : 2014/09/14(日) 10:53:37
    カノ「プリン食べる人ー♪」

    キド「…」

    カノ「あれ?キド食べないの?じゃあ、僕が頂いちゃおうかなぁ」

    と、言うと、キドは手を挙げる。

    カノ「じゃあ、食べよっか」

    といって、僕はキドにプリンを渡した。

  21. 21 : : 2014/09/14(日) 10:56:59
    キドside

    キド「…」

    食べるに決まってるだろ。

    セト「あ、プリンすか?」

    セトと、マリーが部屋に入ってくる。

    カノ「二人も食べる?」

    マリー「うん!」

    マリーは喜んで頷いた。

    カノは冷蔵庫へ向かい、二つのプリンを出した。

    それを二人に手渡すと、自分のを食べ始めた。
  22. 22 : : 2014/09/14(日) 11:04:09
    スプーンを洗っているとスプーンが三つしか無いことに気付いた。

    よく考えると、プリンも三つしか冷蔵庫に入っていなかったはず。

    俺は、いつの間にかアイツの部屋の前にいた。

    キド「…カノ、入るぞ」

    カノ「どーぞ」

    部屋にはいると、カノはベッドに寝っ転がって雑誌を読んでいた。

    キド「お前、プリン食べてないだろ」

    カノ「…なんで?」

    キド「欺いていたんだろ?」

    沈黙。

    カノ「キドには、なんでもお見通しだね」

    やはりか。

    キド「…取りあえず、スーパーにいくぞ」

    俺は、カノの手を引っ張り出し、アジトをあとにした。
  23. 23 : : 2014/09/14(日) 11:08:12
    アジトとか、部屋をあとにしすぎなんだよ。
    この話は…(‥;)

    駄作ですみません。
    今から部活なので、暇があったら、また投下します。

    ミカサloveさん、コメントありがとうございます!

    私もミカサ大好きです!
    実は、エレミカ派のアッカーマンでssnoteに投稿していたりします(笑)

    長文失礼しました。
  24. 24 : : 2014/09/16(火) 10:20:02
    キドは可愛い物に目がない。

    例えば、星が散りばめられたような小物入れや、猫の形をした置物、大きなくまのぬいぐるみにだって目がないのである。

    そして、僕はキドに何か可愛い物を買ってあげようと悩んでいるのである。

    だが、しかし。

    僕にはお金がない。

    葉をお金に変えることだって出来るけど、そんな狐みたいなことはしたくないし、出来ればキドに渡すのだから、そういう騙すようなこともしたくない。

    僕はメルヘンチックな雑貨店がチラリと目に入ったことなんて、置いてといて、商店街を抜けた。
  25. 25 : : 2014/09/16(火) 10:27:46
    商店街などで買い物をしている人や、普段から出歩かない人は知らないような獣道を、僕は知っている。

    小さい頃によく通った道だ。

    狼になった方が通りやすいのだが、狼はこの世界では絶滅危惧種であるので、見つかればすぐに捕獲されてしまうだろう。

    十分後…

    カノ「はぁ…やっぱり狼の方が楽だなぁ…」

    と、僕は汗が滲み出てきた額を掻き分ける。

    それなら欺いてしまおうか。

    僕は、周りから見れば人間。本当の姿は狼。と偽った。

    何故、これまで気付かなかったのだろう。

    僕はたちまち狼の姿になり、森を駆けた。
  26. 26 : : 2014/09/16(火) 10:34:28
    もう、辺りは薄暗い。

    秋の夕暮れ時なんて、そんなもんだろうな…と黄昏ながら、携帯をポケットから出し、メールを打つ。

    メールの内容は今日は遅くなるから、ご飯はいらない。

    送信すると、すぐに返信がきて[そうか。]と、書いてあった。

  27. 27 : : 2014/09/16(火) 10:42:20
    広いところに出ると、そこは秋の香りがする、一面コスモスが咲く花畑だった。

    カノ「やっぱり変わってないなぁ…」

    僕は誰もいないことを確認すると、狼の姿になった。

    そして、周りにいる動物達を呼び集め、兎や、リス、鹿、狐、狸、などに声を掛け、また今度来たときは、僕ともう1人の子と遊んで欲しい。と伝えた。

    森の動物達は狼には逆らえないのだ。

    僕は人間の姿に戻った。

    カノ「僕さ、君達を従わせようとしてるわけじゃないんだ。ただ、遊んでくれるだけでいいんだよ。だから、その時はよろしくね」

    と、残し森を降りた。
  28. 28 : : 2014/09/16(火) 10:50:50
    翌日

    キド「おい、カノ。昨日は一体どこに行ってたんだ」

    カノ「…知りたい?じゃあ、付いてきてくれる?」

    僕はキドの手を取り、森へと急いだ。

    昨日は昼で、しかも狼の姿なのに着いたのは夕暮れ時。

    今日は朝だけど、キドがいるから、着いても昨日と同じ時間帯になるだろうな。

    キド「どこに行く気だ」

    カノ「キドが好きな、可愛い物がたくさんあるところだよ」

    キド「なっ!」カアァ…

    カノ「おーい!出てきていいよ!!」

    と、声を張り上げると、ザザッと森からたくさんの動物が現れる。

    キド「!かっ可愛い…」

    カノ「これから獣道に入るけど…大丈夫?」

    キドは頷いた。
  29. 29 : : 2014/09/16(火) 10:55:11
    山を登る間、リスと戯れたり、兎を抱っこしたりと、キドは満足気に歩いていた。

    だが、流石に歩きなれない道で、しかも普段着であったので、疲れは倍。

    カノ「大丈夫…?」

    キド「ちょっと…疲れた」ハァ…

    と、言う声に反応した動物達は、何かを探しに駆けていった。

    キド「あ…」

    カノ「大丈夫だよ、返ってくるから」

    キド「?」
  30. 30 : : 2014/09/16(火) 10:57:57
    キドが休んでいると、動物達がキドの周りに集まってきた。

    キド「な、なんだ!?」

    動物達の小さな手には、木の実があった。

    カノ「キドにだって、受け取ってあげなよ」

    キド「あ、ありがとう…」

    キドは本当に嬉しそうな顔をした。

  31. 31 : : 2014/09/16(火) 11:08:57
    カノ「キド、着いたよ」

    キドの目には、コスモスが咲き乱れ、秋の香りがしているであろう。

    キド「随分と…大掛かりな物を仕組んだな」

    カノ「本当はさ、小物とかにしようと思ったんだけど、お金がないし、それならって考えたものなんだけどね」

    キド「…ありがとな」

    キドは感謝の言葉を口にした。

    カノ「どういたしまして」

    僕は欺かずに笑った。

    カノ「来年も、その次の年も…ずっと、行けるかな…」

    キド「行けるさ、来年も、その次の年も…ずっと」

    カノ「…キド、来年も、その次の年も…ずっと、一緒にいてください。」

    僕は、キドにコスモスの花の指輪を差し出す。

    キドは目に涙を溜めていた。

    キド「…もちろんだ、こちらこそよろしくお願いします…」

    end
  32. 32 : : 2014/09/16(火) 11:13:12
    これで、番外編は終わりです。
    カノが目を欺くのは→狼だからみたいな咄が書きたかっただけなので、かなり自己満足小説になっております。

    見てくれた方、ありがとうございました!!
  33. 33 : : 2014/09/22(月) 20:48:17
    お疲れ様でした
    カノキドもいいですね( ̄▽ ̄)
  34. 34 : : 2014/11/02(日) 02:27:08
    カノキド大好きです!カワイイので
    初めてのコメントです………
  35. 35 : : 2016/02/26(金) 23:45:38
    凄く面白いと思いました。
    カノキド大好きです。

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