狼男と団長さん~番外編~
- カゲロウプロジェクト
- 2371
- 35
-
- 1 : 2014/09/04(木) 22:17:26 :
- こんばんは、猫大福です。
見た人もいるかも知れませんが、これは『狼男と団長さん』の番外編みたいなものですので、そちらを見た方がわかりやすいと思われます。が、設定は一応書いておくので、多少わかりにくいかもしれませんが、ご了承下さい。
カノキド。
設定
カノ→狼男
身長:175㎝←伸びた
目を欺く。(急激な成長をすると、欺けなくなる)
キド→メカクシ団の団長さん
身長:168㎝
目を隠す
この設定でいきます。
-
- 2 : 2014/09/04(木) 22:20:57 :
- http://www.ssnote.net/archives/22600←多分これです。『狼男と団長さん』
-
- 3 : 2014/09/04(木) 22:29:14 :
- アジト キドside
キド「おい、チビ」
カノ「…」
珍しい。
カノが返事をしないなんて。
キド「カノ?」
カノ「ん?どうかした?」
やっぱり聞こえているらしい。
キド「なんで返事しないんだ」
カノ「え?いや、ね?キドが僕のことチビだって言ってたのには気付いてたけど、僕。チビじゃないよ?」
は?
どうみても、俺より小さいチビ…
じゃなかった…
いままで俺は立っていて、カノはソファーに座っていた。
カノが立つと、俺より5㎝ほど高い。
キド「」
カノ「ほらね?言ったでしょ?」
-
- 5 : 2014/09/04(木) 22:40:11 :
- キド「す、少し俺より高いからって、いい気になるな!」
俺はすかさず反撃をする。
言われっぱなしだと、格好悪いからな。
カノ「でも、まだまだ伸びると思うよ~?調べてみたらさ、狼の成長は大人になってかららしいよ」※架空です。
キド「!…だからってなぁ!」
俺はカノを下から睨み付ける。
すると、カノはにんまりと笑い、言った。
カノ「キド、上目遣い?かーわいー♪」
俺はパンチ、からのキック…そして、アッパー。
カノに3連続hit!
カノ「ははっ冗談、冗談だよ」
カノはケラケラと笑う。
多分欺いている。
-
- 6 : 2014/09/04(木) 22:47:42 :
- もろに俺の攻撃を喰らっていながらも、何というゴキブリ並の生命力の高さ。
そこは尊敬するぞ。
カノ「というよりさー僕より小さいんだから、キドがおチビさんでしょ」
キド「う、煩い!」
チビだと!?
うぐ…何ともいえないこの屈辱…カノ用殺虫剤は無いのか。
※二人は付き合っています。
カノ「なんでー?可愛いよ?」
キド「可愛くなどない!」
断じて俺は否定する。
確かに、マリーは小さくて可愛いし、たまに見かける捨て猫も小さくて可愛い。
だが、それとこれは別。
俺は『可愛い』の対象に、入らない。
-
- 7 : 2014/09/04(木) 22:53:11 :
- と、考えていると。
カノ「僕にとっては可愛いんだよ」
キド「は?」
コイツ今、なんて言った?
カノ「僕さ、キドのこと抜かすっていう目標たててたんだけど、目標達成したんだよ」
い、いきなりだな…
いやな予感がする…
カノ「だから、ご褒美のちゅー下さ…キド「うぉらぁ!」バキイッ!!
予感的中。
※このあと優しい団長さんは、ほっぺにキスをしてあげました。
-
- 8 : 2014/09/04(木) 22:54:51 :
- 短編をたくさん書くことにしたので、明日また書くことにします。
見てくれた方はありがとうございました!
※まだありますけどね
-
- 9 : 2014/09/04(木) 23:05:20 :
- 笑える!続き期待(^∀^)
-
- 10 : 2014/09/05(金) 23:08:16 :
- ???争奪戦
キド「おい、渡せよ」
カノ「やだよ、これは僕のだもん」
二人は、何を言い争っているのかというと。
それは、
プリンだった。
-
- 11 : 2014/09/05(金) 23:17:31 :
- キド「珍しいな、お前が俺に譲らんとは」
彼女は、皿とスプーンを両手に持ち、彼を睨みつけている。
カノ「いやいや、キド…僕のプリン四個中四個食べるなんてひどいよ、せめて1つ食べさせてよ」
カノはプッチンプリンタイプではないので、スプーンだけを持っていた。
キド「そもそも、プリンをプッチンしない奴なんて真のプリン好きじゃない!」
カノ「そんなことはないよ、食べるまで全体に空気がいかないように食べる方が新鮮だし、これこそ真のプリン好きだよ!」
二人は言い争う。
キド「そもそもな、賞味期限は今日までなんだよ!お前、今日まで置いてあったこと忘れてたろ!」
カノ「違うよ!今日いっきに食べるつもりだったのに、キドがもう3つも食べてたんじゃないか!しかも、買ってきた三分後くらいに!」
キド「違うぞ!買ってきた三分後くらいじゃなくて、五分後くらいだったぞ!」
カノ「ほとんど変わってないよ!」
-
- 12 : 2014/09/05(金) 23:20:11 :
- セト「あれ、珍しいっすね、カノとキドが喧嘩なんて」
マリー「うん」
セトとマリーが部屋に入ってきた。
セト「でも俺達はゼリー派っすよね?」
マリー「うん!」
-
- 13 : 2014/09/05(金) 23:26:22 :
- キド「というより、お前プリンよりケーキ食べろ、痩せすぎて気持ち悪い、骸骨かよ」
カノ「ひっどーい、でもキドも言えないからね?キドだって痩せてるんだから、プリンよりパフェでしょ!カロリー高いよー」
カノは口を尖らせた。
キド「…パフェ…」
カノ「…じゃあ、行く?」
キド「は?どこにだ」
カノ「スウィーツ食べに☆」
キドはポカンと口を開けた。
少したった後に、二人はクスッと笑い、部屋をあとにした。
-
- 14 : 2014/09/05(金) 23:29:45 :
- おまけ
シンタロー「俺はアイス派だ」
コノハ「…ねぎま…」
モモ「お汁コーラ派です!」
セト「ゼリー派っす!」
マリー「わ、私も!」
響也「僕は…プリン派…」
※プリンは響也が美味しく頂きました。
-
- 15 : 2014/09/05(金) 23:30:48 :
- 続きは明日にします。
また、短編になると思うので、よろしくお願いします。
-
- 16 : 2014/09/08(月) 22:32:53 :
- ねぎま…ww
-
- 17 : 2014/09/09(火) 18:55:45 :
- 期待です!
-
- 18 : 2014/09/14(日) 10:50:21 :
- 久しぶりの投下。
遅くなってしまい、すみませんでしたm(_ _)m
-
- 19 : 2014/09/14(日) 10:50:43 :
- またも、プリンネタ
-
- 20 : 2014/09/14(日) 10:53:37 :
- カノ「プリン食べる人ー♪」
キド「…」
カノ「あれ?キド食べないの?じゃあ、僕が頂いちゃおうかなぁ」
と、言うと、キドは手を挙げる。
カノ「じゃあ、食べよっか」
といって、僕はキドにプリンを渡した。
-
- 21 : 2014/09/14(日) 10:56:59 :
- キドside
キド「…」
食べるに決まってるだろ。
セト「あ、プリンすか?」
セトと、マリーが部屋に入ってくる。
カノ「二人も食べる?」
マリー「うん!」
マリーは喜んで頷いた。
カノは冷蔵庫へ向かい、二つのプリンを出した。
それを二人に手渡すと、自分のを食べ始めた。
-
- 22 : 2014/09/14(日) 11:04:09 :
- スプーンを洗っているとスプーンが三つしか無いことに気付いた。
よく考えると、プリンも三つしか冷蔵庫に入っていなかったはず。
俺は、いつの間にかアイツの部屋の前にいた。
キド「…カノ、入るぞ」
カノ「どーぞ」
部屋にはいると、カノはベッドに寝っ転がって雑誌を読んでいた。
キド「お前、プリン食べてないだろ」
カノ「…なんで?」
キド「欺いていたんだろ?」
沈黙。
カノ「キドには、なんでもお見通しだね」
やはりか。
キド「…取りあえず、スーパーにいくぞ」
俺は、カノの手を引っ張り出し、アジトをあとにした。
-
- 23 : 2014/09/14(日) 11:08:12 :
- アジトとか、部屋をあとにしすぎなんだよ。
この話は…(‥;)
駄作ですみません。
今から部活なので、暇があったら、また投下します。
ミカサloveさん、コメントありがとうございます!
私もミカサ大好きです!
実は、エレミカ派のアッカーマンでssnoteに投稿していたりします(笑)
長文失礼しました。
-
- 24 : 2014/09/16(火) 10:20:02 :
- キドは可愛い物に目がない。
例えば、星が散りばめられたような小物入れや、猫の形をした置物、大きなくまのぬいぐるみにだって目がないのである。
そして、僕はキドに何か可愛い物を買ってあげようと悩んでいるのである。
だが、しかし。
僕にはお金がない。
葉をお金に変えることだって出来るけど、そんな狐みたいなことはしたくないし、出来ればキドに渡すのだから、そういう騙すようなこともしたくない。
僕はメルヘンチックな雑貨店がチラリと目に入ったことなんて、置いてといて、商店街を抜けた。
-
- 25 : 2014/09/16(火) 10:27:46 :
- 商店街などで買い物をしている人や、普段から出歩かない人は知らないような獣道を、僕は知っている。
小さい頃によく通った道だ。
狼になった方が通りやすいのだが、狼はこの世界では絶滅危惧種であるので、見つかればすぐに捕獲されてしまうだろう。
十分後…
カノ「はぁ…やっぱり狼の方が楽だなぁ…」
と、僕は汗が滲み出てきた額を掻き分ける。
それなら欺いてしまおうか。
僕は、周りから見れば人間。本当の姿は狼。と偽った。
何故、これまで気付かなかったのだろう。
僕はたちまち狼の姿になり、森を駆けた。
-
- 26 : 2014/09/16(火) 10:34:28 :
- もう、辺りは薄暗い。
秋の夕暮れ時なんて、そんなもんだろうな…と黄昏ながら、携帯をポケットから出し、メールを打つ。
メールの内容は今日は遅くなるから、ご飯はいらない。
送信すると、すぐに返信がきて[そうか。]と、書いてあった。
-
- 27 : 2014/09/16(火) 10:42:20 :
- 広いところに出ると、そこは秋の香りがする、一面コスモスが咲く花畑だった。
カノ「やっぱり変わってないなぁ…」
僕は誰もいないことを確認すると、狼の姿になった。
そして、周りにいる動物達を呼び集め、兎や、リス、鹿、狐、狸、などに声を掛け、また今度来たときは、僕ともう1人の子と遊んで欲しい。と伝えた。
森の動物達は狼には逆らえないのだ。
僕は人間の姿に戻った。
カノ「僕さ、君達を従わせようとしてるわけじゃないんだ。ただ、遊んでくれるだけでいいんだよ。だから、その時はよろしくね」
と、残し森を降りた。
-
- 28 : 2014/09/16(火) 10:50:50 :
- 翌日
キド「おい、カノ。昨日は一体どこに行ってたんだ」
カノ「…知りたい?じゃあ、付いてきてくれる?」
僕はキドの手を取り、森へと急いだ。
昨日は昼で、しかも狼の姿なのに着いたのは夕暮れ時。
今日は朝だけど、キドがいるから、着いても昨日と同じ時間帯になるだろうな。
キド「どこに行く気だ」
カノ「キドが好きな、可愛い物がたくさんあるところだよ」
キド「なっ!」カアァ…
カノ「おーい!出てきていいよ!!」
と、声を張り上げると、ザザッと森からたくさんの動物が現れる。
キド「!かっ可愛い…」
カノ「これから獣道に入るけど…大丈夫?」
キドは頷いた。
-
- 29 : 2014/09/16(火) 10:55:11 :
- 山を登る間、リスと戯れたり、兎を抱っこしたりと、キドは満足気に歩いていた。
だが、流石に歩きなれない道で、しかも普段着であったので、疲れは倍。
カノ「大丈夫…?」
キド「ちょっと…疲れた」ハァ…
と、言う声に反応した動物達は、何かを探しに駆けていった。
キド「あ…」
カノ「大丈夫だよ、返ってくるから」
キド「?」
-
- 30 : 2014/09/16(火) 10:57:57 :
- キドが休んでいると、動物達がキドの周りに集まってきた。
キド「な、なんだ!?」
動物達の小さな手には、木の実があった。
カノ「キドにだって、受け取ってあげなよ」
キド「あ、ありがとう…」
キドは本当に嬉しそうな顔をした。
-
- 31 : 2014/09/16(火) 11:08:57 :
- カノ「キド、着いたよ」
キドの目には、コスモスが咲き乱れ、秋の香りがしているであろう。
キド「随分と…大掛かりな物を仕組んだな」
カノ「本当はさ、小物とかにしようと思ったんだけど、お金がないし、それならって考えたものなんだけどね」
キド「…ありがとな」
キドは感謝の言葉を口にした。
カノ「どういたしまして」
僕は欺かずに笑った。
カノ「来年も、その次の年も…ずっと、行けるかな…」
キド「行けるさ、来年も、その次の年も…ずっと」
カノ「…キド、来年も、その次の年も…ずっと、一緒にいてください。」
僕は、キドにコスモスの花の指輪を差し出す。
キドは目に涙を溜めていた。
キド「…もちろんだ、こちらこそよろしくお願いします…」
end
-
- 32 : 2014/09/16(火) 11:13:12 :
- これで、番外編は終わりです。
カノが目を欺くのは→狼だからみたいな咄が書きたかっただけなので、かなり自己満足小説になっております。
見てくれた方、ありがとうございました!!
-
- 33 : 2014/09/22(月) 20:48:17 :
- お疲れ様でした
カノキドもいいですね( ̄▽ ̄)
-
- 34 : 2014/11/02(日) 02:27:08 :
- カノキド大好きです!カワイイので
初めてのコメントです………
-
- 35 : 2016/02/26(金) 23:45:38 :
- 凄く面白いと思いました。
カノキド大好きです。
- 「カゲロウプロジェクト」カテゴリの最新記事
- 「カゲロウプロジェクト」SSの交流広場
- カゲロウプロジェクト 交流広場