交差する想い

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1 : @トロスト区出身 : 2014/09/02(火) 23:40:04

失恋って辛いですよね
そんな感じです
2 : @トロスト区出身 : 2014/09/02(火) 23:41:17

ほら、見て見て綺麗！

あぁ、キレーだな！

もー、そこはお前の方が綺麗だよ。とか言ってくれないわけ？

言って欲しいの？w

うるさい、バカ！///

はいはい、お前の方がキレーだよ。

ふん！

おいおい、待てよ…

…

…

…

エレン「まてってヒッチ！」ガバッ

エレン「あ…」

夢…だったのか。そーだよな。俺とヒッチはもう別れたもんな…

エレン「阿呆らし、なんでこんな夢見ちゃうかね。」

まったく…嫌になるな
結局俺はあいつに未練タラタラってことかよ？

…

…

ガチャ

エレン「いってきます」

アルミン「おはよ」

エレン「おう。」

エレン「さみぃな」

アルミン「もう3月なのにね」

エレン「とっとと春になれよな。」

アルミン「エレンは寒いの嫌いだしね」

エレン「つーか俺らがもう2年になるんだもんな。早すぎw」

アルミン「1年生はあっと言う間だったね」

エレン「そーだな…」

昔から俺とアルミンは2人で学校に行っている。中学卒業で終わるかもと思っていたが、高校に入ってもそれは変わらなかった

アルミン「ねぇ、エレン」

エレン「んー？」

アルミン「大丈夫？その、ヒッチのこと…」

エレン「…」

エレン「まぁ、しょうがないさ」

アルミン「無理してない？」

エレン「そんなことねーよ。切り替えが大事だ！さ、遅刻するからとっとと行こうぜ！」

アルミン「あ、待ってよ！」

本当に、寒い季節は大嫌いだ。
3 : @トロスト区出身 : 2014/09/02(火) 23:44:05

エレン「はよー。」ガラッ

ジャン「うーす。」

ライナー「ようエレン。遅刻ギリだな」

ベルトルト「いつものことじゃん」

エレン「うっせ」スタスタ

クリスタ「エレンおはよ！」

エレン「おう、おはよー」

クリスタ「ねね、昨日のサッカーの試合見た？」

エレン「おー見た見た！あいつのあのプレーが…」

クラスの連中はいい奴らだ。
振られた直後の俺にいつも通りに接してくれたし、クリスタなんかはずっと元気付けてくれようとしてる
ただ…

エレン「…」チラッ

アニ「…」フイッ

俺のことをよく思ってない奴らも少なからずいるけど。

アニ「クリスタ、トイレいこっ」

クリスタ「あ、はーい！待ってー」

アニはクリスタととても仲がいい。でもあいつは俺のこと嫌ってる連中の筆頭。俺がヒッチと付き合ってたころから嫌われてたんだろーな
…この後トイレで俺の悪口言ってんのかな？w
4 : @トロスト区出身 : 2014/09/02(火) 23:45:38

キーンコーンカーンコーン…

エレン「あー、やっと昼飯…」

ジャン「おーいエレン。購買行こうぜー」

アルミン「あ、僕も行くよ。今日はパン食べたい気分だし」

エレン「おっけ、行くか」

ガラッ

エレン「！」

なんでヒッチがうちのクラスの前にいんだよ…

エレン「…よ。どした？」

ヒッチ「え、いや、友達に会いに来ただけ…」

エレン「なるほど。なんか、わり」スタスタ

ジャン「あ、おいエレン！」

アルミン「…ごめんねヒッチ」

ヒッチ「ううん、気にしないで…」

…

…

ったく、同じ学校だとどうしても会っちまうからな…。気まずいったらねーぜ

エレン「やっぱりヒッチに会うのはきついもんあるなー」

アルミン「本気だった分、別れた後って辛いよね…」

ジャン「まー今はしゃーないだろ。時間が解決してくれることだってあるさ」

エレン「…そーかもな。さんきゅな2人とも」

エレン「パン買って戻ろうぜ！」

ジャン「だな！今日は焼きそばパンを五つ食べるぞ」

アルミン「食べ過ぎ…」
5 : @トロスト区出身 : 2014/09/02(火) 23:46:32

放課後…

お…て

おき…レン…

クリスタ「起きてエレン！」

エレン「ふわ！？」ガバッ

クリスタ「授業中に居眠りはダメですー。もう放課後だよ？」

エレン「お、おう…わりー。んでクリスタはなにしてるの？」

クリスタ「なにねぼけてるの。今日はみんなでボーリング行こうって約束してたじゃん！」

エレン「あーー、そんな約束あったようななかったような…」

クリスタ「ひっどー！もーみんな外で待ってるから準備して行くよ！」

エレン「はーい…」

みんなでボーリングか…。確か企画したのはクリスタだったな。最近みんなであそべてなかったから！とか言ってたけど俺のこと元気付けてくれようとしてるんだろーな

クリスタ「おまたせー！」

ジャン「おーエレン起きたか」

ミカサ「ジャンが起こしてあげれば良かったのに」クスクス

ジャン「こいつ寝起きわりーから。下手したら殴られる」

ミカサとジャンは中学の頃から付き合っている。喧嘩しまくってた時期もあったが今では夫婦のような絶妙な距離感だ。正直、羨ましい

アルミン「さ、みんな来たし行こっか」

エレン「おーう」

クリスタ「エレンテンション低い！」

エレン「眠いだけだ。気にすんな」

ボーリング場

ジャン「ミカサには負けねぇ！！オラーー！！」パコーン！

アルミン「おぉ！ターキー！」

ミカサ「なかなか…でもまだまだ甘いわね」

クリスタ「ジャンすごーい！」

エレン「おーうまいうまい」

みんな楽しんでいるが俺はイマイチ楽しめてない。やっぱ今日会ったのはでかかったな…。

アルミン「大丈夫？エレン元気ないけど」

エレン「ん？んなことねーさ！見てろよ俺のライジングショットを見せてやる！」

あんま心配ばっかかけてんのも悪いしがんばらねーとな

…

…

帰り道

クリスタ「今日は楽しかったねー」

エレン「そーだなー」

ジャン「次こそはミカサに勝つからな…！」

ミカサ「ジャンが私に勝つなんて一生かかっても無理…。ので諦めなさい」

アルミン「とりあえず僕は最下位脱出しないと…」

エレン「クリスタには勝たないとな」

クリスタ「ちょっとエレンどーゆー意味それ！w」

エレン「そのまんまの意味だ」

クリスタ「もーほんとひどい！w」

ジャン「あ、んじゃ俺とミカサはこの辺で。また明日なみんな！」

ミカサ「また明日」

エレン「ん。」

クリスタ「ばいばーい」

アルミン「また明日ね」

エレン「んじゃ俺もこっちだから。じゃな」

クリスタ「ばいばい。明日も学校来なよ？」

エレン「わーってる。またな」
6 : @トロスト区出身 : 2014/09/02(火) 23:46:54

感想とか、書いてくれるとうれしいです
7 : 名無しさん : 2014/09/03(水) 00:33:51

クリスタとエレンくっつかないかな
期待
8 : アルアニLOVEnHynxYpGM. : 2014/09/03(水) 07:42:12

>>7さん、それ私も思った。
て言うか、付き合うまでは行かなくても、仲良くはなりそう。
9 : @トロスト区出身 : 2014/09/04(木) 18:19:38

翌日学校

先生「えー、今日は午後の授業を使って三送会の練習があるから全員そのつもりでいるように」

ジャン「うげー、めんどくせ」

ミカサ「ジャン、サボったりしたら怒るから」

ジャン「まじかよー…」

ミカサとジャンの話を聞きながら俺はとても憂鬱な気分になっていた

エレン（三送会は1年と2年が集まるってことは…）

エレン「あいつの顔を見ざるを得ないわけだ…」ボソ

俺とヒッチはクラスがちがうから普段会うことはほとんどない。でもこうゆう学年や全校でやる行事だとどうしても顔を合わせてしまう。

クリスタ「エレン？」

エレン「え！？なんだ？」

クリスタ「サボっちゃダメだよ？」

エレン「え、お、おう」

クリスタ「ほんと〜？」ジロ

エレン「ほんとだよ！そんな疑うなよなー」

クリスタ「そーだね、ごめんごめんw」

とっさに嘘着いちまったな…。まぁでも出くわすのも嫌だしサボっても明日謝れば許してくれるかな…？

昼休み

先生「飯食ったやつから体育館に移動始めろー」

エレン「さて、これで全員がいなくなるのを教室で待ってりゃいいか」

アルミン「エレーン、行こー」

エレン「あー、わりーけど俺はいいわ。帰って寝る」

アルミン「サボリはよくないよ？」

エレン「今回だけだ」

アルミン「はいはいわかったよ。でもエレン。逃げるのにも限界があるからね？」

エレン「へーへー」

…

…

誰もいなくなってしばらくたったしこれで帰ってもばれないな

エレン「帰るか」ガタッ

ガラッ！！

クリスタ「あーー！やっぱりいた！」

エレン「げ！クリスタなんで！？」

クリスタ「なんでじゃないですー！もー本当にサボろうとするとか信じらんない！ほら行くよ！」

エレン「つーかよく俺がここにいるってわかったな」

クリスタ「へ！？それは別に忘れ物取りにきただけだから…///」

エレン「忘れ物？持ち物なんてあったか？」

クリスタ「う…///ほらもういいからいくってば！」

エレン「…わり、むり」

クリスタ「もー、なんで？そんなに顔みたくないの？」

エレン「う…」

クリスタ「そーいえば私、エレンたちがどーゆー付き合い方してたのか全然知らないんだね。」

エレン「あー、そーかもな」

クリスタ「なら、私も一緒にサボるから聞かせて欲しいな。エレンたちのこと」

エレン「え…、まじ？」

クリスタ「嫌じゃなければ、だけど…」

エレン「俺こーゆー話アルミンにもしたことねーぞ？」

クリスタ「え！？そーなの？」

エレン「恥ずかしかったし思い出したくないしな」

クリスタ「ごめん…」

エレン「いやいいよ。話すことで楽になるかもしんねーし」

エレン「そーだな…じゃあ俺とヒッチが知り合ったくらいから話すか」

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