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その領域を、越えてはならない。[リヴァクリ]

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  1. 1 : : 2014/08/31(日) 00:46:05
    やぁどうも!元・憲兵団です!

    今回はリヴァクリです!私の大好きなcpなので若干テンション高めです!


    リヴァクリ大好物です!小さいお二人可愛いです!
  2. 2 : : 2014/08/31(日) 01:34:21

    クーデレになると思います。
    クーデレが苦手な方はバックアップ

  3. 3 : : 2014/08/31(日) 15:12:11




    閉ざさなければいけないこの想い。



    押し込め無いといけないこの想い。



    必死に抑えて、嘆いて、啼いて。 



    俺達は、この領域を、



    越えてはならない。




  4. 4 : : 2014/08/31(日) 15:20:03




    俺は生まれてこの方、人を愛すると言う事を知らない。



    幼い頃、親に捨てられ、孤児院で育てられた。



    中々打ち解けられず、俺は何処でも浮いていた。



    まぁそれでも構わなかった。



    苛められる事は無く、俺が道を歩けば然り気無く横にずれると言うだけだ。



    怖くも何とも無い。寂しくも無い。ただ独りで良かった。独りで。



    お前に出逢うまでは_______。




  5. 5 : : 2014/08/31(日) 15:27:13
    アヤノさんの作品サイコーです!
    ファンです 笑

    コニクリとか、小さいcpがお好きなんですね!
    今回ももちろん期待期待(≧∇≦)
  6. 6 : : 2014/08/31(日) 15:30:04




    俺は公立高校の教師をやっている。



    勿論誰とも話さない。話す気もない。生徒とも授業以外では関わらない。生徒達もそれを重々承知している。



    だからそれで良かった。



    優しい春風が頬をなぞる。桜の柔らかい香りが鼻を吐く。



    俺には似合わない季節。それが春だ。



    そして入学式。これもまた面倒だ。



    新しい生徒は何かと扱いにくい。俺の苦手分野だ。




    「リヴァイさん、もうそろそろですよ?入学式。」




    職員室の自分のデスクに座り、窓をボオッと見つめていると肩を叩かれた。



    俺は軽く返事をして、体育館へ向かう。




  7. 7 : : 2014/08/31(日) 15:32:06
    な、名無しさん…何と嬉しい事を……(泣)

    ファ、ファンだなんて…///

    ありがとうございます!!
    あ、小さいcpとは言わない方が…
    リヴァイさんに睨まれないように(笑)
  8. 8 : : 2014/09/01(月) 21:47:24




    渋々重い脚を引きずりながら、色とりどりの花などが飾られている体育館へ来た。



    もう2・3年生達は椅子に座っていて、まだかまだかと待ちわびていた。



    俺は溜め息を吐いて、腕を組ながら壁に持たれかかった。



    そして教頭の合図から体育館の重い扉が二人がかりで開いた。



    その向こうには、ずらっと、新調したばかりの皺1つ無い制服を身に纏った1年生が居た。



    そわそわしている奴や、キョロキョロ見渡している奴。ジッと前を見ている奴など様々だ。



    先頭が歩き出した瞬間、割れんばかりの盛大な拍手が送られた。



    俺も手を下に小さく手を叩いた。



    1年生は恥ずかしそうに下を向いていた。



    俺は今頗る機嫌が悪い。笑う事何てしない。まぁいつもだが。



    どいつもこいつも幼い顔だ。 



    俺は何気無く、拍手の中歩き進めている1年をジッと見ていた。



    _____もし、



    もしも…



    俺とお前の目が合わなかったら…



    俺達は____________。




  9. 9 : : 2014/09/02(火) 22:40:50




    ボーッと歩いていく生徒達を眺めていると、不意にある女子生徒が目に留まった。



    セミロングの金髪で、横顔でも良く解る大きな瞳。スラッと通った鼻筋。整った顔立ち。



    そう…全てが。全てがまるで絵画の中に居るような女性のようだった。いや、そのもののように見えた。



    適当に叩いていた手がピタリと止まった。



    スローモーションのように流れていく映像みたいに、ゆっくりとその生徒が俺の前を通り過ぎていく気がした。



    ハッとした時は、もう彼女は通り過ぎ、列の終盤に差し掛かった。



    だんだんと静まり返る拍手の中、俺は彼女だけを見つめていた。



    あれ程綺麗な奴は見た事が無い。



    白百合のような漂う気品と、誰をもを惹き付ける魅惑を纏った少女。



    魅せられた憐れな蝶は、見事なまでとしか言い様の無い少女に釘付けだ。




  10. 10 : : 2014/09/06(土) 23:20:18




    俺はそのまま彼女を見続けた。



    お偉いさんの話だとか、今はそんなの構って要られない。



    俺の心臓の深い深い奥の処。



    そこから沸々と何かが沸いてきた気がした。



    一年生が退場していく。彼女がまた目の前を通っていく。



    我ながら気色の悪い。吐き気がする。



    しかし、これは紛れも無い本心だったんだ。柄にも無いが。



    急にソワソワし出す自分が気持ち悪い。



    でも顏には出さずに無表情を貫いた。



    金髪が目に入る。



    瞬間的に彼女だと解った。



    金髪何ていくらでも居るのに…



    俺はどうにかしちまったらしい。




  11. 11 : : 2014/10/06(月) 05:27:31
    アヤノさんのリヴァクリ好きです
    期待!
  12. 12 : : 2015/09/26(土) 13:05:50
    リヴァクリ大好き

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