このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
この作品は執筆を終了しています。
シリアス!!進撃の巨人SS【願い】
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- 1 : 2014/08/23(土) 00:24:05 :
- 初心者です!!
こういうの自体初めてですので、下手な文章をお許しください!!
-
- 3 : 2014/08/23(土) 00:38:44 :
-
------------この物語は
お国と、家族と、仲間と、そして人類の未来のために
心臓を捧げた者たちに贈る物語
○○○
----------------眠っているのか、それとも起きているのか、自分でもわからない。
音も、風も、空気の臭いも何もない。暗闇。
ただ、寒い。とてつもなく寒い。
体の芯から寒いんだ。
体は震えない。気温が低いとかじゃなくてさ、ただ寒いんだ。
心の底から寒い。
誰もいなくなってしまった世界で、
たった一人孤独に生きているかのような
そんな寒さ。
そして今、俺の周りには------------------もう誰もいない。
-
- 4 : 2014/08/23(土) 00:48:52 :
- ○○○
エレン(……)
エレン(あれ、俺は寝てんのか?)
エレン(なんだろう……寒いな……)
エレン(ダメだ…眠い。もう少し寝たら起きよう。)
???「------ン--------レン-------エレン---------起きて。」
エレン「……ミカ…サ??」
ミカサ「エレン、起きて。もうすぐ次の授業が始まる。」
エレン「え?」
ミカサ「次の時間は英語の小テストでしょ。」
エレン「…あぁ………あぁ…そうか。」
ミカサ「エレン、どうかしたの?? 様子がおかしい。」
エレン「いや、大丈夫だ。ちょっと変な夢を見ただけだ。」
ミカサ「夢??」
エレン「夢を見ていたんだけどさ、思い出せねぇんだ。」
-
- 5 : 2014/08/23(土) 00:57:48 :
奥山先生「」ガラガラー
ミカサ「エレン、先生が来た。」
エレン「やっべ!! オレ全然勉強してねー!!」
ミカサ「エレンが無駄話してるから」
生徒A「起立」
ガチャガチャガチャー
生徒A「礼」
クラス一同「お願いします」
奥山先生「はい、じゃあ今日はね。最初にこの前やった文法の小テストするから。机は鉛筆、消しゴムだけで。では解答用紙配るので裏向けて。」---ペラペラ
一同「」カチャカチャカランカラン---フデバコツクエノシタヘ
奥山先生「はい、始めてください。」
一同「」カキカキカキカキカキ
エレン(全然勉強してねーけど、オレ英語得意だから多分大丈夫なはず。)
エレン(……あれ?……なんでだ?)
-
- 6 : 2014/08/23(土) 01:10:31 :
- ○○○
【5分休み】
エレン「はぁー」溜息
ミカサ「どうしたの、エレン?」
エレン「さっきの小テスト全然わかんなかったんだよ。」
ミカサ「うそ。エレンは英語が得意なはず。あのテストはすごく簡単。」
エレン「そ、そうなのか?」
アルミン「エレン、大丈夫かい? 君、寝てる時の顔色がすごく悪かったけど。」
エレン「おお。心配かけて悪いな。もうだ丈夫だ。」
ミカサ「大丈夫じゃない。テストのこともそう。」
アルミン「さっきのテスト?すごく簡単だったけど……」
エレン「……」
ジャン「へぇー、珍しいじゃねぇか。エレンがあの程度のテストもできねぇなんて。」
エレン「う、うるせーな! 本当にわからなかったんだよ。」
アルミン「あっ! そういえば次の授業は生物だ。」
ジャン「お、そうか。じゃあ教室移動だな。」ガチャッ、スタスタ
アルミン「エレン、僕たちも行こう。」
エレン「お、おう。」スタスタ
ミカアル「」スタスタ
エレン「あ、悪い、俺トイレ行くから。みんな先に行っとけよ。」
ミカサ「待たなくていい?」
エレン「いいって。大丈夫だから先に行ってろ。」
ミカサ「そう」スタスタ
-
- 7 : 2014/08/23(土) 01:16:49 :
-
エレン「ふっー」トイレカラデテ
???「お、エレンじゃん。」
エレン「おう……。」
エレン(あれ…誰だっけこいつ?)
???「次、生物かー。私あの先生嫌いなんだよね。」
エレン「あ、その…、すまん誰…だっけ?」
???「え? エレンもしかしてそれギャグ? エレンもたまにはそんなこと言うんだー、めずらし。」
湖南「でも、湖南ちゃんの名前を忘れるたぁ、いい度胸だ。」
エレン「コナミ…。あぁ、湖南か。悪い、冗談だ。冗談。」
湖南「そうだ。早くしないと授業はじまるから。行こう。」エレンの手を握ってスタスタ
エレン「お、おいっ」スタスタ引っ張られる
-
- 8 : 2014/08/23(土) 01:24:30 :
-
○○○
【昼食時間 食堂】
エレン(なんなんだ。おかしい。何か違和感が……。)
ガヤガヤペチャクチャ
エレン(なんで…同じクラスの奴の顔すら、思い出せないんだ……)
エレン「……。」
ミカサ「エレン大丈夫?」
アルミン「今日はもう寮に帰った方が------」
ライナー「ん? エレンがどうかしたのか?」テクテク
ベルトルト「…。」テクテク
アルミン「やぁ。ライナーにベルトルト。」
ライナー「もしかしてエレン……好きな女子でもいるのか??」ニタニタ
アルミン「そんなわけない」ギロ
ライベル「……。」
???「よう!お前ら!!」
エレン「!?」ビク
ライナー「なんだ。リア充の山下か。リア充は帰れ。」
山下「えっ、何その扱い!? ひどいっ!!」ガーン
アルミン「ライナー、山下君は女たらしだよ」
山下「だから何それ!?ひどくないか!?」ガーン
ペチャクチャガヤガヤ
エレン(…ヤマシタ…山シタ…山下か!?)
エレン(あれ、そういえばオレ、名前を聞いたら思い出せる。湖南も、山下も…)
アルミン「……?」
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- 9 : 2014/08/23(土) 01:44:46 :
○○○
【放課後 教室】
アルミン「エレン、やっぱり今日の君は少しおかしいよ。一度病院にでも行ってみたら?」
ミカサ「ねぇ。何があったの?」
エレン「……夢を見たんだ。」
アルミン「夢?」
エレン「あぁ。でもどんな夢だったかは思い出せない。」
ミカサ「エレン、言っていることがよくわからない。」
エレン「………みんなの顔が思い出せないんだ。」
アルミカ「」!?
アルミン「それって…記憶喪失?」
エレン「いや、でもミカサとアルミンは覚えてた。あと、ライナーとベルトルト、ジャンも。」
ミカサ「ほかに覚えているのは?」
エレン「えっと…コニーだろ、アニだろ、サシャ、マルコ、ミーナとか……あとクリスタとユミル。それくらいか…。」
アルミン「じゃあそのメンバーと何か話とかしてみれば?そしたらエレンを悩ませるなにかについてわかるかもしれない。」
エレン「そ、そうか?」
アルミン「そうだ、ライナーたちやジャンも呼ぼう。」
エレン「なんか悪いな。」
ミカサ「エレンの悩みを解決するためだから。」
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- 10 : 2014/08/23(土) 02:01:47 :
○○○
【廊下】
ライナー「んー、なるほど。夢か。」
ベルトルト「なんだか、話がよくわからないんだけど…」
アニ「で、エレンは何か思い出せそうなのかい?」
エレン「……すまん。わからない。」
ライベルアニ「……。」
ライナー「まぁ、たしかに今日のエレンは何か変だ。俺らも協力しよう。」
アニ「私もいいよ。協力してあげる。」
ベルトルト「うん、僕も。」
アルミン「ありがとう。早速だけど、このメンバーを招集したいんだ。」紙ペラ
アルミン「協力してくれるかい?」
ライナー「なるほどな。わかった。手分けして探そう。」
アニ「場所は?」
アルミン「いつもの場所にしよう。」
エレン「いつもの…場所?」
ミカサ「アルミンもしかして…。」
アルミン「きっと…あの人も協力してくれる。」
ライナー「よし。じゃあ俺たちに任せろ!!」
エレン「……。」
-
- 11 : 2014/08/23(土) 02:15:58 :
○○○
【放課後 図書室】
???「おいおい、なんなんだよコレ……。」
アルミン「すみません。少しこの部屋を貸し切ります。」
ミーナ「どうせ、こんなとこ誰も来ないでしょ。」
コニー「オレ、ここで本を借りたことがねぇ。」
サシャ「そもそもコニーは本を読みませんよね。」
ミカサ「犬童先生、いいですか?」
アルミン「少し時間がかかるかもしれないですけど。」
アニ「先生からの意見も聞きたいしね。」
犬童「……てか、俺はそもそも教諭ではないからな。」
ミカサ「それでも図書司書。立派な先生。」
アルミン「エレンが悩みを抱えているんです。」
犬童「じゃあ相談室でカウンセリングしてもらえよ…。」
サシャ「私あの先生嫌いです。」
クリスタ「なんか、相談し難いよね。」
ユミル「なんでもわかってるみたいな物言いが気に要らねぇ。」
犬童「お前ら好き放題だな。まぁいいわ。どうせオレ今日は残業しようと思ってたし。」
アルミン「寮の門限までには帰りますんで。」
犬童「まぁ、子供たちに青春させてやるのも、教師の仕事だからな。」
犬童「俺は仕事で忙しいから、相談にはのってやれねぇけど。」
エレン「ありがとうございます、先生。」
犬童「エレン、よかったな。こんな友達に恵まれて。」
エレン「はい!!」
犬童「……。」
-
- 13 : 2014/08/23(土) 02:31:34 :
ユミル「で、どうすんだ?」
ベルトルト「そもそも、エレンがどんな夢を見たのか思い出せないと、話が進まないような気もするんだけど。」
ミーナ「私たち以外の顔が思い出せない……」
クリスタ「やっぱり記憶喪失なのかな?」
コニー「なんか変なもんでも食ったんじゃねぇのか?」
ジャン「サシャだったらありえたかもな。」
サシャ「私ですか!?」
ミカサ「で、どうなのエレン。」
エレン「……。」
アルミン「エレン??」
-
- 14 : 2014/08/23(土) 02:43:44 :
○○○
--------------寒い。
寒くて寒くて死んでしまいそうだ。
あれ?
でもまだ続きがあるみたいだけど、
なんで俺は一人なんだ?
皆は?
ミカサ…アルミン……ジャン、コニー、サシャ…
クリスタ……
リヴァイ兵長…エルヴィン団長…ハンジさん…
ハンネスさん……
ライナー、ベルトルト、ユミル……アニ
オルオさん、ペトラさん、エルドさん、グンタさん
マルコ、ミーナ
父さん、母さん…。
どうしていなくなった?
どうして…どうして…
なんで俺は一人なんだ?
一人は……ヤダ……イヤダ……ヒトリハ…
-
- 15 : 2014/08/23(土) 02:54:55 :
ミカサ「エレン!!」
エレン「!?」バッ
アルミン「だ、大丈夫?」
エレン「俺は………」
アニ「放心状態だったよ。30秒くらいだけど。」
マルコ「やっぱり少し様子が……」
ジャン「こりゃあ、本当に病院に行った方がいいんじゃねぇか?」
エレン「……」
クリスタ「エレン、大丈夫?」
エレン「…一人なんだ。」
マルコ「一人?」
エレン「夢の中で…たった一人で…」
エレン「夢の中の俺は一人で何をしてたんだろうな。」
ミーナ「なんか…悲しい夢だね。」
コニー「で、でも夢なんだろ?」
ジャン「あぁ。別に俺たちはここにいるじゃねぇか。」
エレン「あぁ。わかってる……。でも……」
ミカサ「エレン、泣かないで。」
エレン「えっ?」ポロポロ
ジャン「おいおいマジかよ。」
エレン「俺、なんで泣いてんだろ…」フキフキ
ライナー「エレンらしくねぇな。」
ベルトルト「僕、なんか逆に怖くなってきちゃった」アハハ
サシャ「エレンが泣くところ初めて見ましたよー」
クリスタ「辛かったんだね…」グスッ
ユミル「なんでクリスタが泣いてるんだよ。しかも夢の話で」
エレン「でも……今も…俺は一人なんじゃないかって…」
ミカサ「…」
アルミン「…」
ライナー「なに言ってるんだよ」頭グシャグシャ
ライナー「いつもみんながついてる。」
アルミン「ライナーの言うとおりだよ。」
ジャン「そうだぞ。俺はまだお前に体育の成績で一度も勝ってねぇ。」
ジャン「もしここで俺がいなくなったりでもしたら、負けたみてぇじゃねえか。」
ミカサ「大丈夫。私はどこにもいかない。」
エレン「みんな……」
-
- 16 : 2014/08/23(土) 03:20:58 :
○○○
寒い、寒い……なんでだろう……
また一人だ。
そうだ、駆逐するんだ…。
ライナー…ベルトルト…アニ…
皆の仇を……裏切り者には死を……
あれ、何ヲ言ッテルンダ、オレ?
ライナーたちは兵士だっけ、戦士だっけ………。
そんなことはどうでもいいか。
もし○○を駆逐したらアルミンとミカサを連れて外の世界に行くんだっけ。
○○ってなんだっけ?
外の世界?
アメリカかどっかかな?
それとも海水浴か?
あれ??
なんだっけ??
そうだ、山下は今誰と付き合ってるんだっけ?
湖南?
いや、湖南はないな。
あれ、なんでこんなこと考えるんだ?
山下ってそもそも誰だ?
湖南なんていたか?
あれ?
なんだか…余計に寒くなってきた…
なんで俺の名前はカタカナで山下は漢字なんだ?
あぁ、なんか頭がボーっとしてきたぞ。
-
- 17 : 2014/08/23(土) 03:22:54 :
犬童「なぁ、お前ら」
エレン「!?」ビクッ、ガタッ!
一同「」フリムキ
アルミン「エレン?」
マルコ「エレン、本当に大丈夫なの?」
エレン「あ、あぁ。うん。大丈夫だ。」
アニ「なんですか? 犬童先生。」
犬童「お前ら、パラレルワールドって知ってるか?」
ジャン「今の世界と並行して他の世界がある…みたいなやつか?」
アルミン「簡単に言うとIFの世界ってやつだね。」
犬童「そうだ。」
アニ「先生は、エレンが夢で見た世界はそのパラレルワールドだって言いたいのかい?」
犬童「外国ではけっこうあるらしいぞ。自分のパラレルワールドを夢で見る人間が。」
ライナー「なんじゃそりゃ。」
ユミル「先生って話をややこしくするのは得意なんだな。」
クリスタ「でももしそれが本当なら……」
コニー「クリスタはそういうことばかり考えるよな。」
サシャ「クリスタらしいです。」
サシャ「でもエレンが一人ってどういう状況なんですかね?」
ベルトルト「エレン以外が逮捕。」
マルコ「エレン以外が卒業して、エレンだけ留年。」
コニー「それありそうだな」アハハ
ジャン「お前には言われたくねぇぞ、コニー。」
ケラケラアハハハ
ガヤガヤペチャクチャ
-
- 18 : 2014/08/23(土) 03:43:55 :
○○○
さ、寒い……ダメだ…寒すぎて…意識が…
立体起動装置は…大丈夫かな?
立体起動装置?
なんだっけそれ。
今なにかすごく大事なことを思い出した気がする……。
てかそれよりも、山下の彼女が……
じゃなくて、なんで俺の名前はカタカナで…
待てよ、そういえば今何時だ?
遅れたらリヴァイ兵長に殺される。
山下にも早く言わなくちゃ。
山下もリヴァイ兵長に半殺しに……
----------------------ん?
リヴァイ兵長…何部だっけ?
てかなんで兵長なんだ?
山下の兵団は……調査兵団か?
そもそもあいつはなんのために調査兵団に入ったんだっけ?
リヴァイ。兵長。山下。部活。ミカサ。奥山先生。小テスト。格闘訓練。立体起動装置、湖南、授業、図書室、犬童先生、パラレルワールド。ゲーム。漫画。駆逐。ウォールマリア。ブドウ弾。大砲。週刊少年ジャンプ。パン。米。馬。ファンタ。壁外調査。読書感想文。宿題。討伐。調査兵団。ジャン。駐屯兵団。ピクシス司令。憲兵団。アニ。捕獲。今週のMステ。開拓地。トロストロ区。自由の翼……。
リヴァイ兵長。調査兵団。立体起動装置。自由の翼。ミカサ。
小テスト。奥山先生。数学。部活。卒業。進路活動。
壁…壁外調査…巨人…ライナーとベルトルト?
あれ…
そういえば、ライナーもベルトルトも名前がカタカナだったな。
なんでだろう。犬童先生に聞いてみよう。
-
- 19 : 2014/08/23(土) 04:02:13 :
ペチャクチャガチャガチャキャーキャー
エレン「……」
エレン「なぁ、ライナー、ベルトルト。」
ライナー「あん?どうしたんだ?」
ベルトルト「???」
エレン「……山下の名前は漢字だろ。でもどうして俺たちの名前はカタカナなんだ?」
ライナー「…」
ベルトルト「…」
エレン「ライナー??」
ライナー「そりゃ、お前。生まれた時からカタカナだからだろう。」
ベルトルト「エレン、急にそんなこと聞いてどうしたの?」
エレン「いや、待てよ。おかしいだろ。」
ライナー「は? エレン何を言ってい----------」
エレン「おかしいって言ってんだよ!!!!」
一同「!?」ビクッ
犬童「……」
エレン「なんだよ。パラレルワールドって…山下って誰だよ湖南って誰だよ?」
エレン「立体起動ってなんだ?ゲームか?漫画家?アニメか?ジャンプの新連載か?」
エレン「名前がカタカナって……ここ日本だろ!!おかしいだろ!!」
エレン「犬童先生なんて知らねぇよ!!」
ミカサ「…」
アルミン「…」
ジャン「…」
アニ「…」
エレン「なぁ…ミカサ…アルミン……ここどこだよ?」
犬童「」スタッ
エレン「?」
犬童「」スチャ、カチャ
----------パンッ、パンッ、パンッ
エレン(えっ…?)
ミーナ「」ドサッ
コニー「」ドサッ
サシャ「」ドサッ
ライナー「なっ!?」
クリスタ「せ、先生!?」
ユミル「なんでハンドガンなんて持ってるんだよ!?」
犬童「」カチャ
パンッ、パンッ、パンッ
マルコ「」ドサッ
ライナー「」ドサッ
ベルトルト「」ドサッ
エレン「な…に……何やってんだよ!!!」
犬童「」
パンッ、パンッ
クリスタ「」ドサッ
ユミル「」ドサッ
エレン「やめろ!!おい!!」
犬童「」
パンッ、パンッ、
アニ「」ドサッ
アルミン「……」ドサッ
エレン「アルミン!!」
ミカサ「エレン逃げて!!」
エレン「ミカサ!!」
犬童「」カチャリ
パンッ
エレン「あっ…」
ミカサ「エ…レン…」ドサッ
-
- 20 : 2014/08/23(土) 04:07:30 :
エレン「…嘘だろ。こんなの…みんな……。」
ミカサ「」
エレン「ミカ…サ……」
犬童「なぁエレン。どうだった。この世界はよ。」椅子に座る
エレン「……。」
犬童「覚えているか、入学式のこととか。」
犬童「最初はお前の目つきが悪いとか言って先生方もビビッてたぞ。」ケラケラ
エレン「……。」
犬童「お前の周りにいる奴らは本当に変な奴らばっかりだよな。」
犬童「……俺はさぁ」
犬童「お前の世界を知らねぇからよ。」
犬童「この世界がお前にとって幸せだったかどうかは分からん。」
エレン「……。」
犬童「毎日、学校に来て、授業受けて、クラスの奴らとバカやって、」
犬童「一緒に飯食って、部活やって。」
犬童「山下とか湖南みたいな友達ができ-----」
エレン「--------してください」
犬童「??」
エレン「俺を……殺してください。」
犬童「……」
エレン「うっ…うっ…」ポロポロ
犬童「もちろん、そのつもりだけどよ。」
犬童「最後の質問くらい、答えてくれよ。」
犬童「どうだった?この世界は?」
エレン「……全部……夢だったんですか?」
犬童「ああ。」
エレン「もし俺が…夢だって気づかなくて、普通に日常生活を送っていれば…こんなことにはならなかったんですか?」
エレン「もう…覚えてないんですよ…湖南も…山下もクラスのみんなも…みんなで…この場所で笑い合ったことも……」
犬童「夢はいつか覚める。」
犬童「脳はおかしなもんで、どんだけ面白い夢をみても、目覚めて数分も経ったらもう夢の内容なんてほとんど忘れちまう。」
犬童「そんなもんだ。」
エレン「…。」
犬童「じゃあな…エレン。」
エレン「犬童先生…たとえこれが夢でも、俺はこの世界が好きです。」
犬童「」カチャリ
エレン「だって……」
犬童「あばよ」
パンッ、パンッ
エレン「」ドサッ
-----------------------みんなが一緒だったんだから
-
- 21 : 2014/08/23(土) 04:24:57 :
○○○
エレン(………)
憲兵「目を覚ましたか」
エレン「ここは?」
憲兵「」スタスタ
ピクシス「おぉ。エレン。目を覚ましおったか。」スタスタ
エレン「ミカサは…アルミンは?」
ピクシス「………。」
エレン「ライナーやベルトルトたちはどうなったんでしょうか。」
ピクシス「………。」
○○○
853年。調査兵団の解体が決定されたのは、俺が調査兵団に入団して3年目のことだった。人類は鎧の巨人、超大型巨人、女型の巨人の正体を突き止め、ついにその3体の身柄を拘束。死刑台に送った。
だがその作戦で、調査兵団では多くの死者が出た。ハンジ分隊長をはじめとする調査兵団の中心人物が犠牲となった。エルヴィン団長は自ら囮となって壮絶な死を遂げ、人類最強とうたわれたリヴァイ兵士長はその姿を消した。
悪運高き104期生も例外ではなく、俺以外の調査兵団104期生は全滅したらしい。
ミカサは俺を守るために。アルミンは囮となり。みんな戦死した。
そして調査兵団は解散。俺はピクシス司令の保護を受け、その後に開拓地へと送られた。
あの夢を見て以来、巨人にはなれなくなった。
もし、人が生まれ変わることができれば、
どうか、あの夢のような平和世界で
いつかみんなと出会えたらいいと
そう、願っている。
end
-
- 22 : 2014/08/23(土) 04:25:59 :
- これで終わりです!!
長々とした駄文をお許しください!!
次回作がんばります。
-
- 23 : 2014/09/03(水) 18:51:43 :
- 今までの学校生活は全てエレンの夢だったのか…
-
- 24 : 2015/02/01(日) 09:03:58 :
- 時間経ってからのコメントすみません。
凄く良かったです!
こんな幸せな世界になってほしい…。
執筆お疲れ様でした♪
-
- 25 : 2015/12/24(木) 10:59:18 :
- 時間すごい立ってるけとコメントします。
凄いよかったです(┯_┯)
エレン可哀想ですね
今度生まれ変われるとしたら平和な世界に生まれるといいね
-
- 26 : 2023/07/11(火) 09:12:50 :
- http://www.ssnote.net/archives/90995
●トロのフリーアカウント(^ω^)●
http://www.ssnote.net/archives/90991
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
sex_shitai
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16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
ちょっと時間あったから3つだけ作った
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36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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