この作品は執筆を終了しています。
ミカサ「Stand by me そばにいて」
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- 1 : 2014/08/22(金) 18:53:32 :
- ミカサ視点でエレンへの想いをBen E. Kingの名曲に乗せて書いてみたいと思います。
原作のまとめ直し、みたいな感じになりそうです。
読みやすさを重視して執筆中のコメント制限をすることが推奨されているようなので、執筆中の作品へのコメント用グループ作成しました。
http://www.ssnote.net/groups/749/archives/1#top
よろしくお願いします。
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- 2 : 2014/08/22(金) 18:55:14 :
- エレン「お前…配属兵科の希望は?」
ミカサ「私は調査兵団にする」
エレン「…お前は主席だろうが…憲兵団に行けよ」
ミカサ「あなたが憲兵団に行くなら私も憲兵団に行こう。あなたが駐屯兵団に行くなら私もそうしよう」
エレン「…」
ミカサ「エレンは私と一緒にいないと早死する」
エレン「頼んでねぇだろ、そんなことは」
そう
頼まれてなどいなくても
私は私の意志のもとで
私の人生が続く限り
全力であなたを守るから
「Stand by me
ずっと近くにいて欲しい」
あの日
一度死んだ私を再び生き返らせてくれた
あなたのそばにいたいと願う
ただそれだけ
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- 3 : 2014/08/22(金) 19:01:41 :
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夜が訪れて
あたりが闇に支配される時
月明かりしか見えなくたって
恐れることなんてない
怖がる必要なんてどこにもない
ただあなたが暗闇の中ずっと
私の側にいてくれたら
Stand by me
月明かりすら見えない夜に
世界は闇に覆われて
私の日常は奪われていた
下卑た男たちが連れてきたこの場所がどこだろうとか
そんなことどうでもよかった
何も考えられなかった
突然やってきた見知らぬ男の子が何をしたのかも
見ているものの意味さえわからなかった
「戦え!」
闇に漂う私の心に
あなたは戦うことを命じた
「戦わなければ、勝てない…」
生きるために戦うことを
『この世界は残酷だから』
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- 4 : 2014/08/22(金) 19:03:19 :
「寒い…」
「やるよ、これ」
行き場をなくした私に
生きるために戦えと言ったあなたは
心も体も冷え切った私にマフラーを巻いてくれた
「早く帰ろうぜ、オレ達の家に」
あたたかいマフラーのぬくもりをくれた
あなたが、私の帰る場所
「Stand by me
そばにいて」
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- 5 : 2014/08/22(金) 19:08:40 :
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だから側にいて欲しい
私の隣に
離れず
ずっと近くにいて欲しい
あの日からずっと
あなたは私の帰る場所
エレン
あなたがいれば、私は何でもできる
何にでもなれる
どこまでも誰よりも強くなろう
ずっとそばで
あなたを守る
エレン
だから離れていかないで
「Stand by me
ずっと近くにいて欲しい」
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- 6 : 2014/08/23(土) 09:17:34 :
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頭上に広がる空が崩れ落ちてきたって
そびえ立つ山が崩れて海になったとしても
泣いたりなんてしない
涙をこぼすことなんてない
あなたがその時ただ
私の側にいてくれたら
Stand by me
離れないで
100年の壁が壊されて
私の日常は再びこの手からこぼれ落ちていった
私たちの家も私を迎えてくれた優しい家族もなくなって
私たちは二人きりになってしまった
二人で力を合わせて生きるのはあの優しい養母の願いでもある
離れないで、エレン
目を離すと、あなたはどこかに消えてしまう
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- 7 : 2014/08/23(土) 09:20:24 :
トロスト区の壁が壊されて
目を離した隙にあなたは消えてしまった
離れるべきじゃなかったのに
痛みで力が入らない
体も心も痛くて苦しい
この世界は残酷だ
そして…とても美しい…
いい…人生だった…
体ばかり大きくて
何も考えていない
ただ殺し続ける足音が近づく
頭の中に、あなたの声が、響いた
「戦え!」
その声に、鼓動が応じる
ドクン
体中の血液が逆流するような衝撃
「戦え!」
ドクン
私は再び、刃を握っていた
ごめんなさい、エレン
私はもう…諦めない
死んでしまったらもう…あなたのことを思い出すことさえできない
だから―
何としてでも勝つ!
何としてでも生きる!!
決意して立ち向かったその時
迫り来る巨人の驚異から私を救ってくれたのは
やっぱり、あなただった
生きていてくれてありがとう、エレン
子供のように声を上げて泣いたのは
あの時ただ一度だけ
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- 8 : 2014/08/23(土) 09:23:59 :
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だから側にいて欲しい
たった今、私の側に
隣にいて欲しいのはあなた
Stand by me
離れないで
――――――――
――――――
――――
目を開けると一面の青空が広がっていて
自分がどこにいるのか
何者なのかすら一瞬おぼつかなくなる
なぜ私は外で目を覚ましたの…?
いや、眠っていたのではない!
戦闘の途中で気を失ったのだ!!
急にそう気づき、身を起こす
周囲を見回すと、そこは―壁の上
あれだけ頑丈な壁が欠けていて、戦闘の激しさを物語る
負傷兵は並んで寝かされ、他の者は皆救護にあたっている様子から、戦闘は終了していることだけがわかる
何が起きたかわからない恐ろしさと
わからないけれど、大変な状況だということだけは理解でき、血の気が引く
ズキンッ
ああ、まただ
いつもの頭痛
こんな時に…!!!
ギリリと奥歯を噛み締める
不甲斐ない、私
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- 9 : 2014/08/23(土) 09:24:30 :
アルミン「ミカサ…!待って、まだ動いちゃ…」
ミカサ「アルミン!!エレンは!?どこ!?」
駆け寄る幼馴染の胸ぐらをつかみ、一番の気がかりを確認する
アルミン「ミカサ落ち着いて!動くんじゃない!まだ怪我の度合いがわからないだろ!」
私の怪我の度合い…?
そんなもの、関係ない
エレン、エレンは…!?
心配する幼馴染を突き飛ばすように離れ、壁の下を覗き込む
最後にエレンを見た場所
そこには、巨大なクレーターが形成されていた
ミカサ「どこ!?」
全身の毛穴が開いたような感覚
私が気を失っている間に、エレンに何が起きたの!?
アルミン「エレンは連れ去られたよ」
頭の中が真っ白になった
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- 10 : 2014/08/26(火) 12:15:27 :
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今この瞬間
隣にいて欲しいのは
Stand by me
側にいて欲しいのは、あなた
――――――――――
――――――――
―――――
エレンがベルトルトとライナーにさらわれた
さらわれてからもう5時間が過ぎているとアルミンは言った
5時間…
そんなに長い時間気を失っていたのか、私は
その間にエレンはまた遠くに行ってしまった
絶望にも似た感覚に戦慄する
ズキン
ああ、また、頭痛
女型の巨人にエレンがさらわれたとき
すぐに追いかけて
人類最強と言われる小柄な兵長と一緒に戦って
それで、やっと
それで、ようやくエレンを取り戻せたのに
5時間も経った後では…
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- 11 : 2014/08/26(火) 12:40:27 :
ミカサ「ねえ…アルミン…」
金髪の幼馴染に問いかける
ミカサ「…何で…エレンはいつも、私達から遠くに行くんだろう」
いつも、そう
幼い頃から、ずっと
アルミン「…そういえば、そうだね。エレンは昔っから…一人で突っ走っていくんだ…僕らを置いて」
幸せだった幼い頃を共に過ごした記憶をたどる
ガキ大将とそのとりまきの嘲笑に、体格差なんて気にもしないで飛びかかるエレン
壁の外の世界にあこがれて調査兵団に瞳を輝かせるエレン
義母が止めても強い意志で外の世界を夢見るエレン
いつだって、エレンは
アルミン「本人が望むにしろ望まないにしろ…いつもそうだ」
いつもそう、勝算も打算も考えずに心のままに走り出す
アルミン「きっとそういう星の下に生まれついたんだよ…エレンは」
そういう星の下
ミカサ「…私はただ」
そう、私はただ
ミカサ「そばにいるだけでいいのに」
Stand by me
側にいて欲しいのはあなた
ミカサ「…それだけなのに…」
泣かないと決めたのに
涙がにじむのを止められなかった
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- 12 : 2014/08/30(土) 15:41:38 :
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あなたがもしトラブルに巻き込まれたら
ただ私の近くにくればいい
ずっと側に
今この瞬間
ただ側にいて支えたいのは
Stand by me..
近くで生きていたいのは、あなた
――――――――――
――――――――
――――――
エレンをさらった彼らが、巨人の活動が鈍る夜までに休息を取っているという仮説を信じて、私たちは巨大樹の森に向かった
私たちの姿をみつけ、巨人化して巨大樹の森を離れる彼ら
その背にはエレンを乗せていた
しばられて身動きのできないエレン
ようやく見つけたのに
また離れて行ってしまう…
ああ、また…
頭の中が真っ白になる
心が闇に覆われそうになったその時
ハンネス「止まるな!馬を使って追うぞ!!」
懐かしい故郷の元飲んだくれの兵士の言葉で我に返る
ハンネス「絶対に取り返すぞ!!エレンは…俺の命に代えても…」
力強いその言葉は、私の心を奮い立たせた
絶対にエレンを取り返す
私の命に代えても
私の日常である、エレンを―
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- 13 : 2014/08/30(土) 16:04:04 :
駆け寄る馬の背に飛び乗り、スピードを上げる
森を抜け、無防備な草地を
エレンを奪った巨人を追う
エレンを取り戻すために
今度は…躊躇うことなく
奴らを必ず殺す
立体機動で巨人の背の上のエレンに近づく
長身で大人しかったかつての同期の背にエレンはくくりつけられていた
私の姿を見て長身の同期は逃げる
鎧の巨人に助けを求めている
すかさず間合いを詰めるが、鎧の手と小柄な巨人に阻まれる
手の届くところにようやく来たのに
隙間からぐったりとしたエレンが見えるのに
私を阻むなら
邪魔をするのなら…!
ブレードを携え、小柄な巨人を排除しようとうなじに跳びかかる
クリスタ「待ってミカサ!!」
小柄な巨人にさらわれたはずの金髪の同期が間に割って入る
小柄な巨人を殺さないでと命乞いをする
クリスタ「ユミルだってライナーたちに従わないと殺されるの!選択肢なんてないんだって!!」
小柄な巨人が私の邪魔をするのは本意ではなく、従わされているのだと叫ぶ
金髪の同期の瞳には、私と同じように、大切なものを守りたい意思が光っていた
私はエレンを守りたい
取り返したい
彼女はユミルを守りたい
対象は違っても、思いは同じ
けれど―
ミカサ「私が尊重できる命には限りがある」
私は強い
すごく強い
けれど、私は万能ではない
ミカサ「そして…その相手は6年前から決まっている」
あなたが私に生きることを命じたあの日からずっと
ミカサ「ので、私に情けを求めるのは間違っている」
私の最優先は決まっている
ミカサ「なぜなら今は心の余裕と時間がない」
悩んでいる余裕はない
ならば
ミカサ「クリスタ、あなたはエレンとユミル、どっち?あなたも邪魔をするの?」
必要ならば、同期だって排除することをためらわない
あなたのために悪鬼羅刹になっても構わない
この世のすべてを敵に回すことも厭わない
エレン
Stand by me
あなたにそばにいてほしい
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- 14 : 2014/08/30(土) 16:44:28 :
命知らずの調査兵団のトップは、エレン奪還のために巨人を引き連れて鎧の巨人に突撃するという奇策を取った
鎧の巨人と小柄な巨人に襲い掛かる巨人たち
巨人同士で食らいつき噛みつき肉を引きちぎる地獄絵図
団長は、その地獄に突撃するよう私たちに命じた
食らいつく巨人に対処するために、鎧の巨人はエレンを隠していた手を離す
今なら…!!
突撃の最中、巨人に襲われた団長は、私たちに振り返らずに進めと命じた
巨人の群れに入り込む
多くの兵士が巨人の手にかかるのは目の端に映る
振り返ってはいけない
前だけを見て進む
エレンだけを見つめて
目標を捕捉し、馬上から二段跳びで鎧の巨人の頭上まで上る
エレンを背負った長身の同期が、迫る私に気づいて飛びのく
エレンの瞳が見開かれるのが見えた
次に見えたのは、私の背後に迫る大きな手と、知性のない薄ら笑い
私の体は巨人にわしづかみにされていた
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- 15 : 2014/08/30(土) 16:49:35 :
薄ら笑いを浮かべた巨人につかまれた私の体は、容赦なく握りつぶされようとしていた
骨がきしむ音とともに激痛が走る
ミカサ「ああッ!!」
悲鳴を上げる
こんなところで…!?
終わってしまうの!?
すぐそこにエレンがいるのに…
ぎりりと唇をかんだその時、馬面の同期の攻撃によって、私を握る巨人の手が緩んだ
巨人の手から逃れ、体勢を立て直す
どうにか助かった…
戦況は…?
エレンはどこに…?
鎧の巨人を見上げると、金髪の幼なじみが鎧の側頭部で長身の同期に対峙していた
金髪の同期の表情はいつになく蒼白で
そして冷酷な笑みを浮かべていた
アルミン…?
会話は聞こえなかったが、長身の同期に明らかに動揺が走った、その瞬間
片腕の豪傑、調査兵団団長が現れ、長身の同期の体躯を切った
私は解き放たれ落下するエレンの体に反射的に飛びつき、抱えた
エルヴィン「総員撤退!!」
号令を背後に、エレンを抱えて馬に飛び乗る
ようやく
ようやく取り戻した
そう安堵する間もなく、馬を走らせ退却する途中
鎧の巨人が巨人を私たちに向けて放り投げ、エレンを抱えた私は彼とともに落馬した
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- 16 : 2014/08/31(日) 22:53:45 :
立ち上がらなければ―
地面を押して起き上ろうとする
ズキッ
先ほどの巨人につかまれた時にやられた肋骨が落馬の衝撃で折れたのか、痛みで体が動かせない
エレンは―?
救出直後に落馬させてしまった彼が心配になる
縛られたままでは受け身も取れなかったはず
頭だけをあげて彼を探す
ミカサ「エレン…」
顔を上げると同時に大地から体に振動が伝わる
ズシン
ズシン
重く低く
聞きなれた不気味な音が近づいてくる
音の主を見上げ―
驚愕に瞳を見開いた
…カルラ義母さん…!!
5年前に義母を噛み砕いた敵が、薄ら笑いを浮かべていた
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- 17 : 2014/08/31(日) 23:36:51 :
ハンネス「見てろよ!お前らの母ちゃんの仇を、俺がぶっ殺す所を!」
5年前にあいつから私たちを担いで逃げたバラの紋章を背負う兵士は、5年前と同じく不気味に笑う巨人めがけて跳びかかる
一人では分が悪すぎる
私も、一緒に…
痛みと闘いながら、どうにか立ち上がる
目の前がだんだんとぼやけ、めまいがする
血液が地面に吸い込まれていくように、血の気が引いて蒼白になっていくのがわかる
ミカサ「…ううッ…」
うめき声が漏れてしまう
こんなところで倒れてなどいられない
ハンネスさんに加勢して、あいつを討たなければ…
よろけながらブレードを構える
エレン「ダメだミカサ!そんな怪我じゃ!俺の腕をほどいてくれ!!」
エレンが叫んでいる
腕…?
縛られた腕
ああ、ほどかなければ
エレン「早く!俺がやんなくちゃならねぇんだ!俺がケリをつけないと!!」
叫び続けるエレン
ブレードを構え、エレンの両手を拘束している布を切り裂く
自由になった彼の両手
しゅうしゅうと音と煙を発している彼の手には―
第二関節から先の指がなかった
エレンは修復中の手をためらいなく口元に運び、噛みつく
見たことのある巨人化への手順
けれども、なぜか
エレンの体に変化はなかった
苛立ちながら、再び自傷行為に及ぶエレン
…ハンネスさんは…!?
自傷行為を繰り返すエレンを気遣いながら、戦況を確認しようと視線を上空に移した時
メリメリ
ブチッ
鈍く嫌な音がして
古馴染みの気さくな兵士の体は、義母の仇につかまれて
半身が噛み千切られていた
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- 18 : 2014/09/01(月) 23:04:16 :
「ははは!はははははは!!」
煙をあげながら自己修復中の両手を頭上に、地面に額をこすりつけながら、エレンは自嘲の笑いを高らかに響かせる
上半身だけになったハンネスさんは、あいつの手につかまれたまま、驚いたような表情のまま
すべてがスローモーションになったかのような錯覚に陥って私は身じろぎもできない
エレンの慟哭が続く
エレン「何にも変わってねぇな!!お前は!なんッッにも!!できねぇじゃねぇかよ!!」
地面に拳を振り上げるエレン
額を打ち付けるエレン
エレン「母さん…」
喉の奥から絞り出すように叫ぶエレン
エレン「俺は何も…なんっにもできないままだったよ!!」
エレン「うあああああああああああああ!!」
仇を前に巨人化できない己の無力を嘆くエレン
何もできないと自分を責めるエレン
どうしよう
どうしたら嘆き悲しむ彼の魂を救えるだろう
地面ばかり見ている彼の眼を上に向けることができるだろう
張り裂けるような哀しみをどうしたら―
迷いながら周囲に目を向ける
私たちは無数の巨人に囲まれていた
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- 19 : 2014/09/01(月) 23:30:59 :
戦況は極めて劣勢に見えた
巨人は仲間の兵士を手当たり次第に捕食し、動いている兵士はごくわずか
数が多すぎる…
私もエレンもまともに動けない
まもなく私たちも巨人の標的になるだろう
足掻くにも足掻きようがない
ならば、今できることは
私の想いを伝えることだけ
ミカサ「エレン…そんなことないよ」
私のなかの優しい気持ち全部を込めて、囁く
エレンは急に私に気づいたかのように起き上り、私を見つめる
エレンの瞳の中に私が映る
周囲の喧騒も戦闘も、すべてが遠い向こうの別の世界の話のよう
二人の間には静かな静かな空気だけが流れる
ミカサ「エレン…聞いて」
エレンの両の瞳から流れる涙は止まることがなくあふれている
けれど、視線は私からそらさない
私の声だけが
二人の鼓動だけが
空間を支配する
背後に義母と恩人の仇が薄笑いを浮かべていてもかまわない
今ここで伝えなければ
二度と伝えられないかもしれない
あなたと過ごした日々を
あなたが私にくれたものを
ミカサ「伝えたいことがある」
Stand by me
そばにいてくれる、今この時に
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- 20 : 2014/09/02(火) 22:33:55 :
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泣いているエレン
その瞳をまっすぐに見つめて語りかける
ミカサ「私と…一緒にいてくれてありがとう」
死が渦巻く戦場の只中にありながら、どうして心はこんなに澄み切っているんだろう
微笑みが浮かぶのはなぜだろう
あなたの瞳の中の私はどうして
こんなに穏やかなのだろう
ミカサ「私に…生き方を教えてくれてありがとう」
周囲では殺伐とした命のやり取りが続いているにも関わらず
この空間だけ切り取られた別次元のよう
心に暖かなものが満ちていく
ゆっくりと私を満たしてゆく
瞬きも忘れたように私を見つめるエレン
愛しくて
恋しくて
嬉しくて
溢れる感情を、これまで伝えたことがなかったことに気づく
ずっと暖めてきた想い
秘めたつもりはないけれど、改めて口にすることもなかった想い
私の大事な宝物
少しだけ、恥ずかしいような気持ちになって一瞬目を伏せる
上気した頬が熱い
でも、今、伝えたい
鼓動が速くなる
息を大きく吸い込んで、決意する
少女のころの私を包んだ暖かな記憶
大事な想いを伝えたい
ミカサ「私に…」
頬の熱を感じながら、もう一度エレンの瞳を覗き込む
ミカサ「私にマフラーを巻いてくれて、ありがとう」
溢れる想いが涙になって、熱い頬を伝っていった
エレン
あなたに出会えて私は
本当に幸せ
あなたがただ
そばにいてくれる、それだけで
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- 21 : 2014/09/03(水) 00:43:36 :
エレンへの想いを伝えられた私は涙を流しながら微笑んでいた
私を見つめていたエレンの瞳が驚きに見開かれる
修復された拳に力を籠め、突然立ち上がり、踵を返す
なぜ立ち上がったのか
なぜ背を向けられたのか
わからなくて私は彼を見上げる
彼は肩越しに振り返り、歯を食いしばりながら毅然として言った
エレン「そんなもん…何度でも巻いてやる」
彼の瞳から涙はもう、流れてはいなかった
再び私に背を向ける彼の眼前には、薄ら笑いを浮かべる5年前の因縁の巨人がいた
エレンは私を守るように巨人の前に立ちはだかると、私に背を向けたまま、言葉を続けた
エレン「これからも、ずっと」
少年時代と同じく
少年時代よりも大きな背中で
私をかばってくれようとしている
エレン「俺が、何度でも!」
つかみかかろうと迫る巨人の掌に
渾身の力を込めて拳をふるうエレン
力の差は歴然で、勝算などあるはずもないのに
まっすぐに炎のような激情でぶつかろうとする
ペチン
巨人の前に、人間の力など及ぶわけもなく、力ない音が鳴っただけのように見えた
エレン「アアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」
エレンが叫んだ瞬間
彼の怒りが爆発したかのような振動が生じた
次の瞬間には、義母と恩人の兵士を腹に収めた巨人はなぜか、周囲の巨人の標的となって一斉攻撃を仕掛けられていた
何が起きたか理解できなかった
エレンにも、何が起きたのかわからないようで私たちは二人とも困惑していた
理由などわからなくても、巨人の気がそれているのに傍観している手はなかった
逃げるのは今しかない
エレンは何も言わずに手負いの私を背負って、その場を離れた
私を背負うエレンの背中は、かつて彼が私に巻いたマフラーと同じくらい暖かかった
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- 22 : 2014/09/03(水) 00:51:01 :
記憶の中の義母は優しく私に言った
カルラ「あの子は危なっかしいところがあるから…何かあったら、ミカサ、二人で力を合わせて生きるのよ」
カルラ義母さん
エレンを守るつもりで、結局いつも守られているのは私のほう
守ろうとして守られた
背負われた背中は
いつの間にか広くたくましくなっていて
そのぬくもりにたった今行われた戦闘の惨状を忘れる
今は何も考えずに
ただ、静かに
この暖かさに溺れさせてほしいと願う
エレン
ただ、あなたにそばにいて欲しい
あなたがいればそれだけで
Stand by me..
そばにいてほしいのは、あなた
あなたのそばで生きていきたい
ただ、それだけ
【完】
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- 23 : 2014/09/03(水) 08:41:29 :
- 執筆お疲れさまでした。
ミカサのどうしてあんなにかわいい女の子みたいな(え?)笑顔をしたのか、彼女らしい静かでひたむきなモノローグが丁寧に描かれていて、結末は解っているのに、続きが待ち遠しかったです。
最近原作ではミカサはどんどん漢らしくなっているので、また乙女なミカサも見たいなあと思いました。
14巻の嘘予告のミカサはケバいけど、⭕⭕⭕じゃない気がしましたし(笑)
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- 24 : 2014/09/03(水) 21:08:20 :
原作の小説版を読んでいるような、とても共感出来る素敵な作品でした。
ささやかなミカサの望み、それを叶えることすら命懸けで挑まないといけないこの世界の残酷さを思い、後半は胸に来るものがありました。
執筆お疲れ様でした(^-^)
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- 25 : 2014/09/04(木) 07:17:51 :
- >>ありゃりゃぎさん
進撃の巨人を初めて観たのが、アニメのトロスト区のミカサ幼少期回想回で、彼女の危うい魅力に惹かれてハマりました。
狂気さえ感じさせるほどの執着をエレンに抱いてそうですが、諫山氏がミカサのエレンへの想いを「意外と普通にちゃんと好き」と述べていたのを読んで、ちゃんと乙女なミカサの気持ちを書いてみたいなぁと思っていました。
原作を越えるシーンを思い付かなかったのと、原作へのリスペクトをこめて、あえてBGMに乗せて原作シーンを追うことにしましたが、途中で歌詞が終わってしまいましたね(笑)
力業で強引に押し進めました(笑)
自己満足100%な作品にお付き合いいただいて、本当にありがとうございました!
ケバいミカサもスマホピースミカサも、そうきたか!?という意外性が良いですよね!
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- 26 : 2014/09/04(木) 07:46:38 :
- >>月子さん
読んでいただき、ありがとうございます。
原作の感動をいかに再現できるか、どこを削ってどこを掘り下げるかが意外と難しかったです。
原作の偉大さを感じましたし、原作に寄りかかって助けられまくりの作品になりました(笑)
ささやかな想いに命懸けで挑む世界は残酷で、だからこそのひたむきさや強さが胸を打ちますよね…。
彼女たちがゆったりのんびり笑える日が来ることを願ってやみません。
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- 27 : 2014/09/04(木) 13:12:22 :
- 1番好きなのがミカサのこの笑顔シーンです( ´ ▽ ` )ノ
ちなみに自分もミカサの覚醒シーンに魅せられて進撃の巨人にハマったクチです
次作も期待しております( ^ω^ )
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- 28 : 2014/09/04(木) 18:56:33 :
- >>カンタさん
最後まで読んでいただいてありがとうございます!
ヒロインミカサの面目躍如の名シーンですよね!私も鳥肌がたちました。応じたエレンがまた男らしくてかっこ良くて!
なんだよ、なんだかんだいってデキてんじゃないのあーた達、って興奮しました(笑)
ハマった理由おそろいですね。
次作も頑張りますね!
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- 29 : 2014/11/16(日) 15:02:24 :
- 既存の歌詞を使用していた部分を修正し、一部書き直しました。
曲ありきで進めていた物語のため文章はかなり修正しましたが、雰囲気は残したつもりです。
初めてお読みいただく方にも、修正前の作品をお読みいただいた方にも読んでいただけますと喜びます。
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- 30 : 2020/10/27(火) 14:02:11 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
-
- 31 : 2020/10/28(水) 13:48:46 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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