私は最近気になることがある。

いつも私はエレンのそばにいてそして見守っている。

食堂にはいるとわたしはすぐさまエレンの隣を座り、

そのまたエレンのとなりにアルミンが座り、

食事を取る、そしてそのあと訓練にはげむ。

それが私の一日。休む暇もなくエレンを見守っているだけの生活。

いままでどれだけの彼の表情を見てきただろう。何十?何百?

でもそのすべてにおいての表情は、わたしが守っている間にあったもの。


彼をわたしが守っていないとき、どんな表情をするのか………

「気になるな………」










訓練が終わり、食事を取り終わった頃、アルミンは謎の機械をわすれていった。丸く、ヘルメットのような形をしていた。

ガチャガチャ ザワザワ


「ご馳走さま、さぁ、戻ろうかエレン。」

「そうだな、」

彼が席をたってアルミンと共に男子寮へむかおうとしていた。


アルミンは、機械を忘れていることに気がついていない。

「おやすみ………」

私はなぜかそれがいように気になり



黙って持ち帰った。