アルミン「壁と共に壊れた日常」
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- 1 : 2014/08/18(月) 02:39:57 :
- 長いかもしれないし短編かもしれない。
まあ息抜き用に書きます。
…これは僕が9才になった日の出来事から全てが始まった…
エレンに誕生日に一緒に食事をしよう。
その日は僕の誕生日だった。
エレンと約束も交わした。
おじいちゃんからはプレゼントを貰える。
いつもより豪華な食事。
その全てが僕をワクワクさせた…。
エレンは診療の付き添いだが、夕方には帰ってくる。
エレンの帰りを待ちながら、また今日も本を読む。
外は散歩日和だが、今日は外には出たくない。
間違えてもいじめっ子なんかには会いたくない。
また殴られたり罵声を浴びるだけだ。
しかも今日は救いのエレンもいない。
誰も救いの手などさしのべない。
安定した1日を過ごしたい。
それが誕生日プレゼントみたいな物だ。
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- 2 : 2014/08/18(月) 02:45:25 :
- そして時間を忘れ…本を読み続けた。
気づけばもう夕暮れ。
エレンがそろそろやってくる!
そう思っていた…。
しかし…現実が僕に突き刺さる。
エレンは何故か約束の時間を過ぎても来ない。
何か準備に時間がかかっているのか…?
そう確信したかった。
エレンは初対面の人には嫌われがちだけど、人を裏切るような人間ではない。
嫌な予感がした
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- 3 : 2014/08/18(月) 02:50:24 :
- エレンが来るまで食べるのを待ちたかった。
しかしさめてしまったら親にも悪いし、味気ない。
きっと用事が出来たんだ。仕方ない。
僕の誕生日より大事な用事が
そんな言葉が頭を過る
直接エレンに確かめに行きたい。
でも夜遅いし、いじめっ子なんかに出くわしたらそれこそ終わり。
複雑な気分だ。
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- 4 : 2014/08/18(月) 02:54:24 :
- 僕が嫌いなのか…?
でも今日はいつもの楽しいエレンだった。
何故…
でも…今日は遅いしもう来ないだろう。
可哀想と言わんばかりに見つめるおじいちゃん。
少し寂しそうな顔をする親
明日…エレンに確かめに行こう。
そう決めた
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- 5 : 2014/08/18(月) 03:01:02 :
- 翌日。流石に1人では危険。一応おじいちゃんにも来てもらった。
いじめっ子の1人を見かけたが、老人を襲うほど性根は腐ってないだろう。
ましてや憲兵に通報されかねない。
それを恐れているのだろう。
どちらにせよ助かるが
そう言えばエレンに何て言おう…
何故来なかった?
これじゃあ上から目線すぎる。
何で来てくれなかったの?
これじゃあ怒り口調だな…。
僕は別に怒りでエレンの所に行く訳ではない。
ただ理由を聞きたいだけ。
もし…友情を裏切るような解答が返ってくれば…
生きる必要が無くなる。
この程度で…。と思うが命を経とう。
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- 6 : 2014/08/18(月) 03:05:57 :
- エレンの家についた。
緊張がおさまらない。
ドアをノックする。
するとカルラおばさんが悲しそうな表情で僕を見つめる。
カルラ「アルミン…。昨日はごめんね…。今…エレン呼ぶから。」
ただはいと言うしかなかった。
エレンが来た。
どうしよう。今更だけど…
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
脳内をその言葉が占領した
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- 7 : 2014/08/18(月) 03:10:08 :
- エレン「昨日はごめんな…その…」
アルミン「…?」
何故か分からないが終わった気がした。
空が曇っているから?
風が花を煽るから?
おじいちゃんが離れ、風の音だけが聞こえる。
エレン「…まあ詳しい事は中で話すよ」
エレンは明るい表情になった。
安心した。何故かは分からないが
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- 8 : 2014/08/18(月) 03:18:13 :
- エレン「アルミン…。これは誰にも言うなよ」
アルミン「う…うん」
エレン「実は…」
僕はその解答に仰天した。
何でもエレンは診療先で人さらいに殺された女の子の親がいて、その女の子を助けるために戦ったのだと言う…。
しかも…二人も人を殺してしまったと…
到底信じがたい話だ。
こんな話を聞いて1発で理解する方が馬鹿だ。
じゃあ信じた僕は馬鹿なのか…
するとそのエレンに助けられた張本人。
事情があるにせよ、僕の誕生日を崩壊させた女の子が来た…。
名はミカサ・アッカーマン。
エレンや僕と同い年で、なんでも、東洋から来た一族の末裔なんだとか…。
でもそんなのはどうでもよかった。
裏切られた訳じゃなかったんだ
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- 9 : 2014/08/19(火) 00:41:14 :
- エレンの誤解は解け、また誕生日を祝うことになった。
僕は一番自分では憎いと思っていたミカサも誘ってしまった。
よくわからない。だが、ミカサは両親が殺され、エレンの家に引き取られた。
つらい。という事は十分分かる。
その面影をいじめられていた僕と重ねてしまっていたのかもしれない…
でも…悪い気分ではなかった…。
そして誕生日会が開かれる。
前食べてしまった故にいつもの普通の料理。
だけどいつも以上にみんなと食べる料理は美味しかった。
でも僕の親達が疑問なのは、ミカサの存在だ。
両親は、僕がエレンとしか遊ばないと知っている。
それが今日いきなりまた知らない子を連れてきたのだ。
無理はない。
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- 10 : 2014/08/19(火) 00:49:59 :
- おじいちゃんは詳しいことを、エレンの父親、グリシャ・イェーガー先生から聞いている。
だが、僕の親には伝えないでほしいらしい。
まだ9才の子供が人を殺して助けた娘なんて聞いたら腰を抜かすだろう。
僕がエレンと遊ぶことを禁じられるかもしれない。
だからこんな言い訳が出てきた。
アルミン「え、エレンの生き別れの兄弟で…その…ミカサって言うんだけど、…前までは山奥で引き取られていたんだけど…」
詳しくなんか言えるわけない。
ただ適当に浮かんだホラだ。
でもエレン達もその嘘に乗ってくれた。
エレン「そ、それで丁度診療先にいたんですよ…ははは…。奇跡ですよね…ははは……」
ミカサ「これからよろしくお願いします。」
信じる訳がないだろ…!
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- 11 : 2014/08/19(火) 00:55:13 :
- いくらなんでもこんな嘘に…
アルミン母「これからアルミンと仲良くしてちょうだいね」
信じたー!のか…?
そんなこんやでミカサについての話が続き、僕のちょっと遅れた誕生日会は終わった。
翌日の事…。
僕はあいつらの存在を完全に忘れていた。
おじいちゃんからもらった本を読みながら歩いて行く。
すると目の前に奴等が現れた。
いじめっ子だ…。
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- 12 : 2014/08/19(火) 01:34:53 :
- そしてミカサがまさかのいじめっこを
気円斬で半殺し
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- 13 : 2014/08/19(火) 01:39:57 :
- からのかめはめ波
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- 14 : 2014/08/19(火) 01:41:01 :
- いじめっ子は無様に散った、、、
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