ペトラ「ー休息に甘い甘い時間を……」
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- 1 : 2014/08/17(日) 14:56:10 :
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ー3時……それは、空腹や一日の疲れを糖分で補給する休息のお時間
賑やかで騒々しい商店街の細い細い裏路地を抜け、突き当たりにある緩やかな坂を階段で上っていくと、見晴らしの良い丘がそびえ立つ
辺りは、涼しげな木々や自然豊かな草花や子供達の遊び声がよく聞こえる公園……そして、食欲を掻き立てる甘い甘い匂い…
誘われるようにその匂いを追うと、丘の中でも一番見晴らしの良い場所にとあるアンティーク調なお店が佇んでいた
お店の上に覆い被さる木は、そよ風に揺られ温かくて優しい日差しが木から木漏れ日を溢している
そのお店へ近付きしばらく外を眺めていると、店員らしき人が外に出てきて声を掛けられた
萌木色の明るい艶のある髪の毛、髪の毛と同じ色の大きな瞳、長い下まつげ、すっとした鼻筋、血色の良いほんのりとした唇 、身長は低いけど、胸が大きくてスタイルが良い……容姿端麗な女性だった
その女性は俺を見て不思議そうな顔をしたが、すぐに優雅に笑うとこう言った
「ーようこそ、A sweet , sweet time to the rest へ。お客様のご入店を心よりお待ちしておりました」
そして……小悪魔のように嘲笑するのだった
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- 2 : 2014/08/17(日) 15:02:25 :
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こんにちは、愛に餓えて餓えております砂糖楽夢音です(笑)
ページを開いていただきありがとうございますm(__)m
今回は……というか、ほとんど毎回ですがペトラを主人公に小さな喫茶店で仲間と共に奮闘するお話を執筆していこうと思います。
相変わらずの複数投稿&亀さん更新です。
ssの感想やご指摘はこちら→→→ http://www.ssnote.net/groups/570にお願いします。
執筆か終了したら、コメント欄は解放します。
では、よろしくお願いしますっ(*≧ω≦*)ノ☆
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- 3 : 2014/08/21(木) 21:40:56 :
◆◆◆
リヴァイside
「……は?」
喉からやっとのことで出た声は自分でも驚くほどに素っ頓狂な声だった。
小悪魔のように嘲笑する女性は有無を言わずに、袖口を引っ張り俺を店に引きずり込む。
「ちょ、お、おい……っ」
「さぁ、さぁ!!! 皆~っ、お客様のご入店ですよ~っ!」
店の入口である古めかしいアンティーク調のドア付近でモタモタしていると、背中をバシッと叩かれ無理矢理店の中に押し込まれた。
店の中に一歩足を踏み込んだ途端ー……甘い甘い匂いが鼻の奥に広がった。
その匂いの正体は、ガラス張りのウィンドウにディスプレイされているお店の商品、色鮮やかなケーキやクッキー・スコーンなどの洋菓子、豊富な種類の紅茶やコーヒー、焼き立ての特有の匂いなどで店の中に充満していた。
辺りを見回すと、飾りだろう今時珍しい白黒電話などがあり、いかにも乙女心(乙女心)をくすぐりそうなデザインで店は全体的にアンティーク調に統一されていた。
突然店の中に押し込まれ、不思議と別世界にいるようで訳の分からない俺は、店員の女性に声をかけようとしたが……
それは一瞬で書き消された。
「「「「「「いらっしゃいませーっ!!!!!」」」」」」
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- 4 : 2015/01/23(金) 21:21:44 :
いきなりの大音量に思わず両耳を塞ぐ。
辺りを見回すと目の前にはジロジロと俺を物珍しそうな顔して眺める茶髪メガネの女がそこにはいた。
長い焦げ茶色の髪はポニーテール、髪の毛と同じ色の焦げ茶色のぱっちりとした大きな瞳、鼻は高く、外国人のような顔のつくり、やけに色白な肌、おそらく俺よりもかなり高いであろう身長にモデル顔負けのスタイルをした女は俺を凝視していた。
ただひたすらに無言で首を傾げるその子供のような仕草は、大人しそうな人に思えた。
が、さすがに無言で見つめられるのも耐えにくい訳で。
「な、何だよお前…」
「ハハッ…!やぁ、初めまして!!!私はハンジ。ねぇ、君のことちょっと解剖してもいいかな!!!!!?」
前言撤回、コイツかなり相当にイカれた奴だ。
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