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なりたい自分はなれない自分
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- 1 : 2014/08/14(木) 17:49:15 :
- 初投稿です!
なので誤字脱字色々あると思います…(・_・;
それでも構わない、という心優しい方は是非、応援よろしくお願いしますm(__)m
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- 2 : 2014/08/14(木) 18:58:06 :
- そう、いつからだろうか
なりたい自分はなれない自分だと確信したのは
『なりたい』と思うのは『理想』
『なれない』のは『現状』
いくら頑張っても『できる』ことと『できない』ことがある
当たり前のことだ
それを考えはじめてから
俺は卑怯で最低な奴になった
仕方ないだろ?
この世は理不尽なんだ
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- 3 : 2014/08/14(木) 19:00:00 :
- 応援!
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- 4 : 2014/08/14(木) 20:15:49 :
- >>3
応援ありがとうございます!
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- 5 : 2014/08/14(木) 20:20:39 :
- だが最近
妙な奴に出会った
妙?いやただの馬鹿だな
「俺は絶対に巨人を駆逐する!」
なんて言ってやがるんだ
馬鹿だと思わねえか?
俺は知ってる
巨人には勝てない
『巨人に勝つ』それは人類の『理想』である
『理想』は『理想』のままで終わる
なら、少しでも楽に人生を過ごした方が
人生楽しいよな
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- 6 : 2014/08/14(木) 20:32:53 :
- 俺はその日
一人の女性に恋をした
名はミカサ
というらしい
とても綺麗な黒髪で
美しい
だけど
そこには
あいつがいた
「お前、髪が伸びすぎてねえか?」
「そう?」
なぜだ?
あんな奴より俺の方がよっぽど優れているはずなのに…
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- 7 : 2014/08/14(木) 20:42:16 :
- それから4ヶ月の時が過ぎ
中間発表の紙が
食堂にはられていた
1番 ミカサアッカーマン 1960点
2番 ライナーブラウン 1200点
3番 アニレオンハート 920点
4番 ベルトルトフーバー 890点
5番 ジャンキルシュタイン 740点
6番 コニースプリンガー 720点
7番 サシャブラウス 680点
8番 ユミル 650点
9番 マルコボット 600点
10番 トーマスワグナー 400点
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40番 アルミンアルレルト 260点
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60番 エレンイェーガー 180点
ははっ、60番
雑魚じゃねえか
アルミンにまで負けてやがる
俺は5番
こりゃあ憲兵団行きは余裕だな
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- 8 : 2014/08/14(木) 20:52:10 :
- 期待!
ジャン視点の話ですかね?
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- 9 : 2014/08/14(木) 21:42:03 :
- >>8
ありがとうございます!
はい、この物語はジャン視点で進めていきます!
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- 10 : 2014/08/15(金) 12:14:28 :
- ー対人格闘術の訓練にてー
エレン「うおおお」
アニ「はぁ…」
またクソ真面目にやってやがる
対人格闘術なんて点にならねえ
お前なら分かってるだろ?
アニ
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- 11 : 2014/08/15(金) 12:20:22 :
- ーその日の夜ー
「くそっ!何度やっても成功しない!」
はぁ…気分転換に外に出てきたのに
お前がいるんじゃあ気分転換になりゃしねえな
「違う…あいつとは比べものにならない」
当たり前だろうが
『努力』は何にもならない
ただ、無駄な時間、労力を費やすだけ
そんなことも知らずに
あいつは
いつも、一日も欠かさず
あそこで一人
自主練習をしていた
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- 12 : 2014/08/15(金) 12:22:59 :
- 期待!!
-
- 13 : 2014/08/15(金) 12:23:17 :
- ジャン目線は初めて見た
-
- 14 : 2014/08/15(金) 12:32:08 :
- そして次の年
また食堂に中間発表の
紙がはられていた
俺は余裕だと思っていた
だが
1番 ミカサアッカーマン 8640点
2番 ライナーブラウン 3650点
3番 ベルトルトフーバー 2500点
4番 アニレオンハート 2460点
5番 ユミル 2200点
6番 ジャンキルシュタイン 2000点
7番 コニースプリンガー 1980点
8番 サシャブラウス 1870点
9番 マルコボット 1720点
10番 ミーナカロライナ 1100点
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25番 エレンイェーガー 870点
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30番アルミンアルレルト 790点
ん?
順位が下がってる…!
何故だ
確実に点を稼いできた筈なのに…
しかもあいつの順位はかなり上がってる
どういうことだ…
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- 18 : 2014/08/15(金) 17:01:18 :
- ー対人格闘術の訓練にてー
「らあっ!」
「えっ」
ドサッ
「勝った!アニに勝った!」
「ったく…」
「もう少しゆっくり倒しなよ」
「そんな余裕ねえよ!」
「…」イラ
グルン
「ぐはっ!」
アニが負けた…?
…まぐれだろ
気にしすぎだな…俺
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- 19 : 2014/08/15(金) 17:08:07 :
- ー立体機動の訓練にてー
「説明は以上だ」
「行け!」
「「「ハッ!」」」
ー数十分後ー
「順位発表をする」
1番 ミカサアッカーマン
2番 ライナーブラウン
3番 ジャンキルシュタイン
4番 アニレオンハート
5番 ベルトルトフーバー
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40番 エレンイェーガー
「この訓練は来年も行う」
「上位の者は下位の者に抜かれんように鍛錬することだな」
やっぱりエレンはエレンだな
安心したぜ
ん?
安心?
びびってたのか?俺は
…んなわけ
ない…はず
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- 20 : 2014/08/15(金) 17:23:54 :
- ー部屋にてー
「なあライナー」
「立体機動の時に意識してることとかないか?」
「んーそうだな」
「次の目標をしっかり決めることだな」
「次の目標…そうか!」
「ありがとうライナー!」
「お…おう?」
はぁ…
馬鹿な野郎だな
そんな簡単なことで立体機動が上達するとでも思ってんのか?
これだから馬鹿は…
-
- 21 : 2014/08/15(金) 17:33:33 :
- ー3ヶ月後ー
「予告していた立体機動の訓練をする!」
「説明は前回したな」
「よし、行け!」
「「「ハッ!」」」
ー数十分後ー
「順位発表をする!」
ま、今回も上位だな
1番 ミカサアッカーマン
2番 ライナーブラウン
3番 エレンイェーガー
4番 アニレオンハート
5番 ジャンキルシュタイン
はぁ!?
あいつが3番⁉︎
「すごいよエレン!」
「お…おお!」
「お前のおかげだライナー!」
「そんなに順位が上がるようなことは言ってないんだがな…」
「いや、俺にとっては重要だったんだよ!」
「どういうこと?」
「俺は判断力が無いんだ」
「だからどうしても次に行く時に時間がかかっちまうんだ」
「なるほど!」
「だから次の目標を決めることによってそのタイムロスが無くなったんだね!」
「そういうことだ!」
んなバカな
あいつが3番…
あいつが3番…
あいつが3番…!
ま、まぐれだよな
そ、そうだよ
気にしすぎなんだよ
そうだよな!
俺があんなやつ負けるわけねえんだ!
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- 22 : 2014/08/15(金) 17:44:32 :
- 上手いね書き方
あと超絶期待!
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- 23 : 2014/08/15(金) 19:14:11 :
- >>22
そんなこと言ってもらえるなんて…思ってませんでした(感動)
ありがとうございます!
頑張ります!
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- 24 : 2014/08/15(金) 19:18:50 :
- ー三年目ー
「あーあ、ここにいられるのも後一年かー」
「ちょっと寂しい気がするよね」
「だよなー」
寂しい?
相変わらず馬鹿やってんじゃねーか
俺は嬉しいぜ
後一年で内地に行けるんだからな!
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- 25 : 2014/08/15(金) 19:22:48 :
- 期待してます!!
-
- 26 : 2014/08/15(金) 19:24:47 :
- 「後一年で貴様らも卒業だ!」
「この一年は昨年とは比べものにならないくらい厳しくやっていく!」
「覚悟しておけ…?」
「「…!」」ゾクッ
最悪だ
俺的にはさっさと終わらせて
内地に行きたいんだよ
そこの死に急ぎ野郎とは違ってな!
「…?」
ちっ…
相変わらず間抜けなツラしやがって
余計ムカつくぜ…!
-
- 27 : 2014/08/15(金) 19:25:41 :
- >>25
ありがとうございます!
期待に応えられる様に頑張ります!
-
- 28 : 2014/08/15(金) 19:25:48 :
- 期待してます(^^)d
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- 29 : 2014/08/15(金) 19:27:51 :
- >>28
ありがとうございます!
こんなにコメントがくるなんて思ってませんでした(つД`)ノ
皆さんの期待に応えられる様に頑張ります!
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- 30 : 2014/08/15(金) 19:33:20 :
- 「一ヶ月後には立体機動の実技テストだ」
「このテストで大きな差がつくだろう」
「日々鍛錬するんだな」
「「「ハッ!」」」
テストだと…?
はっ、いい機会じゃねえーか
あいつに差をつけるチャンスだ
見てろよ?死に急ぎ野郎
ミカサは俺が幸せにする!
-
- 31 : 2014/08/15(金) 19:38:45 :
- ーそして一ヶ月後ー
ようやくだ…!
あいつを突き放すために
俺は必ず勝つ!
「よし、説明は以上だ」
「何度も言うが」
「このテストは貴様らの努力しだいで順位が大幅に変わる!」
「心してかかれ!」
「「「ハッ!」」」
教官まで努力努力って…
どいつもこいつも暑苦しい奴らばっかりだぜ
さっさと終わらせて
俺は内地に行く!
「行け!」
「「「ハッ!」」」
-
- 32 : 2014/08/15(金) 20:20:07 :
- 「順位発表をする!」
はははは
今日は調子が良かったぜ
これなら余裕だ!
1番 ミカサアッカーマン
それはわかってるんだ
2番 エレンイェーガー
はぁ!?
またあいつの順位が上がってる!
なんでだよ!
俺よりあいつの方が上なのか…?
そんなわけ!
3番 ライナーブラウン
4番 ジャンキルシュタイン
5番 アニレオンハート
なんでなんだ…
あいつが2番で
俺が4番…
「このテストは貴様らの努力しだいで順位が大幅に変わる!」
『努力』
『変わる』
そんなわけねえ!
現に俺は変わらなかった!
「ジャン!」
「親父!」
グチャッ
「ぁ…ぁ」
ズバッ
「ぐあああ」シュゥゥゥ
「あれは…」
「誰よりも努力しろ」
「その努力がお前を変える」
確かあの人は
茶髪で悪人面の
20代
調査兵団の分隊長
…いや
あれは夢だった筈だ
親父は喰われてなかったし
巨人が入ってきた
なんて誰も言ってなかった
-
- 33 : 2014/08/15(金) 20:24:02 :
- だけど、俺は一人で
訓練を始めたんだ
あの夢が現実になったら
親父は死ぬ
だから努力した
遊ぶのも我慢してまで
『なりたかった』
夢で見たあの人に
たとえ夢の中の人であっても!
-
- 34 : 2014/08/15(金) 20:32:26 :
- ある日
親父とウォールマリアのシガンシナ区に
行った時
運悪く
巨人が壁を壊し
中に入ってきた
「ジャン!」
「親父!」
グチャッ
「ぁ…ぁ」
あの夢の中の人はこなかった
その時
確信したんだ
『なりたい』自分は『なれない』自分だと
だから俺は努力するのを
辞めた
-
- 35 : 2014/08/15(金) 20:40:14 :
- なのにあいつは
努力し続け
結果を出した
何故なんだ?
俺はなれなかったのに
だから俺はその日の夜
あいつに当たった
「ふざけんなよお前!!」
「はぁ⁉︎なんだよいきなり!」
「努力だと?」
「馬鹿かよ!」
「そんなにすぐに強くなれるわけねえだろ!」
「そんなのわかんねえじゃねえか!」
「わからなくねえ!」
「なんでそんなことわかるんだよ!」
「人は努力しだいで変われるんだよ!」
「!!」
『誰よりも努力しろ』
『その努力がお前を変える』
-
- 36 : 2014/08/15(金) 20:48:56 :
- 「くそ…」
気づいてたんだ
前から…
あれは俺の努力が足りなかったんじゃないか
ってな
でも俺は
認められなかった
認めたくなかった!
たとえ卑怯で最低な奴になったとしても!
-
- 37 : 2014/08/15(金) 20:54:11 :
- 「俺と勝負だ」
「は?」
「最後の成績で」
「どちらが上か!」
「いいぜ…」
「やってやる!」
それから俺は
前とは比べものにならないくらいに努力した
そして
迎えた
解散式の日
-
- 38 : 2014/08/15(金) 21:02:48 :
- 「成績上位10名を発表する!」
やっとだ…
俺は
絶対
あいつに
勝つ!
1番 ミカサアッカーマン 98000点
2番 エレンイェーガー 58000点
3番 ジャンキルシュタイン 57900点
4番 ライナーブラウン 39000点
5番 ベルトルトフーバー 27000点
6番 アニレオンハート 26000点
7番 コニースプリンガー 20000点
8番 マルコボット 19000点
9番 サシャブラウス 16000点
10番 クリスタレンズ 15000点
ーーーーーーー
ーーーー
ー
「これで104期訓練兵団」
「解散式を終了する!」
くそ!
負けた…
やっぱりダメなんだよ
努力しても
俺は変われねえ
あいつの様には…
-
- 39 : 2014/08/15(金) 21:16:47 :
- 「おいジャン」
「なんだよ」
「俺を笑いにきたのか?」
「そんなんじゃねえよ」
「じゃあなんだよ」
「お前」
「変われてねえなんて思ってないよな?」
「は?」
「俺はお前に負けたんだ」
「努力しても所詮この程度」
「お前とは違うんだ」
「じゃあ」
「なんでお前は」
「アニやライナーを抜けたんだ?」
「…!」
「努力したからじゃないのか?」
「っ!」
「うるせえ!」バキッ
ドサッ
「俺はお前に勝ちたかったんだ!」
「へへっ」
「!!?」ムカッ
バキッ
「何度でも殴れよ」
「弱いままのお前でいいならな」
「!」グッ
「……」スタスタ
なんなんだよ…
あいつは
俺の好きな人のそばに居て
俺に無い物を持っていて
俺より…努力していて…
もう…いいや
上位には入った
2日後には内地に行けるんだ
…寝よ
-
- 40 : 2014/08/15(金) 21:20:48 :
- ー翌日ー
「良かったのか?エレン」
「なにがだ?」
「昨日のジャンの件だよ」
「ああ」
「あいつならきっと気づけるはずだ」
「自分が変われてるってことに」ニコ
「……そうか」
ドォン!
超大型巨人「」
「「「!?」」」
ーーーーーー
ーーー
ー
-
- 41 : 2014/08/15(金) 21:22:36 :
- 紫「ジャン、君のその実力、調査兵団に活かさないか? 」
-
- 42 : 2014/08/15(金) 21:26:39 :
- >>41
ジャンは必ず自分の道を見つけますよ(笑)
-
- 43 : 2014/08/15(金) 21:32:22 :
- なんでだよ!
明日から内地に行けたのに!
なんで今日なんだよ…
「くそ!」
「ジャン」
「ああ!?」
「自由の翼を背負って待ってる」
「はぁ!?」
あの時
あいつの言った言葉は
理解できなかった
-
- 44 : 2014/08/15(金) 21:43:28 :
- ートロスト区争奪戦ー
ふぅ…
今のところ
巨人とは遭遇してねえ
このままいけば…!
巨人「アァア」
ちっ…
フラグかよ
ジャンに似た少年「親父!」
は…?
「…!?」
「とにかく間に合え!」
ズバッ
巨人「」シュゥゥゥ
ジャンに似た少年「親父!」
ジャンに似た少年「ありがとうございます!」
「お….おう」
タッタッ
『誰よりも努力しろ』
!
今…俺は助けたんだ…!
親子を
親父を!
『変われてねえなんて思って無いよな』
「あ…」
『あいつ…
ちっ…
なんか気に喰わねえけど…
ありがとな!
エレン!』
その後、ジャンは調査兵団に入り
分隊長となり
エレンの右腕となり
戦っているのは
まだ先の話…
【おしまい】
-
- 45 : 2014/08/15(金) 21:46:16 :
- 応援してくださった方!
本当ありがとうございました!
このお話は終わりですが
また、違うssを書こうと思います!
その時はまた応援よろしくお願いしますm(__)m
まあ明日には新しく始めると思いますけどね…ε-(´∀`; )
-
- 46 : 2014/08/15(金) 21:53:42 :
- お疲れしたー!
紫「やはり君は調査兵団にいるべきどったんだよ」ウンウン
-
- 47 : 2014/08/15(金) 21:54:06 :
- 訂正
紫「やはり君は調査兵団にいるべきだったんだよ」ウンウン
-
- 48 : 2014/08/16(土) 08:56:22 :
- >>47
ですよね^ ^
ジャンは調査兵団が似合ってます!
-
- 49 : 2014/08/21(木) 10:20:30 :
- とてもいい話でした!
お疲れさま
-
- 50 : 2014/08/21(木) 10:27:46 :
- 感動!
SSで感動したのは5回目ほど!
普段感動はしないけどなぁ。
SS書きこれからも頑張ってください!
-
- 51 : 2014/08/21(木) 10:30:53 :
- ミカサ「このSSはもっと伸びるべき……ジャンを応援しよう。」
ジャン「……///」
壁|レン「良かったな。ジャン……。」
壁|ルコ「ジャン……僕は嬉しいよ!」ブワー
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