この作品は執筆を終了しています。
アニ「片想い」ベルトルト「片想い」
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- 1 : 2014/08/06(水) 22:23:37 :
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ども、皆さん。
他の作品を作筆中なのですが息抜きで書いてみました
※一夜で終わる短編です
※完璧に自己満であります
それでも良ければ見てってください
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- 2 : 2014/08/06(水) 22:29:46 :
その日は私を嘲笑うような
よく晴れた日だった
ーーー
ーー
ー
教頭「以上を持ちまして、シガンシナ中学校卒業式を終了します」
「卒業生退場」
ジャン「…」グスッ
エレン「お前が泣くなんてな」ハハハッ
ジャン「うるせぇ」ズルズル
ミカサ「エレン、まだ退場してない。静かにして」グスッ
エレン「わかってるよ」
アニ「…」
私たちは今日卒業した
ベルトルト「ひっぐ…えぐ…」
ライナー「ったく、泣きすぎだぞ?ベル」
ベルトルト「だって…」グスッ
アニ「最後くらいビシッとしなよ」
ベルトルト「うん…」
泣いてる人や無理に笑ってる人、いつも通りの人。
様々な人がいる中最後に記念撮影が行われた
幸か不幸か
わたしはエレンの隣になった
エレン「やっぱアニは普段通りって感じだな」
アニ「なにそれ、泣いてた方が良かった?」
私の悪い癖だ
結局、最後の最後までつっかかってしまう
本当はこいつのこと…
エレン「いいや?」
アニ「……フン」
人生で初めて恋をした相手とは
たまに話すくらいの間柄で
当たり前なのだが、この想いを伝える事なく
べつべつの高校に行くことになってしまった
「はい、チーズ」
そういってカメラを構えるカメラマン
皆さまざまな表情をつくるなか
きっと私だけが無表情だった
アニ「……泣いたら、慰めてくれたのかな…」ボソッ
そんなことないのに
わかってるのに、淡い期待をしてしまう
かといって泣く訳でもないが
「カシャッ」
短く、なんの感情もない音
私はこのシャッター音が中学校生活のピリオドの音に聞こえた
三月のよく晴れた
しかしどこかまだ…肌寒い日だった
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- 3 : 2014/08/06(水) 22:39:05 :
- ライナー「アニー!クラス会やるがお前も来るだろ?」
アニ「どこいくのさ」
ライナー「カラオケだ」
アニ「カラオケか…あんまり好きじゃないけど、行こうかな」
ベルトルト「どうして?」
アニ「ベルとも一応さよならだからね」
ライナー「おいおい、高校が違うだけだろ」
ライナー「家も近いんだから幼馴染同士これからも仲良くしようぜ」
アニ「まぁね」
ベルトルト「ハハ…2人はストヘス高校だっけ?」
ライナー「ああ、俺ら以外にもジャンがいるぞ」
アニ「あんたはカラネス高校だったよね…知ってる人いるの?」
ベルトルト「少ないけどミカサとか……エレンもいるよ」
アニ「そっか」
ベルトルト「…」
アニはなにを思っているのかな…
僕は君と高校が違うって事でとても悲しいけど、
きっと君の中じゃ…エレンの存在の方が大きいんだろうな…
ライナー「おし、そんじゃあ行こうぜ!」
アニ「わかったよ」
ベルトルト「……」
アニ「…?ほら、ベル行こっ」ニコッ
ベルトルト「…うん」ニコ
僕は君の事が好きです
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- 4 : 2014/08/06(水) 22:48:57 :
- 私もベルトルトの事が好きです!
なんちゃってw期待です♪
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- 5 : 2014/08/06(水) 23:09:29 :
ありがとうございます!(^^)
ジャン「「よっしゃぁああ!!歌うぜェェ!!」」キィィン
ライナー「よっ!待ってました!」
エレン「馬ー!かんばれー」ハハハッ
ジャン「「おいエレン!今なんつった!」」キィィン
ライナー「ちょwマイクうるせぇぞジャン!」
エレン「そうだ!さっさ歌え!」
ベルトルト「アハハハッ」
みんなが楽しく騒いでるなか、私は…
ミカサ「愛しのエレンを見つめていた」
アニ「ちょっと、勝手に人の頭覗かないでよ」
ミカサ「って事は思ってたのね、アニ」クス
アニ「うっさいな///」カァ
ミカサ「フフッ、かわいい」
アニ「…結局、言えなかったなぁ…」
ミカサ「だから前からエレンの携番あげるって言ってるのに」
アニ「そんな度胸ないよ」
ミカサ「でも、もうカラオケ終わる」
アニ「……みかさぁ」シュン
ミカサ「二次会…エレンも行くけど…くる?」
アニ「ミカサ!!」パァッ
ミカサ「クスッ、最後くらい自分に正直にね」フフッ
アニ「…頑張ってみるよ」
ミカサ「あら…噂をすると」
アニ「あ…」
エレン「ミカサ!一緒に歌おうぜ!」
ミカサ「私はさっき歌った…アニは歌わないの?」ニコッ
アニ「え?」
エレン「なんだよ、アニ歌ってないのか?なら歌おうぜ」ニカッ
アニ「私は…いいよ」
エレン「そんなこと言うなよ!」グイッ
アニ「ちょ、ちょっと///」
エレン「ハハハッ、最後なんだからよ」ニカッ
アニ「……そうだね」
エレン「~♪」
アニ「~♪」
アニ「(すごく幸せ…なのにな…)」ズキッ
ベルトルト「……」ズキッ
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- 6 : 2014/08/06(水) 23:19:43 :
アニ「あんたは行かないの?二次会」
ベルトルト「うん、僕はいいよ」ニコッ
アニ「そっか、気をつけて帰りなよ」
ベルトルト「うん…あのさ」
アニ「なに?」
ベルトルト「この春休みまたあそぼうね」ニコ
アニ「そうだね」フフッ
ベルトルト「じゃあ、また」
アニ「うん、バイバイ」
ライナー「アニ」
アニ「ん?」
ライナー「あいつは帰ったのか」
アニ「ベルも来れば良いのにね」
ライナー「うーん…疲れたのかもな」
アニ「そうかもね」
ベルトルト「(…アニとエレンが話してるとこ、これ以上見たくない……)」
ベルトルト「…僕には出来なかったけど」
ベルトルト「…君はエレンに伝えられると良いね…」
ベルトルト「…アニ」
こうして僕の初恋はおわった
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- 7 : 2014/08/06(水) 23:24:30 :
一夜で終わる短編とか言いながらすんません
眠いっす(ーー;)
明日完結させます
ほんとーにすんません_| ̄|○
あ、もうだめ……Zzz
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- 8 : 2014/08/07(木) 12:10:25 :
- 面白いです!なんだか…とっても切なくなるssですね。
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- 9 : 2014/08/07(木) 12:17:39 :
- 期待です!
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- 10 : 2014/08/07(木) 17:21:22 :
面白いと言っていただけると嬉しいです( ´ ▽ ` )ノ
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- 11 : 2014/08/07(木) 17:21:59 :
- EreAniさん!初めて!笑
以前、月光読ましていただきました!
とても感動しました!ヽ(;▽;)ノ
実は私、EreAniさんの月光を読んでssを書き始めたんです
だからいまコメントもらえるとか思ってなかったんで、少し興奮気味です笑笑
すごく嬉しいです!
ありがとうございます!(^ ^)
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- 12 : 2014/08/07(木) 17:22:41 :
アニ「ところで、どこに行くのさ」
ミカサ「エレンの家」
アニ「」
ミカサ「フフッ…」クス
アニ「(ミカサにやられた…)私帰る」
ミカサ「エレンの家に入るチャンスなんてこれが最初で最後になるかも…」チラッ
アニ「うっ…」
ミカサ「いつまで経ってもエレンに想いを伝えられない」
ミカサ「そうでしょ?アニ」
アニ「…」
ミカサ「ほら、いこっ」ニコッ
ミカサには悪いけど、
正直もうこの想いを伝えるつもりはない
でも行けばなにか起こるかも
もしかしたら、実は両想いで
向こうから告白してくれるかもしれない
そんなことはない、わかってる
でも夢ぐらいみたっていいじゃん
アニ「…最後だもんね」
ミカサ「最後になるかはアニしだい」フフッ
アニ「…そうだね」ニコッ
ありがとうミカサ
今日でこの想いを最後にするよ
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- 13 : 2014/08/07(木) 17:34:47 :
ドキドキしながらエレンの家にあがった
好きな人の家にあがるなんて緊張するね
別に付き合ってるわけでもないのに
けどなんか新鮮だった
それからはお菓子を食べながら、トランプしたりゲームしたり
とても楽しかった
ずいぶん遅くなって帰ろうとしたら、カルラさんが晩ご飯を作ってくれていて、
申し訳ないと思いながら美味しそうなハンバーグを食べた
てか、美味しかった
すごく
もしエレンにお弁当を作るとしたら、カルラさんより美味しいと言われるのは難しそう
そんなことを考えていたら、またミカサに思考を読まれてからかわれた
食べ終わるとエレンが去年のあまりだと言う花火を持ってきた
つくわけないじゃんと言うと
ムキになっちゃって"みとけよ"なんていって…フフッ
真っ暗な夜の世界で
愛しい人は花火に火をつける
それは今まで生きてきて1番綺麗な花火だった
どや顔のエレンは可愛くって癒される
ミカサがまたなんか言ってきたけど、聞こえない振りしてやった
時期はずれな花火をしながら
皆で中学生活の思い出話をした
初めてしゃべった時の話
季節ごとの行事の話
バカやった話
ジャンがミカサにフられた時の話は少しジャンが可哀想だった
そしてこれからの話もした
そのあいだも…
泣きそうなくらい
あんたの横顔が愛しかった
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- 14 : 2014/08/07(木) 17:37:29 :
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ライナー「ありがとうございました」ペコッ
ミカサ「おばさんのハンバーグ美味しかった」ニコッ
カルラ「フフッ、ありがとね。皆またいつでもいらっしゃい」
ジャン「またな、エレン」
エレン「おう、明日からまた遊ぼうぜ」
アニ「ありがとね、エレン」
エレン「おう、またこいよな」
アニ「そういってもらえるのは、とてもうれしいよ」ニコッ
エレン「なに言ってんだよ、あたり前だろ」
アニ「フフッ…」
あんたの優しさは辛いよ、エレン
ミカサ「……」
エレン「そういえばさ、」
アニ「…?」
エレン「俺アニの携番しらねぇんだよ。それじゃ明日から遊び誘えねぇだろ?」
アニ「え…」
ミカサ「フフッ」ニコッ
エレン「え…じゃなくてさ、教えてくれよ」
アニ「……バカ」ニコッ
エレン「はぁ?なんだよそれ」
アニ「うるさいね、ほら携帯だしな」
エレン「なんだよ…ほい」
「登録しました」
アニ「…」ギュゥ
アニ「……ありがとね」ボソッ
なに言ってんだろ、私
きっとエレンも"なにお礼言ってんだよ、"ってバカにするだろうな…フフッ
変な奴って思われたかなぁ
私はそんなことを考えてたのに
エレン「おう!こっちこそありがとな」ニカッ
アニ「……ほんと、バカ」ニコッ
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- 15 : 2014/08/07(木) 17:39:26 :
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それからの春休みは楽しかった
けど私がエレンに想いを伝えることはなく
あの日エレンを諦めた
そしてそれぞれの高校にーー
ベルトルトは結構モテたらしく
久しぶりに会ったときには彼女ができてた
なのに全然嬉しそうじゃなかった
もっと嬉しそうにしなよって言ったら
ベルトルト「嬉しいんだけどな」アハハッ
なんて嘘ついてた
なんでかはわからないけど、嘘って事はわかった
かといって首を突っ込む気はないけど
まぁ、幸せになりなよ
応援してるからさ
高校にはある程度馴染めて
毎日は楽しい
実はこの間、一人の男子に告白された
かっこ良かったし、性格も優しそうだったけど付き合うことはなかった
もしかしたら私はまだあいつのことが…
入学して一ヶ月くらい経った頃
授業中にエレンからメールがきた
そこには彼女ができた、と嬉しそうな文章がつづられていた
授業中だったからかもしれないが
不思議と涙は出なかった
そんな自分が少し嫌で
学校の帰りに日記を買った
帰ってから一心不乱で書いた
卒業式から今日までの出来事と想いをたくさん…
もう誰にも、きっと私自身にも読まれない日記を
それでも私はこの想いをやっぱり忘れたくなかったから
ーーfin
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- 16 : 2014/08/07(木) 17:45:51 :
こんな駄作を最期まで読んでくれた方がいるとすれば感謝、感謝です
ベルトルトあんまりだせなかったのが心残りだ笑
すごく端折ったので、気が向いたらまたこれの番外編みたいなの作ろうかなとら思っています
てか自分で書いてて楽しかった笑
エレン視点で書いて見たいな
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- 17 : 2014/08/07(木) 17:48:16 :
- えぇっ、エレミカじゃないんだ!
題名読んでミカサにエレン取られて失恋したアニの話かなと思ってたけど違った
お疲れ様!
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- 18 : 2014/08/07(木) 19:18:30 :
- 月光を読んで頂きありがとうございます!!
そして月光がSSを書き出したきっかけとは!本当にありがとうございます!!
これからはお互い執筆活動を楽しんでいきましょうね!!今後ともよろしくお願いします!
内容がせつない感じのSSですが!読んでいて本当にありそうだと思って読んでました。
ベルトルトが嬉しそうにしてないシーンが浮かびましたよ( ;∀;)
エレン視点や今後の作品も期待してます!
素敵な作品をありがとうございました!!
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- 19 : 2014/09/13(土) 18:32:24 :
- アニ………………なんか俺も切なくなってきた
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- 20 : 2014/09/20(土) 22:54:01 :
- アニ…悲しいよ…!
ベルトルトも…!
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