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アニ「同郷2人が戦士じゃなくなった」

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  1. 1 : : 2014/08/02(土) 21:44:17
    エレン「なんか最近ベルトルトのやつ明るくなったよな!」

    アルミン「確かに!なんか肩の荷が下りた感じ」



    ベルトルト「おいおいライナー!寝技はきもいからやめてよ、はは」

    ライナー「なんだなんだ、寝技をなめんなよ?」

    ライナー「一般のみなさまがひったくりとかにあったときにそいつをこれで捕まえるんだよ」


    ライナー「だって俺らは”兵士”なんだからな!」

    ベルトルト「”兵士”だけど寝技は流石にきもいでしょ」

    ライナー・ベルトルト「「ははははは!!」」




    アニ「……………」

    ユミル「なんかきめーな!なんだよアレw」

    クリスタ「ちょっとユミル!バカにしちゃだめだって、仲良さそうで楽しそう」

    ユミル「ホモにしかみえねーよ、なあ、アニもそう思うだろ?」

    アニ「ああ、気持ち悪いね」

    ユミル「ほらほらw」


    アニ(数ヶ月前からライナーは兵士と戦士の間で揺れ動くこととなった)

    アニ(そして一週間前、ベルトルトが訓練中に頭をうち、戦士であることを忘れてしまった)

    アニ(ライナーを戦士に戻す役割をしていたベルトルトがいなくなったことでライナーの兵士化は悪化)


    アニ(そう、私は一人となってしまった)

  2. 2 : : 2014/08/02(土) 22:01:48

    ミーナ「アニ最近元気ないけど大丈夫?」

    アニ「いや、いつもと一緒だよ」

    ミーナ「ご飯も進んでないし…」

    サシャ「ほんとですね!私がもらってあげましょうか?」

    アニ「ちょっとやめなって」


    ライナー「おいおいサシャ、そのくらいにしとけよ」

    アニ「!!」

    ライナー「ただでさえ小さいのにゴホッッ……冗談だ、蹴るなよ」

    アニ(今はどっちだ?絡んできたって事は戦士?)



    ジャン「ひゅー、どうしたライナー、思春期のあれか?」

    ジャン「好きな子をからかいたくなるとかいう…」

    ライナー「ばか違う、俺らは”兵士”になるために訓練する仲間なんだから」

    ライナー「困ってたら助けるのが筋だろう?」

    ライナー「例え絡みが少なかったとしても!どれだけ蹴られても!睨まれても!」

    ジャン「ははっ」


    アニ(あ……)

    アニ(私は…訓練兵Cくらいの立ち位置なんだろうね、今のライナーの中じゃ)


    ベルトルト「すごいなライナーは、誰とでも絡みにいけてさ」

    ライナー「どうした?お前も女子とからみたい口なのか?」

    ジャン「お、意外。お前そういうの興味あったのか?」

    ベルトルト「はは、僕奥手だからね~」

    ベルトルト「アニって子とは特に絡みがないな~」

    ジャン「安心しろ、俺もない」

    ベルトルト「ジャンはむしろ女子から避けられるんじゃ?」

    ジャン「おいこらお前ふざけんなよ!」

    ベルトルト「はははっ!!」



    アニ(ライナーとベルトルトからはもう)

    アニ(私との思い出がなかったことになってしまった)

  3. 3 : : 2014/08/02(土) 22:15:34
    ベルトルト「ああ、今日のスープにグリーンピース入ってるよ」

    ライナー「おいおい俺のところにさりげにいれるなよ」

    マルコ「2人は苦手なの?グリーンピース」

    ベルトルト「うん、苦手」

    ライナー「俺は別に……」

    ライナー「ただ昔こいつともう一人と飯食ってるときにいれられすぎてな…」

    ベルトルト「もう一人…?」

    ベルトルト「誰だったかな…」

    ジャン「おいおい忘れてやんなよ」

    ライナー「うーん…俺も忘れたな」


    マルコ「2人は同郷出身で幼なじみな感じ?」

    ライナー「ああ、俺らのいたところは子供が少なくてな、いつも4人くらいでつるんでた」

    ベルトルト「そうだっけ」



    アニ「……………」

    アニ(グリーンピースね…)


    アニ『げ、またグリーンピース入ってるよ』

    ライナー『おいおい俺のところにいれるな』

    ライナー『食糧不足なんだからこんな小さな豆ひとつでも大事にくわねえと』

    ベルトルト『じゃあ捨てるのはもったいないからライナーにあげるね』

    ライナー『おいお前まで…!!』


    マルセル『まったく目をはなしたら…』

    マルセル『ライナー、お前のスープ豆しかないじゃないか』

    ライナー『くそ…特に好きでもないものをこんなにくわされたらキライになるぞ』

    アニ『鮮やかでいいじゃない』

    ベルトルト『ははは』

    ライナー『まったく…』



    アニ(なぜ今こんなこと…思い出したんだ)

    アニ「サシャ、グリーンピースあげるよ」

    サシャ「やったー!ありがとうございます!」


  4. 4 : : 2014/08/02(土) 22:33:27


    ミカサ「エレン、口にスープついてる」

    エレン「自分でふけるって!」

    アルミン「ちょっと2人とも暴れないで!」


    アニ(あの三人はいつも一緒だな…)


    アニ『ライナー、スープついてるよ』ビチャ

    ライナー『おい、今自分から俺にかけたよな?』

    ライナー『しかも今はままごと中だ、お前は俺の妻のはずだよな?』

    アニ『わかったよ、ふいてあげるよ』

    ベルトルト『な…!!』

    ベルトルト『ぼ、僕がふくから!』

    マルセル『ベルトルト、お前今サボテンの役だよな?』



    アニ(…マルセルはいなくなっちゃったけど)

    アニ(あの幼なじみ三人をみるとうらやましくなっちゃうね)



    アルミン「あれ、アニこっちみてるよ」

    ミカサ「アニは最近元気がない、心配」

    エレン「そうなのか?」


    ライナー「お前昔ままごとでサボテン役してたよな」

    ベルトルト「ちょ、やめろって!」

    ライナー・ベルトルト「ははは!」



    エレン「それに比べてベルトルトは楽しそうだな」

    アルミン「頭をうったときからだよね」

    アルミン「何かそのときにふっとんだのかな…」

    エレン「そういや最初昔のことをあんまり思い出せないとかいってたな」

    ミカサ「それでも訓練に一切支障がないからむしろよくなった気がする」



    アニ(よくないよ…)

    アニ(どうして私のことを忘れたのかな?)

    アニ(2人はお互いのことを同郷として認知しているのに)



    アニ(そうだ、2人は訓練兵になってからも同郷設定で生きていたからね)

    アニ(戦士の私はその中に入れなくて当然か)


  5. 5 : : 2014/08/02(土) 22:43:44
    宿舎 女子


    ミーナ「アニ、大丈夫?ほんとに」

    アニ「………うん」

    クリスタ「アニはあんまり自分のこと話さないから心配だよ」


    アニ(みんな本当に優しい)

    アニ(私も本当は戦士でなんかいたくない)

    アニ(だけど…私まで兵士になったら、あいつらとの思い出はなくなってしまう)

    アニ(誰も覚えていなくなってしまう)

    アニ(マルセルのことなんて…特に誰も覚えていなくなってしまう)




    アニ「いや、本当に大丈夫なんだよ」

    アニ「ありがと、今日はもうねる」

    ミーナ「そう…おやすみ」



    アニ(みんな本当に暖かい)

    アニ(でも、私の本当の落ち着く場所はここじゃないんだ)

  6. 6 : : 2014/08/02(土) 23:00:46
    訓練兵加入、数日後


    ライナー『よし、今日からここで報告会をするぞ』

    アニ『こんなとこにあんまり使われてない倉庫があったとはね…』


    ベルトルト『アニ、一人で寂しくない?』

    アニ『自分が男に生まれてこなかったことを激しく後悔してる』

    ライナー『はは、友達はつくらないのか?』

    アニ『何言ってんの?これから殺すのに馴れあえるわけないじゃん』

    アニ『私は無口無表情無気力無関心キャラでいくよ』

    ベルトルト『今はこんなに喋ってるのにね』

    アニ『ああ、だから普段しゃべれない分ここで発散させなよね』


    ライナー『そういやよ、あのクリスタって子かわいくないか?』

    ベルトルト『いきなり何を…』

    アニ『ああ、あの小さい…』

    ライナー『人のこと言えんだろ』

    ライナー『ちょ、蹴るな蹴るな』


    アニ『あの巨人みたとかいってたやつ気になるね』

    ライナー『エレンのことか?』

    ベルトルト『今にもだれかを殺しそうな目をしてたね…』

    ライナー『まさか…恋愛的な意味で??』

    ベルトルト『!!?』

    アニ『ばーか』

    ベルトルト『ほ……』


    アニ『ベルトルトもあんまりなれ合う感じじゃないよね?』

    ベルトルト『うん…人と話すの苦手だし』

    アニ『あーあ、ベルトルトについていてあげれなくて心配だ』

    ベルトルト『ちょ、僕そこまで弱くないから!』

    アニ『昔よく泣いてたくせにね』

    ベルトルト『いつの話!?』

    ライナー『おいおいお前等、ちょっとどーでもいい話をしすぎたな』


    ライナー『これから何かあるたびにここに集まるぞ、あと一週間に一回は必ず近状報告兼アニのストレス発散に集まるからな』


    ……ニ、おきて……


    アニ、朝だよ



    アニ「!!!」パチ

    ミーナ「あ、起きた」

    ミーナ「なんか幸せそうな顔でねてたから起こすの迷っちゃったんだけどね~」

    アニ「おこしてくれてありがと」


    アニ(懐かしい夢をみた)

    アニ(もう、しばらく集まってないな…)

  7. 7 : : 2014/08/02(土) 23:21:16
    対人訓練


    エレン「アニ、今日こそお前似かってやるからな!」

    アニ「少しは優しくしてよね…」



    ベルトルト「よし、ユミル勝負だ」

    ユミル「まったく…クリスタはライナーにとられるし」

    ユミル「私は適当に流せればそれでいーのによー」

    ベルトルト「そんなこというなって、僕らは兵士なんだしさ」


    ユミル「…なんか最近ベルトルさん変わっちまったな」

    ベルトルト「??」

    ベルトルト「最近やけに明るくなったっていわれるけど」

    ユミル「明るくなった…か」

    ベルトルト「だめなのかな?」

    ユミル「いや、ちょっと気になっただけだ」

    ベルトルト「??」

    ユミル「いつもはあいつをチラチラみてたのによー、急に見もしなくなったからな」

    ベルトルト「??」




    ライナー「おいおいミカサ、俺はクリスタとくんでるんだが…」

    ミカサ「雌狐が、エレンを羽交い締めにしてるのが許せない」

    ライナー「おい!?なぜ俺をもちあげる!?」

    ミカサ「最近元気がないのは心配」

    ミカサ「でもエレンをいじめるのはゆるせない」


    ミカサ「とんでけ、ライナー」

    クリスタ「ああ!ライナーが特に理由もなくいきなりエレンとアニの元へとばされた!」


    ライナー「いてて…」

    アニ「いきなりなんなのさ…」



    ベルトルト「はは!ライナー、大丈夫かい?」

    ライナー「まったく…不運だ」

    ベルトルト「それとも女の子の元へ落ちれて幸運だと考えてたりしてねw」

    ライナー「は……?」

    ベルトルト「あれ、なんか本気にした?冗談だよ冗談!」

    ライナー「……………」


    ライナー「なあ、アニ、ベルトルトのことで相談がある」ボソ

    アニ「!!!」

    ライナー「夜、いつもの場所で」ボソ


    アニ(もしかして…今のショックで戦士モードにきりかわった!?)

    アニ「ああ、必ずきてよね」ボソ

    アニ(よかった…これで、一人じゃなくなる!)

  8. 8 : : 2014/08/02(土) 23:29:54
    夜 倉庫


    アニ「あははははは!!」

    アニ「なんだよ、なんだよ……」


    アニ「まさか一時間まってもこないとはね…」

    アニ(結局あのまま兵士モードに戻っちゃったんだね)

    アニ(私の喜びはなんだったんだ)


    アニ(少し夜風にでもあたろうかな)



    アニ(風がきもちい、星がきれいだ)

    アニ(そういや故郷の星はきれいだったね)

    アニ(無限に広がる星空をみて…僕たちも永遠に一緒にいるんだとかいってたね)


    アニ「嘘つき…」

    アニ(結局、私ひとりじゃないか)



    もう、いっそ

    私もすべて忘れられたら楽になるのだろうか


    アニ(…あいつみたいに笑えるのかな)


    この崖からおちて

    頭をうったらすべて忘れられるだろうか



    一歩踏み出す

    そっと目を閉じる


    そして、もう一歩……


    ベルトルト「危ない!!!」

  9. 9 : : 2014/08/02(土) 23:40:27

    私は腕を力強く引っ張られる


    ベルトルト「何をしているんだ!?」

    アニ「ベルトルト……」

    ベルトルト「落ちたら…どうする!?」

    アニ(…あなたは今どっちなの?)


    アニ「あんたは今…戦士?兵士?」

    ベルトルト「何をいってるんだ??とにかく質問に答えて」

    ベルトルト「おちたら…死ぬかもしれないんだよ!?」

    アニ「どうせ死なないさ」

    ベルトルト「は!?」

    アニ「首さえ無事なら……死なない」

    アニ「私巨人だから」


    アニ(ねえ、思い出してよ)

    アニ(忘れないでよ…)

    ベルトルト「な…ふ、不謹慎ネタだよ」

    アニ「……ごめん、冗談」

    ベルトルト「まったく…エレンにいってたらこれくらいじゃすまなかったよ」


    ベルトルト「何か悩みでもあるの?」

    アニ「あんたは最近たのしそうだね」

    ベルトルト「君は本当に質問に答えないな…」


    アニ「よく絡んだこともない女子と話せるね」

    アニ「あんたそんなキャラじゃないでしょ」

    ベルトルト「崖から飛び降りようとしてる子をみれば絡まないわけにはいかないよ…」


    ベルトルト「でも、なんか君は話しやすいな」

    アニ「はあ?」

    ベルトルト「なんでかわからないけど…」

    ベルトルト「思ったより喋るんだね」

    アニ「無口無表情無気力無関心で悪かったね」

    ベルトルト「はは…」

  10. 10 : : 2014/08/02(土) 23:47:33
    ベルトルト「でもやっぱ、何か悩んでる」

    アニ「そこまで気にする必要ないでしょ」

    アニ(悩みの元凶が…) 

    ベルトルト「いや、気にするよ」


    ベルトルト「だって君……か、かわいいし」

    アニ「は、はあ!?//」

    アニ「あ、頭うって感性までおかしくなっちゃった!?」

    ベルトルト「な、なんかほっとけないんだよ!」

    ベルトルト「とりあえず、わ、笑った顔がみたいから悩んでないで元気だして!」

    ベルトルト「以上!お元気で!おやすみ!」


    アニ「あ……」

    アニ(いっちゃった…)


    アニ(て、てかなんなの!?)

    アニ(普段から思ってた…ってわけではないよね?)

    アニ(そうだ、今あいつはおかしいから…)


    アニ(うん、そうだそうなんだ)

    アニ「……………//」

    アニ「戻ろう……」

  11. 11 : : 2014/08/03(日) 00:00:46
    対人訓練


    エレン「おいミカサ!今日は邪魔すんなよ」

    ミカサ「うう…わかった」

    アニ「…………」

    アニ(眠れなかった!!くそ!ベルトルトのせいだ!!)

    エレン「いつもにまして殺気がやばいぜ…」


    ライナー「お、ミカサ、今日は勘弁してくれよな」

    ミカサ「場合による」

    アニ「!!!」

    アニ(くそ……ライナー、昨日ボイコットしやがって…)イライラ


    ベルトルト「ははは!ライナーにとっては幸運だからやっちゃえよミカサ」

    アニ(くそ……こいつのせいで昨日寝れなかったし!!)イライラ

    アニ(なんかものすごくイライラしてきた!)


    ライナー「おいアニ、今日はあんまりエレンに手をだすなよw」

    ベルトルト「ライナー、素直になるんだ。ほら君金髪低身長女子すきとかいってたじゃないか!」

    ライナー「おいおい声がでかいぞ!」

    ライナー「あと天使と堕天使を一緒にするなってw」


    アニ「うるせぇぇぇえええええええ!!!」

    ライナー「な…!!」

    ベルトルト「うわ…!!」


    エレン「な、なんだあの技は!?」

    エレン「両手を地面につけ片足ずつライナーとベルトルトの首を締め…」

    エレン「おお!今、2人の頭がそのまま激突した!」

    エレン「よく足届いたな…」


    ライナー「」

    ベルトルト「」

    アニ(し、しまった!!やりすぎた!!)

    アニ(2人とも白目をむいて泡ふいてる!!)


    アルミン「とにかく医務室へ運ばないと…」

    アニ「そ、そうだね…」



    アニ(そして私とアルミンとエレンとミカサで2人を医務室にまで運んだ)

  12. 12 : : 2014/08/03(日) 00:20:27
    医務室


    アニ(2人は今ベッドの上…)


    アルミン『医務室の先生いないね…』

    アニ『私が……看ておく』

    アニ『罪悪感もあるし、もうしないから』

    ミカサ『一人で平気?』

    アニ『うん』

    エレン『じゃあなんかあったら呼べよな』



    アニ(今この部屋には私、ライナー、ベルトルトの三人…)


    私はそっと2人の顔をのぞく


    アニ「かわらないね…」


    小さい頃、みんなで昼寝していたときの顔と何も変わっていなかった


    アニ「まったく…あんたたちはいつもそうだよ」

    アニ「男たちだけで勝手にどこかへいったり、私にわからない話をして、私を一人にする」

    アニ「女だからって仲間はずれはよくないとおもうよ、ほんとに」






    ベルトルト「そうだったかな…」

    アニ「え……!?」

    ベルトルト「どちらかというとアニとライナーが活発的にいろんなところへ遊び回ってた気がするけど…」

    ライナー「ベルトルトいつも『まってよ~』とかいってたよな」

    アニ「あんた達…」


    ベルトルト「アニもライナーもマルセルも元気すぎるよ…虫とりにあそこまで全力注ぐ女子がいるかってくらいに」

    ライナー「ベルトルトお前ゴキブリ捕まえてたよな」

    アニ「……それを私が退治したんだっけ」

    ベルトルト「なんでアニの方が男らしいんだよ…」


  13. 13 : : 2014/08/03(日) 00:30:55
    アニ「2人とも…思い出したの?」

    アニ「戦士のこと、……私のこと」

    ライナー「悪いな…ちょくちょく忘れちまって」

    ベルトルト「ごめんね、あんなにライナーにはならないって言ってたのに」

    アニ「ばか……ほんとにばか…」


    アニ「寂しかった…」

    アニ「もう、2人から私が消えてしまったと思って…もう戻らないと思って…」

    ベルトルト「アニ…泣かないで、安心して」

    ベルトルト「もう、忘れないから」

    ベルトルト「忘れそうになったら、また蹴り飛ばしてくれれば思い出すから」

    アニ「ふふ……」


    アニ「ベルトルトはそれでいいかもね」

    アニ「問題はライナーか…」

    ライナー「わ、悪い…自分でも気づかないうちに兵士の自分になるんだ」

    ベルトルト「そこは今まで通り僕がなんとかするよ…できれば」

    ライナー「悪いな…」



    アニ「そういえば、兵士だったときの記憶とかあるの?」

    ベルトルト「なんとなく…」

    ベルトルト「すごく、幸せな気分だった」

    ベルトルト「ライナーの気持ちがわかったきがする」

    ライナー「はあ……なんなんだろうな」

    アニ「そ、そういやベルトルトあんた私になんかいってたよね…」

    ベルトルト「!!!」

    ベルトルト「え、えーーっと…どのことかな?」


    アニ「か…かわいいとか…」

    ベルトルト「うお!!?//」

    ライナー「ほお……」

    ベルトルト「それはあれだよ!ちょっとテンションあがっちゃってたんだ!」

    ライナー「なんだ?本心じゃなかっのか?」ニヤニヤ

    ベルトルト「い、いや!かわいいのは確かだけど……」

    アニ「は!?//」

    ベルトルト「ちょ、ま!!そういう意味じゃなくて!!」

    ライナー「どういう意味だ~?」

    ベルトルト「もうやめて!!」

  14. 14 : : 2014/08/03(日) 00:38:31


    アニ(ああ…なんて楽しいんだろ) 

    アニ(なんて、居心地がいいんだろ)


    ベルトルト「こらライナー!からかうのやめて!」

    ライナー「そういやお前俺にすごい軽口叩いてきたよな~」


    アニ(私の居場所は、やっぱりここなんだ)


    ライナー「お前は兵士になると軽い男になるんだな~」

    ベルトルト「違う違う!!アニ、これ誤解!」




    アニ「ねえ、私たちずっと一緒だよね?」

    ベルトルト・ライナー「!!」

    アニ「グリーンピース、ライナーにあげなきゃだめだし」

    アニ「…ベルトルトと2人で、ライナーのスープに森をつくるんだから」


    ライナー「ああ、ずっと一緒だ」

    ベルトルト「うん」

    アニ「ふふ…」



    アニ(よかった、もう一人じゃない)


    おしまい
  15. 15 : : 2014/08/03(日) 00:39:17
    おわりです! 
    読んで下さった方ありがとうございました!
    同郷組最高!
  16. 16 : : 2014/08/03(日) 00:46:19
    執筆お疲れ様です!
    私も同郷組大好きです!!
    次も期待してます!!
  17. 17 : : 2014/08/03(日) 03:55:50
    しんみりしたお話も良いですよね…面白かったです!
  18. 18 : : 2014/08/04(月) 13:09:57
    かんどーした!本当に才能ありますね‼︎
  19. 19 : : 2015/04/18(土) 18:50:27
    同郷トリオ最高です!途中泣いたけど記憶戻って良かった!感動しました!
  20. 20 : : 2016/12/08(木) 23:06:31
    アニの最後の台詞いいな
  21. 21 : : 2018/08/10(金) 12:09:53
    それな
  22. 22 : : 2020/12/31(木) 12:32:31
    尊…

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larcy6v6

くまお

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