この作品は執筆を終了しています。
ミカサ「行ってらっしゃい、エレン」
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- 1 : 2014/07/28(月) 01:17:00 :
- ものすごく久しぶりにSSを書いてみます。
そんなに長くはしないつもりです。
更新もそこまで遅くならないようにします。
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- 2 : 2014/07/28(月) 01:17:47 :
- 少しだけ投下して寝ます。
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- 3 : 2014/07/28(月) 01:17:53 :
- ミカサ「行ってらっしゃい、エレン」
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- 4 : 2014/07/28(月) 01:18:23 :
ミカサ「⁉︎」
母「あらミカサ、起こしちゃった?」
ミカサ「…え?お、お母さん?」
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- 5 : 2014/07/28(月) 01:18:37 :
- 母「ふふっ、寝ぼけてるの?でも、そろそろ朝だし起きてもいいんじゃないかしら?」
ミカサ「…」
母「お母さんは洗濯してるから、ミカサも着替えたら寝巻きを持って来てちょうだいね。あと、お父さん起こしといてくれる?」
ミカサ「…」
母「じゃあね」ガチャン
お母さんは部屋から出て行った。
ミカサ「…」
ミカサ「…」
ミカサ「…」
ミカサ「…」
ミカサ「…どうして?」
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- 6 : 2014/07/28(月) 01:18:48 :
- 私は今15歳で調査兵団に入っているはず。
なぜ私は、ここに?
それにお母さんはあの時人攫いに…
あれ?
私、小さくなってる?
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- 7 : 2014/07/28(月) 12:02:42 :
- イヨッシヤャャー!!!!!\(*∀*)/
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- 8 : 2014/07/28(月) 16:06:06 :
- ↑なにが?
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- 9 : 2014/07/28(月) 22:47:46 :
- 投下しまーす!
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- 10 : 2014/07/28(月) 22:47:51 :
- ミカサ「…お母さん」
母「はーい?あ、寝巻き持って来たのね?」
ミカサ「うん…ねぇ、今日は何年の何月何日だっけ?」
母「え?どうしたのいきなり?…844年6月30日よ」
ミカサ「…そう」
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- 11 : 2014/07/28(月) 22:48:03 :
- 母「んー?なんか今日元気ないわね?どうかした?」
ミカサ「まだ少し寝ぼけているみたい。お父さん起こしに行って来る」
母「そう。お願いね」
私は過去に戻ってしまったのだろうか?
それも、意識だけ。
そう考えるのが無難だろう。
6月30日…
ミカサ「⁉︎」
私がエレンと出会ったのは6月30日…
つまり今日…
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- 12 : 2014/07/28(月) 22:48:19 :
- ミカサ「お父さん、起きて」ユサユサ
父「ん?ふぁあ…ミカサ、起こしに来てくれたのか〜?ありがとなぁ〜」ナデナデ
ミカサ「はぅっ…///」
父「なんだ照れて?可愛いな」
ミカサ「えへへ…」
父「ご飯出来てるのか?」
ミカサ「まだみたい。お母さん、今洗濯してる」
父「そっか」
ミカサ「じゃあ、居間で待ってるから」
父「おう、分かったよ」
ミカサ「…」
父「…?なんか暗いな?」
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- 13 : 2014/07/28(月) 22:48:44 :
- やっぱり落ち着く。
でもこの安心も今日で終わる…
この世界は残酷だ…
母「ほら2人とも!ご飯出来たわよ!」
ミカサ「‼︎」
父「お⁉︎本当か?」
母「よーし食べましょうか」
3人「いただきます!」
ミカサ「…」モグモグ
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- 14 : 2014/07/28(月) 22:49:00 :
- ミカサ「!!!!!?????」
ミカサ「うっ…」ポロポロ
母「ミ、ミカサ?何か変なものでも入ってた?美味しくなかったの?」
ミカサ「ち、違うの…美味しくて…美味し過ぎて…」
母「へ?いつもと変わらないじゃない」
父「いつも美味しいじゃないか、お母さんの料理は」
ミカサ「うん。それはそうなのだけど…今日は…」
母「ふふふ…美味しくて泣いてくれるなんて嬉しいわね」
ミカサ「…」グスッ
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- 15 : 2014/08/02(土) 01:03:00 :
- 誰も見てないのかな…?
まあ良いや、投下します!
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- 16 : 2014/08/02(土) 01:03:20 :
- この味は忘れない。
懐かしい味だった。
食堂で食べるご飯とは次元が違う。
カルラおばさんの味とも違う。
お母さんの味。
とても美味しかった。
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- 17 : 2014/08/02(土) 01:03:34 :
- 母「ミカサ、この後大事なことをするの。少し痛いけど我慢できるよね?」
ミカサ「…うん」
母「じゃあミカサ、腕を出して」
ミカサ「分かった」
母「よく我慢できたねミカサ。この印は私たち一族が受け継がなきゃいけないものなの。自分の子供ができた時にも伝えるのよ」
ミカサ「うん」
母「お父さん、もうじきイェーガー先生が来る頃かしら?」
父「そうだな…」
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- 18 : 2014/08/02(土) 01:04:14 :
- コンコン
父「あ、来たみたいだ」
ミカサ「待って!」
父「え?」
ミカサ「…」
母「ミカサ、何処へ行くの?」
私は台所に向かった。
ミカサ「…」シャキン
そして包丁を手にする。
コンコン
またノックされた。
父「み、ミカサ…?そんな物を持ち歩いちゃ危ないだろ…?」
コンコン
ミカサ「…」
そして、扉の前に立った。
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- 19 : 2014/08/02(土) 01:04:41 :
- ガチャ
鍵のかかってない扉が開き掛かる。
その時、私は全力で扉に突進した。
床を踏み抜いていた。
ミカサ「はぁぁぁあああ!!!!!」
扉が開くと同時に私は扉の向こうの奴を刺した。
ミカサ「…」
ミカサ「…え?」
私は目を疑った。
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- 20 : 2014/08/02(土) 01:04:53 :
- グリシャ「え、エレン⁉︎」
ミカサ「…え?」
エレン「ぐふっ…」
ミカサ「あぁああぁあぁあ!!!!!」
私はエレンを刺していた。
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- 21 : 2014/08/02(土) 01:05:07 :
ミカサ「‼︎」
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- 22 : 2014/08/02(土) 01:05:29 :
- アルミン「起きたんだね。ミカサ」
ミカサ「…アルミン?」
アルミン「大丈夫?」
ミカサ「…あ!え、エレン!!」
アルミン「み、ミカサ?」
ミカサ「わ、わ、私は、ええ、エレンを…」
アルミン「落ち着いてミカサ!どうしたの?」
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- 23 : 2014/08/02(土) 01:05:47 :
- ミカサ「私はエレンを殺した…」
アルミン「えっ…?」
ミカサ「私は…エレンを…いやぁ!!!」
アルミン「落ち着いてミカサ!君はエレンを殺してない!」
ミカサ「え?」
アルミン「多分、君は夢を見ていたんだよ」
ミカサ「夢…?」
アルミン「うん。夢だ」
ミカサ「…ホッ」
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- 24 : 2014/08/02(土) 01:06:12 :
- アルミン「大丈夫?」
ミカサ「ええ。ところでエレンはどこ?」
アルミン「…え?」
ミカサ「えっ?」
アルミン「お、覚えてないの?」
ミカサ「な、何を?」
アルミン「エレンは…」
「死んだじゃないか」
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- 25 : 2014/08/02(土) 01:06:35 :
- 総統「エレン・イェーガー君」
エレン「はい」
総統「今から私、ダリス・ザックレーが君に処分を言い渡す。いいね?」
エレン「はい」
総統「君は人類が巨人に勝利するために欠かせない存在だった。君は人類の希望で有り続けた」
総統「だが、君が最後の、人類の敵である巨人であることに変わりはない」
総統「その事実はいずれ、人々の不安を掻き立てるかもしれない」
総統「よって、エレン・イェーガー君。君を死刑に処する」
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- 26 : 2014/08/02(土) 01:06:52 :
- エレン「抵抗、してもいいですか?」
総統「君に刑を下すのはリヴァイ兵士長だ。抵抗したければしても構わないと言っていた」
エレン「そうですか…」
リヴァイ「おいエレン。俺の夢を知っているか?」
エレン「ええ。知ってますよ。俺と同じ、巨人を絶滅させる事ですよね?」
リヴァイ「ああ。分かってるなら話は早い」
エレン「俺が…最後の一"体"ですもんね…」
リヴァイ「ああ」
エレン「…兵長」
リヴァイ「なんだ?」
エレン「…心から尊敬しています」ガリッ
ピカッ!!!
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- 27 : 2014/08/02(土) 01:07:16 :
- エレン「はぁ…はぁ…」
リヴァイ「断言しよう。お前が一番強い巨人だった」
エレン「そうですか…」
リヴァイ「超大型のように熱くもねぇ、鎧のように硬くもねぇ、女型のように技術もねぇ。だが、お前が一番化け物だった」
エレン「うれしく、ないですよ…」
リヴァイ「…その手足、もう再生する力もないのか?」
エレン「再生しませんね…血が止まりません」
リヴァイ「その状態でよく喋れるな。最後になんか言いたいことはあるか?」
エレン「最後に…ミカサとアルミンと話がしたかったです…」
リヴァイ「…そういうこともあろうかと一応二人を呼んである」
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- 28 : 2014/08/02(土) 01:07:39 :
- ミカサ「…」
アルミン「…」
エレン「どうして2人とも縛られてるんだ…?」
リヴァイ「抵抗したからだ。おい、猿轡を取ってやれ」
兵士1、2「「ハッ」」
ミカサ「ぷはっ…え、エレン!」
アルミン「ぷふぅ…だ、大丈夫か⁉︎エレン!」
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- 29 : 2014/08/02(土) 01:08:11 :
- エレン「大丈夫じゃねぇよ…はぁ…せっかく巨人が居なくなったのに…海、行きたかったな」
アルミン「エレン…」
ミカサ「エレン!しかっりして!」
エレン「お前もしっかりしろよ。俺が居なくなっても」
ミカサ「え、エレン…」
エレン「最後にお前らと話が出来て良かった…」
ミカサ「エレン…」
エレン「もう…限界だ…」
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- 30 : 2014/08/02(土) 01:08:31 :
- アルミン「エレン!負けるな!」
エレン「俺は負けたわけじゃねぇよ…空からハンネスさんや母さんと見てるからな…お前らは海見てこいよ…」
アルミン「エレン…」
ミカサ「いやっ…もう家族を失いたくない…」
エレン「おいおい…アルミンも家族みたいなもんだろ?それに死んでも家族は家族だ」
ミカサ「エレン…」
リヴァイ「そろそろ楽にしてやろうか?」
エレン「はい…お願いします」
リヴァイ「はぁ…やりたくねぇ仕事だな…これは…」
エレン「すみません」
リヴァイ「てめぇが謝ることじゃねぇよ」
ミカサ「え、エレン!」
エレン「なんだ…?」
ミカサ「大好き」
エレン「ははっ…俺もだ」
リヴァイ「ふんっ!」ザシュ
エレン「」
ミカサ「行ってらっしゃい、エレン」
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- 31 : 2014/08/02(土) 01:09:20 :
- ーーーーーー
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ー
ミカサ「そうだ…エレンは…」
アルミン「思い出したかい?」
ミカサ「ええ。それにしても綺麗ね」
アルミン「そうだね」
ミカサ「やっぱり、エレンとも一緒に来たかった」
アルミン「ははっ…空からきっと見てるよ。エレンもハンネスさんもカルラおばさんも」
ミカサ「ええ、そうね」
アルミン「よし、着いたね。降りようか」
ミカサ「馬車の上で寝たからだろうか?少し首が痛い」
アルミン「ははは…さぁ、ミカサ!海に入って見ようか!」
ミカサ「ええ」
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- 32 : 2014/08/02(土) 01:09:39 :
- アルミン「行くぞ〜!」
ミカサ「アルミン、はしゃぎ過ぎないで」
アルミン「エレンがいないと僕にお節介やくの?ってうわっ」ドテッバシャンッ
アルミン「うわっ、しょっぱっ⁉︎ぺっぺっ!」
ミカサ「だから言ったのに…」
アルミン「おえ〜、あ、でも本当に塩水なんだ…!」
ミカサ「塩水…」
アルミン「やっぱり海は最高だなぁ!」
ミカサ「ふふっ」
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- 33 : 2014/08/02(土) 01:10:02 :
- エレン、見ているの?
今日、アルミンと一緒に馬車で海に来た。
アルミンがとてもはしゃいでいて可愛いけど危なっかしい。
エレンにも…しょっぱい思いして欲しかった。
エレン…
エレン…
アルミン「ほら!ミカサもおいでよ!」
ミカサ「うん!」
行ってきます、エレン。
ー完ー
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- 34 : 2014/08/02(土) 01:10:26 :
- これにて終了です。
ありがとうございました!
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- 35 : 2018/05/22(火) 08:23:07 :
- さっぱりした短編で好き
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- 36 : 2018/05/22(火) 16:27:58 :
- ミカサとかwwwwwww
エレンにはヒストリアかアニがいますから残念wwww
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