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ベルトルト「サシャが好きなんだ」アニ「!?」
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- 1 : 2014/07/23(水) 16:19:57 :
- アニメ派の人は戻ろう!
アニ(ちょ、どうしよ)
アニ(なんとなく暇だったから歩いてたら衝撃的な会話を聞いてしまった!)
アニ(メンバーはベルトルト、エレン、アルミンか…)
アニ(どうしよ…気になる、けど立ち聞きってのも…)
ミーナ「あれ?アニ、何してるの?」
アニ「!!」
アニ「べ、別に。宿舎に戻るとこ」
ミーナ「それじゃあ一緒に戻ろ!」
アニ「ああ」
アニ(あああああ!!話ききたかった!)
アニ(それにしても…サシャのこと、好きなんだ…)
エレン「へー!そうなんだ」
ベルトルト「サシャが好きなんだ、このうさぎのキャラクター」
アルミン「かわいい置物だね」
エレン「でもサシャはどうせそのうさぎを食べることばかり考えてるんだろ」
アルミン「あはは!違いない」
ベルトルト(あれ?アニとミーナだ)
ベルトルト(仲がいいこができてよかったけどライナーみたいに心が壊れないか心配だな)
-
- 2 : 2014/07/23(水) 16:29:37 :
- アニ「はあ…」
ユミル「どうした?元気ないな」
アニ「別に…」
ユミル「けっ無愛想なやつだ」
アニ(だめだ…ずっと頭から離れない)
アニ(てゆーかあいつ好きな人なんていたんだ)
アニ(奥手そうだし、そもそもそういうの興味なさそうだし…)
アニ(でもエレンとかには言えちゃうんだ…)
ユミル「すげーな、アニのやつ百面相してやがる」
クリスタ「何かなやんでるのかな…?」
サシャ「あれ、みなさんもうねちゃう感じですか?」
アニ「!!!!!!」ビクッ
サシャ「あ!すみません、驚かしちゃいまして」
アニ「いや、別に」
アニ(確かに顔とスタイルはいい)
ユミル「お前また食糧庫いってたのかよ、みんな風呂はいっちまったぜ?」
サシャ「えへへへ」
アニ(問題は…性格か)
アニ(ベルトルトは明るい子がタイプなのか…)
アニ(…………………)
アニ(いや、私別にみんなとなれ合わないためにこんな無愛想キャラしてるだけで)
アニ(本当はもっと感情表にだすし!)
アニ(って…何対抗してるんだ!!!)バンバン
サシャ「な、なんかアニが枕をすごい勢いで叩いてますが…」
ユミル「そっとしといてやれ」
-
- 3 : 2014/07/23(水) 16:36:58 :
- 朝
アニ(くそ…あまり眠れなかった)
サシャ「誰か~パンを私にくれませんか?」
アニ(くそ、くそ、くそ)
サシャ「あ、アニ!!体調が悪そうな顔してますね??」
サシャ「きっと食欲もないでしょう!さあ、私にパンを」
アニ(ああ、私の悩みの諸悪の根元が…)
サシャ「無言は肯定の証ですか??」
ベルトルト「さ、サシャ!僕のをあげるよ!」
アニ「!!!」
サシャ「やったー!!大好きです、ベルトルト!!」
アニ(そ、そんな…自分からパンを!?)
アニ(これは…好感度upということ…?)
ライナー「おい、いいのかよ」
ベルトルト「うん…みてられなくて」
-
- 4 : 2014/07/23(水) 16:47:16 :
- 対人訓練
アニ(嘘でしょ!?ベルトルトとサシャが組んでる…)
ベルトルト(まさかサシャと組むことになるとは…)
サシャ「ベルトルト!明日の朝のパアンをかけて勝負しましょう!」
ライナー「はは!完全にカモにされたな」
エレン「おいアニ!よそ見すんなって!」
エレン「そして俺のすねを微妙な強さで蹴り続けるのやめろ!」
アニ(どうしてどうしてどうしてどうして…)ゲシッゲシッ
ベルトルト(やだなあ…あんまり女子とやりたくないのに…)
サシャ「では行きますよ!」
ベルトルト(適当に負けないようにながそう…)
サシャ「そうですねぇ…夜はアニにでももらいましょう♪」
ベルトルト「!!!」
ベルトルト(それはだめだ!!)
サシャ「!!!うわ!!」
ユミル「おーすげー!ベルトルさん大胆だ!」
クリスタ「わわわ…あんなに密着して覆い被さってるよ」
アニ「………!!!」
アニ(な、何アレ何アレ何アレ!?)
アニ(ベルトルトのやつこんなに大胆に!!)
エレン「よし、もらったー!!」
アニ(許すまじ!!!)ガッ
エレン「うわぁ!いつもよりいてぇ!!」
-
- 5 : 2014/07/23(水) 16:59:28 :
- サシャ「いたた…」
ベルトルト「さ、サシャごめん!!」
サシャ「まさかここまで強いとは…」
サシャ「にしても、アニと聞いて随分焦ってましたね…」ニタ
ベルトルト「!!!」
ベルトルト「朝食のパン…一週間半分でどう?」
サシャ「…………」
ベルトルト「…1ヶ月」
サシャ「わかりました!約束ですよ!」
ベルトルト「そっちも誰にもいわないように」
サシャ「はい、当然です!じゃあ指切りしましょう」
アニ(!!指切りって…)
エレン「痛い痛い!!背中ふむなよ!」
アニ(2人は…あんなにも仲良く…)
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- 6 : 2014/07/23(水) 19:41:05 :
- サシャが好きなベルトルトかー
と思って開いたらまさかの展開…!
期待です!
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- 7 : 2014/07/24(木) 05:26:28 :
- 宿舎
アニ(ああああああああ)
ミカサ「!!」ビクッ
ミーナ「昨日からずっとあの調子なの…」
アニ(あの2人…もうできてたのかよ…)
アニ「!!!」ビクッ
ミカサ「!!!」ビクッ
アニ(サシャのベットの上にある置物って…)
アニ(この間ベルトルトがもってたうさぎの置物じゃないか!)
アニ(あんな不細工な置物かぶるわけがないだろ!)←かぶりました
アニ(2人で一緒におそろいとかいって買ったんだ!!)←偶然かぶりました
クリスタ「ひっ…アニすごく一点をみて睨んでる」
ユミル「あの変な置物でもみてんのか?」
アニ(はあ…明日は折角の休暇なのに休まる気がしないよ)
サシャ「こんばんわー!」
アニ「!!」
ユミル「サシャお前またかよ…」
サシャ「!!」
サシャ「い、いえ!あ~そういえば、明日休暇ですね!」
サシャ「どのように過ごしましょうか~」
アニ(も、もしかして…こいつベルトルトと過ごす気なんじゃないか!?)
アニ(恋人だからといって…それはなんか…)
アニ「サシャ…その、一緒に過ごさない?」
サシャ「え!?私とですか!?」
アニ「ああ、街にいこうと思ってね」
サシャ(なるほど…ベルトルトとアニのことが気になりますし…)
サシャ(これでベルトルトの弱みをさらに握ってパンを貰いまくりましょう!)
サシャ「いいですよ!」
ユミル「どういう風の吹き回しだよ…」
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- 8 : 2014/07/24(木) 05:32:15 :
- 休暇
サシャ「アニー!いきますよ♪」
アニ「ああ」
ベルトルト「あれ、2人ともどこかいくの?」
アニ・サシャ「!!!」
アニ「なに?なんか問題が?」
ベルトルト「いや、別に」
アニ(歯切れが悪いね…)
アニ(それになんかサシャの方すっごく見てる!)
ベルトルト(余計なこというんじゃないぞ…)
サシャ(ひっ…と、当然です!)
アニ(それにサシャもベルトルトに話しかけられて焦ってた)
アニ(もしかして2人は既に約束を…?)
ベルトルト「なんていうか…めずらしい組み合わせだと思って」
ベルトルト「楽しんでね」
アニ(いってしまった…)
アニ(まあ…なんていうか、邪魔できてよかった)
アニ(……よかったって何を?)
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- 9 : 2014/07/24(木) 05:40:19 :
- 街
サシャ「いい香りがたくさんしますね!肉とか!肉とか!」
アニ「ほんとそればっかりだね」
サシャ(ふふふ、ベルトルトには口止めされましたが、少しくらいいいでしょう!)
サシャ「アニは好きな人とか気になる人っていないんですか?」
アニ「!!!」
アニ「な、何?いきなり」
アニ(な、なんか探られてる!?)
アニ「そういうあんたは…?」
サシャ(な、質問を質問で返すとは…!!)
サシャ(これは何かを隠したい証拠!!)
サシャ(なら、こちらから仕掛けてみましょうか!)
サシャ「ベルトルトなんかはパンをくれるんで好きですかね~」チラ
アニ「は…!?」
アニ(な、何!?パン目当てだというの!?)
アニ(それにこっちをチラチラみてる)
アニ(もしかして…私たちの夜の報告会がばれてたりしてる!?)
アニ「それは、恋愛的な意味で?」
サシャ「ふふふ、どうでしょうか」
サシャ(なるほど…興味はもっているようです)
アニ(はぐらかすとは…!!)
アニ(この話これ以上続いたらつらいね…)
アニ「サシャ、何かたべない?おごるから」
サシャ「や、やった!!!」
アニ(はあ…なんか、今まで憶測だったことが真実だとわかって残念な気持ち)
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- 10 : 2014/07/24(木) 05:48:20 :
- 次の日の朝
サシャ「パン♪パン♪」
アニ(ベルトルトのパンの半分が…)
アニ(もしかして、ベルトルトはパンをあげるかわりに付き合ってもらってるとか!?)
アニ(サシャはこれからベルトルトと食べるのだろうか?)
アニ(…………)
アニ「サシャ、一緒にご飯たべない?」
サシャ「え、いいですよ!」
ライナー「サシャと食べるとか…あいつは勇者か?」
ベルトルト「……………」
アニ(ベルトルトがこっちを見てる!!)
アニ(奪われたとか思ってんのかね…)
アニ(てゆーかなんなんだ私、こんなに必死になって)
アニ(これはあれだ、そう、サシャが本当にベルトルトを心から好きとは限らないし)
アニ(だから、ね?)
アニ(同郷にちゃんとした恋愛をしてもらおうっていうことさ)
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- 11 : 2014/07/24(木) 05:58:02 :
- 訓練終わり時
ベルトルト「ねえ、アニ」
アニ「!!」
アニ「なに…?」
ベルトルト「いや、最近元気なさそうだから…」
アニ(あんたたちのせいでね!)
アニ(にしても…心配してくれてんのかね)
ベルトルト「最近、サシャと仲いいね」
アニ(え…何!?いきなり!?)
ベルトルト(アニが進んで誰かと一緒にいるなんて)
ベルトルト(アニもライナー化しないか心配だ)
アニ「あんたには関係ないでしょ…」
ベルトルト「いや、あるさ」
アニ「!!!」
ベルトルト「だって…アニが心ぱ…ってアニどこいくんだ!?」
アニ「だれかに見られたら困るでしょ?」
アニ(特にサシャとか)
アニ(まったく、どうしてこんな思いしないといけないんだ)
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- 12 : 2014/07/24(木) 06:09:05 :
- 宿舎
ミーナ「アニ、大丈夫?」
アニ「何が?」
ミーナ「最近だれからみても元気ないよ?」
アニ(そんなに落ち込んでたのか…)
アニ(こんなに人のことをずっと考えてるなんて初めてだ)
ユミル「なんだなんだ、アニちゃんは恋でもしちゃったか?ニヒヒ」
クリスタ「もうユミルからかっちゃだめだよ!」
アニ「!!!」ビクッ
ユミル・クリスタ「えっ」
ユミル(まじかよ…)
ユミル(めっちゃおもしろそう!)
ユミル「で、誰だよエレンか?」
ミカサ「!!」
アニ「そんなわけないだろ、第一好きな人なんていない」
ユミル「いやいや今の反応みていないことはないだろ」
アニ「第一、恋って感じじゃないし」
ユミル「なんだよなんだよ~自分の感情に気づいてないとかそんなオチか?」
クリスタ「なんか…素敵」
アニ(まさか…ほんとにそうなの?)
アニ(自分でも気づかないうちに…)
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- 13 : 2014/07/24(木) 06:23:16 :
- 訓練終わり時
アニ「ねえ、ライナー」
ライナー「お、めずらしいな、お前から話しかけてくるなんて」
アニ「…今は戦士?兵士?」
ライナー「安心しろ、戦士だ」
アニ「なんかさ、ベルトルトに好きな人がいるって噂きいたんだけどあんた知らない?」
ライナー「ブフォ!!」
ライナー「へえ…どうしてそんなこと俺に?」
アニ「あんたなら知ってんのかなって…いろいろ」
ライナー「どうした?ベルトルトのこと気になるのか?」
アニ「い、いや…別にそんなのじゃ…」
ライナー(へえ…これはおもしろいかもしれないな)
ライナー「じゃあ直接本人にきいてみろよ」
アニ「は!?何言ってんのあんた!?」
ライナー「じゃあ今日の夜いつもの場所にくるように言っておく」
ライナー「安心しろ、俺はいかないから」
ライナー(嘘だけどな)
アニ(そうだ…まだ本人の口から直接きいたわけじゃない!!)
アニ(好きってことはきいたけど!勘違いかもしれないしね!)
アニ(面と向かって話してやろうじゃないか…)
アニ「ありがとう、ライナー」
ライナー「ああ、いつでも頼ってくれ」
-
- 14 : 2014/07/24(木) 20:13:26 :
- 夜
ベルトルト「急に呼び出してどうしたの?」
アニ「いや、あんたに好きな人がいるって聞いて驚いてね」
ベルトルト「え!?誰から聞いたの!?」
アニ「ライナーさ」
ベルトルト(な、何をいってるんだ!?)
アニ「…サシャとか?」
ベルトルト「は!?サシャはないない」
アニ(え…?)
ベルトルト「むしろもう一生関わりたくないレベルだよ…」
アニ(いやそれはいいすぎでしょ!!)
アニ(でも…違うんだ。私が聞いたのは何かの間違いだったのか!!)
アニ(それじゃあ…だれ?)
アニ(ライナーは確かに好きな人いるっていってたし…)
アニ「勘違いしてたみたい、それじゃあだれ?」
ベルトルト(すごい聞いてくる…)
ベルトルト「逆にきくけど…アニにはいるの?好きな人」
アニ「!!」
ベルトルト(き、聞いてしまったぁぁああ!!)
ベルトルト(これでいるとか聞いたら僕立ち直れないかも!!)
アニ「い、いる」
ベルトルト「!!!」
-
- 15 : 2014/07/24(木) 20:22:56 :
- ベルトルト(そ、そんな…まさかいるとは)
ベルトルト(知りたくないけど…きになる)
ベルトルト「だ、誰?」
アニ「いやあんたのからいってよ」
アニ・ベルトルト「…………」
アニ「あれだ、ヒントを出し合ってみないかい?」
ベルトルト「そうだね」
ベルトルト「じゃあまず…身長は大きい?小さい?」
アニ「それ、あんたよりってこと?」
アニ「あんたより大きいのなんていないでしょ」
ベルトルト「うん、平均的な意味で」
アニ「あんたも平均的な意味で答えてね」
ベルトルト「ああ、アニより小さい人なんて限られるしね」
ベルトルト「ちょ、いたいいたい!蹴らないで!」
アニ「とにかく…平均からみて高いよ」
ベルトルト(なるほど…これでコニーとアルミンはないな)
ベルトルト(それじゃあ考えられるのは、エレン、ジャン、マルコ、ライナーとかかな)
ベルトルト(モブだったらどうしよ…)
ベルトルト(てゆーかこれエレンじゃないか?)
ベルトルト(アニが関わる男子なんてエレンかライナーくらいだろ)
アニ「さあ次はあんたの番ね」
ベルトルト「平均からみて…小さいね」
アニ(ん…これほとんど候補からなくなるな…)
アニ(小さいといったら…クリスタか!!)
アニ(確かにクリスタなら…もてもてだし…)
-
- 16 : 2014/07/24(木) 20:27:46 :
- アニ「じゃあ、私から質問するよ」
アニ「…髪の色は?」
アニ(これでクリスタかどうか確認してやろうじゃないか…)
ベルトルト「金髪だね」
アニ「黒髪だよ」
ベルトルト・アニ「………」
ベルトルト(やっぱエレンじゃねぇかぁぁあああ!!)
アニ(やっぱクリスタじゃねぇかぁぁあああ!!)
ベルトルト(マルコは…失礼だけどないでしょ!)
ベルトルト(てことはやっぱエレンか)
アニ(まあクリスタなら納得…て何いってんだ!)
アニ「…わかった気がする」
ベルトルト「僕も…」
アニ「それじゃあせーのでお互いのを当てようか」
アニ「せーの…」
ベルトルト「エレンだろ?」
アニ「クリスタでしょ?」
-
- 17 : 2014/07/24(木) 20:34:20 :
- ベルトルト「は!?」
アニ「え!?」
ベルトルト「いやいやクリスタって!!」
ベルトルト「ライナーじゃあるまいし!確かにかわいいけど!」
アニ「こっちこそエレンって何!?」
アニ「そんなこと思ったりしたらミカサに何されるかわからないよ!」
ベルトルト(そんな…エレンじゃないだと!?)
ベルトルト「じゃあマルコか!?マルコなのか!?」
アニ「はあ!?マルコはいいやつだとは思うけど恋愛対象にないさ!」
ベルトルト(じゃあ…誰だ?)
アニ(じゃあ…誰?)
ベルトルト(身長が高くて黒髪??)
アニ(身長が小さくて金髪??)
ベルトルト・アニ(そんなのあと自分くらいしか…)
ベルトルト・アニ(………………………)
ベルトルト・アニ「え?」
-
- 18 : 2014/07/24(木) 20:46:56 :
- ベルトルト「もしかして…僕?」
アニ「もしかして…私?」
ベルトルト「う、うん」
アニ「そ、そうなるね」
ベルトルト・アニ「………………」
ベルトルト・アニ「ぷ……」
ベルトルト「なんていうか、回りくどいことしたな…」
ベルトルト「こんなに悩んだのに」
アニ「よくいうよ…こっちの方が悩んだ時間が長い」
ベルトルト「ああ…もっとカッコ良くいいたかった…」
アニ「私も…こんな告白の仕方とか」
ベルトルト「まあ…僕たちらしいね」
アニ「そうだね」
ベルトルト「なんで最初サシャとかいったの?」
アニ「あんたがエレンにサシャが好きっていう会話が聞こえてきたから…」
ベルトルト「え!?そんなのいつ!?」
アニ「なんかうさぎの置物もちながらいってたじゃないか!」
ベルトルト「ああ…あれか」
ベルトルト「あの人形をサシャが好きって話で…」
アニ「は…?あんなブサイクなやつを?」
ベルトルト「し、失礼な!かわいいじゃないか!」
アニ「あんたのセンスを疑うよ…」
アニ「やけにサシャに絡んでたのは?パンあげたり格闘訓練一緒に組んだり…」
ベルトルト「あ、あれはその…」
ベルトルト「アニがパンをとられそうだったから…とっさに口がすべって…」
アニ「え……」
アニ(ま、まったく!…優しいんだから)
ベルトルト「格闘訓練の時は…サシャにアニが好きっていうことがばれて…」
ベルトルト「…だまらせるために」
アニ「ああ、パンを毎日あげてたのはそのせいか」
アニ(まったくサシャめ…今度の訓練一緒にくんでやろう)
-
- 19 : 2014/07/24(木) 21:01:29 :
- ベルトルト「ねえ、アニ」
ベルトルト「どうして僕なの?」
アニ「は?」
ベルトルト「僕にいいところがまったく感じられない」
アニ「何いってるんだい?」
ベルトルト「消極的だし…特に個性もないし」
アニ「私も最初っていうか…ここ最近まで全然そういう対象としてみられなかったけど」
アニ「なんだろ、意識したとたんあんたが好きだったんだってわかったんだよ」
アニ「確かに弱虫だしでかいしむかつくけど…」
アニ「その、優しいし、芯はしっかりしてるし…」
ベルトルト「あ、ありがと」
アニ・ベルトルト「……………」
アニ「私だけいうなんて卑怯だよ」
アニ「あんたもいいな、わ、私の好きなとこ」
ベルトルト「全部」
アニ「へ?!卑怯だよ!」
ベルトルト「照れ屋なとこ、怖いとこ、クールキャラを時々隠せてないとこ、」
ベルトルト「優しいとこ、かわいいとこ、そして小さいことも併せて全部…っていたいいたい!」
アニ「暴言の方が多いじゃないか!!」ゲシッ
ベルトルト「とかいいつつにやけてるよ!?」
アニ「うるさいうるさい!」ゲシッ
-
- 20 : 2014/07/24(木) 21:13:58 :
- アニ「ふう…これからどうする?」
ベルトルト「やっと終わった…」
アニ「お互い好きってわかったけど、私たち一緒にいたらだめじゃん」
ベルトルト「………つらいな」
アニ「一緒にいたい…」
ベルトルト「僕も」
ライナー「いいんじゃないか?」
ベルトルト・アニ「!!!」
ベルトルト「絶対聞いてると思ってたけど…」
アニ「いいって…そんな簡単な問題じゃ」
ライナー「お前等は一目惚れってことで…確かに同郷ってばれたらまずいが」
ライナー「むしろこんな訓練兵入って1年以上たって付き合うって流石に同郷だと思われないだろ」
ライナー「もし、どちらか一人がバレて捕まったりしたら思いっきりなけ」
ライナー「そして『巨人だったなんて…でもあの人を完全に恨めない!!』とかいったら同情くらいかえるさ」
ベルトルト「…いいの?」
ライナー「アニもいつも一人じゃ寂しいだろ?」
アニ「…できるのなら」
ライナー「よし、明日朝食の時にバラしてしまえ」
ライナー「そしたらハンナとフランツみたいに四六時中ベタベタできるさ」
ベルトルト「いや流石にあそこまではちょっと…」
アニ「まあなんかいろいろ解決した感じだし今日はもう戻ろうか」
アニ「どうせ明日から一緒にいられるんだし」
ライナー「そうだな」
-
- 21 : 2014/07/24(木) 21:20:53 :
ベルトルト「そうだアニ、」
アニ「ん?」
ベルトルト「ちゃんと言葉に出していなかった」
ベルトルト「好きだよ」
アニ「は…///」
アニ「ちょ、ライナー真正面にいる前で!」
ライナー「な、なんで俺をけるんだ!?」
ライナー「それよりお前等なんだよあのやりとり!」
ライナー「もっと序盤できづけよ!」
アニ「盗み聞きとか最低」
ライナー「俺はお前等の兄貴として…」
ベルトルト「どうも、非リアの兄貴」
ライナー「ちくしょー!いいや!クリスタと絶対つきあう!」
アニ「クリスタは細身の金髪の白馬の王子様がすきだってさ」
ベルトルト「はは、無理だ」
ライナー「くそ!!俺はもういく!」
アニ「ふう…あ、私からも」
アニ「好きだよ、ベルトルト」
アニ「ちょ、ちょっと!壁に頭うちつけるのやめて!」
-
- 22 : 2014/07/24(木) 21:33:53 :
- 宿舎
アニ「♪」
ミカサ「…アニがうれしそう」
ユミル「まったく…今までのはなんだったんだ」
ミーナ「アニ、何かあったの?」
アニ「まあ、明日になればわかるよ」
サシャ「パン♪明日もパン♪」
アニ(サシャめ…明日からもうパンはないからね)
クリスタ「アニ笑ってる…」
ユミル「まったく…明日なにがあるんだ」
アニ(ああ、明日から私の人生はおおきくかわる)
アニ(ジャンとかユミルなんかは絶対バカにしてくる)
アニ(超身長差カップルとかいって…)
アニ(ミーナとハンナとクリスタなんかは沢山質問してくるだろうな)
アニ(私達の未来は絶対に幸せではないことはわかってる)
アニ(だけど…だけど、ここにいる間は…)
アニ(あいつと、人生を楽しもうじゃないか)ニコ
おしまい
-
- 23 : 2014/07/24(木) 21:34:50 :
- 終わりです!
読んで下さった方ありがとうございました!
-
- 24 : 2014/07/24(木) 22:16:29 :
- とっても可愛いらしいベルアニでした
お疲れ様です!!
-
- 25 : 2014/07/25(金) 12:29:21 :
- 乙!
とてもよかった
-
- 26 : 2014/07/26(土) 06:50:53 :
- 久しぶりに見たが、良スレだった。乙
-
- 27 : 2014/07/27(日) 10:52:51 :
- お疲れ様です!
もう2レス目からニヤニヤしちゃいました(笑)
アニ可愛いよぉ…
-
- 28 : 2014/07/27(日) 11:33:21 :
- できたらアニとサシャの後日談も書いて下さい!
-
- 29 : 2014/07/27(日) 11:35:06 :
- セックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックス
-
- 30 : 2014/07/27(日) 12:25:40 :
- ちょっwwww
-
- 31 : 2014/07/27(日) 18:49:41 :
- じゃあ後日談を二つほど!
セ●クス描写は書けないんで無理です!
-
- 32 : 2014/07/27(日) 18:56:52 :
- ありがとうございます!
-
- 33 : 2014/07/27(日) 19:17:09 :
- 寄宿舎
サシャ「ううううパァァアアン…」
アニ「うるさいね」
アニ「私はさっきまでユミルにからかわれミーナ達に尋問されつづけてたんだから休ませな」
ユミル「お?まだ聞いてもいいんだぜ?」
アニ「……………」
ユミル「睨むな、睨むな」
サシャ「うう…だって1ヶ月のパァンが」
アニ「それよりあの変なうさぎの置物ほんとなんなの?」
サシャ「ああ、あれは…昔食べるために餌を沢山あげ続けたペットのうさぎに似てたので」
ユミル「それペットっていわねーよな?」
サシャ「偶然ベルトルトが買ってるとこをみて私も買っちゃいました!」
サシャ「ん!そういえば私、アニのベルトルトの恋のキューピットなんじゃないですか?」
アニ「は?」
サシャ「だってアニは私がベルトルトを好きと勘違いしてから気になりだしたんですよね?」
ユミル「てかサシャが恋愛とかあるわけねーだろ」
サシャ「む!失礼ですよ!」
サシャ「最近ベルユミからベルアニに取って代わられてるくせに!」
ユミル「あ!?んだてめー!!」
ユミル「アニ!こいつのせいでお前は振り回されたんだろ?」
ユミル「なんか罰あたえてもいいんじゃねーか?」
サシャ「そんな!!」
アニ「そうだね~」
サシャ「な!?」
アニ「また街にいくの付き合ってくれない?」
サシャ「へ…?」
アニ「別に。ただあのウサギのシリーズ買いに行くついでにいろいろ回ろうってだけ」
アニ「あ、あんたいないとそのウサギどこにあるかわからないし」
サシャ「はい!喜んで!」
ユミル「け!」
-
- 34 : 2014/07/27(日) 19:26:16 :
- 倉庫
アニ「エレンが好きなんだ」
ベルトルト「!?」
アニ「…ミカサがね♪」
アニ「ジャンが好きなんだ」
ベルトルト「!?」
アニ「…ミカサをね♪」
アニ「アルミンが好きなんだ」
ベルトルト「!?」
アニ「このペン。書く度に芯が回って常に細く字が書けるらしいよ」
アニ「ライナーが好きなんだ」
ベルトルト「!?」
アニ「…あんたを」
ベルトルト「それは冗談でもやめて」
アニ「マルコが好きなんだ」
ベルトルト「!?」
アニ「…ユミルのことを」
ベルトルト「それは詳しくお聞かせいただきたい」
アニ「コニーが好きなんだ」
ベルトルト「!?」
アニ「この何気ない日々を…」
ベルトルト「ああ…うん…」
アニ「ベルトルトが好きなんだ」
ベルトルト「!?」
アニ「…私がね」
アニ「ちょっと!だから壁に頭うちつけるのやめなって!」
-
- 35 : 2014/07/27(日) 19:26:51 :
- 後日談以上です!
見てくれた方、コメントくださった方ありがとうございました!
-
- 36 : 2014/07/27(日) 19:36:33 :
- 面白かったです
-
- 37 : 2014/07/27(日) 20:19:09 :
- 顔ニヤニヤしながら見ていました
-
- 38 : 2018/05/10(木) 15:24:16 :
- ベルトルト、壁に頭打ち付けるのって照れてるの?
-
- 39 : 2018/05/19(土) 01:09:25 :
- え...べるたんヤバい
ベルアニか、うん 好き
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