ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

苗木 「僕が正義の味方? それは違うよ!」

    • Good
    • 8

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2014/07/22(火) 23:46:59
    ssを書くのが初めての未熟者です。
    見てくださる方々は、暖かい目で見てくださると幸いです。

    それではやって行きます

    キャラ崩壊注意

    その他もろもろ注意です

    明日あたりやって行こうと思います。
  2. 2 : : 2014/07/23(水) 00:39:45
    プロローグ 〜正義の味方?〜

    ○○県○○市○○町

    この街は、治安が悪かったある男が現れるまで

    夜、その街をスーツを着た男は歩いていた。180cmはあるだろう、そして体格は人の倍以上ある。ラグビーでもやっているのだろうか?しかし、その男の顔は見ることが出来ない、 ピエロのお面を被っていたから


    一人の女性が車の中に押し込まれている

    「おじょ〜さん俺たちと一緒にいい事しようぜぇ〜」
    「さすが先輩やることがぱネェすっね」
    ヘッヘッヘッへ〜
    愉快な笑い声が聞こえる

    「やめなよ」
    低い声が彼らの耳に入る
    彼らは振り向く そして目を丸くする
    なぜならピエロの仮面をつけた男が立っていたから

    「なんだテメェは、ぶっ殺されたくなかったらどっか行きな!イかれ野郎!」
    先輩と呼ばれているのが叫ぶ

    バキィ ゴシャァ

    叫んだ男が地面に倒れる
    「ヒャッヒャッヒッヒッハッハ〜」
    ピエロが笑い出す
    「ハァ〜面白い!誰をぶっ殺すんだい?
    そこのお嬢さんかい? それとも俺か?
    どっちなんだよ〜? オイ起きろよ 起きろ〜よ〜 オイお兄さん達なんでこの鼻ピアス起きねぇんだ?」
    ピエロが楽しそうに言う
    「イかれてやがる逃げるぞ」
    男達は逃げ出した
    「フゥーン?何か悪いことしたかな?」
    襲われた女性が口を開く
    「あのっ!アリガトウございましたっ!
    あな「速く警察を呼んでくれるかな お嬢さん?」
    ピエロが言葉を遮る
    「ヒッ でもケータイ壊されちゃて」

    「じゃあ、歩いて呼んで来てくれ、お嬢さん、また 襲われるかもね!ヒッヒッヒッ」
    女性は頷く
    「それじゃあ、気を付けるんだね」

    警察が来たころには、ピエロはいなくなり、
    半殺しにされた鼻ピアスの男が車の上で寝ていたのである。 隣には
    『あんたらが、遅いから先に成敗しておいたよ いつもご苦労様です。』
    と血文字が残っていた。
  3. 3 : : 2014/07/23(水) 01:35:36
    「誠〜朝よ〜起きなさい〜」

    苗木「は〜い、今起きるよ」
    かなり眠そうな目をこすりながら食卓に向かう

    苗木妹「いつ見ても大きいよね、同じ家族なのになんでそうなるの?そういえばラグビーやりたいんでしょ?ママから聞いたよ!」

    苗木「たくさん食べるからね ラグビーじゃないアメフトだよ」

    苗木母「似たようなものよ」

    微笑ましい光景である

    苗木父「なぁニュース見たか?」

    苗木妹「いきなりすぎるよパパ」

    苗木「で、どうしたの?」

    苗木父「見ればわかるよ」




    『おととい、ピエロの仮面をした男が誘拐されそうになった女性を救いました。
    しかし、ピエロの男は、主犯である男性に過剰な暴行を行い、血文字でメッセージを残し立ち去りました。』

    苗木「全く物騒な世の中だね」

    苗木妹「いい人なんだか、悪人なんだかわからないね」

    苗木「それじゃあ、僕は学校の準備をしないと」





    苗木「ニュースになるの速いよ!さすが警察ゥ!」
    と狂った顔で独り言を呟いた

    〜苗木誠〜
    身長 180 握力 65kg
    体重 85 100m走 13秒
    体脂肪率 5%


    それからも、ピエロは街の悪党達を成敗し続けた

    警察は、ピエロを捕まえようとした。なぜなら、犯罪者ともいえど 暴行を加えたり殺したりするのはダメなのである。

    ピエロは、おおよそ毎日、夜の街に現れ続けた 徐々に成敗の仕方がエグくなって行ったのは、言うまでもない

    皮肉にも、街の治安は良くなって行った

    ピエロは、街の人々からこう呼ばれるようになった

    「壊れたヒーロー」又は「壊れたピエロ」





    苗木母 「誠、これ見るのよ!」

    苗木「僕に手紙?

    あなたを超高校級の幸運として希望ヶ峰学園への入学を許可します

    なんか、すごいことなんだね!」




    ※更新は遅いです。亀のように遅いです。
  4. 4 : : 2014/07/24(木) 00:50:06
    でかい…
  5. 5 : : 2014/07/24(木) 00:50:59
    今日は入学式にはふさわしい良い天気だ。

    苗木「優秀な人の中で暮らすなんて、緊張して来たよ… 嫌だなぁ。」

    苗木父「ラッキーだと考えるべきだぞ!
    それじゃあ行って来い!」

    苗木(俺がピエロだってことが、ばれてるわけねぇよな…)

    苗木「うん、いってくるよ!」

    苗木(仕事道具は持ってるよな?)

    バックの中を確認する

    良い天気の中、校門に向かう
    校門に足を踏み入れた途端、目眩がした。思わず、辺りを見回す。

    苗木(まさか、俺の正体がバレた?家族でさえ知らないのに?敵襲?俺をおびき出すための罠?それとも………………

    彼は意識を手放した
  6. 6 : : 2014/07/24(木) 01:07:56
    目が覚めると、知らない教室にいた。
    窓には鉄板が取り付けられている

    苗木(ここが、俺を収容する場所か?な訳無いよな )

    苗木(鉄板で窓が固定されている?内側からか?)

    苗木(とりあえず、仲間でも探すか)

    ペシャ

    苗木「なんか踏んだぞ?」
    どうやら入学案内書のようだ

    苗木(クソ汚ねぇ字だな、犯罪者なら半殺しにして……いや、一時間かけて殺そう)

    彼は、なんとなく玄関ホールに行くことにした。
  7. 7 : : 2014/07/24(木) 01:25:45
    玄関ホールに着くと軍服のようなものを着た男に声をかけられた

    石丸「遅かったじゃないか!みんなもう来てるぞ!」
    元気の良い声で言われる

    苗木「すいません!」

    苗木(この歓迎の仕方はヒデェな)

    ピンポンパンポ〜ン
    中学のとき聞いた音が聞こえる

    『 新入生のオマエラ
    体育館に集まってください
    入学式を行ってやります!』

    石丸「行こうじゃないか!さぁ速く!」

    暑苦しい男に押され体育館に行くことになった

    廊下を歩きながら暑苦しい男に声をかける

    苗木「僕は、苗木誠 君は?」

    石丸「石丸清多夏だ!よろしく頼む!」

    苗木「こちらこそよろしく」

    その後、無言で歩いているうちに体育館についた。
  8. 8 : : 2014/07/24(木) 01:57:50
    体育館に着くと喋るクマがいた。
    もう一度言おう喋るクマがいた。

    苗木(薬でも盛られたのか?俺は?)

    苗木を除く全員がこの事実にどよめいていた。

    クマが喋り出す

    『僕の名前は、モノクマ この学園の学園長だよ!』

    苗木(センスのねぇ、クマだな どんな神経してたらあんなセン「私たちをここに閉じ込めた目的はなんなの?」

    苗木の思考が銀髪の女によって遮られる

    モノクマ「オマエラには、ココで一生暮らしてもらいます!大丈夫!不自由はさせないから!」

    「ハァ、マジふざけんなよ」

    チャラ男が抗議する

    モノクマ「ですが!もし外に出たいのなら……… 誰かを殺せば外に出ることができます!」

    苗木(フゥ〜〜〜 クレイジー!)

    「どういうことだよ!」
    「ふざけんじゃないわよ!」
    苗木(俺も、驚いたフリしとこう)
    「何かのイベントだべ!」
    「嘘……」

    「テメェ、舐めてんのかよ!」

    リーゼントの男がモノクマを締め上げる

    モノクマ「学園長への暴力は禁止されているよ!」

    というセリフを残しモノクマの動きが止まった。変わりに安ぽっい電子音が鳴る

    「危ない投げて!!」
    銀髪の女が言う

    「え!あぁわかった!」
    リーゼントの男が投げた後

    モノクマが爆発した

    「すまねぇ 助かった」

    煙の中からもう一体モノクマが出て来たのである

    モノクマ「今のは、初めてだから許してあげるけど、次はオシオキだからね!
    ただじゃ済まないよ!」

    全員が驚いた

    そのあと、モノクマは電子手帳(校則とか書いてあるらしい)を渡した。

    最後に「楽しい殺し合いを!」と言い残して




    黒幕は知らない、自分よりヤバイ男をこの学園に招き入れたことを
    黒幕は知らない、そいつが『壊れたピエロ』であることを
  9. 9 : : 2014/07/24(木) 02:15:04
    モノクマが去った後、石丸が

    「とりあえず、全員で食堂で自己紹介をしよう!」

    と言った。

    数十分後

    全員が食堂に集まった

    苗木(個性的なメンツが多いな、 ン……
    知ってる顔が二人いるなぁ)

    苗木( まず、あそこのメガネだなぁ
    名前は…確か十神だったなぁ
    あの野郎は、俺がゲットした、警察の中の協力者を刑務所にぶち込んだなぁ
    〜警察官の中にも彼の思想?に賛成する人もいるのである〜
    俺のこと探してるしィ 始末しときたいなぁ

    次は、あいつか ジェノサイダー翔だったか あいつが唯一、俺の正体知ってんだったなぁ あいつとは、殺しあった仲だからなぁ、そん時 マスクがはずれてばれたんだよなぁ。あいつも始末しときたいところだが、強いからなぁ 手間がかかる……)


    そうこう考えてるうちに自己紹介が始まった
  10. 10 : : 2014/07/24(木) 12:16:06
    苗木はジェノサイダーの隣に座ることにした。

    苗木(久しぶりだな ジェノサイダーさん?いや、二重人格だったから、今は、腐川冬子だったかな?)
    苗木は周りに聞こえないような声で

    腐川(いきなりなんなのよあんた… バカにしに来たの?あっ……もしかしてあのイかれピエロ?ジェノサイダーから聞いたわよ?)
    腐川も周りに聞こえないような声で答える

    苗木(ビンゴ!頼みがある)

    腐川(なによ?)

    苗木(ジェノサイダーにいったん休戦だって伝えといてくれ)

    腐川(あんたら殺しあったらしいからね
    わかったわ
    私の正体バラすんじゃないわよ?)

    苗木(お前もな、まぁ お互いヘマして正体バラさないようにしようや)

    腐川(ハイハイ、アッ…あんたのせいで何人か自己紹介聞き逃したじゃない)

    苗木(ンー、俺は聞いてたぜぇ?)




  11. 11 : : 2014/07/24(木) 13:00:41
    苗木(全員の自己紹介を整理するか

    1.舞園さやか 超高校級のアイドル
    どっかで会った気が……

    2,霧切響子 超高校級の……言わなかったな

    3.大神さくら 超高校級の格闘家
    女だったのか!

    4.朝日奈葵 超高校級のスイマー

    5.セレスティア・ルーンベルグ
    超高校級のギャンブラー
    偽名だな

    6.桑田怜恩 超高校級の野球選手

    7.石丸清多夏 超高校級の風紀委員

    8.江ノ島盾子 超高校級のギャル
    ンー、人殺しの匂いがするぜぇ

    9.葉隠康比呂 超高校級の占い師
    三割で当たるってすげぇな

    10.大和田紋土 超高校級の暴走族

    11.十神白夜 超高校級の御曹司

    12.腐川冬子 超高校級の文学少女
    もといジェノサイダー翔

    13.山田一二三 超高校級の同人作家

    14.不二咲千尋 超高校級のプログラマー

    こいつらと一緒に過ごすのかぁ

    このまま、殺すのも黒幕の思い通りになってムカつくしなぁ
    いっそ、黒幕じっくりいたぶって殺すかぁ 犯罪者だし 閉じ込められたことで結構ムカついてるしなぁ!)
    「最後は、お前だぞ」

    チャラ男いや、桑田に思考が遮られる。



  12. 12 : : 2014/07/24(木) 13:41:00
    そして彼の自己紹介が始まる

    苗木「僕の名前は苗木誠
    一応 超高校級の幸運で入学したんだ
    それ以外は、平凡な高校生だよ」

    「でけぇなぁ」という声が聞こえた気がするが彼は気にしない

    石丸「これで全員、自己紹介を終えたな
    じゃあ 親睦を深めるべく雑談でもしようではないか?」

    十神「フン、下らんな 俺は帰るぞ」

    大和田「おい、待てよ十神!」

    石丸「男には、一人になりたい時もあるんだろう そっとしておいてやろうではないか」

    大和田「あぁ……」

    男という単語が出たからだろうか、大和田は腑に落ちなさそうだが言うことを聞いた

    しばらく沈黙が続いた

    沈黙を破るように石丸が声を挙げた

    「それでは、解散にしよう! 各自、好きなことをしたまえ!」


  13. 13 : : 2014/07/24(木) 18:54:16
    しばらくして、舞園に話しかけられる

    舞園「あの、苗木君」

    苗木は話しかけられる

    苗木「なんだい、舞園さん?」

    舞園「同じ中学だったんですけど私のこと覚えていませんか?」

    苗木(あ〜、そういえば、だねぇ)

    苗木「もちろん、覚えてるよ。よく、僕のことなんか覚えていたね」

    舞園「苗木君みたいな大きい人忘れるわけないじゃないですか」

    苗木「確かにそうだよね〜」
    二人とも笑う 苗木は笑ったフリか?

    たわいもない会話をしているうちに舞園がこんなことを言った。

    舞園「一緒に探索でもしませんか?」

    苗木(別に自分に不利になるようなことはないからいいか)

    苗木「もちろん 全然いいよ」

    桑田「舞園ちゃんと一緒に行動できるなんていいよなぁ〜」

    桑田が口を挟む それから、桑田も入れて話すことになった。

    それから しばらくして『夜時間になりました オマエラ速く寝てください』

    とアナウンスが流れ苗木は寝ることにした。探索は明日するらしい。めんどくせぇ


    苗木(誰か、殺せば出られるんだろう?
    どうすっかなぁ それは、俺の信念?に反するからなぁ それとも、全員、生還させるかぁ?)
    と考えながら苗木は寝た
  14. 14 : : 2014/07/24(木) 20:35:44
    普通の苗木なら、骨法を、この苗木なら、拳法使えば無敵ジャン!
  15. 15 : : 2014/07/25(金) 00:11:51
    『オマエラ、起床時間になりました。おきろよ!』

    苗木(胸糞悪いモーニングコールだ)

    苗木「シャワーでも、浴びてから行くか」

    彼は、シャワー室に向かう

    ガチャガチャ

    苗木「開かないじゃねぇか」

    苗木は、部屋の隅に向かいクラウチングスタートの姿勢をとる
    そして、シャワー室の扉に向かい走り出す

    苗木「Fooooooーー」

    と叫びながらプロレスラー顔負けのドロップキックを扉にぶちかました。

    匠の技により、見事に扉は消え去りました。

    苗木「さてさて、やっとシャワーを浴びれるぜ!」

    モノクマ「ちょっと、苗木君なにしてんのさ!!」


    苗木「なに?急に現れて?」

    モノクマ「イヤ、だからなにしてんのさ!」

    苗木「開かないから扉を撤去したんだよ 当たり前だよ、君には常識がないのかい?」

    モノクマ「コッチのセリフだよ!!
    もう!!扉はちゃんと直しておくから!」

    苗木「別に、いらないよ」

    モノクマ「直しておくから!!!」

    モノクマは瞬間移動したように消えてしまった

    苗木(うるせぇなぁ)

    シャワーを浴び いつもの服(ナイフが十本くらい仕込まれてる)を着て食堂に向かう



  16. 16 : : 2014/07/25(金) 00:40:32
    食堂には、何人かいないのもいるが人が集まっていた

    舞園「おはようございます!苗木君」

    苗木「おはよう」

    朝食は、大神さんが作ってくれていた。美味しい

    苗木「ごちそうさまです。大神さん」

    大神「うむ、お粗末様だ」

    朝日奈らの雑談が聞こえてくる

    朝日奈「警察とか助けに来てくれるかなぁ?」

    葉隠「警察が機能してないって、モノクマに聞いたら言ってたべ」

    朝日奈「マジかー」

    桑田「『壊れたピエロ』が来るかもしれないぜ」

    苗木(俺だ)

    大和田「そいつ、俺の舎弟とツーリングしたんだよ 結構楽しかったらしいぜ」

    苗木(そんなことしたなぁ)

    桑田「なにそれ!おかしいだろ」

    朝日奈「犯罪者には、容赦しないんでしょ?」

    苗木(八割 私的な憂さ晴らしだかな)

    葉隠「そうらしいべ、それに警察官20人で取り囲んで捕まえようとしたら全員スタンガンとかで気絶させらたらしいべ」

    苗木(あれは、楽しかった)

    朝日奈「それニュースで、見た!
    犯罪者って、どうなってんだろうね?ニュースでは『大怪我をした』とかしか言わないしね」

    桑田「そりゃあもう…………

    舞園「行きましょう 苗木君」

    苗木は、話に耳を傾けるのを辞め舞園と探索をすることにした。
  17. 17 : : 2014/07/25(金) 01:09:28
    舞園と探索をしているうちに霧切に会った

    舞園「おはようございます 霧切さん」

    苗木「おはよう」

    霧切「おはよう あなたたちも探索しているの?」

    苗木「うん そうだよ」

    霧切「そう、 そういえば、石丸くんが報告会をやるとか言っていたわ」

    舞園「なら、ちゃんと調べないといけませんね」

    苗木「じゃあね、霧切さん」

    軽い会話をして探索を続ける

    しばらくして、体育館のトロフィー棚で模造刀を見つけた

    舞園「護身用の武器にはいいかもしれませんね?」

    苗木「イヤ、(刀は)得意じゃなくて」

    舞園「得意???」

    苗木「あぁ、イヤ、刀は嫌いで」
    苗木(やっちまった!)

    苗木「舞園さんが持ったら? 僕デカいし大丈夫だよ」

    舞園「では、そうさせていただきます」

    舞園の変わりに模造刀を持つ

    ここでピエロ(苗木)の武器を紹介しよう
    ナイフ 大量に持ってる
    ハンマー 組み立て式のでかいやつ
    バイク 轢き殺します
    火炎瓶 燃やします
    工具セット 大工並みの多さ
    44マグナム ヤクザからパクった
    硫酸瓶 一番エグいです
    まだまだあるよ!!

    しばらく、探索を続けモノクマメダルを拾ったりした。

    食堂に戻り 石丸主催の報告会に参加することにした。
  18. 18 : : 2014/07/25(金) 11:39:26
    期待です‼︎
    あと、モノクマが言ってたやつで、速く寝てくださいじゃなくて、早く寝てくださいですよ
  19. 19 : : 2014/07/25(金) 18:19:51
    ありがとうございます

    食堂には、珍しく全員が集まっていた。おそらく、石丸に強制的に連れて来られてたのだろう

    十神「俺は、こんなことをするほど暇ではないんだ、速くしてくれ」

    大和田「何だよ、それ?」

    十神「お前には関係のないことだ」

    石丸「では、始めるとしよう」

    まず葉隠が発言する

    葉隠「警察が機能してないらしいべ」

    桑田「外は、ヤバイ状況ってことか?」

    沈黙が続く 心配なのだろうか?

    石丸「そういえば、窓が鉄板でカバーされていたな」

    大神「うむ、我でも破壊できなかった」

    霧切「内側から固定されていたわ」

    大和田「モノクマが言ってたオシオキってなんだろうな?」

    苗木「処刑いや、殺されるだろうね」

    一同「!!」

    桑田「苗木が言うとなんか………

    苗木(マズかったか?)

    腐川(ざまぁ)

    舞園「監視カメラの数も多いですよね……」

    腐川「電波ジャックして……生中継でもされてるのよ…多分」

    一同「!!」

    朝日奈「よく…そこまで想像できるね…」

    腐川(え?)

    苗木(バーカ)

    またしても沈黙が続いた

    そのあと、セレスが「この状況ですし」と言って夜時間は、外出禁止になった。守るわけねーだろ
    十神は、ずっと何か考えていた。

    そのあと、各自部屋に帰るなり
    集まって雑談するなりしていた

    腐川が十神について行っているとこを見かけた。

    苗木は、部屋に帰ってトレーニングをすることにした。

    〜苗木の部屋〜

    苗木は上半身裸で筋トレをしていた。

    苗木(明日走るかぁ)

    柔軟をしながらバスルームで仕事道具の確認をする。軟体動物のように身体が柔らかい
    マッチョが180度開脚しながらハンマーを組み立てる。非常にシュールである。

    それから、二日間、舞園の探索に強制的に付き合わされたりして、あっという間に過ぎて行った。


  20. 20 : : 2014/07/25(金) 18:50:56
    苗木は山田と話していた。暇だったから

    『オマエラ、体育館に集まれー』

    という放送が流れたので、苗木は体育館に行くことにした。

    全員集まっていた。

    苗木(何でこいつらこんな来るのはえーんだ?)

    モノクマ「オマエラがコロシアイしなからツマラナイじゃん!!」

    苗木(あのトロフィーなんだ?)

    苗木一人だけ余所見をする

    モノクマ「というわけで、動機DVDでーす!」

    苗木(ねみぃ)

    モノクマ「視聴覚室で観てね!」

    石丸「モノクマ!お前の思惑通りには、ならないぞ!」

    何人かが石丸に続いてモノクマに何か言う

    モノクマ「それでも君た 苗木「黙れ、帰らせろ」

    眠そうに言う苗木

    全員「え?」

    モノクマ「苗木君、人の 腐川「わかったわよ!帰らしてよ!」

    眠そうに言う腐川

    モノクマ「ウン………」

    モノクマは、落ち込んで何処かに行った。

    全員が腐川と苗木の行動に驚いただろう


    その後、

    苗木「みんなどこ行ってんの?」

    腐川「さぁ?「視聴覚室が〜」って言ってたわよ」

    と言う会話が廊下で聞こえた。
  21. 21 : : 2014/07/25(金) 19:22:06
    苗木は、視聴覚室に行き、なんとかDVDを見ることにした

    家族からのメッセージが
    途端に苗木の家が襲われたような映像になった。

    『果たして、家族は無事なのでしょうか?正解は卒業の後で!』

    母 キックボクサーだった
    父 ヘビー級ボクサーだった
    妹 アーチェリー部 キャプテン

    苗木(大丈夫だろう)

    どうやら、大丈夫ではない人もいるようだ

    舞園「嘘よ……こんなの嘘よ!!」

    深刻な顔で舞園が走り出す。

    腐川(あんた行きなさいよ)

    苗木(貧乏クジだ 腐川(行け)

    苗木(オーケィ)

    苗木は、全力で走り出す。

    舞園は、あっという間に捕まった。

    舞園はその場にしゃがみこんだ

    舞園「もう…嫌ですこんなこと…なんで…こんな目に……

    舞園「苦楽を共にした仲間が……

    舞園は泣きながら自分の今の気持ちを話した。苗木は心配になった

    苗木「大丈夫、僕が黒幕をぶっ殺 ……倒して舞園さんをここから出してあげるよ」

    さらにしばらくの間、舞園の話を聞くことになった。そして、舞園が

    「もう嫌なんです…殺すとか、殺されるとか…

    苗木君は…私の味方で居てくれますよね?」

    苗木「当たり前だ」

    そして、苗木は舞園を送り届けた
  22. 22 : : 2014/07/26(土) 01:19:45
    苗木は、廊下を歩いていた

    桑田「なぁ、今日の夜、俺の部屋で遊ばねぇか?」

    苗木「?どうした?急に?」

    桑田「いや、なんか不安でよ、気を紛らわしたいというか…」

    苗木「いいけど、他には?」

    桑田「男子は十神以外来るぜ」

    苗木「は?石丸君も?」

    桑田「意外だけどよぉ、『確かに、みんなで集まると安心するな!』
    って言ってたぜ」

    苗木(まぁこんな状況だしな
    意外と頭柔らかいな)

    桑田「それじゃあ、夜にな」

    桑田と別れ苗木は廊下をなんとなく歩く。

    夜時間になった

    苗木(まだ、桑田の部屋に行かなくていいか ウノでもするのか?
    そういうの久し振りだな)

    玄関のチャイムが鳴る

    苗木(ン、桑田か?)

    ドアを開ける

    深刻そうな顔をした舞園がいた

    舞園「夜遅くにすいません…
    あの…お願いがあるんですけど……」

    苗木「いいけど?何?」

    舞園「さっき…寝ようとしたらものすごくドアを揺らされて…私、すごく不安で…」

    舞園「今日…部屋を交換してくれませんか?」

    苗木(舞園の部屋で寝ろってことか…
    めんどいなぁ

    『苗木君は私の味方で居てくれますよね?』

    仕方ないか約束したしな…
    桑田の部屋に行けばいいし)

    苗木「いいよ、気をつけてね」

    舞園「ありがとうございます」

    舞園と部屋を交換した。

    苗木(桑田の部屋に行くか)

    苗木は舞園の部屋を出た

    ネームプレートが変わってることに気付かずに

    〜桑田の部屋〜

    大和田「おお、苗木」

    葉隠「おっす、苗木っち」

    石丸「やあ、苗木君」

    桑田「おせーぞ!苗木」

    山田「遅いですぞ!苗木殿」

    苗木「ゴメン、待たせたね」

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    「石丸殿が来たのは、意外でしたな」
    「私も不安だったからな!」
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    「十神はなんで来ねーんだ」
    「当たり前だべ」
    「ピエロがなんとかって独り言言ってたぜ」
    「十神君がそんなことするって珍しね」
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    葉隠「ン、なんか紙挟まってるべ」

    一同「?」

    葉隠「なんか、書いてあるべ」

    手紙『二人きりで話したいことがあります。私の部屋へ来てください。間違えないように、部屋のネームプレートを確認してくださいね
    舞園さやか』

    桑田「アポ?」

    石丸「ふふふ不順異性ここ交遊だぞ!!」

    桑田「フゥーー!!行って来るぜ」

    桑田は風のように部屋から出て行った

    葉隠「で、どうするべ?」

    苗木「僕は、ついて行ってみるよ」
    苗木(舞園、絶対なんかやらかす)

    山田「男のロマンですぞ」

    大和田「俺もだ」

    石丸「わわ私は帰るぞ!」

    石丸以外ついて行くことにした



  23. 23 : : 2014/07/27(日) 00:06:05
    「いやー 楽しいですなぁこういうのは」

    山田が、舞園(苗木)の部屋のドアに耳を当てながら言う

    苗木「ちょっと、集まって」

    一同「?」

    苗木が唐突に喋り出す

    苗木「今日、僕は部屋の交換をした。舞園さんとね 経緯は後で話すよ…だが…俺の部屋のネームプレートが舞園のに変わっていやがる…
    どう言うことだ?」

    葉隠「苗木っちの口調が…」

    大和田「舞園が何か企んでいるってことか?」

    山田「桑田殿が危ないですぞ!」

    大和田「入ったほうがいいのか!」

    大和田が言うとすぐに……
    桑田が部屋から飛び出して来た
    「助けてくれ」と呟きながら

    苗木「……僕は、舞園さんの部屋に行く」

    葉隠「それはヤバイべ!」

    苗木は、ドアを開けようとする
    鍵がかかっている

    苗木「とりあえず、桑田君を追いかけよう」

    全員で桑田の部屋に飛び込む

    桑田は、部屋で怯えていた

    大和田「何があった!桑田!」

    桑田「見りゃわかるだろ……
    殺されかけたんだよ 舞園ちゃんに…

    桑田は振り絞るように声を出す

    桑田「部屋の中を…逃げ回りながら…包丁をかわしながら… 何回も刺されそうになった……」

    よく見ると桑田の衣服は何箇所か切れている

    桑田「畜生!!俺がなにしたってんだ!!」

    桑田が叫ぶ

    葉隠「落ち着くんだべ!」

    桑田「落ち着けるかってんだ!!」

    さらに桑田が叫ぶ

    大和田「マジで落ち着けよ!」

    大和田が桑田を押さえる


    桑田が深呼吸をする

    桑田「なんで…舞園ちゃんが…」

    山田「ビデオ観た後の舞園殿はやばかったですぞ…」

    大和田「それが、原因だろうな」

    苗木「仲間が大変なことになってるから心配になったんだろうな」

    桑田「でも…殺すなんて…」

    苗木「舞園は、忘れられることを恐れていた 世間に忘れられたような奴なんかたくさんいるのにな」

    苗木が唐突に話す

    苗木「あそこまで有名になるのに
    相当な努力を積んでいたらしい」

    桑田「なんだよ…舞園の肩持つのかよ…」

    苗木「違う、世間に忘れられること
    それは、今までの努力が無駄になるってことだと舞園は思ってる」

    大和田「ここにいたら、どんどん忘れられて行くってことか…」

    桑田「それで…俺を殺そうと…でも…なんで?」

    苗木「タレントになるとか言ってたからムカついたんだろ 多分な…」

    桑田「確かに…舞園ちゃんにとっては…ムカつくことだよな…」

    苗木「まぁ、こんなとこだろう
    桑田を殺そうとした動機は」

    苗木「明日舞園に答えを聴こう」

    男どもは桑田の部屋で寝た





  24. 24 : : 2014/07/27(日) 01:33:47
    ドンドンドンドン

    石丸「速く起きたまえ!大変なことになったんだ!」

    苗木(うっせえ)

    全員(眠い)

    苗木がドアを開ける

    苗木「何??」
    苗木(だいたい予想できる)

    石丸「舞園君が部屋から出て来ないんだ!なにか言っているから生きてはいる!」

    石丸はめちゃくちゃ焦っている

    苗木「桑田君行って来てくれないか?」

    桑田「なんで俺が?」

    苗木「被害者が許すって言った方が出てくる確率高いと思うよ」

    桑田「なるほどー」

    苗木(コイツ立ち直り速いな バカなのか?)

    桑田が部屋から出ていく

    大和田「大丈夫なのか?」

    苗木「多分」

    葉隠「心配になってきたべ」

    何十分かして桑田が戻ってきた

    大和田「どうだった?」

    桑田「いや、『桑田君やみんなに顔を合わせる資格はありません』って言ったり『私なんか…私なんか…』
    とかばっかりで話できない
    あれヤバイよ病んでるよ」

    桑田は地味に震えていた

    とりあえず、食堂に行った。
    食堂には誰もいなかった
    たいていは舞園の部屋の前だろう

    昨日のメンツで話すことにした。

    石丸「昨日は何が起こったんだ?」

    桑田が若干ビビりながら説明する

    石丸「なるほど、そんなことがあったのか 私がいれば……」

    大和田「大事なのは、これからどうするのか だな」

    夕方まで、みんなで舞園と話に行ったがなにも変わらなかった

    夜時間一時間前

    朝日奈「さやかちゃん、出てきなよ〜ご飯食べないと死んじゃうよ?」

    不二咲「そうだよぉ」

    桑田「そうだよ、俺もう気にしてないし」

    苗木(その割りにはガクブルだな)

    大神「やってしまったことはしょうがない、気に病むことはない」

    舞園がなんかいってるがドア越しだから聞こえない

    十神がご愁傷様といった感じでこちらを見ている

    腐川(あんたなんとかしなさいよ
    ピエロでしょ?)

    苗木(二時間くらい話したけど無理だった)

    腐川(もう少し粘りなさいよ)

    苗木(ヘイヘイ)

    苗木「舞園さん、桑田君も許してくれるっていってるよ!だから出てきなよ!」

    桑田「おう!当然だ!」

    桑田はガクブルである

    なんかいってるが聞こえない

    苗木(ヴァーーウッッゼェー)

    ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン

    苗木がドアを連打で叩きまくる

    苗木「オイ 出てこい」

    ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン

    苗木「オイ 出てこいよ!」


    朝日奈「ちょっ 苗木?」

    大神「何をしている!」

    全員が止めようとする

    舞園がなんかいってるが聞こえない

    苗木「何!何ッも聞こえねぇ!
    もっとハッキリ喋れ!」

    『私なんかほっといて下さい!』

    苗木「顔面合わせて喋りやがれ!」

    『あなたに私の何が……わかるんですか!!!!』

    苗木「知 る かァーーー!!!」

    バコォン

    苗木がドアにヘッドバットをぶちかました。

    一同驚いて声も出せない

    舞園「なんなんですか!!」

    舞園が部屋から飛び出てきた
    苗木は思わす倒れる
    舞園が苗木に馬乗りになる
    そして苗木の顔面を叩き出す

    舞園「なんな 『ガスッ!!メキィ!!』 ですか!!本当に!『バチン!ガスッ!!」

    舞園の泣き声と殴る音が混じる
    手首に切り傷が見えます

    苗木「ンーー 何のこ ヘブゥ だか
    サッパリわか オエッ ないッ
    ちょ、殴るの強い!」

    苗木の顔は血まみれである

    舞園は泣きながら無言で苗木を殴る

    大神「やめるのだ!舞園よ!」

    大神と大和田が止める

    腐川「あんた、なにしてんの!」

    苗木「いや、もしもの時の最終手段だよ!」

    朝日奈「ちょっと苗木!こっち来て!」

    苗木は、大神、大和田、舞園、桑田、を除く全員に食堂に連行された。

    どうやら、舞園と桑田で話し合いをするようだ。
    司会は大和田か?

    所変わってここは食堂

    朝日奈「本当になにやってんの!」

    セレス「馬鹿の極みですわ」

    葉隠「ビビったべ」

    霧切「苗木君、あれは良い対応とはいえないわ」

    石丸「そうだ!良くないぞ苗木君!」

    苗木「えっでも出て来… オエッ…」

    腐川「黙れ」

    腐川の強烈な蹴りが苗木の腹にめり込む

    苗木(さすが…ジェノサイダーリバースしそう)

    朝日奈「それは…酷いって…」

    不二咲「そうだよぉ」

    石丸「暴力は良くないぞ!腐川君!」

    この後、お説教が二時間くらい続いた。とんだ災難である。
  25. 25 : : 2014/07/27(日) 12:32:09
    〜桑田の部屋〜

    大和田「で、どうだった?」

    桑田「舞園ちゃんはすごく反省してたみたいだし…俺は許してるけど…
    つか、俺より舞園ちゃんの方がヤバイ」

    葉隠「確かに目が死んでるべ」

    桑田「つか苗木は?なんか今日凄かったよな」

    大和田「あぁ」

    葉隠「部屋で爆睡してるべ」

    少し時間を戻そう

    〜食堂〜

    舞園「皆さん ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」

    舞園が全員に謝る

    桑田「気にする必要ないぜ」

    朝日奈「元気だしなよ!」

    全員(目が死んでる)

    十神「俺は…帰らせてもらうぞ」

    腐川「そうね、今日は全員休んだ方がいいわ」

    葉隠「特に、舞園っちだべ」

    舞園「はい…本当にすいません…」

    舞園が消えそうな声で言う

    苗木(帰るか)

    苗木は部屋に直行した

    苗木「zzz…zzz……」

    ピンポーン!

    ドアベルが鳴る

    苗木(誰だよ……多分…桑田か舞園)

    のそのそとドアを開ける

    苗木(舞園かよ……)

    舞園「あの、すいませんでした…」

    苗木「まぁ、座って話そう」

    二人とも椅子に座って向かい合う

    苗木「んで…何?」

    舞園「私…苗木君を利用しようとして…ごめんなさい…」

    苗木「あぁ、別にいいよ」

    舞園「どうして…みんな許すんですか…?」

    苗木「君はもう人を殺そうとしない
    そう判断されただけのことだよ」

    舞園「どうして…苗木君は私のことを許すんですか…顔も殴ったのに…」

    苗木「それが、俺の生き方だ、君になんとか言われる筋合いはない」

    舞園「私はもう…」

    苗木「罪の意識に耐えられません
    とか?」

    舞園「はい……」

    苗木「覚悟を決めろ、耐えるしかないんだ」

    舞園「そうですよね……」

    苗木「まぁ辛くなったら誰かを頼れよ みんな話を聞いてくれるだろう」

    舞園「はい…」

    しばらくの沈黙の間

    舞園「もう…私にアイドルなんか続ける資格はありませんよね…」

    苗木「さぁ?君がそう思うんならそうなんだろう? 周りの奴らがどう思ってるのかは、知らんが」

    苗木「それにアイドルを続けるかどうかは、お前の自由だ 好きにやればいい」

    舞園「………」

    苗木「今日はもう寝な疲れてるだろう?」

    少しだけ舞園の目に光が戻ったような気がした

    こうして舞園との話は終わった。

    そして苗木は、死んだように眠った







  26. 26 : : 2014/07/27(日) 21:18:35
    次の日食堂で舞園の反省の言葉を聞いた後、

    『オマエラ、体育館に集まりやがれーーー』

    と言う放送が聞こえたので行くことにした。

    モノクマ「あと少しで、ヒトゴロシがおこるところだったのにねー!」

    舞園が悲しそうな顔をする

    朝日奈「ちょっと、やめなさいよ!!」

    石丸「そうだ!舞園君は反省しているんだ!」

    モノクマ「あーうるさいうるさい
    と言うわけで、この舞園さんが桑田君を殺そうとしているビデオを観たら特別に二階を解放します!」

    大和田「オイ!テメー!ふざけてんのか!」

    舞園「観ましょう…私がやってしまったことなんですから…」

    大神「無理をしなくて良いのだぞ、舞園よ」

    不二咲「いいよ 無理しなくても…」

    舞園「私は責任をとります」

    自分に言い聞かせるように舞園は言った

    モノクマ「ウププ バイバイー」

    全員で視聴覚室に言った。

    モノクマが言った通りの映像だった
    〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    『ごめんなさい!桑田君!』

    『おお落ち着いて!』
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    苗木(zzz…zzz……)

    映像が終わると舞園は泣きそうな目をしていた

    不二咲「大丈夫?舞園さん?」

    舞園「えぇ、もう大丈夫です…」

    朝日奈「本当に?」

    桑田「辛くかったら誰かに相談しろよな」

    苗木(大丈夫そうだな)

    そして約束通り二階が解放された
  27. 27 : : 2014/07/27(日) 22:34:53
    二階にはプールや図書室があった
    ついでに大浴場と倉庫も解放されていた。

    みんなで探索をして見ることにした

    朝日奈と大神は途中でプールに行った

    図書室には十神がいた
    シールが貼られた地図と分厚いファイルを何冊か持っていた

    大和田「何してんだ?十神?」

    十神「事件の調査だ」

    大和田「何のだ?」

    霧切「その様子だと、『壊れたピエロ』かしら?」

    苗木(ここにいるんだなそれが)

    十神「!! そうだ」

    霧切「逮捕するのかしら?」

    十神「フン 似たようなものだ」

    苗木(やってみな!!)

    葉隠「どう言うことだべ?」

    十神「貴様には関係のない話だ」

    十神と話した後、図書室で壊れたノートパソコンを見つけた

    霧切「治せるかしら 不二咲さん?」

    不二咲「うん、やってみるよ」

    桑田「おぉ さすがプログラマー」

    ノートパソコンを不二咲に預け
    探索を終了した

    それから何日か、色々な人と遊びながら過ごした

    安心したのもつかの間モノクマから招集がかかりやがった

    モノクマ「オマエラには、次の動機を与えちゃいます!!」

    苗木「みんなの秘密とか?バラすんだろ世間に?」

    モノクマ「……当たりだよ、苗木君
    と言うわけで、みんなの秘密が入った封筒を渡しちゃいます!!」

    モノクマ「24時間以内にヒトゴロシが起こらなかったら世間にバラしちゃいます!!」

    と言って封筒を全員に配る

    苗木は封筒を開ける

    『苗木誠は、武器マニアである』

    と書かれていた

    苗木(あれは、仕事道具だ)

    舞園「もう、惑わされません」

    十神「フン、この程度か」

    大丈夫そうなのもいるが……

    不二咲「………」

    大和田「………」

    腐川「………」

    ヤバそうなのもいる、こいつらは特にヤバそうだ

    石丸が暴露大会を開こうとしたが無論却下された

    〜食堂〜

    夕食の時、

    舞園「あれ、苗木君は?」

    桑田「部屋でなんかしてるぜ」

    朝日奈「もうすぐ来るってよ」

    十神が突然、

    「貴様らに言っておく事がある」

    と言った

    全員「??」

    腐川「ちょっと、白夜様!」

    十神「お前が、勝手に言ったことだろう?」

    十神がそう言って腐川の顔面にコショウをかけた

    クシュン

    腐川がぶっ倒れた瞬間

    ジェノサイダー「じゃじゃじゃじゃーん、呼ばれて出て来て!今をときめくジェノサイダー翔で〜す!!」

    以後 ジェノと表記します

    腐川がイかれた顔になって(言ってることもイかれてるが)ハサミを太もものホルスターから取り出して腹筋だけで立ち上がった

    一同「!!!!!!!!」

    十神「こいつは、腐川の別人格の殺人鬼ジェノサイダー翔だ」

    十神が説明する

    葉隠「あの殺人鬼!ヒィ殺さないで欲しいべ!!」

    葉隠の腰が抜ける

    ジェノ「うっせぇんだよ!アタシは、萌える男子しか殺さねーんだよ
    誰が、お前みたいなウニ誰が殺すか!」 ゲラゲラゲラゲラ

    ジェノサイダーが笑う

    霧切「これは、隔離しておいた方がいいんじゃないのかしら?」

    大神「うむ、その通りだ」

    ジェノ「こいつらの中に、萌える男子はいねぇから誰も殺さねぇよ!」
    ゲラゲラゲラゲラ

    ジェノ「それにしてもぉーアタシだけがバレるのは、気に食わねーですね!!アタシには、正体バラすなっていってねーしな!!」

    一同「??」

    苗木「ごめん、待った?」
    苗木(嫌な声が聞こえるぜ)

    苗木がかなり遅れて食堂に登場した。

    ジェノ「ヒャッハー!!!」

    ジェノサイダーが苗木に飛びかかる

    苗木は当たり前のようによけた

    しかし、ジェノサイダーは苗木の上着だけを盗んでもとの場所に戻った






  28. 28 : : 2014/07/28(月) 14:25:16
    ジェノサイダーが苗木から奪った上着からかなり刃こぼれしたナイフが
    5.6本落ちてきた

    一同、唖然とする

    苗木(しまった!!!!)

    ジェノ「ヒャッハー!ザマァ、」

    大神「苗木よ、これはどう言うことだ?」

    苗木「あー、僕は武器マニアなんだよ」

    霧切「武器マニアなら、こんな刃こぼれしたナイフなんか持たないと思うわ」

    十神「そんなことはどうでもいい、ジェノサイダーからは、ハサミを取り上げろ、苗木はパンツ以外服を脱げ」

    山田「そういう、趣味でしたとは」

    十神「違う、まだ武器を隠し持ってるにか確かめるだけだ」

    苗木は無言で服を脱いだ

    葉隠「ムキムキだべ…」

    ズボンからも切れ味の悪いナイフが5.6本出てきた

    ジェノサイダーは、ハサミを二本持っていた

    霧切「話は…後で聞くわ」

    十神「全員で、苗木と腐川の部屋のものを全部ここに持って来るぞ」

    全員が食堂から出て行く
    苗木とジェノサイダーが取り残される

    苗木「くたばれ」

    ジェノ「ザマァww」

    数十分後

    机の上に苗木と腐川の荷物が置かれている

    十神と霧切があさり始める
    全員が神妙そうな顔で見る

    腐川の荷物からはハサミが20本出てきた

    苗木の荷物からは何も出て来なかった……

    苗木(フッフッフッ)

    ジェノ「ハァ!?」

    霧切「待って!苗木君のバックやスーツケース全て二重底になってるわ!」

    苗木(ファッーーク!!!)

    出て来ました☆

    武器マニアが持っているとは思えないものが沢山出て来た
    拳銃も出て来ました(実弾)

    そしてピエロのお面が二つ

    十神「まさか、お前が…ピエロだったとは…」

    全員が呆然と立ちすくむ

    ジェノ「ヒャッハー ザマァザマァザマァーー」

    苗木「黙れェ!!」

    苗木こと壊れたピエロは、ジェノサイダーにヘッドバットをぶちかます

    霧切「みんな!武器を持って逃げて!」

    霧切にそそのかされて、全員、苗木と腐川に武器が渡らないように、持って食堂から出て行った

    ヘッドバットが試合開始のコングになった

    ジェノ「ヒッヒッ!休戦はどうしたんだんだ!?」

    苗木「へっへっ もー関係ねぇや!
    死ね!ショタコン!」

    ジェノサイダーが苗木に足払いを仕掛ける、しかし、苗木はそれをなぜかバク転で躱す。

    ジェノ「相変わらずゥ アクロバティックだねぇ!!」

    ジェノサイダーは机の上に飛び乗る

    苗木「頭打って死ね!」

    苗木は、かかと落としで机を破壊する、

    ジェノ「学校の備品はァ、壊してはいけませェーん」

    腐川は、苗木に皿を投げつける
    苗木の額に見事命中した

    苗木「く!た!ば!れ!ィヤァ!」

    苗木が叫ぶ

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    〜食堂前〜

    「ヒャッハー!ファック!」

    食堂の中からものすごい騒音が聞こえる、

    舞園「これは、現実なのでしょうか?」

    霧切「えぇ、多分現実よ」

    何人か現実を受け止められないのもいる

    大和田「おい、今苗木が横宙返りしたぞ、人間かあいつ 」

    桑田「壁にヒビいれたぞ」

    十神「大神、あいつらを止められるか?」

    大神「すまぬ、あの二人を相手にするのは無理だ、我の鍛錬不足だ」

    葉隠「気にしない方がいいべ
    あいつらが人間じゃないだけだべ」

    彼らは食堂の前で、化物の戦いをしばらく見ていた











  29. 29 : : 2014/07/31(木) 19:08:32
    戦刃が、いたら何とかなるな・・・。不二咲が、苗木に惚れて、鍛えられたら・・・阿部さん展開にならないように期待します。
  30. 30 : : 2014/07/31(木) 19:24:33
    このまんま2人にバトル続けてもらって、壁にひび入れるくらいだし壁ぶっ壊して脱出してしまえばいい(物騒)
  31. 31 : : 2014/08/01(金) 02:39:04
    罵声やファックや殴る音が聞こえてくる食堂を眺めながら大和田が

    大和田「おい、いつまで続けさせるつもりだ?止めろよ」

    モノクマ「そんなこと…無理…よし!もし君たちが彼らを止められたら!なんとなんと全部の階を解放しちゃいます!」

    恐らく黒幕も止められないと判断し、
    生徒にやらせようとしている
    全部の階を開けてあげてもいいほど
    黒幕にとって止めて欲しいのだろう
    人殺し二人に死なれたらつまらなくなるからだろう

    桑田「もし、無理だったら?」

    モノクマ「できるなんて思ってんの?じゃなくて、どちらかが死ぬまで戦い続けます
    まぁ、せいぜいがんばってね!」

    モノクマがそう言い残して消えた
    恐らく、何人か聞いていない

    朝日奈「で…どうすんの?」

    霧切「苗木君から取り上げた武器を使って止めるしかないわね」

    葉隠「とりあえず、全部並べてみるべ
    まず、
    睡眠ガススプレーが四本
    スタンガンが五本
    のバッテリーが三個
    工具セット
    火炎瓶?が十本
    ん…なんだべこの瓶… 『硫酸』
    ……が五本
    拳銃が…一つ 玉が20発
    ハンマー 一本
    爆弾?がスーツケース一つ分くらい
    ん…なんだべ?この白い粉?大量にあるな?
    まぁ、これはいいべ
    あとは、ナイフだべ」

    桑田「なんでこんなもん持ってんだよ……」

    霧切「それは置いといて、いまこれを使ってどうやって止めるか考えましょう、といっても使えそうなのが睡眠ガススプレーとスタンガンくらいね」

    山田「むむ、某ゲームでは、睡眠ガス爆弾と言うものがありますぞ!」

    山田がドヤ顔で言う

    大和田「ってもよぉ、それ作ったとしても誰が投げるんだ?」

    全員が大神を見る

    大神「うむ、我は構わん、だが2人いた方が良い」

    大神は、桑田を見る

    桑田「なんとなくね…そんな気がしてた…なんとなくね…」

    桑田がやることになった!

    葉隠と不二咲が爆弾?をスプレーに取り付けた、

    大和田「四個しかねぇが…頑張れよ…死ぬなよ…」

    大神「うむ」

    桑田「……」

    戦場に行くかのような雰囲気の中2人は食堂に突入する



  32. 32 : : 2014/08/01(金) 03:05:28
    ジェノ「いーつまでつづけるつもりだい!?」

    苗木「お前が!死ぬまで!」ヒャッヒャッ!

    不気味な笑い声が響く

    桑田「おおおおおい、な苗木ふ腐川!」

    ビビリまくりである

    苗木「なぁんだー、そんなホモくせぇ物持って?ヒッヒッヒッ!」

    ジェノ「ジェノサイダーだボケェ!!」

    ジェノ「それにしてもホモくせェな!!」

    苗木、ジェノ「ヒッヒッヒッヒッ!」

    その隙に二人はスプレーをイかれ野郎どもの近くに投げる

    爆発音とともに白い煙が彼らを包んだ、煙が晴れると…イかれ野郎どもは、地面に倒れていた、

    それから、何分か

    石丸「よくやってくれた!本当にありがとう!ありがとう!」

    なぜか石丸が泣きながら言う
    皆が、桑田と大神にねぎらいの言葉をかける

    イかれ野郎どもはというと

    椅子に縛られています。苗木はゴリラでも捕獲したのでは?と思うほど縛られている

    桑田「それにしても…死ぬかと思った…」

    大神「うむ、お疲れであった」

    舞園「苗木君のこと縛り過ぎじゃありませんか?かわいそうですよ?」

    大和田「まぁ、ゴリラ並みのパワーだったからな あの筋肉野郎」

    舞園「そうですか……私の物なのに………」

    舞園が本当に小さい声でつぶやく

    大和田「?」

    苗木「……ん?…なんだこれ?こんなプレイは嫌いだぞ俺は?」

    苗木が早くも覚醒した。10分くらいしか経っていないのに

  33. 33 : : 2014/08/01(金) 14:15:39
    面白いですね!頑張ってください!
  34. 34 : : 2014/08/03(日) 00:02:40
    一同「!!」

    苗木「??」

    霧切「こんなに早く起きるなんて予想外よ」

    十神「同感だ」

    霧切「そんなことより、貴方が『壊れたピエロ』だったとは、以外よ」

    苗木「…………zzz…」

    苗木はシカトを決め込む

    霧切「貴方には、一晩その状態で過ごしてもらうわ?あなたの処遇を決めないといけないからね」

    苗木「ん……?」

    霧切「わかったかしら?苗木君」

    苗木「あぁ、オーケィ」

    苗木と腐川を除く人達は、図書室で話し合うことになった。
    腐川は、自室に連れて行かれた

    ………苗木は一人食堂に残された

    苗木「ヒデェ奴らだ」

    そこに一人の人間が入って来た



  35. 35 : : 2014/08/03(日) 21:54:17
    その人間は、不二咲だった…
    こんなイかれ野郎に会いに来たのか…

    苗木「おやおや?夜更かしは、お肌に悪いじゃないか?」

    不二咲「あのさ…聞いて欲しいことが、あるんだけど…」

    苗木「唐突だな それより図書室での話し合いはいいのか?」

    不二咲「抜けて来たんだ」

    苗木 「サボりか!」
    苗木は何故か嬉しそうに言う

    苗木「で、話は?」

    不二咲「実は…男なんだ…僕…」


  36. 36 : : 2014/08/03(日) 22:51:07
    不二咲「え?………………」

    不二咲が青ざめる

    苗木「ヒッヒッヒッ!冗談だよ!
    初耳だ、初耳!そう深刻そうな顔するなって!」

    苗木が意地悪そうに笑う

    苗木「で、なんで俺に?気でも狂ったのか?」

    不二咲「苗木君が強かったから」

    苗木「?????」

    不二咲「僕、昔から「女みたいだ」って、言われ続けて来たんだ…それが嫌でこんな格好をして来たんだよ…でも…本当は強くなりたい…

    苗木「それは大和田とか大神に言えよ、俺に相談してもな意味ないね」
    苗木が鼻で笑う

    不二咲「いや…強いよ…苗木君は
    この中で一番…だって…『壊れたピエロ』なんだから…」
  37. 37 : : 2014/08/03(日) 22:53:00
    少し時は戻り、ここは図書室

    十神「苗木が『壊れたピエロ』だという確証が欲しいな…」

    十神が『壊れたピエロ』と書かれた箱を漁りながら言う

    大和田「なんだそれ?」

    十神「そいつが出現した事件現場の資料とそこに残された髪の毛とかが
    入ってる」

    大和田「ここにいる間ずっとそれいじってたのか」

    十神「あいつの居場所を特定しようと思ってな…」

    全員が感心した顔をする

    桑田「すげぇ執念だな」

    十神「まぁ大事なプロジェクトの成功がかかってるからな」

    大和田「なんだよそれ?」

    十神「貴様らには…いや…もういいか…奴は、見つけた犯罪者はたいていなぶり殺す、それをやめて警察署の前に置いてくれればいいのにな…」

    十神「だから、奴を警察などの監視下に置く」

    一同「???」

    十神「つまり、奴を犯罪者を捕まえる猟犬にする、戦闘能力と身体能力が高いからな」

    大和田「無理だろ、警察全員ブチのめして脱走されるだろ」

    十神「いや、強烈な頭痛が起こせる首輪を作ったらしいから、大丈夫らしい」

    モノクマ「十神君!今持ってるのかね?」

    葉隠「うおっ!」

    コイツは突然出て来る、やかましい

    十神「いや、持っていない、それより、ここにある髪の毛全部と苗木を
    DNA鑑定してくれないか?」

    モノクマ「もってないんだ…
    わかった…やっておくよ…」

    モノクマは残念そうにビニール袋に入った髪の毛を持って何処かに行った

    桑田「で、苗木どうする?」

    十神「監禁した方が良いな」

    セレス「同意ですわ」

    大和田「本当にピエロだった時のことも考えとこうぜ」

    それからしばらくして

    モノクマ「おめでとう!146本のうち78本は苗木君の髪の毛だったよ!」
  38. 38 : : 2014/08/03(日) 23:22:28
    霧切「苗木君で確定ね」

    朝日奈「マジで、どうするの?」

    桑田「苗木がどんな殺し方したのかによるよな」

    大神「うむ、普通に殺していれば監視くらいでいいだろう」

    あの武器から察するにヒデェ殺し方してるのは明白だ。聞きたくも無い
    この発言は普通に殺していて欲しいという大神らの願いだろう

    朝日奈「十神!教えてよ!気になるし!」

    石丸「そうだな!」

    察せない奴らもいる

    十神「あぁ…察して欲しいんだが…

    十神は、資料を全員に差し出す
    恐らくピエロに殺された死体の状況などだろう

    全員が資料をめくる

    一同「………………」

    大和田「これは、解放しない方がいいだろ?」

    桑田「でも…全員レイプ魔とか人殺しだぜ…」

    葉隠「やばいべ…詐欺師とかは殺されてないけど…
    『全裸で肛門に棒を入れられて外に放置されていた』
    って書いてあるべ…」

    桑田「つか、『逮捕には、自衛隊を使うしか無いだろう』ってどんだけだよ」

    不二咲「ちょっと…部屋戻っていいかな?」

    霧切「別に構わないわ」

    皆が心配そうに部屋から出て行く、不二咲を見た
  39. 39 : : 2014/08/04(月) 23:34:02
    そして、ここは食堂

    苗木「ハァ?んなわけないだろ」
    苗木(今さら隠したって意味無いか…

    不二咲「いや…十神君がマスク以外の証拠を持ってるよ」

    苗木「わかった…認める…」
    苗木(もう面倒だ…)

    かなり気まずくなった
    沈黙の後、不二咲が話し出した

  40. 40 : : 2014/08/05(火) 20:24:52
    不二咲「僕…ピエロに憧れたんだ
    犯罪者に立ち向かって行くのが凄いと思って…」

    苗木「ファンがいるとは、嬉しいね」

    苗木が笑う

    不二咲「どうしてそんな事してるの?」

    苗木「楽しいからだよ」

    不二咲は、やっぱりというような顔をした

    不二咲「じゃあ…なんで犯罪者だけ狙うの…」

    苗木「善良な市民を殺すと後味が悪い…それに、この仕事始める前に決めたことだ…まぁ、犯罪者を殺すとスッキリするしな…」

    不二咲「そんな理由で…死ぬかもしれないんだよ」

    苗木「死んだらその時だ…」


    不二咲「勇気があるね…」

    苗木「女装する方が勇気がいるぜ…ヒッヒッヒッヒッ…」

    苗木が笑う

    不二咲「どうやったら強くなれるの?」

    苗木「…『強く』なっても何の役にも立たない、お前のやってることのほうがよっぽど役に立つぜ」

    苗木は『馬鹿かお前』と言いたげに不二咲を見る

    不二咲「『女みたいだ』って馬鹿にされたくないんだ!」

    不二咲が少し強めに言葉を出す

    苗木「…俺の拳銃をやるよ、俺には必要無いしな」

    不二咲「苗木君みたいな強さが欲しいんだよ…それに苗木「無理じゃね」

    不二咲「うるさいよ!!」

    ガスッ!!
    不二咲が苗木の顔を殴ったのだ
    どうやら彼には人に殴られる才能があるらしい

    苗木「へぇ…殴れるじゃねぇか」


  41. 41 : : 2014/08/07(木) 20:37:25
    苗木「勇気あるじゃぁん」

    満足そうな顔で不二咲を見る

    不二咲「…え?」

    苗木「もしかしたら…『強く』することはできないが「女みたいだ」とは言われないようにできるかもな」

    苗木「戦い方は、教えてやるよ」

    苗木「精神的な強さは…自分で鍛えろ俺とお前らは違うからな」

    不二咲「どう違うの?」

    苗木「わかるだろう?今日はもう寝な」

    自分で考えろとでも言いたげだった

    不二咲「あのさ…ここから誰かを殺して出たいと思う?」

    苗木「俺の「犯罪者しか殺さない」という信念に反するな、それは」

    苗木の信念は絶対に変わることは無いだろう、何故かそう感じた

    不二咲「苗木君はヒーローなの?」

    苗木「俺が正義の味方?それは違うよ」

    苗木がゆっくりと言う

    苗木「殺したいだけさ」








  42. 42 : : 2014/08/07(木) 23:02:36
    ていうか、筋肉モリモリの大男がアクロバティックな動きをしているところ想像したらめっちゃ笑えたww
  43. 43 : : 2014/08/10(日) 00:15:29
    不二咲「………」

    苗木「さぁ 早く寝な」

    不二咲「うん…」

    不二咲が食堂から出て行った

    苗木は一人取り残された

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜所変わってここは図書室

    舞園「不二咲さん大丈夫ですかね」

    江ノ島「大丈夫じゃね」

    桑田「いやいやそれは無い」

    霧切「苗木君たちはどうしようかしら 監禁?監視?」

    何故か舞園が一瞬笑う

    十神「監視だな」

    葉隠「む…監禁にするかと思ったべ」

    十神「あいつは…犯罪者しか殺さないからな…」

    セレス「飽きて私達を殺すかもしれませんわ」

    桑田「確かに……でも腐川は萌える男しか殺さないぜ」

    山田「こーいうキャラには『黒幕を好きなようにしていい』って言うのがアニメの定番ですな」

    葉隠「なるほどだべ」

    桑田「苗木と腐川が殺したらすぐバレるだろ」

    大神「うむ、そうだな」

    石丸「??」

    朝日奈「ねぇ、武器どうすんの?」

    霧切「苗木君が持っておくべきだと思うわ」

    桑田「なんで?」

    大和田「ぶっちゃけ、今一番人殺す確立低いのが苗木と腐川だからか?」

    霧切「えぇ」

    石丸「??」

    大和田「信念持って人殺してるからか………」

    石丸「なるほど…」

    十神「それじゃあ、苗木と腐川は監視でいいな」

    霧切「苗木君と腐川さんに伝えに行きましょう、ついでに停戦でもしてもらいましょう」

    それから2グループに分かれ一つは食堂へもう一つは腐川の部屋へ行った
  44. 44 : : 2014/08/10(日) 00:30:23
    腐川の部屋

    ジェノ「ちょっとぉ酷いぃー乙女を放置プレイをするなんて」

    桑田「うるせぇ」

    霧切「あなたを解放するかわりに二つ約束して
    誰も殺さない
    苗木君と休戦する
    の二つよ」

    ジェノ「最初のは余裕でいいけど最後のは渋々OKよ、全く休戦なんて冗談じゃないわよ、まぁ出てからでいいか…」

    腐川の拘束が解かれる

    ジェノ「フィー、マジ疲れた寝る今日は寝る!」

    腐川はベットに倒れこみ泥のように眠った

    霧切たちはハサミを机の上に置いて外に出た

    食堂

    苗木「何時間放置プレイ食らったと思ってんだ、もう満足だ」

    十神「お前を開放する代わりに条件がある
    誰も殺さない
    腐川と休戦しろ、だ」

    舞園「聞かないと一生このままですよ」

    苗木「まぁ、腐川は終わってから始末すれば…よしOK
    早く拘束を解いてくれ」

    苗木の拘束が解かれる

    苗木「放置プレイのし過ぎでつかれたぁー、寝る!寝る!おやすみ!」

    苗木はベットに飛び込み死体のように眠った

    十神は苗木の武器に足りないものがないか確認しながら机の上に置いて部屋から出た

    腐川のハサミと苗木の武器を盗んだ人はいないようだ


  45. 45 : : 2014/08/10(日) 00:51:57
    朝になった、日の光をそろそろ浴びたいところだ

    苗木は廊下を宿敵と歩いていた

    腐川「バレたわね…」

    苗木「あぁ…でも清々しい気分だ」

    腐川「私もよ…」

    二人の顔は晴れ晴れとしていた

    腐川「ジェノと休戦でしょ」

    確認するように腐川は言う

    苗木「あぁ」

    唐突に腐川がムカついたような顔で

    腐川「私達だけバレるってのも気に食わないわね、軍人ってとこかしら?」

    苗木「江ノ島か?お前戦えんのか?」

    腐川「私の戦闘スキルはジェノと同じくらいよ」

    突然、腐川が目にも留まらぬ速さで苗木に回し蹴りを入れる

    苗木「うっ……なるほど良くわかった……」

    苗木「お前も強いとはな…」

    腐川「ジェノに鍛えておけって言われたからね」

    苗木「武器は?」

    腐川「あるわ?あんたは?」

    苗木「ある」

    二人がニヤケ顏になる

    苗木・腐川「さて、行きますか」

    悠々と二人は食堂に歩みを進める

  46. 46 : : 2014/08/10(日) 01:58:16
    〜食堂〜

    苗木「おはよう」

    問題児が来たと言う感じで見られてるが二人は気にしない

    舞園「おはようございます」

    桑田「うっす」

    大神「腐川よ、今はジェノサイダー翔か?」

    腐川「何よ?腐川よ今は」

    大神「すまぬ…雰囲気が違ったからな」

    腐川「別にいいわよ」

    今回のターゲット江ノ島が苗木とすれ違おうとしています

    その瞬間、苗木が転んだ 何故?

    苗木「イテテ、寝不足かな?む…なんだこれは?」
    腐川(絶対演技だ)

    苗木の手には、ピンクのカツラがついていた

    江ノ島?「はゎゎ……」

    江ノ島は…何故かつけていたカツラが外れ慌てふためいていた
    黒髪のショートヘアだ

    腐川「きゃあーー、あんたもなんか隠してんのね、どきなさいよ」

    と言いながら、江ノ島を押した

    江ノ島「きゃ!」

    江ノ島が倒れる、江ノ島?の服の中からナイフが落ちてきた
    江ノ島?の顔がさらに青くなる

    腐川「きゃあー、あんたこんなもん持てっんのよ!」

    苗木「そうだ、そうだ」

    一同、嵐のような展開に声も出ない頭も働かない
    苗木と腐川はセリフ棒読みである

    苗木「お前何者なんだぁ!」棒読み

    腐川「そうよ!答えなさい!」棒読み

    江ノ島?「えと……その…」

    モノクマ「もういいよ!残姉がっかりだよ!そいつら捕まえて、最初からだよ!」

    苗木「なんだと、モノクマ!こいつは何者なんだ!」棒読み

    モノクマ「説明しよう!彼女は16人目の高校生、超高校級の軍人!戦刃むくろだよ!」

    大和田「えと…黒幕…の…手下か?」

    大和田がやっと声を出す
    彼らは思考が追いつかないようだ

    モノクマ「その通り!残姉早くそのイかれ共捕まえちゃって!殺してもいいよ!」

    戦刃「うん…わかった…」

    戦刃がナイフを落ちたナイフを拾う

    苗木「みんな、ここは僕が引き止める!早く逃げて!」棒読み

    腐川「そうよ私達に任せて」棒読み

    働かない頭を使いながら、話についていけない人たちは、食堂の外に出る

    戦刃vs苗木・腐川 開始





  47. 47 : : 2014/08/10(日) 02:34:47
    〜食堂前〜
    桑田「何が、なんだかもうね」

    「激しく同意」
    「そうね」
    「まったくたべ」
    「大変だな」

    大和田「まさか黒幕の手下が中にいるとは」

    十神「黒幕は江ノ島盾子の可能性が高いな」

    十神「全部の階が空いていたからな」

    桑田「なんで?」

    霧切「昨日、苗木君たちを止めたからね、黒幕は約束は守るみたいね」

    舞園「後で、見に行きましょう」

    朝日奈「今、行こうよ!」

    彼らは現実逃避中です

    葉隠「これは夢だべ」

    石丸「ハッハッハッ!夢だぞ!」

    霧切「現実に戻りましょう」

    一同「………うん」

    十神「とりあえず…また見るか…」

    〜食堂〜

    苗木「初めましって!戦刃さん!」

    苗木はボロボロになったナイフを取り出す

    戦刃「あなたたち素人じゃ、する軍人に勝てないわ」

    腐川「はぁ…クシュン…

    腐川ぶっ倒れた、瞬間立ち上がる

    ジェノ「ウルッセェ!殺ってみなけりゃわからねぇだろ!」

    ハサミを取り出す

    苗木と腐川が戦刃に飛びかかる
    だが流石は軍人、彼らの素早い斬撃をナイフで受け流す

    戦刃(ジェノはそこらの軍人より強い
    けど私の敵じゃない…けど…苗木は素人 、30回近く攻撃して一発も急所に入らない……)


    一発も急所に入らない?

    違うね

    ワザと急所に入れようとしていないんだ

    苗木は全く本気じゃない、猫と遊ぶような感じで戦ってるのである
    戦刃むくろはそれに気付かない

    両者は、同時に離れる

    苗木「む…!」

    ジェノ「あいつ強いわね…あたしは邪魔かしら?ヒッヒッヒッ!」

    苗木はナイフをしまいペンチを取り出した

    苗木(ジェノよりちょっと強いか…
    まぁ、ジェノとは、トムとジェリーみたいな関係で戦ってるからな
    ジェノは俺の敵じゃない)

    ジェノ「あー、ちょっとアタシ、見たくないわね…食堂の外に行っていいかしら?戦刃さん?」

    戦刃「構わないわ…」
    戦刃(厄介が消えた…)

    戦刃vs苗木
  48. 48 : : 2014/08/10(日) 03:02:23
    食堂前

    ジェノ「うっす」

    大和田「うぉっ、いいのかよ」

    ジェノ「あぁ、大丈夫、あいつ私の百倍強いから…」

    大和田「え…」

    ジェノ「あいつとは…遊びで戦ってるだけよ」

    〜食堂〜

    戦刃「苗木君、あなたは素人、私には勝てない」

    苗木「OK わかった」

    苗木が戦刃に飛びかかる

    戦刃は苗木を投げようとする、
    綺麗なフォームだ流石は軍人
    だが、相手が悪い

    ベリィ

    戦刃「…ぁ…ッッ…?」

    苗木は戦刃の爪を剥いだ

    苗木「ンー、爪は伸ばしすぎると君みたいになる」

    戦刃(痛い…いつの間に?)

    苗木は君の悪い笑顔で言う

    苗木「1時間かけて、拷問しよう」

    苗木は瓶を投げつける
    そんなもん軍人なら簡単に避けられる

    戦刃(舐めるな……)

    瓶が割れる 中から液体が出てくる

    戦刃(この匂い……硫酸!)

    戦刃は恐怖した
    戦刃(もし捕まったら…死ぬより酷いことになる…)

    苗木「秘密兵器が…外れちまった」

    どうやら瓶はもうないようだ

    苗木はハンマーを持って戦刃に飛びかかる

    戦刃は苗木めがけてナイフを振る、しかし苗木はそれを余裕を持って避ける

    ゴシャア!

    ハンマーが戦刃の指を何本も折ったのが見える

    戦刃「!!っ!!っ!!あ''ぁ!!」

    悶絶とはまさにこのことである

    すかさず戦刃は、苗木から距離を取る

    苗木は小麦粉のような物が入った袋を持ちながら戦刃に向かって走り出す 口と鼻をハンカチで覆っている

    苗木は粉を戦刃にかける

    戦刃(粉塵爆発!!)

    それで死ねた方が楽だろう



    それは、薬物だ吸ったらヤバいぞ
  49. 49 : : 2014/08/10(日) 03:18:29
    戦刃「ケホッケホッ…粉塵爆発じゃない?」

    苗木「…………」

    突然、戦刃がナイフを落とした

    戦刃「あれ?」
    戦刃(視界が歪んで…関節が痛くなってきた…)

    しばらくして、

    戦刃「あ''ぁ!イダイイダイ痛いイダイイダイイダイ痛い痛い痛い痛い痛いイダイ!!!!!!!!」

    戦刃が床に寝て暴れながら叫び出した

    苗木(これなんの薬なんだ??)

    苗木(えと…確か…売り物じゃないって言ってたな)

    苗木(うむ、なんか、可哀想になってきた、助けようがないけど)

    戦刃の絶叫を聞きながら考える

    苗木「おい!大丈夫?」

    戦刃「イダイイダイトメテトメテムリムリイダイゴメンナザイ!!!」

    なんか絶叫している

    苗木「なんかごめん、いや、幻覚剤程度だと思ってたんだよ…」

    苗木「でも、すげ〜滑稽だわ」
  50. 50 : : 2014/08/12(火) 08:36:58
    苗木(床が粉まみれだな、掃除しないと…)

    戦刃「ッ!ッッ!ヴァダイヴリモヴムリムリ!」

    苗木(うるせーなぁ)

    霧切「苗木君…何したの?」

    戦刃の金切り声を聞きながら霧切は言う

    桑田「指が変な方向に…」

    全員ドン引きである

    不二咲「酷いよ…何かけたの?」

    苗木はマスクを外し掃除をやめて不二咲の質問に答える

    苗木「わからん」

    大和田「は……」

    苗木「いや、ノリでヤクザからパクった粉かけた、いやこんな酷い物だとは、思わんかった。ちょっと可哀想だな」

    桑田「よくわからない物かけたのか…」

    苗木「Yes」

    苗木「こいつ縛っといてくれ」

    十神「あぁ、とりあえず黙らせたいな…うるさ過ぎる」

    苗木「全くだな」

    とりあえず、椅子に固定することにした

    戦刃「……………」

    あまりの痛さに気絶したようだ

    苗木「これは、関節激痛薬と名付けようと思うんだ」

    不二咲「いいんじゃない?もう使わないでよね…」

    苗木「あぁ」



  51. 51 : : 2014/08/12(火) 16:13:59
    戦刃の監視は苗木と大神ですることになった

    苗木は戦刃の怪我の治療をしていた

    大神「苗木は怪我の治療もできるのだな」

    苗木「まぁ、自分自身怪我することが多いから勉強した」

    大神「そうか…」

    大神としばらく話した

    戦刃「ん……ここは?」

    戦刃が目をもう覚ました流石は軍人か

    苗木「おはよう、よくわからない薬の味はどうだった?ヒッヒッヒッヒッヒッ!」

    思い出し笑いをしたように苗木が笑う

    大神「我は、皆を呼んで来るぞ」

    苗木「ん、よろしく、あぁ、皆は何してんだ?」

    大神「モノクマが開けた階を探索している」

    苗木「そうか、ありがと」
  52. 52 : : 2014/08/12(火) 17:00:03
    戦刃「…………」

    苗木「…………」

    しばらくて

    大神「苗木よ皆を連れて来たぞ」

    苗木「お疲れですわ」

    大和田「科学室とかあったぞ」

    皆、少しばかり新しい物を見て興奮しているようだ

    葉隠「BOSS部屋ぽいっ扉があったべ」

    朝日奈「あそこに黒幕がいるんだよ!」

    メッチャ楽しそうだ

    霧切「まぁ、詳しいことは前にいる彼女に聞きましょう?」

    十神「あぁ」

    霧切「まず、なんでこんなことをしたのか聞きたいわ」

    苗木「オイオイ、そんなことして何になるんだよ、B級映画にありそうな理由を聞かされて、話の最後に『どんなもんじゃい』って言う感じのドヤ顔をされて不快な気分になるだけだぜ、それにそいつの話を聞いている間そいつの『こんなこと言ってる私カッコイイ』って言う感じの顔を見なきゃいけないんたぜ、それより俺があいつを痛めつけるべきだと思うんだ、違うかな?」

    霧切「えぇ、あなたが彼女を痛めつけたいと言うことは、理解したわ」

    十神「それじゃあ、聞きたい奴から質問をしてくれ」


  53. 53 : : 2014/08/12(火) 18:07:43
    霧切「じゃあ、私から、さっきの質問に答えてくれるかしら?」

    モノクマ「それには、僕が答えましょう!」

    霧切「これからは、モノクマに答えてもらいましょう」

    全員「同意」

    モノクマ「んーもうしょうがないなぁ」

    モノクマ「じゃあ、最初の質問から!僕は皆さんに絶望を与えたいのです!」

    桑田「そんな理由で…」

    朝日奈「外はどうなってるの?」

    十神「あーそれなんだが…」

    一同「???」

    十神が突然、腐川に胡椒をかける

    腐川「十神様?……クシュン!

    ジェノ「呼ばれて出てくるのは腹つわねー」ガシガシ

    ジェノサイダーが頭をかきながら登場した

    ジェノ「何よぉ?私の白夜様?」

    十神「外の事だ」

    モノクマ「へぇ」

    ジェノ「あー、言うけどぉ、びっくりすんなよ、ヒッヒッ!
    えとねぇ、外では一年前かな?人類最大最悪の絶望的事件って言うのが出来てんだよ」

    苗木「一年も気絶してたのかぁー」

    苗木と十神だけが動揺しない
    十神は先に聞いていたから当然か

    ジェノ「いんや、なんかその事件が起きる前に一年間、皆でこの学校で青春を送っていたらしいよ」

    苗木「何それ?」

    苗木とジェノは異常なことを普通に話している、モノクマも彼らの冷静?さに少し驚いている

    ジェノ「二年記憶消されてるってことよ」

    苗木「記憶って消せんの?」

    ジェノ「知らん」

    苗木「ですよね、ヒッヒッヒッ!」

    霧切「ちょっと…それはほんと…」

    正常者達がかなり動揺している

    苗木「とりあえず、最後まできこうぜ!」Yes!Yes!

    ジェノ「んで、その事件は、「絶望」とかいうテログループが世界中で同時多発テロをしたわけよ
    ちなみに現在進行形よ
    そしたら、人間の社会が壊滅したっていうわけ」

    苗木「大変だな、『絶望』ってクソみたいなネーミングセンスだな」

    ジェノ「あたしも思った」

    黒幕に精神ダメージが入った

    苗木「ん…なんでお前記憶消されてないんだ?」

    ジェノ「腐川は消されたけど、二重人格のアタシの記憶は消せなかった見たいね」

    苗木「おい、あってんの?モノクマ?」

    モノクマ「うん!大正解!」

    一同「…………」

    苗木「あー次俺、黒幕って江ノ島だろ!」

    苗木が楽しそうに言う

    モノクマ「あー、もう隠しても意味ないか、うんそうだよ!」

    苗木「他にいるー?」

    一同「…………」

    苗木「おい?」

    一同「…………」
  54. 54 : : 2014/08/12(火) 18:31:40
    朝日奈「どうして……どうしてそんなことしたんだよ!!」

    朝日奈が切れた

    モノクマ「うっせぇな!飽きたんだよ!同じことの繰り返しにな!世界が滅びようがどうでもいいしな!」

    朝日奈「…………この!」

    苗木「なるほど、清々しいほどクズだな!ジェノサイダーと同じで!」

    ジェノ「アンタもな!」

    苗木「へっへっ!確かに」

    江ノ島の精神にダメージが入った

    戦刃「黙れ!お前らと盾子ちゃんを一緒にするな!」

    苗木「え?」

    ジェノ「一緒じゃね普通に考えて」

    江ノ島の精神にダメージ

    戦刃「ッッ!」

    戦刃が拘束をといて襲いかかって来た

    ドカッ

    鈍い音が響いた

    殴られてたのは、戦刃の方だった

    戦刃「…………な…んで?」

    苗木「んー、ビックリした、」

    苗木が何か探し始めた

    苗木「む…準備してよかった」

    苗木が持っているのは
    ノコギリ、よくわからない薬、爆薬
    ペンチ、ドライバー、粘着テープなどなど、

    戦刃(私なんかに…本気だしてなかったんだ…………逃げて、武器を取りに行かないと)

    戦刃が部屋から出て行く

    苗木「俺は、あいつを捕まえて、ヤる」

    苗木「十神、落ち込んでいる奴らをなんとかしてやれ」

    十神「出来る限り…な…」

    苗木も部屋から出て行く
  55. 55 : : 2014/08/12(火) 19:11:44
    戦刃(逃げなきゃ!あいつに捕まるのは!死ぬよりヤバい!)

    戦刃は走る

    苗木「おーい、待てい、待たれよ!
    なにもしないとおもうからぁ!」

    苗木も走る

    命がけの鬼ごっこが終わりを迎えようとしていた

    戦刃は葉隠が言っていた部屋の前にいた
    苗木(何処行きやがった?)

    ドンドンドン
    戦刃「盾子ちゃん!銃取るから入れて!」
    戦刃(開けて!おねがい!)

    ガチャリ

    ドアが開いた

    しばらくして

    戦刃が出て来た

    ハンドガンを持っていた

    戦刃(これで、大丈夫!)

    戦刃(なんなの?あいつ?戦場でも、私に傷つけられる奴はいなかった…
    あいつは、始末しなきゃ!盾子ちゃんに…迷惑がかかる!)

    戦刃は体育館に行った

    遮蔽物の無い

    苗木「体育館か……」

    苗木も体育館に行った

    遮蔽物の無い

    〜体育館〜

    苗木「よお」

    戦刃「苗木君はつよい…ん…?」

    苗木が戦刃が話している最中いや入って来ていきなり何かを投げた

    こう書かれていた
    『あなたに煙をプレゼント』

    ボォン

    とてつもない量の煙が出た

    戦刃(動かなきゃ)

    ガチャリ

    扉が閉じる音がした

    ボォン ボォン

    二回爆発した

    苗木の声だけが聞こえる

    「さて、一酸化炭素中毒でどちらが先にぶっ倒れるかな?」

    ヒッヒッヒッヒッヒッ!

    戦刃(イカれてる……イカれてる!
    この煙の量はヤバい!此処から出なきゃ!)

    戦刃(私には…銃があるんだ!
    大丈夫!大丈夫!)

    戦刃(ドアを固定するなんてことは
    ないはず!ないはず!ないはず!)

    それは一種の願いだったのかもしれない

    ガチャガチャガチャ

    戦刃(嘘!本当に死ぬ!嘘!嘘!嘘だ!嘘だ!)

    ドアの持ち手は鎖で固定されていた

    戦刃は必死に鎖を解こうとしたが

    戦刃(その前にあいつを殺してから!
    絶対に殺す!)

    覚悟を決めた

    その覚悟も一瞬で崩れ去るのに

  56. 56 : : 2014/08/12(火) 19:51:19
    戦刃は銃を何も見えない煙の中に向ける

    戦刃の額から大量の汗が出る

    音がした、戦刃はそこに向って発砲する

    何かが倒れた音がした

    人間は極度に緊張すると普段はやらない行動に出てしまうことがある

    彼女は倒れた何かを確認しに行ったのだ 何時もの彼女だったらそんなことはしないだろう

    戦刃「……………」

    そこには、何もなかった

    後ろから頭を掴まれた

    苗木「気のせいじゃ無い??」

    戦刃「し…まっ…た」

    戦刃(………………)

    思考停止とはこの事だ

    苗木に銃を向ける

    至近距離から

    あっさり苗木に投げられる

    ビタァン

    まさしくこんな音がした

    戦刃「………がっ……」

    希望は取られた

    もう銃はない

    苗木「没収だぜ!そして俺の物!」

    苗木は口笛を吹きながら、戦刃の足を持って引きずりながら、出口に向かう

    鎖を破壊し体育館から出た



    ズルズルズル

    廊下で引きずる音が聞こえる

    戦刃(逃げなきゃ……)

    苗木を蹴り飛ばす

    苗木「痛いねぇー」

    戦刃が持っているのはナイフだけ

    戦刃(あいつは、武器をいくつもって……ノコギリがない!勝てる!)

    ノコギリは煙幕を取るときに置いて来たのだろう

    戦刃はナイフを振る
    苗木の額が切れた

    かなりの血が出ている

    苗木はいつも仮面で守られている顔を切られた

    『今のは、結構ムカついたぞ』

    苗木が走り出す


  57. 57 : : 2014/08/12(火) 20:04:02
    苗木がファニー・バレンタインに見えてきた・・・
    期待
  58. 58 : : 2014/08/13(水) 00:27:26
    苗木の顔は偽りの優しそうな顔でもなく、イカれた顔でもなかった

    殺意のみで形成された顔だ

    戦刃は走って来る苗木にナイフを振った

    苗木はそれをペンチで弾いた

    戦刃は仰け反った

    苗木の蹴りが戦刃の腹にめり込んだ

    躊躇が無い強烈な蹴りだ

    戦刃「!!ウッッッ!!オエッ!!!!」

    思わずナイフを落としてしまった

    そのナイフを苗木が遠くに投げる

    これで、戦刃の勝つ術は無くなった

    悶絶している戦刃はそんなこと考えれるはずが無い

    苗木「歩け…食堂まで…」

    戦刃は立ってはいるがフラフラである、だが、顔面が血塗れでわからない男の顔をしっかりと見ていた。

    戦刃「黙れ………」

    苗木「残念だ」

    苗木は戦刃を掴んだ

    恐らく引きずっていくのだろう

    いや

    投げた

    戦刃は地面に叩きつけられた

    戦刃「ッ!ッッ!ッッ!」

    ドカッ

    苗木が戦刃をサッカーボールのように蹴った

    戦刃が食堂に向けて少し進む

    いや転がるか…

    苗木は戦刃を蹴りながら食堂に運んだ

    まるでサッカーのように

    顔面を狙わないのは、苗木の最後の良心だろう

    戦刃「わがっだ!わがっだ!歩ぐ!自分で歩ぎまず!」

    戦刃が立った、フラフラだ
    恐らく歩くことは出来ないだろう

    苗木「あぁ、そうしてくれ」
  59. 59 : : 2014/08/13(水) 00:58:18
    戦刃が歩こうとする

    だが進まない

    戦刃「お願い…動いて…」

    苗木が戦刃の背中を軽く押す

    戦刃が倒れる

    戦刃「うぅぅ…」

    戦刃が立って歩こうとする

    進まない

    苗木が軽く押す

    また倒れる

    戦刃が立つ

    歩けない

    苗木が軽く押す

    戦刃は食堂まで後70回は転ぶだろう




    今は20回目くらいか?

    戦刃「もう嫌…なんで私が…盾子ちゃん…助けて…」

    また戦刃が転ぶ

    もう、苗木の傷口から出る血液は固まっていた

    30回目くらいだろうか?

    苗木が戦刃を軽く押す

    また戦刃が転ぶ

    戦刃「もう…やめて…」

    苗木「こういうのが…お前らが大好きな『絶望』ってやつだろう?」

    戦刃の顔が絶望に包まれた
    もう彼女は絶望を快感と感じなくなっていた

    40回目
    また転んだ

    戦刃「もう嫌!誰か助けて!お願いします!誰か!誰か…助けて下さい…聞こえてるんでしょ…誰か来てよ…」

    戦刃「苗木君…もうやめて…絶望なんていい!お願い!もうやめて!
    お願いします!本当に…」

    寝ながら戦刃は懇願する

    苗木は戦刃を担いだ

    苗木は無言で戦刃を連れて食堂にむかう




  60. 60 : : 2014/08/13(水) 01:19:56
    苗木「十神、連れて来たぞ」

    全員の雰囲気が暗い

    十神「顔が血塗れだな、大変だったんだな」

    苗木「まあな」

    腐川「随分と機嫌悪いじゃない?珍しいわね?」

    苗木「顔、切られたからな
    お前は、外のこと知ってんのか?やけに元気だな」

    腐川「えぇ、落ち込んだって仕方ないじゃない」

    苗木「ヒッヒッヒッ!お前らしくねぇ答えだな!ヒッヒッ!」

    腐川「あら、機嫌治ったじゃない」

    苗木「へへっ!」

    苗木「顔手当してくれ」



    苗木は額に包帯を巻いている
    (ほぼ自分でやった)

    戦刃が椅子に座らせられる

    霧切「まず、あなたの手当てが先ね」

    大神「一番、上手なのは苗木だ」

    戦刃「え……嫌!殺される!お願いします!やめてください!」

    戦刃が懇願する
    全員が驚いた

    大和田「お前、何したんだよ?」

    苗木「喧嘩」

    霧切「あなたがいると彼女が話せないわ、少し向こうに行ってくれるかしら?」

    苗木「ウサギはさみしいと死ぬかも!」

    腐川「キモいウサギね」

    全員が少し笑う

    苗木「治療法書いた紙置いとくわ
    じゃあ向こうで指噛みながら見てるよ」


  61. 61 : : 2014/08/13(水) 13:42:48
    戦刃が何故か爪を噛みながら治療を受けている 若干震えている

    不二咲「何をされたの?」

    戦刃「歩かされた…」カリカリ

    爪を噛んでいる

    桑田「歩けないだろ」

    戦刃「立って、押されて、立って、押されての繰り返し………」

    一同「………」

    戦刃「怪我手当て…ありがとう」

    それから、彼女にいくつか質問した一人で将棋やってテンション上がってる苗木をチラチラ見ていた

    わかったこと

    江ノ島を含む全員で一年間一緒に過ごしている
    二年記憶を消されている
    江ノ島の姉
    江ノ島は四階にいる
    外は本当にヤバい
    未来機関とか言う組織が作られている
    この学園生活は全国で放送されている

    苗木の家族は戦死した


    霧切「苗木君、戻って来て…」

    苗木「今いいとこなんだよ」

    十神「何処がだ一人でやってるだろ貴様は」

    不二咲「苗木君って意外と頭緩いんだね!」

    苗木「なかなか傷つくことを言うな
    悲しいぞ!」

    苗木「んで、何?」

    全員が苗木に戦刃から聞いたことを話す

    苗木「全世界で放送中ってコトは…………俺のコトが世界中にバレてるってことか…………」

    腐川「そう、私とあんたはもう学園に来る前の普通の生活は出来ないわ…逃亡生活のはじまりよ………」

    腐川「ここから出たとしても……居場所は無いってこと…未来機関にも…行けないのよ……」

    腐川「あと、あんたの家族のことだけど……戦死したって…かなりの数のテロリストを倒したらしいわ…」

    苗木「………戦ったのか…あいつららしいな…逃げろよ…」

    苗木が泣いた

    全員が初めて見る苗木の泣き顔だ

    舞園が慰める

    そして

    苗木がおもむろに立ち上がった

    腐川に目配せした

    苗木と腐川は食堂から出て行こうとした

    霧切「何処にいくの?」

    苗木『嬲り殺してくる』

    腐川『八つ裂きにしてやるわ』

    何時もの苗木に戻った



  62. 62 : : 2014/08/13(水) 18:59:56
    苗木は自室に向かった

    爆薬を取りに


    二人は、江ノ島がいるはずの部屋に向かった

    腐川「どうやって開ける?」

    苗木「爆破」

    腐川「あぁ……」

    苗木は部屋の前に爆薬を置いた

    凄まじい爆発音がした

    苗木「行くか…」

    二人は歩き出す

    部屋の中には江ノ島はいなかった

    一足先に逃げたのだろう

    苗木「何処に行った?」

    腐川「あそこにドアがあるわ」

    腐川がドアを開ける

    ここにもいない

  63. 63 : : 2014/08/13(水) 19:51:04
    〜廊下〜
    江ノ島「ウプププあいつ今頃どうしてんかな?」

    大和田・石丸「ん……!」

    江ノ島「絶望的ィ!」

    江ノ島が逃げ出した

    大和田・石丸「待ちやがれぇ!!」

    〜食堂〜

    桑田「江ノ島が見つかった!今追いかけてる!」

    一同「!!!」

    霧切「全員で追いかけましょう!」

    全員が散り散りになって追いかける

    1時間もの間、江ノ島を探していた


    そして、追い込められた江ノ島が不二咲を人質に取った

    〜玄関ホール〜

    江ノ島「おっとと!それ以上近づいたら、男の娘の喉がきれるぜ!」

    江ノ島が玄関の扉を開ける
    外に逃げるつもりだろう
    江ノ島を運ぶ車が止まっている
    外は言ったとおり荒廃している
    全員が驚く


    不二咲「ごめんねぇ…皆…」
    不二咲が泣きながら言う

    苗木「いいんだ、不二咲…こういう時はなんて言うんだ?」

    不二咲「え……?」

    苗木「俺だったらなんて言うと思う?」

    不二咲が覚悟を決めた顔になる
    息を大きく吸う

    不二咲「やってみやがれ!このクソビッチが!」

    江ノ島「!!!!」

    江ノ島が不二咲を殺そうとする

    そこに苗木のキックが江ノ島に入る

    江ノ島が外に向けて飛んだ

    不二咲「ありがとう…」

    苗木が追い打ちをかけようとするが

    江ノ島が外で待っている車に乗ってしまった

    江ノ島「あばよ!クズども!」

    江ノ島が中指を立てる

    苗木「クソッタレが…」


    外は荒廃していた

    霧切「とりあえず、未来機関とやらに行きましょう」

    十神「荷物と戦刃を連れてここに集合だ」

    全員が準備に取りかかかる



  64. 64 : : 2014/08/14(木) 11:26:18
    準備が終了し全員集まった

    苗木「世紀末だな!」

    十神「埃っぽいな、マスクをしよう」

    苗木「あぁ、あと全員武器持っとけ」

    苗木は自分の武器を全員に配る

    石丸「不要物だぞ!」

    桑田「まぁ、護身用には」

    朝日奈「何で、私だけ爆弾?」

    苗木「あぁ、あとこれ」

    苗木がマグナムを渡す

    霧切「あなたはいいの?」

    苗木「俺は、お前らとは違う方向に行く」

    大和田「?」

    苗木「未来機関には行けねぇからな」

    腐川「私もね」

    大和田「あぁ……」

    全員が悲しそうな顔をする

    苗木「俺は左に行く」

    腐川「私は右に行くわ」

    苗木「お前とは二度と会いたくねぇな!」ヒッヒッヒッ!

    腐川「こっちも願い下げよ」
    腐川が中指を立てる

    苗木・腐川「また何処かで」

    霧切「さみしくなるわね」

    苗木と腐川が手を振りながら歩いていく

    霧切「私達も行きましょう」

    戦刃「多分、埼玉の方にあるって」

    舞園「遠いですね…」

    彼らが一時間近く歩いていると

    軍用トラックが来た

    全員が警戒する

    彼らの前で止まった

    葉隠「敵襲だべ!!」

    桑田「どうする!どうする!」

    朝日奈「爆弾投げる?」

    バスから男が降りてきた

    男「未来機関の物ですから、落ち着いてください」

    十神「信用出来ないな…」

    男「それはそうですよね…」

    霧切「えぇ」

    大神「乗るしか無いだろう、この状況だ、敵だったら持っている武器で倒してトラックを乗っ取れば良いだろう」

    桑田「まぁ、確かに…」

    男「助かります」

    全員がトラックに乗る、武器を構えながら

    男「それと、そこの女はこれで縛って下さい」

    縄を渡し戦刃を指差す

    男「あとこれを首につけて下さい」

    霧切「これは?」

    戦刃の首に付けながら質問する

    男「まぁ、十神家の人達が開発していた、強烈な 葉隠「言ってたべ」

    朝日奈「あぁ、十神が言ってた、めっちゃ頭痛するってやつでしょ」

    男「そうです」

    トラックが発進する

    男「その前に、寄る所が」

    苗木と腐川は今どうしているのだろうか

  65. 65 : : 2014/08/14(木) 13:43:34
    苗木「オイオイ、冗談だろ」

    苗木が銃を持った男七人に囲まれている

    隊長らしき男「未来機関の者だ」

    隊長らしき男「苗木誠にそれ以上近づくな」

    苗木「未来機関がこんなことすんのか?」

    隊長らしき男「言ってもお前は来ないだろう」

    隊長らしき男「そこで待っていろ、トラックが来る」

    苗木「へいへい」

    しばらく待っているとトラックが来た

    隊長らしき男「乗れ」

    苗木「おーけー」

    苗木がトラックに乗る

    苗木「あぁ…薄々、そう思ってた」

    腐川「あんたもか……」

    霧切「案外、早く再会したわね」

    感動の再会をした後トラックが発信した

    苗木と腐川は戦刃の隣に座らせられる

    苗木「いい加減、銃を降ろせよ」

    腐川「全くね」

    男「降ろしたら、逃げるだろう?」

    苗木「………」



  66. 66 : : 2014/08/14(木) 14:07:36
    〜未来機関〜

    霧切「この辺は、少しだけ復興しているのね」

    男「えぇ、でもまたいつ襲われるか…」

    復興中の街の周りにはバリケードが張ってあった、見張りの兵も沢山いる

    男「このような街は、全国に五箇所あります」

    葉隠「少ないべ…」

    会議室に通された

    戦刃は牢屋にぶち込まれた

    苗木「いつになったら銃を下ろしてくれるんだ?」

    男「とりあえず、座って下さい」

    苗木「…」

    腐川「…」

    男「えと、お二人はこの首輪をつけて下さい」

    苗木「なんだこの禍々しい物体は?」

    隊長らしき男「付けたら、降ろす」

    苗木「クソッタレが…」

    腐川「ちょっと、これ外れないじゃない」

    二人が不平を言う

    男「苗木さん、腐川さんには、テロリスト達と戦ってもらいます」

    苗木「任せろ」

    苗木の機嫌が治る

    男「しかし、捕獲しなければならないことが多いです」

    苗木「クソが」

    霧切の方に男が向く

    男「貴方達には、この二人の管理などをしてもらいます」

    二つのスイッチを机に置く

    男「反抗したら容赦無くこのスイッチを押してください」

    苗木「自己管理くらい出来まーす」

    男「殺すでしょう?」

    苗木「……」

    男「ローテーションで交代するのもよし、代表者が管理するのもよしです」

    話し合いの結果

    苗木 舞園

    腐川 十神

    になった


  67. 67 : : 2014/08/14(木) 14:29:30
    男「では、自室に案内します」

    男「これが部屋の場所です」

    男が紙を渡す

    腐川「あら、白夜様と同じじゃない

    嬉しそうに腐川が言う

    男「基本管理者と行動します
    逃げますから、よって部屋も同じです」

    苗木「俺のプライベートは?」

    男「すいません…」

    申し訳なさそうに言う

    桑田が苗木に耳打ちする

    桑田「気を付けろよ…」

    苗木「襲わねぇよ…」

    桑田「そうじゃなくて……」

    苗木「?????」

    舞園「苗木君、行きますよ」

    スイッチを持っている舞園が言う

    マジで心配そうな顔で桑田が見ていた

    苗木は何も知らない

    腐川が嬉しそうに十神の後について行った

    男「朝にここに集合してください」
  68. 68 : : 2014/08/14(木) 14:47:44
    〜夜〜
    自室にはベットが二つあった

    苗木「寝る……」

    舞園「苗木君、玄関には近寄らないで下さいね」

    苗木「ん……オケ」

    苗木は深い眠りについた

    舞園が寝た後

    苗木「よし、行くか」

    苗木は玄関に直行した

    苗木「ん…開かない?」

    鍵は普通外に付ける物だ

    部屋の中に付いてます

    部屋から出るには舞園から部屋の鍵を奪わなければならない

    苗木「参ったな…」

    カチリ

    何かを押す音が聞こえた

    苗木「ァ``ァ``ァ``ァ``ーーーーマジでマジでイダイ!止めで!」

    苗木は頭を抱えながら言う

    地面で悶え苦しんでいる

    舞園「止めて欲しいですか?」

    苗木が頷く

    舞園が止めた

    苗木の顎を持って、舞園が言う

    舞園「いいですか?あなたが私の言うことを聞かなかったらスイッチを押します、いいですね?」

    苗木「……あぁ」

    舞園「今日はもう寝ましょう?」


  69. 69 : : 2014/08/14(木) 15:41:03
    おや?舞園の様子が…?
    期待してます。
  70. 70 : : 2014/08/16(土) 12:27:45
    舞園「苗木君?起きて下さい」

    苗木「ムリ……」

    舞園「全く……」

    舞園は苗木の顔に水をかける

    苗木「うわー冷たっ!」

    舞園「早く準備をして下さい」

    〜会議室〜

    男「ここに来て早々ですが任務です」

    苗木「何?」

    腐川「だいたい予想はつくわ」

    男「えー、各地に居る絶望側に落ちた超高校級達の捕獲です、どうやらグループの幹部になって居るそうです」

    苗木「何処に居る?」

    男「わかりません」

    男「テロリストを捕まえて尋問して下さい」

    苗木「二人でか?」

    男「いえ、大和田さん、桑田さん、大神さんの三人と合わせて五人です」

    腐川「今は、何してるの?」

    男「準備です、貴方達も倉庫に言って準備をして下さい、行かない人達は、料理を作ったり事務をしています」

    〜倉庫〜

    腐川「アンタ爆弾ばっかじゃない」

    苗木「そういやそうだな」

    苗木は手榴弾を置いた

    かわりに麻酔銃を持った

    〜トラック前〜
    舞園達が見送りに来ていた

    大和田「全員揃ったか?」

    大神「うむ」

    桑田「行くか…」

    苗木「何処に?」

    大和田「とりあえずテロリストを探す」

    男「あぁ、苗木さん、腐川さん、これを付けて下さい、発信機です」

    首輪を渡す

    苗木「二つ付けんのかよ」

    男「発信機を付けたら、エグい方の奴は外します」

    苗木「なんで?」

    腐川「敵が同じようなスイッチ作ってたらやばいでしょう」

    男「えぇ」

    朝日奈「皆!気を付けてね!」

    石丸「安全確認をするんだぞ!」

    舞園「ちゃんと、戻って来て下さいね!」

    霧切「気を付けて」

    トラックが走り出す

    舗装されていない道はかなり揺れる

    町は人が住めるような状況ではなかった

    桑田「それにしても、世紀末だな…」

    苗木「そうか?俺のいた町の方が世紀末だったけど?治安が」

    大和田「お前は○○市に住んでたからな…」

    苗木の住んでいた街は治安の悪さで有名だったらしい

    大神「それにしても、テロリストがいないな」

    発砲音がした

    苗木「一人目」

    苗木がモノクマの仮面を被った奴を撃った

    桑田「よくわかったな…」

    苗木「こう言う奴の隠れる場所はすぐわかる」

    トラックから下りながら苗木が言う

    アサルトライフルの発砲音が結構したが触れないでおこう

    眠らした男を引きずりながら戻ってきた

    苗木「出発してくれ」

    桑田「今、結構殺してたよな?」

    苗木「麻酔銃じゃあの量は無理、それに言葉の通じる連中じゃなかった」

    大神「なんと言っていたのだ?」

    苗木『江ノ島様の血と肉となれ!』

    腐川「ヤバ過ぎるじゃない」

    苗木「次から、遭遇した瞬間発砲した方がいいぞ」

    一同「だな」


  71. 71 : : 2014/08/16(土) 12:28:42
    苗木「それにしても…」

    大和田「こいつ起きねぇな」

    モノクマのお面のやつを指す

    腐川「起きたわよ」

    大神「お主、何者だ?」

    モノクマお面「江ノ島様の部下の 苗木「わかった」

    言葉を遮る

    桑田「幹部が何処にいるかしらねぇか?」

    モノクマお面「貴様らのような江ノ島様のことを理 ヘブゥ!」

    苗木がぶん殴った

    苗木「知ってるか?それとも知らない?」

    大神「知ってるだろうな…」

    大神「自分の事を部下って言ったからな…幹部にあっていると言う可能性が高い」

    モノクマお面「貴様らなどに言うか!」ブヒャヒャヒャ!

    お面の下で笑っている

    苗木「本当に言う気ないの?お前の仲間みたいになるけど」

    モノクマお面「はん!奴らには江ノ島様の加護が無かったのよ!」

    桑田「もう末期じゃん」

    大和田「イカレてるな」

    苗木「OK!江ノ島様のご加護を!」

    苗木はモノクマお面をながーい縄で縛った

    そしてそれを走るトラックからスローインした

    苗木「行ってらっしゃい!」

    腐川「やりすぎじゃないかしら?」

    大神「……うむ」

    苗木「まぁ、しょうがない」

    モノクマお面「ギャィァーーーーーーー」

    絶叫が聞こえる

    苗木「そろそろ引き上げるか」

    桑田「あぁ…」

    引き上げた

    モノクマお面「貴様………」

    瀕死である

    大和田「無かったな江ノ島様の加護」

    腐川「ドンマイ」

    苗木「これでお前に江ノ島様の加護がないことが証明された」

    大神「言う気になったか?」

    モノクマお面「フン……」

    大神「ならばしょうがない…」

    大神がスローインしようとする

    モノクマお面「ギィャーーんかった!わかった!言う!」

    腐川「ボイスレコーダー持って来なさい」

    大和田がポケットから出す

    大和田「はいよ」

    モノクマお面が話している幹部達の居場所を録音する

    録音が終わった

    苗木「んで、こいつどうする?」

    大神「連れて帰って来いとのことだ」

    腐川が無線をする

    腐川「えーこれより帰還しまーす」

    トラックが未来機関に向けて走り出す

  72. 72 : : 2014/08/16(土) 12:48:08
    〜未来機関〜

    トラックが着いた

    最初に出て来たのは血塗れのモノクマお面の奴だった

    朝日奈「うわぁ……」

    男「お疲れ様です。お二人は、この首輪を付けて下さい」

    腐川「面倒ね…」

    苗木「…………」ダッ

    苗木が急に逃げた

    葉隠「逃げたべ」

    石丸「予想していたと言うか…」

    舞園「悪い子ですね…」ボソリ

    苗木「ヒャッハー!あんな鬼畜なもん付けるわけねぇだろ!」

    満面の笑みである

    不二咲「苗木君、足速いね!」

    カチリと言う音がした

    苗木「ん…地雷?」

    それにはこう書かれていた

    『睡眠ガス地雷』

    ボフンと言う音ともに睡眠ガスが噴射された

    煙が晴れると気持ち良さそうに苗木が寝ていた

    男「やんちゃと言うんですかね?
    まぁ、捕まってよかったです、舞園さん首輪を付けて下さい」

    舞園「はい……」

    舞園の顔が少し歪んでいた

    男「我々が彼を部屋に運ぶので、各自、仕事の続きなどをして下さい」
  73. 73 : : 2014/08/16(土) 13:26:39
    〜夜・自室〜

    苗木は目が覚めた

    苗木「んー、よく寝た…ん…」

    舞園が笑顔で横に座っていた
    目は笑っていないが

    苗木「あ、仕事終わったの?」

    舞園「えぇ、明日の分も終わらして来ました」

    苗木「用事でもあんの?」

    舞園「そんな所です」

    舞園が急に切り出した

    舞園「苗木君?私が出発する前にいったこと覚えてますか?」

    苗木「??いや?」

    カチリ

    苗木「ヴヴ……っ ァ"ァ"ァ"ァ"っ痛い…ぼんどうにいだい」

    スイッチが押された

    頭を押さえながらベットの上で苗木が獣ように唸る

    ガチャリ

    舞園が苗木の足に手錠をかけた恐らく動物ようだろう

    舞園「苗木君?聞いてますか?
    私は、『ちゃんと帰ってこい』って言ったんですよ?で、苗木君はどうしました?」

    苗木「ヴヴ……クッァ"ァ"ッどめろ」

    さっきよりも苗木は苦しくなったようだ

    舞園「聞こえるわけないか…じゃああと3分頑張ってください」

    舞園は残酷な笑みを浮かべる

    苗木「どめで?……ヴッ…なんで?いだっ………」

    2分たった

    苗木は気絶してしまった

    おびただしい量の汗が苗木から出ていた

    目から血涙がでて、鼻血がでていた

    時々、苗木が痙攣する

    目は何処か遠くを見ている

    苗木自身毎日のように戦っていたので痛みに耐えるのは余裕だったがこれには耐えられなかったらしい

    舞園「苗木君?…寝ちゃいましたか」

    舞園(シャワールームで水をかけて来ましょう)

    苗木をシャワールームまで引きずる

    舞園「ハァ…本当に…重いですね」

    苗木に服を着せたまま冷水をかける

    苗木「……………ハァ…ハァ…痛いな……」
  74. 74 : : 2014/08/16(土) 14:37:52
    舞園怖いな
  75. 75 : : 2014/08/17(日) 18:15:46
    舞園「苗木君?何で逃げたんですか?」

    苗木「嫌に…決まってんだろ…あんな…首輪付けんの」

    苗木は死にそうだ

    舞園「私も嫌ですけど…私の命令なんで苗木君は聞いて下さい」

    苗木は絶句する
    恐らく苗木が始めて合うタイプの人間だからだろう

    苗木「ハァ?」

    舞園「だって、恋人ですから」

    苗木「えっ…いつから?」

    舞園「私の味方でいてくれるって言ってくれた時、最初は嘘だと思いました…でも苗木君を利用してそれをすぐ許してくれた時、嘘じゃないんだって思いました…あの時は本当にすいませんでした」

    舞園が語り出した

    苗木(会話が成り立たない……)

    舞園がまだまだ語る

    舞園の話の最後に舞園が

    舞園「私の苗木君に対する気持ち…
    解かってくれましたか」

    苗木「……うん」

    苗木はなにもきいていない

    舞園「ありがとう…でも、反省していないようなのでお仕置きが足りませんね…」

    舞園「そのために、明日休みを取ったんですから…あと、苗木君は午前中休みだそうです」

    苗木「は???」

    カチリ

    苗木「ヴッ……ナ"んデオズんだよ!
    ナ"ニモして……いだっゥウクッ」

    またスイッチが押された

    舞園「朝まで、頑張ってください隣にいてあげますから」

    苗木「ザッゲンジャ…ねえよ!うっァ"ァ"この……イテッ!」

    舞園「じゃあ、頑張りましょう?」

    舞園が苗木の頭を撫でる

    そして

    シャワールームに呻き声が響いた
  76. 76 : : 2014/08/17(日) 22:36:36
    舞園がエライことになった。
  77. 77 : : 2014/08/18(月) 23:34:08
    苗木耐えろ
  78. 78 : : 2014/08/20(水) 00:11:49
    朝になった

    何回か失神した苗木にとっては最低の朝だ

    舞園「よく頑張りました」

    苗木の鼻血を拭きながら舞園は言う

    苗木は舞園に屈したのだろうか?

    まさか

    その程度で苗木が屈するとでも?

    苗木(舞園は…隙だらけだ…警察署に侵入するより、百倍楽だ)

    苗木(どうしようか?)

    さぁ、反撃開始だ

    苗木(状況を整理しよう

    首輪は、はずれない

    手錠を持っている

    任務の時にGPSになる

    付けている者
    苗木、腐川、恐らく戦刃、捕虜に付けられるのだろう

    部屋の鍵、舞園が所持

    スイッチを盗むことは不可能

    盗むことはね…

    スイッチを押してから頭痛がするまで、時間差がある

    未来機関は敵襲に備えているために
    中はザル警備、牢屋以外はね

    舞園は滅多にスイッチをポケットから出さない

    このくらいか………)

    舞園「苗木君?朝ごはん食べますか?」

    苗木「あぁ……」

    苗木の人間観察が始まった


  79. 79 : : 2014/08/20(水) 00:46:06
    苗木君……すごいね
  80. 80 : : 2014/08/20(水) 23:01:28
    舞園が料理を作っている

    シャワールームからキッチンまでの距離は

    舞園の歩幅で16歩

    到着までおよそ十秒

    走れば五秒もかからないだろう

    キッチンは2人入ったらかなり狭いだろう

    小さな花瓶が置いてある

    包丁は外に設置

    なくなっていたらすぐバレる…

    料理にはかなり集中する

    キッチンの近くに救急箱がある

    包丁の扱いに慣れていないのだろう

    トン・トン・トン・トン

    一定間隔のリズムで切る

    歌手だからか?

    三角巾を付ける

    きっちり二人分

    たまに鼻歌を歌う

    電子レンジと炊飯器は同時に使わない…さらに元栓を抜く

    苗木は作戦を立てる

    舞園「苗木君出来ましたよー」

    舞園が食卓に並べる

    苗木「あぁ…」

    苗木はダルい体に鞭打って食卓に向かう

    食卓にはよくわからない旨そうな物が並んでいた

    苗木「いただきます!」

    元気な声で言う

    舞園「誠くん、夕方から仕事だそうです」

    苗木「ん……」

    苗木は食べながら聞く

    舞園「十一時になったら会議室に行って来て下さい」

    苗木「ん……」
  81. 81 : : 2014/08/22(金) 22:28:09
    舞園「がんばって来て下さい」

    苗木「あぁ」

    苗木は会議室に向かう

    苗木と腐川だけ呼び出されたようだ

    〜会議室〜

    男「えー、今日の任務は居場所がわかった絶望落ちした日向創などの…」

    男の言葉が詰まる

    苗木「抹殺しろか?任せろ!ヒッヒッヒッ!」

    愉快そうに苗木は話す

    男「残念、捕獲です」

    苗木が渋い顔になる

    腐川「何故…捕獲してるの?」

    男「まぁ…それは」

    男はまぁいいかと言う顔になる

    男「まぁ、更生させるんです」

    苗木「無理だろうねぇ」

    腐川「無理でしょう」

    場に沈黙が流れる

    男「苗木さんだけ…行って来て下さい」

    苗木「ほぅ……」

    腐川「やばいわよ?」

    男「絶望落ちする恐れがあるので、しょうがありません」

    苗木「随分と信用されてるな俺は」

    苗木が笑う

    苗木「それとも、俺は別に死んでもいいからか?」

    男「上からの命令ですので、カ…日向創は『事故』で死んでしまっても構わないそうです」

    苗木「得体の知れない奴だからか?」

    苗木が暇そうに聞く

    男「何故それを?」

    男が少し驚く

    苗木「超高校級のって言わなかったからな」

    男がなるほどと言うような顔をする

    男「六時に部隊の連中と出発します、準備をして下さい」

    苗木「あぁ……」

    男「ご武運を」

    苗木が出て行った

  82. 82 : : 2014/08/22(金) 22:43:10
    六時になった

    綺麗な夕焼けだ

    男「では、発信機に取り替えます」

    鍵はこの男が持っているようだ

    取り替えが終わった

    苗木「おぉ、久し振りだな」

    苗木が隊長らしき男に声をかける

    隊長「あぁ…」

    苗木「元気ねぇな」

    隊長「部下が絶望落ちするかもしれないからな…」

    結構深刻なことらしい

    トラックに乗った

    前に二台後ろに二台いた

    五台のトラックが夕焼けの中を走る

    全員が緊張している

    どのくらい走ったのだろうか

    もう辺りは真っ暗である

    トラックの光だけが見える

    しばらくすると

    明かりが付いた建物が見えた

    恐らく奴らのアジトだろう

    隊長「着いたぞ……」

    苗木「あぁ…」

    苗木は爆発系の武器ばかり持っている

    隊長「降りるぞ…」

    全員「はっ!」

    隊の人数は五十人くらいだろうか

    全員が降りた

    苗木「それじゃあ、行って来る」

    苗木は一人で歩き出した
  83. 83 : : 2014/08/22(金) 23:05:33

    隊長「待て!無理だ!」

    苗木「いや、余裕だ」

    『えー、テレビが映ってるなら返事をしてねー!』

    建物の壁に映像が流れる

    壁ではなくとても大きいテレビのようだ

    江ノ島盾子が映っていた

    苗木「黙れビッチ」

    苗木がロケットランチャーを構える

    もちろん、打った

    耳をつんざくような爆発音がした

    当たり前だがテレビは映らない

    隊長「………」

    苗木「メガホンとかある?」

    隊長「ある…おいメガホン持ってこい」

    苗木の手にメガホンが渡る

    苗木が一歩前に出る

    苗木『建物の中にいる奴、聞こえてるか?』

    苗木『降参しろと、言いたい所だが…しないだろ?』

    苗木『えー、今から捕まえに行きます。てめーらにはペナルティーがあります。』

    苗木はメガホンで話すのをやめる

    苗木「隊長さん、銃弾が飛んで来るかもしれんから全員遮蔽物の後ろに隠れさせてくれ」

    隊長「あぁ、分かった、聞いてたか?」

    全員「はい!」

    良い返事だ流石軍隊

    苗木「俺が、来いってサイン出したら来てくれ」

    苗木がふたたびメガホンを使う

    苗木『江ノ島盾子が俺の前で喋ったことにより、江ノ島が喋った分だけお前らの指を折る、精々捕まらないことだな』

    苗木が満面の笑みで建物に向かって歩き出す

    そして苗木は建物に向かって爆弾を投げた
  84. 84 : : 2014/08/23(土) 02:15:34
    かなり面白いSSですね。
    指折るとか・・・・
    戦刃はもう心が折れてるかも。
    苗木君は心を折ると書いて
    『心 折 』
    ( 親 切 )
    ですね!
    引き続き頑張って下さい。
  85. 85 : : 2014/08/23(土) 09:36:40
    ありがとうございます
  86. 86 : : 2014/08/23(土) 13:12:34
    戦刃には戦わせないの?
    あと、期待です‼︎
  87. 87 : : 2014/08/23(土) 22:41:18
    [戦刃がどうなるのかは秘密です]

    建物内部

    幹部は中に五人いるようだ

    ?「玄関前に部隊を隠れさせて奇襲させている。少なくとも一人で来た苗木は死ぬだろう」

    ?「流石ですぅ!日向さん!」

    日向「ありがとう」

    ?「んふふ、流石だね」

    玄関の方から爆発音がした

    一同「……」

    ?「何か…音がしたな…斬って来ようか?」

    日向が何か言いかけた時、

    また爆発音がした

    ?「爆破しながら進もうとしていやがる…俺の事務所に乗り込んで来た時と同じだ……」

    また爆発音がした


  88. 88 : : 2014/08/23(土) 23:12:51
    苗木は爆弾でバラバラになった死体を蹴散らしながら歩いている

    爆弾を投げながら

    苗木に隊長から無線が入る

    隊長『苗木!苗木!』

    苗木『なんだ?』

    隊長『建物の中で投げたら崩れるぞ!やめろバカ!』

    苗木『こうすれば、トラップも爆破出来る…さらにカス共も粉々に出来る』

    隊長『だからと言って!崩れるぞ!』

    苗木『大丈夫だ、あと百個投げてもこの建物は崩れねぇ、ヒッヒッヒッ!』

    苗木は無線を切る

    苗木は爆弾を投げる

    もう建物の中にいる敵はかなりの数を爆殺されている

    モノクマのお面をした奴らが部屋から出て来る

    すかさず苗木は手榴弾を三つ投げる

    爆発する

    モノクマお面をした奴らがミンチになる

    ダメ押しなのか苗木は部屋にも爆弾を投げ入れる

    ドアごと部屋が吹き飛ぶ

    苗木が通った後は今のところすべて破壊されている

    苗木が何回かこの動作を繰り返したのち

    恐らく全滅した

    苗木が隊長に無線する

    苗木『おおかた片付いた来てくれ』

    隊長『爆音がよく聞こえたよ』

    しばらくして、隊長と共に十人の兵士が来た

    こいつらはグロ耐性があるのだろう

    隊長「それにしても…全員爆殺か…ひでぇな…奴らから追い剥ぎが出来ねぇじゃねか、爆発で武器もダメになっちまってるよ」

    不服そうに隊長が言う

    隊長の部下たちも死体から追い剥ぎが出来なくて不服そうである

    苗木「ゲスだねぇ、ヒッヒッ!」

    隊長らと共に前に進む

    部屋に手榴弾を投げ込みながら

    隊長「部屋にいたら即死だな…」

    隊長が呟く

    そして最後の部屋になった

    恐らくここに幹部たちがいる

    苗木「離れてろ…俺一人で行く」

    隊長「あぁ、ここで待ってる」

    苗木がドアを開ける

    と思ったか?

    苗木はドアを爆破した



  89. 89 : : 2014/08/24(日) 00:22:22
    苗木はでかい盾を構えながら部屋に侵入する

    爆煙が充満している

    ゴーグルをしている苗木にはわかる

    銃をもっているのは三人

    変態顏、ヤクザ、日向

    盾を構えたまま苗木はそいつらに突っ込む

    まず変態の銃を取り上げる

    次に盾を振り回してヤクザの銃をはたき落とす

    最後に日向の顔面を殴って銃を奪い取る

    そして側転ではたき落とした銃を拾ってもとの位置に戻る

    瞬きをする暇もない出来事だった

    そして

    爆煙が晴れた

    苗木「んー、幹部が五人もいるとはねぇ」

    苗木が三つの銃を破壊しながら言った

    ?「死ね!!」

    刀を持った女が突っ込んで来た

    ?「ペコ!」

    苗木「マジかよ…」

    苗木は切れ味の悪いナイフを取り出した

    苗木はそれで防いだが

    ナイフが切れた!

    幸い苗木はよけることが出来たが…

    左耳が切断された…





    爆煙が少し漂う空間の中

    苗木は聴いていた

    左耳に聞こえてくる音を

    痛みはしなかったが

    解る

    左耳がないことが

    決して許すな

    この女を

    俺の左耳を奪い去った人間を

    苗木「ヒッヒッ!ヒッヒッヒッ!ヒッヒッヒッ!」

    笑い出した

    ?「何が可笑しい!!!」

    女がキレる

    苗木「八つ裂きにしてやるよ…」

    まるで、獣のような…いや悪魔のような笑みで幹部達を見る








  90. 90 : : 2014/08/24(日) 01:07:27
    左耳てうそーん
  91. 91 : : 2014/08/25(月) 07:54:13
    耳を失っても、平気で戦うあたり
    苗木君は本当に戦闘狂ですね。
    苗木君が戦いで負けるという事が
    無さそうですね。
    この先も頑張って下さい。
  92. 92 : : 2014/08/25(月) 23:29:21
    拳銃とか、硫酸は、一体どうやって入手を?
  93. 93 : : 2014/08/27(水) 13:52:25
    『それは違うよ』さん
    ヤクザから奪ったんじゃないでしょうか。
    憶測ですみません。
  94. 94 : : 2014/08/27(水) 21:21:17
    [拳銃はヤクザから硫酸は学校からです]


    苗木がゆっくりとペコと呼ばれた女に歩みを進める

    笑いながら…

    辺古山「……死ねっ!」

    辺古山が苗木に向かう

    苗木は小さいナイフを取り出す

    苗木「お前は死ねない…」

    苗木が呟く

    この発言に全員が疑問を持った

    苗木が辺古山に物凄い速さでナイフを投げる

    まるで忍者のようだ

    辺古山は難なく弾く

    辺古山「その程度か」

    苗木は無言でナイフを投げ続ける

    辺古山が弾く

    これがしばらく続いた








  95. 95 : : 2014/08/27(水) 21:58:07
    苗木がナイフを投げた

    辺古山が弾こうとする

    それは本当にナイフだったのだろうか?

    そして辺古山が弾いた瞬間

    ナイフのような物が破裂して煙を出した

    辺古山が煙に包まれる

    苗木は煙の中にナイフを大量に投げ込んだ

    煙が晴れた

    脚に結構な数のナイフが刺さった辺古山が座っていた

    いや座らざるを得なかったのか

    治療しないと立てないだろう

    何故か上半身には一つも刺さって無かった

    苗木「その程度のナイフ投げは堪能したか?」

    辺古山「っ……黙れ」

    刀を離さない所は流石か

    ?「テメェ!それ以上そいつに近づくんじゃねえ!!」

    ヤクザが叫びながら突っ込んでくる

    辺古山「ダメです!!」

    苗木がナイフを投げた

    ヤクザではなく日向の足に

    日向「イ"ってっ!」

    ?「日向さん!大丈夫ですか!」

    ?「テメェ!ふざけんな!」

    苗木「あー悪いねぇ日向くんこれは不慮の『事故』だよ」

    わざとらしく苗木が言う

    ?「クソ野郎が!」

    ヤクザが突っ込む

    苗木がナイフを投げた

    日向の足に

    日向「イ"ッ……」

    ?「やややばいよ!」

    苗木「これも『事故』だ手元が狂ってね」

    辺古山「ゲスが…」

    苗木「そんなにこの女と一緒にいたいんなら…」

    パァン パァン

    乾いた破裂音がした

    ?「がっ……」

    苗木はヤクザの脚を撃ち抜いた

    ハンドガンで

    辺古山「あぁ…貴様!よくも!」

    苗木「おっとと、それ以上喋ると日向君とそこのお坊ちゃんの腕が吹っ飛ぶかも!」

    辺古山「……鬼畜が」

    ?「テメェ…やりやがったな…」

    苗木はヤクザを辺古山の隣に引きずりながら連れて行った

    ついでに辺古山の刀を没収した

    そして苗木が言った

    苗木「この二人の腕がブチ抜かれるところが見たくなかったら頭に手を当てて俺の指定した所に座った方がいい」

    しぶしぶ3人は座る

    苗木は椅子に座った三人を手錠で固定する

    苗木「俺は約束は守るほうでね」

    苗木が辺古山とヤクザに向かって歩き出す


  96. 96 : : 2014/08/28(木) 20:41:07
    苗木は辺古山の前に立つ

    ?「おい!何する気だ!やるなら俺にしろ!」

    ヤクザが這いずりながら苗木のすねを殴る

    苗木は顔をしかめる

    苗木「俺なら…そんなことはしないねぇ」

    ヤクザの手を持つ

    苗木「アンタに聞きたいことがあるんだ…」

    ?「なんだよ…」

    辺古山「冬彦坊ちゃま答える必要はありません」

    九頭龍「わかってる…」

    苗木「残念だ…」

    グギィッ

    苗木が九頭龍の左手の親指をあらぬ方向に曲げた

    九頭龍「ヴッ……!」

    日向「お前!」

    辺古山が這いずりながら苗木に近づく

    グギィッ

    嫌な音がした…今度は人差し指

    九頭龍「イ"ッ……!」

    辺古山「貴様!止めろ!」

    グギィッ

    今度は中指

    九頭龍「ッ……」

    叫ばないように必死に耐えている

    辺古山「止めろ!聞いてるのか!」

    辺古山の訴えも苗木にととかず

    右手の親指に到達した

    九頭龍「ァ"ッ…グッ…ゔぅ…」

    辺古山「頼む!やめてくれ!」

    グギィッ

    九頭龍「グッ…痛えよ…ゔぅ…」

    辺古山「頼む…やめてくれ…お願いだ…」

    日向「もう止めろ!満足だろ!」

    日向はブチ切れである

    苗木「お前らは…俺の家族を殺した…ここにいる奴らは殺ってないのかもしれないが、連帯責任ってやつだ、ヒッヒッヒッヒッヒッ…」

    ベキィッ

    九頭龍「ッ!クソがッ!クソがッ!クソがッ!」

    九頭龍が痛みをかき消すように叫んだ

    辺古山「頼むよ…やめてくれよ…私を好きなようにしていいから…」

    苗木「断る」

    辺古山「お願いだ!本当に!なんでもするからやめてくれ!」

    苗木「断る」

    グギィッ

    九頭龍「ア"ア"ア"ア"ーー!」

    辺古山「なんで…こんなことに…なんで…なんで…なんで…」

    苗木「さあねぇ、ヒッヒッヒッ!」

    一人部屋の中に入って来た

    隊長「動くな」

    隊長がしかめ面で入ってきたのだ

    苗木「もう…動けないぜ…あいつらはな」

    隊長「お前がだ」

    苗木「あーやっぱり、そうきたか」

    九頭龍が助かったと言う顔をする

    隊長「こいつらを連れて行くぞ」





  97. 97 : : 2014/08/28(木) 21:01:26
    苗木君は『超高校級の鬼畜』でしかない。
  98. 98 : : 2014/08/28(木) 21:02:46
    連投すみません。
  99. 99 : : 2014/08/29(金) 00:54:13
    ペコは坊ちゃんと、言ってたはず
  100. 100 : : 2014/08/29(金) 09:08:44
    すいません
    わかりました
  101. 101 : : 2014/09/01(月) 18:08:39
    ゾロゾロと建物の中から出て来る

    何人かは銃を突きつけられ

    担架で運ばれていた

    次々とトラックに人が乗っていく

    そして最後に不満げな一人の大男が乗った

    〜トラック内〜

    日向「おい、苗木「黙れ、殺すぞ」

    隊長「やめろ」

    苗木「なんで?」

    隊長「不慮の事故で殺すな…と言う命令だ」

    捕虜たちが怯えた顔になる

    特に日向が

    苗木「もし殺してたら?」

    隊長「刑務所にぶち込まれてた。さみしくなる所だったよ」

    苗木「刑務所?」

    隊長「最近、完成したらしい、お前みたいなのが沢山いるぜ」

    苗木「絶望たちか?」

    隊長「違う…つか一人もいない…マジでお前みたいな奴らだ」

    笑いながら隊長が言う

    苗木「なんで絶望がいない?」

    隊長「あそこはいくら絶望でも耐えられないから」

    隊長「あぁ、訂正だ…仕切りで絶望達とイカれ野郎達を分けてるってことだ、金がないんだろうな、鉄柵越しなのに…怯えながら暮らしてんだぜ…あいつら」

    苗木「内部は想像つかねぇが、中がひでぇてっことだけはわかった」

    隊長は付け加える

    隊長「喧嘩が強い特殊性癖を持った奴らの集まりだぜ」

    苗木「最高だな、ヒッヒッヒッ!」

    隊長「楽しそうだぞ」

    隊長が笑う

    そして

    トラックが夜道を進む




  102. 102 : : 2014/09/05(金) 00:11:23
    暗い夜道を通り抜けて

    未来機関についた

    トラックが止まる

    隊長「こいつらを牢屋にぶち込んでおけ」

    隊員「はい!」

    満身創痍の奴らが連れて行かれる

    苗木「あいつらどうすんの?」

    隊長「近々、牢屋から刑務所に移送する予定だ。戦刃と一緒にな」

    苗木「江ノ島の居場所は聞かねぇのか?」

    隊長「あぁ…もちろんだ…お前と一緒にな」

    意地悪そうな顔をする

    苗木「そいつぁ楽しみだ!!」







  103. 103 : : 2014/09/07(日) 19:42:05
    休む間も無く会議室に呼ばれた

    〜会議室〜

    苗木「少しくらい休ませてくれ」

    隊長「全くだな」

    二人は不機嫌だ

    男「早く江ノ島の居場所を突き止めたいですからね」

    隊長「はぁ…」

    男「いいですか、彼らはプログラムにかけなければいけないので、慎重に扱ってください、トラウマを植え付けたりすると支障が出ます」

    苗木「いい御身分だな…」

    苗木が呟く

    男「あなたは彼らが暴れた時、止めるためにいます」

    苗木「わかったよ」

    苗木が立ち去ろうとする

    男「明日の朝から始めます、今日はお疲れ様でした」

    苗木が立ち止まった

    苗木「……」

    苗木は出て行った

  104. 104 : : 2014/09/07(日) 19:48:59
    自室に帰ると

    舞園がご飯を用意して待っていた

    舞園「おかえりなさい」

    苗木「あぁ…」

    舞園「ご飯食べます?」

    苗木「もちろん」

    苗木が席に着く

    舞園「今日はどうしたんですか?」

    苗木「いや…何も、ただ疲れただけだ」

    舞園「そうですか、お疲れ様です」

    舞園が苗木の頭を撫でる

    苗木は飯を食べ終わった後

    軽くシャワーを浴び

    何か気難しそうな顔をしながら寝た
  105. 105 : : 2014/09/11(木) 21:41:18


    〜会議室〜

    男「では、いきましょう」

    苗木は昨日と

    違って晴れ晴れとした顔だった

    隊長「あぁ」

    〜牢屋・取調室〜

    日向、罪木、九頭龍、辺古山、が座らされていた

    室内は暗かった

    隊長が机に座っている

    日向「何の用だ?」

    隊長「江ノ島の居場所だ…」

    辺古山「……」

    日向「知らないな」

    隊長「幹部なのに知らないのか?」

    日向「あぁ」

    隊長「何故だ?」

    日向「知らないな」

    隊長「これ以上は無駄だな…」

    隊長が出て行った

    バァン

    突然日向の顔面が机に叩きつけられた

    罪木「日向さん!」

    九頭龍「!!」





  106. 106 : : 2014/09/14(日) 23:36:16
    彼らの後ろには苗木がいた

    暗くて見えなかったのだろう

    苗木「いやー、考えたんだよ…」

    苗木が椅子をドアに挟んで取調室にだれも入れないようにした

    苗木「お前らは、俺よりひでぇことしてる可能性があるのに…待遇が良すぎるんだよ…何故だ?」

    苗木が淡々と喋り始める

    日向「しっ知らん」

    苗木「そこでだ…ムカついたから…ぶっ殺すことにした」

    九頭龍「えっ…」

  107. 107 : : 2014/09/17(水) 21:17:20
    唐突な死刑宣告を受け彼らの顔は絶望に包まれる

    罪木「どどうしたら…助けて…くれますか…」

    苗木「江ノ島の居場所かねぇ…」

    メキィッ

    何故か日向の顔が殴られる

    鼻血まみれになった日向が叫ぶ

    罪木「あっ……ぁぁ…」

    苗木「日向ぃ?江ノ島の居場所はどこだ?」

    日向「お前のような…下衆に教えるとでも……」

    苗木「ヒッヒッヒッ!みんな知ってる」

    ボスッ

    日向の腹を蹴り飛ばす

    日向「オェッ……」

    九頭龍「おいっ!てめぇやめろ!」

    苗木「あー、これは老婆心からだが…指の治療に専念した方が…」

    九頭龍「ヒッ…やめろ!」

    ボスッ

    まるでサッカーボールのように日向が転がる

    日向「オエェ……」

    罪木「○○○です!○○○にいます!」

    ボスッ

    壁と苗木の脚に挟まれる形になった

    日向「ガハッ…クッ…」

    罪木「は…?なんで…?」

    辺古山「今言っただろ!」

    ボスッ

    日向「ウッ……助けて…」

    ガタン

    ドアが破壊されて銃を持った男達が入って来た

    隊長「ありがとう…だが…やりすぎだな…」

    苗木「そりゃどうも…」

    苗木は日向の頭を踏み潰そうとする

    パァン

    乾いた音と共に苗木は倒れた

    隊長「まったく…」




  108. 108 : : 2014/09/18(木) 17:53:49
    な、ななな苗木クンおそろし…
    期待です!
  109. 109 : : 2014/09/20(土) 15:58:20
    ありがとうございます

    目が覚めたようだ

    どうやらここは自室のようだ

    舞園「誠くん?目が覚めましたか?」

    苗木「見ての通りだ」

    舞園「『やりすぎだ…アホ』だそうですよ」

    苗木「あいつか…」

    舞園「次は無いそうですよ?」

    苗木「だろうねぇ…」

    玄関のチャイムが鳴った

    舞園が玄関を開ける

    隊長「よぉ〜…明日出撃だぜ…アホ」

    苗木「早いねぇ」

    隊長「一刻も早くブチ殺……じゃなくて…捕まえたいからな」

    苗木「ブチ殺…捕まえるのか?」

    隊長「こいつもプログラムにかけるらしいな。残りの幹部も江ノ島のとこにいるらしい」

    苗木「いい御身分だな」

    隊長「まったくだな」

    隊長「じゃあ、明日」

    苗木「あぁ」

    隊長が出て行った

    舞園「明日ですか…生きて帰ってきてくださいね」

    苗木「あぁ」
  110. 110 : : 2014/09/20(土) 16:04:47
    早朝

    〜会議室〜

    男「早く、殺し……いや捕まえにいきましょう」

    男「出発です。装備を整えて下さい」

    苗木「もうしたよ…」

    隊長「俺も」

    隊員達「我々もです」

    何故か全員がロケットランチャーを持っている




    隊長「全員乗ったか」

    『はい!』

    トラックの数は10台

    苗木「○○○か…」

    隊長「あぁ」

    出発した

  111. 111 : : 2014/09/20(土) 16:14:09
    トラックを進めると絶望達が突っ込んできた

    だが追尾式ロケットランチャーの敵では無い

    爆風を横目にトラックは進む

    それっぽい場所についた

    苗木「あれか?」

    隊長「全員降りろ…」

    隊員達「はっ!」

    隊員「A、B班は近くにある建物と言う建物に火をつけろ、火炎放射器は持ってきたな」

    隊員達「はい!」

    何十人かが幹部達がいそうな建物以外に火炎瓶を投げ込んだり火炎放射器で火をつけたりし出す

    建物内から燃えてるモノクマ仮面達が出てくるのは気にしない


    隊長「残りは、俺についてこい」

    彼らは歩き出す

    隊長「とりあえず、江ノ島の顔面が壁に書いてある建物に…



    ロケットランチャーをぶち込んでやれ」

    苗木「待ってました」
  112. 112 : : 2014/09/20(土) 16:20:52
    〜建物内〜

    江ノ島「あぁ、あいつらが来たって?」

    ?「あぁ」

    江ノ島「どうせ、ぬけぬけと建物に入って来て!不意打ちされて全滅でしょ!」ブヒャヒャ!

    江ノ島が笑う

    ?「おい…貴様ら…」

    全員「???」

    全員が監視カメラの映像を見る

    そこに写っていたのは…

    『汚物は消毒だぁー!』と言わんばかりの光景である

    全員「………」

  113. 113 : : 2014/09/20(土) 16:28:19
    隊長「全員!構えろ!」

    ガチャン

    隊長「撃てぇ!」

    匠達の手により建物の壁という壁が吹き飛ばされました

    建物として立っている方が不思議である

    煙が晴れた

    建物の最上階に江ノ島達がいるのが見える

    全員生きてはいるがぐったりしている

    隊員「どうしましょう?」

    隊長「睡眠ガスグレネード弾でもぶち込むか」

    隊員「はい!」

    と言うわけで眠りについた江ノ島達をトラックに運ぶ

    隊長「見張りは…悪いがお前だけだ」

    苗木「絶望に感染するからか?」

    隊長「あぁ」
  114. 114 : : 2014/09/23(火) 21:56:37
    〜トラック内〜

    江ノ島「おい、苗木ぃ?」

    苗木「死ね….」

    江ノ島「どうせテメェは『上からの命令』で私らに手ェだせないんでしょ」

    苗木「ヒッヒッヒッ…」

    ドスッ

    江ノ島の腹を蹴る

    江ノ島「ウッ……」

    苗木「いやー、この瞬間を愉しみにまってたんだよ…」

    苗木「これでお前らを!嬲り殺しにできるぜぇぇぇ!」

    苗木の絶叫がトラック内に響き渡る

    帰るまで苗木の憂さ晴らしが続いた


    〜未来機関〜

    隊長「んー、こいつらこんなにボロボロだった?」

    苗木「あぁ、そうだ」

    隊長「そういやそうだったな」

    江ノ島「そんなわけ……」

    隊長「刑務所にぶち込んどけ、あぁ、ついでにお前も刑務所見るか?」

    苗木「そうするか…」
  115. 115 : : 2014/09/23(火) 22:13:27
    〜刑務所〜
    絶望落ちした超高校級たちが歩く

    無論江ノ島もいる(満身創痍)

    看守「君たちと普通の囚人は全てが鉄格子によって分けられている」

    日向「廊下までも分かれてるな?なぜだ?」

    看守「見ればわかる」

    全員「?」

    刑務所の食堂に入る

    やたらうるさい

    囚人「ヒィッハー!フゥーー!」

    鉄格子の越しに上裸の男がバク転をしてるのが見えた

    囚人a「今からぁ!ミサをはじめるぜぇ!」

    何故かギターをかき鳴らす筋肉バカ

    やたら上手い

    囚人b「俺のナイフ投げを堪能しやがれぇ!」

    ナイフをマシンガンのように投げる

    料理人「うるっせんだよ!静かに食えねぇのカスどもが!」

    囚人c「ヘブゥ!…」

    料理人が囚人をフライパンで殴る

    看守a「フゥーー!並びやがれ!」

    整列係りの看守が発煙筒を振り回す

    一言で言うとカオスである

    江ノ島「なにこれ……!」

    辺古山「猿山?」

    囚人たちが江ノ島達に気付く

    罪木「ひっ!……」

    囚人「フゥーー!新入りだぜぇー
    そんなとこいねぇで俺とフィーバーしようゼェー」

    「○○○してやるぜぇ」

    「○○してからだろ」

    「いや、いっそブッ殺そう」

    囚人達「賛成」

    看守「とまぁ、 こんな感じだ」

    九頭龍「クソが……」




  116. 116 : : 2014/09/29(月) 19:55:06
    自室

    舞園「よかったですね」

    苗木「まあな…」

    苗木(何もしないのが吉か…まぁ、出るんだがな)

    さてさて、どうやって出ようか?

    しばらく考え

    まず舞園の集中力を削ぐ

    ブレーカーを落とす

    スイッチを取る

    恐らく右ポケット

    これらのことをしよう

    さあさあ、いつ始めようか?
  117. 117 : : 2014/09/29(月) 20:16:15
    なんかさっきの文に違和感を感じます


    苗木は三日間チャンスをうかがっていた

    〜夜〜

    舞園が料理を作っている

    トン・トン・トン・トン

    軽快なリズムがしている

    苗木はそれに足音を合わせキッチンに近づく

    キッチンに着いた

    電子レンジがついたままだ

    そして舞園の肘が当たるように小さな花瓶を移動させる

    舞園に気付かせる

    舞園「あっ、誠くん!なんですか?」

    苗木「水が欲しいわ〜」

    舞園「はいはい」

    舞園が包丁を戻す、肘が花瓶に当たる

    花瓶が落ちる

    舞園「あっ、もう!」

    舞園が下を向く

    すかさず、炊飯器のコンセントを入れる

    苗木「手伝う?」

    舞園「大丈夫ですよ、」

    苗木「いや…でも…」

    舞園「大丈夫だから…ね?わかった?」

    若干イラついたようだ

    苗木「あぁ」

    トントン・トン・トントン

    切るリズムが乱れた

    舞園が割れた花瓶を拾い終わり食材を炊飯器に入れる

    水を飲んだ

    苗木は偶然を装って肘で電子レンジのスイッチを入れる

    舞園がスイッチを炊飯器のスイッチを入れる

    そして

    ブレーカーが落ちた

    部屋が暗くなる

    舞園「きゃっ!」

    苗木「あ"ぁ!」

    ついに舞園のポケットから苗木はスイッチをとった
  118. 118 : : 2014/09/29(月) 20:25:14
    舞園「ブレーカーですかね?」

    苗木「そうじゃね」

    舞園「ちょっと、誠くん付けてきてくれますか?」

    苗木「えっ、ダル…」

    舞園「私じゃ、届かないので」

    苗木「オッケイ」

    廊下に向かう、手で探りながら

    ブレーカーを入れる

    舞園「少しうっかりしてましたね」

    キッチンから声が聞こえる

    それから20分後

    ピンポーン

    舞園「誰でしょうか?」

    苗木「客人でしょ」

    舞園「そりゃそうですよ」

    舞園が玄関に向かう

    隊長がいた

    隊長「おーい新しい任務についてだ!会議室行くぞ!」

    苗木(あいつ、10分遅刻だ、まぁ俺が出ようしてること知らねぇから仕方ねぇか)

    舞園「誠くん!聞こえました」

    苗木「今行く」

    苗木は外に出た
  119. 119 : : 2014/09/29(月) 20:36:31
    隊長と一緒に歩く

    苗木「なんかトイレ行ってきていいか?」

    隊長「好きにしろ」

    苗木はトイレに向かう

    もちろん窓から出た

    武器庫に向かった、ナイフと爆弾をバックに詰めて出発する

    苗木「おやおや、なんでもあるな…」

    電動ノコギリである

    苗木はそれを首輪に当て切断し始めた

    スリル満点である

    少し首に傷がついたが気にしない

    そして刑務所に向かった

    途中、警報が鳴った

    『苗木誠が脱走しました、警備、軍隊の方は捜索にあたってください』

    苗木は未来機関の出口とは、反対方向にある刑務所に向かった




  120. 120 : : 2014/09/29(月) 20:52:52
    〜刑務所・食堂〜

    囚人「苗木が脱走したって!」

    看守「あの変態がか?」

    囚人b「呼んだ?」

    看守「あぁ、呼んだ」

    囚人c「あいつとは、殴りあった仲だぜ」

    看守a「黙って飯食え…飯食え…うまいぞこれ」

    囚人c「俺のを食うな」

    〜食堂・江ノ島サイド〜

    日向「正直行って…ここ嫌だ…飯うまいけど」

    辺古山「弱音を吐くな…」

    九頭龍「イカれたやつしかいねぇよ」

    江ノ島「全然仲間になんねぇよ…あいつら、説得してもあれだぜ『うん、わかった、大富豪しようぜ!』だぞ!どんだけ大富豪好きなんだよ!」

    江ノ島が頭を抱える

    囚人d「おい!苗木の変態が脱走したってよ!」

    豚神「逆立ちしたまま食うな」

    囚人d「飯が喉に詰まって窒素しそうになるのがすごくいいんだ!」

    江ノ島サイド全員がため息をつく

    罪木「これでまともな方ですもんね…」

    日向「言うな…」

    江ノ島「やばくない!ヤバイよ!」

    全員が焦り出す

    九頭龍「……帰るわ」

    囚人「おい!お前ら!大富豪しようぜ!」

    日向「気が向かないんだ…」

  121. 121 : : 2014/09/29(月) 21:15:33
    〜刑務所・備品置き場〜

    苗木「ナ行は……あった」

    『苗木誠、備品 』

    苗木は箱を取り出した

    中にはスーツとピエロの仮面が入っていた

    苗木「久しぶりか…」

    着替え、仮面をつけた

    〜看守室〜
    苗木「話があるんだが」

    看守b「クリスマスじゃねえよ」

    苗木は看守を殴り飛ばした

    看守d「ヒャヒャ!スゲェパンチだ」

    看守は硫酸を取り出した

    すかさず苗木は

    看守の顎を殴りつけた

    看守たち「ピエロから、喧嘩のプレゼントだぜぇ!ぶっ殺せぇ!」

    三十秒後、

    看守たちはのされていた

    苗木「おい」

    看守c「なんだよ?」

    苗木「どうやったら、牢屋の鍵は開くんだ?」

    看守c「江ノ島達は食堂から廊下、トイレに至るまで全てが牢屋なんだが?」

    苗木「そうか、普通の囚人は?」

    看守c「開けてどうする?大富豪大会でもするのか?」

    苗木「ヒッヒッ!好きにしろ!」

    看守c「俺はやってない、お前がやったんだ、OK?」

    看守は全員の囚人の牢屋の鍵を開けた

    苗木「あざといなぁ!」

    看守c「出入り口の鍵は俺達が開けることになってる、お前を入れたら、すぐ閉めるぜ、帰りは自分でなんとかしろ」

    苗木「あぁ」

    看守室を出た

    そして、館内放送で

    『第1回大富豪大会をするぜぇ!食堂だぁ!』

    というのが流れた

    〜出入り口の扉の前〜

    看守c「開けるぞ」

    苗木「あぁ」

    重そうな扉が開いた

    看守c「大富豪でも楽しんでくれ」

    苗木「ヒッヒッヒッヒッ!」

    扉が閉まり鍵をかける音が聞こえた


  122. 122 : : 2014/10/27(月) 21:16:01
    〔すいませんお久しぶりです〕

    日向「なんだよ?何が起こってるんだよ?」

    罪木「大富豪大会をするそうですよぉ」

    江ノ島「たくっ!くっだらっねぇ!」

    九頭龍「イラついてるな」

    辺小山「計画がうまくいってないんだからな、当然だ」

    江ノ島はずかずかと食堂から出て行った

    〜刑務所・女子トイレ〜

    「基地外どもが、くだばれよ!」

    江ノ島が愚痴を言っていた

    「クソッ!クソッ!クソッ!…………ん?」

    ドアが開かない

    「建て付けが悪りぃんだよ!」

    ドアに八つ当たりをした

    「随分と、荒れてるねぇ〜」

    振り返るとスーツのピエロがいた。

    江ノ島が青ざめた表情で言った

    「なんで…ここにいるんだよ…」

    ピエロのは頭を掻きながら言った

    「あぁ、少し用事があってな」

    ヒッヒッヒッ!とピエロは不気味な笑い声を出した

    「お前を嬲り殺すっていうな!」

    ピエロいや、苗木が江ノ島の足にナイフを投げた
  123. 123 : : 2014/11/16(日) 13:58:03
    江ノ島「ヴッ!テメェ!」

    江ノ島がナイフを刺さったナイフを抜き取り窓から外に投げた

    苗木「ヒッヒッ!元気なことだねぇ!」

    江ノ島が苗木に殴りかかる

    苗木は身体を反らした

    拳が苗木に向かっていく

    苗木はその拳に頭突きをした。『ゴキャ!』という鈍い音がした

    江ノ島「ウッ……あ''っ痛い!!クソ野郎が」

    江ノ島が怯んだ隙に苗木は両膝に蹴りを入れた

    江ノ島「ッッ〜〜〜!絶望テキ…」

    骨が折れたのかは、判断できないが江ノ島は倒れこんだ

    苗木は江ノ島に近づいて行く

    江ノ島「うぷぷ…もうすぐ…来るんじゃない…捕まったオマエの顔を見るのが…楽しみだ …」

    苗木は清掃道具入れにあったバケツを取り出し、バックからそれなりに長いロープと手錠を取り出した

    江ノ島「??……」

    手錠でトイレの柱に江ノ島を固定し江ノ島の首にロープを結んだ

    江ノ島「何する気!!離せ!クソ野郎」

    ロープの端をバケツに繋げ、梁のようなところにかけた。

    江ノ島「イカれ野郎!何してんだ」

    苗木は天井近くにある水道管に小さな穴を開けた、そこから水が漏れて少しずつぶら下がっているバケツに溜まっていく

    江ノ島「まさか…まさか…ンムゥ!」

    苗木は江ノ島の口に雑巾を深く押し込んだ

    苗木「ヒッヒッヒッ…お前が大好き過ぎる『絶望』だ……」

    苗木はトイレの出入り口が開かないように固定した

    苗木「十分で、首が閉まるんだと思うが…まぁ精々助けでも呼んでみてくれ」

    苗木は窓の鉄格子を壊して出て行った

  124. 124 : : 2014/11/16(日) 14:12:31
    バケツに水が四分の一くらい溜まった

    江ノ島の首に少しロープが食い込む

    「ンッ!!ッッ!!ッッ!」

    外から苗木が出口方面に向かったという放送が聞こえる

    苗木が開けた穴が少し大きくなった
    水がバケツに入る量が多くなっていく

    江ノ島の首にさらにロープが食い込む

    まだ息が出来るようだ

    苦しくなってきたのか江ノ島がさらに暴れ出す

    「ンムッ!ンン!ンンン!」

    江ノ島が誰かを呼ぼうとするが雑巾を押し込まれているので声も出ない

    そして、完全にバケツに水が溜まった

    「ッ!ッ!ッ!ッ!ッ!ッ!ッ!」

    江ノ島が陸に上がった魚のように痙攣し始める

    「ッ!ッ!ッッ!………………………」

    そして江ノ島は大きく身体を反らしたのを最後に動かなくなった
  125. 125 : : 2014/12/26(金) 23:03:03
    1人の男が建物の屋根の上をゆっくりと歩いている。


    彼の顔は見ることが出来ない、何故ならピエロのマスクをしているから


    「お嬢サァーン!僕と一緒に遊ぼうぜ!」

    チャラチャラとした男が一人の少女の腕を掴む

    「やめて下さい!誰か!」

    少女が誰も助けが来るはずもないのに叫ぶ

    物陰から足音が、コツ、コツ、と聞こえる。

    「そこの人!助けて下さい!」

    「おい、出て来いよ!チキン野郎!」

    チャラ男が挑発をする。

    ゆっくりと確かな足音が近づいて来る。

    「ヒッヒッヒッ……鶏を解体する時首から切り落とすのを知っているか……?」

    ピエロのお面をした男が意味不明な言葉を発し物陰から出てきた。

    「俺は、それが好きじゃあない……」


    「何言ってんだ!キチガイ!ぶっ殺すぞ!」


    「嬲り殺せないからな……」


    路地裏に男と女の悲鳴が響いた。






    こんな、都市伝説がある……


    とある街で、悪事を働くとと何処からともなくピエロが現れて、嬲られた挙句殺されるという…


    真相は誰も知らない……





    「ヒッヒッヒッヒッ……お嬢さん?次からは無いようにしないとな……わかったかい?」

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
enjoy

縄文杉

@enjoy

「ダンガンロンパ 」カテゴリの人気記事
「ダンガンロンパ 」カテゴリの最新記事
「ダンガンロンパ 」SSの交流広場
【sn公式】ダンガンロンパ交流広場