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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

―RUN!RUN!RUN!―

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    • 3

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  1. 1 : : 2014/07/14(月) 20:10:24
    はい、それほどでもないお久しぶり
    ですが、前回書かせて頂いた

    ーサシャ・ブラウスの生態ーの、
    所謂フラグ立ちましたルートで書かせて
    貰うお話です。

    タイトルには全く深い意味など無く、
     単に執筆中(着飾らずに、
     書き殴り中といいますか)

    リスニング頻度が高かった曲の名前が
    そのままタイトルに反映されている、
    そんな感じです。THE・適当。

    しかし、私はそういった話作りに
    没頭したり、また他人の話を読むときにも
    雰囲気作りとして音楽を聞く事は大分
    心の助けになっていますので、
    イメージ的には何らかの作用はあるのかも
    しれません。・・失礼。下らぬ前書きは
    これくらいにして・・できるだけ
    簡易的に以下、注意点、です。

    ・サシャ×アルミンです。

    ・強烈且つ稚拙な性描写が散見されます
     ・・ので、嘔吐したくない方は
     お気を付け下さい・・・


    ・上記に伴い、強いキャラ崩壊要素も
     あると思います。これについては
     まあ・・今更ですね。


    ・お話を紡ぐ上での矛盾点、色々
     あると思います。


    ・話の性質からして殆ど心配ないですが、
     とりあえず原作全巻読んでいれば
     ネタバレの心配はないかもしれません。

    ・作中頂けたレスは、私が存命に限り
     手足がもげようと返信致しますが
     一定時間経過後、SSNOTEの
     方針に則り、非表示にさせて頂く
     可能性があります。
  2. 2 : : 2014/07/14(月) 20:14:48

    ―男子宿舎・エレン部屋―


    アルミン「・・・・・・」



    エレン「zzz・・・zzz」



    ベルトルト「・・・・z・・・z」
          ドゴッ・・ゴス・・


    ライナー「グゴゴゴ・・・zzz
         ズゴッ・・・」



    ――――眠れない。



    ライナー「グゴッ・・?グガゴ・・
         ・・・・・ブコッ」



    ――――――全く眠気がやって来ない。
  3. 3 : : 2014/07/14(月) 20:34:21


    昼間――、野山であれだけの
    オーバーワークに身を投じて、
    人生の終わりまで覚悟するイベントも
    発生したというのに、それから無事
    宿舎へ帰還を遂げて――――


    こうして床に着き、夜半を迎えても
    まだ眠くならない。


    ライナー「ガゴゴゴゴッ・・
         ゴrrrrr」


    ライナーの開閉扉の駆動音
    並にうるさい鼾によるものではない。


    エレン「ギリギリギリギリギリ」


    エレンの凄まじい顔芸とともに
    奏でられる歯軋りの影響でもない



    ベルトルト「zzz・・・zz」
          ズドン


    ベルトルトの、起きていても
    その体勢はどうなのっていう寝相の
    悪さから創り出される騒音
    のせいでもない。

  4. 4 : : 2014/07/14(月) 20:49:05
    アルミン「・・・・・///」


    身体が・・全身物凄く熱いのだ。
    冷静に考えれば無理もない。最近は
    訓練のキツさもあって、一日一回という
    ペースを守る中でしか、自己の欲求を
    処理できていなかったけど、それでも
    欲求不満に陥る僕が、直近の数日間は
    なんと自己処理を行っていない。


    そこへきて昼間のあのサシャとの
    問答だ。あの対話時間だけで僕の
    身体、とりわけ下半身は大分生物的に
    大きな仕事を果たしたと言っていい。
    そういった想像を長い事していると
    いうだけで・・年頃の男子は体内から
    後々出してしまわなければいけない
    物を・・より多く貯蔵してしまう
    仕組みになっている。

    ストレートに言ってしまえばこれは・・


    アルミン「流石に満タンにもなるか・・」


    自分での処理を決断しないといけない
    一種の分水嶺というやつだ。
    もしこれを無視し続ければ、
    睡眠中にそのダムの堰は
    切って落とされ、翌朝同室の人間全員に
    ・・・・・・


    エレン

    ライナー「┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨」

    ベルトルト



    この騒音以上に精神的苦痛となる
    労いと慰めの言葉をかけられ、
    肩を叩かれることになる。
  5. 7 : : 2014/07/14(月) 21:21:48



    おまけにシーツも洗わなきゃいけなく
    なるから、他の部屋のメンバーにも
    僕のお漏らしが大々的に報じられる
    事になる。

    そうなればこれはまさしく
    公開処刑という名の
    悪夢としか形容できない。

    因みに僕は過去そうしたミスを
    ちょっとした不手際もあって一度
    してしまっているが・・その時のは
    状況が特殊すぎたため、それとは
    違った悪夢が具現化することに
    なってしまった。

    アルミン「もう―・・あんな苦痛は
         ゴメンだ・・・!」
         

    僕は誰にも聞こえない声を一人
    漏らしながらかつての苦痛を胸に、
    自らの臀部を片手で抑えた。
    アレの苦痛は数日では収まらないのだ。
  6. 8 : : 2014/07/14(月) 21:22:19
    そんな事態を避けるためには――これを
    自分で何とかするしかない。
    とはいえ、場所は当然移す必要がある。
    それ自体に男子同士でも流石に気が付く
    位の臭気があるので部屋の中で処理する
    というのは実に得策ではない。

    具体的には教官の巡視が終わってからの
    時間・・宿舎から離れた場所まで移動し
    、これを速やかに処理したのちに
    帰投する。

    これは他のメンバーにも認知されている
    暗黙のルールであり、夜半にその目的で
    もって床を離れようとした際、
    もしも自分以外で姿の見当たらない
    者が同室に認められれば―・・・


    その夜、その時の順番は自分ではない。
    宿舎の外に、用足しの理由以外で
    足を踏み出してはならないという、
    鉄の掟があるのだ。
  7. 9 : : 2014/07/14(月) 21:26:30

    アルミン「エレンも、ベルトルトも、
         ライナーもいる。よし・・
         さっさと行ってこよう」


    というかエレンはここ一週間
    どの時間にも部屋にいる気がする・・
    一体どこで片付けているのだろうか。
    そんなどうでもいい事を頭の中から
    掻き消し



    ベッドから身を起こし、ドアまでの間
    歩きながら・・、僕は再び自身の
    血流が最も集中している場所を見て
    思った。


    最近の夜の事情や・・、サシャとの
    話、それから元々サシャの事がそんな
    目線で気になっていたというのも
    原因の一つとしてはある。しかし、
    この膨張率は・・・普段の比じゃない。

    単純かつ明快な答えとして、
    自身の身体にこうした作用を及ぼした
    原因に、僕は強い心当たりがあった。
  8. 10 : : 2014/07/14(月) 21:29:31

    アルミン「生き血とか飲んだからだよ・・
         絶対に・・。この体温は・・
         ちょっとした風邪ひいてるのと
         たいして変わらないし・・・」


    蛇を食用として用いる風習が、
    壁の外にはかつてあった・・という事は
    僕も知っていた。

    そして、僕自身それは
    信じられない事だったので、

    その栄養価にどのような魅力が
    あるのかと更に効能のみを文献で
    調べたことは確かにあった。


    そして調べた結果出てきたのが・・

    精力増強・滋養強壮・増血。


    うーん・・・効能だけ見ると男心的には
    非常に興味津々・・。と思ったけど、
    その食材のビジュアルで、わずか
    数秒としないうちに脳内の普段使わない
    引き出しに放り込んでしまったのである。


    そして現在(いま)に至る。
    僕はその効能の程を身を以て知ることに
    なったわけだ。

    アルミン「ぅーー・・ズキズキする」//

  9. 11 : : 2014/07/14(月) 21:43:59

    ガチャ・・グッ


    アルミン「・・・?」

    ぐっ、ぐぃ

    ズズ・・


    アルミン「・・?」

    ドアの建付けがどうもよくない・・
    と思った矢先だった


    ???「あふっ・・」


    アルミン「だっ、誰!!?誰かいるの!?
         (超小声)」

    サシャ「ハッ・・!だ、ダレモイマセンヨー!(超小声)」


    アルミン「なんだ、ならいいんだ」
         ホゥ・・・


  10. 12 : : 2014/07/14(月) 21:47:06

    グイッ!!!


    アルミン「じゃないでしょ!?
         (叫んでも小声)」

    サシャ「ひゃぁ」ドテッ


    僕が勢いよくドアを押し開けるのと
    同時にサシャが部屋の戸口に土煙を
    立ててべしゃりと、崩れ落ちるのが
    見えた。しかし何故こんな時間に
    こんな場所に・・という詰問を
    浴びせる前に僕の口から放たれた
    言葉は・・・


    アルミン「サシャ・・・!その服・・!」


    サシャ「えへへ、どうです?お願いを
        叶えに来ちゃいました!」パンパン
        土埃を払いながら


    それは、ジャンとの料理対決の夜、
    完成した料理を指令の元へ提出
    する際にサシャが纏っていたのと同じ
    ディアンドルだった。
  11. 13 : : 2014/07/14(月) 21:48:22


    そう、帰路に着く途中僕がサシャにした
    お願いというのが他でもない、
    この姿をもう一度僕に見せてくれないか
    ・・というものだった。あまりにお願いと
    して簡単すぎるので、サシャには

    サシャ「もっとちゃんとしたお願い
        とかないんですか?!」

    と、よく分からない抗議の言葉を
    喰らってしまったが、僕自身、
    サシャのこの姿がどうしても見たいのだと
    熱意を以て訴えた結果、しぶしぶ許諾
    されたわけだ・・・・が



    アルミン「何考えてるのサシャ!!?
         こんな時間に女子が男子
         宿舎に・・って!バレたら
         普段君が食べ物絡みで受けてる
         罰則程度じゃ済まないよ!?」
  12. 16 : : 2014/07/14(月) 22:37:25




    僕は自らがなぜ床の間から起きてこうして
    出てきたかも忘れ去って、サシャを
    捲し立てた。しかし当のサシャは





    サシャ「何って・・アルミンにそうお願い
        されたからに決まってるじゃ
        ないですか?」

    何の悪気も、おまけに疑いも無く自分の
    意見を述べるのみだった。


    アルミン「あのね・・、それだったら、 
         別に訓練終わった後とか・・
         次の非番の時とかでも・・」


    サシャ「アルミンだけに見せないと
        それはアルミンのお願いを
        叶えた事になりませんから!」
        フン!

    サシャ「・・!」
        ジー・・・↓

    アルミン「・・・~言わんとする事は
         分かるし、少し嬉しい言葉
         ではあるけど・・・
         それでもやっぱりこの時間に
         女子が外出は・・・ハッ」

  13. 17 : : 2014/07/14(月) 22:38:59
    サシャ「・・・・//」ジーーー↓↓


    アルミン「な、何見てるのサシャ!!」
         ガバッ

    サシャ「いえ・・アルミン・・・
        凄い事になってますよ・・
        その・・ナニかが」//

    アルミン「///////」アワワワワ



    サシャ「それにアルミン・・私、
        知ってるんですよ?
        女子が外に出ちゃ・・
        なんて言ってるくせに、
        男子は何故かしょっちゅう
        夜中に表をうろついて
        るじゃないですか!」

    アルミン「うっ・・何で・・!
         どこでそんな情報を・・?」


    サシャ「気配と物音でわかります
        それくらい!寝ていても
        目が覚めますよ!!」


    アルミン「女子の宿舎からどれくらい
         離れてると思ってるの!??
         しかも男子がいつも向かう
         場所はそっちとは逆・・・!」
         ア・・・


    サシャ「ほうら・・、、どこか行って
        るんじゃないですか!」
        ズルイデス!オシエテ!
  14. 18 : : 2014/07/14(月) 22:39:55



    アルミン「(し・・しまった・・・!
          この極限の状況でまさか!
          まさかサシャの誘導尋問に
          かかってしまうなんて!
          い・・いや、これは最早
          自爆か・・・!)」

    サシャ「オシエテオシエテ~!!
        教えてくれるまで帰りません!」
        ジタバタジタバタ o(`ω´*)o



    アルミン「ぅわ、わかった!わかったから
         もう!暴れないでってば!」




    ―小高い丘―


    そうして事態の収集を図る前に
    どちらにせよサシャをその場に
    置いておくわけにもいかないので
    こうして安全地帯まで
    連れてきてしまった。ここは・・

    エレンが立体機動の適正判断に躓いて
    ライナーに相談した際、夜に抜け出して
    教えて貰った場所とほぼ同じ地点だ。

    眺望がいいので、誰かと遭遇
    すれば此方が見つかるリスクも
    当然発生するものの、逆に此方からでも
    接近者有りの場合容易に見つけられる為、

    僕個人はよくこの場所を利用させて
    貰っている。
  15. 19 : : 2014/07/14(月) 22:46:03

    サシャ「はー・・・・成程
        これは・・・・」
        ホウーー・・


    サシャ「良い景色です・・・」


    この眺めにはサシャも満足がいった様子で
    先程までの内緒に対する怒り心頭といった
    テンションは完全に消え失せていた。

    沸点が低ければ冷めるのも早い。


    夜風になびくサシャの後ろ髪と
    風に踊るディアンドル、そして
    月明かりにもよく映える細身の
    サシャは見ていてやはり心が落ち着く。

    普段からあんなに落ち着きがないのに、
    こうして黙っていると物凄く
    気品があるように見えるのは
    本当に不思議だ。


  16. 20 : : 2014/07/14(月) 22:48:49


    手近な岩に腰を掛けて、一息を
    ついたとき、僕は肝心の、
    当初の目的を思い出してしまった


    アルミン「(って・・連れてきて
         どうするんだよ・・・!
         これじゃ一人で処理できない
         事くらい分かって
         いただろうに・・!)」

    そう・・内心でこそ、建前のように
    こんな事を考えているけれど、
    これが建前と判断できるという事は


    そのずっと奥、僕の本能の中には当然
    もっとどす黒いものが蠢いているのは
    一々考えなくても分かっていた。


    僕が今どんな精神状態で、
    身体的コンディションにどんな異常を
    来しているか、

    それから目の前には
    ここ数週間、僕の妄想の中でのみ、その
    性的欲求を刺激し続けた

    そのままの姿のサシャ・ブラウス
    という異性が佇んでいる。
  17. 21 : : 2014/07/14(月) 22:55:10

    手を伸ばせばいつでも届く距離。


    おまけに僕はもう
    昼間の会話で既に知っている。
    サシャの羞恥心のレベルならば・・

    ここでもし体の一部に僕が
    触れたりしたって、全く怒ろうとも、
    まして恥ずかしがることもしない。


    更に性行為というものに対し、
    何の嫌悪感すら持たず、
    それどころか実践提案まで
    されたばかりなのだ。


    そんな事をこの状況で思い出して・・
    平常心を保てる筈がなかった。
    そんな人がいるとしたら、その人は
    きっと生殖欲求が欠落し始めた
    歳であるか、そもそもそういった
    不調に見舞われているか、または
    同性愛者くらいだ。

    そして僕はそのどれにも該当しない。


    全てにおいて僕の欲求が優先されるで
    あろうその状況の中で、果たして
    当のサシャは―――――

  18. 22 : : 2014/07/14(月) 22:56:04





    サシャ「アルミン!?アルミン!?
        ちょと、しっかりして!
        っ下さいって!」
        ユサユサ


    アルミン「っ!!!?//」


    何という事だ。さっきまで手が届く
    距離であっても触れてはいなかった筈
    なのに・・・今、

    肩を揺さぶられるまで僕は自分が
    軽い放心状態に陥っていたことに
    気が付かなかった。


    臨界を超えんとする勢いで跳ねる鼓動。
    もう頭が上手く働かない程興奮して
    いるのだろうか、サシャの問いかけにも
    満足に言葉では答えられない。

    アルミン「//////」ドキドキドキドキ

    サシャ「・・・アルミン?」

  19. 23 : : 2014/07/14(月) 23:20:11


    アルミン「//////」ドキドキドキ


    サシャ「私の声・・聞こえてますよね?」

    アルミン「////」コクリ


    サシャ「あの~・・それでなんですけどね
        もし私の勘違いでなければ
        アルミンその・・・」

    アルミン「・・・///!!」


    サシャ「私を意識してくれてるんですか?
        ですよね・・?その状態は
        ・・」///
        ハッ・・ハッ・・・・


    気のせいかサシャの息も少し荒い


    アルミン「・・い・・わなくたって
         そんな事・・当たり前・・
         だろ・・?」ドキドキドキ



    ここで僕もようやく口がきける位には
    脈が落ち着きを見せてきた。先程まで
    呼吸に併せて明滅していた視界が
    落ち着きのある夜の丘という景色を
    取り戻しつつあったその時、

    サシャの次なる発言で
    僕の最後の壁が破壊された。



    サシャ「じゃあ・・成立ですね・・!
        牛さん馬さんが
        する時と同じです。

        アルミンもしたいのなら・・
        しましょう・・・是非!
        

        私も・・・してみたいんです・・
        その、アルミンと///」


    そういって服の裾をたくし上げた
    サシャは――、既に下着を着用して
    いなかった。
  20. 24 : : 2014/07/14(月) 23:21:46


    僕の体格ではサシャにすら取っ組み合い
    では勝てないだろうけど、そんな事は
    考える間もなく、僕はサシャに抱き付いて
    いた。

    アルミン「いっ、いいの?!サシャ!
         僕・・もう、本当にどこまで
         君に酷い事をしてしまうか
         分からない・・!」

    言葉とは正反対に僕の両腕は決して
    離すまいとサシャを抱きしめていた。
    服からも、はだけた胸元からも
    女性特有の甘い香りが漂っているのが
    わかった。

    冷静な考え方をするならば・・
    髪の毛からでさえも、先程付いたはずの
    焼けた肉の匂いがしないという事は

    服を着替えただけでなく、水浴びまで
    済ませてくれていたんだろう
  21. 25 : : 2014/07/14(月) 23:50:36

    ・・ということはつまり


    アルミン「その・・サシャももう
         ずっと・・こんな感じ・・
         だったの・・?」


    サシャ「う・・、そ・・そうですけど
        ・・・本当にこんな気持ちに
        なったのは、あの時の、
        アルミンの毒を吸い出した直後
        からなんです・・」


    アルミン「あの時からもう本気で
         僕の事を―――?」

    サシャ「・・・//」コクリ



    アルミン「サシャ!!!」ガバッ


    サシャ「ひゃっ!?」



    勢いにまかせてもうそのまま―と
    いきたかったが、当然弊害はある。

    そう、サシャの服だ。

    下半身の方は裾を捲し上げればいいとして
    僕が興味本位で触れてみたい上半身
    に至っては・・・

    アルミン「これ・・ごめん、
         どうやって脱がせれば
         いいの・・?;」

    とても情けない情景が瞬時に
    出来上がった。
  22. 26 : : 2014/07/14(月) 23:51:44

    サシャ「ぷっ・・クスクス」

    そんな僕をサシャはバカにするでもなく
    本当におかしなものを笑うといった
    顔をして、

    サシャ「あはは!やっぱりアルミンと
        話をしていると、我を忘れて
        ・・っていうのは無理です//」
         

    アルミン「あ・・、その、なんかごめん」
         シュン↓

    サシャ「謝らないでくださいよアルミン!
        だったら、二人して落ち着いて、」

    ぎゅっ

    サシャ「落ち着きながら組み合えば
        いいじゃ・・ないですか・・//」

    今にも触れてしまいそうな位
    近寄る顔。


    アルミン「・・・////サシャ・・・
         キミ本当にこういうの
         ・・・初めてなの・・・?」
         ドキドキドキ・・
  23. 27 : : 2014/07/14(月) 23:53:01
    サシャ「人とするのは初めて・・ですよ
        ・・したいと思ったのも
        そうです・・・アハハ、本当に
        ここって・・準備できると
        湿るんですね・・・」

    ニチャ・・・

    自分の身体が初めての性行為に
    適応しようと起こす生理反応に
    興味津々のサシャ。

    局部に触れたその指先との間に
    引き伸ばされた粘液で
    一筋の橋が架かる



    アルミン「・・・・」

    僕が無言で待つ間、態々着てくれた
    ディアンドルを脱いで靴以外、
    産まれたままの姿になるサシャ。

    脱がせ方を聞いた僕も僕だけど・・

    アルミン「あの・・サシャ・・その、
         君の身体には凄く興奮
         するんだけど、でも
         裸にまでならなくったって
         ・・いいんじゃないの?」


    サシャ「た・・確かにこれだけ開放的
        な場所で裸んぼというのは
        ・・ちょっと・・いえ流石に
        かなり恥ずかしいですね。
        クリスタに見つかったら
        なんて言われるか・・
        想像もしたくないです//;」
  24. 28 : : 2014/07/17(木) 00:29:12

    サシャ「でも・・何か着てたら邪魔
        でしょう?それに私――、
        アルミンが私の全てを見て
        そんな風になってくれるの
        でしたら」

    サシャ「ちょっとくらい、
        乱暴にされたって・・
        構いません・・よ?//」
        ウワメヅカイ

    アルミン「!!///」

    その言葉でもう僕は一気に
    何かスイッチが入ってしまい、
    今にもサシャと一つになろうと
    したけど、そこまで体を動かして
    考えた・・

    アルミン「あの・・サシャ、でも
         裸じゃその・・背中が
         痛くなっちゃうよ・・
         流石に草むらでも石くらい
         落ちてるだろうし・・」

    サシャ「・・?背中?なぜですか?」


    アルミン「え」


    サシャ「だって・・、こうして
        私がアルミンの入り易い様に
        して・・アルミンは後ろから
        きてくれればいいんじゃない
        ですか?」

    一番傍に生えていた樹に片手を預け、
    上半身を僅かにそらせて、
    僕の腰の位置に合うようにして
    入口を開きながら向けてくれる
    サシャ。


    アルミン「サシャ・・それ・・馬と
         同じ方式・・・//いっ、
         いや・・その、間違いじゃ
         ないし、それでも勿論その
         ・・問題なくできるんだよ
         ・・?でも何というか
         僕は今・・・」


    サシャ「???」///


    アルミン「君の顔を見ながら・・
         やってみたい
         ・・っていうか//」


    サシャ「そ、そんなやり方も
        あるんですか!?」ェエエ!
  25. 29 : : 2014/07/17(木) 00:29:52

    アルミン「い、いや、そんな
         驚かれても・・・」


    サシャ「なるほど・・!それでつまり
        ・・この向きで・・
        こう・・ははあ!
        そういう事ですね!」
        ナルホドナルホド
     
    僕が説明するまでも無く
    どういう向きで、どのように
    組み合うのか自分でシミュレート
    して一人納得しているサシャ。


    サシャ「ふむ!それでは
        こうしましょう!私だけ
        このような格好というのも
        若干、いえ、大分恥ずかしい
        上に、不公平ですので・・」


    サシャに促されるままに、僕も
    上下共に服を脱ぎ靴だけ履いている
    サシャと同じ格好になった。

    そして脱いだ上下の服は、サシャが
    寄りかかる樹の根元に敷き、
    その上にサシャが体育座りをする様な
    姿勢をとる。


    アルミン「下は一応草が生えてるし
         ・・どう?これで少しは
         痛くないかな?」


    サシャ「全然OKです!というか、
        すみませんね、アルミンの
        服を・・私なんかの
        お尻で下敷きにして
        しまって・・・;」


    アルミン「これから僕らがしようと
         してる事を考えれば
         別にそれくらいどうって
         事・・無いと思うけど
         (苦笑)」

    サシャ「そ・・それもそう・・
        ですね・・・嫌だ、
        何か照れます・・・」
  26. 30 : : 2014/07/17(木) 00:34:08

    言うまでも無いけど・・・・恥ずかしいなんてものではない。
    まさしく、頭が沸騰しそうとはこの事

    いくら深夜とはいえこんな野っ原も同然の丘で、男女が全裸。
    障害物と成り得るものはサシャが背を預けているこの樹くらいだ
    もう誰かに見られたら僕はおしまいだ。・・サシャの場合も
    そういったリスクに関しては同義の筈だが


    何だろう・・サシャのキャラならこれくらいはセーフで
    通ってしまい
    そうな・・あまりに食欲のイメージが強く先行し過ぎているから・・
  27. 31 : : 2014/07/17(木) 00:36:09
    サシャ「アルミン?大丈夫です?
        なんか随分考え事を・・」

    ビクッ


    アルミン「あ、ああ、うん!何でも
         ない・・よ!うん!;」


    焦った・・いや、やっぱりこの状況
    には・・流石に慣れないな・・・
    考え事に完全に頭を持っていかれて
    ・・気が付いたら目の前で裸の
    サシャが首をかしげて覗き込んで
    いるのだから。

    改めてこういう時にはもっと
    視覚的にも楽しむべきなのでは、と、
    今更ながらに思った。


    当たり前と言えば当たり前の事で
    あるが・・領土の逼迫、それから
    開拓地の食糧生産量からして、

    僕らの食糧事情はお世辞にも
    良いとは言えず、王政関係者や
    憲兵団、そして内地に暮らす一握り
    の人達を除けば・・まず
    肥満体と呼べる人はおろか、
    減量に悩む人間なんて一人もいない。

    それもそうだ。身体に無駄な物が
    着くような食生活は、送りたくても
    送れないのだ。芋、パン、スープ、
    それらの献立が毎日約束されて
    いるというだけで十二分に恵まれて
    いる訳だが、それらにはおおよそ、
    熱量と呼べるものが含まれていない。

    あの大柄で体重も相当ありそうな
    ライナーですら、体重の殆どを占めて
    いるのは筋肉であって、全く肥満体
    などではない。
  28. 32 : : 2014/07/17(木) 00:38:39

    それは女子にも言えることで、
    大体の女子はきっと、自身の身体に
    何かしらのコンプレックスを
    抱えているんじゃないかと思う。

    本人に言えば間違いなく前歯が
    飛んでいくくらいの蹴りをお見舞い
    されそうだけど、例えばアニだったら
    身長とか。ミーナは・・あの挙動は
    間違いなくアニの胸を見て
    自分との格差に度々絶望しているし
    ・・

    クリスタも・・かなり美人では
    あるし、何と言っても女神だから・・
    あまり卑下するような事は心の
    中でも言いたくないけれど・・
    そう、いい意味で幼児体型だ。

    訓練用の軽装にもなれば、その容姿
    は、まるで着飾る前のビスクドール
    そのものだ。ユミルが溺愛するのも
    間違いなくうなづける。

    つくづく、僕達とは違う血統の元に
    産まれたとしか思えない。

  29. 33 : : 2014/07/17(木) 00:40:02

    おっと、今僕が考えるのは彼女の
    事ではない。その同室者であり・・
    ユミルには使い走りにされている
    この・・サシャ・ブラウスという
    少女だ。

    訓練用の軽装、そして普段から
    薄手のシャツを纏っているため
    実際のなにも着ていない姿と
    普段の姿とのギャップがとても
    少ないが・・けれど、身長の高さ、

    それから無駄がないのは当然として
    盗み食い、間食、密猟で蓄えた養分
    のおかげかあばらが浮いたりも
    しない程度の肉付き、その熱量に
    支えられる、ミカサと同じくらいか、
    もう少しありそうな胸。と、

    これって・・女子からしたら
    サシャって相当羨ましい身体
    なんじゃ・・・

    サシャ「ちょっとアルミーン・・
        どうしたんです?さっきから
        まじまじと人の身体を・・
        流石に私だって裸は少し
        恥ずかしいです」


    アルミン「少しなんだ」


    サシャ「あ、じゃあ大分!」

    アルミン「もう手遅れだよ・・」


    アルミン「まあ・・どうしたのって
         聞かれたら・・うん、
         正直に言って、サシャが
         あまりに魅力的だから
         見蕩れちゃったんだよ」

    サシャ「ア、!アルミン//!褒めたって
        何も出ませんよ!?アルミンと
        これを無事に終えるまでは
        お乳だって出ませんから!」


    アルミン「(ブッ!!!!)」

  30. 34 : : 2014/07/17(木) 00:41:54
    サシャ「え!?何ですかいきなり!」


    アルミン「そ、それは僕のセリフだ!
         いきなり何て事言うの
         君は・・」

    サシャ「え・・?だって、これから、
        アルミンと私は、その・・
        するんですよね??
        あんな事を。だったら
        それはもうそういう事じゃ
        ないんですか・・?」//



    アルミン「(頭を落ち着けて考えろ
          僕・・・!何かサシャの
          言ってる事は僕の会話と
          例によってかみ合って
          無い・・まるで牛と
          馬の話をされたあの
          時のように・・)」




    いや・・実を言うと話がこの段に
    進むまでに・・僕もサシャに一つだけ
    ・・何か違和感を感じていたことが
    あった。やはりそれは違和感という
    よりも、考え方の相違と言ったら
    いいのか・・、結果としてそれは
    行為そのものについての捉え方と・・
    その動悸についてだった。


    サシャ「だって私・・あの・・、座学
        で習った判定の仕方では・・
        ここからこの日までの期間、
        もしも男子に何かアプローチ
        を受けても、絶対に応じては
        いけない日、っていうのに
        一応今日は入ってまして」


    アルミン「それは・・そもそもこんな
         事自体するのはいけないって
    規定で決まってるしね・・・」
  31. 35 : : 2014/07/17(木) 00:43:24
    サシャ「それでも、です。流石に
        教える側の教官達でも

        私達にはそういう欲求が
        あって、抑えられない時と
        規則で縛れない範囲もあると
        考えて、こういう事は
        私達女子にしか教えないの
        だと・・アルミンの言葉から
        私は察しました。」


    アルミン「うん・・・・?
         (珍しくサシャが随分
          真面目に・)」


    サシャ「その教え道理なら、今日が
        まさしくその日数間の内に
        入ってるんですよ。つまり
        ・・今日私がアルミンと
        交尾すれば・・まず
        間違いなく子を授かる事に
        なりますね^;」


    アルミン「そ・・それは・・でも、
         最後までしてしまったら、
         って話でしょ?!サシャの
         その言葉だと・・もう
         完全に僕と子供を作る事
         前提に考えていない!?」
        

    サシャ「????、最後まで_?
        いえ・・アルミン、交尾と
        言うのは子を設けるまでに
        必要な手順の事であると
        私は今までの人生、そして
        座学では習いましたよ?」

    アルミン「う、、うん」
  32. 36 : : 2014/07/17(木) 00:46:30

    サシャ「そして、それは兵士として、
        訓練課程で妊娠などしよう
        ものであれば、訓練生として
        果たすべき修了科目すら
        全うできなくなるから、
        決してやってはいけない事と
        学んだのですが・・・」

    アルミン「うん、それは間違い無い
         ・・・けど?」
         オソルオソル

    サシャ「それでも、私はアルミンと
        子を残す道を選びたいと、
        今日想い、そして決めました
        。兵士として村の未来の為に
        ・・というのも私の中での
        強い意志ではありましたが」




    アルミン「・・・!??!?」




    サシャ「それすら叶えられずに巨人に
        食べられてしまいでもすれば
        それで終わりです。今日
        ヒグマに襲われて、命辛々
        逃げ果せて余計に実感しま
        した。あんなプーさん相手に
        こんな事になるほど私達は
        弱い生き物で・・」

    アルミン「・・・(サシャの故郷では
         ヒグマ=プーサン・・
         って呼ぶのだろうか)」


    サシャ「そんな私たちが戦わなければ
        いけないのはその5倍も
        6倍も大きい怪物なんです
        から・・折角こうして
        初めて交尾をしてみたいと
        素直に思えたアルミンとの
        出会いは・・無駄にしたく
        ないんです」
  33. 37 : : 2014/07/17(木) 00:48:47


    アルミン「聞きたい事はもっと
         他にあるんだけどあえて
         言うよ?でもそれじゃあ
         君は・・・」


    サシャ「ええ、当然、兵士としての
        道は諦めます。ここまでの
        道のりも決して楽では
        有りませんでしたが、
        ・・それをここまで乗り越え
        たからこそ、周囲からは
        何と言われるか分からない
        でしょう。ですから」

    アルミン「・・?;」

    サシャ「もし私にアルミンの子が
        宿っても・・自分が親だ
        なんて、名乗り出ないで
        下さいね・・?私だけで
        なく、アルミン、あなた
        まで・・・;」
  34. 38 : : 2014/07/17(木) 00:51:59

    アルミン「ちょっ、ちょ!ストップ!
         真面目な話をしてくれて
         いる所でゴメン!ここで
         少し止めておいてもらって
         いいかな・・?」


    サシャ「な・・・なんですか?
        いえ・・、私は冗談とかで
        言ってるんじゃないですよ!
        これはかなり真面目に言って
        るんです・・」


    アルミン「そ、それは本当に分かった
         から・・でないとそんな
         ・・・」

    涙を浮かべながらサシャが
    真面目な顔をしてるなんてありえない
    じゃないか・・・


    アルミン「(さて・・―)」

    僕の中ではもう大体、サシャの
    言わんとしている事、それから僕達
    との決定的な考え方の違いが
    予想できた。これはまあ・・・

    僕がストレートに言って聞かせれば
    恐らく5秒で片付く話でしかない
    ・・が、相手はあの・・もとい
    この、サシャだ。あえて会話の
    回り道と実況検分から
    追っていくのが望ましいだろう。
  35. 39 : : 2014/07/17(木) 01:23:12

    アルミン「あ・・、あの、サシャ、
         いくつか聞きたいことが
         あるんだけど、今から
         いいかな?」

    サシャ「・・・?はい・・?
        別にいいですけど・・」


    まずは直球。

    アルミン「サシャはさ―――、
         一人でしたことないの?」






    サシャ「はい?」




    アルミン「えっと、だから一人で・・」


    サシャ「一人で・・何をですか??」
        アッケラカン


    やっぱりそうか――――!


    アルミン「いや・・その、一人で
         ・・その、発散というか
         ・・ごにょごにょ」



    サシャ「一人で・・・?いえ・・あの
        男子はそういうの何かある
        のかもしれませんけど、
        私達女子はそういうの・・
        ないですよ??」


    アルミン「いや・・、だから
         さっきサシャが言ってた
         通り・・こういうこと
         する時は身体が準備する
         訳だから・・今みたいに
         そこが湿ってくるはず
         でしょ?」

    サシャ「はい。今現在ジメジメ
        してますけど。」


    アルミン「なんか嫌な表現だなそれ」


    サシャ「じゃあしっとりと。」


    アルミン「・・まあ、いいや・・
         ともかくそんな風に
         なったことは・・
         サシャは今まで一度も?」


  36. 40 : : 2014/07/17(木) 01:33:18

    サシャ「んー・・いえ、一度も
        って事は無いんですが・・
        でもおかしな事を言いますね
        アルミンは・・・」


    アルミン「・・・・?」


    サシャ「子作りは男女二人でしか
        出来ないのに・・一人で
        したことがないのか・・
        とはw」プフっ?


    アルミン「(イラッ☆)」


    待て待て・・抑えるんだ僕・・!
    ここでサシャの無知を糾弾する
    なんて容易いこと――・・!
    けれど、そもそも、このサシャの
    発言もまったく悪気の含まれていない
    、いうなれば純粋すぎる考えが
    元で発せられているものに過ぎない
    ・・・!

    ―よろしい。ならば質問その2だ


  37. 41 : : 2014/07/17(木) 01:34:45

    アルミン「変な事を聞いてしまうし
         質問の内容が内容だから
         ・・答えづらかったら
         黙秘でかまわないけれど」


    サシャ「・・次はなんでしょう?」
        フフン


    アルミン「夜中とか・・そうだな、
         皆が完全に寝静まって
         から・・ほら、サシャは
         外の物音にも敏感なくらい
         眠りが浅い時も・・・
         あるんでしょ?」

    サシャ「ありますね。」


    アルミン「部屋の外の音がそこまで
         聞こえるなら・・中の物音
         なんて、ほぼ全部聞こえる
         ・・違うかい?」

    サシャ「当たり前じゃないですか」


    アルミン「もしかして、もしかして
         なんだけど」


    サシャ「???」


    アルミン「そんな時間に、
         夜な夜な布団の中で
         息を噛み殺すような
         、すすり泣きというか
         ・・何か明らかに
         寝られないでいる女子が
         ・・一人くらいいない?」


    サシャ「!」
  38. 42 : : 2014/07/17(木) 01:35:56


    アルミン「・・・・」


    サシャ「凄いですねアルミン、
        何でそんな事わかるんです!?
        」

    アルミン「え・・・?!じゃあ本当に
         ・・?!だ、誰がそうなの
         かは・・分かるかな!?」
         ドキドキドキ


    サシャ「全員です!」
        キッパリ


    アルミン「」
         ※モノクロ化

    サシャ「そう、ずっと私もそれが
        気になって気になって・・
        最初は全然眠れなくて。
        でもきっと皆さん相当怖い
        思い出を夜に思い出すの
        でしょうという事にして
        寝づらい気持ちを我慢
        してたのです!」エライデショ

  39. 43 : : 2014/07/17(木) 21:39:39


    アルミン「全員ってあの・・じゃあ
         まさかユミルも・・・?」


    サシャ「ああ、そうそう、その
        ユミルです!ユミルって実は
        普段はあんな感じですけど
        本当は心の優しい人なんですよ
        !」


    アルミン「(サシャがユミルを・・
          褒めてる!?)」


    サシャ「アレは丁度クリスタが夜泣き
        していた夜でしたか・・」


    アルミン「(僕らの女神が・・・!
          夜中にひとりで布団の
          中で・・・!一体誰を
          想像してたんだ!?!)」
         スゴクキニナルケド!

    サシャ「次第に漏れる音が大きく
        なるクリスタの鳴き声に
        気付き、おもむろに自らの
        ベッドから起き上がった
        ユミルは―――・・・
        クリスタのベッドにもぐ
    アルミン「アッーーーーーー!!!!」


    サシャ「ちょ、なんですかアルミン!
        人が折角普段褒める所の
        少ないユミルの美談を
        語り継いでいるという時に!
        あのユミルが・・、泣いてる
        クリスタを慰めにいって
        あげてたんですよ!?」


  40. 44 : : 2014/07/17(木) 21:40:02

    アルミン「慰めにはいってるよ!
         けど君の言ってる方の
         慰めかたじゃない!!
         明らかにユミル自身の―!
    サシャ「まあ、背中をさすってあげる
        だけにしてはやたらベッドが
        ギシギシと煩かったですし、
        クリスタの嗚咽は酷くなる
        一方でしたので、必ずしも
        良心がいい方向へと向かう
        訳ではないという・・
        いい勉強になりました。
        でも、そういう不器用な
        ユミルも・・私は好き
        ですよ//」

    アルミン「くぁwせdrftgyふじこlp;」
         (考えるのを放棄)

    不器用どころかとんだテクニシャン
    だというのは間違いない・・

    あのクリスタが夜這いなんて
    されたら大人しくしてる筈もない。
    その制止を振り切るほどの攻めが
    ・・夜中に女子宿舎の布団の中で
    ・・・//////////////
  41. 45 : : 2014/07/17(木) 21:41:18

    妄想で予想してたくらいでは
    あるけれど・・実話として聞くと
    これは実に打撃が大きい。
    ライナーなんかが聞いたら
    心臓震盪を起こしてそのまま
    帰らぬ人になっちゃうぞ・・・!



    サシャ「アルミン・・あなた、大丈夫
        ですか・・?裸が恥ずかしい
        あまりに頭が動転してしまい
        ましたか?」
        サッキカラワメキッパナシデ

    アルミン「っ!!////」ババ


    そ・・そうだった・・長々と話
    しながらだったけど・・僕もサシャも
    全裸・・!しかもこんな話聞いてたら


    サシャ「おやおや・・?随分と
        ヤル気満々ではないですか
        ・・アルミン、早く私と
        始めたくて仕方ないのでは
        ・・?」フフン?

    アルミン「(なんで僕がサシャに
          弄られているような
          状況に・・?)」ムス




    よろしい――、ならば――!

  42. 46 : : 2014/07/17(木) 21:42:01

    アルミン「そういえばサシャ、君が
         触ってたときチラッと
         見えたっきりさっきから
         隠してる・・・
        
         その場所だけど」


    サシャ「ッーー!!!」ガババッ


    アルミン「・・・ん?どうしたの?」


    サシャ「え?アハ、なんでしょうかw」
        ダラダラ

    アルミン「いや・・何で隠すのかな
         -って」ヒョイヒョイ


    サシャ「な、、なんでも、ない、
        ですよっ!」オッ、オット


    アルミン「ねえ・・・サシャ、」


    サシャ「はい??;;」
        アセビッショリ
  43. 47 : : 2014/07/17(木) 21:43:18


    アルミン「そこ・・、僕に見せて
         くれない・・?」

    サシャ「・・・・!」ババッ


    アルミン「・・?ダメ・・なの?」
         シュン・・・


    サシャ「うっ・・・!さ、触らない!
        ・・・・でくれます?!;」



    アルミン「触りたい。」即答。



    サシャ「じゃぁダメです!!」アセアセ


    アルミン「何でさ!!だって、それ
         明らかにおかしいだろ!!
         するのはいいけど触るのは
         ダメって!触らずに
         どうやってするの!?」



    サシャ「ぅ・・あ・・、その!
        アルミンのそれを入れて
        下さるのは構わないのです!
        ・・ただ・・手とかで入念に
        触られるのは・・ちょっと!」

  44. 50 : : 2014/07/18(金) 00:02:07

    アルミン「・・それはまたどうして?」


    サシャ「さっ、触るとその・・変な感覚に
        襲われるので怖くて自分でも
        ずっと触らない様に
        してたといいますか・・!」

    アルミン「うん?」


    サシャ「ですから、クリスタやミーナ
        等に・・下の手入れを勧められた
        時も断ってまして・・なんというか
        人にまじまじと見せるのは
        とても恥ずかしいです」


    アルミン「(女子間の会話をこういう形で
         耳にするってかなりマズい気も
         するんだけど・・ここまで
         来たらそれもあまり意味の無い
         気遣いなのかな)」

    サシャ「~~~~;;;」
        ディーフェンスディーフェンス

    これでもう後はサシャにその部分に
    触れることの意義を知ってもらう
    だけで行為に対しての見方は大分
    変わってくる・・・筈なんだけど。

    あれじゃあ完全に警戒しているから
    僕が近寄っても抵抗しそうだな・・
    それを無理矢理というのも芸がない。
    ・・仕方がない。少し警戒を
    紛らわせるしかないか・・
    場所と僕らの格好と時間を考えて
    あまり長話はしたくないけど・・;
  45. 51 : : 2014/07/18(金) 00:03:40

    アルミン「んー・・その時の話とかって
         聞いてもいい?どんな状況
         だったのか、とか・・あ、
         無理ならいいんだけど」


    サシャ「構いませんけど・・あ、一応
        誰にも言わないで下さいよ!?
        何となくこういった情報の
        漏えいに関しては、まずユミルが
        黙っていない気がするので」
        クリスタモオコルトコワイデス

    アルミン「勿論さ。僕だって早死には
         ゴメンだしね」


    サシャ「はい。―アレは・・一年以上前の
        水浴びの時でしたか。暑さが
        ピークに達したというのも
        原因の一つではありますが、まあ
        仲の良い全員そろっての
        裸の付き合いも中々無いので
        その日は珍しくそうしてミカサの
        部屋のメンバーもそろって
        初めて交流を深めつつ汗を
        流していたんです」
  46. 52 : : 2014/07/18(金) 00:06:46




    ――
    ――――
    ――――――

    ―水浴び場・女性兵使用時間―


    ミーナ「サシャはさ・・?それ、
        気にならないの?」
        ツルーン

    サシャ「はい・・・?それ・・?
        なにか食べ物が落ちてますか
        ?」ドコドコ?
        ウッスラトシゲッタアレ

    ミーナ「違うって!落ちてる訳
        ないでしょ!?水浴び場に
        食べものなんて!!それって
        いうのは・・ほら、下の方の
        事だよ。立体機動の荷重とか
        かかった時さ、こう・・・、
        気にならない?!」
        ギチギチト!

    サシャ「あー・・↓↓
        ・・・これですか・・
        私は・・むしろ逆というか
        ・・・何か間になくて
        直接下着がここに接している
        という状態のほうが怖いのです
        ・・正直な所。」
        

    クリスタ「か、感じ方なんて人それぞれ
         だし、サシャがその方が
         いいなら気にする事ないよ!
         ほ、ほら、ユミルだって
         この通りだし・・」
         ツルーン


    ユミル「・・・・」
        フッサリ


    サシャ「こ・・これはまた見事な
        毛並みで・・」ウラヤマシイ



    ユミル「ジロジロ見んなよ。私は別に
        面倒だから何もしないってのも
        あるけどな。・・それよりも
        理由として大きいのは・・」ジロリ



    クリスタ「(ビク)」


    ユミル「こっちの方がいいんだと。
        ・・・・っな!!クリスタ!!w」


    クリスタ「な//何で私に振るの!?」
         ドキドキドキドキ
  47. 53 : : 2014/07/18(金) 00:15:03

    ユミル「それに私なんかで羨ましい
        ってんなら・・上には上が
        いるぞ?」ツイ 



    ミカサ「・・・・・」ナニ
        ジャングル



    サシャ「っ・・・・!す・・凄い・・
        ・・・!!一瞬何か異物が
        付いてるのかと目を疑って
        しまいました・・・・!」
        シンジラレナイ・・!


    クリスタ「(あと腹筋がすごい・・・!!
          八つに分かれてる・・!!!)」



    ユミル「あそこまで行ったらもう
        下着要らねえんじゃねえのか
        ?(寧ろ防具になるぞ)」
        アトフッキンヤベエナw



    ミカサ「そんな事はない。それに手入れも
        ちゃんとしている。今日は
        たまたまその中間だっただけ。
        対人格闘や兵站行進といった
        足回りを酷使する訓練が多く
        なってきてから急に伸び始めた」
        フム


       
    ミーナ「(私は特に何もしてないけど
         こうなんだよね・・
         なんでだろう・・これは・・・
         ・・涙?泣いてるの?
         ・・私?;;)」
        ソシテフッキン・・・    
  48. 54 : : 2014/07/18(金) 00:28:32
    アニ「・・・・」
    モコ…モコ…


    サシャ「アニはまた随分と石鹸
        使いますね。」
        モフモフデス


    アニ「そう?別に普通だと思うけど」
       ザパァ
       
       そして泡の衣服から解き放たれ
       姿を現す二つの丘


    ミーナ「(・・でかい!)」
        ↓↓チーン


    サシャ「ほう・・これは
        なかなか・・!」
        ジブントミクラベーノ・・・

    サシャ「ミーナが・・4個分くr...」
        フイ


    ミーナ「ガ━━(゚д゚;)━━ン!!」


    クリスタ「コラッ!サシャ!!」メッ!!#
         オシリペチ―ン!!


    サシャ「いぎゃーーーー!!!!」
        ヒリヒリ///

         
  49. 55 : : 2014/07/18(金) 00:29:42

    クリスタ「(で、でも・・いいなぁ・・)」
         ジィィィィ


    ユミル「へーえ。あんたも
        無い方が良いクチか。」
        オオッ、デカwチビナノニデケェ

    アニ「家の事情でね。足を動かす事は
       多かったから伸び始めたら気に
       なって仕方ないから。キレイ
       さっぱりにしとかないと
       ヤなんだよ」キッ
       ナンダィ?ヒンソウナノッポ#


    ユミル「そう睨むなって。ほれ」
        股下一閃


    さわっ


    アニ「はひゃっ!!?」ビクン!!


    全員「!!?!」


    ユミル「アヒャヒャ!聞いたかよ!
        はひゃ?だってよ!
        お前、普段のキャラ完全に
        作ってんだろおい!」ケラケラ

  50. 56 : : 2014/07/18(金) 00:33:22
     
     
     
    アニ「っ・・そんなに死にたいとは
       驚きだよ・・!」グッ


    脇を締め、軸足踵を中心に全身を―


    ユミル「―おいおいwここが石畳で」


    アニ「っあ!?」ズルッ!!


    ユミル「下がお前の立てた泡だらけ
        だっての忘れたのかよw」
        ヒョイ


    ガシッ


    アニ「//////??!?」

    回し蹴りの勢いを殺しきれず
    転倒しかけた所をユミルがキャッチ。
    ・・しかし


    アニ「あ・・・ああ///;」
       おっぴろげ


    ユミル「おいおい、開いてよく見たら
        お前、ここ、剃り残しが・・」


    アニ「しっ・・死ね!!!///」ガス!!

    ユミル「ブゴ・・!」クリーンヒット!!
    ダダダダ

    バタン!
    ア二「ウワァァァァァ・・・!」(マジ泣き)

    ダダダ...

    ―――――
    ――――
    ―――
    ――



    アルミン「・・最後の方完全に
         話題と関係無かった・・
         (ミカサ・・ジャングルなのか・・)」
  51. 57 : : 2014/07/20(日) 00:29:07
    って、

    今の僕が気にするべきことは女子の
    毛の処理事情とかではない!

    (それもかなり気になってたけど!
     お蔭で貴重な情報を得られた!!)
    サシャは・・・?肝心のサシャは
    ・・・

    そこには少々信じられない光景が
    展開されていた。話に夢中になって
    いて気が付かなかったが・・なんと
    サシャは無意識のうちにか
    自らの秘所を自分で刺激していた。


    それによってどのような変化が
    サシャ自身の身体に起きているのか
    ・・サシャのお尻に敷かれている僕の服に
    広がるシミが全てを物語っていた。


    サシャ「ぁ・・アルミン・・//」


    アルミン「何だい?サシャ?」


    サシャ「あの・・これ・・服・・
        ごめんなさい・・・
        でも・・こんなに・・こんなに
        気持ちいいなんて私・・
        知らなくて・・・////」
        ビショビショ
  52. 58 : : 2014/07/20(日) 00:30:07


    アルミン「(笑)いいよいいよ。
         サシャがそうして僕が教えて
         あげたかったことに自分で
         気付いてくれただけで・・
         僕も嬉しい///」


    サシャ「アルミンの言葉を・・私、今
        思い出しました・・・」ハァハァ


    アルミン「うん?」


    サシャ「ほら・・・今日の夕方前ですよ。
        あの時と違って食べ物では
        ありませんけど・・今まで
        こんなに気持ちいいのを
        知らずに触れないようにしてた
        なんて・・私、バカみたいです
        ・・・・!//」ハァハァ

    アルミン「そっか・・//それは良かった
         ・・でもサシャ、お楽しみの
         所悪いけど・・」

    サシャ「ええ、分かってます//というか
        アルミンの気持ちというのは
        ・・・こういう心境だったの
        ですね・・・私、てっきり・・。
        今までこんな気持ちになった事
        なんてなくて・・」


    アルミン「いいんだ、謝らなくたって。
         僕がサシャの手を引くことが
         出来たってだけで充分
         嬉しいさ・・じゃあ」


    サシャ「ハイ!しましょう!!//2人で
        それはもう思いっきり!」
  53. 59 : : 2014/07/20(日) 00:31:25



    そうして僕らはまず正対した状態から
    互いの手を握り合い、顔を近づけた。
    よく言う恋人つなぎ、という形だと思う。
    そしてそのまま





    アルミン「んむ//」

    サシャ「ムフ//」

    互いの口が重なり合った。

    直後、最初は閉じていた目を
    気になって少し恥ずかし交じりに
    開けてみるとばっちり目を開けながら
    舌をどんどんと侵入させてくるサシャと
    目が合ってしまった。

    その目は今までサシャのものとしては
    見たことも無い、異質な光に彩られた
    目だった。一言で言って、


    何かを考える余裕なんて欠片もない・・
    身に覚える快楽だけを享受している
    といった感じの、いやらしい目つきだ。


    ユミルもたまにこうした目つきを
    する事はあるが、狡猾で悪辣な
    ユミルの含みのあるにやけ方とは
    まるでその質が異なる。
  54. 60 : : 2014/07/20(日) 01:22:48


    そして何と言っても攻撃的。
    遠慮も恥もお構い無しで僕の中へと
    進撃してくるサシャの一部。お互いに
    そうするというより本当に僕がサシャに
    食べられているかのような
    激しい口付け。

    未だ口腔内でしか触れ合っていないと
    いうのに、そこで触れ合った刺激は、
    舌を、頬を伝って首から全身へと
    感覚を伝達していき、

    遅れて繋いだ両手、寄りかかる
    全身からもその力を奪っていく...


    しばらくその状態が続くと、突然
    口を離したサシャが


    サシャ「あ・・アルミン・・その・・
        さっきから足とか脇腹に
        ・・元気なところが・・」
        ア、アタッテマス・・

    アルミン「さ、流石に気になっちゃった
         ・・・?」

    サシャ「ぇ・・、ええ、まあ気にする
        というか・・もともとこうして
        まじまじと見たこともないので
        ・・」マジマジ
  55. 61 : : 2014/07/20(日) 01:23:50

    サシャの視線が僕の最も熱を帯びる
    部分に突き刺さる。


    サシャ「あの・・男の人からすると
        こういうのってどういう感じ
        なのでしょうか?・・やっぱり
        気持ちいいんですか?」

    アルミン「僕もこれが初めてなんだから
         それはやってみないと何とも
         いえないよ///(笑)」

    サシャ「あ、・・そ、そうですよね!;
        私ったらまだ気が動転して・・」


    アルミン「でも・・そうだな・・
         今この状態だと・・初めても
         一瞬で出ちゃいそうな勢い
         ・・・かな・・//」
         (荒い吐息)

    サシャ「それって・・あの・・子種
        ・・的なモノがですか・・?」
        ワタシノナカニ?


    アルミン「・・・うん。」


    サシャ「・・・・」

    サシャ「アルミン?」



    アルミン「・・何?サシャ」



    サシャ「子供の名前は・・どうやって
        決めましょう・・?///」
        テレテレ


    アルミン「!!!!??」ビックゥ



    アルミン「さ、ささ、サシャ!あの、
         それについてもなんだけど、
         キミにもう一つ言っておいた
         方がいい事があった!
         すっかり忘れてたよ・・!」
         アブナイアブナイ
  56. 62 : : 2014/07/20(日) 01:25:44

    サシャ「・・?な、なんでしょう」



    アルミン「動物の交尾だけ見てきた君から
         したらこんな考え方をした事は
         無いのかもしれない。それは
         そうだ、自然界では子を残す
         意思が無ければ交尾をしない
         のだから、それは当然だ。」


    サシャ「・・?はい。」



    アルミン「けれど動物と違う理由で・・
         今しがた君が知った様な、
         快楽を求める上で、もしくは
         互いの気持ちを確かめ合う為に
         こういった事をする立場にある
         人間は・・必ずしも子供を
         作るのが目的では無い事も
         ある。それは分かるかな?」

    サシャ「それは・・まあそうなります
        ・・かね。私も、アルミンとの
        赤ちゃんは欲しいですけど、
        それが今すぐかと問われれば
        確かに時期的に難があるという
        事くらいは自覚しています。」

    アルミン「僕もおおよそ同じ気持ちさ」


    サシャ「先ほどは訓練兵を除隊という
        形をとってでも・・と言いました
        が・・それだとアルミンと
        離れ離れになってしまいます
        ・・から」ジッ・・


    アルミン「う、うん、//それは僕も
         さみしい・・かな」
         ドキドキドキ
  57. 63 : : 2014/07/20(日) 01:26:27

    アルミン「その為にはさ、子供をあえて
         作らないようにする、って
         やり方もあるという事さ。」


    サシャ「・・?作らないように?」


    アルミン「ああ・・・そうさ。女子の
         座学でどこまで習っているのか
         知らないけれど・・、子供を
         作る上で重要な要素って
         いうのは・・性器同士の接触
         による交尾そのものより寧ろ」

    サシャ「ふむふむ」


    アルミン「サシャ、君がさっき言った
         ように子種が体内深くに
         入っていく事が最大の要因
         なんだ。だから、挿入を
         行っても、僕がサシャの中に
         出さないようにすれば・・」

    サシャ「子供だけはできない状態を
        維持できるという訳ですか!」
        ナルホド!!


    アルミン「いや、まあそこまで驚く
         事じゃないけどね・・」

    サシャ「そこまで驚くことですよ!
        いや・・・それは盲点でした!
        私ってばてっきりしてしまえば
        それっきりかと・・!」
        ア・・アブナイアブナイ
  58. 64 : : 2014/07/20(日) 01:30:46

    動物の交尾には先述の交尾時期や
    発情期の理由もあるし、そもそも
    子孫繁栄についての考え方と、性的欲求
    のみを発散する理由がないから
    避妊という概念が無い。

    性交が始まってしまいさえすれば、
    何か予想外のアクシデントでもなければ
    雄の子種が雌の体内以外に放出される
    事も当然ない。

    だからこそサシャは子を残す理由以外で
    性交をするという事そのものが理解
    出来なかったし、男子の自慰という
    ものに関しても理解することが難しかった
    のだと思う。


    しかし、それに伴う快楽、そして
    リスクの回避。それさえ教えてしまえば


    サシャ「で・・では、私はそれにさえ
        注意すればまだアルミンと共に
        居ながらにして・・///」
    ハァハァ

    アルミン「そ、そうなるね、僕が
         ちゃんと出ないように
         我慢できれば、の話だけど・・」
  59. 65 : : 2014/07/20(日) 02:11:15
     
     
     
    サシャ「っ!アルミン?!少し失礼」
        ガバッ



    そこまで話したところでサシャはいきなり
    僕の両肩を掴むと、自身の座っていた
    場所と交代するようにして、僕を
    樹に寄り掛からせるようにして座らせる。

    それから僕の両足を開く形にして
    そこに自身の顔を近づける。
    何をする気かなんて考えなくても
    分かったけれど一応聞いてみる僕



    アルミン「あの・・サシャ・・ひょっと
         して・・・」ドキドキドキ

    サシャ「手でしてもそこそこ気持ちが
        良い物なんですよね・・?
        だったら私がその・・口で
        すればそれなりに気持ち良い
        のでは・・と思いまして///
        あ、!嫌ですか!?」


    アルミン「い、嫌だなんてそんな訳
         ないだろ!寧ろ僕が気を
         遣う方だよ!汚くない!?
         無理しなくていいって!」
         イイヨイイヨ!
  60. 66 : : 2014/07/20(日) 02:11:45

    サシャ「何が無理なものですか!
        私の食欲をご存じでしょう!?
        アルミンの××××なんて
        パクッと一口ですよ!!」
        フンフン!


    アルミン「お、お願いだから、
         食べ物を口にした条件反射で
         そのまま噛み千切ったり
         しないでよ・・?本当に!」
         ガタガタガタ



    サシャ「ぅ・・、大丈夫ですってば!」



    アルミン「今何かちょっと間があった!!
         は、離してくれ!無理は
         良くないよ!!!まだ
         死にたくない!!」ジタバタ


    サシャ「お、落ち着いてください
        アルミン!××××がなくなった
        位で人は死にませんって!」
        ドウドウ!


    アルミン「嫌だ!失血死の可能性はある!!
         そしてそんな死に方は
         絶対に嫌だ!!!!」
        イヤァァァ

  61. 67 : : 2014/07/20(日) 02:12:29


    サシャ「えぇい!男の子のクセに意気地
        のないこと!こうなれば実力行使
        あるのみ!です!」ァー・・!


    サシャ「あむっ!」パクン!!


    アルミン「ひぃ!!」


    他の男子と比べてもそんなに
    大きいとは言えない僕のソコだが・・
    一口に含むとなるとそこそこ喉にも
    逼迫を与えるであろうそのサイズを
    サシャは一口に収めてしまう。


    サシャ「んむ・・モゴ・・」

    ヌチュ・・ピチャ


    口内の感覚と舌からの感触で
    どの部分がどうなっているか、
    そして僕の表情や反応からどの部分が
    刺激を与えるに最適な箇所であるかを
    探っていくサシャ。そのたびに
    両目は何かを探すように上目遣いのまま
    右に左にと泳いでいる。
  62. 68 : : 2014/07/20(日) 02:13:15
    アルミン「っは・・うぁ・・!!」


    これは・・予想以上に物凄い。
    当然のことながら今までそこに
    感じた事のない快感、そして温度だった。
    ただ刺激を受けるだけで焼けた火鉢の様に
    熱く感じる箇所が、更に高温な口の
    中で刺激されているのだから当然
    物凄く熱く感じる。


    サシャ「んムグ・・ムフー・・」
        チュパチュパ


    限界は近い・・もうあと数秒かそこら
    ・・気を抜いたら今すぐにでも・・
    そんな事を思っていたその時


    サシャ「っは・・」チュポン


    アルミン「あ・・・//」


    サシャ「あの・・、我慢しないで
        下さいね、少しくらい出して
        置けば・・次に出すまでは
        余裕できる・・んですよね?
        私の口のなかでも遠慮は
        要りませんから・・!」


    アルミン「・・・!ぁ」ドクン
  63. 69 : : 2014/07/20(日) 02:13:55

    瞬間的なものだった。口を離された
    という一瞬の油断と、力を抜いたその
    間に、サシャの上目遣いと、再び
    口に含もうとする瞬間に浴びせ
    かけられた吐息が引き金となり・・

    サシャの顔に僕の数日ぶりとなる
    白い粘液が飛びかかる。
        
    サシャ「あっ・・!?こ、こんな
        勢いよく・・!?うゎ!」パク

    パタタッ・・

    急いで口にするサシャだったが、
    最初に飛び出したいくらかは、サシャの
    目頭から鼻にかけて、それから
    前髪の一部に絡みついてしまった。

    ドク・・ドク・・


    アルミン「・あ・・・ああ・・//」

    一言で言って天国だ。こんな感覚は
    勿論今まで味わった事が無い。
    吐精に伴う余韻も、その痙攣回数も
    普段と段違いだ。これはおそらく
    刺激を与えるのが自分ではないという
    事が大きな要因だと思う。

    男子兵同士の諸々の事情もあって、
    反対に僕がこうしたことを誰かに
    したことはあったが・・逆の
    立場になることは今までなかった。

    これだけの快楽なら・・相手が男でも
    再びしてほしいと思う気持ちは理解できる
    ・・賛同はできないけど。

    たとえ感覚は同じでもやはり相手が
    女子であるというのは全然違うと
    思うのだ。
  64. 70 : : 2014/07/20(日) 21:11:58


    サシャ「ぐ・・んぐ・・ゴグン」

    アルミン「っ・・・!!//」


    僕のそこが脈打つリズムに遅れて、
    等間隔で締め付けるサシャの口・・
    その度に上下の歯と舌が更に
    排出物を促すように蠢き、快楽の波を
    限度いっぱいまで引き上げようとする。


    ようやくその勢いと、僕自身の
    硬度が衰えを見せたところでサシャは
    僕から口を離した。

    サシャ「っぷは・・フゥ・・フゥ・・アハハ、
        アルミンあなた・・・///」

    アルミン「///?」ハァ・・ハァ・・

    サシャ「今、ものすっごくだらしない
        顔ですよ・・?///
        例えるなら・・猛暑に耐えかねて
        木陰で全身脱力してる犬みたいな
        顔です・・・w舌なんか
        だら~んって感じで」

    舌なめずりをして、
    鼻の頭に線を引いた僕の精液を親指で
    拭いつつ、少々意地の悪い顔をして言った。
    ・・・そんな顔をしてるらしい。

    アルミン「し・・しかたないよ・・本当に
         死ぬほど良かったんだから・・」
         ドキドキドキ

    サシャ「ッ・・・!!!」ゾクゾクゾク

  65. 71 : : 2014/07/20(日) 21:12:38

    サシャ「や・・ヤですね・・からかうつもりで
        言ったのに・・そんな弱気を
        見せないで下さいよ・・っ//」


    これがマズかったのだろうか・・


    サシャ「ユミルの悪い癖の意味が、
        たった今、こんなところで理解
        出来てしまいました・・///」
        ゾクゾク

    サシャの目つきが更にこれまでとは
    違うものに・・しいて言うなら悪意ある
    嗜虐的な目つきに変わっていく。
    これは・・・!


    サシャ「抵抗の意思のない獣を目の前に
        したとき・・捕食する側は
        時として必要以上の攻撃でもって
        獲物をいたぶる場合が
        ありますが・・」ウフフ・・

    アルミン「(なんか物凄く嫌な予感が・・)」


    サシャ「きっとこんな気持ちなのかも
        しれませんね・・!」ジュルリ

    ユミルと同じ目だ・・・!

    ガブリ


    アルミン「!!!」

    そう形容するのが相応しい程に、
    荒々しく僕のそこにかぶりつくサシャ。
  66. 72 : : 2014/07/20(日) 21:13:27

    先程のように探り探り行ったやり方とは
    明らかに違う。積極的に歯で刺激を
    与えに来ながら、頭を上下させ、
    凄まじい勢いで吸い込んでいる。

    ジュパッ・・ジュポ
    アルミン「アぅ・・!ぐっ・・!」

    硬度を失ったはずの僕は、瞬時、
    あっという間にいつ暴発しても
    おかしくない所まで射精感を引き上げ
    させられてしまった。

    アルミン「やっ・やめてサシャ!・・
         出ちゃう・・!本当に
         そんなしたら我慢が・・!」
         ビクビク・・
    ブポッ・・

    サシャ「ぷは・・、出してしまえば
        いいんですよ!まだ“アレ”しか
        出てないんですから!もっと
        もっと、もっと!出ますよね!
        私の中で出てしまう分残って
        いない方が好都合なのでしたら
        お口で全部先に私がアルミンの
        子種をいただいて、それから
        すれば安心じゃないですか!」
        アハハハハ!

    アルミン「っ・・!!」
  67. 73 : : 2014/07/20(日) 21:13:58

    まずい・・何かいけないスイッチが
    入ったみたいだ・・!同室にこういう
    女子がいて、しかも常に鞭打たれる側に
    居たものだからすッごいノリノリ
    じゃないか・・・・!しかもこの言動
    ・・またもや何か盛大に勘違いしている!
    まず“アレしか”出てないといったけど!


    アルミン「ちょっ・・!本当にストップ
         ・・お願いっ・・!!聞いて
         くれ・・サシャってば・・・!」

    サシャ「モゴ・・?聞いてくれって・・
        何をですか?」ニヤニヤ

    ヌチュヌチュ

    口を離しても手で刺激を続けてくる
    サシャ。完全にユミルが乗り移っている。


    アルミン「牛や馬と違うんだって・・!
         あんなに僕は出せないよ・!?
         よくてさっきの出方じゃあと
         一回か二回・・!しかも
         出尽くしちゃったら暫くは・・
         そこが立たなくなっちゃう
         よ・・?もしそうなったら・・」

    サシャ「ハッ・・!?」ピタ

  68. 74 : : 2014/07/20(日) 21:15:17

    アルミン「キミと・・できなくなっちゃう
         から・・だからお願いだ・・!」
         ウグ・・フウ・・・


    サシャ「すす、すみません!ちょっと
        悪ふざけが過ぎました!!;;
        つ・・つい魔がさしてしまって
        ・・・!ゴメンなさいアルミン!
        苦しかったですか!!?;;」(涙目)

    アルミン「アッ・・はは・・だ、大丈夫
         ・・だよ・・何とか・・ギリギリ
         だけど・・」ブルブル


    サシャ「うわぁあ・・!すみません!
        すみません!私ったら本当にもう
        ・・・・!」アワワワ;;


    アルミン「き、気にしないで・・!
         気持ちよかったのは本当だから
         ・・!それより少し落ち着く
         まで・・待ってもらっていい?
         その・・・、このまま入れて
         しまったら多分間に合わないと
         ・・思うから・・//」


    サシャ「え、ええ、待ちます!
        待ちますとも!どうか落ち着く
        まで楽にしててください・・!」
    シュン...

    僕の前で正座して泣きそうになっている
    サシャ。そこまで反省の色を見せなくても
    ・・そう思い、出来るだけ気がまぎれる
    話題を探す僕。
  69. 75 : : 2014/07/20(日) 21:16:33
    アルミン「あ・・サシャ、前髪・・」

    サシャ「は・・はい・・?」


    先程顔にかかってしまったものだ。
    鼻周りにかかったものはサシャが自分で
    拭っていたが、前髪に付いたものが
    そのままだった

    サシャ「あ・・本当ですね・・んっ・・」

    ギチギチ

    サシャ「んん・・・!?アレ・・
        これ・・全然取れません・・!
        しかもほとんど乾燥して・・
        固まってます・・!」
        ヒェ・・?!

    アルミン「ああ…↓↓」

    そうだった。僕自身もうっかり自分の
    髪の毛に同期の性欲処理の際ソレをもろに
    浴びてしまい、結果、水でいくら流しても
    こびりついて取れなかった事があった・・・
    きっと分泌されている成分の関係で
    水なんかで流すのは逆効果なのだと
    思う。そんな固まり方をするのだ。

    僕は髪色が明るいからまだ見た目には
    分かりづらくて良かったけど、サシャの
    ような栗毛でかつ広範囲に浴びて
    しまっていたら冗談抜きで焦るところ
    だっただろう。なにせ暫くは櫛すら
    通らなくなってしまう。

    そうなればユミルには一発で
    何をされたか見抜かれていたかも
    しれない・・

    アルミン「あ、危なかったね・・
         次は本当気を付けよう・・」

    サシャ「ま、まあ幸いこれだけ
        ですしね!;」マエガミチョット・・
  70. 78 : : 2014/07/20(日) 22:11:24




    アルミン「・・・・」

    サシャ「・・・・」


    サシャ「あ・・アルミン・・
        じゃあその・・・落ち着いた
        ところでそろそろ・・」
        ドキドキドキ

    アルミン「う・・うん、そうだね
         ・・す・・するかい・・?」
         ドキドキドキ



    サシャ「は・・はい、是非とも
        お・・お願いしまス・・」
        イソイソ


    アルミン「どうする?二つ案があった
         けど・・どっちの体勢で
         やって・・みる・・?」
         ドキドキドキ 

    案1、後背位(サシャ発。)

    案2、正常位(僕発。)


    サシャ「あ・・、じゃあ折角なので
        2、で・・・///」オズオズ

    俯いてVサインをするサシャ。
    ・・・うん、可愛いとおもう。
  71. 79 : : 2014/07/20(日) 22:12:03

    アルミン「じゃあ、決まりだね」
         ヨッコイショ


    僕は、サシャと位置を交代し、元々の位置に
    戻る。サシャが樹にもたれ掛って
    開脚した状態で座り込み、僕がその正面に
    正座の姿勢からさらに膝を開いてサシャの
    両足の下に潜らせ、ついに組み合う姿勢が
    整う。

    アルミン「・・・・///」

    サシャ「・・・・///」


    流石にお互い恥ずかしくて目も合わせ
    られない。一旦落ち着かせたはずの
    ソコも、もう一刻も早く自らの役目を
    果たすために待ちきれないといった
    勢いで張立し、時に小刻みに揺れている。
    血の流れが非常に活発になっているのだ。


    アルミン「あ・・あの、する前に
         言っておくけどサシャ・・」

    サシャ「な・・なんでしょうか?」


    アルミン「今更って気もするんだけどさ
         ・・こういうのってやっぱり
         聞いておいた方がいいかな
         ・・って。」

    サシャ「?え、遠慮しないで何でも
        聞いてくださいね??もう
        私達隠し事なんてする仲じゃ
        ないですよ?」
  72. 80 : : 2014/07/20(日) 22:12:57
    そう。もうそんな間柄では全くない。

    と思うのだが・・、だからこそ。
    こんな間柄に到達する前に本来踏んで
    置くはずの・・というより先に
    行う筈の手順が見事に省かれてしまって
    いる気がしてならないので、僕は
    今更ながら問いかける

    相手がサシャだから。簡単に。
    出来るだけ分かり易く。

    アルミン「サシャは・・僕の事は
         好きかい?」



    サシャ「・・・・!!///
        え・いや・・その・・・
        それは・・ちょっと。」




    アルミン「!!!!???」
         ガーーン


    産まれてからそれまでの間で
    一番ショックを受けたかも
    知れない瞬間だったが
  73. 81 : : 2014/07/20(日) 22:13:32


    サシャ「好きとかじゃ足りません。
        ・・大っ好きですから・・!」
        ギュッ



    サシャの体温が肩、背中、首、鎖骨へと
    ダイレクトに伝わってくる。


    アルミン「っ・・・はぁぁあぁ↓↓↓」
         ヘナヘナヘナ


    サシャ「ちょっとー・・!アルミン!?」
        イッキニゲンキガ!!?

    アルミン「ショックで死ぬかと思った
         ・・・・本当に君は・・!
         ・・ぅ・・!もういいや(諦)」

    サシャ「もういいやってなんですか!?
        大体ここまでして嫌いなわけ
        無いじゃないですか!」
        プンプン

    アルミン「いや・・君の言う好きと
         僕のさっき言った意味の好き
         だと少し違う意味に捉えられて
         やしないかな・・って思って」

    サシャ「違う意味?」フム?
  74. 82 : : 2014/07/20(日) 22:36:08

    アルミン「さっき僕が聞きたかったのは
         ・・そうだな、ほら!あれだよ
         ハンナやフランツみたいな
         間柄としてさ!君は・・・
         僕のことをあんな風に好きに
         なってくれる?って
         聞きたかったのさ。実際は」


    サシャ「ハンナや・・フラン・・って!
        それって夫婦としてって
        事ですよね・・!アルミン!
        それはもしやプロポーズという
        ものですか!?」ウヒャァァ!!


    アルミン「そこまで舞い上がるのは
         流石に予想してなかった
         けど・・」

    サシャ「う、嬉しいです!私をそんな
        風に見てくれる人がいるなんて!
        ほ、本当にですか!?私なんかで
        後悔しないのですかアルミン!?」
        ガシィ!

    両腕ホールド

    アルミン「う、?も、もちろんさ
         寧ろ僕なんかにサシャは
         正直勿体無い位だと
         思ってるけど・・サシャは
         いいの?」
  75. 83 : : 2014/07/20(日) 22:37:15

    サシャ「何言ってるんですか!
        1も2も無く一生あなたに
        ついていきますよ!
        アルミンと一緒に居れば
        いつか必ず・・今まで見た事も
        ない世界に行けそうな気がします
        から!そこには当然見たことも
        ない食べ物だってあるはずです!」

    アルミン「・・まあ、そういうのでも
         いいかな。それはそれで
         サシャらしいし(苦笑)」


    サシャ「えと・・じゃあアルミン。
        婚約記念で早速ですが・・
        一気にいってしまってください」
        (顔真っ赤)

    そういうとサシャは僕と組み合った
    状態で開脚している足を更に自ら
    の両腕で大きく開いて、僕に入口が
    分かり易いようにする。

    アルミン「い・・、いや・・サシャ?
         僕もそれについては詳しく
         ないんだけど・・確か
         ユミルが言ってたんでしょ?
         最初は相当痛いって。」
  76. 84 : : 2014/07/20(日) 22:38:15


    サシャ「ええ。血もでるとか出ないとか」
        フルフル

    アルミン「え・・、血!?」
         キイテナイヨ!

    サシャ「あ、失礼!アルミン、血を
        見るのは苦手ですか・・?」
        アタフタ

    アルミン「いや・・山でアレを
         一気飲み出来たくらいだし、
         見るくらい平気さ。それに
         頭から全身にかぶった事だって
         あるよ。演出上だけならね」

    サシャ「・・エンシュツ?」ハテ


    アルミン「大人の事情って奴さ。
         カッコよく撮れてた
         と僕は思うんだけど、
         “誰だお前”とかいわれて
         あの頃は大変だったなぁ」
         ケチャミンッテアダナツイタ

    サシャ「ソウデスカ・・なんかよく
        分かりませんが」


    アルミン「うん、ここは軽く流しちゃって
         いいとこだから気にしないで
         ・・・ってそれよりも君の
         方だよ!血が出る程って・・」

    サシャ「え・・?だって、アルミン今
        血は平気だって言ったじゃない
        ですか。それなら・・」

    アルミン「君が、僕の侵入に伴う苦痛で
         血を流すとなるとそれは全く
         別問題だよ・・ゆっくり、
         少しずつでいいからさ・・、
         痛かったらその・・・」

    サシャ「なりません!」カッ!


    アルミン「ぇえ!?」ビクン
  77. 85 : : 2014/07/20(日) 22:40:43

    サシャ「じわじわと苦しむのなんて
        私は絶対に嫌です!だったら
        アルミンには一気に容赦なく
        来て頂きたいのです!」フルフル


    サシャ「・・あ、もしアルミンにとって
        痛くないならですよ?!
        アルミンがもし痛いなら遠慮
        せず引いてくださいね?!」
        オドオド



    アルミン「(そういう気遣いはするのか)」
         ウウム・・;



    サシャ「さあ、もう覚悟はできました
        から・・!っていうかアルミン
        ・・あれを!」ビシ

    サシャの指差す彼方には・・・


    アルミン「あ・・・ああ?!
         明けの明星!!?もうそんな
         時間なの!?まずいよサシャ!?」

    サシャ「ですから早くしましょうって!」
        ホラホラ


    まったく・・だったら、今はやめて、
    次にしよう、という意見が出ないのが
    サシャらしいというか・・改めてムードの
    欠片も無い催促になってる・・・

  78. 86 : : 2014/07/20(日) 22:42:42
    アルミン「・・・あの・・この・・
         辺り?かな・・//」
         ピタッ・・

    サシャの、まだ誰も招き入れた事のない
    薄らと毛の生えそろった割れ目に、
    限界まで硬化した僕のソコが
    あてがわれる。


    サシャ「ッフ・・ち、ちょっと、もう少し
       下じゃないですかね?私も
       まださっき指を入れようか
       どうかってところで踏みとどまって
       ・・しまって・・」

    ズニュ

    サシャ「ッアグッ・・!?」ビビクンッ!!



    アルミン「っあ・・!少し・・入ってっ!
         ・・って、大丈夫!?サシャ!」


    サシャ「ぐぐ・・ぎ・・・!構いません!
        構わないですから一気に!!
        ぁ、ッ痛ぅ・・・!!」ズキン!

    アルミン「や、やっぱりみてられないよ!
         ほら、腰の力抜い・・」

    ガシ


    アルミン「!!?」ガクッ・・

    サシャの足が僕の背中に組み付いて
    離すまいと抱き込んでくる。
  79. 87 : : 2014/07/20(日) 22:43:22
    サシャ「ダメですよ・・!私が
        覚悟を決めてるんですから
        ・・!絶対にダメです!
        アルミンが出してしまうまで
        私とアルミンは何があっても
        これを止めてはいけません!」
        ギリギリ

    アルミン「出っ・・て・・え?」


    話しながらもサシャの両足の押さえつけ
    も手伝い、僕のソコは根元から先まで
    サシャの中に埋もれた。姿勢も姿勢
    なので、その締め付けは口の中の
    非ではない。痛いとすらいえるくらいの
    快感の中で僕はサシャの言葉に驚いて
    目を見開く
  80. 88 : : 2014/07/20(日) 23:43:03
    アルミン「ちょっと、サシャ、足を・・!
         キミの気持ちは分かった!
         もう中途半端な所で抜いたり
         しないから、足をどけてくれ
         ないかな!?これだと・・!」


    まずい。ただ入れるだけだったら
    何とか動かずにいればもう少し我慢も
    出来ようものだったけど、外れない拘束
    であると悟った瞬間体は途端に不安に
    駆られて震えだしてしまう。

    このままではまずい。おまけにサシャの
    脚の力も緩まるどころかぐいぐいと僕を
    押し込むように締め付けてくる。

    サシャ「すみっ・・ませんね!//ですが・・
        女の子っていうのは初めて
        という言葉に並々ならぬ執着と
        憧れを抱いているのです!」






    いや・・・違う・・・



    サシャ「だから・・アルミンとの貴重な
        初めてを・・!私は半端な
        形で終わらせる気はありません!」
        フッ・・フッ・・

    僕は大きな勘違いをしていた・・

     
    アルミン「っ・・・!」ドクン・・
  81. 89 : : 2014/07/20(日) 23:51:06

    サシャ「先程はあんなに分かり易くご高説
       して頂いたのに・・すみませんね。
       でもこの一回だけは、ちゃんと最後
       まで・・!アルミンの子種を私に
       くれる所まで、本気でお相手
       してほしい・・!」フゥッ・・グッ・・



    サシャはこんなに本気で僕との初めて
    及ぶ行為に対して覚悟を決めていたのに
    僕は安全に走る事しか見ていなかった・・!
    サシャの為、お互いの為と言い訳しながら
    ・・それは結局自分の都合だった

    サシャが痛がるのが見ていられない?
    それは僕が単に他人の苦痛にゆがむ表情を
    見ることに負担を感じるからだ。

    もしもこの行為の完遂の果てに
    子供ができてしまったら?
    それも結局は僕自身がサシャと離れ離れに
    成りたくない、もしくは、サシャが
    身籠る事によって併発するリスクの
    回避のための考えでしかない。

    サシャ自身の願いを、僕は全て上っ面で
    見過ごしてしまう所だった・・!
  82. 90 : : 2014/07/20(日) 23:52:33

    アルミン「サシャ・・!ほんっとうに
         ゴメン!!もうそれほど
         我慢できないけど・・!
         僕の精一杯をキミにぶつける
         から・・!痛くても、
         堪えてね・・・・!」
         グッ・・

    サシャ「あフッ・・はひゃ・・//
        あっ・・ハハハ・・・
        やっとその気になって・・
        くれましたアルミン・・!」
        パッ

    それに合わせてサシャの両足が開く。
    僕が途中で抜け出しはしないだろうと
    信用して離してくれたのだ。

    サシャ「これで・・少しは・・
        動きやすいでしょう?」フー・・フゥ・・


    アルミン「うん・・・それから、
         サシャ」


    サシャ「ん、なんですかアルミン//」


    アルミン「すっごく気持ち良いよ。」
         フッフッ

    サシャ「それは嬉しいお言葉です。
        私もその言葉をそのまま
        アルミンにお返ししましょう」
        ンッフッ・・
  83. 91 : : 2014/07/20(日) 23:54:17
    アルミン「でも・・これは予想以上に
         ハードだな・・こう・・
         動かすので合ってるのかな
         ・・」ヌチュッヌチュ

    サシャ「頑張って男らしいとこを
        見せてください、アルミン。
        運が良ければ・・あ、いえ、
        悪ければこれで私とアルミンは
        晴れて夫婦なんですから」
        ンッフフッ・・

    アルミン「冗談にしてはキツいな・・・
         ねえやっぱり最後はその」
    サシャ「却下です。きっちり全部
        中に出してください!」
        ギュッ


    今度は足ではなく両腕で僕の肩を
    抱きとめるサシャ。度重なる注挿で
    消耗しているだけでなく、

    充足していく性的快感で全身の力が
    満足に出し切れない様子ではあるが、
    その抱擁は僕を離すまいと
    するものではなく.....


    寧ろ僕が最後まで自身との行為を
    全うしてくれるものと信じきった
    上での、

    心から全てを受け入れる
    覚悟を露わにした、そんな抱擁だった。

    何故なら上半身だけで抱き留めていても
    僕がその気なら簡単に達する前に
    サシャから身を引けてしまうのだから。
  84. 92 : : 2014/07/21(月) 00:16:12


    アルミン「わかってる・・分かってるよ
         サシャ・・第一・・・」


    サシャ「・・・?」


    アルミン「君の中・・これ・・気持ち
         良すぎだ・・!必ず外でと
         言われてもその欲に打ち勝つ
         なんて・・とてもじゃないけど
         無理だよ・・・」ブルブル


    サシャ「あっ・・は・・・!
        出ますか!?出るんですか
        アルミン!さっきのが!」
        ソワソワ

    アルミン「うっ・・!いつもの感じで
         言うと・・さっきより
         もっと出るっ・・と思う・・!
         一度目より二度目の方が
         いつも多いから・・!」

  85. 93 : : 2014/07/21(月) 00:17:45

    言っている僕自身、不自然に腰が早く
    動いている感覚に戸惑いを感じる。
    一人で処理していた時には無かった感覚。

    きっとこれが・・人類の遺伝子に残された
    情報に従って動く本能って奴なんだろうと
    僕は思った。女子相手でなく、僕を
    女子と見立てて性欲を処理していた
    同期の訓練兵も、最後はこんなかんじで
    僕を壊さん位の勢いで腰を前後させて
    いたけれど・・。

    そんな僕も、まったく何の練習もなく、
    また誰かがしているのをお手本にして
    見たわけでもないのに、こうして
    不自然なまでに勝手に腰が動くというのは
    何か自分の意思では無く、身体に備わった
    生殖欲求の操り人形にされてるような
    気がして少し滅入った。・・けれど



    サシャ「ハッ・・ハフ・・・!
        あ、アルミンっ・・!遠慮は
        要りませんから・・!思い切り
        ・・・!思い切りお願いっ・・」


    サシャもきっと同じ状況なのかも、と
    思ったところで僕自身のタガは全て
    外された。もう心にも、身体にも、
    放たれようとするものを妨げるモノは
    何もない。
  86. 94 : : 2014/07/21(月) 00:18:51
    アルミン「サシャッ・・!!出すよ・・!
         出る・・・・!・・う!!!」
         ガクガクガク

    互いの動きが同時に制止し、
    代りにサシャの身体へと受け渡すべき
    モノを送り込む器官の脈動だけが
    互いの鼓動と同じくらいに強く感じられる


    ドグ・・・


    サシャ「あー・・・!」

    ドクン・・ドク・・


    アルミン「っ・・!っ・・!」

    流れ込む。一回二回と、サシャの体内に
    吐き出す量は間違いなく普段の
    感覚からは想像もできない程の量で

    何故見なくても分かるのかといえば、
    自分の中を通りすぎる感覚で分かって
    しまうのだ。しかし反対にサシャは


    サシャ「っ・・あはっ・・すごい
        ビクビクですよアルミン!
        今これ出てるんですか・・?」
        フゥ・・フゥ・・フゥ・・

    アルミン「ああ・・こんなに出たの
         間違いなく初めてだよ・・
         最初にひとりでしたときと
         同じくらいかも・・・
         感覚で分からないのかい?」


    サシャ「ンフ・・・いえ、アルミンが
        中で相当力んでくれているのは
        ここから伝わるのですが、
        中に入ってくる感覚というのは
        ・・なんとも。ですが・・・
        そうですか・・//そんなに
        たくさん出して頂けましたか」
        フフフ///
  87. 95 : : 2014/07/21(月) 00:55:34

    やってしまった。見事に最後まで。
    ただ、もっと後悔の念が押し寄せる
    ものだと思ってたけど・・
    僕の中にそこまで後ろめたい気持ちは
    実のところ湧いていなかった。

    アルミン「っ・・・!」
    ヌポッ・・


    まだ夜が完全に明けてはいないため
    良く見えないが、相当な量がサシャの
    中に入っていたのだろう。抜き去った
    後、そこから逆流する量は中々の
    ものだったとみえて、サシャが
    何度も自分の指でそこを拭っていた。

    サシャ「・・・///」

    無言ではあるが、たしかな満足感が
    その顔には表れている
  88. 96 : : 2014/07/21(月) 00:56:19

    ここがゆっくりできる場所で、
    同時に時間に余裕があるならこのまま
    眠りについてしまいたい程の倦怠感が
    全身に襲い掛かってきていたが・・
    そうも言っていられない。もう東の彼方は
    うっすらと白み始めている。


    アルミン「さて・・そろそろ帰らないと
         僕もサシャも・・ん?」


    サシャ「・・・;」


    頭を抱えてうずくまっているサシャ。

    アルミン「サシャ・・・?!ねえちょっと
         大丈夫?!い、痛むのか!?」
  89. 97 : : 2014/07/21(月) 00:56:42
    しまった・・引き抜くときももう少し
    用心して静かに引き抜くべきだった
    か・・!と思っていたが次の瞬間
    そんな様子の彼女の口から放たれた言葉に
    僕は心臓を掴まれるかのような感覚を
    覚えた。


    サシャ「この距離で・・自信はないの
        ですが・・・あの・・
        誰かに見られてた気が・・
        するようなしないような。」
        ダラダラダラ

    アルミン「え・・?!誰かに見られっ・・
         ・・誰かは分からないの!?」

    サシャ「さぁ・・私もアルミンとのことに
        精一杯でしたから、終わり際に
        あの辺の木々の間から誰か向うの
        方に去っていくような姿が
        見えた・・気がしただけなので
        それはなんとも・・;」
  90. 98 : : 2014/07/21(月) 00:57:17

    徐々に彼方が明るくなっているとはいえ
    サシャが指し示す方角の森は完全な暗闇。
    おまけに相当な距離がある。

    この位置関係だと今の明るさでも
    お互いに視認するのが難しい距離だけど
    ・・サシャの視力でいうのだから多分
    間違いない。そして・・・

    アルミン「サシャでさえギリギリ見えるか
         見えないかのこの距離で
         ・・終りまで見定めてから
         帰った・・・まさか・・」

    先ず並の訓練兵の成せる業ではなく、
    並でないか訓練兵でないかとなれば


    1、ミカサ
      (早朝のジョギング中まさかの目撃)


    2、教官
      (夜間巡回2巡目(抜き打ち))

  91. 99 : : 2014/07/21(月) 00:57:38


    ・・・このどちらかになる。

    どっちにしても頭が痛い・・・・

    ミカサだとしてもマズイ・・・
    何をしてたかまで言うかどうか
    定かじゃないけれど昨日の件もある・・!
    もしあの後山に行ってからも
    僕とサシャがこうした事に没頭していた
    なんて結論に頭の中で達してたりした
    日には・・!間違いなく教官の耳に
    届くことになり、果ては・・!

    アルミン「(ガクガクガク)」


    サシャ「あ、アルミン!?ほら、
        しっかり!早く服を着ま・・て
        うわあw;ビショビショ!」
        ビッチャァ・・
  92. 100 : : 2014/07/21(月) 00:58:00

    アルミン「あっはは・・;いや、
         なんとか着ていくから!
         大丈夫!」デローン・・


    とはいったものの・・べとべとして
    これは最悪の着心地だ・・まあ、
    サシャの分泌液だけでなくもっとも
    新しいシミは僕自身が発生源のような
    ものだし、文句も言ってられない。



    アルミン「しかもよりによって
         お尻の部分が重点的に
         湿っている・・・;これは
         皆が目覚める前に処理
         しないとな・・」

    サシャ「す、すみませんすみません!」
        ペコペコ;

    アルミン「もうそれはいいから!
         早いところ戻ろう?」

    サシャ「そ、そうですね!」

  93. 101 : : 2014/07/21(月) 19:35:34

    ―訓練兵男子宿舎・エレン部屋前―



    アルミン「じゃ、じゃあまた後でね!
         サシャ!(お休みって時間じゃ
         ないしね・・もう;(小声))」


    サシャ「え、ええ、お互い睡眠不足で
        辛いですけど、訓練!頑張り
        ましょう!・・あ!アルミン!
        (小声)」キョロキョロ


    アルミン「な、なんだい?!(小声)」


    サシャ「ほっぺをこう・・(小声)」ンッ・・


    アルミン「え!?あ・・えと///(小声)」


    サシャの要求道理に口付けを受ける
    頬を差し出そうとしたその時


    ガタガタ


    サシャ&アルミン「!!?」ビクッ


    部屋の中から足音が鳴り響く。
    慌てて退散するサシャと、
    少しがっかりするのもつかの間、
    この状況をどう言い訳するか慌てながらも
    考える僕がその場に残された。


    ガチャ

  94. 102 : : 2014/07/21(月) 19:36:33

    エレン「・・・アルミン・・お前!
        ・・ああ・・いや、トイレにしちゃ
        お前随分長い事抜け出して
        なかったか・・?」

    起きてきたのはエレンだった。
    男子同士の暗黙の了解で、夜半に
    起きて抜け出す場合の行動呼称は
    全てトイレという事になっている。
    まあ、他に何も適当なものが無いから
    当然だけれど。

    アルミン「ちょ、ちょっと・・色々
         あってね・・ハハ・・↓↓
         (どうする・・!まずいよ
         ・・いくら暗くても近づけば
         匂いでも確実にバレる・・)」


    アルミン「エレンこそどうして今
         こんな中途半端な時間に?
         まだいつもなら・・」


    エレン「ああ、それな。教官がついさっき
        回ってきたんだよ。」


    アルミン「!!???」ドキッ

  95. 103 : : 2014/07/21(月) 19:37:14
    エレン「珍しいだろ?こんな時間に。
        いつもだったら夜明け前の
        暗いうちなんてまず来ないのに」

    アルミン「それは・・間違いなく教官・・
         だったの?何か声掛けされた
         ってこと・・?」

    エレン「いや。寝てたから本当に
        教官だったかどうかと言われれば
        わからねーな。点呼を取られたり
        なんてこともなかった。
        だからまあ運が良ければ
        お前の不在もバレては
        いないかもな。」

    アルミン「・・・・・」


    そんな楽観的な考え方できるもんか・・!
    どう考えたっていい方向に向かう情報
    じゃない・・!

    アルミン「っ・・」クルッ


    徐々に明るくなる空のあかりを頼りに
    僕は宿舎前の地面に目をこらす。
    ・・・僕とサシャが戸口で遭遇した際
    サシャが盛大に地面に崩れ落ちた跡が
    複数の足跡によって上書きされてる
    ・・・ように見える。

    こんな状況だから疑い始めれば
    どんどん嫌な方向に世界は傾いていく。


    アルミン「・・・」ハァ・・
  96. 104 : : 2014/07/21(月) 19:39:36
    アルミン「・・・」ハァ・・

    もう考えるのは止そう。・・疲れた。
    あんなに頑張った後で、僕はこれから
    ちゃんと睡眠をとっていながらにしても
    いつ失神したっておかしくない程の
    過酷な訓練に赴かなければならないのだ。
    不眠で不休で。サシャならなんとか
    持ち前のスタミナで乗りきるだろうけど
    僕にとってはこれは命がけだ。

    アルミン「・・生きて帰れるかな・・僕」
         ハァァァ・・↓↓


    エレン「随分と落ち込んでるなお前
        ・・って・・あれ・・?
        アルミンお前・・ちょっと」
        ヒョイ

    心から落ち込んでいたため反応が一瞬
    遅れてしまった!マズい!ぐっしょり
    湿った後ろ側をエレンに見られっ。。。。



    エレン「おまっ・・ケツの部分が
        ・・・・!!」(絶句)


    アルミン「~~・・(終わった;;)」



    しかしエレンの様子が何やらおかしい。
    何が可笑しいってリアクションが少し
    意図していたものと違う。目頭を指で
    抑え、憐みと、極力僕をキズ付けない
    ように気を遣うような口調で・・



    エレン「そうか・・お前また・・
        大変だったな・・(憐)
        痛みはもういいのか?」


    アルミン「・・は?」
  97. 105 : : 2014/07/21(月) 19:40:44


    僕は背中をひねってもう一度良く自分の
    ズボンの状態を確認しようとし・・
    エレンの心中を一瞬で理解した。

    紅。日が出てきたことでようやくただの
    シミと色で判別できるようになってきた
    それは、明らかに血痕だった。
    誰の血痕か。またもや言うまでもない。




    アルミン「っっ・・・・・!違っ・・!
         エレン・・・!これはっっ」
         ウワァ!




    エレン「お人よしのお前の事だからよ
        ・・お前にそこまでした奴を
        庇いたい気持ちは分かる・・・
        けどよ・・そりゃあ・・ちょっと
        やり過ぎだろ・・・!おい、
        どいつだ・・・言えってアルミン
        ・・!」ゴゴゴゴ
    ガシッ


    アルミン「(・・・;)」
         メヲミラレナイ;
  98. 106 : : 2014/07/21(月) 19:43:04

     
     
    まずい・・盛大に勘違いされている・・
    しかしそうでないとなった場合、
    もっと言い訳が難しい事になる・・・
    ど・・どうすれば・・・・




    エレン「なあ、気にするなって・・!
        ちょっと対人格闘の時に
        さりげなく組手を申し出て・・
        歯を何本か貰うだけだって・・
        お前が告げ口したなんて
        言わねえよ・・!」
        ポンポン

    アルミン「(本当に加害者がいたとしても
          そんなの言えるもんか!)」


    ゴソ・・ガタ・・


    ライナー「おい・・こんな時間に
         何だよお前ら・・まだいつも
         ならお寝んねの時間だろう」
         フガァァァ・・↑↑

    ベルトルト「~~・・・・」
          ゴソゴソ・・ムクッ・・



    アルミン「・・・・あ」



    ライナー「アルミンお前・・その
         ズボン・・・!」


    アルミン「ぁぁぁああ↓↓↓;」



    この後、部屋の全住人によるお漏らしに
    対する慰めの言葉よりはるかに
    精神的重圧となるメンタルケアが
    僕を襲った。彼らに一切の悪気はないと
    分かってはいても・・この濡れ衣は
    非常に重い・・。自業自得だけど。


    しかし本当の地獄の終着点は
    そこではなかった。
  99. 107 : : 2014/07/22(火) 00:40:00

    それは時刻が流れ・・朝礼を行っている
    真っ最中に突如告げられた。





    ―訓練兵団・屋外演習場―


    キース「さて・・一時限の走り込みを
        する前に・・・貴様ら豚共の
        中でも栄えある特別メニューに
        選抜されし者の名を読み上げる。
        ・・今日は二名だな・・」チッ



    ドヨドヨ・・

    「二人・・!?サシャと誰だよ・・!?」

    「バカだなー・・サシャと共犯になった
     奴が居るのか?」

    「大体昨日だとしたらサシャの奴何
     盗んだんだ・・?!何も残飯は
     残ってなかっただろ・・!」



    サシャ「んなっ・・・!!?」ガビーン


    クリスタ「完全にサシャは当確扱いに
         なってるね・・・(苦笑)」

    ユミル「まあ・・お仕置きはお仕置きだ
        ・・今日も当然飯は抜きだろうが
        ・・クリスタがピンハネしない
        よう私がキツく監視してるから
        ・・安心して餓死寸前まで
        走ってこいよ。」ニヤニヤ

    サシャ「ユ・・、ユミルあなたって人は
        ・・!お、鬼!悪魔!妖怪人間!!」


    ユミル「盗みを働くお前が悪い(正論)」
        アト、サイゴノハヒデェヨ


    サシャ「違ッ・・私今日は・・!」アセアセ



    キース「静まらんか豚共ァっ!!」カッ!!



    全員「;」

    ババッ!!
    (心臓を捧げよ!)
  100. 108 : : 2014/07/22(火) 00:51:49


    キース「・・よし・・では選ばれし豚、
        まずは一号だ。」


    全員「ゴク・・・;」



    キース「アルミン・アルレルト!!
        前へ出ろ!」ガカッ!!!



    アルミン「はっっ!!><;」
        (ですよね~;;)


    キース「それと、サシャ・ブラウス!!!
        また貴様かァ!!!!!いっそ
        解散式まで毎日一食減らすか!!?」


    サシャ「は・・はひっ・・はぅぁ・・!!」
        ガタガタガタガタガタガタ




    コニー「見ろよサシャの奴・・執行猶予
        期限中にいきなり断頭台行きを
        宣告された盗人みてえな
        面になっちまってる」


    ライナー「しかしなんだってアルミンまで
         ・・?いや、確かに昨日は
         随分と長く抜けてたみたい
         だが・・」


    マルコ「そうなのか?」

  101. 109 : : 2014/07/22(火) 00:53:06

    ライナー「まあな。しかし何があったか
         すらあいつは頑として
         打ち明けてくれなかったから
         俺達には何が何だか・・」


    エレン「さぁな・・だが同室である以上、
        恐らくアレを聞かれるぞ。
        アルミンには悪いが意見の分断は
        それ以上に面倒な事になる。
        いいな?二人とも。俺達は
        あの時間寝ていた。何も把握
        していない。」


    ライナー「・・その通りだ。嘘は言って
         いない。・・だがまあせめて
         アルミンが例の件について
         口を割ってくれたなら俺達で
         何とかできたかもしれんのだが
         ・・・」


    ベルトルト「こうなってしまった以上
          仕方ないよ・・エレンの
          言う通りにしよう。」


    エレン「なに・・、たった一日だ。
        サシャが色々と型破りな奴だって
        のもあるが、一応女子の身体で
        あれだけ食事抜きでも死なないで
        なんとか乗り切ってるんだ。」

        
    ライナー「大体、教官の巡視が再びあった
         時点で俺達に情報捏造の余地
         なんてないからな」
  102. 110 : : 2014/07/22(火) 01:02:04

    ジャン「・・・再び?おい、何の話だ?
        お前らそりゃ昨晩の事だろ?」


    エレン「昨晩っつか早朝に近ぇよ。
        どうせお前ら寝てる時間だろ」


    ジャン「あ・・?起きてたが定時以外の
        巡回なんてなかったぞ」


    ライナー&エレン「・・は?」


    コニ―「・・ああ、俺もほぼ夜通し
        起きてたけどそんな気配は
        しなかったな。丘の方から
        ァッーとかって変な鳥の鳴き声
        みたいのが聞こえたくらいか」
        ニワトリシメコロストキミタイナノ

    エレン「コニー。そりゃお前の幻聴だ。
        今すぐ忘れろ。鳥は夜には
        あんまり鳴かねえしな」ゴゴゴゴ



    コニー「おっ・・おぅ・・」



    マルコ「しっ・・長話が過ぎるぞ皆!
        教官が動くぞ」

  103. 111 : : 2014/07/22(火) 01:06:15



    キース「・・・・・」
        ゴゴゴゴゴゴゴ



    アルミン「・・・!」

    サシャ「・・!・・!;」



    さあ・・どうくるんだ・・・
    不祥事での処罰なんて僕は初めてだ。
    サシャは処罰そのものより食糧の減量に
    戦慄しているようだけど・・僕はそんな
    大物じゃない・・正直怖くて仕方がない
    ・・けど・・覚悟はもうできた・・!
    一体どんな罪状で・・・どんな罰則・・!



    キース「まず釈明を聞く前にこれを見ろ」
        スッ・・・


    アルミン&サシャ「!?」


    全員「???」



    教官の手の平に乗っていたのは・・


  104. 112 : : 2014/07/22(火) 01:06:46
    エレン「・・・い、芋??;」

    ライナー「それは別に驚くには
         あたらないんじゃないか?
         サシャといえば芋だろう。
         逆に当たり前過ぎて拍子抜けな
         くらいだ。なんでわざわざ
         あんなものを今回だけ
         見せる必要が・・」


    マルコ「いや・・よく見ろ!あの芋」





    キース「貴様・・・蒸かした芋のみならず
        生にまで齧りつくとは慎み以前の
        問題だな・・・・!!!」



    芋に深々と堀り残されていたのは
    豪快にかぶりついたと見える
    見事な歯型だった。


    サシャ「・・・!?・・・!!?っ」


    アルミン「・・・・・!」


    ・・なんだ・・・サシャの挙動が・・
    いや・・・これは・・
  105. 113 : : 2014/07/22(火) 01:09:00


    アルミン「(サシャ!僕の目を見るんだ!)」


    サシャ「(あ、アルミン!?私、一体
         何が何やら・・!)」

    アルミン「(落ち着いて!君はアレに何も
          心当たりはない!
          そうなんだね!?)」

    サシャ「(も、もちろんです!)」コクコク


    アルミン「・・・・・・!」


    僕はサシャと視線のやり取りだけで
    おおよその事情を把握した。
    僕もあの芋には何も心当たりはない。
    そしてサシャが決して嘘を付いていない
    という事も、分かっている。
    あの芋自体がその証拠の様な物なのだ。



    キース「さあ・・アルレルト、ブラウス
        以上両名は何かこれに関して
        言いたいことがあるか・・・!」
        メシメシメシ・・バキュッッっ!!!

    ☆芋☆爆散☆


    エレン「おい・・・!芋が握力で
        粉微塵になったぞ・・」ゾゾゾ

    コニー「今日のアイアンクローは
        いつもの威力と段違いとみた・・
        アルミン・・死ぬなよ・・!」

    ユミル「・・・・」フイッ・・

    ミカサ「・・・・」

  106. 114 : : 2014/07/22(火) 01:11:59


    その芋から導かれた答えを信じ、
    僕は・・・・





    アルミン「あっ、ありませぇんっ!!」ドン!

         心臓を捧げよ!!



    サシャ「あ、えっ!?あ、同じく!!
        仰る通りであります!!!!
        私達がや、やりました!!!
        (な、なな、なんでですか
         アルミィィン!つい条件反射で;)」
        ドン!
        心臓を捧げよ!





    キース「・・・・ならば語るに及ばず
        だな・・!それでは・・」




    エレン「おい・・!どういうことだよ
        アルミンの奴が芋泥棒の・・
        共犯だと・・!?んな訳
        ねえだろ!」

    ライナー「俺に聞くな!だがこれだけは
         間違いなく言える!アイツは
         俺達以上に先を見る頭がある。
         この状況は・・」

    マルコ「何かそのままで通さないと
        彼にとってマズい事情でも
        あるのかもね・・」




    キース「・・・・」ツカツカツカ・・


    アルミン「あ、あの!不躾な質問に
         つき非常に申し立て辛いの
         ですが!発見に至る経緯を
         お教え頂くことは
         可能でしょうか!!」


    キース「・・それを話して何になる?
        貴様自分の立場を・・・」ヌッ・・


    ミカサ「ッ・・!;」ザッ・・


    アルミン「(・・・・!)」チラッ
  107. 115 : : 2014/07/22(火) 01:13:06

    アルミン「ぁ、!いえ!仰る通りで
         あります!今この場はとても
         自分が上官に意見できる類の
         ものではありません!しかし、
         今回の落ち度は間違いなく
         自分にあります!」


    キース「・・何が言いたいのだ貴様」スッ・・


    アルミン「ブラウス訓練兵の食癖は
         自分も含め全訓練兵が知って
         いるものであり!仲間が再び
         同じ過ちを繰り返そうとする
         ならば、せめてそれを咎める
         のは、同じく訓練兵として
         苦楽を共にする我々であれば
         こそ!それを自分は・・!」

    サシャ「(はわわわわ・・・・!?!?;)」


    アルミン「止めることができなかった・・!
         そんな自分が・・そんな自分が
         とても情けないのです!」
         (渾身の嘘泣き)


    キース「・・・だったらどうした」ズズズ


    アルミン「処罰の段になってこのような
         事をのたまうべきでない事は
         当然なのですが、敢えて
         言わせてください・・!
         正直自分は今回の食糧盗奪に
         ついてはまず発見の痕跡を
         残した覚えがありません!」

    サシャ「!、!」コクコク!


    キース「・・・」ギロ


    サシャ「(ビクーン!)」
  108. 116 : : 2014/07/22(火) 01:13:43
    アルミン「ですがこうして発見の糸口は
         教官の手に渡りました!
         内部告発者がいるものと自分は
         推測しています!!」


    キース「分かり易く言え。貴様は何を
        言いたいのだアルレルト」



    アルミン「いえ!何も申すところでは
         ありませんが、ただせめて、
         周囲には仲間の目もあるので、
         盗奪が容易な事ではないと
         言うのをブラウス訓練兵に
         せめて分かり易く覚えて
         頂きたく・・・!」

    キース「・・・・・」


    直後、教官の目つきが、
    獲物を狙う猛禽類のような目つきから
    哀れなものを見る目つきへと変わった。


    キース「アルレルト・・・・バカな仲間を
        持つ貴様の苦労も分からないでは
        無いがな・・しかし初犯とはいえ
        共犯は立派な罪悪だ。貴様が何を
        言おうと罰に手抜きはせんぞ」


    アルミン「もとよりそのつもりです!!」
         ドン!


    キース「(溜息)貴様の誠意に免じて
        教えてやる。だが情報元は
        秘匿する。内部告発の恐ろしさを
        貴様ら豚共は訓練兵科の内から
        よく知っておく必要が
        あるからな。」


    キース「昨晩の事だ。定時の巡回を
        終えた後、私は・・抜き打ちで
        各部屋の巡回を再実施した」


    全員「っ・・!!」ザワザワ
      
  109. 117 : : 2014/07/22(火) 01:15:58

    キース「だがその最中で、男子兵宿舎
        の一室にたどり着く前に
        不審な物音を聞き、直後に
        先ほどのアレが地面に
        転がっていたのを発見した
        そして・・」


    キース「宿舎から食料庫の方へ
        抜け出して行った者を
        見かけたという訓練兵と
        出くわした。この者に関しては
        事実を伝える為だけに部屋の外に
        出ていたという事を鑑みて
        消灯後外出禁止の罰則からは
        外した。そしてその者は
        こうも言った。」

    キース「窓から見ただけだが、主犯と
        見られるブラウス訓練兵は
        単独ではなく・・二人で行動して
        いたとな。案の定食糧庫へ
        向かってみれば未調理の芋が
        麻袋から床に散らばっていた。」


    キース「この芋も実を言えば貴様の宿舎の
        周辺で拾ったものだ・・おい!
        イェーガー!貴様らの部屋で
        夜明け前に起きていた者は
        一名でもいるか!!?」

    エレン
    ライナー「皆無です!!」バッ
    ベルトルト       


    キース「・・ならば証人もいないな。
        決定的な確証は“無かった”
        が・・アルレルト本人が
        そう白状したのだから
        間違いない・・・そうだな?」
        ギロリ


    アルミン「・・はっ!!間違いありません!!
         ・・・罰せられる身で
         ありながら説明の手間まで
         取らせてしまい、本当に
         申し訳ありません!!」ガバッ

  110. 118 : : 2014/07/22(火) 01:17:18

    キース「よし・・・、罰則は罰則として、
        二人とも順番に並べ」




    エレン「来たぞ・・!死ぬなアルミン・・!」


    コニー「死ぬほど痛ぇぞ・・!」


    ライナー「アルミンじゃ気絶するんじゃ
         ないのか・・?」



    僕の前に並んだサシャに教官の脳天が
    鐘突きのように打ち下ろされる。


    サシャ「ぎゃん!」ゴス!!


    さあ、次は僕が処断される番だ・・
    これから我が身に振り下ろされる処断の
    鉄槌の恐怖を考えればこんなに
    落ち着いている場合ではないんだけど・・。

    僕は話がこの方向で纏まったことに
    この上なく安心していた。教官は、
    先程、確証は“無かったが”と確かに
    言った。つまりエレンが就寝中に
    感じた来訪者の気配は・・教官の
    ものではなかったという事だ。

    でなければ教官はその場で僕の不在を
    確認して僕を容疑者と断定していた
    ことだろう。
  111. 119 : : 2014/07/22(火) 01:21:44

    当然ながら僕もサシャも今回の罪状に
    一切身に覚えがない。そもそも
    生とはいえ、サシャが芋を食べかけで、
    その場に残すというのがもう有りえない
    のだ。

    サシャ自身が可能と判断し、
    一口齧ったものならば・・間違いなく
    彼女は影も残さず完食することだろう


    間違いなく・・一つだけ言えることは、
    この状況を、捏造した者がいる。
    それも“僕達の為”に。目的なんて
    明白だ。本当に・・頭があがらない。

    もしも男女間での性行為の発覚なんて
    ことになって表向きで処断されていたら
    ・・どうなるかは同期の実例が無いから
    まだわからないが・・

    その場合間違いなく僕とサシャが
    一緒にいることは叶わなかっただろう・・


    キース「フン!!!」ドゴ


    アルミン「いぎっ・・!!」


    しっ・・身長が縮っ・・!!ん・・?
    ジャンが膝をつくほどの威力とは
    この程度なのか・・・?
    僕がいぶかしげに顔を上げようとしたとき


    キース「今回は助けられたな・・!普段から
        真面目な貴様と、真面目な
        “首席候補”の切実な願いだ
        ・・今回だけは見逃してやる。」



    アルミン「・・・・・!?」



    キース「次は無いぞ」クルッ・・
        タッ・・タッ・・・
        
  112. 120 : : 2014/07/22(火) 01:22:59
    アルミン「やっぱりそう簡単には
         教官の目は欺けないか
         ・・・」ドサッ・・




    サシャ「あ、アルミン!!ちょ、大丈夫
        ですか!?」アワワワ;;

    アルミン「大丈夫。疲れが出ただけさ・・
         さあ、それより・・!」
         ヨッ・・トト・・


    キース「分かっているな貴様ら!飯まで
        帰ってくるな!!仲良く2人して
        訓練場外周を全力疾走で
        ピクニックして来い!!
        立ち止まっているのを見つけ次第
        蹴起こしにいくのでそのつもりで
        いるように!!!」


    サシャ「はひゃっ・・はいっ・・?!
        ほ、ほらアルミン!手を!」

    アルミン「あ、はは、有難うサシャ」


    サシャの手から彼女の体温が僕の手へと
    渡り、教官から受けた頭突きの影響か
    掌に滲んだ汗も、どちらが滲ませたものか
    分からない位に互いに強く握りしめた。


    罰走は馴れっこといった感じの
    サシャだけど・・
  113. 121 : : 2014/07/22(火) 01:24:59
     
     
    タッタッタッタッタッタ・・




    サシャ「アルミンが一緒なら今日は
        私がんばれそうです♪」

    タッタッタッタ



    アルミン「ははw、罰を受けてるって
         いうのになんでそんなに
         楽しそうなの君はw」


    タッタッタッタ



    僕もたいがい他人の事は言えない。
    サシャの笑顔を間近で見られる・・
    それだけでこんなにニヤけて
    しまうのだから・・・


    もうあんなに集団は遠くへ。ここから先の
    コースは普段走っているサシャに
    ついていくのみ。そんな矢先


    チュッ


    アルミン「っ・・?」

    サシャ「・・・ムフフッ☆」


    次第に頬に広がる熱量・・・



    アルミン「・・・!!///」


    遅れて僕自身の熱は、状況の理解に
    伴い顔を真っ赤に染め上げる勢いで
    上昇していく。繋いだ手からも
    その熱はきっとサシャに伝わっている
    ことだろう。
  114. 122 : : 2014/07/22(火) 01:26:38
    アルミン「っ・・!もう・・
         調子が狂うな本当に・・」
         カァァァァ///



    まだこの距離じゃ誰かに見られて
    いたかも・・などという言葉を
    頭の片隅に追いやり、僕は言った。


    そこから一日の終わりにかけて、

    そしてこれから先・・・・

    どこまで続いているのかも判らない

    この道を。最後まで離れず、

    彼女の手を取り、走って、走って、



    ・・・走り抜く為に。





    アルミン「道案内・・・・
         よろしくね、サシャ」




    サシャ「ええ、・・こちらこそ道中
        宜しくお願いします。アルミン」






    ―end―
  115. 123 : : 2014/07/22(火) 01:27:50



    あとがきてきならくがき




    はい、中途半端で済みませんが、ようやく
    一つ書いておきたい話の終着点をみつける
    事ができました。後日談的なモノを
    放置してとりあえず方を付けた形なので、
    後々自己満足を満たす形で勝手に
    おっつけの話を書くやもしれません。



    それはそうとどうしよう・・・
    もう片方の話を纏めたいところなのに

    次なる書きたいお話が2,3、4・・・
    い、いえ、まずは一番書ききって
    しまいたい形でそちらを纏めに
    かからなければですね。

    まあ、何はともあれ今日も今日とて
    チラシの裏とは比較にもならない程
    素晴らしいこの場をお貸しいただける
    事に無上の歓喜を覚えつつ、
    次なるお話までの分かれと致しましょう。

    冷凍ポロショコラと牛乳!夏はコレ!


    それではまた機会がありましたら是非!
    こんな駄文をお読みいただき、
    真に感謝致します!!!('◇')ゞ
  116. 124 : : 2014/07/22(火) 21:35:12
    執筆お疲れ様です!!
    アルミンとサシャの甘酸っぱい距離感が最高でした☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
    次回も期待しております
    これ、よかったら半分どうぞ
    ( ´ ▽ ` )つチョコ

  117. 125 : : 2014/07/22(火) 22:36:26
    お疲れ様だなんてとんでもないです!

    またもや貴重なご感想を頂き
    感謝のあまり震えが止まりません!

    こんな駄文を読んでいただき誠に
    ありがとうです(>人<;)

    あ、チョコはもれなく頂きます(笑)


    カンタさんのホラーも、とうとう
    ラインナップに名を連ねた
    あの方の登場で、続きが非常に
    気になります!早くとは間違えても
    言いませんので、心待ちにしている
    私がいることを心の片隅に留めながらでも、楽しみながら書いていただけたら
    嬉しいです!
  118. 126 : : 2014/07/23(水) 10:04:34
    やはりミカサだったのか…w
  119. 127 : : 2014/07/23(水) 16:43:15
    ご感想感謝であります!!


    色恋方面には無感とみせて
    実は前話において早朝のジョギング
    時点で2人に遭遇したとき既に
    さりげなく気がついているミカサさん。

    母親同然ですからねw
  120. 128 : : 2014/07/25(金) 21:28:23
    一言でいって素晴らしいですね!
    続きものと知って前作も読ませてもらいました。
    話の構成がしっかりしてて非常に引き込まれましたね。

    それとアニの入浴シーンがw
    色々とネタが細かくて笑わせて
    もらいました。
    次回にも期待してます
  121. 129 : : 2014/07/26(土) 02:59:49
    勿体なきお言葉です<m(__)m>
    それに結局私の話は場当たり的な
    ものですのでとても構成など><:


    度々突っ込まれることもないだろうと
    いう程度の微細なネタを混ぜているので
    すが、それに気づく人がこうして
    居るのに笑ってしまいますww

    身体を洗う音がモコ・・モコ・・で
    あったりするあたり、
    あの漫画の作者さんは
    やっぱり奇人だとおもいますw
  122. 130 : : 2014/09/09(火) 18:54:40
    タイトルの元になった曲と雰囲気がマッチ
    していて素晴らしいです。サシャが可愛い!
  123. 131 : : 2014/09/09(火) 20:43:18
    コメント大感謝です!!
    こんな駄文群を読んで下さり
    しかも、こんな時間差で!


    ・・とはいえ、マッチ
    させようとしたのは精々
    最後のほうくらいですが^^;
    サシャは元々おバカ可愛いですから、
    きっとだれが書いてもその
    かわいさは発揮されてしまうのだと
    密かに思っています。原作とアニメでは
    アニメが美形補正+80に対し、
    原作は芋少女タッチ100と
    感じますが、芋100パーセントの
    サシャも充分かわいいですね。

    あとパンをくすね損ねた時の
    顔芸など最高です。


    続き的な物が書き始まったようです。
    ,,,,が、相も変わらず
    描写が幼稚でとにかく踏ん切りの良くないテンポであります´д` ;

    私は楽しんで書きますので良いのですが、
    お目を通されます方は要注意です↓

    http://www.ssnote.net/archives/38544
  124. 132 : : 2015/12/28(月) 20:08:40
    お疲れ様です!
    最高です!
  125. 133 : : 2015/12/29(火) 23:04:08
    >> 名無しさん

    この様な遡った物にまでレス頂けて、私も最高に歓喜して
    おります!有難うございます(*´ω`*)

    何だかんだ言ってアルミン×サシャは本数が
    多くなってしまったので、固有でシリーズを作ってしまいました。

    何というかアルミンは汎用性が高いキャラですので
    妄想でどんどんカップリングの可能性が広がってしまいます

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著者情報
ne5716

夢馬

@ne5716

この作品はシリーズ作品です

アル×サシャ シリーズ シリーズ

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