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壁内史 ー調査兵団 結成秘話ー〜本編〜

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  1. 1 : : 2014/07/13(日) 18:53:21
    どうも、反撃の翼です^ ^

    前回の続きを投稿するか迷っていたんですが、投稿することにしました!



  2. 2 : : 2014/07/13(日) 18:55:53
    前回のを貼っておきます。

    http://www.ssnote.net/archives/19307

    どうか見てくれると嬉しいです!
  3. 3 : : 2014/07/14(月) 18:33:06
    ーーーーーーーーストヘス区第3集団墓地




    ナターシャ「・・・・・・・」

    アドルフ「・・・・なあ、ナターシャ」

    ナターシャ「何?」

    アドルフ「その・・・・""あの日""からはもう立ち直れたか・・・・・?」

    ナターシャ「そのつもりだけど・・・・・
    ・・たまに思い出して辛くなる時もある・
    ・・・」

    アドルフ「そっか・・・・」

    ナターシャ「アドルフはどう?」

    アドルフ「俺もだよ・・・今だに信じられないっていうか・・・・」

    ナターシャ「・・・そうだよね・・・・」


  4. 4 : : 2014/07/14(月) 21:49:50




    忘れもしない ""あの日"" の出来事。



    それは、俺たちがウォール・マリアの壁上で見張りをしていた時のことだった。



    いつものように壁外の監視をしていた同期が誤って壁上から転落。




    転落した同期は即死。そして、悲劇はさらに続いた。




    死んだ同期の亡骸を、満面の笑みを顔に浮かべた巨人が口にした。





    当然のことながら遺体は返って来なかった。だからこの墓石も本当はただの飾りでしかない。








    彼は兵士として初の殉職者となってしまった。







  5. 5 : : 2014/07/15(火) 20:53:26
    アドルフ「俺たちはあの時、ただ突っ立ているだけで何もできなかった……」

    ナターシャ「仕方ないわよ……相手は巨人だし…」

    アドルフ「そうだけどよ……」

    ナターシャ「ひょっとして、まだ""調査部隊を結成する!""なんて馬鹿なこと考えてないよね…………?」

    アドルフ「……………」

    ナターシャ「図星ね………」
  6. 6 : : 2014/07/15(火) 23:20:03
    亀更新ですいませんが、今日はここまでです
  7. 7 : : 2014/07/16(水) 23:26:57
    ーーーーーーーーーーーーーー




    ーーーーーーーーーーー




    ーーーーーーーーー
  8. 8 : : 2014/07/19(土) 00:30:15
    ーー数日後・夜・ウォール・マリア壁上




    アドルフ「ナターシャ、お前壁の都市伝説知ってる?」

    ナターシャ「そういえば上司からそんな
    話聞いた気がする……女神とか生け贄とかだっけ?」

    アドルフ「なんだ知ってんのかよ、面白くねえなぁ~_~;」

    ナターシャ「その話って、実は実際の話らしいよ」

    アドルフ「マジで!?」

    ナターシャ「正確に言うと半分は本当で
    半分は嘘ってこと。生け贄の噂は本当で
    女神のはよくわかってないらしいわよ」

    アドルフ「そうだったのか…」






  9. 9 : : 2014/07/21(月) 00:43:20
    ナターシャ「まぁ本当のことは誰も知らないだろうけど…」

    アドルフ「都市伝説って言われてる位だしな…」

    ナターシャ「……………」

    アドルフ「………………」

    アドルフ(……なんか眠くなってきた…
    今日も壁外に異常はなさそうだし、もう
    戻っていいんじゃないか…………?)

    ナターシャ「…………アドルフ起きてる?」

    アドルフ「んっ………別に寝てなんかねえよ、どうした?」

    ナターシャ「唐突に聞くけど………アドルフはこれからどう生きていきたい?」

    アドルフ「え……?」
  10. 10 : : 2014/07/23(水) 01:35:39
    ナターシャ「えっと……例えば、この先
    ずっと独身で生きていくとか………?」

    アドルフ「うーん………結婚は考えたことない………けど…」

    ナターシャ「けど?」

    アドルフ「やっぱり子供は欲しいな^ ^」

    ナターシャ「子供、か………」

    アドルフ「………どうした?お前がこんなこと聞いてくるなんて珍しいな?」

    ナターシャ「………ちょっと気になっただけ」

    アドルフ(何かあったんだな……)

  11. 11 : : 2014/07/25(金) 00:31:34
    アドルフ(ここはあえて何も聞かないことにしとくか。しつこく追求してウザがられるのも嫌だし)

    ナターシャ「ねえアドルフ?」

    アドルフ「今度はなんだよ?」

    ナターシャ「………やっぱりなんでも
    ない!」

    アドルフ「ハァ?余計気になるんだけど?」

    ーーーーーーーーーーーーーーーー


    ーーーーーーーーーーーーー


    ーーーーーーーーーー


    ーーーーーーー

    ーーーーーー
  12. 12 : : 2014/07/25(金) 00:56:46
    ーーーーーーーーーーーーーー数日後




    モブ兵1「最近また壁からうめき声が聞こえたらしいぞ!」

    モブ兵2「ああ、それなら俺も聞いたことがあるぜ( ̄▽ ̄)」

    モブ兵1「いいなぁ〜俺なんてまだ一回も聞いてねえのによぉ〜」

    モブ兵2「よくねえよ~_~;気味悪いし」

    モブ兵1「そりゃー、お前はそうかもしれないけど俺も聞きてえよ」
















    アドルフ「ナターシャはもう聞いたか?」

    ナターシャ「聞いたって何を?」

    アドルフ「あいつらの話聞いてなかったのか?例のあのうめき声だよ。」

    ナターシャ「それらしいのは聞いたけど………」

    アドルフ「マジで!?」
  13. 13 : : 2014/07/30(水) 18:06:07
    ナターシャ「うん、でも悲痛とかじゃなくて、なんか怒ってる感じだったわ」

    アドルフ「怒ってる?」

    ナターシャ「恨みがましい感じ。」

    アドルフ「恨みねぇ……」

  14. 14 : : 2014/08/01(金) 18:48:40
    ナターシャ「それより、あんたにいい話があるわよ」

    アドルフ「どんな話だよ?」

    ナターシャ「うん。私達が壁内に移住してからようやく治安が落ち着いてきたから、そろそろ壁外も視野に入れるんだって」

    アドルフ「要するに、何が言いたいんだよ?」

    ナターシャ「まだわからない?久し振りに壁外に行けるかもしれないってことよ!」

    アドルフ「!?」
  15. 16 : : 2014/08/07(木) 01:53:17
    アドルフ「壁外に行ける!?まじかよ
    !!どこからの情報だよ!?」

    ナターシャ「ハンスからの情報。駐屯兵団と憲兵団の会議で決まったんだって」

    アドルフ「ハンスが?」

    ナターシャ「ええ………これでやっとあんたの願いが叶って良かったね^ ^」

  16. 17 : : 2014/08/07(木) 02:04:10
    アドルフ「…………(会議で決まったってことはハンスが決めたも同然だよな…
    今まで俺の夢をあんなにバカにしていた
    ハンスがどうして………?)」

    ナターシャ「黙り込んでどうしたの?せっかく夢が叶うかもしれないのに^o^」

    アドルフ「…………ちょっと用事思い出した!悪りい!後の仕事頼む!」

    ナターシャ「え!ちょっと、アドルフ!?」

    ナターシャ「…………」

  17. 18 : : 2014/08/07(木) 02:23:31
    ーーーーーーーーーーー憲兵団駐屯地





    アドルフ「どういうことだよ!?なんで
    今更お前があんなこと言い出したんだよ!?」

    ハンス「あんなことって言って良いのか?ずっと夢だったんだろ?」

    アドルフ「話をそらすなよ!それにバカにしてたのはお前じゃねえか!!」

    ハンス「うるさいなぁ……俺がそうしたくて提案したらそうなった、ただそれだけのことだよ。」

    アドルフ「なぁハンス………お前隠し事してるだろ……………?」

    ハンス「………」

    アドルフ「今まで俺の夢を罵ってきたくせに突然提案されて納得がいくかよ?一体何があったんだよ?」
  18. 19 : : 2014/08/11(月) 01:15:21
    ハンス「わかった。正直に話すよ。実はーーーーーーーーーーーーーーーー


    ーーーーーーーーーーーーーー


    ーーーーーーーーーーー

    ーーーーーーーー
  19. 20 : : 2014/08/11(月) 01:37:14
    ウォール・マリア・シガンシナ区壁上



    駐屯兵1「さぁて^ ^今日も世の中は平和な訳だし、帰って一杯するかー」

    駐屯兵2「おい、向こうから何か来ているぞ。」

    駐屯兵1「巨人だろ?壁の外に人間がいるはずがない。」


  20. 21 : : 2014/08/11(月) 01:58:18
    駐屯兵2「ちょっと待て……一人だけ周りの巨人と違って妙な奴がいるぞ…」

    駐屯兵1「どれどれ?双眼鏡貸してくれ」スッ

    駐屯兵1「……………何だあの巨人は!
    !?今すぐ上に報告するぞ!!」








    ーーーーーーーーーーーーーーー




    ーーーーーーーーーーー



    ーーーーーーーー
  21. 22 : : 2014/08/16(土) 14:26:19
    ーー翌日 駐屯兵団シガンシナ区駐屯地



    イヴァン「それでは、これから緊急招集会議を始めます。各々席に着いてください」

    兵士たち「」スっ

    イヴァン「さっそく本題に入ります。昨晩、シガンシナ区壁上担当の二人の兵士たちが500m先の地点に20〜30体の巨人達が目撃されました。」

    兵士たち「………………」
  22. 23 : : 2014/08/17(日) 17:47:03
    ナターシャ(あの人がイヴァン副司令……憲兵団のトップ……)

    イヴァン「ここからが問題で、二人の駐屯兵は、今まで確認されなかった新種とも言える生物を目視しました。」

    兵士1「新種の生物?」

    イヴァン「はい。その生物の特徴は全身を毛で覆われており、体長は10mから20m。おそらく巨人の新種かと。」


  23. 24 : : 2014/08/23(土) 10:42:46
    兵士2「ちょっと待て!本当にそんな奴がいたのかよ?目視されただけじゃ、確信できないじゃないかい?」

    イヴァン「駐屯兵が目視した後、我々憲兵団も確認したので間違いありません。
    それにーーーーーーーーー










    ワン(ねぇ、ナターシャ)

    ナターシャ(何?)

    ワン(アドルフはどこに行ったんだ?会議に招集されなかったのか?)

    ナターシャ(私も知らないわよ……用事を思い出したから、って言ってそれっきり……)

    ワン(ハァ………どんだけ勝手なんだよあいつは……)

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