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紅蓮組の奴等。《第1章》
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- 1 : 2014/07/13(日) 10:13:34 :
- まずはこのSSを読もうとしてくださり、ありがとうございます。
この話はですね、日本で最強の武士としてしられている仲良し3人組(エレン、ミカサ、アルミン)が、進撃の巨人の世界で頑張るお話です。
は?と思ったあなた。ぜひ読んでください。
さて、この作品を書くに当たって注意事項が幾つかございます。
1,更新がかなり遅い。
1週間に1話は更新したいと思いますが、それでも遅いのには変わりません。申し訳ないです。
2,誤字・脱字が多用されている可能性あり。
…すいません。馬鹿で。
3,荒らし等はお控え下さい。
作者はSS初心者なので、つまらないと思う人もいるでしょう。しかし、それを書き込むのは止めてください。
以上三点を許して下さる寛大な心の持ち主はどうぞ、ご覧ください。
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- 2 : 2014/07/13(日) 10:15:37 :
- 鎌倉時代。
武士の時代と呼ばれていることからも分かるように、
武力を持つ者が力(権力)を持つようになった時代である。
そんな中、
どんな相手でも、どんな策を練ってでも勝つのは不可能と言われた、
天下無敵の3人組がいた。
その名は……。
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- 3 : 2014/07/13(日) 10:16:21 :
『プロローグ』
先程、戦が始まった。
いつもの事だが敵に張り合いのある奴がいない。
…うっわぁあ…つまんねぇええー。
戦いの最中とは思えない思考をしながら刀を振るう男。
特徴的な赤い髪を靡かせ、少し悪人面な顔つきの彼の名は、
家我江蓮(いえがえれん)。
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- 4 : 2014/07/13(日) 10:17:11 :
「な…何故だ……何故奴等は倒れん!?」
「あ、あり得ない!たったの3人に200人が圧倒されているだと!?」
「雑魚兵なんかが何人居たって負けねーよ!」
「そうね江蓮、じゃあもうちょっと真面目に戦って。」
「そうだよ、僕らが余計に疲れるじゃないか!」
「俺は別に疲れてもいいと!?」
赤髪の彼と共に戦うのは、黒髪の美系の男と美女。
男はショートボブのような髪型をしていて、
女は長いサラサラの髪をそのまま下ろしている。
「だって江蓮、戦うのだけが取り柄でしょ?こういうとき頑張ってもらわないと。」
「てめ、おい有海(あるみ)。お前そんなことを思ってたのか!」
「仕方ない。江蓮は私が居ないと何も出来ないから。」
「ちょっ三笠(みかさ)!?お前までそんなことを!!?」
戦闘中だというのを忘れさせるような会話を続ける3人組。
彼等こそ天下無敵と言われた最強の武士達であった。
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- 5 : 2014/07/13(日) 10:18:16 :
「この…キノコ頭のくせにぃ!女みたいな顔と名前のくせにぃい!」
子供が言うような悪口を言いながら敵の兵を淡々と減らす江蓮に対し、
「なんだって!?今なんて言った!?江蓮何て言った!!?」
「キノコ。」
「……これはファッションなんだぁあ!!!バカにするなぁああ!!!」
「有海、落ち着いて。江蓮も止めなさい。」
マジ切れする有海。
周りからしたら何ともバカらしい会話をしているが、3人とも次々と現れる敵を難なく倒している。
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- 6 : 2014/07/13(日) 10:19:21 :
「ば…化け物どもが…」
「隊長…に、逃げましょう!奴等は強すぎです!!」
「う…うむ、皆の者!撤退だ!!」
敵兵達は一目散に逃げていった。
戦が始まって僅か10分で、まさか撤退することになるとは誰も思わなかったに違いない。
「なんだ、わりと呆気なかったな。」
「そうだね。じゃあ早く帰ろうか三笠、と悪人面。」
「なっ!結構気にしてんのに!!」
「大丈夫、確かに江蓮は悪人面だけどカッコいい。ので気にしなくていい。」
「それ誉めてんの?貶してんの?」
等とこれまた先程まで殺し合いをしていたとは思えない会話をしながら帰っていく3人組であった。
プロローグ完
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- 7 : 2014/07/13(日) 10:19:55 :
「…キノコ頭よりは悪人面の方がまだマシか。」
「…今なんて言った。」
「…止めなさい2人とも。」
「「だって、今!」」
「止めなさい。」
「「……はい…。」」
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- 8 : 2014/07/13(日) 10:20:23 :
- 超期待です!他のキャラもでますよね?
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- 9 : 2014/07/13(日) 10:26:20 :
- >>8勿論です。期待ありがとうございます!!m(__)m
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- 10 : 2014/07/13(日) 10:28:15 :
- ユミルは遊見、ライナーは雷、ベルトルトは留斗になるのかな?((() 続き楽しみにしています!
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- 11 : 2014/07/13(日) 10:30:05 :
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- 12 : 2014/07/13(日) 10:30:15 :
- 1人は強靭な精神を。
1人は驚異の身体を。
1人は天才的な頭脳を。
各々が独自の力を持ち、
互いに自分の足りない所を完璧に補える。
故にその3人組は天下無敵。
彼等の名は……。
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- 13 : 2014/07/13(日) 10:32:55 :
- 《第1章;新しき大地へ》
1話『「有海、ここ何処?」「さぁ?」』
~江蓮~
俺は、やることが無かったのでとりあえず河童探しをしていると、洞窟を発見した。
何か面白そうだったので奥に進むと『それ』はあった。
『それ』を見つけたのは、つい最近、というか5分ほど前の事だ。
『それ』とは俺の目の前にあるよくわからんものだ。
なんか丸くて光ってるし、浮いてる。
色は…虹色とでも言えばいいのだろうか。
あまりにも奇々怪々すぎであったので驚くことも忘れ、
ただジーっと『それ』を見ていたが、やっぱり何なのか分からん。
仕方ないのでとりあえず、有海に聞いてみることにした。
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- 14 : 2014/07/13(日) 10:34:07 :
- 何で河童探しww
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- 15 : 2014/07/13(日) 10:35:02 :
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「あぁ、それは妖怪の世界へ繋がる扉だよ。」
「マジで!?」
「うん、マジで。」
「河童、いるかな?」
「うん居る。めっちゃいる。」
「え!?めっちゃ居んの!!?」
すげー!河童祭りだ。
俺の会いたい妖怪ランキング1位の河童。
だってさ、気になるじゃん。
河童はキュウリ好きって話が本当かどうか。
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- 16 : 2014/07/13(日) 10:35:52 :
しかし、妖怪の世界に繋がる扉かぁ。
俺は凄いものを発見してしまったようだな。
これはもう…行くしかないでしょ!
バッと勢いよく立ち上がった俺は、
何故かニヤニヤしている有海と、微笑ましそうな顔をしている三笠を連れて、
『それ』のあった洞窟へと案内した。
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- 17 : 2014/07/13(日) 10:36:36 :
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「本当にあった…だと…」
「な?あるだろっ…て、お前信じてなかったのかよ!!?」
「だって…ねぇ?」
「…」
有海と三笠は2人で顔を見合せ、三笠はこくりと無言で頷いた。
なにその「だって江蓮だし」みたいな感じ。
酷くね?俺、泣くよ?
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- 18 : 2014/07/13(日) 10:38:15 :
「や、でも本当になんだろね?コレ…」
「ん?妖怪の世界に繋がる扉なんじゃないの?」
「あ、江蓮。さっきの話は僕の作り話だから。」
「ガーン!」
道理であんなにニヤニヤしていた訳だ。
河童さん、貴方にはまだ会えそうにないです。シクシク。
しかし、有海でも分かんないとは。
…よし、ここは俺が。
「ちょっ!?江蓮何しようとしてるの!??」
「大丈夫、ちょっとだけだから。」
「得体の知れない物なんだから、変に触らない方が!!」
「本当にちょっとだから!チョンって感じだから!」
有海の言うことを軽く受け流して『それ』を触ろうと手を伸ばす。
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- 19 : 2014/07/13(日) 10:39:05 :
すると、『それ』の輝きが急に増した。
「「うわっ眩し!」」
光は強さを増していく。
目を全く開けられないほどの眩しさだ。
「江蓮!ほら見ろ!!だから言ったじゃないか!!」
「見ろって言っても眩しくて何も見えな」
「そーゆー事じゃないよ!!」
「死んだ訳じゃないんだ!大丈夫だろ!!…タブン」
「今、たぶんって言った!?言ったよね!!?」
「2人とも、少し黙って。」
しばらくして、少しずつ光は弱くなっていった。
わぁー、目がまだまだチカチカする…。
何度か瞬きをするうちに、ようやく目が見えるようになった。
ここは…
「「草原…?」」
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- 20 : 2014/07/13(日) 10:39:51 :
全員が目の前の景色を見て呆然としている。
「三笠…僕らさっきまで何処に居たっけ?」
「洞窟の中。」
「だよね。良かった、僕の頭がおかしくなった訳じゃ無さそうだ。」
「…なぁ有海、ここ何処?」
「さぁ?」
思わず3人で顔を見合せる。
ここで、俺らはまた驚かされた。
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- 21 : 2014/07/13(日) 10:40:58 :
「有海!?」
「「江蓮なの!?」」
目の前に居るのは幼い少年と少女。
なんと、全員の見た目が幼くなっていた。
俺も同じくらいの目線だから、小さくなっているのだろう。
大体、5才くらいか…。
それだけじゃない。
髪が…有海の黒髪が…!!
「金色キノコになってやがる!」
「普通に黒髪になってる!」
「「えええっっ!!??」」
俺の髪も変わってんの!?マジすか…。
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- 22 : 2014/07/13(日) 10:42:03 :
てか三笠だけ何で変わってないんだよ。
幼くはなっているけど、髪の色は黒のまま。強いて言うなら少し短くなっているだろうか。
3人でギャーギャー騒いでいると、またまた驚きの出来事が。
正直、驚きすぎて疲れた。
もう勘弁してくれよ…。
ズシン…ズシンッ…という地響きとともにソイツが現れたのだ。
巨大な人間の怪物が。
1話完
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- 23 : 2014/07/13(日) 10:42:38 :
「なぁ有海、妖怪の世界に繋がる扉って話は意外と当たってたのかもな。」
「…笑えないね。」
もし、本当にそうなら河童に会えるかも。等と密かに期待していたのは内緒である。
…後でキュウリ買っとこう。
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- 24 : 2014/07/13(日) 10:44:35 :
- 今日は初投稿なので、多目に投下しました。
いつもはこれの半分くらいです。
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- 25 : 2014/07/21(月) 21:40:04 :
- 黒と赤の直垂を纏い、
各々が異なる武器を持つ。
1人は深紅の刀身をもつ曲刀。
1人は鋭い2本の直刀。
1人は変幻自在な罠。
どれも強力で凶悪な武器である。
例え1000人で戦っても、勝つことは不可能と言われる人間が、
3人も集まっている組がある。
その名は…。
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- 26 : 2014/07/21(月) 21:41:01 :
2話『おい、何故こんなところに子供がいる』
~有海~
「…こいつ、敵…だよな?」
「だろうね。もう腕を振りかぶっているし」
「わぉ。」
ドゴォオオオ!!!!
耳障りな豪音が響く。
僕らを目掛けて振られたその化け物の腕は、
僕らがなんとか避けたことで、空をきって地面に当たる。
その瞬間、強い地震のような衝撃が地面に走る。
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- 27 : 2014/07/21(月) 21:42:31 :
「おいおい、マジかよ…」
「これは…早く蹴りをつけないとね」
「おし…ここは俺が行」
く。とは言わせてもらえない江蓮。
「私が先に行く。」
「「お、おい三笠!??」」
再び腕を振り上げる化け物に向かって、
2本の直刀を持ち、突っ走る三笠。
「はぁあああ!!!」
ダンッ。
彼女は全力の跳躍によって、化け物の正しく目の前まで到達した。
普通に考えて、5才児が出来る事じゃない。
いや、大人でも絶対に無理だけど…。
そして、抜刀。
三笠は化け物の目を潰しにかかる。
瞬間、刀から目映い光が発生した。
この光は先程みた『あの球体の光』によく似ていた。
5秒程経つと、光が消えた。…が、
「お、おい!有海!!どーゆー事だ!!?」
「僕にも分からないけど…これだけなら分かる…」
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- 28 : 2014/07/21(月) 21:43:44 :
「「三笠が大人に戻った…!?」」
僕らがポカーンとしていると、
少女から女性に戻った彼女は、化け物を圧倒していた。
目を潰した彼女は、そのまま
人間とは思えないスピードで、化け物の体を削いでゆく。
そして、再び跳躍。
一気に化け物の頭の位置まで跳ぶと、
彼女は文字通り化け物を一刀…あ、二刀両断した。
化け物は煙をあげて消えていった。
恐らく死んだのだろう。
………南無。
何も出来ずに死んだ化け物が、少し気の毒だ等と思いながら、
僕と江蓮は三笠の元へ駆ける。
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- 29 : 2014/07/21(月) 21:44:26 :
「ふぅ…」
「三笠!大丈夫か?」
「江蓮、私は別に怪我もしてないし平気。それより…」
「何故大人に戻ったか、だよね?」
「うん」
三笠は直刀の手入れをしながら話をしている。
「やっぱり、あの光が原因だと思うけど。三笠はあの時何をした?」
「何と言われても……ただ抜刀して斬りかかろうと…」
「抜刀……」
そういえば、あの光は刀から発生していた。
ということは、だ。
「江蓮、ちょっと紅蓮を抜刀して」
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- 30 : 2014/07/21(月) 21:45:20 :
江蓮の曲刀は《紅蓮》という名を持つ。その意味は刀の刀身を見れば、一目瞭然だ。
「は?何で??」
「いいから。」
「……はいよ」
鞘から美しい深紅の刀身が現れる。
瞬間、またあの光が発生した。
「思った通りだ…」
光が消えると、其所には赤髪の男が立っていた。
「おぉ…有海!!俺戻った!?戻ったよな!??」
「うん、江蓮。分かったから早く紅蓮を納刀して。」
「ああ!!」
大人に戻れて、嬉しいのは分かるけど…ごめんね江蓮。
僕の考えが正しければ…。
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- 31 : 2014/07/21(月) 21:46:26 :
鞘に刀を戻すと、目の前にいた赤髪の男は黒髪の少年へと戻った。
ショックだったのだろう。江蓮は口をあんぐりと開けたまま、呆然と立ち尽くしている。
「やっぱりそうか…。三笠も刀を鞘に戻して。」
三笠は無言で頷く。
2本とも納刀すると、やはり彼女も少女に戻った。
「有海…これは?」
「どうやら、僕らは武器を持って戦闘体制に入る、つまり君と江蓮は抜刀すれば大人に戻れるって事だね。」
「つまり、刀を抜いたり納めたりで…」
「うん、大人か子供かになれるって事」
「今の話、本当か!!?」
「ただの推測でしかないけどね」
江蓮は再び紅蓮を抜刀した。
予想通り、刀から光が発生する。
「おお、おおおおお!!!!!!」
天高く拳を突き上げ、ガッツポーズする江蓮。
それから、大人のままで居ようと納刀しない彼だったが、
だいたい30分程経つと、納刀していないのに子供に戻った。
彼は「なんでだぁああ!!!」と涙目になって叫んでいたが、
恐らく、時間制限みたいなのがあるのだろう。
何はともあれ、
もっと詳しく調べる必用性がありそうだ。
…パカラッ…パカラッ…
そう思っていると、
馬の蹄の音が聞こえてきた。
こっちに近づいて来てる…?
「おい、何故こんなところに子供がいる」
そこには、馬に乗った刈り上げの男がいた。
2話完
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- 32 : 2014/07/21(月) 21:47:05 :
「そういえば、僕はどうすれば大人に戻れるのだろう…?」
「ん?抜刀すれば…っとそうか。確かにそうだな」
「うん。僕は平和主義だから、使うのは武器じゃなくて罠だからね」
「えげつない罠だけどな…。」
「正直、有海と戦うのが一番嫌。」
「…俺も」
「うん?何か言ったかい?」
「「イエ、ナニモ。」」
-
- 33 : 2014/07/21(月) 21:48:39 :
- 続きが楽しみ
-
- 34 : 2014/07/21(月) 22:03:52 :
- >>33ありがとうございます(^^)
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- 35 : 2014/07/21(月) 23:33:44 :
- 期待
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- 36 : 2014/07/21(月) 23:34:03 :
- 続きを楽しみにして待ってます
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- 37 : 2014/07/23(水) 16:33:25 :
- 刈り上げってリヴァイ?
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- 39 : 2014/07/30(水) 19:26:53 :
-
- 40 : 2014/07/30(水) 19:27:20 :
- 曲刀《紅蓮》
紅きその刀身は多くの血を吸ったがために染まったと言われる。
重さは30㎏程。
普通の刀より遥かに重いが、その斬撃は如何なる物も切り裂く。
現在、その刀を使いこなせるのはただ一人。
彼は最強の武士として知られる組の局長である。
その名は…。
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- 41 : 2014/07/30(水) 19:27:48 :
3話『 失せろ。寝ろ。そして二度と起きるな。 』
~刈り上げの男~
壁外にガキがいた。
もう一度言おう。
《壁外に》ガキがいた。
巨人が彷徨く地獄のような壁外に、だ。
こんなことは今まで一度もなかった。
「何故こんなところに子供がいる」
目の前にいるのは3人の子供。
普通のガキっぽいが、服装が気になる。
初めてみる服装だ。
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- 42 : 2014/07/30(水) 19:28:41 :
「ちょっとリヴァイ!急にどうしたのさ!?ルートから外れるなんて」
「黙れクソメガネ、テメェはいつも巨人を追っかけて外れるだろうが」
「てへっ♪」
「失せろ。あとキメェ。」
「酷い!!」
「リヴァイはそんなだから一度も彼女が出来た事がないんだ!この童貞!!」と憎まれ口を叩くのはハンジ・ゾエ。
糞野郎…いや、野郎ではないが、兎も角このクソメガネは常人には考られない事をするので、
兵士の間では『奇行種』と呼ばれている。だが、
まぁ、そんな事はどうでも良い。
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- 43 : 2014/07/30(水) 19:30:08 :
とりあえず先程の発言に対し、イラっときたので拳骨を入れる。
ゴツンッ!!
「ったあー!!…て、あれ?その子達は??」
「さぁな」
「何でこんなところにいるんだろ?」
「さぁな」
「あー!もしかしてぇ~……リヴァイの子?…って、んな訳ないか!!だってリヴァイは童て」
最後まで言わせなかった。
バキッ!!
思わず口より先に手が出てしまったようだ。
-
- 44 : 2014/07/30(水) 19:30:51 :
「いってー…冗談に決まってるじゃないか!やっぱりそんなだk」
「失せろ。寝ろ。そして二度と起きるな。」
「それって遠回しに死ねって事だよね!!?」
「否定はしない」
「酷い!!!!」
こいつの相手をするのは疲れる。
はぁ…と深くため息をつくと、あの…と金髪のガキが小声で話しかけてきた。
「何だ」
「ここは何処ですか?」
「は?」
そして黒髪のガキ(男)が、
「なぁ、なんでアンタは変な髪型をしてんだ?」
「ああ!!?」
「ちょっ!?江蓮!!?」
「ぶっはっw…へ…変な髪型って…www」
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- 45 : 2014/07/30(水) 19:31:31 :
このガキ共は自分達が危険な所にいると分かっていないのか?
よく今まで巨人に食われなかったな。
運の良いガキ共だ。
…この黒髪のガキ(エレンと言う名らしいな)には躾が必用だな。
あとクソメガネ…後でぶっ殺す。
「ね、リヴァイ。こんな所で話をするのは危険だし、まずはこの子達を連れて壁内に戻ろう?」
「…ああ、そうだな」
そして、俺等は3人のガキを調査兵団本部に連れていった。
その後、クソメガネの悲鳴が壁内中に響いたのは言うまでもない。
-
- 46 : 2014/07/30(水) 19:32:00 :
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
調査兵団本部。
ここには死をも恐れぬ屈強な兵士達が集まる。
そんな中に3人の幼い子供と、人類最強の兵士リヴァイと奇行種ハンジという2人の有名人とが、
話をしているという奇妙な場があった。
-
- 47 : 2014/07/30(水) 19:34:08 :
「…という訳なんです」
「…流石に信じられねぇな、そんな事あり得るか?」
「うーん…あり得るかは分からないけど、実際に起きたのは事実だと思うよ?」
「ハンジ、お前こいつらの言うことを信じるのか?」
「だってこんなに流暢な喋り方の子供なんて普通いないでしょ、それに服装が見たことない物なのもそれだと説明がつくし」
「…確かにそうだが」
ハンジは信じているようだが、俺にはどうも信じられない。
ニホンなんて聞いたこともねぇし、気がついたらあそこにいたというのも怪しい。
頭で理解はしていてもそれを真実だとは認められないでいた。
-
- 48 : 2014/07/30(水) 19:37:08 :
そんな俺の様子を見てか、 ガキ共が何やら相談らしきものをし始めた。
「…どうやって………か…」
「…ここで……見せるべき……ない…か?」
「…最悪……人体実験………」
「お前……よ?」
「すま……」
…よくわからんが、物騒な話をしているな。
30秒ほどでその会議は終わり、話は纏まったようだった。
「えと…リヴァイさん。もし僕らの話が絶対に真実だと認められたら、俺らの面倒を見てもらえませんか?」
「…まぁいいだろう」
「ありがとうございます!んじゃ三笠、頼むね」
「分かった」
何をするのかと思ったら、女のガキ(ミカサだったか?)が武器らしきものに手をかけた。
一応警戒をしておく。が、ここで予想外の事が起こった。
ミカサがブレードのような物を出した瞬間、それが輝き出したのだ。
光はとても強く、目も開けるのが困難な程だった。
光が収まると、そこにはいたはずのミカサは消え、代わりに大人の女性がいた。
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- 49 : 2014/07/30(水) 19:38:29 :
「…は?」
「彼女は先程まで僕らと一緒にいた三笠本人です」
「……どうも。」
「……あー…。」
暫くの間、俺とハンジは唖然としたままだった。
エレンのどや顔がムカつくが、
まぁ、こんなのを見せられたら流石の俺も信じざるを得ないわけで。
こうして江蓮、有海、三笠の3人は、調査兵団に保護されることとなった。
3話完《第1章;新しき大地へ》完
《第2章;少年期編》へ続く。
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- 50 : 2014/07/30(水) 19:38:50 :
あの時の会話の内容。
「おい有海、いろいろ話しちゃったけど大丈夫なのか?」
「僕らの事を信じてもらえたら、ここにいても大丈夫でしょ」
「どうやって?私には思いつかない…」
「僕はここで大人化を見せるべきじゃないかと思う。インパクトがあるから信じてもらえるんじゃないかな?」
「それをやったら最悪人体実験とかされるんじゃね?」
「それは……無いとは言えないけど…他に方法が思いつかないし」
「可能性あるのか、適当に言っただけだったのに」
「お前ふざけんなよ?」
「すまん。悪かった。」
「…まぁ…なるようになるさ」
「…だな」「うん」
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- 51 : 2014/07/30(水) 20:12:37 :
- おもしろい!
河童wなぜ河童
KITAI★☆〜(ゝ。∂)
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- 52 : 2014/07/30(水) 22:28:53 :
- 早く続き書いてください
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