このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
戦国論破
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- 1 : 2014/07/13(日) 09:03:49 :
- どうも、まことに申し訳ありません
子育て論破のデータがブルスクにより飛んだので
まだ途中ですがこちらの投稿からさせていただきます
不二咲 千尋、左右田 和一の2人によって発明された新たなゲーム機
そこは痛みを感じるリアルゲームだった
そこで命じられるのは78期生と77期生のコロシアイ
舞台は戦国時代
ここに超高校級VS超高校級の戦いが幕を開ける
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- 2 : 2014/07/13(日) 09:04:06 :
- 左右田「ここをこうして」不二咲「できた!」
大和田「そんで不二咲これなんだ?」
77期、78期生全員分のカプセルを指差し大和田は聞く
左右田「これは、シュミレーターってやつよ」
大和田「しゅみれーたー?」
英語に弱い大和田は頭をかく
苗木「つまりどういうこと?不二咲さん」
不二咲「えっとねぇ・・・関ヶ原の戦いって知ってるよね?」
苗木「まぁ・・・知ってることには知ってるよ天下分け目の合戦でしょ」
不二咲「そう!そんな感じで77期生と78期生が武士になって戦うゲーム!」
葉隠「全く意味が分からないべ」
左右田「学園長から頼まれて作ったんだがよ」
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- 3 : 2014/07/13(日) 09:04:17 :
- セレス「お互いを知っている者同士がコロシアイになるはずありません」
日向「それは違うぞ!お前この前の2人のコロシアイシュミレーターで山田と石丸を!」
左右田「おいやめろ日向」
不二咲「ゲーム勝者には学園長からご褒美があるらしいよー」
その言葉に全員が目を光らせる
不二咲「それじゃあ中に入ってもらえるかな」
そして希望ヶ峰学園77期78期生がカプセルの中に入る
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- 4 : 2014/07/13(日) 09:04:29 :
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<77期生>
桑田「こりゃスゲーな」
周りを見渡して桑田がいう
葉隠「ホントにやんのー??」
争い事はごめんだというように葉隠がため息をつきながら腰に手を当てる
十神「さっきNPCが言ってただろ一時間後に始まるってな」
セレス「それでは作戦を決めましょう」
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- 5 : 2014/07/13(日) 09:04:41 :
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<78期生>
辺古山「ふむ、この重量・・・真剣だな」
刀を手に辺古山が呟く
九頭龍「まぁペコがいればなんとかなっかな」
西園寺「ペアとかどこに当たるかとか決めといたほうがいいんじゃない?」
他人事のように西園寺がつぶやいた
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- 6 : 2014/07/13(日) 09:04:59 :
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<1時間後>
戦闘開始のほら貝が鳴る
苗木「それじゃぁ 皆!出陣だ!」
78期「おおーーーーーーーー!」
<78期生>
大将 苗木 誠
霧切 響子・舞園 さやか
十神 白夜・腐川 冬子
セレスティア・ルーデンベルク・山田 一二三
大神 さくら・朝日奈 葵
葉隠 康比呂
桑田 怜恩
石丸 清多夏
江ノ島 盾子
戦刃 むくろ
不二咲 千尋
大和田 紋土
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- 7 : 2014/07/13(日) 09:05:13 :
- 日向「それじゃ、とりあえず皆行こうか」
77期「・・・。」
日向「おい!」
七海「大丈夫だよ日向君 みんな集中してるだけだから」
日向「そっか」
<78期生>
大将 日向 創
辺古山 ペコ・九頭龍 冬彦
西園寺 日寄子・罪木 蜜柑
ソニア・ネヴァーマインド・田中 眼蛇夢
十神 白夜・澪田 唯吹
花村 輝々
小泉 真昼
狛枝 凪斗
弐大 猫丸
終里 赤音
七海 千秋
左右田和一
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- 8 : 2014/07/13(日) 09:05:26 :
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終里「はやく戦いてぇなぁ・・・!」
78期で強そうなやつかぁ
男だったら大和田 紋土だな女は大神 さくらだ
終里「ワクワクしてくるなぁ・・・」
それとも早めに大将の・・・なんだっけあいつ
あのちっこいの倒しちまおうか
その時だった 何か左斜め後方から空気を切る音がした
終里「よっと・・・・誰だ!」
全然気配なかったんだけどな
岩の陰から1人の女が出てくる
戦刃「どうも戦刃 むくろです よろしくお願いします」
こいつ・・・俺の嗅覚が全然反応しなかったぞ・・・・
戦刃 むくろ 確か超高校級の軍人だっけか
終里「オメーがオレの相手ってことだな」
戦刃「・・・」コクリ
やっぱりいいねー!戦いってのはよ
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- 9 : 2014/07/13(日) 09:05:41 :
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不二咲「重いよぉ・・・」
腰にぶら下がっている刀を見て呟く
あるくだけでも疲労してしまう
不二咲「大和田君にトレーニング頼もうかなぁ・・・」
そんな独り言を言いながら一人歩く僕
花村「待ってたよ!」
不二咲「でも、大和田君は僕の事なんて相手してくれなさそうだなぁ」
花村「ちょっと待てっていっちょるが!」
不二咲「ふぇ?」
何と言うことだ!気配を消されていた!
花村「料理と性行為は似ているけど性行為と殺し合いもまた・・・似ているんだよねぇ!」
刺身包丁くらいの長さの刀を振りかざし花村が襲い掛かってくる
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- 10 : 2014/07/13(日) 09:05:56 :
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九頭龍「お前一人で良かったんだぞ別に」
辺古山「いえ、私めは九頭龍組に仕える者として役目がありますので・・・」
九頭龍「保護者かよ ったく」
辺古山「そろそろ来ますよ」
辺古山の言葉に九頭龍は前を見据える
大神「ふぅ・・・どうやらそちらも2人のようだな」
大神 さくらと朝日奈 葵か
大神「それでは始めよう」
辺古山「うむ・・・そうだな」チャキッ
朝日奈「私はあんただね」
九頭龍「はぁ…女かぁ・・・めんどくせぇなぁ」
大神「朝日奈よ、下がっていてもいいぞ我は負けない」
朝日奈「大丈夫だよさくらちゃん!私と同じくらいの身長だし」
辺古山「舐められたものだな・・・格闘では負けたとしても剣術では!」
九頭龍「・・・・やる・・・」
辺古山「ぼっちゃん?」
九頭龍「殺してやるよ!俺のことをチビ呼ばわりしやがってよぉ!」
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- 11 : 2014/07/13(日) 09:06:21 :
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舞園「いたっ…」
舞園「ちょっと霧切さん!槍が当たってます私に!」
霧切「あら、注意力が足りないんじゃないかしら?」
舞園「ぐぬぬ…そうやって自分のことしか考えられないから苗木君から恐れられるような目で見られるんです」
霧切「なっ!コロシアイシュミレーターから出た後苗木くんが怯えた顔であなたのことをみていたわよ」
舞園「・・・・」チャキッ
霧切「・・・・」クイッ
見つめあう2人そこには例え大神 さくらでも入る余地が無いような空気が漂っていた
西園寺「ちゃんと歩けゲロブタ!」
罪木「ひぃぃぃ…蹴らないでくださぁい…」
西園寺「さっきから何回転んでるのよ どんくさすぎるでしょ」
罪木「ごめんなさぁい」
西園寺「あーぁ…ゲロブタ前を見てごらん」
罪木「あっ…舞園さんと霧切さんですね なんで睨み合っているのでしょう」
西園寺「しらねー…大方好きな人でも被っていがみ合いしてたんじゃないの?」
とてもつまらなそうに西園寺が言う
罪木「恋愛ですかぁ…いいですねぇ…」
西園寺「大体そういうのは2人共振られるに決まってんだよ」
舞園「・・・・(ピクッ」
霧切「どうやら、私たちで争っている場合ではなさそうね(ピクピクッ」
舞園「えぇ・・・そうですね 倒さないといけない2人がそこにいますね」
猛然とダッシュしてくる霧切と舞園
西園寺「ゲロブタ!構えな!」
罪木「はっ…はいぃ・・・・」
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- 12 : 2014/07/13(日) 09:06:32 :
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小泉「さて…そろそろ皆始まったころかな?」
ふと岩陰に腰を下ろし休憩をとる小泉
「誰とも会いたくねーべ…」
小泉「・・・ッッッ!」
悲鳴をあげそうになる口を押えて悲鳴を殺す
どうやらこの岩をはさんだ反対側に誰かがいるようだ
口調からして葉隠 康比呂だろう
戦いは先手必勝
小泉はばれないように葉隠に近づいた
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- 13 : 2014/07/13(日) 09:06:46 :
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ジェノ「なるほどねぇ・・・」
並んで歩く2人の男女
十神「そういうことだ、とりあえず頼んだぞ」
ジェノ「頼まれましたわ、白夜様」
澪田「いやっほぉぉぉぉぉぉぉぉう!」
2人の間に着地する1つの陰
澪田 「唯吹の耳の良さならどこにいても存在がわかるっすよ!お二人さん」
十神「チッ」
刀を構える十神
ジェノ「あらら~ん?2人に1人で突撃してくるとぁ 脳みそが残念なのかしらぁ~ん?」
「1人じゃないぞ」
腰を当ててふんぞり返る澪田の後ろから大きな影が現れる
十神「貴様・・・」
豚神「フン、それじゃあ始めるとするか」
十神「お前らに負けることはない十神の名にかけて」
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- 14 : 2014/07/13(日) 09:07:05 :
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山田「あっあのぉ・・・セレス殿?」
申し訳なさそうに山田が声をかける
セレス「なんでしょう?」
山田「先ほどからここから動いてないような気がするんですが・・・」
セレス「大丈夫ですわ、先ほど配られた地図をご覧になったでしょう?ここに来るのを待っているのです」
山田「ここ以外にも道はあったんですけどねぇ・・・」
「近寄ろう!」
突然前方から声が聞こえる
セレス「ほら、来ましたわ」
ソニア「ジャパニーズ武士のソードで正義を決めようではないか!」
田中「ふん、俺様の魔術が解き放たれる時が来たようだな」
山田「うわぁ・・・武士は日本にしかいないって突っ込みしたほうがいいのでしょうか・・・」
セレス「くだらないことを言ってないで構えなさい 来ますわよ」
山田「わかりました!セレス殿」
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- 15 : 2014/07/13(日) 09:07:16 :
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左右田「あーぁ・・・ソニアさん行っちゃったぁ・・・」
1人とぼとぼ歩く左右田 和一
左右田「田中とがやっぱりいいのかなぁ・・・」
左右田「くそぉ・・・田中のヤツ!」
「待ちたまえ!」
左右田「あん?」
見上げた先には石丸 清多夏の姿があった
石丸「武士と言うのになんだその髪の色は!風紀が乱れるではないか!」
左右田「ケッ 今最高にイライラしてんだ どけよ」
石丸「何だ!その態度は・・・仕方あるまい!僕の剣を受けてみよ」
猛然とダッシュしてくる石丸
左右田「後悔させてやるよ!」
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- 16 : 2014/07/13(日) 09:07:29 :
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桑田「って俺は狛枝先輩あたりとぶつかるのかなぁ」
想像してみる
狛枝『桑田 怜恩君 君の希望を見せてよ』
桑田「うわぁ・・・」
最悪だわ ゼッテー嫌だわ
桑田「あれ?」
もしかして目の前にいるのって
七海 千秋とか言ったっけ こっちには気が付いてねーみてーだな
桑田「よし・・・」
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- 17 : 2014/07/13(日) 09:07:49 :
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弐大「ガッハッハッハッハッハ!お前さんよう鍛えとるな」
嬉しそうに笑い声をあげる弐大 猫丸
大和田「チッ・・・」
弐大「スポーツは好きか?まぁここで切ってしまうのも勿体無いんじゃけどのぉ・・・」
刀を抜く弐大
大和田「そうかよ・・・そっちがその気なら容赦しねーぞゴラァ!!!」
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- 18 : 2014/07/13(日) 09:08:06 :
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狛枝「最悪の気分だよ」
本当に気分を害しているかのように狛枝の顔が歪む
狛枝「78期生の希望が見れると思ったのに こんなの・・・」
江ノ島「絶望的ィィィィィィ!って感じかな先輩」
対峙する江ノ島 盾子と狛枝 凪斗
狛枝「そこ、どいてくれないかな?」
江ノ島「どかないって言ったら?」
狛枝が刀を抜く
狛枝「切り捨てるだけだよ」
江ノ島「ふぅ・・・幸運風情に絶望を止めることができるかな?」
同じく刀を抜く江ノ島
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- 19 : 2014/07/13(日) 09:08:37 :
- ここからのバトルシーンをただいま作成中です
しばらくお待ちください
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- 20 : 2014/07/13(日) 10:33:43 :
- 戦刃、ジェノサイダー、辺古山のチート感がヤバイw
楽しみです!!
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- 21 : 2014/07/18(金) 21:59:34 :
- 期待です!!
めっちゃ面白そう!!
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- 22 : 2015/08/21(金) 22:04:00 :
- 続きが気になります!期待です!
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- 23 : 2015/09/06(日) 12:00:47 :
- ========================================
終里「ハァ・・・ハァ・・・」
何でだ…オレの刀が全く当たらねェ…
正面に立つ相手の顔を見る
戦刃「・・・・・・。」
汗ひとつすらかいてないその無表情の顔
片手にはサバイバルナイフ
長さはオレの持っている刀の方が長い・・・力だってオレの方が強いはずだ…
どうして・・・オレの攻撃が当たらないんだ・・・
終里「クソッ・・・」
がむしゃらに突っ込む
そして本気の薙ぎ払いをお見舞いしようと刀を振る
ヒュッ
風を切る音・・・そして 手ごたえのない感触
またよけられた・・・・
視線を戻すと 目の前に 戦刃 むくろの姿があった・・・
終里「クソッ・・・」
間一髪のところで 戦刃のナイフをよける
頬に温かい物が流れる感触がした
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- 24 : 2015/09/06(日) 12:01:11 :
- =========================================
花村「ん~、御馳走様!」
まるで料理を食べ終わったかのごとく花村 輝々が呟く
僕は・・・
そんな花村の下でうつぶせに倒れていた・・・
全く歯が立たなかった
どんな攻撃も跳ね返され
相手の攻撃から守ろうとすれば体に激痛が走る
その激痛は自分の攻撃の強さを半減させ
防戦一方になり
刀すら握れない
花村「う~ん・・・まだ物足りないけど殺生とかあんまり好まないものでね」
ふぅ・・・と一息ついた後に続ける
花村「それに、女の子を痛めつけて楽しむほどSになったつもりはないからね、んじゃ!また」
去ろうとする花村 輝々
僕は・・・生かされた
瞳から涙が零れる
生かされたという安堵感・・・・
不二咲「・・・・っ」
花村「・・・・おや?」
振り返る花村
不二咲「・・・んなんじゃ・・・ないぃ」
花村「しっかり、お腹から声を出してもらいたいもんだねぇ」
不二咲「そんなんじゃないって言ってるんだよぉぉぉぉぉぉ!」
花村「驚いたねぇ・・・デザートのお時間かな?」
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- 25 : 2015/09/06(日) 12:01:36 :
- =========================================
弐大「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!」
大和田「うらぁああああああああああああああ!」
ガキン!
先ほどから激しくぶつかり合う両者の刀
美しい日本刀のラインが今ではのこぎりのようなラインとなってしまっている
弐大「むぅ・・・やはりワシの力に耐えらんなかったか」
日本刀を見てそう呟き地面へと投げ捨てる
大和田「へっ・・・そう来なくちゃな」
同時に日本刀をその場に落とし拳を固め弐大へと突撃する
弐大「さぁ来い78期(後輩)ワシが全て打ち砕いてやろう」
大和田「行くぜ77期(おっさん)俺がぶち壊してやる」
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- 26 : 2015/09/06(日) 12:01:57 :
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終里「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
地面が揺れるような感覚
振り返る終里 赤音の顔は異様に口角が上がり唇の端からは唾液が垂れ頬から流れる血液と混ざっている
合わない焦点が私を捉える
その時 風が吹いた
目の前にいたはずの彼女の姿は消え
私の背後に気配を感じる
そして、私の右肩から血しぶきが上がった
刃物による傷では無い
この抉り取られたような傷は
戦刃「噛み千切られた?」
振り返ると彼女の口には私の服の一部と肉片が噛み締められていた
これは私の戦闘能力をもっていたとしても厳しいかもしれない
痛みと焦りで額から汗が流れ落ちる
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- 27 : 2015/09/06(日) 12:02:15 :
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風を切る音の続く攻防がかれこれ数十分
大神 さくらの蹴りは辺古山 ペコの頭上を通り過ぎ
腹部を貫こうと突き出した刃は空を切った
空を切ったと同時に薙ぎ払うように振るがそれもバックステップで躱す
躱す為に踏み込んだ足は次の攻撃へと続いていた
両者相手の目を見つめながら汗を流すことなくその動きの速さを衰えさせず寧ろ加速していく
集中力の勝負であった
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- 28 : 2015/09/06(日) 12:02:53 :
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「参っちまうよなぁ・・・」
自慢のセットされた髪をかき、岩陰から七海 千秋の様子を伺う桑田 怜恩の姿があった
「女に暴力振るうとかありえねーしなぁ」
深いため息を1つしこの場から逃走をはかるため重心を低く落としゆっくりと歩を進める
「一気にいかねーとなぁっ」
本気で走るつもりだった実際一歩目は踏み出していた
彼が2歩目を踏みとどまった理由はその先に飛来してくる風を切る音にあった
超高校級の野球選手と言われる由縁とはその動体視力であった
背後から放たれたそれは顔を向けた時にはもう目前にいた
そして、それを放った後の構えをする。七海 千秋の姿も
「あれ・・・少し放つのがはやすぎたかな この誤差なら次は当てれる」
顔色一つ変えることも無く呟く
「マジかよ・・・」
撃ってきやがった、気が付いてなかったわけでは無かったのか
いや、寧ろ 撃てなかったんだ俺が岩陰にいたから そっからじゃ当たらないだから知らないふりをしていた
逃げるにしても向かっていくにしろ矢は放たれていたのか
腰に携えてある金色のさやに包まれるそれを抜く
「仕方ねぇよなぁ・・・ホントはそんなつもりじゃなかったんだけどな」
弓を引き絞る七海を見据え刀を構える
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- 29 : 2015/09/06(日) 12:09:53 :
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「ちぃっ・・・」
セーラー服の肩の部分が裂けて宙に舞う
「ふふふ~ん、どうして唯吹を倒せないのかって顔してるっすねー」
あの余裕そうな女を殺すことができないんだ
いつもの軽口と余裕を出せず状況を整理することしかできない
アタシの攻撃はことごとく躱されている
そして、アタシの回避行動を先読みするかの如く攻撃を繰り出してくるアイツはいったい何なんだ
チラと最愛の彼そして守るべき人を見る
体格差のせいか鍔迫り合いではことごとく押されている
この状況なら白夜様と一緒にあの偽物を倒したほうがいいのではないか?
アイツには気づかれてしまわない様に行わなければいけない
決行は2回目の攻防
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