【合作】ーその翼の向かう先は……。1.『これからの騎士達へ』
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- 1 : 2014/07/10(木) 19:08:16 :
- こんばんわっ!!!!
今回は、私・砂糖楽夢音と私のリア妹・砂糖愛舞で合作ssシリーズを執筆させていただきます。
シリーズ作品になります。
巨人がいなくなったその後の世界のお話です。
ヒストリア(クリスタ)が主に主人公ですが、登場人物も多めでたくさんの『side』お話も執筆します。
笑いあり、恋あり、涙あり、シリアスありの新ジャンルをぎゅうぎゅう詰めです(笑)
番外編も執筆予定です。
13巻と14巻からのネタバレを少し含みます。
とっても亀さん更新ですが、暖かい目で見守ってください。
そして、今回からはコメントの制限はしませんが非表示とさせていただきます。
コメントは執筆のやる気の源なんですが、よりssを読みやすくしたいと思いますので、このような処置をとりました。
執筆中のコメント……作品の感想や批評はこのグループ http://www.ssnote.net/groups/570 にしていただくと嬉しいですっ。
執筆終了後は今までどおりにssにコメントをしてOKです。
お手数ですが、応援よろしくお願いしますっm(__)m
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- 2 : 2014/07/10(木) 19:32:18 :
- こんばんは、 砂糖愛舞です!!!
今回はらむ姉と合作ssの執筆をします。
宜しくお願いいたしますしますm(__)m
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- 3 : 2014/07/10(木) 22:04:16 :
- >>2
訂正で[しますします]になっていますが、[します]です。間違えましたっ! すいません!!
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- 4 : 2014/07/13(日) 22:20:41 :
- ープロローグー
***
ヒストリアside
ーただその世界の果てだけを、私は見守りたくて貴女を捜し続けて……
"巨人" という人類の" 天敵" がいなくり、世界に "平和" が訪れた。
人類は何だかんだで "自由" を掴みとることができ、世界を満喫し酔いしれた。
その "平和" にも "自由" にも、『人類に心臓を捧げる』と誓った兵士達の死闘が大きな犠牲と代償によって勝ち取ったものだということを、壁の中のほとんどの人々は知らない。
"平和" といっても、 "巨人" がいないという意味であり、本当の安心して生きていけるような "平和" ではない。
本当の "平和" なんてどこにいっても存在しないだろうし、実現させるのも難しいというか、無理。
それは 、"偽りの平和" だ。
だが、少しでも "平和" だと感じられて、笑顔が絶えない世界を見守りたい。
私を "私" だと言ってくれた人達の為にも。
ー……これが私、『ヒストリア・レイス』の僅かな願いだ。
私は今となっては、一回目の人生を『ヒストリア・レイス』として生きた。
それはまだ世界にも自分自身にも何も興味がなく生きた頃の自分であり、"役"といった立ち回りも何もなかったが、あれは素の自分ではないと思う。
二回目の人生は『クリスタ・レンズ』として、生きた。
まさか自分がこんな悲劇に遇うなんて夢にも思わなかったので、この二回目の人生を送れることに私は感謝した。
そう…私は、この世界から "いなくなる" ところだったのだ。
見逃してもらっただけで、幸運なのだ。
さらに二回目の人生を与えてくれるなんて、お得じゃないか。
他人にも気を遣って、誰に対しても優しく、泣き顔なんて見せずに明るく、元気に振る舞って、皆から愛される "私" になるんだ。
まったく、不本意な"役"で面倒くさいが、この世界の一端に少しずつ近づけた。
まだ私は "無知"だ。
汚い部分ばかり、幼い頃から見せつけられてうんざり……でも、綺麗で新しい私の知らない世界を見たいから。
結果的に良い人生とは言えなかったが、これが"人生"なのだろう。
傷付いて傷付けられて、怒り狂って、お互い文句を言って、支えあって。
辛いことの方が多い、そんな人生だったけど、その分私の感情は成長して充実していた。
ーそして、私は今……三回目の人生を『女王』として迎えようとしている。
これは誰かに与えられた "役" でもない、強制されたわけでもない。
自ら、三回目の人生を選択した。
この世界を『見守りたい』、直接守ることができなくても、そう思った。
ーだって、貴女がいたこの世界を少しだけ好きになれたから。
私はいつまで待てばいいの?
もう願わない叶わないそんなことだと分かっていても、何処かで貴女は笑ってる、生きてるって、信じ続けて……
貴女がいなくなった世界を私は今もこの瞬間生きていて……
「ねぇ ? 私、貴女に逢いたいよ………ユミル 」
ー私の名前を呼んでよ。
ーユミルのいなくなったこの世界は曖昧な感覚で時を刻んでいく……。
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- 7 : 2014/07/17(木) 15:54:55 :
- *
ヒストリア女王陛下殿へ
~(中略)~
《調査兵団活動報告書》
さて、これが私の最後の仕事である。
『人類に心臓を捧げる』と誓った調査兵士達に変わり、現調査兵団13代団長エルヴィン・スミスがこの世界が"平和"となった道のりをあくまで団長という立場からの視点で報告しよう。
850年。
この年は、人類にとって"絶望"的な年であったと言えるだろう。
女王陛下もご存知だろうが、主な流れを説明する。
・巨人化能力を持つ少年(エレン・イェガー)の出現。
なお、敵とは断定不可。(人類に敵意はないと思われる)
・新たな脅威 "女型の巨人" の出現。
正体は、憲兵団所属の兵士アニ・レオンハート。敵と断定されている。
なお現在でも地下深くの地下に幽閉されている。
・"獣の巨人"の出現。
知能があり、人類と同じ言語を話す。
現在でもその存在は不明。
女王陛下の記憶と事実が曖昧とされている本題は、ここからだ。
……それから、3年の月日が過ぎ853年。
壁内でも壁外でも危うい立場にたたされている調査兵団は、静かに活動をしていた。
かつて"女型の巨人"アニ・レオンハート捕獲作戦の際、彼女が最後に放った言葉により、敵の居場所をつきとめることに成功。
奇襲作戦を決行するが、失敗。
兵士達の早馬による情報によると、"獣の巨人"及び、巨人達が三日以内に人類への総攻撃を開始すると告げられたという。
いよいよ人類全滅の道へと進んでいく。
対策を練るが、兵法会議を開く情勢でもない。
すでに王政も崩壊していたため世の中の情勢は混乱しており、内乱勃発も日々の出来事にしか過ぎなかった。
(王政が崩壊していった理由が詳細には分からないが、王が当時行方不明になっていたらしい。)
三兵団のトップ達(私を含む)の話し合いにより、『壁外巨人掃討作戦』が決行。
この無茶な作戦を決行した大きな理由だが、巨人化能力を持つ"ライナー・ブラウン"と"ベルトルト・フーバー"が奇襲作戦の際に、人類側へと寝返り味方になったからだ。
エレンを含め、三人の巨人化能力を持った者と全兵団……憲兵団、調査兵団、駐屯兵団、訓練兵団の全兵力を注げば勝てるのではないかと。
味方についたのが、嘘か真実かを、追求する時間はない。
ー戦わなければ、今度こそ人類は終わりなのだから。
その作戦は二週間以上の長い期間続いた。
壁付近だけでなく、遥か遠くから迫り来る巨人をも掃討するからである。
・比較的北側に巨人の数は少なかったため、駐屯兵団と訓練兵団の兵士達半分が北側の巨人を掃討。
・西側は北側と同じく、駐屯兵団と訓練兵団の兵士達の半分が巨人を掃討。
巨人化したライナーが兵士達の討伐の補助。
・東側は調査兵団と憲兵団の兵士達半分が東側の巨人を掃討。
巨人化したベルトルトが兵士達の討伐の補助。
・南側から出現すると言われる巨人の数が圧倒的に多い南側は、調査兵団と憲兵団の兵士達半分と精鋭達が南側の巨人を掃討していく。
エレンが兵士達の討伐の補助。
意外にもこの作戦は順調に進んでいった。
が、南側はそう上手くはいかないのが現状らしい。
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