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エレン「進撃の日本シリーズ第7戦!!」
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- 1 : 2013/11/02(土) 15:36:05 :
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『とびだす!こんちゅうの森!!』シリーズ
http://www.ssnote.net/series/12
も、よろしくお願いします<m(__)m>
野球物のSSは多々ありますが、日本シリーズは見たことがなかったので、タイムリーな話題をご提供。
結構コアなネタ多め。ググれば分かってもらえるかも?
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- 2 : 2013/11/02(土) 16:01:29 :
アルミン「さぁ、やって参りました!!
自由の(フリューゲル・デア・)フライハイツ VS 104トレーニングソルジャーズの、
進撃日本シリーズ第7戦!!実況は私、アルミン・アルレルトがお送りいたします」
アルミン「本日の解説は、ウォール・ステーショニングスのコーチ、ハンネスさんです!!」
ハンネス「よろしくお願いします」
アルミン「よろしくお願いします。そして、場内アナウンスを担当するのは、
エンジェルボイスで有名な、クリスタ・レンズさんです!」
クリスタ「よろしくお願いしまーす」
アルミン「よろしくお願いします。さて、日本シリーズ第7戦と言えば3勝3敗で迎える大一番と思われがちですが、
実は今回は、フライハイツの3勝3分けで迎える、結構微妙な一戦となりました」
ハンネス「ソルジャーズは3連敗からの3分け、見事な粘りでした」
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- 3 : 2013/11/02(土) 16:10:31 :
アルミン「このまま第8戦にもつれ込むと面倒なので、フライハイツにはここで決めてもらいましょう!!」
エレン「ふざけんなっ!!ってか実況、お前どっちの味方なんだよ!?」
アルミン「あ、ごめん。つい本音が出ちゃった。この仕事、あんまギャラよくないから
試合数増えても面倒なだけでさ…」
ジャン「…これ全国放送だろ…?とんでもねぇ爆弾発言してやがる…」
アルミン「さて、間もなくプレイボールです。両軍のエルヴィン監督、キース監督がメンバー票の交換を行います。
ちなみにこの二人は、現役時代ともにしのぎを削ったライバル同士、こちらの対決も白熱です!」
エルヴィン「お久しぶりです、キース監督。野球をするのにふさわしい髪形ですね」
キース「貴様、それは嫌味か?知っておるぞ、貴様のその不自然な髪の下の真実を…」
エルヴィン「…くっ…!」
審判「つまらないいがみ合いはやめてください」
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- 4 : 2013/11/02(土) 16:15:18 :
アルミン「さて、それでは本日のスターティングラインナップをご覧いただきましょう!
なお、今試合では指名打者(DH)制を採用しております」
・指名打者(しめいだしゃ)とは
公認野球規則にもとづき、野球の試合において攻撃時に投手に代わって打席に立つ、攻撃専門の選手のことをいう。
先攻・フライハイツ
1番 遊撃 エルド
2番 右翼 グンタ
3番 左翼 オルオ
4番 DH ネス
5番 一塁 シス
6番 捕手 ミケ
7番 中堅 ハンジ
8番 三塁 ゲルガー
9番 二塁 モブリット
投手 リヴァイ
後攻・ソルジャーズ
1番 遊撃 コニー
2番 三塁 ジャン
3番 中堅 ミカサ
4番 捕手 ライナー
5番 DH ダズ
6番 二塁 マルコ
7番 一塁 ユミル
8番 右翼 エレン
9番 左翼 マルロ
投手 ベルトルト
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- 5 : 2013/11/02(土) 16:16:02 :
アルミン「さぁ、盤石のフライハイツに対して、ソルジャーズはかなり強引な選手起用です!
女子選手に加え、ドラフトモブ枠1位のルーキー・ダズと、あまり面識のないマルロが入っています!」
ハンネス「ライパチの主人公ってのもどうなんだ?しかもDH制なのに」
・ライパチとは
守備も打撃も下手な人のこと。8番という打順はDHなしの場合、投手の前を打つ最後の野手の打順。
なお、プロ野球に置いてはこの限りではない。もちろん、主人公が務めるポジションではない。
ミカサ「エレンは以前は投手だった。けれど、巨人化するときに手を噛み過ぎて、投手として使い物にならなくなった」
コニー「投手の練習のせいで打撃はすさまじく下手くそだったからな。当然の立ち位置だな」
エレン「…もうちょいオブラートつつめよ、お前ら…」
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- 6 : 2013/11/02(土) 16:24:15 :
アルミン「さて、スタメン発表も終わり、プレイボールが近付いてまいりました」
アルミン「なお、球場はココ、ウォール・マリアスタジアム。センター120メートル、両翼100メートル。
特徴としては、両翼にそびえる50メートルの巨大な壁です!!」
ハンネス「…おかしいだろ…。フェンウェイパークもびっくりだわ…」
・フェンウェイパークとは
メジャーリーグのボストン・レッドソックスの本拠地。レフト側に高さ11メートルの壁
『グリーンモンスター』がそびえたつことで有名。
ちなみにレッドソックスは、今シーズンのワールドチャンピオン。おめでとうっ!!
アルミン「電光掲示板やら何やらがあるので、バックスクリーンは普通のフェンスです」
エレン「ホームランは難しそうだな…」
ジャン「少なくとも、お前には絶対無理だ」
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- 7 : 2013/11/02(土) 16:25:24 :
アルミン「ここで、始球式を行います。ピッチャーは、アニ・レオンハートさんお願いします!!」
観客「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
アニ「」スタスタ
ベルトルト「がんばってね。はい、ボール」⊃○
アニ「…ありがと…」
アルミン「さぁ、原作にはないような美脚丸出しのスタイル、どのようなピッチングをしてくれるのか!?」
アニ「」ググッ
アルミン「すごい!!軟体です!!」
アニ「…えいっ!」ヒュッ
テンテンテン…
ライナー「」パスッ…
アルミン「バウンドしながらも、キャッチャーのミットまで届きました!!」
『YouTube・田中理恵 始球式』
http://www.youtube.com/watch?v=CIMAhuFJHM0
アニ「…恥ずかしいね…」
ベルトルト「ありがとう。お疲れ様、アニ」
アルミン「アニ選手に、今一度盛大な拍手を!!」
パチパチパチパチパチパチパチ!!
アルミン「試合前のイベントも終わりましたので、試合開始とさせていただきましょう!!
両軍、グラウンドへお願いします!!」
一同「」ザッ!!
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- 8 : 2013/11/02(土) 16:31:36 :
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ベルトルト「」ビュッ!!
ライナー「」バシーンッ!!
ベルトルト「どう?」
ライナー「球は悪くない。この調子で頼むぞ?」
ベルトルト「分かったよ」
アルミン「投球練習が終わりました。フライハイツの一番打者、エルド選手が打席に入り、今…」
審判「プレイボーイっ!!」
アルミン「おかしな号令が聞こえた気がしますが、今、プレイボールですっ!!」
観客「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
クリスタ『1番、ショート、エルド』
『YouTube・セクシー過ぎるオリックス2軍のウグイス嬢』
http://www.youtube.com/watch?v=A76SMbt9q0U
一同(エンジェルボイス…)
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- 9 : 2013/11/02(土) 16:38:42 :
エルヴィン「タイム」
一同「!?」
アルミン「おっと!?エルヴィン監督、プレイボール早々タイムだ!!何かトラブルか?」
ハンネス「まさか、偵察要員でも仕込んでいたのか?」
・偵察要員とは
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011768540
↑これのベストアンサーを読めば早いかも
エルヴィン「」ゴニョゴニョ…
審判「…分かりました…」
アルミン「エルヴィン監督、選手の交代を告げました!」
クリスタ『ええと…、選手の交代をお知らせします。4番、指名打者のネスがファーストに、
ファーストのシスに代わって、ピッチャーのリヴァイが入ります。
4番、ファースト、ネス。5番、ピッチャー、リヴァイ』
一同「!?」
アルミン「まさかのDH解除です!!」
ハンネス「DH解除なんてめったに見ないというのに…。まさか初回からやってくるとは、
それだけ投手のリヴァイは、打力に自信があるということか…」
クリスタ『今年流行りの二刀流ですね』
アルミン「場内アナウンスは私語を慎んでください」
クリスタ『ごめんなさい』
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- 10 : 2013/11/02(土) 16:40:02 :
アルミン「オーダーは以下のように変わります」
1番 遊撃 エルド
2番 右翼 グンタ
3番 左翼 オルオ
※4番 DH ネス
※5番 一塁 シス
6番 捕手 ミケ
7番 中堅 ハンジ
8番 三塁 ゲルガー
9番 二塁 モブリット
~変更後(※が変更点)~
1番 遊撃 エルド
2番 右翼 グンタ
3番 左翼 オルオ
※4番 一塁 ネス
※5番 投手 リヴァイ
6番 捕手 ミケ
7番 中堅 ハンジ
8番 三塁 ゲルガー
9番 二塁 モブリット
アルミン「DHが消え、投手が打順に入ります。本来、DHでスタメンした選手は
一度打席を終えるか、相手先発が後退しないと交代できませんが、今回は
DHスタメンのネス選手はそのままラインナップに残りますので、問題ありません」
ハンネス「DHスタメンした選手がう○こしたくなったんだけど、一度打席を終えないと交代できないから、
HRぶっぱなしてダッシュでトイレに駆け込んだという伝説もあるんだぜ?」
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- 11 : 2013/11/02(土) 16:46:30 :
クリスタ『野球のルールわかんないよー』
アルミン「場内アナウンス私語だめ!!」
クリスタ『チョベリバ~』
アルミン「死語もだめっ!!」
ベルトルト(僕が初球を投げるまでどれだけ時間かかるんだよ…)
ライナー(いい加減試合始まらないかな…)
審判「プレイっ!!」
アルミン「さぁ、プレイ再開です!!2メートル近い長身から投げ下ろすベルトル投手、
注目の第一球です!!」
エルド「こい!!」
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- 13 : 2013/11/02(土) 16:53:46 :
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ライナー(まずは様子見だ。外にはずすぞ…!!)
ベルトルト(あのサインは……なんだっけ!?やばっ、緊張でサイン全部忘れたよっ!!)
ベルトルト(と、とりあえず、ライナーはいつも『初球はバックネットに当てるくらいの気持ちで投げろ』
って言ってたから、思い切って行こう!!)ググッ…
アルミン「振りかぶって…」
ベルトルト「」ビュッ!!
アルミン「…投げましたっ!!って、これは!!」
エルド「高いっ!!」
ライナー「高すぎだっ!!捕れねぇっ!!」ジャンプッ!
バックネット「」ガシャーンッ!!!
一同「…」
ベルトルト「」
ライナー「…タイム…」スタスタ…
アルミン「キャッチャーがタイムを取りました。内野陣が集まります」
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- 14 : 2013/11/02(土) 16:56:34 :
コニー「おいおい、とんでもねぇ暴投ルトだな」
ライナー「おい、サイン無視にもほどがあるだろ。お前の女房役はバックネットじゃなくて、俺だろ」
ジャン「お前、それ本気で言ってるのか!?」
ユミル「…ライナーの疑惑は本物だったのか…」
ライナー「そういうことじゃねぇだろ!!おい、ベルトルト!!大丈夫なんだろうな!?」
ベルトルト「…緊張してサイン全部忘れちゃった…」
一同「」
マルコ「この試合オワタ\(^O^)/」
ライナー「…あれだけ叩き込んでやったのに、お前というやつは…」
コニー「どうすんだよ!?」
ライナー「仕方ない、こいつの球種は少ないから、俺が簡単なサインで球種を要求する。
とりあえず俺の構えたところに投げろ」
~サイン説明中~
ベルトルト「…分かったよ…」
ライナー「たのんだぞ?」スタスタ…
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- 15 : 2013/11/02(土) 17:19:47 :
アルミン「さぁ、守備側が戻って、プレイ再開です」
ライナー(次は…ここだ!!)
ベルトルト(インコース。打者をのけぞらせるストレート。よしっ!)
ベルトルト「」ビュッ!!
バックネット「」ガシャーンッ!!
一同「」
ベルトルト「…あれ?」
エルド「…おたくのピッチャー、大丈夫か…?」
ライナー「…ええ、絶好調ですよ…」シクシク…
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- 16 : 2013/11/02(土) 17:22:29 :
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ベルトルト「」ビュッ!
審判「ボール!」
ベルトルト「」ビュッ!
審判「フォアボール!!」
エルド「ストライクどころか、一球もミットにすら収まらなかったな…」スタスタ
ライナー「…帰宅しよ…」
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- 18 : 2013/11/02(土) 17:47:03 :
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クリスタ『2番、ライト、グンタ』
グンタ「さーて、一発狙うか…」
ライナー(…送りバントだろ…)
ベルトルト(…送りバントだろ…)
審判(…送りバントだろ…)
グンタ(送りバントだとは、誰も思っていないだろう…。あわよくば、意表をついてセフティでもいいか)
ライナー(とりあえず、送られるのは仕方がない。1塁を確実にアウトにするんだ…)
ベルトルト(…了解だよ…)
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- 19 : 2013/11/02(土) 17:49:09 :
~~~~~~~~
審判「フォアボール!!」
グンタ「ラッキー♪」
アルミン「またしてもフォアボール!!ベルトル投手、大舞台にのまれてしまったか?」
ハンネス「そもそも、なんでこの舞台にあいつを先発させたの?絶対無理でしょ」
ライナー「え?なんで?バントさせてもいいって言ったよね?なんでド真ん中すら投げれないの?」
ジャン「緊張っていうレベルじゃねぇぞ、このノーコンが!エレンのほうがマシじゃねぇか?」
ベルトルト「ごめん。なんか思うように投げられなくて…」
ライナー「大舞台に弱いとは思っていたが、これほどとはな。前の試合までで、投手を使いすぎて
みんな疲れているんだ。お前ががんばらないと、後が苦しいぞ」
ベルトルト「…がんばるよ…」
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- 20 : 2013/11/02(土) 17:50:59 :
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クリスタ『3番、レフト、オルオ』
オルオ「おーおー、お膳立ては上出来だぜ。あとは俺に任せな!」
ネス「おい、俺の分のランナーも残しとけよ」
オルオ「嫌でも残るよ。あんな壁じゃ、HRなんて打てねぇしな」
ライナー(レギュラーシーズンの成績から見て、こいつで送りバントはない。
打ち気がひしひしと伝わってくるぜ!ここは、バットの芯を外してゲッツー狙いだ!)
ベルトルト(分かったよ…)
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- 25 : 2013/11/02(土) 20:22:43 :
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~~~~~~~~
審判「フォアボール!!」
ライナー「ベルベルトぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」ブワッ!!
アルミン「どうした!?ストライクが一球も入らないぞ!!」
クリスタ『4番、ファースト、ネス』
~~~~~~~~
審判「フォアボール!!」
ネス「おいおい、せめてストライクをくれよ。打てないじゃないか」
エルド「先制~~♪」スタッ
アルミン「押し出しフォアボール!!フライハイツ、先制です!」
F 1-0 S
ジャン「もうこいつはダメだ!!交代だ、交代!」
マルコ「でも、ブルペンは誰も準備してないよ!」
コニー「なんでだよ!!どう考えてもこいつの状態じゃダメだろ!!」
ライナー「…控え投手陣は、昨日までの連投でヘロヘロだ。意地でもこいつを引っ張らないとだめだ」
ベルトルト「…」
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- 26 : 2013/11/02(土) 20:50:58 :
ライナー「…もう、難しい要求はしない。ど真ん中だけを投げろ。ストレート以外要求しない!!」
ユミル「正気か!?バッピも同然じゃないか!!」
ライナー「このままじゃ、押し出しで何点入るか分からん。打たれたほうがマシだ」
ベルトルト「…分かったよ…」
ライナー「…頼んだぞ…」
ジャン「…これ、アカン気がする…」
クリスタ『5番、ピッチャー、リヴァイ』
リヴァイ「…引導を渡してやる…」
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- 28 : 2013/11/02(土) 22:31:35 :
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カキーンッ!!!
ベルトルト「…そんな…」
ライナー「…なんてことだ…」
アルミン「ホームランですっ!!唯一壁の低いバックスクリーンへ、きれいな放物線が描かれました!!
フライハイツ、4点追加ですっ!!!」
F 5-0 S
ハンネス「どうやら、無理にでもストライクを取りに来ていたのがバレていましたね」
ジャン「予想通りの展開じゃねぇか…」
マルコ「投手でもあの打力…。DH解除してでも使いたかった理由が分かったよ」
ライナー「大量失点したが、塁はきれいになった。ここから仕切り直しだ、ベルトルト」
ベルトルト「」プチンッ…
ライナー「?」
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- 30 : 2013/11/02(土) 22:34:21 :
クリスタ『6番、キャッチャー、ミケ』
~~~~~~~~
ベルトルト「」ビュッ!!
ミケ「くっ…」スカッ!!
ライナー「」バシーンッ!!
審判「ストライクっ!バッターアウトっ!!」
ミケ「先ほどまでとは見違えるような投球だ。ストレートと分かっていても打てない…」
クリスタ『7番、センター、ハンジ』
~~~~~~~~
ハンジ「はやっ!!」スカッ!
審判「ストライクっ!バッターアウトっ!!」
クリスタ『8番、サード、ゲルガー』
~~~~~~~~
ゲルガー「アカンわこれ…」スカッ!
審判「ストライクっ!バッターアウトっ!!」
ベルトルト「オラァァァ!!どんなもんじゃぁぁぁぁぁっ!!」
ライナー(なにこいつ?怖い…)ガタガタ
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- 31 : 2013/11/02(土) 22:37:54 :
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アルミン「すごい、3球三振3三振!!先ほどとは別人だ!!」
ハンネス「この回のベルトル投手の内容は、『四球四球四球四球HR三振三振三振』ということですね」
アルミン「さぁみなさん、ググってみましょう」
『YouTube・四球四球四球四球本塁打三振三振三振』
http://www.youtube.com/watch?v=hcBZM_r6tas
アルミン「なんにせよ、これにてチェンジです。ソルジャーズが5点差をどうひっくり返すのでしょうか!?
これから1回裏の攻撃です!」
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- 40 : 2013/11/03(日) 14:27:17 :
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~~~~~~~~
アルミン「さて、1回の表、押し出しフォアボールと満塁HRでフライハイツが5点を先制しました。
ソルジャーズの反撃はいかに!?ウラの攻撃が始まります」
アルミン「なお、ソルジャーズの外野手3人は見事な空気でした。
マルロはともかく、主人公とヒロインがこれではアカンですね」
エレン「黙れ」
ジャン「ベルトルトとライナー以外、誰もボールに触らなかったな、さっきの回」
ライナー「いきなり5点差だが、まだ初回だ。1点ずつ返していこう」
マルコ「頼んだよ、コニー」
コニー「おう、任せておけ!」
クリスタ『1番、ショート、コニー』
アルミン「さあ、切り込み隊長のコニー選手です。まずは是が非でも出塁したい場面ですね」
ハンネス「ベルトル投手が復調気配ですから、1点ずつ返していきましょう」
コニー「ほいほい♪かっ飛ばしてやるぜ!」
リヴァイ「…失せろ、ガキが…」
審判「プレイ!」
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- 41 : 2013/11/03(日) 14:33:54 :
リヴァイ「」ググッ…
アルミン「さぁ、リヴァイ投手、振りかぶって…」
リヴァイ「」ビュッ!
アルミン「投げました!!…っと、これは!!」
ドゴッ!!
コニー「いてぇぇぇぇぇっ!!!!」ドサッ!!
審判「デッドボール!!」
エレン「コニー!」
アルミン「デッドボールです!!コニー選手の背中に命中しました!!大丈夫でしょうか!?」
リヴァイ「…フン…」
ミケ「おい、せめて帽子くらいは取ったほうがいいぞ…」
リヴァイ「手元が狂った。足にでも当てて、負傷退場させようかと思ったんだが…」
ミケ(やだこの子怖い…)
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- 42 : 2013/11/03(日) 14:41:19 :
ジャン「立てるか?」
コニー「ああ、なんとかな。あの野郎、覚えてろよ…」
アルミン「コニー選手、一塁へ向かいます。ソルジャーズはこのチャンスを生かしたいところです」
クリスタ『2番、サード、ジャン』
ジャン「キース監督、どうしましょう?」
キース「今シーズン、貴様に送りバントを命じたことはあったか…?」
ジャン「…了解です…」
ミカサ「ジャン、併殺以外なら何でもいい。私につないで」
ジャン「任せろ!攻撃的2番、ジャダム・リグシュタインとは俺のことだ!!」
ミカサ「え?何?もう一回…」
マルコ「バントをしない2番打者、アダム・リグスになぞらえたんだよ、きっと…」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%82%B9
ユミル「なかなか寒いギャグをお持ちのようだな…」
ジャン「やめてくれ!なんか恥ずかしくなってきた!!」
審判「早く打席に入って。アウトにするよ」
ジャン「あ、すいません」
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- 44 : 2013/11/03(日) 14:50:31 :
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アルミン「ようやく打席に入りました。さぁ、どのようにつなぐのでしょうか」
ハンネス「彼は二番打者ですが、シーズン中の送りバントはありません。ここも、ヒッティングでしょう」
リヴァイ「」ググッ…
アルミン「ランナーがいるのに振りかぶりました。盗塁したきゃしろ、ということでしょうか」
コニー「もらった!」ダッ!
ハンネス「コニー走った!!」
リヴァイ「」ビュッ!!
ジャン「…え?」
ドゴッ!!
ジャン「いでぇぇぇぇぇっ!!」
審判「デッドボール!!」
アルミン「またしてもデッドボール!!リヴァイ投手、制球が定まりません」
リヴァイ「制球が定まらないだと?馬鹿言え、狙い通りの投球だ」
ミケ「お前、いい加減にしろ。せっかく5点取ったのに、チャラにする気か?」
リヴァイ「…チッ…」
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- 45 : 2013/11/03(日) 14:55:54 :
クリスタ『3番、センター、ミカサ』
エレン「ミカサ、気を付けろよ。また当てに来るかもしれない!」
ミカサ「…相手ピッチャーの頭部に打球を当てても、私は悪くない…。違う?」
エレン「違くないけどダメ!」
ミカサ「エレンが望まないのならやめておこう」
アルミン「さぁ、ノーアウト1塁2塁、ソルジャーズもチャンスです。ここから打順はクリーンナップに入ります」
ミカサ「」スチャ…
ハンネス「ほう、ここで送りバントですね。イケイケムードの中でも、冷静に1点ずつ、ということでしょうか」
アルミン「彼女の打力ならHRも狙えますが、この球場では厳しいか」
ハンネス「50メートルのフェンスとか誰得?」
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- 46 : 2013/11/03(日) 15:01:00 :
リヴァイ「安心しろ、もうぶつけはしない。バントすらできないと思え…」ゴゴゴゴ…
ミケ(すごい気迫だ…。これならイケそうだな)
審判「プレイ!」
リヴァイ「」スッ…
リヴァイ「」ビュッ!!
ミカサ(…早い!!…けれどっ…!!)
コツン
リヴァイ「…当てられたか…!」
アルミン「ミカサ選手、バントを敢行!しかしっ!!」
フラフラ…
アルミン「打球はフライになってしまった!!このまま内野フライで1アウトか!?」
ヒュゥゥゥゥゥ…
ミケ「…あれ…?」
コニー「おいおい、マジかよ!!」ダッ!!
ジャン「行けぇぇぇぇぇぇっ!!!」
アルミン「打球が伸びる!!伸びる!!ぐんぐん伸びて…」
ヒュゥゥゥゥゥ…
ストンッ…
ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!
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- 47 : 2013/11/03(日) 15:13:13 :
アルミン「入ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!50メートルのフェンスを超えて、打球はレフトスタンドへ!!
何というホームランだ!!ソルジャーズ、3点を返したぁぁぁぁぁっ!!!」
ネス「…なにそれ…」
ミケ「…並の投手ならああはならない。だが、リヴァイの球には力がありすぎた。
だから、バットとの反発力で、あれだけの飛距離になってしまった…」
エルド「どんな球投げたらあれだけの反発力になるんですか」
ゲルガー「バケモノが投げて、バケモノが打ったら、打球もバケモノみたいになるわな…」
コニー「ひゃっほーい♪」スタッ
アルミン「コニー選手がまず、ホームを踏みました」
エレン「やったぜ」ジョリジョリ
ユミル「お前が痛い思いをしたのが、無駄にならなくてよかったなぁ」ジョリジョリ
ライナー「これでベルトルトも、少しは楽になってくれるだろう」ジョリジョリ
コニー「あんま頭触るなよ!!」
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- 48 : 2013/11/03(日) 15:19:42 :
ジャン「」ピタッ…
アルミン「あれ?ジャン選手、ホームベースの前で止まってしまいました?」
ハンネス「あれは…?ミカサ選手を待っているのでは…?」
ミカサ「ジャン…?何を…しているの?」タッタッ…
ジャン「ミカサ、見事だった。俺の胸に飛び込み、喜びを分かち合おうぜ!!」ガバッ!!
ミカサ「ふんっ!!」ドゴォッ!!
ジャン「あべしっ!!」ドサッ…
ジャン「」チーン…
ミカサ「…ずっとそこで寝ているがいい…」スタッ
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- 49 : 2013/11/03(日) 15:27:07 :
審判「アウト!!」
ミカサ「!?」
アルミン「あぁっとこれは!!」
ハンネス「いけませんね。前のランナーに触れた挙句に、追い越してしまいました。
ルールにより、後続のランナー、ミカサ選手はアウトです」
エレン「え!?何してんだよミカサ!!」
ミカサ「ごめんなさい、つい…」
マルコ「マズいぞ、ジャンがこのまま目を覚まさないと…」
ジャン「」チーン…
キース「走塁放棄が適用され、ジャンもアウトになってしまう…」
コニー「ふざけんなっ!!3ラン打ったのに1点しか入らないってか!?」
ユミル「おい、ジャン、早く起きろ!」
エレン「お前、内地に行くんだろ!?こんなところでくたばってどうするんだ!!」
ジャン「」チーン…
審判「…走塁放棄により、アウト!!」
一同「」
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- 50 : 2013/11/03(日) 15:34:24 :
アルミン「あぁっと、ジャン選手起き上がれずに、走塁放棄でアウトになってしまいました!」
ハンネス「展開が予想の斜め上行き過ぎやろ…」
F 5-1 S
ミカサ「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」
ライナー「…なっちまったものは仕方がない。どちらかというと、ホームイン前に
変な気を起こしたジャンも悪い。切り替えていこう」
ベルトルト「…チッ…」ギロッ
ミカサ「…っ」ビクッ!
マルコ「やめろベルトルト。それより、この後のピッチング、頼んだよ」
ベルトルト「…わかったよ…」
アルミン「さぁ、前代未聞の珍事がありましたが、プレイ再開です」
キース「ちなみに、似たような出来事も過去にあったな」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q108422660
(分かりやすい動画がなかった。知恵袋で勘弁して)
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- 58 : 2013/11/03(日) 23:23:12 :
クリスタ『4番、キャッチャー、ライナー』
客席「ブラウ~~~~~ン!!がんばって~~~~~!!」
ライナー「!?」
エレン「ライナー、知り合いか?」
ライナー「いや、俺はあんな人は知らないが…?」
キース「…あの人は…!」
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- 59 : 2013/11/03(日) 23:26:46 :
ブラウンの母「かっとばせ~~~~~!!!」
エルヴィン「…」
エレン「あ、思い出した。キース監督から息子さんの『腕』を受け取った人だ」
ミカサ「私も覚えてる」
ライナー「…ブラウン違いじゃないか…」
マルコ「かわいそうに、顔が憔悴しきってるよ。息子さんを亡くして、ショックでおかしくなってしまったんだ…」
キース「…私はあの人に会わせる顔などない…」ササッ…
リヴァイ「おい、さっさと打席に入れ!」
ライナー「あ、すいません」
-
- 60 : 2013/11/03(日) 23:29:51 :
アルミン「4番が打席に入った!先ほどは痛恨のアウトがありましたからね、
仕切り直しで再びチャンスメイクしたいところです!!」
ライナー(…どうせミカサみたいなHRはまず不可能だ。
2アウトだが、後続を信じて是が非でも塁に出るしかない…!)
リヴァイ「」ググッ…
アルミン「リヴァイ投手、振りかぶって…」
リヴァイ「」ビュッ!!
アルミン「投げました!!」
ライナー「おらっ!!」ガキッ!!
ボテボテ…
-
- 62 : 2013/11/03(日) 23:33:43 :
ライナー「ちぃっ!!!」ダダッ!!
アルミン「一塁線の内野ゴロになった!!これをリヴァイ投手が追いかけて…」
リヴァイ(…俺が無理に追わなくてもいいな。ネスに捕らせるか…)
ネス(…兵長が捕って、俺に転送してくるな…!)
リヴァイ「」ピタッ
ネス「!?」
ボール「」コロコロ…
審判「ファール!!」
アルミン「おっと、リヴァイ投手見送って、ファールになったぞ!これはどうしたことか!?」
リヴァイ「おいネス、なんで捕らない?」
ネス「いや、兵長が捕って俺に転送してくれるものと…」
リヴァイ「…チッ…!」スタスタ…
ネス「!?」
ネス(…俺が悪いのかよ…)
ネス「」ダーンッ!!(←ボールを叩き付ける音)
『YouTube・投げればアウトなのに...下沖の珍プレー 3月9日 ソフトバンク-巨人』
http://www.youtube.com/watch?v=H_KZ0IZmix8
-
- 63 : 2013/11/03(日) 23:37:46 :
-
~~~~~~~~
リヴァイ「」ビュッ!!
ライナー「くっ!!」スカッ!!
審判「ストライク!!バッターアウトっ!!」
アルミン「ここでスリーアウト、チェンジです!反撃ののろしを上げましたが、思わぬプレーで
1点どまりとなりました。さぁ、試合は2回の表へと入っていきます!!」
ハンネス「落ち着かないゲームになりそうです」
-
- 65 : 2013/11/04(月) 16:28:03 :
- ~~~~~~~~
アルミン「試合はテンポよく進み、5-1のまま8回裏へと突入します」
ハンネス「飛びすぎだろ。高校野球漫画の県大会2回戦みたいな進め方だな」
アルミン「ベルトル投手は2回から8回まですべて3球三振3三振、63球で片付けました。
対するリヴァイ投手は、1イニングに1~2つの死球を与えつつも、無失点」
ハンネス「ソルジャーズは先発全員死球という珍記録を達成しました。おめでとうございます」
エレン「めでたくねぇよ!!」
ジャン「あちこち痛くて仕方ないんだが…」
アルミン「負傷退場0というのが奇跡的ですね。さすが訓練兵です」
-
- 67 : 2013/11/04(月) 16:32:03 :
ハンネス「そろそろ裏の攻撃を始めましょう。
…おっと、ここで選手の交代ですか?キース監督が出てきました」
キース「ゴニョゴニョ」
審判「分かりました」
クリスタ『選手の交代をお知らせします。9番、レフト、マルロに代わりまして、サシャ』
観客「ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!」
アルミン「おっと、今日ここまでヒットもセリフもなかったマルロ選手に代打です!」
ハンネス「104期メインキャラの中で唯一出番がなかったので、心配してました」
アルミン「決して忘れていたとか、そういうのではありませんからね」
サシャ「ここまで出番がなくてうっぷんがたまってましたからね!かっ飛ばしますよ!!」
エレン「頼んだぞ、サシャ!」
コニー「つなげつなげー!!」
-
- 68 : 2013/11/04(月) 16:34:10 :
ミカサ「…これがサシャの第一打席、もしかしたら危ないかも知れない…」
エレン「え?」
ドゴッ!!
サシャ「いったあぁぁぁぁぁぁっ!!!」ドサッ!
審判「デッドボール!!」
ミカサ「やっぱり」
エレン「うわ、サシャも当てられた!」
ライナー「これ、警告試合じゃないのか…?」
ジャン「もうこれ、こっちから乱闘吹っかけても文句ないよな?」
マルコ「でも、ピッチャーは人類最強だよ?」
アルミン「打席に立つバッターはもれなくデッドボールを浴びています!すさまじい徹底ぶりです」
ハンネス「当てられた直後、サシャ選手は面白いポーズをしていましたね」
『YouTube・楽天vsソフトバンク デッドボールに思わず逆立ちした嶋』
http://www.youtube.com/watch?v=vuB4xAwaxOU
-
- 69 : 2013/11/04(月) 16:39:00 :
アルミン「何にせよ、ノーアウトのランナーが出ました。このチャンスを生かしたいですね」
クリスタ『1番、ショート、コニー』
ハンネス「今日のコニー選手はここまで2つの死球を浴びています」
アルミン「これだけ当てられたら、もう怖くて踏み込めないんじゃないですか?」
コニー「そんなことはねぇ!今度こそ、絶対打ってやる!!」
ミケ(さすがに当てるのはよそう。理想はゲッツーだな…)サッ…
リヴァイ(…三振を取れ、か。了解だ、ミケ…)コクン…
ミケ(…ほんとに通じたのか…?)
-
- 70 : 2013/11/04(月) 16:44:12 :
リヴァイ「」ググッ…
リヴァイ「」ビュッ!!
コニー「おらぁっ!!!」ガキンッ!!!
フラフラ…
アルミン「おっと、外野へ力のないフライになった!!」
ミケ「レフト!!」
オルオ「任せろ!!」ダダダダダッ!
アルミン「オルオ選手、すごいダッシュだ!!」
オルオ「この辺か!?いや、こっちか?あ、もっと……って、しまった!!」
ボール「」ポーンッ!
一同「!!」
アルミン「落ちた!!目測を誤ったか!?」
ハンネス「せっかく迎えに行ったのに、ボールに裏切られましたね」
コニー「ラッキーだぜ!!」ズザッ!!
リヴァイ「…帰ったら削いでやる…」
『YouTube・【珍プレー】梶本、追いかけて追いかけて、ボールに裏切られる』
http://www.youtube.com/watch?v=xXKtqahSYh8
-
- 71 : 2013/11/04(月) 16:50:33 :
ハンジ「オルオ、一回死のうか?」
オルオ「すいません、ほんっとすいません!!」
アルミン「思わぬプレーにより、ノーアウト2,3塁から試合再開です!!」
クリスタ『2番、サード、ジャン』
ライナー「おい、初回みたいな間抜けなことはもうやめてくれよ?」
ジャン「それが、ミカサがHR打った後の記憶があまりないんだよな。何したんだ、俺?」
ミカサ「…あなたは知らないほうがいい…」
ジャン「」ゾクッ…
-
- 72 : 2013/11/04(月) 16:56:52 :
キース「本来ならスクイズでもいいんだろうが、ジャンだしな…。打球によっては、ゴロゴーで行こう」
・ゴロゴーとは
簡単に言えば、打者がゴロを打ったら迷わずにランナースタート、という意味です。
ノーアウトまたはワンナウト、ランナーが3塁にいる場面で使います。
ミケ(…弱い内野ゴロ、深い外野フライでも点が入るな。1点は仕方ない、アウトを一つずつ取りに行くぞ…)サッ…
リヴァイ(…三振か。任せろ…)ググッ…
リヴァイ「」ビュッ!!
ジャン「うおらぁっ!!」ガキンッ!!
ゴロッゴロッ!!!
ゲルガー「もらったぁぁ!!」
アルミン「サード方向への強いゴロだ!!これでは、サードランナーはホームに戻れない!!」
サシャ「私の足でも無理です!!」サッ
-
- 73 : 2013/11/04(月) 17:01:49 :
ポーンポーンッ!
ゲルガー「捕って一塁転送でアウトだ…」
ヒュッ!!
ゲルガー「!?」
一同「!?」
ゲルガー「あれ、ボールは!?」ワタワタ…
アルミン「おや、ボールがゲルガー選手の前で消えた…!?」
サシャ「えっと、走ったほうがいいでしょうか!?」
ジャン「いや、ボールの行方が分からねぇ、走るな!!」
リヴァイ「…チッ…!」
アルミン「サシャ選手とコニー選手はそのまま、ジャン選手が一塁セーフで内野安打となりました!」
ミケ「おいゲルガー、いったいどうしたというんだ…」
ゲルガー「…服の中に…」⊃○
一同「」
アルミン「なんと、ボールはゲルガー選手のユニフォームの中に入っていた!!珍しいプレーが続きます!!」
ハンネス「珍プレーを強引に詰め込んでる感があるな…」
『YouTube・【珍プレー】消えた打球?ボールは今江の...』
http://www.youtube.com/watch?v=k8qWM9y2mZ0
-
- 74 : 2013/11/04(月) 17:05:52 :
アルミン「ノーアウト満塁、完全にソルジャーズのイケイケムードです!」
ハンネス「これでリヴァイ投手は死球も許されなくなりました!」
クリスタ『3番、センター、ミカサ』
アルミン「ここで第一打席、幻のスリーランを放ったミカサ選手です!」
観客「ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
ミカサ「」スチャ…
エレン「すごい、この打席、オーラを感じる…!」
ライナー「頼んだぞ、ミカサ!」
-
- 75 : 2013/11/04(月) 17:08:21 :
リヴァイ「てめぇはこの試合、徹底的に封じてやらねぇとな…。初回のリベンジだ…」
ミカサ「2打席目以降はすべて死球、あなたが小さいのは身長だけではないみたい…」
リヴァイ「」カチンッ…
ミケ「おいリヴァイ、熱くなるな。お前の球なら十分抑えられる」
リヴァイ「…ああ、分かっている…」
リヴァイ(殺してでもねじ伏せる…)
ミケ(絶対わかってない…)
-
- 77 : 2013/11/04(月) 22:19:47 :
-
リヴァイ「」ググッ…
ミカサ「」スッ…
リヴァイ「死ねっ!!」ビュッ!!
ミケ「やっぱ分かってなかった!!!」
ミカサ「…っ!」
ミカサ「ふんっ!!」ガキッ!!
ミカサ(バットの根本っ…!!)
ポーンッ!
-
- 78 : 2013/11/04(月) 22:22:08 :
アルミン「詰まった打球!!だが、意外と伸びているぞ!!」
ヒュゥゥゥゥゥ…
サシャ「外野の頭を超えます!!」ダダッ!!
コニー「回れ回れ!!」ダッ!!
ゴンッ!!
アルミン「レフトフェンスに直撃だ!!長打になるぞ!!」
オルオ「クソ!あの女!!」ダッ!
サシャ「余裕でーす♪」ザッ
コニー「2点目っ!!」ザッ
アルミン「三塁ランナーと二塁ランナー、今余裕のホームインです!!」
F 5-3 S
-
- 79 : 2013/11/04(月) 22:25:31 :
ハンジ「オルオ早く!!」
オルオ「バックホーム!!」ビュッ!!
ビュゥゥゥゥゥゥンッ!!
アルミン「レフトからの返球だ!既にサシャ選手とコニー選手が帰ってきている!
一塁ランナーのジャン選手も、ホームに向かう!!」
ハンネス「クロスプレーになりそうです!!」
ジャン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」ダダダダダッ!
ビュッ!!
ジャン「!!」
ジャン(ボールが帰って来たか!!)
ミケ「」パシッ!!
ミケ(させるかっ!!)ヒュッ!!
ジャン「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」ズザザザッ!!
ハンネス「どうなった!?」
シーン……
-
- 80 : 2013/11/04(月) 22:30:04 :
ミケ(…ボールは、ミットの中…!)
ジャン(…間に合わなかった…!)
ボール「」コロコロコロ…
ミケ&ジャン「!?」
審判「セーフ!!」
アルミン「セーフです!!走者一掃のタイムリーとなりました!!」
F 5-4 S
-
- 81 : 2013/11/04(月) 22:31:49 :
ミケ「馬鹿な!俺のミットの中にボールがあるのに、なぜここにもボールが!?」
ライナー「激走だったな、ジャン」
ジャン「お、おう?なんか知らんが、ラッキーだった」
ライナー(…俺は知っている。さっき、何が起きたのか…。下の動画を見てほしい…。
35秒ごろ、本塁クロスプレー後の審判の足元を…)
『YouTube・【珍プレー】あれっ、ボールが2つ!? どこから? 3月21日 西武-中日』
http://www.youtube.com/watch?v=mfLhrBXvVtk
ライナー(…黙認しよ…)
-
- 82 : 2013/11/05(火) 14:13:05 :
~~~~~~~~
アルミン「ソルジャーズが一点差に迫った後、ライナー選手、ダズ選手がそれぞれ死球で出塁、依然としてノーアウト満塁です!!」
ハンネス「審判も何か注意しろよ。被安打より死球がどんだけ多いと思ってるんだ」
リヴァイ「どいつもこいつもしぶといな。一人ぐらい負傷退場してもいいんだがな…」
ミケ「お願いもうそれやめて」
-
- 83 : 2013/11/05(火) 14:13:48 :
クリスタ『6番、セカンド、マルコ』
マルコ「さて、ここで一本打てば、僕はヒーローになれるね」
ジャン「まだ8回だぞ?」
マルコ「今のベルトルトなら、点を取られる気はしないからね。そうでしょ?」
ベルトルト「任せてよ」
マルコ「もう『影薄い』とか『キャラが立たない』とか言わせない。
この打席は、僕の存在価値を見出すためのターニングポイントと言っても過言ではない!!」
ジャン「自ら重りを課しやがった。失敗したらどうするんだよ…」
マルコ「大丈夫、成功する気しかしないよ!」
審判「早く打席に入れって!」
マルコ「あ、すんません」ソソクサ
-
- 84 : 2013/11/05(火) 14:16:49 :
アルミン「球場はココ一番の盛り上がりを見せています!さぁマルコ選手、期待にこたえられるか!?」
リヴァイ「…まったく、どいつもこいつも理解してないな。まるでこっちがピンチみてぇに言いやがって」
ネス「大ピンチです」
エルド「理解してないの、兵長だけです」
ミケ「頼むから、個人的な感情でのピッチングはやめてくれ!兵団にいるときはそんなんじゃないだろ!?」
リヴァイ「試合に負けたって死ぬわけじゃない。だが、巨人に負けるというのは、イコール死、違うか?」
ミケ「違くないけど!!ちょっとは空気読んで!!お願いだから!!」
リヴァイ「…チッ…」
-
- 85 : 2013/11/05(火) 14:26:05 :
アルミン「さぁ、プレイ再開です!リヴァイ投手、このピンチをどうしのぐのか!?」
マルコ(リヴァイ兵長は頭に血が上って、きっと力でねじ伏せようとしてくる。
僕はバッティングはうまくないけど、ストレートと分かってれば内野の頭を超すくらいは打てる…)
マルコ(問題はコース。ミケ分隊長は併殺がほしくてドン詰まりを打たせようとするだろうけど、
兵長の性格からして、それはきっと拒む。ど真ん中以外には投げないだろう…)
マルコ(…この勝負、もらった!!)
ミケ(…と、マルコは考えているだろう。まったく、舐められたものだ。
リヴァイ、ここは俺を信じて…)サッ…
リヴァイ(…仕方ねぇな。了解だ、ミケ…)コクン…
リヴァイ「」ググッ…
マルコ(…来る…!)
リヴァイ「」ビュッ!!
ボール「」ギュゥゥゥゥゥンッ!!
マルコ「もらったぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」ブンッ!!
ボール「」フワァァァッ…
マルコ「!?」
ミケ(…狙い通り…!)
-
- 86 : 2013/11/05(火) 14:27:48 :
マルコ「カ…!カーブだと!?」
マルコ(マズい、バットが止まらない…)コツンッ…
ボテボテッ…
マルコ「しまったぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ダダダッ!!
アルミン「変化球を打たされた!!打球はファーストへのゴロだ!!」
-
- 87 : 2013/11/05(火) 14:31:23 :
ネス「」パシッ!!
ネス「ホームっ!」ビュッ!!
ミケ「オーライ!!」バシッ!!
ミカサ「…くっ!!」タッ
アルミン「ボールを取った一塁手からホームへ転送、封殺で1アウト!!」
ミケ「そら、モブリット!!」ビュッ!!
モブリット「オッケイですっ!!」バシッ!!
マルコ「クソおぉぉぉ!!」ダッ!!
アルミン「ミケ捕手から一塁ベースカバーに入ったモブリット選手へと送球、一塁封殺で2アウト!!」
ダズ「だぁぁぁぁぁぁっ!!!!ファーストライナーと勘違いしたぁぁぁ!!」ダダダダダッ!
アルミン「ダズ選手が懸命に二塁に向かうが…!?」
モブリット「そら、エルド!!」ビュッ!!
エルド「仕上げだ!!」バシッ!!
エルド「」タッチ
ダズ「あぁぁぁっ!!」ズザザザッ!
アルミン「二塁はタッチアウト!!なんと、ノーアウト満塁がトリプルプレーでチェンジへと早変わりだ!!」
-
- 88 : 2013/11/05(火) 14:32:10 :
観客「ブーブー!!」
観客「マルコのアホー!!!」
マルコ「」ズーン…
ハンネス「マルコ選手、ショックのあまり一塁ベース上から起き上がれません」
ジャン「…なんて声をかけてやりゃいいんだ…」
エレン「…不憫すぎる…」
マルコ「…いいんだ。所詮僕の存在価値なんて、この程度の物だったんだ…」
アルミン「それでは先ほどの映像を、リプレイで降り返りましょう」
『YouTube・千葉ロッテマリーンズ - ノーアウト満塁からのトリプルプレー』
http://www.youtube.com/watch?v=V8Lyiy_HS44
-
- 89 : 2013/11/05(火) 14:35:39 :
アルミン「傷心のマルコ選手をよそに、フライハイツはベンチへと引き上げます」
ミケ「リヴァイ、良く要求通り投げてくれた。ナイスピッチングだ」
リヴァイ「…」
ミケ「?」
リヴァイ「クソおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
一同「!?」
-
- 90 : 2013/11/05(火) 14:37:42 :
リヴァイ「クソ!!俺があんなガキどもに打たれただと!?」ドゴッ!!バゴッ!!
エルド「兵長、ベンチを殴るのはやめてください!!」
ハンジ「ちょっと!!投手なんだから手を大事にしないとだめでしょ!!」
ネス「そこまでです、兵長!!」ガシッ!!
リヴァイ「…っ!!」
ハンジ「大変!!両手が腫れ上がってるじゃないか!!奥で治療しないと!!!」
ミケ「…これでは、ピッチングは無理かもしれないな…」
エルド「ブルペン!!準備しているか!?」
???「ばっちり。9回は任せて!!」
エルド「よし。俺達はこの回、意地でも追加点を取るぞ!!」
一同「おぉ!!!」
『YouTube・2004年 杉内俊哉 ベンチを殴って骨折』
http://www.youtube.com/watch?v=q8k7lW_RfQQ
城島捕手、見てないで止めろよ…
-
- 91 : 2013/11/05(火) 14:39:43 :
アルミン「試合はいよいよ9回、フライハイツ最後の攻撃が始まります」
ハンネス「先ほどの回のソルジャーズの勢いを見ていると、ここは追加点がほしいですね」
アルミン「そうですね。ここで、ゲストが来てくださいました。
始球式を務めました、ミリタリー・ポリスマンズのアニ・レオンハートさんです」
アニ「どうも」
ハンネス「選手だったのか…?」
クリスタ『アニ~~~、やっほ~~~~』
アニ「やっほー(棒)」
アルミン「だから場内アナウンスでそれやめて」
ハンネス「アニ選手はこの9回、どう見ますか?」
アニ「…なるようになると思います…」
ハンネス「…」
-
- 92 : 2013/11/05(火) 16:07:49 :
~~~~~~~~
ベルトルト「」ビュッ!!
ネス「うあっ!!だめだ!!」スカッ!!
審判「ストライク!バッターアウトっ!!」
ベルトルト「しゃらぁぁぁっ!!!」ガッツ!!
アルミン「この回も3球三振3三振!!ベルトル投手、手が付けられません!!」
ハンネス「初回の頭からそのピッチングしろよ」
アニ「アルミンは3球三振3三振が言いたいだけでしょ?」
アルミン「てへっ☆」
ハンネス「ラーメンつけ麺ボクイケメン」
アニ「…」
ハンネス「…ごめん…」
アニ「…そういえば、『牛タンタン麺』って、牛のタンタン麺なの?牛タンのタン麺なの?」
アルミン「牛タンのタンタン麺じゃないの?」
アニ「そしたら、牛タンタンタンタン………あれ?分からなくなってきた…」
ハンネス「これ全国放送なんだから、しょーもないこと言ってるなよ」
アニ&アル「あんたもね」
-
- 93 : 2013/11/05(火) 16:10:09 :
エルヴィン「」スッ…
アルミン「おっと、エルヴィン監督が出てきました。選手の交代のようです」
クリスタ『投手の交代をお知らせします。リヴァイに代わりまして、ペトラ。
5番、投手、ペトラ』
観客「ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
アルミン「ここでクローザーの投入だ!!1点差を死守するべく、守護神がマウンドに立ちます!!」
ハンネス「彼女はクローザーにありがちな剛球派、というわけではなく、どちらかというと
多彩な変化球を駆使して討ち取る技巧派ですね」
アルミン「聞いてもいないことをペラペラとありがとうございます。
ちなみに、彼女も忘れていたとか、そういうのじゃないですからね」
-
- 94 : 2013/11/05(火) 16:13:43 :
ペトラ「」ヒュッ
ミケ「」ポスッ
ミケ「いい球だ。1点差でプレッシャーだろうが、頼んだぞ?」
ペトラ「心配しないで。こういう場面は慣れてるから」
エルド「頼もしいな」
クリスタ『7番、ファースト、ユミル』
ユミル「はいよ、クリスタ」
クリスタ『がんばって~』
ユミル「任せろ天使!」
-
- 95 : 2013/11/05(火) 16:25:47 :
アルミン「さぁ、ここで点を取らなければシリーズ敗退が決まってしまいます!
なんとしても、ユミル選手には出塁してほしいところ!!」
ジャン「とは言っても…」
ライナー「前の打席までのスイングを見ていると、とても打てる雰囲気がないのだが…」
エレン「考えても仕方ねぇ。ここは、ユミルに託そう」
審判「プレイ!」
ユミル「」スッ…
ミケ(こいつは、第一打席のリヴァイの死球の影響で、第二打席以降、踏み込めなくなっているようだ。
内角を見せつつ、外で討ち取るぞ…)サッ…
ペトラ(了解です…)コクン…
ペトラ「」ググッ…
アルミン「さぁ、サインが決まって振りかぶった!!」
ペトラ「」ヒュッ!
ボール「」ヒュゥゥゥゥゥ…
ミケ(よし、要求通りだ!)
ユミル「…待ってました…!!」ブンッ!!
ガキーンッ!!
一同「!!」
-
- 96 : 2013/11/05(火) 16:28:04 :
アルミン「打ったー!!内角の難しい球を、おっつけながらライト線へ!!長打になるぞ!!」
ミケ「馬鹿な、さっきまでとは別人のスイングだ!!」
ペトラ「まさか、読んでいたの!?」
ユミル「演技だよ!!最後にこう言う展開になるのを見越して、タネをまいといたのさ!!」ダダダッ!!
ジャン「すげー!!あいつ天才かよ!!」
エレン「最後の大事なところで打つために…!すげぇっ!!」
ミカサ「やはり彼女は侮れない…!」
サシャ「ユミルすごいですっ!!」
クリスタ『ユミル~!!すご~~~い!!』
アルミン「もうツッコむのはいいや…」
-
- 97 : 2013/11/05(火) 16:30:14 :
グンタ「やっと捕れた…。って、もう二塁を回ってやがる!!」ビュッ!!
モブリット「返球早く早く!!」
アルミン「ようやくライトからボールが帰ってきたが…!?」
ユミル「」ズザザザッ!
ゲルガー「…マジかよ…」
アルミン「スリーベースヒット!!ユミル選手、崖っぷちからのウルトラチャンスメイクだ!!」
ユミル「どうだ!?」
-
- 98 : 2013/11/05(火) 16:32:09 :
ペトラ「…うそ…」
ミケ「切り替えろペトラ。まだ失点したわけじゃない」
ペトラ「…」
ネス「どうせ負けても問題ない。王手をかけてるのはこっちなんだ。明日また勝てばいい」
エルド「そう言うわけだ。お前に責任を押し付けるつもりもない。目いっぱいやれ」
ペトラ「」コクンッ!
ミケ「よし、次を討ち取るぞ!」
-
- 99 : 2013/11/05(火) 16:33:24 :
クリスタ『8番、ライト、エレン』
アルミン「主人公が満を持して登場です!!一打同点、あわよくばサヨナラの場面、期待にこたえられるか!?」
ミカサ「大丈夫、エレン。あなたなら、きっとできる」
ライナー「ノーアウトだからいろいろな作戦が取れるが、ここはお前が自信をもってやれることをやれ」
キース「どうする?」
エレン「…俺が、振って決めます!!」
キース「…行って来い!!」
アルミン「さぁ、屈辱のライパチに始まり、ここまでプレーでの出番ゼロ!!
この悔しさをバットに乗せて、彼方まで振り切れ、エレン・イェーガー!!」
アニ「うるさいよアルミン」
-
- 100 : 2013/11/05(火) 16:37:26 :
審判「プレイ!」
ペトラ(ミケさん、どうしましょう…?)
ミケ(まずは様子見だ。スクイズの可能性もある。外にボール球を…)サッ
ペトラ「」コクンッ…
ペトラ「」ググッ…
エレン「こい!!」グッ!
ミケ(スクイズはないか…)
ペトラ「」ヒュッ!
アルミン「スクイズ警戒で、外に大きく外した!!」
ミケ(よし、大丈夫そうだな…)
エレン「うおらぁぁぁぁぁぁっ!!」ブンッ!!
一同「!!」
-
- 101 : 2013/11/05(火) 16:39:15 :
ジャン「馬鹿!!そんなクソボール振るんじゃねぇ!!」
エレン「」ガキンッ!
ボール「」フラフラ…
ペトラ「うそ!外野まで飛んだ!?」
ミケ「馬鹿な!!」
ジャン「マジか!?タッチアップいけるか!?」
-
- 102 : 2013/11/05(火) 16:41:31 :
グンタ「」パスッ!
エレン「走れユミル!!」
ユミル「任せ…ろっ!?」ズルッ
ズデーンッ!!
一同「」
アルミン「ユミル選手コケたぁぁ!!タッチアップしようとして、足が滑ったか!?」
-
- 103 : 2013/11/05(火) 16:43:18 :
グンタ「アウトになれっ!!」ビュッ!
ユミル「やべっ!!戻らねぇと!!」バタバタ
ゲルガー「」パスッ
審判「セーフ」
ユミル「あ、あぶねぇ…」
ジャン「何やってんだユミル!!」
ユミル「さ…!サードが視界を遮ったからタッチアップできませんでしたっ!!」
ゲルガー「!?」
http://howkspride.blog133.fc2.com/blog-entry-1509.html
-
- 104 : 2013/11/05(火) 16:44:39 :
- ミカサ「…せっかくエレンが同点犠飛で盛り上がるところだったのに。
ユミルがベンチに戻ってきたら、ぜひ削がなければならない…」
ユミル「」ゾクッ…
サシャ「なんか今ので、イケイケムードが一気にしぼんだ気がします…。
さっきのスリーベースがチャラになった気分ですよ…」
クリスタ(…何が起きたんだろう…?)←放送席からよく見えなかった
-
- 105 : 2013/11/05(火) 19:42:33 :
~~~~~~~~
ペトラ「」ヒュッ!
審判「フォアボール!!」
サシャ「ふー、きわどかったですね」
ミケ「クソ!」
アルミン「サシャ選手、フルカウントからきわどい球を見送ってフォアボールです!」
ハンネス「どうでもいいけど、サシャ選手ってすごく言いづらいよね?シャア少佐みたいに」
アニ「そのせいで、アニメだとシャア大佐になったらしいですよ」
アルミン「さしゃしょうしゃ、ささしょうさ、さしゃそうさ、あ、言いづらい」
ハンネス「サシャ少佐はマジで言えない(笑)」
キース「貴様ら、遊びすぎだ」
-
- 106 : 2013/11/05(火) 19:43:54 :
クリスタ『1番、ショート、コニー』
~~~~~~~~
ペトラ「」ヒュッ
審判「フォアボール!!」
コニー「うっしゃ!」
アルミン「おっと、ペトラ投手動揺したか?ストレートのフォアボールで、1アウト満塁となりました!」
ミケ「どうしたペトラ?」
ペトラ「すみません、ちょっと焦ってしまって…」
エルド「マズいな、メンタル面が弱ってる。やはりこの大舞台では、ペトラも平常心ではいられないか…」
ミケ「もう余計なことは考えるな。俺の構えたところに、俺の要求する球を投げろ。
打たれたら俺のせい。全部俺に預けて、お前はただ投げればいい」
ペトラ「…分かりました…」
-
- 107 : 2013/11/05(火) 19:46:17 :
クリスタ『2番、サード、ジャン』
ジャン「俺のためにお膳立てご苦労さんだぜ、お前ら」
ユミル「別にお前のためじゃねぇよ。ちゃんと決めろよ!」
ジャン「うるせぇズッコケ女!」
ユミル「」
-
- 108 : 2013/11/05(火) 19:49:24 :
アルミン「さあ、試合も大詰め!1アウト満塁、1点を追うしびれる展開でこの男!
初回、幻のスリーランを演出したジャン・キルシュタインの登場です!!」
観客「ブーブー!!」
ハンネス「手厳しい」
アニ「当然でしょう」
アルミン「ペトラ投手がここを抑えて栄光の胴上げか、はたまた、ジャン選手のバットで
明日へ望みをつなぐのか!?必見です!!」
ハンネス「まだ1アウトなのに、ラストバッターみたいな雰囲気だな」
アニ「ミカサに回ったら、サヨナラ確定ですからね」
ミカサ「ジャン、あなたは黙って見逃し三振で構わない。私に回して」
ジャン「ふざけんな!俺が余計なことをしなきゃ、今頃1点勝ってるんだ!
俺に挽回させてくれ!!」
ジャン「今の俺には、スラッガーの魂が宿っている。しいて言うなら、阪神の新井貴浩の魂がな!!」
マルコ「あ、これもう試合終了フラグですやん…」
-
- 109 : 2013/11/05(火) 20:10:40 :
ジャン「」ザッ…
ミケ(…すごいオーラだな…。どこに投げても打たれそうだ…)
ペトラ(…ミケさんを信じて投げるだけ…!)
審判「プレイ!」
アルミン「今、プレイがかかりました!!この大一番、目が離せない対決です!!」
-
- 110 : 2013/11/05(火) 20:14:57 :
ミケ(…まずは……ここだ!)サッ
ペトラ(…はい…)
ペトラ「」ググッ…
ペトラ「」ヒュッ
ジャン(低い!)
ミケ「」パスッ!
審判「ボール!」
アルミン「初球は縦に変化する球でボールです」
-
- 111 : 2013/11/05(火) 20:19:19 :
ミケ(…次はこれ…)サッ…
ペトラ「」ググッ…
ペトラ「」ヒュッ…
ジャン(俺の得意なコース!もらった!!)
ジャン「だらぁぁぁっっ!!!」ガキーンッ!!
ペトラ「!!」
アルミン「あぁっと、これは!!」
ボール「」ヒュゥゥゥゥゥ…
ユミル「いったか!?」ダダダッ!!
ボール「」ポーンッ
審判「ファール!!」
-
- 112 : 2013/11/05(火) 20:21:25 :
ジャン「ちっ、引っ張りすぎたか…」
アルミン「惜しい、少々切れました。フェアゾーンならサヨナラ確実の打球でしたね」
ペトラ「…さすがね。危なかった…」
ミケ「大丈夫だ、今のはクリーンヒットしても、ファールにしかならん」
ジャン「さぁて、続きと行こうぜ?」
-
- 113 : 2013/11/05(火) 20:22:01 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ペトラ「」ヒュッ
ジャン(これは…!)グッ!
ミケ「」パスッ
審判「ボール!」
ジャン「あぶねぇっ!」
ミケ「見送ったか!」
アルミン「きわどいコースを見極め、フルカウントです!」
ペトラ「しぶといわね…」
-
- 114 : 2013/11/05(火) 20:23:17 :
ミケ「泣いても笑っても、次で決まるぞ!」
エルド「なんでだろう、サヨナラ負けのピンチだってのに、俺は正直あまり緊迫感がない」
ネス「負けても明日あるしな」
モブリット「普通、盛り上げるとしたら、3勝3敗でこういう局面ですよね」
ゲルガー「うちの3勝3分け、どう考えても盛り上がる展開ではないな」
ミケ「余計なこと言ってるな!4連敗する可能性だってあるんだ!勝てるものは勝たなければならない!」
-
- 115 : 2013/11/05(火) 20:24:16 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ジャン「さぁて、決めてやるぜ…」
ミケ(…頼むぞペトラ。ここだ!!)バッ!
ペトラ(信じます!!)コクン
アルミン「サインが決まったようです!」
ペトラ「」ググッ…
アルミン「ピッチャー、振りかぶる!」
ユミル「頼んだぞジャン!」
サシャ「次にミカサがいるとか考えてませんから!」
コニー「お前が打ってヒーローだ!」
ペトラ「えぇーいっ!!」ビュッ
アルミン「投げましたっ!」
ハンネス「どうなる!?」
アニ「…zzz」
ジャン(…俺の魂の一打…)
ジャン「ミカサに捧げるっ!!!!」ガキィンッ!!
一同「!!!!!!」
-
- 116 : 2013/11/05(火) 21:39:50 :
ボテッ…
ジャン「あっ…」
一同「」
アルミン「あっと!!ボテボテのショートゴロだ!!」
エルド「おっし!」パスッ!
エルド「モブリット!!」ヒュッ!
モブリット「はいよっ!」パシッ!
コニー「あぁっ!」ズザザザッ!
アルミン「ショートからセカンドへ送球、二塁封殺で2アウト!」
モブリット「ネス班長!」ヒュッ!
ネス「合点だ!!」パシッ!!
ジャン「あぁ…」ズザザザッ!
審判「アウト!ゲームセット!!!」
アルミン「ゲームセット!!!!!ジャン選手の超絶ゲッツーにより試合終了!!!
日本一は、フライハイツに決定しましたっっっっ!!!!!」
観客「ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
-
- 117 : 2013/11/05(火) 21:42:40 :
ジャン「…そんな…」
ユミル「…なんてこったい…」
サシャ「…辛いゲッツー、まさにツラゲですね…」
コニー「…黙ってミカサに回すべきだったよなぁ…」
ミカサ「…ジャン…」
ジャン「」ビクッ!!
マルコ「おいミカサ…」
-
- 118 : 2013/11/05(火) 21:45:50 :
ミカサ「…残念な結果だけど、これは仕方のないこと。どうか下を見ずにいてほしい…」
ジャン「…ミカサ…」
ミカサ「…今のゲッツーは仕方ない。でも…」
ジャン「?」
ミカサ「初回のアレは許すことができない。あなたが余計なことをしなければ、私達は勝っていた…」ゴゴゴゴゴ…
ジャン「ひいっ!!!」
ミカサ「…教育的制裁!!!!」ドゴォッ!!!
ジャン「ひでぶっ!!」
ユミル「」ソローリ……
ミカサ「ユミル」
ユミル「はいっ!!」
ミカサ「…次はあなたの番。楽しみに待っていて…」ニゴォッ
ユミル「ひいぃぃぃぃぃぃっ!!!」ガタガタ
『エンディングテーマ・ツライングゲット(新井貴浩のツラゲ集)』
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19281916?ref=search_key_video
サビの部分爆笑
-
- 119 : 2013/11/05(火) 22:13:29 :
フライハイツ「わーっしょい!!わーっしょい!!」
アルミン「フライハイツ、歓喜の胴上げです!!」
エレン「はぁ…」
キース「つまらないミスばかりで、勝てる試合を落としたな」
エレン「…はい…」
キース「…悔しいか?」
エレン「…ぐやしいでずっ!!!」ポロポロ…
ミカサ「…エレン…」
エレン「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!ちくしょおぉぉぉぉぉぉっ!!!」ブワッ!!
キース「…その悔しさを、来季戦う原動力に変え、練習に励むのだな!」
エレン「…うぅ……。…はい…!!!」グスッ…
-
- 120 : 2013/11/05(火) 22:15:54 :
エレン「…よしっ!!」グイッ!
ミカサ「エレン?」
エレン「今から走ってくる!!俺達の反撃は、これからだ!!!!!」
ミカサ「…うん…」
エレン「行ってくるぜミカサ!!」ダッ…!
ミカサ「…いってらっしゃい…」
-
- 122 : 2013/11/05(火) 22:16:46 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
………レン
…エレン
ミカサ「エレン!」
エレン「はっ!」
ミカサ「起きて。もう帰らないと日が暮れる」
エレン「…あれ?ミカサ、お前髪が伸びてないか?」
ミカサ「?」
エレン「…」
ミカサ「そんなに寝ぼけるまで熟睡していたの?」
エレン「イヤッ…。なんかすっげー長い夢…というか悪夢を見ていた気がするんだけど…。
何だったっけ?思い出せねぇなぁ…」
ミカサ「エレン!?」
エレン「?」
ミカサ「…どうして泣いてるの…?」
エレン「…え!?」ブワッ!!
進撃の日本シリーズ第7戦・完
-
- 123 : 2013/11/05(火) 22:19:28 :
-
さて、これにて終了です。
第1話のこのシーンについて様々な考察がなされていますが、
自分的にはこうだったのではないかと解釈しています。異論は認める。
SSなのに動画に頼りまくるという斬新というかルール違反というか…
1試合の中に何個も珍プレーぶっこむのは限度があるな
感想・苦情等はこちらまで。最後までありがとうございました<m(__)m>
-
- 125 : 2013/11/05(火) 23:28:09 :
- 面白かったです!!!杉内の骨折だけは覚えててなんか笑っちゃったw
-
- 126 : 2013/11/06(水) 00:43:05 :
- 動画もおもろかった
乙ー
-
- 129 : 2013/11/06(水) 18:52:00 :
- 乙です☆
笑わせてもらったょwww
-
- 131 : 2013/11/17(日) 21:56:44 :
- ミケが一番良い選手に思える。
メンタル的にも。
-
- 133 : 2013/11/24(日) 02:53:51 :
- さいこーでした
-
- 135 : 2014/03/11(火) 02:12:22 :
- >>10
ニールさんやないですかwwwww
面白かったです!
-
- 136 : 2014/09/20(土) 15:12:48 :
- 久しぶりに見ましたがやはり面白いwwww
お疲れさまでした!
-
- 137 : 2020/10/14(水) 14:32:00 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
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害悪ユーザーカグラ
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害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
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害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
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【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
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