かしこいユミル
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- 1 : 2013/11/02(土) 10:38:32 :
- ユミル 三女
ペトラ 次女
リコ 長女
ライナー 人食い大男
ミタビ 第一王子
リヴァイ 第二王子
ベルトルト 第三王子
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- 2 : 2013/11/02(土) 10:49:32 :
- むかし、あるところに、男とおかみさんがおりましたが、あんまり子供がたくさんいて、みんなに食べさせことができなかったので、下の3人の女の子を、森の中に捨てました。3人はどんどん、どんどん歩いて行きましたが、どこまで行っても、家一軒見つかりません。そのうちに、あたりは暗くなり、お腹もすいてきました。そのとき、やっと明かりがひとつ見えたので、行ってみると、家が一軒ありました。3人が戸を叩くと、中から女の人が出てきて、
ミーナ 「何の用?」と、聞きました。
ユミペトリコ 「お願いですから、中に入れて、何か食べるものをください」と、3人は言いました。
ミーナ 「残念だけど、うちの人は、人食いの大男だから、見つかったら殺されてしまうよ…………」
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- 3 : 2013/11/02(土) 10:53:56 :
- それでも、3人は
「ほんのちょっとだけでいいから、休ませてください。あなたの旦那さんが帰ってくるまでには、きっと出ていきますから。」と、一生懸命頼みました。
そこで、女の人は、3人を中に入れ、火の前に座らせ、パァンとミルクをくれました。
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- 4 : 2013/11/02(土) 11:48:25 :
- パァンてww
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- 5 : 2013/11/02(土) 12:56:37 :
- ところが、3人が、食べ物に口をつけようとしたとたん、表の戸をガンガンと叩く音がして、恐ろしい声が響きました。
ライナー 「ブルルル ブルルル ブルッ ブルッ
におうぞ におうぞ
人間の血のにおいがする
おい、ミーナ、そこに誰かいるのか?」
ミーナ 「ああ、いるっちゃいるけど。」と、おかみさんは答えました。
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- 6 : 2013/11/02(土) 20:31:04 :
- ミーナ 「ちっぽけな娘っ子が3人、腹をすかせて、凍えているのさ。すぐ出ていくからね。ライナー、手をダサナイデネ。」
大男は、何も言いませんでした。そして、晩ごはんをどっさりたいらげると、3人に泊まっていくようにと言いました。
さて、この大男にも、娘3人あったのですが、3人の女の子の子たちは、大男の娘と同じベッドで寝ることになりました。
ところで、3人の女の子たちのうち、一番年下の子は、名前をユミルといって、とてもかしこい子でした。ユミルは、みんなが寝床に入る前、大男が、自分と二人の姉さんの首にはワラのなわを、大男の娘の首には金の鎖をまいたのに気がつきました。
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- 7 : 2013/11/04(月) 19:52:48 :
- そこで、気をつけてねむらずにいて、だれもがぐっすり寝込むまで待ちました。それから、そうっと布団からすべりだし、自分と姉さんの首からなわをはずし、大男の娘たちの首から金の鎖をはずしました。そして、大男の娘たちの首になわを、自分と姉さんの首に金の鎖をまいてから、また布団にもぐりこみました。
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- 8 : 2013/11/06(水) 17:38:13 :
- 支援!
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- 9 : 2013/11/17(日) 20:29:37 :
- 大男は、ユミルたちが眠ったと思い、縄がついている自分の娘たちをこん棒で殴り殺しました。
ユミルは、すきを狙って、お姉さんたちを起こし姉さんたちと家から逃げました。
ユミル 「大男、ザマァwww」
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