この作品は執筆を終了しています。
エレン「氷の大地」上
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- 1 : 2013/10/31(木) 16:40:36 :
- クザン「進撃の巨人?」の続き
ネタバレ注意
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- 2 : 2013/10/31(木) 16:46:16 :
- 現在公開可能の情報
進撃の巨人の世界にクザンが紛れ込んだ
クザンは現在、体力も運動能力も身長もすべて低下している(それでも身長は2m以上ある)
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- 3 : 2013/10/31(木) 18:14:43 :
- クザン「久しぶりだな、裁判はどうだった?」
エレン「調査兵団の人たちのおかげで首の皮一枚つながったって感じだ」
エレン「それよりなんでクザンがここにいるんだ?」
クザン「俺か?俺は団長に呼ばれたんだ」
ガチャ
ハンジ「あなたがクザンだね、エルヴィンは向こうにいるよ」
エレン(団長が…クザンになんのようなんだ?)
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- 4 : 2013/10/31(木) 18:20:57 :
- ハンジ「はじめまして、私の名前はハンジ・ゾエ」
クザン(確か奇行種って呼ばれてたやつだな)
ミケ「スン スン」
ハンジ「気にしないで、彼は初対面の人の匂いを嗅いでは…」
ミケ「ふんっ」
ハンジ「鼻で笑う癖がある……まあ、深い意味はないよ」
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- 5 : 2013/10/31(木) 18:30:02 :
- エルヴィン「はじめまして、クザン訓練兵だね?」
クザン「あんたは一度見たことあるな(なんか横から殺気を感じるぞ…)」
リヴァイ(あいつ…この間の…)ギロ
シカモナンダアノシンチョウハ、ミセツケヤガッテ
エルヴィン(丸聞こえだよ…リヴァイ)
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- 6 : 2013/10/31(木) 19:55:16 :
- エルヴィン「ご察しのとおりあなたを呼んだ理由はエレンのことです」
エルヴィン「まず、エレン・イェーガーの身柄は、そこにいるリヴァイに任せています」
クザン「上官だろ、新兵に敬語なんて使うなよ」
エルヴィン「ああ、私より年上なもんでつい…お言葉に甘えるとしよう」
エルヴィン「万が一エレンが暴走したときはリヴァイが始末することになる…」
クザン「・・・・・・」
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- 7 : 2013/10/31(木) 21:27:34 :
- エルヴィン「しかし、彼を失うのは人類にとって大きな損害だ……そこで、あなたの持つ凍らせる力を使えば、彼を傷つけること無く止めることが出来る」
クザン「・・・・・・」
エルヴィン「あなたには、リヴァイ率いる特別班、リヴァイ班に配属してもらいたい」
エルヴィン「あなたの活躍は、こちらの耳にも入っている、巨人を凍らせ、数時間壁を塞ぐこともできる、その力を我々人類のために使って欲しい…」
クザン「・・・・・・」
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- 8 : 2013/10/31(木) 21:34:57 :
- エルヴィン「・・・・・・」
クザン「カー ゴー」
リヴァイ「おい、エルヴィン…こいつ…寝てるぞ…」
エルヴィン「………ちゃんと聞いていたか?」
クザン「………ん?、ああ、聞いてた聞いてた…あれだろ?ほら…俺が巨人を凍らせて、それをかき氷にしてみんなで美味しくいただこうって…「「違う」」
クザン「まあ、どんまい…そういう時もある」
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- 9 : 2013/11/02(土) 14:05:15 :
・・・説明中・・・
クザン「調査兵団団長の頼みを断るわけにはいかねえな」
エルヴィン「助かる…(最初からちゃんと聞いていたらもっと助かるんだが…)」
エルヴィン「…では、後日、旧調査兵団本部に移動してもらう」
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- 10 : 2013/11/02(土) 14:34:01 :
- 当日
オルオ「旧調査兵団本部、古城を改装しただけあって、趣とやらは一人前だが、こんなに壁と川から離れた本部なんてのは、所詮は調査兵団には無用の長物だ」
オルオ「しかし、お前を囲っておくには最適の物件だ」
エレン「・・・・・」
オルオ「調子に乗るなよ新兵」
エレン「はい?」
オルオ「巨人だが何だか知らんがお前のような青臭いガキにリヴァイ兵長がつきっきりnガチ ブシャ
オルオ「おごおおおおお」
クザン「おいおい、大丈夫kガチ
クザン「ぐああああああ」
リヴァイ「何がしたいんだ、お前ら… 」
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- 11 : 2013/11/02(土) 14:56:36 :
- ペトラ「乗馬中にペラペラ喋ってたら舌も噛むよ」
オルオ「新兵のやつ、俺の迫力に、ビビってやがったぜ」
ペトラ「オルオがあんまりまぬけけなんでビックリしたんだと思うよ…」
オルオ「なんにせよ…俺の思わく通りだな」
ペトラ「昔はそんな喋り方じゃなかったよね」
ペトラ「もし仮に、それがリヴァイ兵長の真似してるんなら本当にやめてくれない別に共通点とかないから…」
オルオ「俺を束縛する気か?ペトラ、俺の女房を語るにはまだ必要な手順を踏んでないぜ…」
ペトラ「舌噛み切って死ねばよかったのに」
クザン「おい、エレン、あれは俺にも向けられている言葉だと思うか?」
エレン「違うと思うけど…」
クザン「…ならいい」
エレン(なんでお前までリヴァイ兵長の真似してるんだよ)
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- 12 : 2013/11/02(土) 15:08:37 :
- エレン(あの人たちが特別作戦班、通称リヴァイ班…)
ペトラ・ラル 巨人討伐数10体、討伐補佐数48体
オルオ・ボザト 討伐39体 討伐補佐9体
エルド ジン 討伐14体 討伐補佐32体
グンタ シュルツ 討伐7体 討伐補佐40体
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- 13 : 2013/11/03(日) 10:10:30 :
- 面白い!
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- 14 : 2013/11/03(日) 10:41:15 :
- コメントありがとう
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- 15 : 2013/11/03(日) 10:42:49 :
- 続きキターー!
支援
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- 16 : 2013/11/03(日) 10:51:19 :
- エレン(紛れもなく全員が精鋭中の精鋭…万が一俺が暴走したときは、この人たちに殺されることになる…)
エレン「そういえばクザンは、あの初陣でかなり活躍したって聞いたけど、討伐数はいくらぐらいなんだ?)
クザン「そうだな…結構倒したし…1,2,3,4……わからねえがぼちぼちだ」
エレン「そのくらいちゃんと数えろよ」
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- 17 : 2013/11/03(日) 10:57:29 :
- エルド「しかし、この建物、予想以上に荒れてますね」
リヴァイ「それは忌々しき事態だ…早急に取り掛かるぞ」
・・・掃除開始・・・
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- 18 : 2013/11/03(日) 11:15:14 :
- エレン「・・・・・」
ペトラ「失望したって顔だねエレン」
エレン「はい?」
ペトラ「あ、エレンって呼ばせてもらうよ、リヴァイ兵長に習って」
エレン「はあ…失望って顔してましたか?俺…」
ペトラ「珍しい反応じゃないよ、世間が言うような完全無欠の英雄には見えないでしょ?」
ペトラ「思いのほか小柄だし、神経質で粗暴で、近寄り難い」
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- 19 : 2013/11/03(日) 12:10:15 :
- エレン「いえ、おれが意外だと思ったのは…上の取り決めに対する従順な姿勢です」
エレン「誰の指図も意に介さない人だと…」
ペトラ「私もよく知らないけれど…以前はそのイメージに近い人だったのかもね…」
ペトラ「リヴァイ兵長、調査兵団に入る前は、都の地下街で有名なゴロツキだったって」
エレン「そんな人が…なぜ?」
ペトラ「何があったか知らないけど…エルヴィン団長に下る形で、調査兵団に連れてこられたって聞いたわ…」
エレン「団長に?…」
ペトラ「詳細は[進撃の巨人リヴァイ外伝「悔いなき選択」]で、楽しみだねエレン」
エレン「何の話ですか?」
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- 20 : 2013/11/03(日) 12:23:55 :
- リヴァイ「おい、クザン」
クザン「何か用か?トラファルガー……リヴァ長」
エレン、ペトラ(リヴァ長!?)
リヴァイ「あそこは、お前の担当だったな」
リヴァイ「全然なってない、全てやり直せ」
クザン「あらら、結構頑張ったのになぁ…どこが行けなかったんだ?」
リヴァイ「ほう、あれで頑張ったか…」
リヴァイ「お前には躾が必要だ…こい、俺が掃除というものを徹底的に教えてやる」
クザン「むちゃくちゃじゃないっすか…」
エレン(確かに…少し失望したな…)
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- 21 : 2013/11/03(日) 13:38:56 :
- リヴァイ「ペトラ、今何時だ?」
ペトラ「えーと…ちょうど3時です」
サンジ「レディーが俺を呼ぶ声がした」
クザン「呼んでねえから帰れ」
リヴァイ「何だ?今のやつは」
クザン「前回から続く執筆者の暇つぶしだ」
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- 22 : 2013/11/03(日) 13:45:49 :
- クザン「もう3時か…リヴァ長、ちょっと用事があるんで先に抜けてもいいか?」
リヴァイ「用事?」
クザン「ちょと奇行種さんに呼ばれてるんだ」
リヴァイ「奇行種…ハンジか…まあ、いいだろう」
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- 23 : 2013/11/03(日) 14:01:44 :
- ハンジ「急に呼び出してごめんね」
クザン「まあ、別に構わねえよ、奇行種さん」
ハンジ「ハンジだよ…わざといってない?」
クザン「で…こいつらが例の…」
ハンジ「そうだよ、この子達がこの前の作戦で捕獲した巨人だ」
ソニー、ビーン「ハァハァハァ」
ハンジ「可愛いでしょ?こっちがビーンで、こっちがソニー」
クザン「………まあ、可愛いとは、思えねえが…」
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- 24 : 2013/11/03(日) 14:09:26 :
- ハンジ「大抵の実験は済ませてあるけど、基本的にすることは私のサポートだね」
ハンジ「みんな変わってるからこの作業をやりたがらないんだよね」
モブリット(変わってるのはあなたの頭ですよ)
ハンジ「でも君なら体の一部が損傷しても、食べられてもすぐに元に戻るからね」
クザン「ひどい理由だな…」
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- 25 : 2013/11/03(日) 15:51:20 :
- ハンジ「じゃあ、早速始めるよ」
ハンジ「まずはいつもどおり意思の疎通ができるかの実験だ…まず私がビーンで手本を見せるから、君はソニーの方を頼むね」
ハンジ「こんにちわ、調子はどう?お腹すいてない?」
モブリット「分隊長、近すぎです」
ビーン「ガブ」
ハンジ「うわ、あぶねー」
ハンジ「と、まあ、こんな感じで」
クザン「・・・・・・」
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- 26 : 2013/11/03(日) 16:03:06 :
- クザン「よお、調子はどうだ?今日は天気gガブ
モブリット「頭が食われた…分隊長、大丈夫なんですか?あの人」
クザン「実験失敗だ…」パキパキ
ハンジ「うわー、聞いた通り本当に食われても再生するんだね、今度ちょっと調べてもいいかな?」
クザン「勘弁してくれ…」
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- 27 : 2013/11/04(月) 10:14:18 :
- ハンジ「じゃあ、次は巨人の体内を探索してもらうね」
クザン「誰が?」
ハンジ「誰がって?勿論クザンがだよ」
ハンジ「報告では君が巨人に食われてもまた体内から出てきたってあるし」
モブリット(分隊長、どんどん扱い方がひどくなってる…)
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- 28 : 2013/11/04(月) 10:19:39 :
- ハンジ「実験開始」
クザン「ちょっとごめんよ、中見せてもらうからな」
バク
クザン「おっと、あぶねえなー、顎凍らしておくか」
・・・探索中・・・
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- 29 : 2013/11/04(月) 10:29:44 :
- ハンジ「どうだった?」
クザン「腹の中にこんなのあった」腐りかけた腕
兵士「うっぷ」
ハンジ「う~ん、これはこの子達が食べた人の腕だね」
モブリット「腐りかけていて誰のかもうわかりませんね」
ハンジ「はぁ~、私も巨人のお腹の中を覗いてみたいな~」
ハンジ「そうだ、さっきみたいにクザンが顎を凍らせて入ればいいんだ、もう一回やってくれない?」
クザン「勝手にやってくれ」
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- 30 : 2013/11/04(月) 10:44:43 :
- 旧調査兵団本部
エルド「と言うことは、お前にもその巨人の力については、あまり知らないんだな?」
エレン「はい、なんでこんな力を持ってるのかもわからないんです…」
グンタ「どうやったら巨人になるんだ?」
エレン「きっかけは自傷行為です、こうやって自分の手を噛み切れば…(あれ?そういえばなんでこれだけは知ってるんだ?)」
リヴァイ「なんにせよ、内地のやつらに体をいじくりまわられるよりましだろ……あいつは、黙ってねえだろうがな…」
エレン「あいつ?…」
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- 31 : 2013/11/04(月) 10:53:13 :
- ドン
ガチャ
ハンジ「いてて、ありがとうペトラ」
リヴァイ「…早かったな」
ハンジ「そりゃ~明日の実験が楽しみだしね」
エレン「あの、巨人の生態実験て何をするんですか?」
!
オルオ「よせ」
ハンジ「やっぱり?聞きたそうな顔してると思った」
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- 32 : 2013/11/04(月) 10:58:16 :
- ガタッ ガタッ ガタッ ガタッ ガタッ
バタン
エレン「?」 クザン「…グー…」
ハンジ「まずはこの間捕獲した巨人、ビーンとソニーの話だ」
・・・省略・・・
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- 33 : 2013/11/04(月) 11:14:51 :
- ハンジ「私にとって、巨人との交流は普段の疲れを忘れさしてくれる程、充実した時間になった」
エレン「なんでハンジ分隊長は、巨人を前にしてそんなに平然としていられるんですか?」
ハンジ「私も昔は、ただ感情の限りに巨人を殺していた、そんな時、3m級の首を蹴飛ばした時、驚いた…」
ハンジ「軽かったんだよ以上に…エレンが巨人化した時も何もないところから突然現れたと聞く」
ハンジ「そこでふと思った、私たちが考えたことと本質は違うんじゃないかと…だから私は巨人をもっと別の視点から見てみようと思ったんだ」
-
- 34 : 2013/11/04(月) 11:25:07 :
- エレン(ここに来てから脅かされてばかりだ、これじゃまるで変人の集まりだ)
エレン(だが、何かを変える為には普通とは違う考えを持たなくてはならない…)
クザン「…グーガー…」
エレン(あれも違う意味で変態だが…)
エレン「ハンジさん、もっと詳しく聞かせていただけませんか」
ハンジ「え、そ、そうだね今のは色々と省略してたし…」
ハンジ「まず、私はこう仮設してみた」
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- 35 : 2013/11/04(月) 11:30:33 :
- 翌朝
ハンジ「と、まあこれくらいは君も訓練兵の時に教わっただろう?」
エレン「は、はい…そうですね…」
ハンジ「これを私的にまとめたのが「分隊長」
モブリット「被検体が、殺されました」
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- 36 : 2013/11/04(月) 11:39:09 :
- ハンジ「うわあああああああ…ソニー、ビーン、嘘だと…嘘だと言ってくれーーー」
エルド「貴重な被検体を…」 グンタ「誰がこんなこと…」
オルオ「見ろ、ハンジ分隊長がご乱心だ…」 ドゴッ
リヴァイ「あとは憲兵団の仕事だ、行くぞ」
エルヴィン「君には何が見える?敵は、なんだと思う?」
エレン「え?」
エルヴィン「すまない…変なことを聞いた」
エレン「・・・・・・」
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- 37 : 2013/11/05(火) 18:10:18 :
- リヴァイ「さっきの一件で実験は延期になった、今日は訓練にする」
エレン(リヴァイ班の人達との初めての訓練だ、楽しみだなー)
バシュ ザシュ バシュ
エレン(流石はリヴァイ兵長に選ばれた精鋭、全員すごい腕だ。俺も見習おう)
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- 38 : 2013/11/05(火) 18:18:04 :
- エルド「対人格闘か、手加減しないぞエレン」
エレン「対人格闘には自身があるんです。負けませんよ」
エルド「ハハハ、言うなー」
ペトラ「兵長はクザンとするのか」
グンタ「クザンがどれだけ兵長に対抗できるか、見ものだな」
リヴァイ「さっさと始めるぞ」
クザン「そんなこと言って、やる気まんまんだねー」
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- 39 : 2013/11/06(水) 16:20:17 :
- ガッ ドッ ガツン
グンタ「すごいなクザン、リヴァイ兵長と互角に渡り合っている」
リヴァイ「なかなかやるな、だが」
リヴァイ「ふん」ヒュ ゴッ
クザン「!!!ぐは、」
クザン「おいおい、まじか(こいつ…俺を殴れるのか。まさか…こいつ、覇気使いか)」
クザン「…さすが人類最強だ」
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- 40 : 2013/11/06(水) 16:25:43 :
- 現在公開可能の情報
覇気を使える調査兵団
リヴァイ 武装色
ミケ 見嗅色(見聞色)
エルヴィン 覇王色
ハンジ 奇行種
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- 41 : 2013/11/06(水) 16:33:43 :
- クザン(まさか、覇気を使えるやつがいるとは。
これから気を付けないとな)
リヴァイ「これで今日の訓練は終わりだ。明日は自由行動とする。
今日延期になった実験は明後日行う。異常だ」
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- 42 : 2013/11/06(水) 16:42:19 :
- エレン「自由行動か、久しぶりにあいつらに会いに行こう」
オルオ「何言ってんだお前は」
エレン「え?」
リヴァイ「お前は明日もここにいてもらう。
勝手にうろちょろされて何かあれば面倒だからな」
エレン「そんな…」
ペトラ「ごめんね、でもエレンのためでもあるんだよ」
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- 43 : 2013/11/06(水) 17:14:08 :
- エレン「俺だけ外出禁止かー…」
クザン「仕方ない、まだお前のことを危険人物だと思っている奴らもいっぱいいるんだ」
エレン「クザンは何か用事があるのか?」
クザン「団長やピクシス指令に呼ばれてる」
エレン「何かあったのか?」
クザン「たいしたことじゃない。ちょっとした資金集めだ」
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- 44 : 2013/11/06(水) 17:17:15 :
- 翌日
ピクシス「よく来てくれたのう」
クザン「久しぶりです」
エルヴィン「早速だが、一働きしてもらおう」
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- 45 : 2013/11/06(水) 17:28:32 :
- クザン「この池の水を?」
ピクシス「そうじゃ、お主にとっては普通のものかもしれんが、我々にとって、氷はかなり貴重なものじゃ」
エルヴィン「これだけの水を全て氷に変えれば、かなりの金額になる。
調査兵団の活動費にもなるし、次の壁外調査にもつながる」
クザン「…なるほどな…」
クザン「アイスエイジ」パキキ
ピクシス「見事じゃ」
エルヴィン「不思議だ…冬でもないのに池が凍るなんて…」
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- 46 : 2013/11/06(水) 17:40:19 :
- エルヴィン「よくやってくれた。あとはこちらで運んでおこう…」
ピクシス「すまんがもう一つ仕事を引き受けてくれんか?」
クザン「?」
ピクシス「実は内地の貴族の所に届けるはずの氷が溶けてしまってな。
一緒に届けてくれんか?」
クザン「俺は構いませんが…」チラ
エルヴィン「夜までに帰れでば問題ない。
幸いここは内地だしそうかからないだろう」
ピクシス「助かる」
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- 47 : 2013/11/06(水) 17:56:15 :
- ピクシス「すまんかったのう、おかげで大事にはならなかった」
クザン「この世界でも貴族が大きな力を持っているようですね」
ピクシス「貴族たちのわがままに付き合うのも楽じゃないんじゃが…
あやつらは巨人と人類の秘密について何か知っているはずじゃ…王政が、隠している秘密についてのう…」
クザン「こっちの世界にも、世界貴族[天竜人]というのがいます。
そいつらと同じようなものなら、何か知っているはず…」
クザン「じゃあ、俺はこれで帰らせてもらいます」
ピクシス「おお、またの」
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- 48 : 2013/11/06(水) 18:07:31 :
- 翌日
ハンジ「じゃあ、あいずを送るからそれを確認したら巨人化してね」
エレン「この大穴は?」
ハンジ「万が一君の自我がなかった時、抑えるのに君が穴の中で巨人化してくれた方が効率がいいからね」
リヴァイ「暴れたときは、俺たちがお前を力ずくで抑える。
だが最悪お前を殺すことになるかもしれん、よく覚えておけ」
エレン「は…はい」
クザン「まあ、心配しなさんな。俺もいるんだ、死にはしないと思う」
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- 49 : 2013/11/06(水) 18:12:05 :
- バシューン
エレン(あいずだ…)ガリ
(!?)
ハンジ「どうしたんだろう…あいずが見えなかったのかな?」
エレン「すみません…巨人化…出来ません…」
「!!?」
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- 50 : 2013/11/07(木) 20:26:01 :
- リヴァイ「自分で噛んだ手の傷も治らねえのか?」
エレン「……はい…」
リヴァイ「巨人化できないとなると、ヴォールマリアを塞ぐという大義もクソもなくなるな…
命令だ…なんとかしろ」
エルド「そう気を落とすなエレン…」
エレン「……しかし…」
オルオ「まあ、思ったよりお前は人間だったってことだ」
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- 51 : 2013/11/07(木) 20:33:53 :
- エルド「焦って命を落とすよりましだ…」
グンタ「慎重がすぎるってことはないだろう…」
オルオ「・・・・・」
クザン「…グー…」
エレン(なんでこんなに落ち着いていられるんだ?
俺が巨人化できなくてもいいのか?)
エレン「いて、」カチャン
エルド「大丈夫か?」
エレン「……はい」
エレン(スプーンを落とした…)スッ
カッ
-
- 52 : 2013/11/07(木) 20:44:09 :
- 「なんだ?今の爆発は?」
エレン「え?」 中途半端な巨人体
エレン「なんで………今頃…」
リヴァイ「………落ち着け…」
エレン「……リヴァイ兵長?」
リヴァイ「落ち着けと言ってる…お前ら
!!!
-
- 53 : 2013/11/07(木) 20:56:18 :
- リヴァイ「落ち着けお前ら…クザンを見習ってみろ」
クザン「…グー…グー…」
エレン(兵長…それは単に寝てるだけです…)
グンタ「俺たちに…人類に敵意がないことを証明してくれ」
エレン「え?」
グンタ「証明してくれ早く」
オルオ「その腕をピクリとでも動かしてみろ。その瞬間、お前の首が飛ぶ。
できるぜ、俺なら」
ペトラ「兵長、エレンから離れてください」
リヴァイ「いや、離れるのはお前らだ…」
ペトラ「なぜですか?」
リヴァイ「俺の感だ」
エルド「どうなんだエレン」
エレン「ちょっと、黙ってて下さいよ」
-
- 54 : 2013/11/07(木) 21:06:35 :
- ハンジ「エレーーンその腕触っていい?」
エレン「ハ、ハンジさん」
ハンジ「いいでしょ」
「あっちー」
ハンジ「皮膚がねえとすっごく熱いぜーーー」
モブリット「分隊長、生き急ぎすぎです」
エレン(そうだ、この腕を抜けば…)ググッ
オルオ「何をするつもりだ」
!
オルオ(足が…凍って動かねえ…)
クザン「・・・・・・・」
ズボ
リヴァイ「気分はどうだ?」
エレン「あまり……よくありません」
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- 55 : 2013/11/07(木) 21:26:01 :
- エレン「実際に敵意を向けられるまでは、知りませんでした…
あそこまで…俺を信用していないとは…」
リヴァイ「当然だ…そういうやつらだからこそ選んだ」
リヴァイ「巨人と対峠するときはいつも情報不足だ…
ならば務めるべきは迅速な行動と、最悪を考えた非情な決断だ。
だがあいつらにも血も涙も失ったわけじゃない…お前に刃を向けたのにも何も感じないわけにも、いかんだろう…」
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- 56 : 2013/11/08(金) 17:48:32 :
- ハンジ「これに見覚えあるかい?巨人化した君の腕がこれを掴んでいた」スプーン
エレン「それをつかもうとした瞬間巨人化しました」
ハンジ「巨人を殺す、砲弾を防ぐ、岩を持ち上げる、いずれも明確な目的があった。
おそらく、自傷行為だけでなく、何かしらの目的がないとダメみたいだね」
エレン「……確かに…今回の巨人化は、砲弾を防いだときと似ていました。
だけど…スプーンを拾うために巨人化するなんて…
本当になんなんだ?この力は…」
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- 57 : 2013/11/08(金) 18:03:54 :
- グンタ「つまり、お前が故意にやったわけじゃないんだな?」
エレン「はい」
コクン ガリ ガリ ガリ ガリ
ハンジ「えー!」
エルド「痛て、…エレン、お前こんなのよく噛み切れるな」
グンタ「俺たちの判断が間違ってた」
エレン「え?」
オルオ「お前を抑えるのが俺たちの仕事なんだからな。
調子に乗るなよガキ」
ペトラ「ごめんエレン、私たちビクビクしてて、間抜けで失望したでしょ…
それでも…私たちはあなたに頼るし、あなたも…私たちに頼って欲しい…」
ペトラ「だから……私たちを信じて」
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- 58 : 2013/11/08(金) 18:18:34 :
- 地下室
クザン「まあ、なんというか…災難だったな、今日は…」
エレン「最初はな…俺は全然信用されてないと思ったけど…最後のリヴァイ班のみんなの言葉で安心したよ。
みんないい人たちだな。あいつらにも…合わせてやりたい。
あいつらは何をしてるだろう?」
クザン「元気にしてるだろう…
あらら、もうこんな時間だ…そろそろ戻るか」
エレン「そういえばずっとその腕輪付けてるけど、そんなに大切なものか?」
クザン「これか?こっちに来た時からずっとついてるんだ。
取れないからし、めんどくさいからそのままにしてる」
エレン「いやいや、絶対なんか呪われてるよ…それ」
-
- 59 : 2013/11/08(金) 18:35:22 :
- 火葬
ジャン(みんな、後悔してる…最初からこんな地獄だと分かっていたら…兵士なんて選ばなかった…
精根尽き果てた今…頭にあるのはそればっかりだ)
ジャン「なあマルコ、もうどれがお前の骨だったかわからなくなったよ…」
ジャン(兵士なんかにならなければ、次は誰が死ぬかなんて考えなくてすんだのに…
分かってんだよ…だがな…誰もがお前みたいな死に急ぎ野郎にはなれないんだよ…)
(マルコ「怒らずに聞いて欲しいんだ、ジャンは強い人ではないから…弱い人の気持ちが理解できる…それでいて、現状を正しく理解できるから…今何をすべきか良く分かるだろ?」)
ジャン「今…何をすべきか……」
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- 60 : 2013/11/12(火) 17:42:38 :
- ジャン「おい、お前ら…所属兵団は何にするか決めたか?
俺は決めたぞ…俺は………俺は調査兵団に入る………)
-
- 61 : 2013/11/12(火) 17:43:08 :
- 間違えた
-
- 62 : 2013/11/12(火) 18:29:31 :
- 104期生入団式
エルヴィン「私は調査兵団の団長、エルヴィン・スミス。
所属兵団を選択する今日私が諸君らに話すのは調査兵団への勧誘だ。
今回の襲撃で諸君らは巨人の恐怖も己の力の限界も充分に知ってしまっただろう…
しかし、人類はこの戦いで、今までにない程勝利へと前進した。そしてエレン・イェーガーの存在だ。
彼の住むシガシンナ区の地下室では、我々の知らない巨人の謎がある。その地下室にたどり着きさいすれば100年にも続く巨人との戦いを脱却する手がかりが掴める」
ライナー「地下室だと?
エルヴィン「しかし、今回の襲撃で我々が四年の歳月を掛けて作った大部隊の行路が無駄になってしまった。
その四年で調査兵団の6割が死んだ…四年で6割だ…正気の沙汰じゃない数字だ…
今期の新兵にも、一ヶ月後の壁外調査に参加してもらう…死亡する確率は3割といったところだろう…しかし、これを超えた者が優秀な兵士になる。
…この惨状を知ったうえで自分の命を落としてでもやるという者はここに残ってくれ…自分に聞いてみてくれ…
人類のために…本気で心臓を捧げる覚悟があるかを」
-
- 63 : 2013/11/14(木) 21:43:55 :
- 見てるぞ\\\
-
- 64 : 2013/11/14(木) 21:44:08 :
- \\\\\\www
-
- 65 : 2013/11/14(木) 21:44:20 :
- 面白い
-
- 66 : 2013/11/15(金) 15:19:10 :
- 久しぶりにたくさんコメントありがとう
-
- 67 : 2013/11/15(金) 15:40:27 :
- ザッ ザッ ザッ ザッ
ジャン「………………くそ、………………」
ザッ ザッ ザッ ザッ
ジャン(……決めたんだ…これ以上……自分を嫌いにさせないでくれ…)
ザッ ザッ ザッ ザッ
サシャ(ここから動かないと……また…)
ザッ ザッ ザッ ザッ
コニー(俺は元々憲兵団に入るためここに来たんだ。
母ちゃん喜ぶぞ。村のみんなだって、おれを見直すだろう)
ジャン(俺たちはもう知ってるはずだ……巨人がどうやって人を食べるのかを…)
(ウオオオオオオォォォォォォ)
-
- 68 : 2013/11/15(金) 15:46:19 :
エルヴィン「君たちは死ねと言われたら死ねるか?」
「死にたくありません」
エルヴィン「そうか………みんないい表情だ……
ではここにいる全員を、調査兵団に任命する。これが本当の敬礼だ。心臓を捧げよ。」バッ
「「「ハッ」」」バッ
-
- 69 : 2013/11/15(金) 15:52:10 :
- 数日後
エレン「あいつら………」
エレン「オルオさん、少し同期と話してきてもいいですか?」
オルオ「ちっ、さっさといけよ」
-
- 70 : 2013/11/15(金) 16:02:42 :
- エレン「アルミン、ミカサ」
アルミン「!、エレン」
エレン「久しぶりにあった気がするぞ」
ミカサ「エレン、何か酷いことされてない?精神的な苦痛を受けたとか、体中を調べられたとか」
エレン「ねえよそんなの」
ミカサ「あのチビは調子に乗りすぎた。いつか私がしかるべき報いを…」
エレン「まさかそれ、リヴァイ兵長のことじゃないだろうな」
クザン「だって、どうする?リヴァ長」
リヴァイ「うるせえ」
-
- 71 : 2013/11/15(金) 19:41:55 :
- ww
-
- 72 : 2013/11/16(土) 14:45:29 :
- コニー「よおエレン」 サシャ「久しぶりですね」
エレン「みんな揃って、でも、ここにいるってことはみんな調査兵に…」
コニー「他に何があるっていうんだ?」
エレン「じゃあ、憲兵団に行ったのはアニとジャンとマルコだけか…」
エレン「!、まさか…お前まで」
ジャン「マルコは死んだ。
だれも劇的に死ねるってわけじゃないみたいだぜ…マルコは、誰も見てない所で人知れず死んだんだ。」
エレン「……マルコが……」
-
- 73 : 2013/11/16(土) 14:54:09 :
- ジャン「なあ、エレン、お前が巨人になった時ミカサを殺そうとしたんだってな?」
ミカサ「違う、エレンはハエを叩き落とそうとしただけ」
ジャン「お前にはきいてない」
ミカサ「・・・・・・」
エレン「本当らしい…」
ジャン「らしいってことは記憶がねえってことだな。
お前は巨人化のことも知らなかったし、それを掌握する術も持っていないというわけだな?」
エレン「…ああ……そうだ………」
-
- 74 : 2013/11/16(土) 15:10:19 :
- ジャン「ハァ………聞いたか?これが現状らしいぞ。
俺たち人類の未来はこいつにかかってる。
俺たちはマルコのように、エレンが知らないうちに死ぬんだろうな」
ミカサ「ジャン、ここでエレンを追い詰めることに、いったいなんの得があるの?」
ジャン「あのなミカサ、誰しもお前みたいに無償でエレンのために死ねるってわけじゃないんだぜ。
知っておくべきだ、俺たちは何のために命をかけるのか。俺たちは見返りを求めてる
値踏みさせてくれ…こいつが本当に俺たちの命に…見合うのかどうか…」
ジャン「だからエレン……お前……本当に………頼むぞ…」
エレン「……………ああ………」
-
- 75 : 2013/11/16(土) 15:13:52 :
- 壁外調査当日
「開門はじめー」ガラガラ
エルヴィン「進めぇぇぇーーーーー」
「「「オオオオォォォォォォ」」」
-
- 76 : 2013/11/16(土) 15:24:00 :
- エレン「オルオさん、俺の同期は巨人に勝てますかね?」
オルオ「はあ?お前この一ヶ月何してたんだ。
いいか、壁外調査ってのはいかに巨人と戦わないかにかかってrブシャ
-
- 77 : 2013/11/16(土) 16:11:15 :
- エルヴィン「前方半円状に長距離だが確実に、前後左右が見える距離で等間隔に兵を展開、可能な限り索敵、伝達範囲を広げろ。」
オルオ「主に巨人と遭遇するのは、初列索敵班の兵士だ。
彼らは巨人を見つけ次第、赤の煙弾を発射、それを見た兵士は同じようにして周りに知らせる。それを確認した団長が緑の煙弾を発射し、陣営全体の進路を決定する」
「こうして、巨人を避けながら、陣営全体が目的地を目指すことができる。
しかし、障害物や地形ので発見が遅れることもあり、陣営ないで巨人にでくはすこともある」
-
- 78 : 2013/11/16(土) 16:38:13 :
- 支援!!
-
- 79 : 2013/11/17(日) 11:08:20 :
- ありがとう
-
- 80 : 2013/11/17(日) 11:18:38 :
- 「なお、これまでの対応が通用するのは、行動が予測しやすい通常種までだ。
行動が予測しずらい奇行種に対しては、戦闘が必要になる。奇行種を発見した場合は黒い煙弾だ。」
オルオ「わかったかエレン」
エレン「はい、良く分かりました。ありがとうございますエルドさん」
エルド「おう、またわからないことがあったら俺にきけ」
オルオ「俺の説明は?」
-
- 81 : 2013/11/17(日) 11:37:57 :
- アルミン「黒い煙弾…奇行種だ」
ネス「シス、お前は項だ、俺が動きを止める」
シス「了解」
ネス(平地での戦闘は明らかに不利、成功率は低いが、陣営に被害を与えるわけにはいかない)「ここで仕留める」
ズザザザ「はっ」ズシャ 「いまだシス」 ザシュ
アルミン「やった」
シス「いてて、やったか?おお、よく来てくれた。
流石俺の愛馬だ愛してるぜシャレット」
ドスドスドスドス
ネス「またか」
シス「向こうを無視してこっちにきたとなると、また奇行種ですね」
-
- 82 : 2013/11/17(日) 11:48:58 :
- ネス「もう一度やるぞシス」 シス「はい」
ネス「2体も奇行種が出るとは…ついてないしかも今回のは14m級だ」
ドスン
「!!!」
アルミン「なんだあいつ?、早すぎる…」
ネス「アルレルトの方へいかすな、ここで仕留める」バシュ シス「はっ」バシュ
ブン グシャ ネス「なグシャ
アルミン「(潰した?)違う、違うぞ、奇行種じゃない。
エレンや鎧や超大型と同じ…巨人の体をまとった人間だ」
-
- 83 : 2013/11/17(日) 12:07:19 :
- 前列
調査兵「エルヴィン団長」
エルヴィン「なんだ?」
調査兵「《左翼側》に巨人が攻めてきました」
エルヴィン「何?」
調査兵「現在は、巨人を振り切ることに成功しましたが、その騒ぎで兵士が何名か姿を消したと報告があります」
エルヴィン「陣営への影響は?」
調査兵「奇跡的に犠牲者が少なかったので被害を受けても修復できますが…
兵士の中には、妙な巨人を見たと言うものもいるようです」
エルヴィン(妙な巨人…)
エルヴィン「クザン、お前は左翼に向かってくれ」
クザン「わかった」
-
- 84 : 2013/11/17(日) 12:22:43 :
- 《右翼側》
ドスン
アルミン「うわっ」
アルミン「あ………あぁ………あ ………」
スっ
女型の巨人「・・・・・・・・」ダッ
アルミン「なんだ?……フードを摘んで……顔を………確認した?……」
ライナー「アルミン、大丈夫か?とにかく馬を走らせねえと壁外じゃすぐに死ぬぞ」
-
- 85 : 2013/11/17(日) 12:35:27 :
- 左翼側
クザン「(黄色い煙弾?)おいおい、こっちじゃねえのか?」
クザン「どうなってるんだ?」
調査兵「さっきまで巨人が攻めてきたが、被害も少なく、無事逃げ切切りましたが…
兵士が6人行方が分からず」
クザン「で、報告にあった妙な巨人ってのは?」
調査兵「…向こうの方に…」
クザン「俺が行く、お前らはあまり近づくなよ」
・
・
・
クザン「このへんか」
クザン「なんだ?こいつは………猿?」
-
- 86 : 2013/11/18(月) 17:00:57 :
- 右翼側
《ジャンがアルミンとライナーに合流》
ジャン「右翼側は、ほぼ全滅したらしい」
アルミン「あいつが連れてきたんだ。あいつはエレンと同じことができる人間。
目的は鎧や超大型と同じ、人類への攻撃か?…いや、違う、誰かを探してるような気がする…もしそうなら、探してるのは…もしかして、エレン?」
ライナー「エレンのいるリヴァイ班なら右翼側を担当してるんじゃないのか?」
ジャン「右翼側?俺の作戦企画書では、左翼後方あたりになっていたぞ」
アルミン「僕の企画書には、右翼前方あたりと記されていたけど…そんな前線に送られるわけない
おそらく…この陣営で一番安全な場所、中央の後方あたりか…」
-
- 87 : 2013/11/18(月) 17:20:28 :
- ジャン「煙弾では、あいつの危険度を示すのは不可能だ
そのうち、指令班まで崩壊されちまう」
ジャン「だが、今なら奴の気をひけるかもしれねえ、俺たちで、撤退までの時間を稼ぐこともできる………なんつってな…」
アルミン「あいつには本当に知性がある、それに、叩かれただけで潰れちゃう…文字通りあいつにとって、僕たちは虫ケラ扱いだ」
ジャン「……そいつはおっかないな…」
ライナー「お前、本当にジャンか?
俺の知ってるジャンは自分のことしか考えてない男のはずだ」
ジャン「失礼だなお前…俺はただ…誰のものかもわからない骨の燃えかすに、ガッカリされたくないだけだ
俺にはもう、何をするべきかわかるんだよ!」
アルミン「フードを深くかぶるんだ。
僕たちが誰かわからないうちは、下手に殺せないはずだ」
ライナー「なるほど、気休めには上出来だ。ついでにあいつの目が悪いことも祈るか」
ジャン「………お前ら…」
-
- 88 : 2013/11/18(月) 19:49:06 :
- 左翼側
獣の巨人「それはなんて言うんですか?腰に付けて飛び回るやつ」
クザン「しゃべれるのか?」
獣の巨人「ああ、やっと普通にしゃべれるのがいた。
ほかのはみんな怖がってちゃんと喋らないから」
クザン「俺にとっては喋る巨人なんて、そう珍しいものじゃねえからな」
クザン「兵士が姿を消した原因はお前か?
他にも色々聞きたいことがある(こいつが巨人の体を纏った人間ってやつか…)」
獣の巨人「質問してるのはこちらだ」
クザン「どうせ答える気ないんだろ?だったらこっちもお前に話すことなんてねえな」
-
- 89 : 2013/11/18(月) 20:04:34 :
- クザン「お前のような知性のある巨人は捉えるよう、言われたからな。詳しくはこちらに来てから話そうか」
獣の巨人「捉える?面白いこと言うなー、この体格差でどうやって捉えるつもりだい?」
クザン「こういうことは得意だ。元海兵なんでな。
幸い巨人体がどうなろうと、中身が無事な限り死にはしないだろ」
獣の巨人「へえ、やっぱり中にいることは知ってるんだね。それを知っていようが関係ないけど。
何も喋らないんだったら、無理矢理吐かせればいいや」
-
- 90 : 2013/11/18(月) 20:19:27 :
- 右翼側
ジャン「はっ」バシュ 女型がアンカーをかわす
ドゴーン 手を振り下ろす
アルミン「うわっ」ゴロゴロ
ジャン「アルミン!」バシュ
ジャン(こいつ、運動制度が、ほかのやつの比じゃねえ
認識が甘かった)バシューン グサ
女型 サッ
ジャン(項を守りやがった。
くそう、逃げられねえ、やられる)
女型が構える
アルミン「ジャン、死に急ぎやろうの敵をとってくれ」
女型 ピタッ
-
- 91 : 2013/11/18(月) 20:40:49 :
- ジャン(アルミン!どうしちまった?頭打って混乱したか?)
アルミン「僕の親友の、死に急ぎやろうがそいつに踏み潰すされたんだ!」
ライナー「はっ」 バシューン グサ
ジャン(ライナー!そのまま項を狙うのか?
だがいける、やつがアルミンに気を取られてる今なら)
ライナー「くうぅガシッ
ジャン・アルミン「「!!」」
ライナー「くっくくぅぅぐザシュ
ジャン「…………おい……ライナー……うそだろ?………」
ライナー「うおおおおおお」ズシャ
「「!!!」」
ジャン(ライナーめやりやがった。ミカサ強烈過ぎたんで忘れてたが、あいつもずば抜けて優秀で、頼りになるやつだった)
ライナー「これだけ時間を稼げば充分だろ。急いで陣営へ戻るぞ」
女型 手を凝視 スクッ タッタッタ
ライナー「見ろ、デカ女のやろう、ビビって逃げる様子だ」
アルミン(え、なぜ?、あっちは中央後方…もしかして…エレンのいる方へ?)
-
- 92 : 2013/11/18(月) 20:50:21 :
- 左翼側
クザン「まだやるか?」
獣の巨人「な、なんだこいつは?(あいつに触れた瞬間、俺の腕が凍り始めた)カチーン
獣の巨人「く、お前らいけ」
巨人「「「うあぁぁぁぁぁぁ」」」」
巨人がクザンを襲う
クザン「アイスエイジ!」
パキーーーーーーーーン
獣の巨人「な、なに?」
クザン「無駄だ」
-
- 93 : 2013/11/18(月) 21:12:27 :
- 獣の巨人「くらえ」ドーーーン
クザン「酷いことするじゃない」パキパキ
獣の巨人「さ、再生しただと!?」
クザン「お前らだって再生するでしょうが」
獣の巨人「・・・・・(凍らす能力…バラバラになっても再生する体……このまま戦っても勝てない、すきをついて逃げるか)
獣の巨人「さっきの質問に答えてやる。姿を消した兵士たちのは、今お前が凍らせたその巨人だ」
クザン「!!?」
獣の巨人(いまだ)ダッ
クザン「それですきをついた気か?逃がすか」
ヒューーーーン
クザン「(岩か)ちっ バルチザン!」
ザシュ ドーーーン
クザン「あらら、逃げられたか…まあ、あいつが奪った立体起動装置は破壊できた」パキパキ
-
- 94 : 2013/11/19(火) 17:00:15 :
- 右翼側
ピィーーー ピィーーー
ジャン(くそ、なんで戻ってこないんだ?ライナーの馬は戻って来たのに…なんで俺の馬は戻ってこないんだよ。
このままだと、最悪誰か一人をここに置いていかなきゃならなくなる。その一人を…どうやって決める?)
ライナー「そろそろ決めなきゃな、辛い選択だが、誰か一人をここに置いていかなくては…」
アルミン「待って、その前に煙弾を射ってみよう、四列三班あたりが近くにいるはずだ」
バシューーン
ライナー「3分だけ待つ、その間に誰が残るか決めなければ…アルミン「僕が残る」
アルミン「その代わり…伝えてほしいことがあるんだ。
出来れば…エルヴィン団長にだけ…」
ジャン「いや、それは自分で伝えろアルミン。誰か来たみたいだ」
!
-
- 95 : 2013/11/19(火) 17:21:56 :
- ジャン「あれは……クリスタだ」
クリスタ「みんなー、大丈夫ー?」
・
・
・
ライナー「よくあの煙弾でこっちに来ようと思ったな
クリスタ「ちょうど近くにいたし…ジャンの馬が来たから」
ジャン「はは、ドー、ドー、落ち着けよブルファルト」
クリスタ「その子、こっちに逃げてきたの…巨人と戦ったの?
!アルミン、その怪我…大丈夫なの?」
アルミン「う、うん」
ライナー「お前は馬にも好かれるし、不思議な人徳があるようだな、助かった」
クリスタ「みんな……最悪なことにならなくて……本当に良かった」パァァ
ライナー「!」
アルミン(天使) ジャン(女神) ライナー(結婚したい)
クリスタ「左翼側でも、巨人に襲われたみたい…」
ジャン「左翼側で?」
クリスタ「大した被害はなかったらしいけど、クザンも向かったらしいし、心配だなあ」
ジャン「クザンなら心配いらないだろう。ほぼ不死身だし」
ライナー「・・・・・・」
-
- 96 : 2013/11/19(火) 17:38:47 :
- 中央指令班
エルヴィン「戻ったか、どうだった?」
クザン「収穫なし、逃げられた…」
エルヴィン「逃げられたと言うことは、左翼側にも、知性を持った巨人がいたということか…」
クザン「左翼側にも?おいおい、まさか別の場所にも出たってことか?」
エルヴィン「そのまさかだ」
ミケ「右翼側でも巨人に襲われた。被害で言えば向こうの方が大きい…おそらくあっちが本命だろう」
クザン「あらら」
ハンジ「ねえねえ、そっちで見た巨人ってどんなのだった?」
ミケ「ハンジ…目が血走ってるぞ」
-
- 97 : 2013/11/19(火) 17:58:51 :
- 続き早く!キラキラ
-
- 98 : 2013/11/19(火) 17:58:53 :
- クザン「…猿みたいな巨人だった」
エルヴィン「さる?」
クザン「あ、あーなんというか、獣のように全身に毛が生えていた…」
クザン「あと喋る」
エルヴィン「!!!、言葉を…話すのか?」
ハンジ「すっげー!、めちゃくちゃすげー!、私もあってみたいなー」
エルヴィン「ハンジ…少し黙っていてくれ」
ミケ「……俺はなぜだか会いたくない…」
エルヴィン「言葉を話す巨人…今まで例がないな…
だが、逃げてしまったんなら仕方ない…
現状では二体もの知性巨人を同時に相手をするのは難しい…」
ミケ「案外、助かったかもしれないな」
エルヴィン「残ったもう一体は確実に捉える。
急いでこのまま目的地まで進むぞ」
バシューン
エルヴィン
-
- 99 : 2013/11/19(火) 17:59:42 :
- 最後のエルヴィンはミスです
-
- 100 : 2013/11/19(火) 18:16:37 :
- 右翼側
ジャン「緑の煙弾だと!?」
アルミン「…陣営は、進路だけを変えて、そのまま作戦を続行するみたいだね」
クリスタ「そんな、撤退の合図じゃないの?」
ジャン「団長は何を考えてるんだ」
ライナー「作戦続行不可能の判断をする権利は、全員にあるはずだが…まさか、指令班まで煙弾が届いてないのか?」
アルミン「わからなくても僕たちが出来ることは一つしかない。
判断に従おう」 バシューン
-
- 101 : 2013/11/21(木) 22:07:46 :
- いいっすね これ
おもしろい
続き待ってまーす
-
- 102 : 2013/11/22(金) 15:48:28 :
- 名前面白
ありがとうございます
-
- 103 : 2013/11/22(金) 16:12:41 :
- リヴァイ「煙弾…緑…オルオ、お前が撃て」
オルオ「了解です」 バシューン
伝令「報告します。右翼索敵、壊滅的打撃。索敵一部、機能せず。
今のを連絡を、左にまわして下さい」
リヴァイ「聞いたかペトラ…お前がいけ」
ペトラ「はい」 ヒヒーンダッ
エレン(右翼側?、確か、アルミンはそっちだ。
でも、アルミンもほかのやつらも、まだ中央が持ち場のはずだ。
そこまでは巨人も侵入していないだろう)
エレン「は!」
エレン「黒い煙弾…奇行種か!」
リヴァイ「エレン、お前が撃て」
エレン「はい」バシューン
リヴァイ(なんてざまだ…だいぶ陣営の深くに侵入させちまったな…)
-
- 104 : 2013/11/22(金) 16:35:58 :
- 調査兵1「どういうことだ?さっきから進路が東のままだな」
調査兵2「目的地の旧市街地は南のはずなのに…」
調査兵1「このままじゃ陣営はあそこにぶつかるな」
調査兵3「ああ、見えてきたぜ、巨大樹の森が」
-
- 105 : 2013/11/22(金) 16:44:57 :
- 指令班
エルヴィン「巨人の往来があったようだな……路地に草木が生えていない」
エルヴィン「荷馬車も…進めそうだ」
エルヴィン「後方に伝えてくれ…これより、中列、荷馬車護衛班のみ、森に侵入せよと」
「「「はっ」」」
-
- 106 : 2013/11/22(金) 18:00:01 :
- ジャン(とても正気とは思えねえ…当初の兵站拠点づくりの作戦も拒否、その時点でしっぽ巻いて逃げ出すところを…大胆にも観光名所に寄り道
その挙句ただ突っ立って、森に入る巨人を食い止めろ…)
ジャン「あいつ…ふざけた命令出しやがって」
アルミン「聞こえるよ」
ジャン「まあ、やつの心中も穏やかじゃないだろうけどな」
アルミン「と、言うと?」
ジャン「極限の状況下で、無能と判断された指揮官は、よく背後からの謎の負傷で死ぬっていう噂もあるが、別に珍しい話じゃねえってこったよ」
アルミン「え?ジャン……それじゃあどうするの?」
ジャン「マジになるなよ、ちょっとこの状況に腹が立っただけだ。
どうするって…そりゃ命令に従う…お前もそうするべきだと思ってるんだろ?アルミン」
-
- 107 : 2013/11/22(金) 18:22:36 :
- エレン「兵長、リヴァイ兵長!」
リヴァイ「なんだ?」
エレン「ここ、森ですよ、中列だけこんなとこ入ったら、巨人の接近に気づきません。
どうやって巨人を回避したり…荷馬車を守ったりするんですか?」
リヴァイ「わかりきったことをピーピー喚くな。
もうそんなの出来るわけねえだろ」
リヴァイ「周りをよく見ろエレン、この無駄にくそでかいきを、そして考えろ、お前のそのたいしたことない頭でな、死にたくなきゃ、よく頭を使え」
エレン「はい」
エレン(そうか…俺は新兵だからわからないだけで、簡単には教えてくれないのもこうやって学ぶため
きっと先輩達も、こうやって学んできたんだ…………え!?)
オルオ「なにこれ?、ふざけんなよ、ほんとどうなってんだよ」ブツブツ
エルド「・・・・・」 ペトラ「・・・・・」 グンタ「・・・・・」
エレン(まさか、誰もこの状況が理解できていないのか?)
巨大樹の森外側
アルミン(女型はエレンをおってる、その仮定が成り立つなら、ここに来た目的は一つしかない…
団長はここで……女型を捕まえるきだ…)
-
- 108 : 2013/11/22(金) 22:09:24 :
- \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\あ
-
- 109 : 2013/11/22(金) 22:09:33 :
- ・・・\\
-
- 110 : 2013/11/22(金) 22:09:54 :
- おもs路異ってことですよ
-
- 111 : 2013/11/23(土) 18:07:15 :
- 獣の巨人の出番早くないですか?
-
- 112 : 2013/11/24(日) 12:45:34 :
- 獣の巨人はまた出てきます
-
- 113 : 2013/11/24(日) 12:55:45 :
- 巨大樹の森内側
バシューン
エレン「黒い煙弾!?」
エルド「右から来ていたなにかだな」
リヴァイ「全員、剣を抜け。それが現れるとしたら…一瞬だ」
ドシャ!
ドスン ドスン ドスン ドスン
リヴァイ「走れ!!」
-
- 114 : 2013/11/24(日) 13:20:19 :
- ドスン ドスン ドスン ドスン
エレン「うわあああ」
エルド「早い、このままじゃ追いつかれるぞ」
ペトラ「兵長!、立体起動に移りましょう」
リヴァイ「・・・・・」
「逃がすかー!」バシュ
ペトラ「背後より増援!」
「うわあああドシャ ブチ
女型が増援を潰す
エレン・ペトラ「」
ペトラ「兵長!指示を!」 オルオ「あいつは危険です!、俺たちがやるべきです!」
エルド「ズタズタにしてやる」シャキン
エレン(バカが、自分から地獄にきやがった。お前が追いかけてるのは、巨人殺しの達人集団だぞ)
リヴァイ「・・・・・」
オルオ「指示を下さい!」 エルド「やつを仕留めるためにこの森に入った。そうなんでしょ」
エレン・ペトラ・グンタ・オルオ・エルド「「「「「兵長!!!」」」」」
リヴァイ「全員、耳を塞げ」
キイイィィィィィィィィィィン!!!
-
- 115 : 2013/11/24(日) 13:36:57 :
- エレン「音響弾?」
リヴァイ「お前らの使命はなんだ?時々の感情に、身を任せることか?そうじゃないだろ…
お前らの使命は…そこのクソガキに傷一つ付けないよう、尽くすことだろ…命の限り…」
リヴァイ班「・・・・・」
エレン(俺を監視するためじゃ…)
リヴァイ「俺たちはこのまま馬で駆ける」
ペトラ「了解」
エレン「駆けるって…一体どこまで」
バシュ
エレン「また増援が!」
エルド「前を向けエレン!」
エレン「なぜ!?リヴァイ班がやらなくて、誰があいつを倒すんですか!?」
グシャ
エレン「また死んだ…助けられたかもしれないのに…!」
-
- 116 : 2013/11/24(日) 13:58:27 :
- 「バルチザン!」
女型 ヒョイ
エレン「クザン!?」
兵士「うおおおお」バシューン
エレン「まだ戦っている人がいます!今なら…まだ」
ペトラ「前に進みなさいエレン!」
エレン「仲間を見殺しにしろってことですか!?」
ペトラ「ええ、そうよ!」
エレン「見殺しにする理由がわかりません!それを説明しない理由もわかりません!」
オルオ「兵長がするべきでないと判断したからだ、それがわからないのは、お前がひよっこだからだ!」
エレン「くっ、…………(そうだ自分で戦えば…なに人の力に頼っているんだ俺は…)
ペトラ「何をしようとしてるの!!それが許されるのは、あなたの命が危ない時だけ」
エレン「・・・・・・」
女型の硬化した蹴りがクザンの頬をかする
クザン「おっと」ツー
頬から血が出る
クザン「………おいおい、まじか……」
-
- 117 : 2013/11/24(日) 14:28:12 :
- エレン(血!?あいつはあんなの効かないはずなのに…このままじゃ…クザンまで…)ガッ
ペトラ「エレン!」
リヴァイ「やりたきゃやれ」
エレン「!?」
リヴァイ「俺には分かる、そいつは本当の化物だ。巨人の力とは無関係のな…
どれだけ力で抑えようと、どんな檻に入れようと…こいつの考えは服従できない」
リヴァイ「エレン、お前と俺たちの判断との相違は経験則に基づくものだ、だがな…そんなものは宛にしなくていい
選べ、自分を信じるか、俺たち調査兵団を信じるか…
俺にはわからない…ずっとそうだった
せいぜい…自分の悔いの残らないほうを選択しろ」
エレン「・・・・・」
ペトラ「エレン!………私達を…信じて」
リヴァイ「さっさと決めろ!エレン!」
エレン「進みます!!」
「はなせーーズシャ
エレン(ごめんなさい)
クザン「アイスタイムカプセル」
女型がジャンプして避ける
クザン「・・・・・」
エレン(絶対不可能だ、このままじゃ追いつかれる、
でも…仲間の死を見ても、みんな前を進むことを選んだ。
兵長は前を見続けてる、先輩達も兵長を信じて前を走り続けている。
俺も…彼らを信じるんだ…彼らが……俺を信じてくれたように…」
ダンッ
エルヴィン「撃てーーーーーー!!!」
バン ドン ドン バン バン ドン
-
- 118 : 2013/11/24(日) 14:42:25 :
- エレン「まさか………あの巨人を…生け捕りに!?」
グンタ「どうだエレン、あの巨人を捉えたんだぞ!」
オルオ「これが調査兵団の力だなめんじゃねえぞ、このバカ!」
エレン「………はい!!!…」
バシューン
リヴァイ「やっと動きが止まったか」
エルヴィン「よくここまで誘導してくれたな」
リヴァイ「後列の班や、クザンが命を貼って戦ったおかげだ」
クザン「俺は死んでないけどな…」
リヴァイ「彼らのおかげで、やっとあの巨人の中のやつに会えるな…
中でションベン漏らしてなきゃいいが…」
女型の巨人「・・・・・」ギギッ ギッ
-
- 119 : 2013/11/24(日) 17:19:00 :
- 女型まさかの覇気使いですか!?
-
- 120 : 2013/11/24(日) 17:49:01 :
- そうです
硬化=覇気ということで
-
- 121 : 2013/11/24(日) 18:21:29 :
- 巨大樹の森外側
ジャン「今、森の中で何かやってるみたいだが、察しがついてきたぞ。
あの女型巨人を捉えるために、ここまでおびき寄せたんだな。正確に言えば中にいる人間の捕獲か。
エルヴィン団長の目的は、初めからこれだったのか
ジャン「正しいとは言えないだろう
内部の情報を知っている巨人がいたんなら、対応も変わっただろう。
お前のところの班長たちだって…」
アルミン「いや、間違ってないよ」
ジャン「間違ってないって、兵士が何人死んだと思ってんだよ」
アルミン「ジャン、後でこうすればよかったなんていくらでも言えるよ。
結果は誰にもわからない、それでも選択しなきゃいけないときがある。
団長は選んだんだ、百人の仲間の命と、壁の中の人類の命を。
そして団長は百人の仲間の死をの命を切りすてた。」
-
- 122 : 2013/11/26(火) 16:21:56 :
- アルミン「確信してることがあるんだ。
何かを変えることができるような人間は、大事なものを捨てることができる人だ。化物をも凌ぐ必要に迫られたのなら、人間性をも捨て去ることができる人のことだ。
何も捨てることのできない人に、何も変えることはできないだろう」
-
- 123 : 2013/11/26(火) 16:46:45 :
- ハンジ「どう?もう痒いところもかけないよ、身動き一つできない。多分…一生ね。
傷を塞げば塞ぐほど、関節がより強固になる設定だ。
…しかし、肝心の中身さんはまだ出てこないのか?何やってるんだよ、ミケとリヴァイは…」
バシュ ミケ・リヴァイ「ふんっ」 ボキーン
エルヴィン「どうだ?」
ミケ「・・・・・」首を振る
エルヴィン(体の一部の表面を、硬質な皮膚でおおう能力…
話で聞く鎧の巨人に似た性質。
時間がないな、ならば)
リヴァイ「どうする?エルヴィン」
エルヴィン「…くすぐってみるか?」
リヴァイ「・・・・・」ギロッ
エルヴィン「冗談だ、ちゃんと考えてある」
エルヴィン「目標の手を吹き飛ばせ」
調査兵「はっ、ですが常備してる装備の威力じゃ、中身まで吹き飛ばす恐れがあります」
エルヴィン「なら、手首を切断するようにしろ、合図を送ったら一斉に仕掛ける」
調査兵「了解」
-
- 124 : 2013/11/26(火) 17:17:55 :
- リヴァイ「おい、いい加減出てきてくれないか…こっちは暇じゃねえんだ。こっちの迷惑も考えて欲しいもんだ。
なあ、お前は色々なやり方で部下を殺していたが、あれは楽しかったりするのか?
俺は今楽しいぞ、お前なら理解してくれるだろう。
一つ質問してもいいか?お前の手足を切断してもいいのか?…どうせまた生えてくるんだろう?お前の本体のほうだ。…死なれたら、困るからなぁ…」
ガタン
リヴァイ「!?」
女型の巨人「キギャアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!」
!!!
リヴァイ「おい……びっくりしたじゃねえか…」
調査兵「……断末魔ってやつですかねぇ…」
ミケ「エルヴィン!におうぞ」
エルヴィン「すまん、昨日食べたやつが…」
ミケ「そっちじゃない!…巨人が、全方位に一気に」
エルヴィン「!なんだと?…」
クザン(匂いで巨人の位置が分かる、これが見嗅色(見聞色)の覇気だ)
-
- 125 : 2013/11/26(火) 19:53:32 :
- ミケよわ
-
- 126 : 2013/11/27(水) 18:25:19 :
- 巨大樹の森外側
「こいつらを中に入れるな戦闘開始!」
ジャン「なんだ!?こいつら、一斉に」
ベルトルト「……今のは…(騒ぎに乗じてライナーと合流しよう)」
ミカサ「突然…何?」ジャキン
サシャ「まってくださいミカサ。
今の声、聞いたことあります。狩りの時、追い詰められた獲物が全てを投げうつときの声。
狩りの最後ほど注意が必要とききました」
ミカサ「だから、注意しろと?」
サシャ「いつもより100倍注意してください!森なめてたら死にますよ!
ミカサ「私も…山育ちなんだけど…」
サシャ「野菜作ってたこにはわかりませんよ!」
ミカサ「………そう……」
-
- 127 : 2013/11/28(木) 11:57:27 :
- 巨大樹の森内側
エルヴィン「発破用意を急げ!」
ミケ「エルヴィン!先に東からくるぞ」
調査兵「3体突破します!」
ゲシッ ゲシッ
リヴァイ「おい、お前何かしやがったな」バシューン
リヴァイ「はあっ!」ザシュザシュ 巨人2体を倒す
巨人 ガブッ 女型を食う
エルヴィン(女型を狙ってるのか?)
クザン「しかたねえな…」パキパキ
ヒューーン 岩が飛んできた
ドカーン!!!
獣の巨人「・・・・・」
エルヴィン「今のはなんだ?」
クザン「ちっ」
クザン「あいつが戻ってきた。」
エルヴィン「もう一体の知性巨人か?」
クザン「ああ」
エルヴィン「……仕方ない……もう一体の方はお前に任せる」
-
- 128 : 2013/11/28(木) 12:13:34 :
- バシューン
クザン「追いついた」
クザン「なんでまた戻ってきた?」
獣の巨人「さっきは手も足も出なかったけど…今回は違う」棒で殴りかかる
ドン!!!
クザン「・・・・・」ガシッ 棒を掴んで凍らそうとする
クザン「!、あらら、凍らない、どうなってんだ?こりゃぁ」
獣の巨人「お前は異世界からきたらしいな。
そしてその能力は悪魔の実の力…ならこの《海楼石》は知ってるだろう」
クザン「!………なんでお前がそれを知ってるんだ?」
獣の巨人「なぜかって?、俺も同じ…悪魔の実の能力者だからだ」
!!!
-
- 129 : 2013/11/28(木) 12:39:58 :
- 獣の巨人「俺は《ヒトヒトの実モデル猿人》を食べた」
クザン「?…この世界には、悪魔の実なんざ存在しないってきいたが…」
獣の巨人「そうだな…ある日よくわからないけど変な光が見えたと思ったら、悪魔の実とこの海楼石が落ちていた」
クザン(思い出した…確か俺がこっちに来たときも変な光を見たな…)
獣の巨人「そして1年半ほど前…同じ光を見た…
悪魔の実はなかったけど、代わりに人が倒れてた…さっき思い出したぞ、お前だ」
獣巨人「どうせならまた悪魔の実でも来てくれたら、もう一つ能力が手に入ったのに…」
クザン「残念、悪魔の実は二つ異常食うと体が飛散しちまう、
二個目を食ったらお前は今頃死んでたな」
獣巨人「……ふうん……そうだったのか…」
クザン「帰り方は知ってるか?」
獣の巨人「………さあね……
でも、帰れなくてもここで死ぬんだから変わりない」ブンッ
クザン「あらら、やる気まんまんだね~」
-
- 130 : 2013/11/28(木) 12:56:27 :
- 女型側
エルヴィン「・・・・・」
リヴァイ「ちい」ザシュ ミケ「ふん」ザシュ ハンジ「ほい」ザシュ
エルヴィン(………ダメか………)
エルヴィン「総員!!撤退!」
バシュ
エルヴィン「陣営を再展開、カラネス区へ帰還せよ!!」
食い尽くされた女型 シューーー シューーー
エルヴィン「………やられた…」
リヴァイ「なんて面だ、お前…」
エルヴィン「敵には、すべてを捨てる覚悟があったんだ…
まさか、自分を巨人に食わして、情報を抹消するとは…」
リヴァイ「俺の班を呼んでくる」
エルヴィン「まてリヴァイ。ガスと刃を補充しろ」
リヴァイ「時間が惜しい…充分足りると思うが?」
エルヴィン「命令だ、従え」
リヴァイ「…了解だエルヴィン。お前の判断を信じよう」
-
- 131 : 2013/11/28(木) 13:18:29 :
- 獣の巨人「なぜだ?なぜ勝てない。お前本当に人間か?
何なんだお前は」
クザン「言っただろ、元海兵だ、海軍大将青キジと呼ばれてた…
今は、ただの放浪者だが…」
獣の巨人「くそう、腕輪をつけたのになぜ…」
クザン「腕輪?、これがどうした?」
獣の巨人「お前が気絶してたときに付けた…この海楼石を元に作った。
能力を封じるまではないが…能力者の力を低下させる効果がある…」
クザン「そうか…どうりでこっちに来てから調子が悪いと思った」パキパキ
獣の巨人「無駄だ、能力じゃ破壊できないようにできている」
クザン「ほんとだ、まいったね、結構硬いし…」コンコン
クザン「それにしても、随分おしゃべりになったじゃないの。
この調子で色々吐いてもらおうか」
獣の巨人「そうはいかない」バッ
「ウッキーーーー!!!」 木を登って逃げる
クザン「ウッキーーーー!!?」
クザン「驚いた、流石猿だな………また逃げられたか…
だが今は向こうの方が気になるな……戻るか」
続く
-
- 132 : 2013/11/28(木) 13:21:40 :
- 一ヶ月もかかってすみません
獣の巨人のキャラが崩壊したし…
とりあえずいったん終わります
最後まで読んでくれてありがとう
次回も読んでください
-
- 133 : 2013/11/28(木) 18:33:02 :
- 面白い
-
- 134 : 2013/12/02(月) 19:24:53 :
- 続編気になる
-
- 135 : 2014/04/21(月) 13:06:21 :
- 最高
-
- 136 : 2014/05/01(木) 16:04:36 :
- 続き
http://www.ssnote.net/archives/3766
-
- 137 : 2014/05/02(金) 15:18:36 :
- 期待
-
- 138 : 2014/05/02(金) 15:18:46 :
- 神‼︎
-
- 139 : 2018/08/01(水) 16:50:08 :
- 面白い(*^▽^*)
期待♪
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