あの日の眼
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- 1 : 2014/06/13(金) 00:23:28 :
- 現パロです。
少しずつ書いていくんでよろしく。
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- 2 : 2014/06/13(金) 00:24:20 :
進撃中学校の設定です。
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- 3 : 2014/06/13(金) 00:27:12 :
その男子生徒の目を見た時、何故か懐かしい気持ちに包まれた。
だがそれが一体どのようなものかは咄嗟に思い出せなかった。
私はまだ中3だったし、その年齢で懐かしがることなど一つもないと思ったから、せつない感情が霧のように胸を覆い、心を湿らせた時、私は驚き、混乱した。
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- 4 : 2014/06/13(金) 00:31:59 :
- 彼、エレン・イェーガーは教団に立ち、澄んだ瞳で教室を見ていた。私たちは好奇心に溢れながら彼を見つめ、ヒソヒソと話していたが、彼は全く動じず担任教師(エルヴィン)が自分を紹介するのを聞いていた。
エルヴィン「……というわけでエレンは君達と同じ場所で学ぶことになった、卒業まで短いが、仲良くやってくれたまえ。」
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- 5 : 2014/06/13(金) 00:33:22 :
エルヴィン「じゃあ、エレン、君からも何か挨拶を。」
エルヴィンは促すようにエレンを見た。けれど、エレンはただ立ち尽くしたままだった。
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- 6 : 2014/06/13(金) 00:37:37 :
- 緊張してしまったのかと、私は顔を上げてエレンの顔を見た。
ところがそうではなかった。
エレンは落ち着いていた。
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- 7 : 2014/06/13(金) 00:41:04 :
- そして、その澄んだ瞳は瞬きせず大きく見開き何かを見ているようだった。
私はエレンが空気中にあるエレンにしか見えないものを見つめていると思った。
エレンはエルヴィンの言葉を全く聞いていないと周囲がが分かるくらい上の空だった。
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- 8 : 2014/06/13(金) 00:42:24 :
- エルヴィンは顔を赤らめ、咳払いをした。
エルヴィン「おい、エレン、おい、聞いてるのか!」
エレンはふと我に返ったように、怪訝な表情でエルヴィンを見た。
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- 9 : 2014/06/13(金) 00:44:17 :
- エルヴィン「挨拶くらい出来ないのかお前は」
エレンは小さくかたをすくめ、頭を下げた。
私たちは一斉に吹き出した。
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- 10 : 2014/06/13(金) 00:45:35 :
- 同じ年齢にしては、妙に超然とした雰囲気がおかしかった。
私たちのほとんどがエルヴィンを嫌ってたのでエレンのような態度が気に入った。
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- 11 : 2014/06/13(金) 00:46:32 :
- 教室の一番後ろに用意された席に、彼が歩いていく時、私たちは目配せを交わし合った。
こうして、エレンは私たちのクラスの一員になった。
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- 12 : 2014/06/13(金) 00:47:54 :
エレンは自分から他の生徒と話そうとしなかったが、そのひょうひょうとした様子はみんなの気を引くのに十分だった。
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- 13 : 2014/06/13(金) 00:49:10 :
- 休み時間、何人かの男子生徒がエレンを質問攻めにした。
そして、少し離れた場所で女子生徒が彼らの会話に耳を傾けていた。
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- 14 : 2014/06/13(金) 00:50:16 :
- けれど、エレンは個人的事情は上手い具合に避け言葉を選びながら会話していたので、私たちは彼のことをあまり知ることが出来なかった。
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- 15 : 2014/06/13(金) 00:51:35 :
「結構、エレン君って素敵だよね。」
「大人っぽい感じ。」
私と仲の良い女子はそんなことを囁いていた。
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- 16 : 2014/06/13(金) 00:52:45 :
- エレンはどうしてもいつも見慣れた男子生徒より格好良く見えた。
私はそう思った。
私は寧ろ、彼の瞳に遭遇した時の懐かしい気持ちについて考えていた。
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- 17 : 2014/06/13(金) 00:53:46 :
- 何故、初めて会う人間にそんな思いがよぎるのが不思議でならなかった。
自分の記憶をどんなに辿っても解決しなかった。
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- 18 : 2014/06/13(金) 00:55:26 :
- その日以来、私は少し苛立ちながら毎日を送った。
私は授業中や休み時間、学校にいる時は一日中エレンを盗み見ていた。
どうしても心の中のもどかしさを取り去りたかった。
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- 19 : 2014/06/13(金) 00:57:01 :
- エレンはいつも上の空のように見えた。
上の空は違うかもしれない。
エレンの瞳はいつも真剣に何かを見つめているようだった。
けれどその何かは実在するようなものではなかった気がした。
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- 20 : 2014/06/13(金) 07:21:50 :
- ひよこの眼ですねっ!
期待ですっ!!
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- 21 : 2014/06/13(金) 07:39:16 :
- カーズ「ワムウ・・・なんだこのクソスレは・・・」
ワムウ「分かりませぬ・・・」
カーズ「フン・・・人間という者は昔より退化したようだな・・・」
ワムウ「フフッ・・・笑えますな」
エシディシ「カーズよ・・・こんなゴミは置いておいてそろそろ書こうではないか」
カーズ「そうだな・・・」
エシディシ「究極のSSを書く・・・それが我々の目的ッ!」
ワムウ「カーズ様・・・」
カーズ「うむ・・・やるぞッ!」バァーン
完
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