ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

雨の日に

    • Good
    • 1

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2014/06/08(日) 21:14:11
    はじめまして、はらぺこいもむしと申します。
    アニメ見てからリヴァハンがたぎってしかたないので投稿します!
  2. 2 : : 2014/06/08(日) 21:22:45
    「うーん、困ったなー」


    その朝、自室をウロウロをするその人、ハンジの姿があった


    「どうしよっかなー」


    思い悩んでもう30分くらいか。




    トントントン


    「おい、ハンジ起きてるか?開けるぞ」


    「あっ・・・」止める間もなくドアが開く


    「・・・てめぇ、なんってぇ格好してやがる」リヴァイは眉間に皺を寄せた



    その視線の先には、黒のスポーツブラに同色のボクサー型のショーツ、つまり下着姿のハンジがいた。

    やべー見られた!バツの悪そうな顔したハンジは弁明する

    「いやさ、リヴァイ、ここ何日か雨だったじゃない?」


    「洗濯物溜めちゃったから着る服がないんだー」

    あはは~笑ってごまかしたけど、リヴァイのことだし怒るかなわ

    「けどさ、今日一番にドアを開けたのがリヴァイで良かったよー」


    「...」(どうゆう意味だ?)


    「モブリットだったら卒倒しちゃう」


    「...」(あぁ・・・)

    そこへタイミング良く、
    トントントン
    「分隊長、おめざめですか?」


    「あ、モブ、、、」ハンジが言うより先に
    「ハンジなら急病だ」リヴァイが答える

    「その声はリヴァイ兵長?!分隊長が急病とは本当ですか?」


    「ああ、本当だ。俺がみているから朝食はここまで持ってこい」


    「は!わかりました!」  
    バタバタと走り去る音が聞こえる





    「あのー」
    「わたし元気なんだけど??」


    ギロリとリヴァイが睨む
    「そんな格好でうろつくつもりか?」


    たしかに。


    「とりあえず、おまえの服を洗濯してくる。洗濯物はどこだ?」

    「バスルームかな」


    大量の服を袋に詰め、サンタクロースよろしくリヴァイが抱える


    「絶対俺以外部屋にいれるなよ」


    この格好じゃ仕方ない、リヴァイに従おう


    「了解」


    リヴァイが出て行くとハンジはふと思った

    (あなたは顔色ひとつ変えないんだね)
  3. 3 : : 2014/06/08(日) 21:32:35
    リヴァハンんんんんん!!!!!期待しかないいいいいいいヽ(゚Д゚)ノ
  4. 4 : : 2014/06/08(日) 21:58:15
    卿@嫁(女神)は88さん♪
    ありがとうございます!頑張ります(*・ω・)ノ
  5. 5 : : 2014/06/09(月) 10:50:41
    リヴァイが部屋を出て行ってほどなく、

    モブリットがドアをノックする

    「分隊長、お食事をお持ちしました」

    ハンジは先ほどのリヴァイの言葉を思い出し、シーツを羽織りドアを薄く開けた。

    「お加減はいかがですか?」

    心配性な副官の顔が伺える


    「その、だいぶ良いんだけどさ、リヴァイが心配してねー」


    その言葉に少しホッとしたのか、モブリットは扉の隙間から奥を見やる


    「あの、リヴァイ兵長の姿が見えないようですが?」


    「あぁ、彼ならちょっとおつかいに行ってもらったんだよ」


    いたずらっぽく笑うとモブリットは提出する書類でもあったのかと何か察したようで

    「では、また何かありましたらお呼びください」


    「分かったよ、ありがとう」


    そう言って食事の載ったトレイを受け取る。

    ハラリとシーツがはだけた。


    しまった!モブリットの顔は真っ赤になってる。


    「じゃ、じゃあね」慌ててドアを閉める


    あー見られちゃったかなー。


    ・・・まあ減るもんじゃないし、しかも『わたし』だし

    けれど兵士として戦う以上、女として意識はされたくはないんだよなー

    そうでもしなければ分隊長は務まらない。


    考えるのもめんどくさくなり、トレイの上の食事に手を伸ばす。


    紅茶はポットごと用意してありカップも2つ載っていた。さすがモブリット。
  6. 6 : : 2014/06/09(月) 13:16:39
    期待
  7. 7 : : 2014/06/09(月) 14:03:14
    朝から降り続けている雨は止みそうにない。


    ハンジは紅茶を飲みながら窓の外をみやる


    静かだな。。


    こんな日は久しぶりかもしれない。



    雨音を聞いているうちに眠たくなってきたハンジはベッドに横たわる



    そしてスースーと寝息をたてはじめた。
  8. 8 : : 2014/06/09(月) 14:07:22
    リヴァイは大量の服を抱え、洗濯室へと歩いていた。

    「リヴァイ兵長」ふいに声をかけられる


    「ペトラか」


    「その袋は洗濯物ですか?」


    「あぁ」


    「兵長のですか?」


    「クソメガネのだ」


    「ハンジ分隊長ですね」クスッとペトラは笑う

    そして何かに気づき
    「兵長が洗濯されるんですか?」


    「別に問題ないだろう」


    「兵長、分隊長は女性ですが」オズオズとペトラが進言する


    ピタリ。足をとめる

    「・・・」
    (兵服だけではないか。それはまずいな)

    「・・・ペトラ。頼みがある」


    「はい。洗濯しておきます」
    ペトラは笑顔で袋を受け取る


    その笑顔を見て思う


    あいつにもこんな女らしい一面があればな。。。


    あったところで女として意識できるか?


    「兵長?」じっと顔を見つめられてはペトラの頬はすこし赤い


    「ペトラ、もう一つ頼みがある」
  9. 9 : : 2014/06/09(月) 14:28:26
    ペトラに頼み事をし、ハンジの部屋の前まで戻ったリヴァイはドアをノックし声をかける

    「おい、開けるぞ」


    返事はない。


    ドアを開け入っていく


    「・・・」
    (寝てやがる)




    シーツを被ってはいるものの下半身は露わになりスラリと伸びた足がのぞいている



    (ハンジよ、無防備すぎるだろう)
    「ハンジ」


    ベッドに手をかける。

    ギシリと軋む


    「んー」
    ハンジが寝返りをうつ


    胸元が露わになる


    いつもは色気を感じたことがないのに


    つ、とハンジの鎖骨に指を沿わせる


    ハンジに起きる気配はない


    そのまま手の甲で頬をなでる


    睫がピクリと動いた
  10. 10 : : 2014/06/09(月) 14:46:30
    「リヴァイ・・?」
    ハンジは薄く目を開いた


    リヴァイは触れていた手をパッと離し毒づく
    「いつまで寝てやがる」

    「仕方ないだろーお腹いっぱいになったら眠くなっちゃうんだよ」欠伸をしながら大きく伸びると胸元も膨らんだ


    見ないように目を反らしたが、何も気づいていない目の前の女に心底腹がたった


    ハンジに背を向けてベッドに腰かけていたリヴァイはいつもよりも低い声で呟く


    「てめぇ、俺のことを男だって意識してないだろう」


    「へ?」気の抜けた返事が返ってくる


    「そんな無防備な格好してんじゃねぇよ」


    ええっ?顔色一つ変えなかったじゃないか!「あ、あなたこそ私を女として見てないじゃないかー」

    「・・・」



    そうだ。

    男として意識してしまったら。
    女として意識してしまったら。

    今まで通りでいられるんだろうか。
  11. 11 : : 2014/06/09(月) 17:44:30
    兵長!そこだ!襲ってしまえ!!ごほん、期待です(屮°□°)屮
    意識しあっていなかった2人の行く末が楽しみです!
  12. 12 : : 2014/06/10(火) 09:08:50
    卿様に同意でございます…コホン

    はじめまして!!期待しています♪(❀ฺ´∀`❀ฺ)ノ
  13. 13 : : 2014/06/10(火) 10:03:46
    上のお二人に同じく。

    リヴァイとハンジの何とも言えない距離感がイイ!
    続きが楽しみです。
  14. 14 : : 2014/06/10(火) 13:23:18
    卿@嫁(女神)は88さん♪
    やっぱりここは押したおしますよね(笑)

  15. 15 : : 2014/06/10(火) 13:24:34
    88@ダーリンは卿様♪ウサギの着ぐるみ☆
    お二人みたいな文章が書ければいいんですが(汗)
  16. 16 : : 2014/06/10(火) 13:26:59
    キミドリさん
    ありがとうございます。距離感が伝わっていれば幸いです
  17. 17 : : 2014/06/10(火) 20:43:34
    おお~リヴァハン!
    リヴァハンは大好ぶt((殴
    期待です\(//∇//)\
  18. 18 : : 2014/06/11(水) 06:43:50
    リヴァハンマジ天使(*´∀`)
    期待ですっ∀
  19. 19 : : 2014/06/15(日) 14:53:59
    ぬこ@ウサギの着ぐるみ☆期末テスト期間さん

    ハンジもどき@ハンジそのものになりたい!さん


    ありがとうございます!やっと再開です。
  20. 20 : : 2014/06/15(日) 14:59:28
    「・・・」
    「・・・」


    き、気まずい!


    ハンジは背中を向けているリヴァイに話しかけようとするが言葉が出てこない

    「あ・・・」




    「・・・」(試してみるか)

    リヴァイはハンジの方へ体を向けた


    ドサリ







    え?



    いつもは見下ろしているその顔が真正面に、しかも見下ろされている


    「り、リヴァイ?」


    徐々に顔が近付くと窓からの光源は失われ、リヴァイの表情は見えなくなる


    鼻先が触れそうなほど近い
  21. 21 : : 2014/06/15(日) 22:28:22
    ギャー~ーー(///∀///)
  22. 22 : : 2014/06/18(水) 21:49:16
    鼓動が早くなる

    唇が触れるギリギリのところでパッと顔が離れ、いつも通り不機嫌そうな表情がみえた


    「抵抗するか、目ぇ瞑るかくらいしやがれ」
    チッと舌打ちされた


    「いやいや、ただただ驚いている」凝視していたかと目を瞬かせる


    「あ?」


    「女として意識されてないと思ってたよ」


    「普段はな。兵服着てしまえば皆兵士だ」


    「ただ、今は」リヴァイはそう言ってブラの肩紐を人差し指で持ち上げる


    「女なんだと意識した」


    リヴァイは目を逸らさない。


    胸がギュッと熱くなる。この気持ちがなんなのか今はどうでもいいような気がした

    「けどさ、リヴァイ。兵服着ててもペトラとか女の子っぽいじゃないか」


    呆れたようにリヴァイは「俺は部下には手は出さねえよ」と言ったあと、もう黙れとばかりに唇を塞がれた
  23. 23 : : 2014/06/18(水) 21:51:23
    ハンジもどき@ハンジそのものになりたい!さん

    キャー(*´Д`*)です!
  24. 24 : : 2014/06/18(水) 22:11:11
    うはあああ!期待です!更新待ってます!
  25. 25 : : 2014/06/20(金) 23:45:10
    兵士になってしまえば男も女も関係ない
    ましてや言動が奇行種のこいつだ。



    触れる前はそう思っていた



    分隊長になるには心も体も鍛えなければいけない。もちろん筋肉はしっかりついているが、触れたハンジの肌は予想に反して滑らかだったから。








    リヴァイは貪欲に舌を求め絡ませる





    唇を離すとそこには目を少し潤ませたハンジがいた



    「・・・このまま続けていいのか?」



    フフっとハンジは涙目で笑い
    「お手並み拝見してやるよ」と煽るように言う



    「・・・バカやろうが」

    リヴァイもまた悪態をつき、そしてまた唇を重ねた
  26. 26 : : 2014/06/20(金) 23:46:36
    卿@嫁(女神)は88さん♪さん
    ありがとうございます~!なかなか遅筆ですが頑張ります!
  27. 27 : : 2014/06/25(水) 22:03:37
    窓の外の雨は霧雨に変わったようだ






    荒く肩で息をする


    背中越しにリヴァイが声をかける



    「もうヘバッたのか?」




    「・・・」
    何か言い返したいけど、骨抜きってこういうことなのかなー

    さすが人類最強、ピーもピーだなんて




    「おい、お前いまクソげすいこと考えただろう」




    うわ、ばれてる!!














    呼吸を整えながらシーツにくるまりリヴァイの方へ顔を向けた


    小柄な体に似つかわしくない筋肉質な体、先ほどまでこの体に包まれていたと思うと、ハンジは頬が熱くなるのを感じた



    それを悟られまいと軽口をたたく

    「まさかリヴァイに襲われるなんてね」


    「合意の上だろうが」


    そっぽを向く様が何だか可愛らしい


    「ねぇリヴァイ」


    「なんだ?」


    「わたしたちは変わらないよね?」


    「?」



    「わたしは貴方に守ってもらいたくはないよ」





    ハンジの言っている意味が分からず黙り込むリヴァイ


    「うーんとね、生物学的にわたしは女だけれどさ、いちお分隊長だし?」あれ?何を伝えたいかよく分からなくなってきたぞ??



    「女と意識してもらっちゃ困るんだ」
    こんなことしておいて何だけど、これは譲れない

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
ru-may

はらぺこいもむし

@ru-may

「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
「進撃の巨人」SSの交流広場
進撃の巨人 交流広場